JPH0716439A - 膜分離装置の膜洗浄装置 - Google Patents

膜分離装置の膜洗浄装置

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JPH0716439A
JPH0716439A JP18351693A JP18351693A JPH0716439A JP H0716439 A JPH0716439 A JP H0716439A JP 18351693 A JP18351693 A JP 18351693A JP 18351693 A JP18351693 A JP 18351693A JP H0716439 A JPH0716439 A JP H0716439A
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JP
Japan
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membrane
water
circulating
cleaning
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP18351693A
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English (en)
Inventor
Takeshi Murakami
孟 村上
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Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜分離装置の濾過膜を加熱した洗浄水を循環
させて洗浄するに際し、水温が所定の温度に達するまで
は上水を循環し、水温が所定温度になったら循環する上
水に洗浄薬液を注入し、濾過膜の劣化を防いで洗浄を行
う。 【構成】 濾過膜2を有する膜分離装置1に循環ポンプ
12で洗浄水を循環させる循環系11と、循環系内を流
れる水を加熱する加熱器14、及びその水温を測定する
温度計20と、前記循環系に洗浄薬液を注入する薬注ポ
ンプ22と、前記温度計が所定温度を検出したときに上
記薬注ポンプを駆動する制御器24とにより濾過膜を洗
浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は精密濾過膜(MF)、
限外濾過膜(UF)などの濾過膜を有する膜分離装置の
膜の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】膜分離装置で濾過分離工程を行うと、濾
過膜は次第に閉塞し、損失水頭は高まる。このため、損
失水頭が或る程度、高まると濾過分離工程を中断し、膜
洗浄工程を行い、濾過膜を再生することが必要である。
この膜の再生を行う洗浄液には塩酸、硫酸、苛性ソーダ
溶液が使用されているが、これらの洗浄液は膜に長時間
接触すると膜の膨潤、高分子結合の破壊等を起こし、膜
を劣化させる。そして、洗浄液の温度を高くすると洗浄
効果は著しく向上するが、膜の劣化も急速に進行する。
このため、通常は温度45℃の8%苛性ソーダ水溶液に
よる洗浄時間は2時間にするなど、洗浄条件が定められ
ている。従来は、8%苛性ソーダ水溶液を常温から加熱
器で加温しながら膜分離装置を経て循環させ、45℃に
なってから2時間循環させて洗浄を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の洗浄方法で
は、苛性ソーダ水溶液が45℃になる前も膜と接触して
居り、その間の洗浄は液温が低いため効果は少なく、却
って膜の劣化を促進することになり、好ましくない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑み開発されたもので、膜分離装置の膜洗浄装置とし
て、濾過膜を有する膜分離装置に循環ポンプで洗浄水を
循環させる循環系と、循環系内を流れる水を加熱する加
熱器、及びその水温を測定する温度計と、前記循環系に
洗浄薬液を注入する薬注ポンプと、前記温度計が所定温
度を検出したときに上記薬注ポンプを駆動する制御器と
を備えることを特徴とする。
【0005】
【実施例】図示の実施例において、1は精密濾過膜、限
外濾過膜などの濾過膜2を有する周知の膜分離装置で、
原水を給水管3により濃縮側4にポンプで加圧して供給
し、濾過膜2を透過して透過側5に出た処理水は排水管
6から排出する。又、濾過膜2を透過しなかった濃縮水
は戻り管7でポンプに戻し、原水と混ぜて給水管3で濃
縮側に供給する。
【0006】濾過膜2を洗浄するため、液槽12と、液
槽中の液を循環ポンプ13により加熱器14、例えば熱
交換器を経て膜分離装置1に供給し、膜分離装置から排
出される液を液槽12に戻して循環させる循環管15と
からなる循環系11を設ける。上記循環管15は、膜分
離装置の濃縮側4と、透過側5とに個別に液を供給す
る、開閉弁を夫々備えた分岐入口管16,17と、濃縮
側4と、透過側5とに接続した、開閉弁を夫々備えた分
岐出口管18,19を有する。これにより、分岐入口管
16の弁V1 を開、17の弁V2 を閉にし、分岐出口管
18の弁V3 を開、19の弁V4 を閉にし、膜分離装置
の濃縮側4を経て液を循環させることができ、又、分岐
入口管16の弁V1 を閉、17の弁2を開にし、分岐出
口管18の弁V3 を閉、19の弁V4 を開にし、透過側
5を経て液を循環させることもできる。
【0007】そして、循環系11、こゝでは循環管14
の加熱器13の下流に温度計20を取付けると共に、洗
浄薬液の計量槽21中の薬液を薬注ポンプ22で循環ポ
ンプ13の上流、又は液槽12に注入する薬注装置23
を設ける。温度計20は循環系11内の液温を測定して
制御器24に出力し、制御器24は温度計20が循環系
11内の液温が、例えば45℃を出力したとき、薬注ポ
ンプ22を駆動し、計量槽内の薬液を循環系11内に注
入させる。循環系11内を流れる液の流量と、薬注ポン
プ22が注入する薬液の流量は一定であり、薬注ポンプ
22が例えば苛性ソーダを循環系11に注入すると、循
環系内の液は8%苛性ソーダ水溶液になるように定めて
ある。
【0008】洗浄を行うには、液槽12に上水を規定量
入れ、循環ポンプ13を運転し、液槽内の上水を加熱器
14を経て膜分離装置1を通じ循環させる。このとき、
弁V1 とV3 、V2 とV4 を交互に、例えば5分間宛開
閉し、前述したように膜分離装置の濃縮側4と透過側5
とに交互に通水する。こうして、循環する上水の水温が
45℃になり、温度計20がそれを検出して制御器24
に出力すると、制御器は薬注ポンプ22を駆動し、計量
槽21内の苛性ソーダ液を循環系11に注入させ、循環
系内を循環する水を8%苛性ソーダ水溶液にする。そし
て、循環系内の水が8%苛性ソーダ水溶液になったと
き、薬注ポンプ22の運転はタイマーなどで止め、加熱
器14はサーモスタットなどで制御し、水温が45℃か
ら下がったら45℃に上げ、水温をほゞ45℃に維持す
る。水温45℃で8%苛性ソーダ水溶液が循環している
ときも弁V1 とV3 、V2とV4 を交互に例えば20分
宛開閉して濾過膜を濃縮側4と、透過側5とから洗浄
し、水温45℃での循環が2時間に達したら循環ポンプ
の運転を停止し、洗浄工程を終り、濾過分離工程を再開
する。尚、洗浄工程を終ったら循環ポンプ13により液
槽12の上水を用いて洗浄水の押出しを行い、循環系1
1内の8%苛性ソーダ水溶液は系外に排出する。
【0009】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明では水温
が45℃になるまでの、例えば約30分間、循環系11
内を循環して濾過膜2に接触するのは洗浄薬液を含まな
い上水であり、水温が45℃になってから始めて洗浄薬
液を含む洗浄水が所定時間、濾過膜に接触する。従っ
て、洗浄薬液を含む洗浄水が濾過膜と接触する時間は、
従来の方法に比べて約20%低減し、従来と同様な洗浄
効果をあげながら、濾過膜を劣化させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のフローシートである。
【符号の説明】
1 膜分離装置 2 濾過膜 4 濃縮側 5 透過側 11 循環系 12 液槽 13 循環ポンプ 14 加熱器 15 循環管 20 温度計 21 洗浄薬液の計量槽 22 薬注ポンプ 24 制御器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過膜を有する膜分離装置に循環ポンプ
    で洗浄水を循環させる循環系と、循環系内を流れる水を
    加熱する加熱器、及びその水温を測定する温度計と、前
    記循環系に洗浄薬液を注入する薬注ポンプと、前記温度
    計が所定温度を検出したときに上記薬注ポンプを駆動す
    る制御器とを備えることを特徴とする膜分離装置の膜洗
    浄装置。
JP18351693A 1993-06-30 1993-06-30 膜分離装置の膜洗浄装置 Pending JPH0716439A (ja)

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JP18351693A JPH0716439A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 膜分離装置の膜洗浄装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11179163A (ja) * 1997-12-25 1999-07-06 Ebara Corp 流量および圧力変動による内圧型除濁用膜モジュールの逆洗方法
JP5638390B2 (ja) * 2008-07-14 2014-12-10 株式会社フジミインコーポレーテッド ろ過方法、およびそれを用いた研磨用組成物の精製方法ならびにろ過に用いるフィルターの再生方法およびフィルター再生装置
JP2019147137A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 王子ホールディングス株式会社 膜モジュールの差圧低減方法、水処理方法および水処理装置

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