JP2880804B2 - 整列苗の分離装置 - Google Patents

整列苗の分離装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農作物の移植栽培で、
個々の苗に分離可能に整然と連結した紙筒育苗容器によ
る紙筒苗のような整列苗を使用する移植機などにおい
て、整列苗から個々の苗に分離する分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙筒苗のような整列苗から個々の苗に自
動的に分離する分離装置は、針体を育苗容器中に刺し込
んで引き離すものが試みられているが、いまだ完成して
いない。
【0003】また、特公昭63−50962号公報に
は、紙筒苗による整列苗を一方向に移動させ、分離され
る苗の移動前面に押し当てる回転する複数のロールによ
る分離装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の針体
によるものでは、育苗期間中に紙筒育苗容器を形成する
紙が腐敗して強度が低下することにより、分離作業中に
育苗容器の紙が破れて分離ミスを起こし、その取り残さ
れた苗が次の分離の障害となって次々と分離ミスを発生
させることがあった。
【0005】また、前記複数のロールによものでは、一
度に多数の分離した苗をそのまま倒してしまうため、苗
の高さや方向がばらばらになって苗を揃えるのに人手を
要するし、非能率であるから移植機にこの装置を採用す
ることはできない。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決し、
確実に個々の苗に分離し、分離後も整列した苗列として
繰り出される分離装置により、高性能・高能率な移植機
などを提供し、移植栽培を飛躍的に広げることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の整列苗の分離装
置は、個々の苗41に分離可能に整然と連結した整列苗40
を移動させて互いに反対方向に回転する一対の回転体
1,2により個々の苗41に分離する装置において、整列
苗40を載せて往復移動して一対の回転体1,2に分離さ
れる苗41aを供給する横移動機構20を設け、横移動機構2
0による整列苗40の移動速度は一対の回転体1,2の外
周速より遅くし、一対の回転体1,2は整列苗40の側面
から接し、分離される苗41aは後続する苗列43と回転体
1との間に挾まれて転動され、転がりながら整列苗40の
移動速度よりも速い速度で動かされて個々の苗41に分離
し、横移動機構20は整列苗40の幅B以上を往復移動する
ようにし、横移動機構20上には、横移動機構20の移動端
で整列苗40を載せて縦方向に間欠的に移動させる縦移動
機構30を設け、縦移動機構30は横移動機構20の移動端で
整列苗40の苗列43の一列分だけ縦に移動させるようにし
たものである。
【0008】
【作 用】本発明では、整列苗40を載せて往復移動し
て一対の回転体1,2に分離される苗41aを供給する横
移動機構20を設け、横移動機構20による整列苗40の移動
速度は一対の回転体1,2の外周速より遅くし、一対の
回転体1,2は整列苗40の側面から接し、分離される苗
41aは後続する苗列43と回転体1との間に挾まれて転動
され、転がりながら整列苗40の移動速度よりも速い速度
で動かされて個々の苗41に分離し、横移動機構20は整列
苗40の幅B以上を往復移動するようにし、横移動機構20
上には、横移動機構20の移動端で整列苗40を載せて縦方
向に間欠的に移動させる縦移動機構30を設け、縦移動機
構30は横移動機構20の移動端で整列苗40の苗列43の一列
分だけ縦に移動させるようにしたから、整列苗40は苗列
43の一列分を横移動機構20の移動により個々の苗41に分
離され、続いて縦移動機構30により苗列43の一列分だけ
縦に移動し、次の苗列43の一列分を横移動機構20の移動
により個々の苗41に分離される。このように、整列苗40
は連続的に個々の苗41に分離されることになる。
【0009】
【実 施 例】以下、本発明の一実施例を図面を参照し
て説明する。
【0010】個々の苗41に分離可能に整然と連結した整
列苗40として、紙筒育苗容器42による紙筒苗を示してい
る。この紙筒育苗容器42は、展開すると六角柱状の上下
が開口した紙筒を、整然と水溶性糊で貼り合わせたもの
である。この紙筒中に培土を詰めて播種して育苗すると
苗が生長して紙筒苗の整列苗40となり、水溶性糊は潅水
により徐々に溶けて無くなり、紙筒は腐敗の進行により
徐々に互いに結合し、移植時には適度の連結強度を保つ
ようになっている。
【0011】つぎに、この整列苗40を個々の苗41に分離
する分離装置について説明する。
【0012】第1図において、1,2は回転体としての
スポンジ体のローラーである。ローラー1,2は、垂直
方向に設けた回転する軸3,4の上下にはめ込まれ、軸
3,4はローラー1,2の最近接部が苗41の紙筒直径よ
りも狭い間隔となるように設け、ローラー1とローラー
2の間に分離された苗41を挾んで繰り出せるようにす
る。
【0013】また、ローラー1が整列苗40の分離される
苗41a の移植側面に接し、ローラー2が分離される苗41
a の移動前方で分離される苗41a に後続する苗列43の側
面にほぼに接するようにする。そのため、ローラー1,
2の軸3,4間距離と、ローラー1,2の直径は、整列
苗40の苗41の紙筒直径によって適宜に定められなけれ
ばならない。そして、本実施例では、苗41紙筒直径が約
2cmであり、ローラー1,2の直径はその約2倍とし、
ローラー1,2の軸3,4間の距離はその約2.5倍と
した。
【0014】また、ローラー1,2の軸3,4には同一
歯数の図示しない平歯車がはめ込まれて噛み合ってお
り、ローラー1,2は互いに反対方向に同一周速で回転
するようにする。
【0015】軸3,4と平行に軸3,4の間隔と同一間
隔で軸9,10を設ける。軸9,10にはそれぞれプーリー
11, 12をはめ込み、このプーリー11, 12と軸3,4の上
下のプーリー1,2間に設けた図示しないプーリーとの
間に掛け渡された一対のベルト5,7を設ける。一対の
ベルト5,7の表面にはスポンジ体6,8を貼着し、ス
ポンジ体6,8の対接面間の距離は苗41の紙筒直径より
も狭い間隔となるようにし、一対のベルト5,7のスポ
ンジ体6,8の間に分離された苗41を挾んで繰り出せる
ようにする。
【0016】一対のベルト5,7はプーリー11, 12によ
り回転されるようにし、その軸9,10には同一歯数の図
示しない平歯車がはめ込まれて噛み合っており、ベルト
5,7は互いに反対方向に同一周速で回転し、その周速
はローラー1,2の外周速よりは5割程度速い速度で回
転するようにする。
【0017】また、軸3と軸9が一体であり軸4と軸10
が一体で、かつ軸3と軸4の距離と軸9と軸10の距離が
変わらないようにして、ローラー1およびベルト5とロ
ーラー2およびベルト7とが交互に一対のベルト5,7
の苗41の搬送方向である縦に整列苗40の苗列43の一列ピ
ッチ分よりやや少ない所定距離だけ出入りするようにす
る。
【0018】ローラー1,2の前端より左右には、一対
のベルト5,7とほぼ同一高さで整列苗40の縦方向の位
置を規制する苗規制体13, 14を設け、ローラー1,2の
出入りに対応して同時に出入りするようにする。
【0019】ローラー1,2の前方には、一対のベルト
5,7の苗41の搬送方向に直交する方向の横方向に往復
移動する横移動機構20を設ける。そして、横移動機構20
上に整列苗40を載せて分離部に分離される苗41a を横方
向から供給する。
【0020】横移動機構20には、平面視略長方形の横移
動機構枠21を設ける。横移動機構枠21の左右上方には、
整列苗40の幅よりやや広い間隔で縦方向に長い一対の苗
案内体22を設け、横移動機構枠21の下方には横移動機構
20の移動方向に長く同一高さで2本の軸23, 24を設け、
横移動機構枠21にこの軸23, 24がはめ込まれそれに沿っ
て移動するようにする。
【0021】また、軸23には図示しないが田植機等で公
知の往溝と復溝とが無端交叉状に形成した円筒カムが刻
まれており、横移動機構枠21に設けた図示しない突起と
噛み合っていて、軸23が回転することにより横移動機構
枠21が横方向に連続的に整列苗40の幅B以上を往復移動
するようになっており、その移動速度はローラー1,2
の外周速より遅くし、実施例ではその約1/3としてい
る。
【0022】横移動機構20の横移動機構21には、一対の
ベルト5,7の苗41の搬送方向の縦方向に移動する縦移
動機構30を設ける。そして、縦移動機構30上には整列苗
40を載せて横移動機構20の移動端で縦方向に間欠的に移
動させる。
【0023】縦移動機構30には、横移動機構枠21内に横
移動機構20の移動方向に長く同一高さでローラー1,2
より遠い側にプーリー32を設け、同じくローラー1,
2に近い側にプーリー33の2本のプーリー32, 33を設け
る。2本のプーリー32, 33の間には、横移動機構枠21の
幅よりやや狭い幅のベルト31を掛け渡す。そして、プー
リー32には横移動機構枠21が横方向に移動しても軸24
の回転が伝導されるようにし、横移動機構20の移動端で
整列苗40の苗列43の一列分だけローラー1,2の方向に
縦移動させるように軸24を回転させる。
【0024】つぎに、作動を説明する。
【0025】苗分離装置の横移動機構20は所定のその移
動端とし、整列苗40を横移動機構20上の縦移動機構30と
してのベルト31上に載せ、その整列苗40の前端がローラ
ー1側の苗規制体13に接する位置まで送り込む。このと
き、ローラー1の前端は整列苗40の最前列の前端に接す
る位置とし、ローラー2の前端は整列苗40の第2列の前
端とほぼ同一位置とする。
【0026】適宜な手段により軸3,4や軸9,10お
よび軸23が回転すると、ローラー1,2や一対のベルト
5,7が回転し横移動機構枠21が横方向に移動する。
このことにより、整列苗40の移動側面としての最前列は
順次ローラー1の前端に接する。このとき、ローラー1
の回転方向は整列苗40の移動方向に正転して同一であ
り、その外周速は整列苗40の移動速度より速くしている
から、分離される苗41a は後続する苗列43とローラー1
との間に挾まれて転動され、転がりながら整列苗40の移
動速度よりも速い速度で動かされることにより、順次分
離される苗の次の苗41 bや後続する苗列43との連結部を
剥されて無理なく分離される。
【0027】 ローラー1により分離されて繰り出された苗41は、続
いて分離される苗41a の移動前方に設けたローラー2に
接触し、ローラー2はローラー1とは反対方向に回転し
ているので、ローラー1とローラー2との間から挾まれ
て繰り出され整列苗40からより離される。また、万一ロ
ーラー1により分離されなかった分離される苗41a も、
ローラー2によりローラー1とは逆方向に転動されて分
離される。そして、ローラー1,2により挾まれて繰り
出された苗41は、そのまま直ちに一対のベルト5,7の
スポンジ対6,8により挾まれてより遠くに繰り出され
る。
【0028】このため、分離された苗41と整列苗40との
間に葉絡みや根絡みがあっても、それを引き離すだけ充
分に遠くに分離された姿勢を保ったまま繰り出され、分
離が確実となる。
【0029】整列苗40の最前列の分離が全て終り、横移
動機構20が移動端に達すると、第2図に示すように、縦
移動機構30により整列苗40は苗列の一列分だけ縦方向に
移動し、同時にローラー1およびベルト5とローラー2
およびベルト7が出入りして役割を切り替え、横移動機
構20は今までと反対方向に整列苗40を横移動させて次の
列の分離が開始される。さらに、反対側の移動端でも同
様に縦移動機構30が整列苗40を間欠移動させ、連続的に
個々の苗41に分離される。
【0030】以上の実施例では、整列苗40として紙筒育
苗容器42によるものを示したが、育苗培地そのものが育
苗容器を形成している無機物繊維や高分子化合物による
ものでも、個々の苗41に分離可能に整然と連結されてい
るものであれば良い。
【0031】また、回転体としてスポンジ体のローラー
1,2によるものを示したが、片側あるいは両側をベル
ト状にしても良く、両側をベルト状にした場合には回転
体のみで、分離された苗41と整列苗40との間に葉絡みや
根絡みがあっても、それを引き離すだけ充分に遠くに繰
り出せる。また、紙筒苗を例示したためスポンジ体を示
したが、合成樹脂等の剛体のローラーに突起を多数設け
たものやゴム等の弾性体を用いても良い。
【0032】また、整列苗40を立垂状態から横方向に移
動させて分離する例を示したが、整列苗40は斜め状態で
も良く、その場合縦移動機構30が斜め下方向に整列苗40
を移動させるようにすれば良い。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、整列苗は横移動機構と
縦移動機構により一対の回転体による分離部に連続的に
確実に順次供給され、連結部を順次剥されて個々の苗に
分離されるから、大量の苗を連続的に供給することがで
き、移植作業などが正確に能率良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】整列苗の分離装置の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】その作動を示す平面図である。
【図3】図1の一部を切り欠いた側面図である。
【符合の説明】
1,2 回転体としてのローラー 20 横移動機構 30 縦移動機構 40 整列苗 41 苗 41a 分離される苗 43 苗列 B 幅

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々の苗に分離可能に整然と連結した整列
    苗を移動させて互いに反対方向に回転する一対の回転体
    により個々の苗に分離する装置において、整列苗を載せ
    て往復移動して一対の回転体に分離される苗を供給する
    横移動機構を設け、横移動機構による整列苗の移動速度
    は一対の回転体の外周速より遅くし、一対の回転体は整
    列苗の側面から接し、分離される苗は後続する苗列と回
    転体との間に挾まれて転動され、転がりながら整列苗の
    移動速度よりも速い速度で動かされて個々の苗に分離
    し、横移動機構は整列苗の幅以上を往復移動するように
    し、横移動機構上には、横移動機構の移動端で整列苗を
    載せて縦方向に間欠的に移動させる縦移動機構を設け、
    縦移動機構は横移動機構の移動端で整列苗の苗列の一列
    分だけ縦に移動させるようにした整列苗の分離装置。
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