JPH0716514B2 - 蒸気滅菌方法、物品の蒸気滅菌システム、蒸気滅菌する物品の保持装置、蒸気製造装置、滅菌室,及び滅菌流体圧力保持装置 - Google Patents

蒸気滅菌方法、物品の蒸気滅菌システム、蒸気滅菌する物品の保持装置、蒸気製造装置、滅菌室,及び滅菌流体圧力保持装置

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JPH0716514B2
JPH0716514B2 JP2318153A JP31815390A JPH0716514B2 JP H0716514 B2 JPH0716514 B2 JP H0716514B2 JP 2318153 A JP2318153 A JP 2318153A JP 31815390 A JP31815390 A JP 31815390A JP H0716514 B2 JPH0716514 B2 JP H0716514B2
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ダンカン・ニューマン
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ラックス・アンド・ツウインゲンバーガー・リミテッド
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は物品の蒸気滅菌方法及びその装置に関する。特
に、本発明は歯科又は外科用器具の効率的滅菌のための
システムに関する。
[従来の技術及びその課題] 病院で又は工業的に使用される一般的通過型滅菌器は
“オン・タップ”(on−tap)即ち常に稼働態勢にある
飽和蒸気源に対する接続部を持ち、この蒸気によって滅
菌すべき物品の入った室から空気を追い出し、これを滅
菌暴露が完了するまで加熱する。
一般的歯科又は外科病院においては、蒸気ラインを持つ
ことは物理的にも又経済的にも実際的でなく、従って、
この様な場合の器具の滅菌は標準型オートクレーブを使
用して行われている。オートクレーブは比較的大きな密
封容器で、高圧の沸騰水が大量に入っている。この容器
は一般的に下部排出孔を有し、最初、オートクレーブの
中で水が沸騰するまでこれを開けたままにして、内部の
空気を追い出す。空気は飽和蒸気と両立せず、これより
重いので、蒸気より先に出口弁から押し出されてくる。
然し、この種の標準型装置は大量を空気をオートクレー
ブ室の中に保有し、滅菌条件を確認するためには室の圧
力及び温度条件を同時に共に測定しなければならない。
不完全な空気の追い出し、即ち温度と圧力と言う互いに
相関する変数を同時に読むために起こる判断違い、が生
化学的障害となることがある。一方、この標準型オート
クレーブの温度を異常に高くすると、時間と共にその中
に置かれたものが損傷されてしまう。
更に、標準型オートクレーブの如きクローズドシステ
ム、又は循環水フェースを用いるその他の公知のシステ
ムに於いては、器具から来る汚染が時間と共に蓄積さ
れ、オートクレーブの壁面が腐食され、内部が損傷され
る恐れがある。標準型オートクレーブの更に別の実際的
欠点はその動作が極めて遅いことで、これはその重量壁
とその支持構造体に由来する大きな熱容量によるもので
ある。
[問題を解決するための手段及びその作用] 標準型オートクレーブのこの様な欠点が本発明の新規な
滅菌システムによって克服されることが見出だされた。
このシステムは簡単な構造をしており、比較的小型で軽
量のベンチトップユニット(benchtop unit)の中に入
れて用いることが出来る。この滅菌方法の経済性及び効
率は、標準型オートクレーブを凌ぐ作業速度と共に、比
較的小型の圧力室、好ましくは壁厚の薄い断熱された平
らな皿を、上記室の中の滅菌条件を必要に応じて作り出
す蒸気を発生する制御された電気ボイラーと組み合わせ
ることによって達成される。
本発明は、1つの態様に於いては、蒸気導管を介して圧
力室と繋がる電気加熱ボイラーから送られる蒸気を制御
することにより物品を蒸気滅菌する方法に関する。この
方法が、加熱されたボイラーが乾き状態になったとき、
このボイラーに制御された量の水をパルス状に射出する
ことによって蒸気を発生させる手順を含んでいる。上記
室からの出口導管が開いている間、ボイラーからの蒸気
が上記室に流れ込むことが出来る。次に出口導管が閉ざ
されると、ボイラーで発生する蒸気が上記室の圧力と温
度を上げる。室の温度が所望の滅菌温度に達するまで監
視即ちモニターされ、従って、室の温度が所望の期間、
実質的に一定の滅菌温度に保たれる。この制御はボイラ
ーのヒーターへの電力供給量を調整することによって行
われる。室の昇圧及び室内の滅菌温度の保持期間中、所
定の時間間隔で、室からの出口導管が開かれ、液化した
水が室から排出される。次に出口導管が閉ざされ、滅菌
が完了すると、ボイラーが止められ、出口導管が開か
れ、室内が大気圧に戻される。
別の態様に於いては本発明が物品の蒸気滅菌システムに
関し、このシステムが、滅菌すべき物品を保持し、蒸気
の入口導管と出口導管とを持つ圧力室と;室内を換気す
る弁手段と;及び、上記室に蒸気を射出する手段で、蒸
気入口導管を介して圧力室に繋がる制御された電気ボイ
ラーと、蒸気を作るボイラーに水のパルスを射出するこ
との出来るポンプと、を含むものと;を含んでいる。こ
のシステムがセンサー手段を持ち、室内の蒸気温度をモ
ニターし、ボイラーの乾き度を検出する。上述した本発
明による方法は、各種のセンサー手段に係わるシーケン
ス手段の制御の下で、上述の本発明のシステムによって
行われる。
最後の態様に於いて、本発明は滅菌室及びそのホルダー
に関し、上記滅菌室が滅菌する器具を受け入れる受け皿
と蓋とを持ち、この2つの間に圧力シールが設けられ
る。組み合わされた上記受け皿と蓋とが1つのカセット
として滑り込まされる上記ホルダーが上記室を外部の蒸
気供給源と出口導管とに接続し、又上記受け皿と蓋とを
圧力に対して密封された状態に保つ。1つの実施例に於
いては、カセット式上記圧力室が浅い受け皿と浅い方形
の蓋とを持ち、蓋を受け皿に載せて上記室が形成され
る。受け皿と蓋との間の自己作用的周辺シール手段が、
上記室の第1の端部において、受け皿の壁と蓋の壁との
間を閉ざすが、上記室の反対側の端部に於いて圧力室の
中に部分的に開口するチャンネルを形成する形をしてい
る。上記室の第1の端部の蒸気入口ダクトがこのチャン
ネルの内部と導通し、蒸気をチャンネルに沿って室の反
対側端部に送り、そこのチャンネルの開口した部分から
蒸気が分配され、器具の上を通過してこれらを滅菌し、
上記入口ダクトに隣接する室の内部と導通する出口導管
を介して排出される。
本発明のその他の目的及び利点に就いては以下に添付し
た図面を用いて説明する。これにの図面に於いては対応
する部分に就いては同じ参照符号が用いられている。
[実施例] 歯科及び外科器具等の滅菌の効率、速さ、及び経済性が
一方向流れシステムを持つ本発明の装置及び方法によっ
て達成され、この場合、“フラッシ”ボイラーとして作
動するボイラーから蒸気が必要に応じて滅菌室に送られ
る。
第1図は本発明による圧力室10の中で物品の射出蒸気滅
菌を行うシステムの1つの実施例の垂直断面を示す模式
図である。
本発明の蒸気滅菌法及び本発明によるシステムは、滅菌
する物品を保持する特定の形の圧力室又はオートクレー
ブのみに用いられるものではない。第7から11図に基づ
いて後に詳細に説明する本発明の1つの態様により、カ
セットの形をした新規な滅菌室が設けられ、これが第1
図のシステムに用いられ、これが断熱ライニング11aを
持つ剛体ホルダー11の中に差し込むことが出来、このラ
イニングが差し込まれた室を蒸気入口導管18及び出口導
管16と結合するように設計されている。この室が器具を
受ける受け皿10bと蓋10aとを持ち、この両者の間に圧縮
可能の耐圧シール手段15を持っている。蓋10aは皿10bか
ら簡単に外れ、載せたり外したりすることが出来るが、
ホルダー11はカセットがこの中に置かれたとき、蓋と受
け皿とを密封状態でしっかりと保持するように設計され
ている。
本発明のシステムは先ず室内の空気を追い出し、次に室
を密封し、そして室内を滅菌温度まで上げるように設計
されているので、室の出口から離れた端部で蒸気が室に
入り、最初の空気の追い出しを助けるようにすべきであ
る。第1図は参照符号14で示す出口ポートを室10の最も
低い所に設け、好ましくは滅菌に先立って室内の網又は
棚の上に並べられる室10の中の物品を加熱するとき凝縮
して出来る滅菌蒸気の液化水を排出することが出来るよ
うにする。第1図に示したカセット式圧力室10の場合
は、室を角度を持って設け、上記水が重力で流れ下りる
ようにすることによって、これを容易に行うことが出来
るが、圧力室をその他の簡単な配置構造にすることが出
来るが、いずれにしても、蒸気の吹き込みを開始するの
に先立って器具を装入する入口と、滅菌中室を密封する
手段とを設けなければならない。
第1図においては、室10がその底に入口ポート13と出口
ポート14とを持っている。出口ポートが、第1の弁V
(排出用)を含む出口導管16を密封状態で受け入れ、こ
の弁が開いているとき、蒸気、空気、及び液化水が室内
から導管16を通り廃水容器に流れる。蒸気吹込み導管18
が入口ポート13に密封状態で差し込まれる。
本発明による滅菌法の手順を行うためには、室10が蒸気
で加圧され、又は所望の蒸気滅菌状態に保持されている
とき、室10の内部温度をモニターする能力を必要とす
る。第1図に示す如く、熱電対又はサーミスタ34aが、
室に入口及び出口導管が差し込まれるポートの近くで室
10の中に伸びている。熱電対34aからの信号によって必
要な温度データが得られる。
第1図に示す如く、ボイラー20がドースポンプ26(dosi
ng pump)、即ち1回当り一定量の液体を自動的に吐出
するポンプ、から伸びる水吹込み導管24を持ち、このポ
ンプが蒸留水を蒸留水容器30から給水配管28を介して吸
引し、予めセットされた量の水のパルスをボイラー20に
射出する。ドースポンプとして、作動すると水のパルス
を噴射することの出来る少量−高圧型のポンプを使用す
ることが出来る。この目的に沿った好ましいポンプはソ
レノイド・プランジャー型ポンプで、その入力に整流ダ
イオード26aを持ち、バイアスばね26cに逆らうポンププ
ランジャー26bの一方向性脈動を得ることが出来る。
ボイラー20が、切り替え可能の電源(図示無し)から電
力を供給される電気加熱素子20aによって加熱される。
歯科又は外科の器具の滅菌に用いられる一般的設備に於
いては、このボイラー20が約50mlの内容積を持ち、約1k
Wの加熱素子20aを持っている。
ボイラーの容量を、ドースポンプ26から射出される1回
当りの水の量に対し十分に小さくして、ボイラー内部か
ら空気が迅速且つ完全にパージされるようにすることが
重要である。ボイラーに送られる水の量をボイラー容積
の約20%以上にすることによってこれが達成される。理
想的には、この中に送られる水が自由沸騰することの出
来る必要容積よりボイラーの内容積を大きくすべきでは
無い。
蒸気への迅速変換を行うために、第1図に示すごとく、
水噴射導管の端部に複数の小いさな噴射孔24aを設け、
水がスプレー状になってボイラー20の中に噴射されるよ
うにする。又、蒸留水又は脱ミネラルした水を使用し、
後に説明するボイラーの中の設けられる乾き度感知手段
の回りにミネラルの沈積層が形成されないようにする。
ボイラーの内部空間にステンレス鋼の複数のバッフル20
bを設け、沸騰水が射出導管18の中に跳ね飛び込むこと
を防ぎ、エヤゾル水滴の形成を最小にすると良い。この
水滴は圧力室10の中の物品への蒸発熱の伝導を悪くする
性質がある。こうすることによって、エヤゾルの少ない
高品質の蒸気が蒸気射出導管18に送られる。
パルブVの開閉が一般的なスイッチ手段を持つソレノイ
ド二股バルブをバルブとして使用することによって制御
される。ポンプ26も又一般的なソレノイド・スイッチに
よってパルス水を射出させることが出来る。
室内の温度をモニターすることに加えて、本発明に於い
ては、ボイラーが乾き運転をしていることを検出し、ド
ースポンプ26を用い新しいパルス水を射出することが必
要である。第1図に示す実施例におけるボイラーの乾き
度検出手段が熱電対又はサーミスタの如き第2の温度セ
ンサー34bを持ち、これがボイラーのケーシングの中の
加熱素子20aとボイラー20の内部空間との中間の位置に
固定される。従って、ボイラーの蒸発水が乾いたこと
が、時間の関数として感知される温度の急激な上昇によ
って検出される。
更に後に説明する“偏差チェック”を含む方法の実施例
に於いては、第1図に示す如く、センサー34bをボイラ
ー20の内部空間の中に若干突出させ、センサー34bがケ
ーシングの金属と接触するが、ボイラーの中で発生した
蒸気にも暴露されるようにする。この様に配置すること
によって、センサーが、ボイラーが乾き運転するときの
ケーシングの急激な温度上昇を検出するばかりで無く、
室10の中の蒸気温度と比較されるボイラー内の平衡蒸気
温度(沸騰点)の値を提供することが出来る。
熱電対34bがボイラーのケーシングに接触し、一方その
中の蒸気にも暴露される1つの配置が第2図に示されて
いる。即ち、センサーの先端がケーシングの壁に形成さ
れた偏平円形状の孔21によって囲まれ、この孔21の内面
の上下の面がこれに接触すると共に、センサーの先端表
面の大部分に蒸気が触れるようにする。
第3図は作業パラメーターの時間による同時変化を現す
4つの理想化したグラフを重ねて示している。これらの
曲線は上から順に、(1)ボイラーへのパルス水の射出
の有り無し、(2)第2図の如くに設けられたボイラー
の温度センサーからの読み温度、TBLR、(3)室内熱電
対34aからの読み温度TCHM、(4)ボイラー加熱素子20a
に送られた電力制御状況、を示す。
ボイラーにパルス水を射出した後、時間t1経過後、水が
蒸発して乾いたことがボイラー温度TBLRの曲線の急激な
立ち上がりで示されている。その時の短時間のパルス水
の噴射によって、射出したパルスが蒸発し終わる次の時
間t2まで、TBLRの値が下がり、乾き度の信号がポンプ26
を呼び出し、蒸留水の次の射出が行われ、これが繰り返
される。
次に、本発明による物品の蒸気滅菌方法に就いて、第1
図に示す本発明のシステムの実施例と、第3図の時間グ
ラフとを用い説明する。
第3図にt=0として示す滅菌サイクルの開始時に於い
て、ボイラーが通電され、パルス水が射出され、蒸気の
発生が始まる。ボイラーが乾くとボイラーに制御された
量の水がポンプによってパルス射出され、ボイラー20の
中に蒸気の流れが発生する。
t=0からt=tpに至る最初のパージ段階に於いて、ボ
イラー20の中で発生した蒸気が蒸気射出導管18を通って
室10に至り、その中に有った空気を弁Vを開くことによ
って出口導管16を介して追い出す。蒸気滅菌における空
気除去の重要性は良く知られている。本発明による新規
な圧力室はこの点が特に優れており、以下第7から18図
を用いてその詳細を説明する。
滅菌サイクルのパージ段階に於いて、最初室の中に有る
空気が追い出され、TCHMが部屋の温度から100℃に上
る。この温度は大気圧における飽和蒸気の平衡温度であ
る。
パージ期間の間蒸気が室を流れているとき、圧力室から
排出される放出蒸気の温度がセンサー34aを用いてモニ
ターされる。温度が約100℃に上り、空気が室から実質
的に追い出されたことを示したとき、蒸気は尚も、第3
図に示すt=tpからt=tcに至る所定の調整期間、流し
続けられ、然る後、弁Vが閉ざされ、ボイラー20の中で
発生した蒸気による室の昇圧が開始される。第3図に示
すt=tcからt=tpr至る昇圧期間の間、蒸気のパージ
期間におけると同様に、ボイラー20が全開運転を継続
し、ポンプ26によりボイラーに射出されたパルス水から
蒸気が発生し続ける。
この昇圧期間中、ボイラー及び圧力室の内部がクローズ
ドシステムを形成し、飽和蒸気の平衡温度が圧力上昇に
伴い上昇すると共に、これらの温度が共に上昇する。こ
の期間中、TBLRとTCHMとの差の方が、TBLR単独の値より
も、室内の乾きの開始に対しより敏感なメジャーであ
る。
室の温度が所望の滅菌温度に到達するまで室の温度がモ
ニターされる。滅菌する物品が高温に敏感なゴム又は熱
可塑性の部分を持っている場合は、この特定の滅菌温度
を約124℃程度に下げることが出来る。物品が単純にス
テンレス鋼の歯科器具の場合は、この滅菌温度を約145
℃程度まで上げ、滅菌暴露時間を短くすることが出来
る。第3図に、特定の滅菌温度への到達点がt=tprの
時点で起きることが示されている。この時点から室の中
の物品の滅菌暴露の完了まで(t=tv)、室内の滅菌温
度が実質的に一定に保持される。
この滅菌温度の保持制御は、ボイラーへの給電を周期的
にオンオフすることによって行うことが出来る。システ
ムの動作を制御するコンピュータ・シーケンス手段のプ
ログラムを組み、TBLRの移動平均をモニターし、必要に
応じ、ボイラーのテューティーサイクルを調節し、TCHM
の変動を最小にすることが出来る。これが第3図にボイ
ラーのテューティーサイクルのPID(proportional inte
gral derivative)制御(比例積分負荷制御)として示
されている。
この昇圧及び滅菌期間を通じて、感知したボイラーの乾
き度に応じて、ポンプ26が制御された量の水を送り続け
る。発生させる蒸気の量は加熱すべき質量と共に増加
し、飽和蒸気と平衡点に至る。
このように、“必要に応じた”蒸気の製造は、従来の滅
菌システムと比較して、水及びエネルギーの消費が遥か
に少ない。50mlボイラーを装備した上述の滅菌システム
に用いられる。後述の構造を持つ容量2リットルの滅菌
室に対して、歯科又は外科の器具の代表的皿を滅菌する
場合の蒸留水の消費は僅かに約70mlsである。
時点t=tvにおいて、所望の滅菌期間が完了したなら
ば、室を空にするために弁Vが開かれ、これを大気圧に
戻し、ボイラーが止められる。室の開放及び大気圧への
降圧(t=tv)に続いて、単純に室を開放することによ
って滅菌した器具を冷却し使用可能の温度に下げること
が出来る。別の方法として、第1図のシステムに清浄で
乾燥した圧縮空気を用い、この空気を、蒸気入り口導管
18から分岐する空気導管及び制御器36aに繋ぐようにす
ることが出来る。滅菌サイクルの終点において圧縮空気
配管の弁Dを開き、圧縮空気を導管36に流し、導管18を
介して室に吹き込むことが出来る。先ず予熱され細菌フ
ィルターを通した圧縮空気が器具の上を通り、冷却及び
乾燥を促進する(第3図において時間t≧tf)。
滅菌の最終段階における室の中の物品冷却のために別の
装置を考えることは当該技術者にとって容易であろう。
例えば、室10にチェックバルブ手段又は自動シール手段
がある時は、室の中の圧力が周辺圧力より下がった時の
み、大気を室に流し、真空システムを用いて、出口導管
から液化水を吸引し、この真空を適宜の真空ポンプによ
って作り出すことが出来る。この代わりに、第1図のボ
イラー投与ポンプ26自体をやめ、ジェットポンプを動か
し、吸引によって真空を引くようにすることが出来る。
この様なエジェクターポンプはボイラー20からの蒸気の
ジェットによって作動させることが出来る。
第4図は本発明による第1図のシステムを制御する電子
処理装置を示す。
マイクロコントローラー38がプログラムメモリー40と、
ウワーキングメモリー42と、及びタイマー・クロック44
とを持っている。マイクロコントローラー38がインター
フェース50を介して室の温度センサー34aに応答し、イ
ンターフェース56を介してボイラー20の乾き度センサー
34bに応答する。マイクロコントローラーからの出力信
号がインターフェース58,60及び62に向けられ、投与ポ
ンプ26、ボイラー10の加熱素子26a、及び弁Vの動作を
それぞれ制御し、蒸気滅菌の1サイクルの各段階を行
う。例えば滅菌作業温度の如き選ばれたプログラム・パ
ラメーターがキーボード・ターミナル61によって入れら
れる。例えばクロックサイクルに残る時間の如き滅菌運
転プログラムのステータス即ち現状に関する情報がター
ミナル・ディスプレー63に表示される。
この様な電子シーケンス手段の制御の下に於ける、第1
図のシステムの操作フローチャートが第5図に示されて
いる。チャートに「一定間隔即ちパルスで液化水をパー
ジ」と記されている操作は、室が加圧されているとき又
は滅菌期間中、適宜の間隔で弁Vを開き、液化水を室か
ら排出し、又、液化水を排除した瞬間室からのガス状の
蒸気の排出が室の温度の急激な降下で感知されたとき弁
Vを閉ざす、と言うことである。この処置によって、液
化水のビルトアップ即ち滞積が排除される。
第6図は第5図と殆ど同じフローチャートであるが、
「偏差チェックをせよ」と言うデシジョンを含む別のシ
ーケンス・ループを含む制御方法を示している。これ
は、調整期間中に空気が室から必ずらしも全てパージさ
れていない可能性に対する追加的安全処置で、即ち、 ボイラーの小いさな内容積と、その中の水の連続沸騰
と、によって、沸騰開始後、間もなく全ての空気がボイ
ラー自体からパージされてしまい、その後のTBLRはボイ
ラーの中の蒸気の蒸気テーブル値、即ち、所定圧力に於
ける空気を含まない水の沸騰温度、である。若しも、こ
の方法のパージ及び調整期間中に室の中の実質的に全て
の空気がパージされているとすると、TCHMは第3図に示
す如くTBLRから余り離れない筈である。然し、若しも滅
菌中に室の中に好ましくない空気が若干残っているとす
ると、これがボイラーの中と室の中との平衡温度の差と
なって現れ、TBLR>TCHMとなる。これは、室の中のトー
タル圧力が空気と飽和蒸気とのそれぞれの分圧の合計だ
からである。
従って、第6図に示す変形方法の偏差チェックによっ
て、TCHMとTBLRとの間で比較が行われる。この場合、両
温度の移動平均を取り、ボイラーが乾き運転されている
時のTBLRの短時間のピークは無視される。この差の値が
予め決められた値より大きいと言うことはシステムの中
に飽和蒸気の外に過剰空気があることを示す。次に一定
の短時の間、排出弁Vが開かれ、室から好ましくない空
気がパージされ、滅菌が開始される。従って偏差チェッ
クによって制御システムをモニターし、若し必要なら
ば、室の中の滅菌状態を自動的に確認することが出来、
上述した従来の標準型オートクレーブに於けるが如く、
室の中の圧力を直接計る必要が無い。
第1図に関する簡単な説明、及び、本発明のシステムの
関連記述に於ける如く、本発明によって提供される新規
な滅菌室はカセットの形をしており、これをホルダーの
中に差し込み、室をシステムの蒸気入り口導管及び出口
導管に繋ぐことが出来る。最も範囲の広い態様に於ける
上記新規なカセット装置が第7から11図に示されてい
る。
第7図にその分解図を、又第8図に組み立てられたカセ
ットとして示す如く、カセット式滅菌室10が受け皿10b
を含み、、好ましくはこれは皿10bの底のフロアの上に
間隔をもって置かれる網又は孔の開いたラック12を含
み、この上に歯科器具17を受け、室の中の滅菌蒸気に十
分に触れるようにする。更に、カセット10が蓋10aと、
受け皿10bと蓋10aとの間に取り付けられる圧縮可能のシ
ール部材15と、を含んでいる。これらの蓋、受け皿、及
びラックが、ステンレス鋼又は酸化被膜を持つアルミニ
ウムの如く、強度と耐蒸気腐食性の材料で作られる。
第7図、及び第9、及び10図に示す如く、但し後者の2
つは、それぞれ、カセット10がホルダー11の中に一部差
し込まれた状態と完全に差し込まれた状態とを示す、室
10が下部蒸気入口ポート13と出口ポート14とを持ってい
る。カセット10をホルダー11の中にOリング又はその他
の一般的シール部材によって、完全に差し込んだとき、
蒸気吹込み導管18と出口導管16とが入口及び出口のポー
ト13,14の中に密封状態で嵌合する。
剛体ホルダー11はステンレス鋼又はその他の構造用鋼で
作りれており、これが内部断熱ライニング11aを持ち、
使用中のカセット式滅菌室10からの熱損失を最小にす
る。蓋10aの上の面及び皿の底の面と、これらと向き合
うホルダー11の断熱ライニングの上及び下の内面との間
に小いさな隙間が設けられ、その寸法を選定することに
よって、圧縮可能のシール部材15が、室10に内部圧力が
掛かった時、ホルダーの内面をシールするが、滅菌が終
わって室の中が換気され、空になったときは、カセット
室10を自由に取り出すことが出来るような寸法にする。
次に第11図に示す如く運搬を容易にするために、滅菌の
終わった器具の受け皿10bの中に残して、蓋10aが取り外
される。
第7から11図に示す如く、第1図の滅菌システムにカセ
ット10が使用されたとき、滅菌の間の室の温度をモニタ
ーするために必要な温度センサー34aと、カセット10が
ホルダーに差し込まれたとき温度センサーを受けるアパ
ーチャ35とが設けられる。例えば第1図の制御された射
出システムにおける如く、カセット10が蒸気滅菌に使用
されるときは、滅菌蒸気が導管18を介して室10の後から
入る。出口ポート14に向かう空気と液化した水との流れ
が、水平面に対して直交角度α及びβ(第7図)で、ホ
ルダー11の装着手段を介して、動力によって差し向けら
れる。
上述したカセット式滅菌室及びホルダーは、歯科又は外
科病院で器具の滅菌に一般的に用いられるオートクレー
ブを凌ぐ数々の利点を持っている。断熱ジャケットの中
に差し込まれる受け皿が軽量で薄肉の形状をしているの
で、カセット室の温度上昇が早く、クローズドシステム
のオートクレーブよりも滅菌に要する電力消費が少な
い。カセット室の昇圧はカセットが完全に剛体ホルダー
に差し込まれ固定された時にのみ行われ、ドアを持つオ
ートクレーブに於ける如く、安全ロック機構をわざわざ
設ける必要が無い。その構造及び使用の仕方によって、
本発明のカセット及びホルダー装置は受け皿自体の滅菌
を行い、器具が冷えたならば直ちに使用することが出来
る。従来のオートクレーブに於けるが如く、滅菌室の中
から別の受け皿に移したり、別に後滅菌処理をしたりす
る必要が無いと言う効果も含まれる。
室からの空気の効率的パージを行うためには、最初室の
中にある空気と室に吹き込まれる蒸気との乱流混合が最
小になるように室を設計することが好ましい。カセット
式滅菌室の好ましい実施例が第12から18図に示されてお
り、この場合は、従来型のオートクレーブよりも空気の
排出が非常に優れており、特に第1図のシステムと共に
使用した場合、効率的空気の排出を行うことが出来る。
この実施例の構造的構成要素は第7から11図の実施例に
似ており、同じ部分に就いては同じ参照符号を用い、但
し“′”を付加した。
第13及び第14図に示す如く、圧力室10′が蓋10′aと、
滅菌する歯科又は外科器具又はその他の物品を保持する
受け皿10b′とを含んで1組のライナーを形成してい
る。好ましくは、これらの器具が第7から11図のカセッ
トに於ける如く、透明なホルダー(図示無し)の上又は
中に置かれる。この場合も又、蓋、受け皿、及びラック
が、ステンレス鋼又は陽極酸化されたアルミニウムの如
き、強度を持ち蒸気に対して抵抗力を持つ材料で作られ
る。
蓋10′aの下部の縁に沿って外向きに階段状に設けられ
たチャンネル10′cの中に取り付けられて、全体的にJ
形の断面を持つ可撓性の一体シール68がある。第14図に
示す如く、使用するとき蓋10′aが受け皿10b′の上に
載せられると、J形シールの端部が皿10′bの外壁に点
68a,68bで当接し、シール68の長手方向に沿って室10′
の外側から仕切られた内部チャンネル70を形成する。シ
ール68の形状及びその可撓性によって、蒸気によってチ
ャンネル70に圧力が掛かると、シールの下側の壁が曲が
って受け皿に対して密封作用をするように設計されてい
る。この様な自動封止方法は公知で、例えば、圧力調理
器及び水圧シリンダーに用いられるシールリップに適用
されている。
蓋10′aは受け皿10′bにより幅も長さも若干大きい
が、蓋及び皿の外面に止め具(図示無し)を向き合って
設けることによって、これらが使用位置からずれること
が防がれている。蓋10′aがその隅角部の1端にポート
12′及び14′を持ち、蒸気入口導管18′及び出口導管1
6′を、それぞれ、受け入れこれを保持する。
本発明のカセット室の好ましい実施例に於いては、第15
図に示す如く、自動シールが入口孔72を持ち、これが、
蓋10′aが受け皿10′bの上に載せられたとき、室の壁
の入口ポート12と1線に重なるようになっている。室に
吹き込まれた蒸気が、第12及び13図に示す次々に連続し
た位置A,B及びCに向かってチャンネル70に沿って進
む。
シール68が出口アパーチャ74を持ち、これが出口導管1
6′を受ける蓋の出口ポート14′と1線に重なる如くに
設けられている。然し、出口アパーチャ74側に一体に1
対の隔壁75a,75bが設けられ、これらが出口アパーチャ7
4をシールチャンネル70から遮断している。
第15及び16図に示す如く、室10′の内部が、蓋の壁の出
口ポート14′及びシール出口アパーチャ74と一線に並ぶ
受け皿の壁のアパーチャ76を介して出口導管16′に繋が
っている。室10′の内部からパージされるガス及び又は
液化した水が一番下の隅10′dから、受け皿10′bの床
近くの下部に開口する垂直チャンネル部材78を介して流
れだし、この状態が第15及び16図に示されている。温度
センサー34aがチャンネル部材78の周辺がシールされた
アパーチャを介して室10′の中に若干突出し、排出流と
十分に触れるように配置される。
第12及び13図に示す如く、シール78を保持する蓋のチャ
ンネル10′cの面が受け皿10′bの上側の縁に対して横
軸MM′を中心として下向きに傾けられ、蓋10′aが皿1
0′bの上に載せられたとき、軸MM′から入口導管及び
出口導管に向かう側面に於いて、チャンネル70が受け皿
10bの垂直側壁によって完全に塞がれ、一方、軸MM′の
反対側に於いては連続して増加する隙間によってこのチ
ャンネルが室の内部と繋がっている。
従って、チャンネルに沿う位置Aに於いては、シール68
が受け皿10′bの上側の縁の完全に下にある。位置Bに
於いては、シール68と受け皿との上側接点が受け皿の上
側の縁と丁度当接し、位置Cに於いては、これが上側の
縁の上に出て、チャンネル70の中に吹き込まれた蒸気が
室の内部に流れ出す。
シールと室構成部品とをこの様に配置することによっ
て、室10′の1隅角部からシールチャンネル70に吹き込
まれた蒸気が、室の反対側から受け皿の中に入る。これ
によって、ボイラーから高速で送り込まれた蒸気が低速
に変換され、その蒸気の前面80がピストン状に作用し、
その前にある室の中の雰囲気が効率良く且つ乱流を起こ
すことなく押し出される。
第17及び18図は第12から16図の圧力室と共に用いられる
保持手段を示している。ホルダー80が1対の保持板81a,
81bを持ち、これらが、小いさな方形の突起状の模様面
を持つ断熱カバー82a,82bを持っている。この配置によ
って作業中の室10′の熱損が最小となる。又、上述した
自動シールを備えた蓋10′aを持つ室10′と、上下の保
持板との間の隙間の大きさを選定し、室が加圧されたと
きは室が板の間に密封状態で保持されるが、滅菌開始前
には手でこれを自由に差し込み、又滅菌後、室の雰囲気
が追い出された後も把持ハンドル84によってこれを自由
に取り出すことが出来る。自動シール68の内部チャンネ
ル70が加圧されると、シールの腕の先が互いに若干遠ざ
かる方向に膨出し、蓋10′a及び受け皿10′bに反対向
きの力を掛け、これらを絶縁板82a,82bに押し付ける。
第17及び18図に示す如く、ホルダー80をモジュール型ユ
ニットとして組み立て、室を保持板の間に滑らせ、第1
図の如く滅菌装置の他の部分に接続されている入口導管
18及び出口導管16を保持するこのユニットの一体の後壁
81cのソケットに嵌め込む如くにすることが出来る。実
験によると、本発明の滅菌システム及びカセット室の実
施例による外科及び歯科器具の滅菌及び乾燥が数分で効
率よく完了する。
本発明のシステムには各種の射出ポンプ又は弁を使用す
ることが出来る。電気制御の弁、温度センサー、及び排
出ポンプは、その他のデバイスと共に、市販されている
ものから容易に購入し、これを公知の形で利用すること
が出来る。本発明はこれら構成要素の組み合わせ及びそ
れらの制御方法によって新規な態様を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の滅菌システムの構成要素の配置、但
し本システムの動作を制御するシーケンス手段及び一般
的インターフェース・リレーを除く、を断面で示す模式
図、 第2図は、第1図のボイラーの内部で、温度センサーの
先端が覗いている状態を示す部分拡大図、 第3図は、本発明の方法の各パラメーターの変化を、滅
菌サイクル全体を通じて時間の関数として示す1つの理
想化したグラフ図、 第4図は、マイクロプロセッサー・シーケンス(制御)
手段を含む、本発明のシステムと、このシステムの構成
要素の関係を示し、この場合、太線は水、蒸気又は空気
の流れを現し、細線は電気的な接続関係を示す、ブロッ
ク図、 第5図は、第1図のシステムの動作を制御する電子的マ
イクロプロセッサー制御装置で、本発明の処理手順を示
すフローチャート、 第6図は、偏差チェックの追加機能を含む電子的マイク
ロプロセッサー制御装置で、本発明の方法の別の実施例
を示すフローチャート、 第7図は、本発明のカセット滅菌室及びホルダーを分解
して示す模式図、 第8図は、第7図のカセット滅菌室が組み立てられた状
態を示す斜視図、 第9図は、第8図のカセット滅菌室で、部分的にホルダ
ーの中に差し込まれた状態を示す斜視図、 第10図は、第8図のカセット滅菌室で、完全にホルダー
の中に差し込まれた状態を示す斜視図、 第11図は、滅菌法によって滅菌される器具を保持するカ
セット滅菌室の受け皿の斜視図、 第12図は、本発明のカセット式滅菌室の1つの実施例の
断面を示す平面図、 第13図は、第12図の線13−13に沿う縦断面図、 第14図は、第12図を矢印Xの方向から見た、圧力室に於
ける導管及びシールの配置を示す斜視図。 第15図は、第12図の圧力室の入口及び出口の部分の拡大
断面図 第16図は、第12図の線16−16に沿い、室の内部から圧力
室の入口及び出口の部分を見た斜視図、 第17図は、第12図の圧力室を断熱保持手段に装入し、本
発明のシステムの蒸気入口及び出口導管と接続する状態
を示す斜視図 第18図は、第17図の縦断面図、である。 符号の説明 10…圧力室、10a…蓋、10b…受け皿、11…ホルダー、13
…入口ポート、14…出口ポート、15…シール、16…出口
導管、18…入口導管、20…ボイラー、20a…加熱素子、2
6…ドースポンプ、34a,b…熱電対、36…分岐導管、68…
周囲圧迫シール、70…内部チャンネル、80…ホルダー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−84765(JP,A) 特開 昭60−114264(JP,A) 特開 昭49−43485(JP,A) 実開 昭50−65297(JP,U) 実開 昭52−18143(JP,U) 特公 昭61−108(JP,B2)

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気供給導管を介して圧力室に繋がる電気
    加熱式ボイラーから蒸気を制御された量供給することに
    よって、物品を蒸気滅菌する方法で、上記ボイラーが上
    記ボイラーの乾き度の検出手段を持ち、上記圧力室が1
    つの出口導管と上記出口導管を開閉する弁とを持つ、方
    法に於いて、上記方法が: (a)ボイラーの乾き度を検出したときにのみ、加熱さ
    れた上記ボイラーに制御された水の量をパルス状に射出
    することによって、上記蒸気供給導管の中に蒸気の流れ
    を作り、上記弁が閉鎖位置にあるときは、上記ボイラー
    及び上記圧力室が共に外気から遮断される如くにし; (b)上記ボイラーから上記室に蒸気を流し、このと
    き、上記弁を開き、当初上記圧力室の中にある空気を上
    記出口導管を介して追い出し;次に、 (c)上記出口導管を閉じ、上記ボイラーに発生した蒸
    気により上記室の圧力及び温度を上げ、所定の滅菌温度
    に到達するまで上記室の温度を監視し;次ぎに、 (d)ボイラーへの電力供給量を調節することによっ
    て、上記室の温度を制御し、所望の滅菌期間の間、上記
    滅菌温度を実質的に一定に保ち;及び、 (e)手順(c)に於ける上記室の昇圧期間中、及び手
    順(d)に於ける上記室内の滅菌温度保持期間中、所定
    の時間間隔で上記弁を開き、これを介して凝縮液化した
    水を排出し、次に上記弁を閉ざし;及び (f)上記室の中に於ける物品の滅菌暴露が完了したな
    らば、ボイラーを止め、上記弁を開き、上記室の上記を
    排出し、これを大気に戻す、以上の手順を含むことを特
    徴とする、蒸気滅菌方法。
  2. 【請求項2】更に、手順(b)に於ける、上記室からの
    空気の実質的に完全な排出が、上記圧力室から排出され
    る放出蒸気の温度を監視することによって行われ、上記
    室内の実質的に完全な排出を示す約100℃に上記放出蒸
    気の温度が上昇したならば、選定された空気放出調整期
    間が経過するまで、蒸気を上記室に通し続ける、ことを
    特徴とする、請求項1記載の蒸気滅菌方法。
  3. 【請求項3】更に、ボイラーの乾き度の検出が、上記ボ
    イラーの温度を監視し、ボイラーの中の水の蒸発が乾い
    たことを示すボイラー温度の急上昇を感知する、ことに
    よって行われる、ことを特徴とする、請求項2記載の蒸
    気滅菌方法。
  4. 【請求項4】更に、上記出口を介しての上記液化した水
    の排出の完了が、上記圧力室から排出される放出蒸気の
    温度の突然の低下によって検出される、ことを特徴とす
    る、請求項3記載の蒸気滅菌方法。
  5. 【請求項5】更に、手順(e)の間にボイラーに供給さ
    れる電力の調整が、電力をデューティーサイクルに従っ
    てオン・オフすることを含む、ことを特徴とする、請求
    項3記載の蒸気滅菌方法。
  6. 【請求項6】更に、上記室の中で滅菌された物品を冷却
    し、且つこれを乾燥させるために、乾燥して清浄な空気
    が上記室に流される更に次の手順(g)を含む、ことを
    特徴とする、請求項3記載の蒸気滅菌方法。
  7. 【請求項7】更に、偏差修正の手順を含み、この手順
    が、上記ボイラーの温度を上記室の温度と比較し、この
    2つの温度の間の差が、上記室に残留空気のあることを
    示す所定の限界値を超えたならば、短時間、上記出口導
    管を開く、手順を含む、ことを特徴とする、請求項3記
    載の蒸気滅菌方法。
  8. 【請求項8】更に、上記偏差修正の手順が、上記手順
    (d)に於ける所望の滅菌温度への到達に続いて行われ
    る、ことを特徴とする、請求項7記載の蒸気滅菌方法。
  9. 【請求項9】物品の蒸気滅菌システムで、このシステム
    が、 (a)滅菌すべき物品を保持する圧力室(10)で、蒸気
    の入口導管(18)と出口導管(16)とを持つ、ものと; (b)上記室の内部の排気手段で、上記出口導管(16)
    に設けられて開放位置と閉鎖位置とを持つ第1の弁
    (V)と、上記第1の弁を上記開放及び閉鎖位置の間で
    切り替える為の弁制御手段と、を含むものと; (c)上記室に蒸気を吹き込む手段で、これが、 (i)上記入口導管(18)を介して上記圧力室(10)に
    繋がる電気加熱式ボイラー(20)と、上記ボイラーに供
    給される電力を制御するボイラー制御手段と、 (ii)水槽から、蒸気を作る上記ボイラー(20)に所定
    量の水を間欠的に噴射するポンプ手段(26)と、上記ポ
    ンプ手段を作動させるポンプ制御手段と、を含むもの
    と; (d)上記圧力室(10)を換気するときの上記出口導管
    (16)の温度と、蒸気によって加圧された上記室(10)
    内の蒸気温度と、を監視する第1の温度センサー手段
    (34a)と; (e)上記ボイラーの乾き度を検出するセンサー手段
    と;及び、 (f)上記第1の温度センサー手段(34a)と、上記ボ
    イラー(20)の乾き度を検出する上記センサー手段と、
    に応答し、上記弁制御手段と、上記ボイラー制御手段
    と、及び上記ポンプ制御手段と、の動作を制御するシー
    ケンス手段で、上記シーケンス手段が、 (i)上記ボイラーが乾いたときにのみ、上記ポンプ制
    御手段を作動させ、上記ボイラーに射出される水のパル
    スを発生させ、 (ii)最初の空気追い出し段階に於いて、上記弁制御手
    段を作動させ、上記室からの飽和蒸気の排出を示す所定
    の室出口臨界温度への到達に続いて、上記第1の弁手段
    を所定時間閉ざし、 (iii)上記の加圧された室の中で所定の希望する滅菌
    温度が得られたとき、上記ボイラー制御手段を作動さ
    せ、上記ボイラーに供給される電力を調整し、これによ
    り、上記室内の上記滅菌温度を、ある選定された滅菌期
    間の間、実質的に一定に保つ如くにし、及び、 (iv)上記滅菌期間の終りで滅菌が完了したならば、上
    記弁制御手段を作動させ、上記第1の弁手段を開いて上
    記室の圧力を下げ、上記ボイラー制御手段を作動させて
    上記ボイラーを止める、手順を行う如くに形成されてい
    る、ものと、を含む、ことを特徴とする、物品の蒸気滅
    菌システム。
  10. 【請求項10】更に、ボイラー(20)の乾き度を検出す
    る上記センサー手段が上記ボイラー(20)の温度を監視
    する第2の温度センサー手段(34b)を含み、これによ
    り、上記シーケンス手段が、上記ボイラー(20)からの
    水の蒸発完了を示す上記室の温度を感知して開始される
    上記ボイラー(20)の昇温に応答する、ことを特徴とす
    る、請求項9記載の物品の蒸気滅菌システム。
  11. 【請求項11】更に、上記第2の温度センサー手段(34
    b)を作動させ、上記ボイラー(20)の蒸気温度を監視
    することが出来る、ことを特徴とする、請求項10記載の
    物品の蒸気滅菌システム。
  12. 【請求項12】更に、上記第1及び第2の温度センサー
    手段がそれぞれ熱電対を含む、ことを特徴とする、請求
    項10記載の物品の蒸気滅菌システム。
  13. 【請求項13】更に、上記ポンプ手段(26)が往復プラ
    ンジャーポンプであり、上記ポンプ制御手段が電動ソレ
    ノイドを含む、ことを特徴とする、請求項9記載の物品
    の蒸気滅菌システム。
  14. 【請求項14】更に、上記シーケンス手段が上記弁制御
    手段を作動させる更に別の手順を行うように設計され、
    上記室(10)が加圧されているとき適宜の間隔で上記第
    1の弁手段(V)を開き、滅菌の間に液化した水を上記
    室(10)から排出し、上記液化した水の排除が上記室の
    出口温度の急激な降下によって検出されたとき上記第1
    の弁手段(V)を閉ざす、如くにする、ことを特徴とす
    る、請求項9記載の物品の蒸気滅菌システム。
  15. 【請求項15】更に、上記シーケンス手段が、加圧され
    た上記室(10)で所定の希望する滅菌温度が達成された
    とき更に次の手順を行う如くに設計され、この手順が、
    ボイラー(20)の温度と上記室(10)の温度とを比較
    し、これら2つの温度の間の差が、上記室の中に未排出
    の残留空気があることを示す所定の限界値を超えたなら
    ば、上記排出弁(V)を短時間開き、上記残留空気を追
    い出し、次に上記排出弁(V)を閉ざす如くにする手順
    を含む、ことを特徴とする、請求項11記載の物品の蒸気
    滅菌システム。
  16. 【請求項16】更に、 (a)分岐導管(36)によって上記圧力室への蒸気入口
    導管(18)に繋がる清浄にして且つ乾燥した空気の源
    と; (b)上記室への蒸気入口導管(18)の中への圧縮空気
    の流量を制御し、滅菌作業の間上記源を上記システムか
    ら遮断し、滅菌作業の完了に続き乾燥空気を上記室(1
    0)に流す如くにする、上記分岐導管に設けられた手段
    と; を含む、ことを特徴とする、請求項9記載の物品の蒸気
    滅菌システム。
  17. 【請求項17】蒸気滅菌する物品の保持装置で、上記装
    置が: (a)カセットの形をした圧力室(10)で、 (i)物品を受け取るための受け皿(10b)と、 (ii)上記受け皿(10b)の上に置かれる蓋(10a)と、 (iii)上記受け皿(10b)と上記蓋(10a)との間に配
    置される周囲圧迫シール手段(68)と、を含むものと; (b)上記受け皿と上記蓋とを圧力密封状態に保つホル
    ダー(11)で、 (i)向き合った内部断熱側面を持つ、間隔を持って離
    れた上下1対の剛体板(11a及び11b)で、上記圧力室
    (10)を密着状態で受け入れ且つ蒸気圧力が掛かったと
    き上記圧力室(10)を確実に保持する内部空間を持つ、
    ものと、 (ii)上記室(10)が上記断熱側面の間を限定された作
    用位置に向かって摺動するとき、上記室(10)の入口ポ
    ート(13)に繋がる蒸気入口導管(18)と、上記室(1
    0)の出口ポート(14)に繋がる出口導管(16)とを密
    封状態で接続する手段と、 を持つものと; を含む、ことを特徴とする、蒸気滅菌する物品の保持装
    置。
  18. 【請求項18】更に、上記圧力室(10)が方形をしてお
    り、上記出口ポート(14)が上記室の底の1隅近くにあ
    り、上記ホルダー(11)が空間的に固定した方向を向い
    ており、これにより、上記室(10)をこれに差し込み使
    用状態にしたとき、上記室が傾けられて、垂直方向にお
    いて、上記1隅が上記室(10)のその他の3つの隅より
    低い位置に置かれる、ことを特徴とする、請求項17記載
    の蒸気滅菌する物品の保持装置。
  19. 【請求項19】更に、 上記周囲圧迫シール手段(68)が、上記室(10)の第1
    の端部において、上記受け皿(10b)の壁と上記蓋(10
    a)の壁との間に閉ざされたチャンネルを形成し、これ
    が、上記第1の端部から離れた上記室の第2の端部にお
    いて上記圧力室の中に部分的に開口する、如き形状をし
    ていることと; 上記蒸気入口ポート(13)が上記室(10)の上記第1の
    端部にあり、上記室の内部と導通していることと;及
    び、 上記出口ポート(14)が上記蒸気入口ポート(13)の近
    くにあり、上記室の内部とその一番底の点近くで導通し
    ており、これによって、上記室(10)の上記第1の端部
    で上記蒸気入口ポート(13)の中に導かれた蒸気が上記
    チャンネルの密封部分に沿って進み、上記蒸気入口ポー
    ト(13)から離れた上記チャンネルの開口部分を介して
    上記室(10)の中に分配され、滅菌すべき物品の回りを
    通って、上記出口ポート(14)から排出される、こと
    と; を特徴とする、請求項17記載の蒸気滅菌する物品の保持
    装置。
  20. 【請求項20】更に、上記蓋(10a)の下の部分が階段
    状に外向きに張り出して周囲に沿って延びる周辺凹部を
    形成し、又、上記周囲圧迫シール手段(68)が全体的に
    J形の断面を持ち、上記蓋の上記周辺凹部に嵌め込まれ
    る細長い弾性部材であり、上記周辺凹部から若干外向き
    に突き出た上下の横方向のシール縁部(68a及び68b)を
    持ち、上記シール縁部が共に、上記室(10)の上記第1
    の端部で上記受け皿(10b)の外則壁面に密封状態で接
    触し、上記チャンネルを形成し、又、下側の上記シール
    縁部(68b)のみが、上記室の上記第2の端部で上記受
    け皿(10b)の外則壁面に密封状態で接触し、上記部分
    的に開口したチャンネルを形成する、ことを特徴とす
    る、請求項19記載の蒸気滅菌する物品の保持装置。
  21. 【請求項21】更に、上記周辺凹部が、上記室の上記第
    2の端部から第1の端部に向かって上記受け皿(10b)
    の上側の縁に対して下向きに傾いており、これにより、
    上記周囲圧迫シール手段(68)が、上記圧力室(10)の
    上記第1の端部では上記受け皿(10b)の上側の縁の完
    全に下に、又上記圧力室(10)の上記第2の端部では上
    記受け皿(10b)の上側の縁に部分的に、横たわる如く
    にする、ことを特徴とする、請求項20記載の蒸気滅菌す
    る物品の保持装置。
  22. 【請求項22】液体からの蒸気製造装置で、これが: 液体を蒸気にするボイラー手段(20)と; 上記液体の個々に分割された1回分を上記ボイラー手段
    に供給するポンプ手段と; 上記ボイラー手段に供給された上記液体が実質的に全て
    蒸気化されたときを検出し、上記ポンプ手段に、上記液
    体の個々に分割された1回分を供給させる制御手段で、
    これにより、上記ボイラー手段に使われる加熱エネルギ
    ーが上記蒸気の製造に最大限使用されるごとにするもの
    と; を含む、ことを特徴とする蒸気製造装置。
  23. 【請求項23】上記制御手段が上記ボイラー手段の温度
    の決定手段を含む、ことを特徴とする請求項22記載の蒸
    気製造装置。
  24. 【請求項24】上記ボイラー手段の温度の上記決定手段
    が上記ボイラー手段の沸騰室と接触する熱電対(34b)
    を含む、ことを特徴とする請求項23記載の蒸気製造装
    置。
  25. 【請求項25】更に、上記熱電対が上記沸騰室の中に残
    る液体とも接触する、ことを特徴とする請求項24記載の
    蒸気製造装置。
  26. 【請求項26】更に、上記液体が水である、ことを特徴
    とする請求項25記載の蒸気製造装置。
  27. 【請求項27】物品の滅菌室で、この滅菌室が、室(1
    0′)とホルダー(80)とを含み、上記室が、上記物品
    を受け入れ、滅菌室を形成し、それ自身では上記滅菌室
    の使用圧力に変形無しで耐えることの出来ない材料で作
    られた受け入れ手段を含み、又、上記ホルダーが上記室
    を密着状態で保持するためのキャビティーを提供する手
    段と、上記室が上記キャビティーの中にあり且つ上記使
    用圧力にある時、上記材料の変形を防ぎ且つ上記材料か
    らの熱の流出を減らす耐熱断熱部品と、を含んでおり、 上記室の上記受け入れ手段が1つのカセットであり、上
    記キャビティーに対して第1の方向に上記カセットを摺
    動させることによって、これを上記ホルダーから取り外
    すことが出来、 更に、上記ホルダーが、蒸気を上記滅菌室に入れるため
    の蒸気入口手段と、上記滅菌室から蒸気または水を排出
    するための出口手段と、を含み、上記カセットが、上記
    カセットが上記ホルダーの中に完全に差し込まれたとき
    にのみ、上記蒸気入口手段及び上記出口手段と結合する
    手段を持つ、 ことを特徴とする滅菌室。
  28. 【請求項28】更に、上記耐熱断熱部品が外側ハウジン
    グと上記室の外側表面との間に延びる複数の離れた部品
    を含み、上記部品が、それぞれ、上記室との小さな接触
    区域を持ち、上記接触区域に対して直角方向に強い強度
    を持つ、ことを特徴とする請求項27記載の滅菌室。
  29. 【請求項29】更に、上記カセットの断面形状が上記第
    1の方向に一定である、ことを特徴とする請求項27記載
    の滅菌室。
  30. 【請求項30】更に、上記カセットが上記物品を支持す
    る受け皿(10′b)と上記受け皿を覆い上記滅菌室を形
    成する蓋(10′a)とを含む、ことを特徴とする請求項
    27記載の滅菌室。
  31. 【請求項31】更に、上記出口手段が1つの導管(1
    6′)を含み、更に、上記導管の中に温度感知手段を持
    つ、ことを特徴とする請求項27記載の滅菌室。
  32. 【請求項32】更に、上記カセットが、上記蓋が上記受
    け皿に取り付けられたとき、上記受け皿と上記蓋との間
    を圧力密封するための密封手段(68)を含み、上記密封
    手段が蒸気源と繋がり、上記蒸気を上記カセットの第1
    の端部に差し向けるチャンネル(70)を形成する、こと
    を特徴とする請求項30記載の滅菌室。
  33. 【請求項33】更に、上記カセットが上記ホルダーの中
    に差し込まれたとき、上記カセットの第2の端部が上記
    第1の端部よりも低くなることと、更に、上記第1の端
    部から入る蒸気によって上記第2の端部に押しやられた
    空気を排出するため、上記第2の端部に設けられた排気
    手段を含む、ことを特徴とする請求項32記載の滅菌室。
  34. 【請求項34】物品を載せる受け皿(10′b)と、上記
    受け皿を覆い内部圧力が負荷されるキャビティーを形成
    する蓋(10′a)と、上記キャビティー中に滅菌流体を
    導入する入口と、上記キャビティーの中の滅菌流体の圧
    力を維持するため上記受け皿と上記蓋との間に設けられ
    るシール(68)と、を備えており、上記シールが、上記
    入口に連通していて上記入口から上記滅菌流体を上記キ
    ャビティーの中で上記入口から遠く離れた排出区域まで
    運ぶためのチャンネル(70)を形成している、ことを特
    徴とする滅菌流体圧力保持装置。
  35. 【請求項35】更に、上記シール(68)が2つの脚部
    (68a,68b)を持つU形の可撓性の部品を含み、上記受
    け皿(10′b)が1つの壁を持ち、この壁が上記2つの
    脚部に当接して上記チャンネルを形成し、又、上記脚部
    の一方とのみに当接して上記排出区域を形成する、こと
    を特徴とする請求項34記載の滅菌流体圧力保持装置。
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