JPH0334428B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0334428B2
JPH0334428B2 JP16843685A JP16843685A JPH0334428B2 JP H0334428 B2 JPH0334428 B2 JP H0334428B2 JP 16843685 A JP16843685 A JP 16843685A JP 16843685 A JP16843685 A JP 16843685A JP H0334428 B2 JPH0334428 B2 JP H0334428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
pin
base material
board
metal base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16843685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6228088A (ja
Inventor
Katsunori Oonishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP16843685A priority Critical patent/JPS6228088A/ja
Publication of JPS6228088A publication Critical patent/JPS6228088A/ja
Publication of JPH0334428B2 publication Critical patent/JPH0334428B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、硬質部材を金属製基材に連結する
方法に関する。
(従来の技術) プレハブ家屋等の壁は、パネル(硬質部材)を
桟(金属製基材)に連結することにより構成され
ている。また、床は、ボード(硬質部材)を梁材
としてH鋼(金属製基材)に連結することにより
構成されている。
従来、上記硬質部材を金属製基材に連結する方
法として、例えば、スクリユー釘、タツピングね
じを用いて行う場合がある。以下、壁の製造工程
を例にとつて説明する。
スクリユー釘を用いる場合には、第9図に示す
ように、中空の桟16にパネル15を当接し、ハ
ンマーでスクリユー釘30をパネル15の表面か
ら桟16内に打ち込むことにより、パネル15と
桟16を連結していた。
タツピングねじを用いる場合には、第10図に
示すように、桟16に予め孔16aを形成し、タ
ツピングねじ40をパネル15の表面から上記孔
16aにねじ込むことにより、パネル15と桟1
6を連結していた。
また、この発明に比較的近いと考えられる技術
が特開昭49−43056号公報に記載されている。詳
述すると、最初に断熱材を金属製基材に重ねてお
く。そして、溶接ガンに鋲の頭部を磁力により吸
着し、作業者がこの溶接ガンを持ちながら鋲を石
綿等の断熱材に刺し込み、鋲の尖端が金属製基材
に点接触した時に、これらの間に電流を流して両
者を溶接するものである。なお、鋲の頭部には押
さえ板が設けられていて鋲の頭部が柔軟な断熱材
の中に埋没しないようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記スクリユー釘30を用いる方法で
は、スクリユー釘30の打ち込み際に、上記硬質
部材にひび割れが生じ易かつた。また、金属製基
材のコーナー部等には、スクリユー釘30を打ち
込むことができず、その打ち込み場所が限られて
しまう不具合があつた。
また、タツピングねじ40を用いる方法では、
金属製基材に予め孔16aを形成させておかなけ
ればならず、その作業に手間が掛かつた。しか
も、タツピングねじ40を上記孔16aに一致さ
せてねじ込むのが難しかつた。また、この場合に
もコーナー部等には、タツピングねじ40をねじ
込むことができず、ねじ込み場所が限られてい
た。
また、スクリユー釘30、タツピングねじ40
を用いる場合、金属製基材が薄すぎても厚すぎて
も連結が困難であり、金属製基材の厚さに制約が
あつた。
特開昭49−43056号公報の技術は、溶接ガンを
手で持ち、人力によつて鋲を刺し込むものであ
り、断熱材が柔軟である場合に限つて適用可能な
技術であり、硬質部材を金属製基材に連結する場
合には適用できない。また、鋲の先端部が先細に
なつて尖つているため、溶接面積が小さく連結強
度が低い欠点があつた。
(問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解消するためになされ
たもので、その要旨は、一端面が略平坦でその略
中央に突起を設けた金属製止め具を、硬質部材に
貫通固定し、この金属製止め具の突起を金属製基
材に当てた状態で両者間に電気を流し、この電流
によつて生じた溶融金属を固化させることを特徴
とする硬質部材の連結方法にある。
(作用) 一端面が略平坦でその略中央に突起を設けた金
属製止め具を、硬質部材に貫通させて固定する。
そして、上記金属製止め具の突起を金属製基材に
当てた状態で両者間に電気を流し、この電流によ
つて生じた溶融金属を生じさせる。この溶融金属
の固化により硬質部材を金属製基材に連結する。
(実施例) まず、この発明方法を実施するに際して使用さ
れるピン(金属製止め具)の一例を、第6図を参
照して説明する。このピン20はヘツド部21と
シヤンク部23とから構成されている。ヘツド部
21は円盤状に形成されてシヤンク部23より大
径になつており、その平坦な頂面21aの中央に
は電気の通路となる突起22が突出している。ま
た、シヤンク部23は先端部23aから中途部ま
でが円筒状に形成され、その内部に中空部24を
有している。
第2,3図中符号1はプレス機であり、ボード
11(硬質部材)に上記ピン20をかしめて固定
するものである。このプレス機1は、円柱状のハ
ンマー2(加圧部材)と、このハンマー2の下方
に位置するポンチ4(基台)とを有している。ハ
ンマー2の下面2aには、ピン20のヘツド部2
1とほぼ同形状の係止穴3が形成されている。ま
た、ポンチ4の上面4aには、ピン20のシヤン
ク部23の先端部23aをかしめるための環状の
溝5が形成されている。この溝5の内面5aが変
形用案内面を構成している。
第5図中符号6は溶接機であり、梁材としての
H鋼12(金属製基材)に上記ピン20を溶接す
るものである。溶接機6は、コンデンサ7(溶接
機本体)と、このコンデンサ7から延びた一対の
電線8a,8bと、溶接ガン9(図中先端部のみ
を示し全体形状は省略する)とにより構成されて
いる。溶接ガン9の先端面には環状の溝9aが形
成されている。また、溶接ガン9には電線8aを
介して上記コンデンサ7の一方の電極が接続され
てる。さらに、他方の電線8bの先端には接触ホ
ルダー10が設けられている。
次に、この発明方法によるプレハブ家屋等の床
の製造工程を、第2図〜第5図および第1図に従
つて説明する。なお、ボード11は、硬質木片セ
メント板等の非導電性でかつ不燃性(または難燃
性)のものである。
第2図に示すように、ポンチ4の上面4aにボ
ード11の表面11aを合わせる。この状態から
プレス機1のハンマー2の係止穴3にピン20の
ヘツド部21を収納し、ハンマー2を高速で下降
させると、第3図に示すように、ピン20のシヤ
ンク部23は、ボード11の裏面11bからポン
チ4に向けて打ち込まれる。この場合、シヤンク
部23の先端部23aから中途部が筒状になつて
いるため、比較的小さいプレス力により20のシ
ヤンク部23をボード11内に打ち込むことがで
きる。また、ボード11の削りかすは、ピン20
の中空部24内に入り込み、打ち込み力に対する
抵抗体とならない。このため、ピン20の打ち抜
きに際してボード11に大きな応力が加わらず、
ひび割れを防止できる。
そして、上記ピン20のシヤンク部23の先端
部23aがボード11を貫通し、ポンチ4の上面
4aに形成された環状の溝5の内面5aにより案
内されて折り曲げられながら拡げられる。さらに
ハンマー2が下降すると、ハンマー2の下面2a
がボード11の裏面11bに当たり、ボード11
を下方に押し下げる。これにより、ポンチ4がボ
ード11の表面11aに圧入され、上記先端部2
3aがさらに変形し、ボード11の表面11aに
くい込むようにしてかしめられる(第4図中かし
め部分を符号25で示す)。上記かしめによつて
ピン20がボード11に固定される。この固定状
態において、ピン20のシヤンク部23のかしめ
部分25はボード11に埋め込まれ、ボード11
の表面11aから出ることはない。
次に、第5図に示すように、ボード11を裏返
し、ピン20のヘツド部21に形成した突起22
をH鋼12の上面12aに当てる。また、コンデ
ンサ7の一方の電極は前述したように電線8aを
介して溶接ガン9に接続されているが、このコン
デンサ7の他方の電極を電線8bおよび接触ホル
ダー10を介して上記H鋼12に接続する。
次に、溶接ガン9を手で持ち、溶接ガン9の先
端面に形成された環状の溝9aをピン20のかし
め部分25に当てた状態でH鋼12に向けて押し
込み、溶接ガン9のスイツチをONにすると、第
5図に示すように、コンデンサ7から電線8a、
溶接ガン9、ピン20、H鋼12、接触ホルダー
10、電線8bを経てコンデンサ7に戻る電気回
路を形成する。その結果、コンデンサ7に貯えら
れていた電気が瞬時にして流れ、ピン20の突起
22とH鋼12との間でスパークする。なお、ス
パーク時間は約4/1000秒程度である。このスパー
クにより、ピン20のヘツド部21の頂面21a
とH鋼12の上面12aを溶融させる。さらに、
スパーク開始後に、溶接ガン9でピン20を押し
続けることにより、上記ピン20のヘツド部21
の頂面21aとH鋼12の上面12aとの間にお
いて、隙間が生じることなく溶融金属13を充填
できる。この溶融金属13の固化により、第1図
に示すように、上記ピン20のヘツド部21がH
鋼12に溶接される。上記スパーク発生時におい
て、拡がつて形成されたかしめ部分25の湾曲し
た凸面と、溶接ガン9の溝9aの湾曲した凹面と
が、広い面積に亘つて面接触するため、これらの
間の電気抵抗は、突起22とH鋼12との間の電
気抵抗に比べて非常に小さくでき、この結果、突
起22とH鋼12との間でのスパークの発生を確
実なものとすることができる。
また、ピン20のヘツド部21の頂面21a全
域で上記溶融金属13が発生して固化するので、
溶接面積を広く取ることができ、上記連結を強固
なものとすることができる。
この発明は上記実施例に制約されず種々の態様
が可能である。例えば、第7図、第8図は他の実
施例を示す。この実施例では、全長に亘つて外径
が同じピン20′を用いており、頂面21a′とボ
ード11の裏面11bとが面一になるようにボー
ド11にピン20′をかしめ固定すれば、ボード
11の裏面11bとH鋼12の上面12aとを隙
間なく連結することができる。他の構成は、前記
実施例と同様であるから図中同符号を付してその
説明を省略する。
また、硬質部材として合板等の非導電性のもの
を用いることもできる。さらに、導電性の硬質部
材に予め孔をあけ、この孔に樹脂チユーブ等の絶
縁層を介して金属製止め具を挿入固定してもよ
い。金属製止め具を、ヘツド部に突起を有するボ
ルトによつて構成し、ナツトを用いて硬質部材に
固定することもできる。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明では、溶接を利
用するので、金属製基材のあらゆる箇所で硬質部
材の連結を行うことができ、また、金属製基材が
薄くても厚くても連結できる。
しかも、金属製止め具の硬質部材への固定と、
金属製止め具の金属製基材への溶接とを別工程で
行うことにより、金属製止め具の溶接側の端面を
平坦で広くすることができ、この広い溶接面積に
よつて硬質部材と金属製基材との連結強度を大と
することができる。さらに、金属製止め具の端面
の略中央に突起を設けて電気通路とすることによ
り、溶接を確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図までの図面はこの発明の実施
例を示すものであり、第1図は硬質部材の連結終
了後の状態を示す断面図、第2図〜第4図は硬質
部材に金属製止め具をかしめて固定する作業を順
を追つて説明する断面図、第5図は金属製止め具
を金属製基材に溶接している状態を示す断面図、
第6図は金属製止め具の斜視図、第7図,第8図
は他の実施例を示すものであり、第7図は硬質部
材の連結終了後の状態を示す断面図、第8図は金
属製止め具の斜視図、第9図、第10図はそれぞ
れ異なる従来の連結方法によつて硬質部材を金属
製基材に取り付けた状態を示す断面図である。 11……ボード(硬質部材)、12……H鋼
(金属製基材)、13……溶融金属、20,20′
……ピン(金属製止め具)、21a,21a′……
頂面(金属製止め具の一端面)、22……突起。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一端面が略平坦でその略中央に突起を設けた
    金属製止め具を、硬質部材に貫通固定し、この金
    属製止め具の突起を金属製基材に当てた状態で両
    者間に電気を流し、この電流によつて生じた溶融
    金属を固化させることを特徴とする硬質部材の連
    結方法。
JP16843685A 1985-07-29 1985-07-29 硬質部材の連結方法 Granted JPS6228088A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16843685A JPS6228088A (ja) 1985-07-29 1985-07-29 硬質部材の連結方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16843685A JPS6228088A (ja) 1985-07-29 1985-07-29 硬質部材の連結方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6228088A JPS6228088A (ja) 1987-02-06
JPH0334428B2 true JPH0334428B2 (ja) 1991-05-22

Family

ID=15868079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16843685A Granted JPS6228088A (ja) 1985-07-29 1985-07-29 硬質部材の連結方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6228088A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726071U (ja) * 1993-10-01 1995-05-16 株式会社ワカバ工作 スポット溶接機及び該溶接機に使用する溶接用ボルト
BR112016017920B1 (pt) * 2014-02-03 2021-01-26 Arconic Inc. elemento de fixação para a fixação de um primeiro material eletricamente condutor a um segundo material eletricamente condutor e método para a fixação de uma pluralidade de camadas adjacentes de um primeiro material eletricamente condutor a um segundo material eletricamente condutor
JP6364511B1 (ja) * 2017-02-02 2018-07-25 日新製鋼株式会社 締結構造および締結方法
JP7485912B2 (ja) * 2020-03-30 2024-05-17 日本製鉄株式会社 継手構造の製造方法、継手構造、及び自動車部品

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6228088A (ja) 1987-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6836948B2 (en) Method of joining a sheet metal part to a metal tube
US4319708A (en) Mechanical bonding of surface conductive layers
EP0366593A3 (en) Method of ultrasonically assembling workpieces
JPH10199582A (ja) 電線接続構造
JP3147749B2 (ja) 超音波溶接法
JPH0334428B2 (ja)
US20020166843A1 (en) Method for electrical resistance welding thin metal sheets together for automotive vehicle structures
US2856593A (en) Connector joint and method of making same
JPS61269986A (ja) 硬質部材の連結方法
JPS629782A (ja) 硬質部材の連結方法
JPH0336634B2 (ja)
JPS61269985A (ja) 溶接装置
US6644534B2 (en) Process for joining metals
JPS6136353B2 (ja)
JPS60210383A (ja) 細線接合方法
JPH0334427B2 (ja)
JPH0347748Y2 (ja)
JPH0626737B2 (ja) 板材への軸部成形方法
JPH06126464A (ja) 板状部材の接合方法及び装置
JPS639917B2 (ja)
JPS6241415A (ja) 金属製基材への連結方法
JP3081693U (ja) こ て
JPS6359488B2 (ja)
JPS635183Y2 (ja)
JPS6263122U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees