JPH10192850A - 膜分離装置の洗浄装置 - Google Patents

膜分離装置の洗浄装置

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JPH10192850A
JPH10192850A JP374597A JP374597A JPH10192850A JP H10192850 A JPH10192850 A JP H10192850A JP 374597 A JP374597 A JP 374597A JP 374597 A JP374597 A JP 374597A JP H10192850 A JPH10192850 A JP H10192850A
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JP
Japan
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water
membrane separation
permeated water
pipe
permeated
Prior art date
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Pending
Application number
JP374597A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kamimura
啓二 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10192850A publication Critical patent/JPH10192850A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の膜モジュールを十分に洗浄でき、逆洗
頻度及び逆洗圧力を減少させることができる膜分離装置
の洗浄装置を提供する。 【解決手段】 原水は、給水ポンプ1、チェック弁2
a、配管2、三方弁3、配管4,5を経て膜分離装置5
0又は60に供給される。この膜分離装置50及び60
内には透過膜53,63によって原水側51,61と透
過水側52,62とが隔成されている。原水側51,6
1からの濃縮水は配管7,8、弁7a,8a、三方弁
9、配管10、循環ポンプ11、配管12、流量計13
を経て配管2に循環される。膜分離装置50,60の透
過水側52,62内の透過水は、配管21,22、三方
弁23,24、配管25,26を経て透過水タンク2
7,28へ導入される。温水逆洗時に温水タンク36内
の温水が透過水側52,62へ供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用水や廃水などを
膜分離処理する膜分離装置を洗浄するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】逆浸透(RO),限外濾過(UF),精
密濾過(MF)などの選択透過性膜を用いて溶液中の溶
質を分離する膜分離装置は、各種産業において溶液中の
不純物除去や有用成分の濃縮、回収等に広く利用されて
いる。
【0003】この膜分離装置においては、運転時間の経
過とともに膜面が汚染(ファウリング)される。膜汚染
物質としては、 カルシウム塩などの硬度成分、アルミニウム、シリ
カ、鉄塩などの無機物質 バクテリヤ、スライム、凝集処理薬品などの有機物
質 ビルの厨房、雑排水などの中水処理における油分、
タンパク質、デンプン、洗剤 プロセス流体処理の場合の被処理液中の有機物質や
無機物質 などが例示される。
【0004】この膜汚染物質を除去するために、空気や
水(常温水又は温水)等により物理的に洗浄したり、空
気や水によって逆洗することが行われている。この水と
しては、膜分離装置の透過水を用いることが多い。
【0005】なお、このような洗浄を日常的に行って
も、膜面に汚染物質が次第に蓄積してくるので、定期的
に薬品洗浄(化学洗浄)する。洗浄薬品としては、汚れ
の種類に応じ、酸、アルカリ、界面活性剤、キレート
剤、酸化剤、還元剤、分散剤、酵素洗剤、有機溶媒など
が単独でまたは組み合わせて使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】空気や透過水によって
透過側から原水側へ逆洗する場合、膜面に付着した微生
物を完全に除去するには、頻繁な逆洗、高圧の逆洗など
を必要とし、それ故にモジュール形状に制限がある。例
えば、スパイラル型モジュールの場合では高圧空気逆洗
は困難である。
【0007】中空糸膜モジュールの場合は比較的高い圧
力を用いて透過水側から原水側へ逆洗することが可能で
あるが、それでも微生物の膜面付着を除去するには頻度
の多い逆洗が不可欠である。
【0008】なお、このような逆洗を高頻度で行ったと
しても、定期的に化学洗浄することが必要である。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決し、各
種の膜モジュールを十分に洗浄でき、逆洗頻度及び逆洗
圧力を減少させることができる膜分離装置の洗浄装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の膜分離装置の洗
浄装置は、透過膜によって原水側と透過水側とが隔てら
れている膜分離装置の洗浄装置であって、該透過水側に
逆洗水を供給する手段と、該透過水側に温水を供給する
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】かかる本発明においては、例えば透過水で
透過膜を定期的に逆洗すると共に、それよりも低い頻度
で温水(例えば透過水を加熱した温水)で逆洗する。こ
の温水逆洗により、膜面に付着する微生物量を減少させ
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、実施の形態に係る洗浄装
置を有した膜分離装置の系統図である。
【0013】原水は、給水ポンプ1、チャッキ弁2a、
配管2、三方弁3、配管4,5を経て膜分離装置50又
は60に供給される。この膜分離装置50及び60内に
は透過膜53,63によって原水側51,61と透過水
側52,62とが隔成されている。
【0014】原水側51,61からの濃縮水は配管7,
8、弁7a,8a、三方弁9、配管10、循環ポンプ1
1、配管12、流量計(フローメータ)13を経て配管
2に循環される。なお、配管4,5からは、排水ピット
18への排出配管14,15が分岐し、これらの排出配
管14,15に弁14a,15aが設けられている。ま
た、配管10からも排出配管16が分岐しており、この
排出配管16に弁16aとフローメータ17が設けられ
ている。
【0015】膜分離装置50,60の透過水側52,6
2内の透過水は、配管21,22、三方弁23,24、
配管25,26を経て透過水タンク27,28へ導入さ
れる。この透過水タンク27,28内の透過水は、チャ
ッキ弁29a,30a、配管29,30,31、および
配管41,42、三方弁43、フローメータ32を経て
取り出される。
【0016】透過水タンク27,28内の透過水の一部
は、配管33,34,35及び弁33a,34a,35
aを経て温水タンク36へ導入され、ヒータ37によっ
て加熱されて温水となる。この温水は、弁38a、配管
38,39,40、三方弁23,24、配管21,22
を経て膜分離装置50,60の透過水側52,62へ導
入される。
【0017】なお、透過水タンク27,28、及び前記
配管31は三方弁43に対し配管41,42,44を介
して接続されている。
【0018】温水タンク36、各配管7,8,41,4
2に空気(エア)を供給するようにエア供給装置70が
設置されている。このエア供給装置70は、エアチャン
バ71内にコンプレッサ(図示略)からのエアを蓄え、
チャッキ弁72a付きの配管72と、該配管72から分
岐した配管73,74,75,76及び弁73a,74
a,75a,76aとを介して温水タンク36、配管4
2,41,8,7へ加圧エアを供給する。
【0019】なお、前記三方弁3,9,23,24,4
3と弁14a,15a,73a,74a,75a,76
a,77aは洗浄制御装置(図示略)によって遠隔操作
により制御される。
【0020】次に、この制御装置付き膜分離装置の各運
転モード(透過水製造運転、逆洗運転)について説明す
る。
【0021】(I) 透過水製造運転 透過水を製造する運転は、本実施形態の様に二系列の場
合、交互運転とする。すなわち、一方を運転し、他方を
逆洗運転とする。先ず、膜分離装置50を運転する場
合、三方弁3によって配管2と配管4を連通させ、三方
弁9によって配管7と配管10とを連通させ、三方弁2
3によって配管21と配管25とを連通させる。三方弁
43は配管41と連通させておく。弁14aは閉弁させ
ておく。
【0022】原水は、給水ポンプ1、配管2,4、膜分
離装置50の順に流れ、透過水が配管21,25、透過
水タンク27、配管29,31を経て取り出される。な
お、温水タンク36へは、レベルセンサ36aが水面を
検知する状態となるまで透過水タンク27から透過水が
供給される。膜分離装置50の濃縮水は、配管7,1
0、循環ポンプ11、配管12,2の順に循環される。
【0023】(II) 透過水による逆洗運転 透過膜53を透過水タンク27内の透過水で逆洗すると
きには、他方の系列の膜分離装置60に運転を切換え次
の手順を実行する。
【0024】 まず、配管2と配管4とを遮断するよ
うに三方弁3を切り替えると共に、配管7と配管10と
を遮断するように三方弁9を切り替える。三方弁23
は、配管21と配管25とを連通したままとしておく。
また、弁14aは閉弁のままとする。 次に、エア供給装置70の配管75の弁75aを開
弁し、透過水タンク27,28内の水にエア圧を加え
る。この状態では、配管7と配管10とが遮断され、配
管4と配管2も遮断され、弁14aが閉弁している。こ
のため、膜分離装置50の透過水側52と原水側51と
が均一な加圧状態下におかれる。 次に、弁14aを急に開放する。そうすると、原水
側51が大気連通状態となり、透過水側52内の透過水
が透過膜を逆洗しつつ原水側51に流れ込み、配管14
を経て排水ピット18へ排出される。透過水タンク27
内の透過水が出尽すまでこの透過水逆洗が継続される。
透過水タンク27内の透過水が出尽した後は、エアチャ
ンバ71からのエアが透過膜53を透過水側52,62
から原水側51へ通り抜け、配管14を経て放出され、
空気逆洗が行われる。この透過水逆洗後、再び弁14a
を閉弁させると共に、三方弁3,9を上記(I)の透過
水製造運転モード状態に戻し、透過水製造運転を再開す
る。
【0025】(III ) 温水による逆洗運転 上記〜の透過水逆洗を15〜30分に一回の割合で
行うと共に、次の〜の温水逆洗を例えば3〜10時
間に1回の割合で行う。
【0026】 三方弁3によって配管2と配管4とを
遮断し、三方弁9によって配管7と配管10とを遮断す
る。三方弁23は配管21と配管39とを連通するよう
に切り替える。弁14aは閉弁のままとしておく。 エア供給装置70のバルブ73aを開弁し、温水タ
ンク36内の温水をエアで加圧する。この温水の圧力は
配管38,39,21を経て膜分離装置50内に導入さ
れ、原水側51及び透過水側52が均等に加圧される。 この状態で弁14aを急に開き、温水タンク36内
の温水を膜分離装置50に逆流させ、透過膜51を温水
で逆洗する。排温水は配管14からピット18へ排出さ
れる。 その後、弁14aを閉じると共に、三方弁3,9,
23を上記(I)の透過水製造運転モードに戻し、透過
水製造運転を再開する。
【0027】この運転方法では、上記(II)の透過水逆
洗を15〜30分に1回の割合で行い、上記(III )の
温水逆洗を3〜15時間に1回の割合で行っているが、
この逆洗頻度は膜分離装置の構成や原水性状等に応じ適
宜に選定される。
【0028】上記実施の形態では2基の膜分離装置5
0,60が設置されているが、この膜分離装置の設置台
数は1台又は3台以上であっても良い。
【0029】透過膜は、MF膜、UF膜、RO膜など各
種の膜を採用できる。膜モジュールは、スパイラル型、
中空糸膜型、平膜型など各種のものを採用できる。
【0030】本発明において、温水は40〜85℃が好
ましい。
【0031】本発明は、超純水、海水脱塩、地下水、工
場プロセス回収水、下水、し尿など各種の用水、廃水を
処理する設備に適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、透過膜を
透過水洗浄の他に、さらに温水でも洗浄するようにして
おり、この温水洗浄により膜面に付着する微生物量を減
少させることができる。また、この微生物が温水洗浄に
より効率良く除去されるため、逆洗頻度及び逆洗圧力を
減少させることができる。そして、スパイラル型膜モジ
ュールの場合でも優れた逆洗効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る洗浄装置を備えた膜分離装置
の系統図である。
【符号の説明】
1 給水ポンプ 3,9,23,24,43 三方弁 11 循環ポンプ 27,28 透過水タンク 36 温水タンク 37 ヒータ 50,60 膜分離装置 51,61 原水側 52,62 透過水側 53,63 透過膜 70 エア供給装置 71 エアチャンバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過膜によって原水側と透過水側とが隔
    てられている膜分離装置の洗浄装置であって、 該透過水側に逆洗水を供給する手段と、 該透過水側に温水を供給する手段とを備えたことを特徴
    とする膜分離装置の洗浄装置。
JP374597A 1997-01-13 1997-01-13 膜分離装置の洗浄装置 Pending JPH10192850A (ja)

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JP374597A JPH10192850A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 膜分離装置の洗浄装置

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