JPH07163210A - 整列苗の分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 農作物の移植栽培で、個々の苗に分離可能に
整然と連結した整列苗を使用する移植機などにおいて、
確実に整列苗の側面の分離される苗を規制し、連続的に
確実に個々の苗に分離する分離装置を提供する。 【構成】 整列苗Ｐを載せて一対の回転体31方向に間欠
的に移動させる縦移動機構20を設け、縦移動機構20は整
列苗Ｐの苗列の一列分よりやや多く移動させ、一対の回
転体31の左右には整列苗Ｐの移動方向の位置を規制する
一対の苗規制ベルト５を設け、苗規制ベルト５の整列苗
Ｐに対応する表面に整列苗Ｐの苗列の一列分以上の厚さ
の弾性体６を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、農作物の移植栽培で、
個々の苗に分離可能に整然と連結した紙筒育苗容器によ
る紙筒苗のような整列苗を使用する移植機などにおい
て、整列苗から個々の苗に分離する分離装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】紙筒苗のような整列苗から縦移動機構の
移送に対応して一対の回転体により個々の苗に自動的に
分離する分離装置は、本発明者らが特願平２−４１２０
５９号として提案した。この分離装置の苗規制体は、回
転体の左右に設けて整列苗の縦移動方向の位置を規制
し、回転体の進退に対応して交互に進退させていた。

【０００３】また、特開昭６３−１２３３１２号公報に
は、根絡み苗を載置して左右に往復移動する苗載台を傾
設し、この苗載台の傾斜下端側に滑り落ちてくる苗の裏
面を受ける受板と苗の端面を受けて苗載台の左右移動に
連動して回転走行する苗受ベルトからなる苗受装置を設
け、この苗受装置の受板には苗移植具の移植爪が上部か
ら介入する苗分割口を設け、苗受ベルトは苗分割口の左
右両側に分離して設け、この苗分割口部分の相対向端面
部間に移植爪が介入して苗を分離するようにした苗分離
装置が提案されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の分離
装置の回転体の進退に対応して交互に進退する苗規制体
では、縦移動機構の整列苗の移送に対応して苗規制体を
進退させることが難しかった。つまり、縦移動機構の整
列苗の移送に先行して苗規制体を後退させると、整列苗
と苗規制体の間に隙間が開き、整列苗の端面の苗に乱れ
を生ずることがあった。また、縦移動機構の整列苗の移
送に遅れて苗規制体を後退させると、苗規制体が縦移動
機構の移送を阻害することになり、正常な移送ができな
い。

【０００５】また、苗を滑り落とすようにしたのでは整
列苗は確実に移送されず、紙筒苗のような整列苗から正
常に個々の苗に分離することはできない。

【０００６】本発明は、以上のような問題点を解決し、
確実に整列苗の側面の分離される苗を規制し、連続的に
確実に個々の苗に分離する分離装置により、高性能・高
能率な移植機などを提供し、移植栽培を飛躍的に広げる
ことを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の整列苗の分離装
置は、個々の苗Paに分離可能に整然と連結した整列苗Ｐ
を一対の回転体31により個々の苗Paに分離する装置にお
いて、整列苗Ｐを載せて一対の回転体31方向に間欠的に
移動させる縦移動機構20を設け、縦移動機構20は整列苗
Ｐの苗列の一列分よりやや多く移動させ、一対の回転体
31の左右には整列苗Ｐの移動方向の位置を規制する一対
の苗規制ベルト５を設け、苗規制ベルト５の整列苗Ｐに
対応する表面に整列苗Ｐの苗列の一列分以上の厚さの弾
性体６を設けたものである。

【０００８】

【作 用】本発明では、縦移動機構20は整列苗Ｐの苗
列の一列分よりやや多く移動させ、一対の回転体31の左
右には整列苗Ｐの移動方向の位置を規制する一対の苗規
制ベルト５を設けたから、縦移動機構20により整列苗Ｐ
は苗列の一列分より多く移送されようとするが、整列苗
Ｐは苗規制ベルト５に接当することにより整列苗Ｐと縦
移動機構20の間で滑って苗列の一列分のみしか移送され
ない。

【０００９】また、苗規制ベルト５の整列苗Ｐに対応す
る表面に整列苗Ｐの苗列の一列分以上の厚さの弾性体６
を設けたから、分離される苗列P1は弾性体６の大きな変
形により保持され、分離される苗列P1の次の苗列P2は弾
性体６の小さな変形により保持される。

【００１０】

【実 施 例】以下、本発明の一実施例を図面を参照し
て説明する。

【００１１】個々の苗Paに分離可能に整然と連結した整
列苗Ｐとして、紙筒育苗容器による紙筒苗を示してい
る。この紙筒育苗容器は、展開すると六角柱状の上下が
開口した紙筒を、整然と水溶性糊で貼り合わせたもので
ある。この紙筒中に培土を詰めて播種して育苗すると苗
が生長して紙筒苗の整列苗Ｐとなり、水溶性糊は灌水に
より徐々に溶けて無くなり、紙筒は腐敗の進行により徐
々に互いに結合し、移植時には適度の連結強度を保つよ
うになっている。紙筒苗の整列苗Ｐは平面視で長方形を
成しており、その長辺に沿って紙筒が一列状に並んでい
る。

【００１２】つぎに、この整列苗Ｐを個々の苗Paに分離
する分離装置について説明する。

【００１３】図１において、１は機枠であり、機枠１は
整列苗Ｐの長辺方向に長く平行な角パイプとその両端を
連結する一対の短い角パイプからなり、平面視が長方形
の枠を成している。そして、機枠１上には横移動機構10
および縦移動機構20を設ける。

【００１４】横移動機構10は、機枠１の長い角パイプ上
に沿って設けた一対のレール11と、レール11に沿って往
復移動可能な一対の横移動機構枠12と、横移動機構枠12
の下方で一対のレール11の間にレール11と平行に設けた
軸16とからなる。

【００１５】横移動機構枠12は一対のレール11上に設
け、横移動機構枠12のレール11に対応する四方の下面に
はレール11の長手方向に回転するガイドローラー14を設
け、ガイドローラー14はその中心に通してはめ込んだピ
ンにより自由に回転するよう横移動機構枠12に係止され
る。また、軸16には田植機等で公知の往溝と復溝とが無
端交叉状に形成した円筒カムが刻まれており、横移動機
構枠12に設けた図示しない突起と噛み合っていて、軸16
が回転することにより横移動機構枠12がレール11の長手
方向に連続的に往復移動するようになっている。

【００１６】横移動機構10の横移動機構枠12には、横移
動機構10の移動方向と直交する方向に移動する縦移動機
構20を設ける。そして、縦移動機構20のベルト25上には
整列苗Ｐを載せて横移動機構10の移動端で横移動機構10
の移動方向と直交する方向（図１下方向）に間欠的に移
動させる。

【００１７】縦移動機構20には、横移動機構枠12内に横
移動機構10の移動方向に長く同一高さで平行に軸21，23
を設け、軸21，23にはそれぞれプーリー22，24をはめ込
み、プーリー22，24の間にはベルト25を掛け渡す。そし
て、プーリー22には、横移動機構枠12が横方向に移動
し、その移動端でのみ軸16の回転が伝導されるように
し、横移動機構10の移動端で整列苗Ｐの苗列の一列分よ
りやや多くベルト25を移動させるように軸21を回転させ
る。

【００１８】機枠１の外方で縦移動機構20の移動方向に
レール11と平行に細長い角パイプの規制体枠２を設け、
規制体枠２から垂直上方に４本の規制体軸３を設け、規
制体軸３の上端には自由に回転するプーリ４を各々はめ
込み、プーリ４に一対の苗規制ベルト５を掛け渡す。

【００１９】苗規制ベルト５は、横移動機構10の移動方
向に長くその左右に設け、その整列苗Ｐ側の面はベルト
25の搬送終端とほぼ同じ位置とし、苗規制ベルト５の下
端はベルト25の上面よりやや高くし上端は整列苗Ｐの上
面よりやや低くする。苗規制ベルト５の整列苗Ｐ側の裏
面には図示しない案内板を設け、苗規制ベルト５が整列
苗Ｐに押されてもたわまないようにし、苗規制ベルト５
の裏面は案内板面を滑るため滑りやすく加工する。左右
一対の苗規制ベルト５の内方の端部間は、整列苗Ｐを分
離して繰り出す一対の回転体31が納まる間隔を開けてお
く。

【００２０】一対の横移動機構枠12の苗規制ベルト５側
端部から上方に一対のベルト駆動枠26を設け、ベルト駆
動枠26から苗規制ベルト５方向に上下２本のベルト駆動
ピン27を設ける。ベルト駆動ピン27は苗規制ベルト５の
整列苗Ｐ側の面に設けた孔に通っており、横移動機構10
が往復移動するとベルト駆動ピン27を介して苗規制ベル
ト５の整列苗Ｐ側の面が同じ方向に往復移動する。

【００２１】苗規制ベルト５の表面に上端側と下端側に
細幅の弾性体６を設ける。弾性体６は整列苗Ｐの苗列の
一列分以上の厚さであり、ベルト25により移動する整列
苗Ｐによりほぼつぶれる程度の弾性であり、スポンジ状
のものである。なお、弾性体６は苗規制ベルト５の表面
の全周に設ける必要はなく、少なくも整列苗Ｐに対応す
る面にのみ設ければ良い。

【００２２】一対の横移動機構枠12の内方で苗規制ベル
ト５側に、整列苗Ｐの横移動機構10の移動方向の側面に
接して整列苗Ｐを規制する一対の横規制ベルト28を設け
る。横規制ベルト28は自由に回転するプーリに掛け渡さ
れており、ベルト25による整列苗Ｐの移動を妨げないよ
うに回行する。

【００２３】一対の横移動機構枠12の内方で苗規制ベル
ト５の反対側には一対の苗案内体29を設け、ベルト25上
の整列苗Ｐを案内する。

【００２４】機枠１の外方で縦移動機構20の移動方向の
中央部上方には分離部枠30を設け、分離部枠30から下方
に一対の軸を設け、その軸に一対の回転体としての弾性
体のローラー31をはめ込んで設ける。ローラー31は円筒
形のスポンジ体で、ローラー31はベルト25に載せられた
整列苗Ｐの側面の上部と下部に接当する位置とし、一対
のローラー31は個々の苗Paの紙筒直径より狭い間隔と
し、一対のローラー31は互いの対向面が整列苗Ｐより遠
ざかる方向に同一速度で回転させ、その周速は横移動機
構10の移動速度の約３倍とする。

【００２５】また、横移動機構10により整列苗Ｐが近付
いてくる側のローラー31より遠ざかる側のローラー31を
やや整列苗Ｐに近く位置させ、遠ざかる側のローラー31
の整列苗Ｐ側の端部を苗規制ベルト５の弾性体６の整列
苗Ｐ側の面より整列苗Ｐからやや遠く位置させる。整列
苗Ｐの分離される苗Paには、先ず分離される苗Paに近付
いてくる側のローラー31が接当し、続いて遠ざかる側の
ローラー31が接当する。そして、整列苗Ｐの側面が回転
する一対のローラー31に順次接当することにより連続し
て個々の苗Paに分離され、分離された個々の苗Paはロー
ラー31に挾まれて整列苗Ｐの反対側に立垂状態のまま繰
り出す。

【００２６】さらに、ローラー31は、横移動機構枠12が
横方向に移動しその移動端で整列苗Ｐの移動方向が変わ
るため、横移動機構10の移動端で位置を進退させる。つ
まり、図５において整列苗Ｐは右方向に移動しており、
左側のローラー31は退いており、右側のローラー31は進
み出ているが、図６において整列苗Ｐは左方向に移動し
ており、右側のローラー31は退いており、左側のローラ
ー31は進み出ている。なお、このローラー31の進退は、
横移動機構10の移動端で、横移動機構枠12から設けた図
示しない作動杆により進退する。

【００２７】ローラー31の整列苗Ｐの反対側から外方
に、分離部枠30から下方に設けた軸により、一対の平ベ
ルト32を設ける。平ベルト32はローラー31から分離され
て繰り出された個々の苗Paを受取り、紙筒の中間部を挾
んで搬送し、整列苗Ｐの反対側に繰り出す。

【００２８】平ベルト32の搬送終端から直角方向に、分
離部枠30から下方に設けた軸により、一対の平ベルト33
を設ける。平ベルト33は平ベルト32の搬送終端から繰り
出された個々の苗Paを受取り、紙筒の上部を挾んで搬送
し繰り出す。

【００２９】つぎに、作動を説明する。

【００３０】横移動機構10の横移動機構枠12は所定のそ
の移動端とし、整列苗Ｐを横移動機構10上の縦移動機構
20としてのベルト25上に載せ、その整列苗Ｐの前端の分
離される苗列P1が苗規制ベルト５の弾性体６をつぶして
退いているローラー31に接する位置まで送り込む。

【００３１】適宜な手段により軸16などが回転し、横移
動機構枠12が横方向に移動すると整列苗Ｐが横方向に移
動し、ローラー31や平ベルト32などが回転する。

【００３２】横移動機構10により整列苗Ｐが横方向に移
動し、横移動機構枠12のベルト駆動ピン27の移動により
苗規制ベルト５の整列苗Ｐ側の面が横移動機構枠12の移
動に対応して同じ方向に移動し、ベルト25により分離さ
れる苗列P1が苗規制ベルト５に押しつけられても、分離
される苗列P1はそれが接している苗規制ベルト５の弾性
体６の大きな変形により保持されて一体に移動する。

【００３３】横移動機構枠12の横方向の移動により、整
列苗Ｐの最前列の分離される苗列P1は順次退いたローラ
ー31の前端に接する。このとき、退いたローラー31の回
転方向は整列苗Ｐの移動方向に正転して同一であり、そ
の周速は整列苗Ｐの移動速度より速くしているから、分
離される苗Paは後続する次の苗列P2とローラー31との間
に挾まれて転動され、転がりながら整列苗Ｐの移動速度
よりも速い速度で動かされることにより、順次分離され
る苗Paの次の苗や後続する次の苗列P2との連結部を剥さ
れて無理なく個々の苗Paに分離される。

【００３４】退いたローラー31により分離されて繰り出
された苗Paは、続いて進み出たローラー31に接触し、進
み出たローラー31は退いたローラー31とは反対方向に回
転しているので、一対のローラー31の間から挾まれて繰
り出される。また、万一退いたローラー31により分離さ
れなかった分離される苗Paも、進み出たローラー31によ
り分離され繰り出される。

【００３５】このとき、整列苗Ｐの分離される苗列P1が
一対のローラー31により分離され繰り出されると、分離
される苗列P1の次の苗列P2が露出してその苗列分が引っ
込んだ形となる。しかし、苗規制ベルト５の整列苗Ｐに
対応する表面に整列苗Ｐの苗列の一列分以上の厚さの弾
性体６を設けているので、分離される苗列P1に対応して
いる苗規制ベルト５とは別の苗規制ベルト５の弾性体６
の小さな変形により保持され、次の苗列P2が苗規制ベル
ト５に押しつけられていなくても、次の苗列P2が倒れた
りすることがなく、確実に一対のローラー31に分離され
る苗Paを供給する。

【００３６】そして、一対のローラー31により挾まれて
繰り出された苗Paは、そのまま直ちに平ベルト32，33に
より挾まれてより遠くに繰り出される。

【００３７】整列苗Ｐの最前列の分離される苗列P1の分
離が全て終り、横移動機構枠12が移動端に達すると、整
列苗Ｐはベルト25により苗列の一列分だけ縦方向に移動
し、同時にローラー31が進退して役割を交代し、横移動
機構枠12は今までと反対方向に整列苗Ｐを横移動させて
次の列の分離が開始される。

【００３８】このとき、整列苗Ｐはベルト25により苗列
の一列分より多く移送されようとするが、新たな分離さ
れる苗列P1は苗規制ベルト５の弾性体６に接当し、弾性
体６が所定量以上に変形しないことにより、整列苗Ｐの
底面とベルト25の間で滑って苗列の一列分のみしか移送
されない。そのため、分離される苗列P1は苗規制ベルト
５の弾性体６に規制され、分離される苗列P1と一対のロ
ーラー31の相互関係は正しく保たれ、確実に分離され
る。

【００３９】さらに、横移動機構枠12の反対側の移動端
でも同様にベルト25が整列苗Ｐを間欠移動させ、連続的
に個々の苗Paに分離される。

【００４０】以上の実施例では、整列苗Ｐとして紙筒育
苗容器による紙筒苗を示したが、土壌そのものを所定形
状に固めたものや、育苗培地そのものが整然と連結して
いる無機物繊維や高分子化合物によるものでも、個々の
苗Paに分離可能に整然と連結されているものであれば良
い。

【００４１】また、横移動機構10により整列苗Ｐが往復
移動するものを示したが、整列苗Ｐと一対の回転体31は
相対移動していれば分離可能であり、横移動機構10によ
り一対の回転体31を往復移動させるようにしても良い。

【００４２】また、縦移動機構20として間欠的に移動す
るベルト25によるものを示したが、縦移動機構20は整列
苗Ｐを載せて間欠的に移動する機構であれば良く、整列
苗Ｐそのものを移動させても良く、整列苗Ｐを載せた容
器を移動させても良い。

【００４３】また、苗規制ベルト５の弾性体６としてス
ポンジ状のものを示したが、弾性体６は整列苗Ｐに押さ
れてつぶれる程度の弾性体であれば良い。

【００４４】また、一対の回転体としてスポンジ体のロ
ーラー31によるものを示したが、一対の回転体は空気入
りのゴムのローラーや、ベルトの表面に弾性体を設けた
ものでも良い。その場合、整列苗Ｐとの接触抵抗を増す
ため、回転体の表面に凹凸を設けても良い。

【００４５】また、整列苗Ｐを立垂状態から横方向に移
動させて分離する例を示したが、整列苗Ｐは斜め状態で
も良く、その場合縦移動機構20が斜め下方向に整列苗Ｐ
を移動させるようにすれば良い。

【００４６】

【発明の効果】本発明によれば、縦移動機構は整列苗の
苗列の一列分よりやや多く移動させ、一対の回転体の左
右には整列苗の移動方向の位置を規制する一対の苗規制
ベルトを設けたから、縦移動機構により整列苗は苗列の
一列分より多く移送されようとするが、分離される苗列
は苗規制ベルトに接当し、整列苗と縦移動機構の間で滑
って苗列の一列分のみしか移送されない。そのため、整
列苗は苗規制ベルトに規制され、縦移動機構の移動に多
少の誤差があっても整列苗と一対の回転体の相互関係は
正しく保たれ、確実に分離される。

【００４７】また、苗規制ベルトの整列苗に対応する表
面に整列苗の苗列の一列分以上の厚さの弾性体を設け、
分離される苗列は弾性体の大きな変形により保持され、
分離される苗列の次の苗列は弾性体の小さな変形により
保持されるから、次の苗列が苗規制ベルトに押しつけら
れていなくても、次の苗列が倒れたりすることがなく、
確実に一対の回転体に分離される苗を供給する。

【図面の簡単な説明】

【図１】整列苗の分離装置における苗規制体の一実施例
を示す平面図である。

【図２】その正面図である。

【図３】その側面図である。

【図４】図１の作動状態を示す平面図である。

【図５】図１の一部を切り欠いた作動状態を示す部分拡
大図である。

【図６】図１の一部を切り欠いた別の作動状態を示す部
分拡大図である。

【図７】図３の部分拡大図である。

【図８】図３の一部を切り欠いた部分拡大図である。

【図９】図２の一部を切り欠いた部分拡大図である。

【図１０】図４の部分拡大図である。

【符合の説明】

５ 苗規制ベルト ６ 弾性体 20 縦移動機構 31 回転体としてのローラー Ｐ 整列苗 Pa 苗

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 個々の苗に分離可能に整然と連結した整
   列苗を一対の回転体により個々の苗に分離する装置にお
   いて、整列苗を載せて一対の回転体方向に間欠的に移動
   させる縦移動機構を設け、縦移動機構は整列苗の苗列の
   一列分よりやや多く移動させ、一対の回転体の左右には
   整列苗の移動方向の位置を規制する一対の苗規制ベルト
   を設け、苗規制ベルトの整列苗に対応する表面に整列苗
   の苗列の一列分以上の厚さの弾性体を設けた整列苗の分
   離装置。