JPH0716092Y2 - 溶接スタッド - Google Patents

溶接スタッド

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JPH0716092Y2
JPH0716092Y2 JP1988061382U JP6138288U JPH0716092Y2 JP H0716092 Y2 JPH0716092 Y2 JP H0716092Y2 JP 1988061382 U JP1988061382 U JP 1988061382U JP 6138288 U JP6138288 U JP 6138288U JP H0716092 Y2 JPH0716092 Y2 JP H0716092Y2
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JP
Japan
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welding
stud
head
base material
weld
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JP1988061382U
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JPH01165315U (ja
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博範 高租
吉輝 近藤
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Original Assignee
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は頭部とこの頭部の片面から延びるねじ付き軸部
とを包含する溶接スタッドに関する。
(従来技術とその問題点) 頭部とこの頭部の片面から延びるねじ付き軸部とを包含
する溶接スタッドを母材に溶接するには、従来は、プロ
ジェクション溶接法を用いている。この方法では、頭部
溶接面にあるプロジェクション溶接用の隆起部を母材面
に高い圧力で押し付けながら溶接を行なう。そのため、
母材の表裏両側から溶接電極を押し付けている。したが
って、大きな母材の中央部や複雑な形状の母材の場合に
は、母材の表裏両側から作業することができず、プロジ
ェクション溶接でスタッドを溶接することはできなかっ
た。
(考案の目的) したがって、本考案の目的は母材の片側からのみ溶接作
業を行なえる溶接スタッドを提供することにある。
(目的を達成する手段) かかる目的を達成するため、本考案によれば、頭部とこ
の頭部から延びるねじ付き軸部とを有する溶接スタッド
であって、前記頭部には、軸部から隔たった位置で且つ
軸部と同じ側に突出する1つの溶接部を有し、この溶接
部先端の溶接面以外の部分であって母材に面する前記頭
部の部分及び母材に接する前記軸部の根元部分が絶縁材
で覆ってあり、スタッド溶接工法に使用されることを特
徴とする溶接スタッドが提供される。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら本考案の実施例を説明す
る。
まず第1図および第2図を参照して、ここには本考案の
理解の参考となる溶接スタッド10が示してある。この溶
接スタッド10は背中合わせの平行な面12、14を有する頭
部16と、この頭部16の一方の面14から直角に延びるねじ
付き軸部18とを包含する。他方の面12は面取りしてあ
る。
軸部18は絶縁材料で作ったキャップ20で覆われており、
このキャップ20の先端は後に述べるように母材の貫通孔
に挿入しやすくするためにテーパ部22が設けてある。
この絶縁キャップ20の外面から隔たった位置で、頭部16
の軸部18と同じ側の面14からは3つの溶接部24が突出し
ている。図示の例では、後に説明するように頭部16を母
材面に押し付けたときに溶接スタッド10の変位が生じな
いように、これら3つの溶接部24は120度の角度で等間
隔に隔たって設けてある。しかしながら、溶接部24の数
は状況に応じて適宜選択できる。
各溶接部24は4度〜7度のテーパの付いた溶接面26を有
すると好ましく、さらに好ましくは、このテーパ付き溶
接面26の頂点から0.5〜1.0ミリメートル直径、0.5〜1.0
ミリメートル長さの小突起28が突出しているとよい。
次に第3図および第4図を参照して、溶接スタッド10は
母材30に形成した貫通孔32に軸部18、すなわち、キャッ
プ20の方から挿入される。次に、挿入した溶接スタッド
10の頭部16の周面16Aをコレット34によって保持しなが
らストップピン36を頭部16の軸部18と反対側の面12に係
合させ、溶接スタッド10を、たとえば、2〜10kgの圧力
で母材30の面に押し付ける。この状態で、コレット34お
よびストップピン36を通して溶接電流を溶接スタッド10
に供給する。こうして、第4図に示すように、溶接スタ
ッド10はその溶接部24が母材30の面に溶接されることに
よって母材30に固定される。溶接時、軸部18が絶縁キャ
ップ20によって覆われているため、軸部18と母材30とは
電気的に絶縁されており、スパークが発生することな
い。また、この絶縁キャップ20は、溶接終了後に母材30
を塗装する際に軸部18のねじ山が塗装材料で覆われて目
詰まりが生じるのを防止する手段としても役立つ。こう
して溶接したスタッド10の軸部18にナット(図示せず)
を締付けるときに絶縁キャップ20は取り外す。
次に第5図から第7図を参照すると、本考案の実施例と
なる溶接スタッド40が示してある。この溶接スタッド40
は長方形の平面形状を有し、背中合わせの平行な面42、
44を有する頭部46と、この頭部46の一方の面44から延び
るねじ付き軸部48とを包含する。軸部48から隔たった位
置で頭部46の軸部48と同じ側の面44からは先の参考例と
同様の溶接部50が突出している。
溶接スタッド40の頭部46の面44および軸部48の根元は絶
縁材料の層52で覆ってあり、この絶縁層52は頭部46の周
面46Aも覆って、頭部46の反対面42の面取り部54に内向
きに係止爪56を係合させることによって溶接スタッド40
に固定されている。溶接部50は絶縁層52を貫いて外部に
突出している。こうして、この溶接スタッド40も溶接部
50以外は母材から電気的に絶縁され、溶接時にスパーク
が発生することがない。なお、絶縁層52の軸部48を囲ん
でいる部分は第6図でわかるように角形となっており、
母材60に形成した角形貫通孔62に挿入したときに、ナッ
ト締付け時に溶接部50に高いトルクが加えられないよう
にしてある。なお、角形以外の形でも回転を止められる
形状であればよい。また、第7図でわかるように、溶接
後は、絶縁層52が軸部48をはさんで溶接部50の反対側で
も母材面と係合しているので、ナット締付け時に溶接ス
タッド40を変位させる力に抵抗できる。さらに、第5
図、第6図でわかるように、絶縁層52は軸部48をはさん
で溶接部50と反対の側にも貫通孔50Aを有するが、こう
することによって、絶縁層52の向きを気にすることなく
溶接スタッド40に組み付けることができる。
(考案の効果) 以上の構成によれば、溶接スタッドのねじ付き軸部を母
材の貫通孔に挿入した後、母材の片側、すなわち、溶接
スタッドの頭部側からのみ溶接作業を行なえる。また、
1つの溶接部の溶接部先端の溶接面以外の母材に面する
頭部部分及び母材に接する軸部根元部分が絶縁材で覆っ
てあるので、溶接部以外でのスタッド溶接時のスパーク
の発生を防止でき、スタッド溶接が良好に行え、更に、
絶縁材は、溶接前においては溶接スタッドの頭部及び軸
部と母材との間に介在してスタッドを母材に対して適切
に位置決めするのを助け、溶接後においても、そのまま
座として残って母材に対してスタッドをきわめて安定に
支持する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の理解の参考となる溶接スタッドの例を
示す部分断面側面図である。 第2図は第1図の溶接スタッドを軸部側から見た図であ
る。 第3図は第1図、第2図の溶接スタッドを溶接するとき
の状態を示す図である。 第4図は溶接後の溶接スタッドを示す図である。 第5図は本考案による溶接スタッドの実施例を示す部分
断面側面図である。 第6図は第5図の溶接スタッドを軸部側から見た図であ
る。 第7図は溶接後の溶接スタッドを示す図である。 図面において、10…溶接スタッド、16…頭部、18…軸
部、20…絶縁キャップ、24…溶接部、40…溶接スタッ
ド、46…頭部、48…軸部、50…溶接部、52…絶縁層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部とこの頭部から延びるねじ付き軸部と
    を有する溶接スタッドにおいて、 前記頭部には、軸部から隔たった位置で且つ軸部と同じ
    側に突出する1つの溶接部を有し、この溶接部先端の溶
    接面以外の部分であって母材に面する前記頭部の部分及
    び母材に面する前記軸部の根元部分が絶縁材で覆ってあ
    り、スタッド溶接工法に使用されることを特徴とする溶
    接スタッド。
JP1988061382U 1988-05-10 1988-05-10 溶接スタッド Expired - Lifetime JPH0716092Y2 (ja)

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JPH01165315U JPH01165315U (ja) 1989-11-20
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JPH09317883A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Sannohashi:Kk トランスミッションのシフトフォ−ク移動用シャフト
JP6365091B2 (ja) * 2014-08-06 2018-08-01 アイシン精機株式会社 車両用レールの取付構造

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