JPH0526220A - 高力ボルト - Google Patents

高力ボルト

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Publication number
JPH0526220A
JPH0526220A JP20254191A JP20254191A JPH0526220A JP H0526220 A JPH0526220 A JP H0526220A JP 20254191 A JP20254191 A JP 20254191A JP 20254191 A JP20254191 A JP 20254191A JP H0526220 A JPH0526220 A JP H0526220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
head
main frame
bolt hole
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP20254191A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Suzuki
栄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAI KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
Original Assignee
KAI KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KAI KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK filed Critical KAI KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
Priority to JP20254191A priority Critical patent/JPH0526220A/ja
Publication of JPH0526220A publication Critical patent/JPH0526220A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の接合部材をそれらのボルト穴に対する
一側からの頭部の挿入及び一側におけるねじ部へのナッ
トの螺合によって緊結可能とする高力ボルトにおいて、
ボルト穴に対するボルト本体の位置決め手段及び操作を
簡単かつ容易にする。 【構成】 頭部3をボルト本体2の一端部外周の軸対称
位置にボルト本体2の外径より薄肉にして、かつ径方向
及び軸方向へ延在させて設けることにより、複数の接合
部材のボルト穴をボルト本体と頭部のなす形状と同様に
設けることによって、ボルト穴でのボルト本体の移動が
防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高力ボルトに係り、特
に複数の接合部材をそれらのボルト穴に対する一側から
の頭部の挿入及び一側におけるねじ部へのナットの螺合
によって緊結可能とする、いわゆるワンサイド高力ボル
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高力ボルト21は、トル
シア形を例示する図4のように、ボルト本体22の一端
部にこのボルト本体22の外径より厚肉の半円板状をな
して径方向及び軸方向へ延在する頭部23を設けると共
に、他端部にねじ部24及びこのねじ部24に溝部25
を介在して連ねた尾部26を設けて構成されている。
【0003】そして、この高力ボルト21によって継ぎ
目なし角形鋼管からなるコラム柱同士等を接合するに
は、図5〜7に示すように、接合部材27,28の所要
箇所に高力ボルト21の頭部23と対応する長円形のボ
ルト穴29を設け、それらのボルト穴29に対する一側
(図5,6においては右側)から頭部23を挿入すると
共に、座金30及びナット31を取り付けたボルト本体
22を約90°回転し、頭部23がボルト穴29と十字
をなすようにし、かつ座金30に設けた位置決め突起3
2をボルト穴29に係合させてその中央部にボルト本体
22を位置させた後、尾部26を把持してボルト本体2
2を固定すると共に、ナット31を締め込んで行うもの
であり、尾部26は、所要トルクに達すると溝部25に
よってボルト本体22から切断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の高力ボルトにおいては、接合部材のボルト接合を、
ボルト穴の一側からの頭部の挿入及び一側におけるナッ
トの締め込みにより行うので、ボルト穴の一側からのボ
ルト本体の挿入及び他側におけるねじ部へのナットの螺
合による通常の場合に比して接合作業を容易かつ短時間
に行い得るものの、ボルト本体がボルト穴内で移動可能
となるので、ボルト本体をボルト穴の中央部に位置決め
するために、座金に位置決め突起を設けたり、この位置
決め突起をボルト穴に係合させたりしなければならない
問題がある。そこで、本発明は、ボルト穴に対するボル
ト本体の位置決め手段及び操作を簡単かつ容易にし得る
高力ボルトの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の高力ボルトは、複数の接合部材をそれらの
ボルト穴に対する一側からの頭部の挿入及び一側におけ
るねじ部へのナットの螺合によって緊結可能とする高力
ボルトであって、頭部をボルト本体の一端部外周の軸対
称位置にボルト本体の外径より薄肉にして、かつ径方向
及び軸方向へ延在させて設けたものである。
【0006】
【作用】上記手段においては、複数の接合部材のボルト
穴をボルト本体と頭部のなす形状とほぼ同様に設けるこ
とにより、ボルト穴内でのボルト本体の移動が防止され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例の高力ボルト1の
斜視図であり、この高力ボルト1は、ボルト本体2の一
端部外周の軸対称位置の2箇所に、ボルト本体1の外径
より適宜薄肉にして、かつ径方向及び軸方向へ適宜に延
在させて頭部3を一体に設けると共に、ボルト本体2の
他端部外周にねじ部4を設けて構成されており、ボルト
本体2の一端面中央には、後述するストッパアームの位
置決め突起が係合される皿モミ穴5が設けられている。
【0008】上記構成の高力ボルト1を用いて、継ぎ目
なし角形鋼管からなるコラム柱同士あるいはコラム柱と
H形鋼等からなる梁等の接合を行うには、まず、図2,
図3に示すように、ボルト本体2と頭部3のなす形状と
ほぼ同様のボルト穴6を所要箇所に設けた接合部材7,
8を重ね合わせた後、このボルト穴6と同様のボルト穴
9を設けた裏当金物10を一方の接合部材7に当接す
る。
【0009】この裏当金物10には、ボルト穴9の周辺
における軸対称位置の2箇所に直方体状のストッパ11
がボルト穴9の頭部対応部分と直角をなすように平行に
設けられており、これらのストッパ11間には、図3に
おいて二点鎖線で示すように、ボルト本体2の皿モミ穴
5と係合する位置決め突起12を備えたストッパアーム
13が架設されているものである。
【0010】次いで、高力ボルト1の頭部3を他方の接
合部材8のボルト穴6から挿入し、ボルト本体2の皿モ
ミ穴5にストッパアーム13の位置決め突起12が係合
したら高力ボルト1を右回りに約90°回転した後、ボ
ルト本体2に座金14を嵌装し、かつねじ部4にナット
15を螺合して締め込むと接合部材7,8の接合が行わ
れる。
【0011】なお、上述した実施例においては、頭部3
をボルト穴6,9に挿入し、かつ約90°回転した後に
座金14の嵌装及びナット15の螺合を行う場合につい
て説明したが、これに限らず、座金14及びナット15
を予め装着しておいた状態で頭部3のボルト穴6,9に
挿入するようにしてもよい。この場合、ナット15の螺
合位置を適宜に調整することにより、このナット15及
び座金14が高力ボルト1の軸方向のストッパとして機
能するので、ストッパアーム13等を設けなくてもよ
い。又、頭部3は、ボルト本体2の一端部外周の軸対称
位置の2箇所に設ける場合に限らず3箇所以上としても
よい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の接合部材に設けられるボルト穴をボルト本体と頭部
のなす形状とほぼ同様に設けることにより、ボルト穴内
でのボルト本体の移動が防止されるので、従来のように
ボルト本体をボルト穴の中央部に位置決めしたり、その
ために位置決め突起付きの座金等を必要とすることがな
くボルト穴に対するボルト本位の位置決め手段及び操作
を簡単かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の高力ボルトの斜視図であ
る。
【図2】図1の高力ボルトを用いて接合した接合部材の
平面図である。
【図3】図2におけるIII −III 線断面図である。
【図4】従来の高力ボルトの斜視図である。
【図5】従来の高力ボルトを用いて接合部材を接合する
過程の断面図である。
【図6】従来の高力ボルトを用いて接合した接合部材の
断面図である。
【図7】図6におけるVII −VII 線矢視図である。
【符号の説明】
2 ボルト本体 3 頭部 4 ねじ部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の接合部材をそれらのボルト穴に対
    する一側からの頭部の挿入及び一側におけるねじ部への
    ナットの螺合によって緊結可能とする高力ボルトであっ
    て、頭部をボルト本体の一端部外周の軸対称位置にボル
    ト本体の外径より薄肉にして、かつ径方向及び軸方向へ
    延在させて設けたことを特徴とする高力ボルト。
JP20254191A 1991-07-17 1991-07-17 高力ボルト Pending JPH0526220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20254191A JPH0526220A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 高力ボルト

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JP20254191A JPH0526220A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 高力ボルト

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JPH0526220A true JPH0526220A (ja) 1993-02-02

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ID=16459214

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300277A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Yamato Trackwork System Co Ltd ボルトの締結構造
JP2010047944A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Ihi Corp 鋼構造物の接合方法及び装置
JP2012177431A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ボルト取付構造及び核燃料貯蔵ピット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006300277A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Yamato Trackwork System Co Ltd ボルトの締結構造
JP2010047944A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Ihi Corp 鋼構造物の接合方法及び装置
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