JPH0217747Y2 - - Google Patents

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JPH0217747Y2
JPH0217747Y2 JP16419485U JP16419485U JPH0217747Y2 JP H0217747 Y2 JPH0217747 Y2 JP H0217747Y2 JP 16419485 U JP16419485 U JP 16419485U JP 16419485 U JP16419485 U JP 16419485U JP H0217747 Y2 JPH0217747 Y2 JP H0217747Y2
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bolt
chuck
stud
shaft
welding gun
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JP16419485U
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスタツド溶接用の溶接ガンのチヤツク
に把持されて母材に溶接されるスタツドボルトに
係り、詳しくは、全体として略L字形を呈するア
ンカー用のスタツドボルトに関するものである。
(従来の技術) 周知の通りスタツド溶接法は、溶接ガン先端の
チヤツクにスタツドボルト軸部を把持させてセツ
トし、ボルト先端面を母材直接接触させて電圧を
印加して溶接するものであつて、瞬間的に終了す
るので作業現場での利用頻度の多いものである。
第5図に示すように上記溶接ガンのチヤツク15
は、ボルト軸部11の把持部分が二つ割のチヤツ
ク片16,16から構成されており、各チヤツク
片16,16の間には軸部11を把持するチヤツ
ク中心空間と軸部把持によつて形成される隣接片
間の外部間隙17が構成されるものである。図示
しないが、三つ割以上のチヤツク片もあるが、い
ずれにしても上記外部間隙が構成されるものであ
る。
又、第4図に示すように従来のアンカー用のL
字形スタツドボルト10は、同一太さの金属棒材
からヘツダ加工等で湾曲成形されており、直線状
のボルト軸部11と湾曲弧状部を有する湾曲部1
2とボルト腕部13とが同一太さで形成されてい
る。例えばパーカツシヨン溶接の場合にはボルト
軸部先端面には図示の如き突起14が設けられて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記ボルト軸部11と各部12,13が同一太
さに構成されているので、湾曲部12或いはボル
ト腕部13とが位置するチヤツク片16,16の
外部間隙17が径方向へ拡開されてチヤツク片間
が偏奇状態となるものであつた。その結果、繰返
し使用によつてチヤツク片16,16が早期損傷
する欠点があつた。実公昭56−3108号公報はチヤ
ツクをガン本体と分離構造とすることによつて上
記チヤツク片の交換可能とするものであるが、上
述の如き欠点を前提としているものである。
又、上記各部12,13の同一径によるチヤツ
ク片偏奇に加えて、ボルト軸部11の軸中心線l
が湾曲部12の湾曲端部に位置しているために、
チヤツク中心空間にボルト軸部中心を正確にセツ
トすることが極めて困難であつた。スタツド溶接
作業現場においては実際に多数個所溶接するとこ
ろから、その都度セツト位置を確認して正しい位
置にセツトし直しでき難いものであつた。その結
果、母材へのスタツドボルトの溶接位置がズレで
しまう事故が避けられなかつた。
さらに、上記各部12,13がチヤツク片外部
間隙17を開くので、チヤツク奥部まで深くセツ
トすることができず、そのためにL字形スタツド
ボルトの軸部寸法等が所定の長さに規制されてい
た。
しかして、本考案は上記実情に鑑みて開発され
たものであつて、溶接ガンの一方チヤツク片間を
偏奇させることなくボルト軸部中心にセツトでき
るようにしたL字形スタツドボルトの提供を、そ
の目的とするものである。
(考案の構成) 上記目的を達成するための本考案の構成は、ス
タツド溶接用の溶接ガンのチヤツクに把持されて
母材に溶接されるものであつて、溶接されるべき
所定太さのボルト軸部側方に、ボルト軸部よりも
細いボルト腕部が一体延長されて成ることを特徴
とするものである。
(考案の作用) 溶接ガンのチヤツクにスタツドボルトをセツト
するに際して、細いボルト腕部をチヤツク片の外
部間隙に位置させてボルト軸部をチヤツク空間に
セツトすれば、チヤツク片外部間隙からボルト腕
部が逃げた状態でチヤツクされるに至る。
(考案の一実施例) 図面第1図は本考案に係るL字形スタツドボル
トの一実施例を示す正面図、第2図は溶接ガンの
チヤツクへの把持状態を示す同斜視図、第3図は
同側面図である。
L字形スタツドボルト1は溶接されるべき所定
太さのボルト軸部2と、その側方から一体延長さ
れる細いボルト腕部3とから成る。上記ボルト腕
部3は、ボルト軸部2よりも細く形成されるが、
好ましくはボルト軸部2を把持した溶接ガンのチ
ヤツク片外部間隙17を拡開しない程の細さに形
成する。又、ボルト腕部3はボルト軸部1の側方
基端部に直交して溶接等で一体化され、ボルト軸
部1の基端面4が形成されている。ボルト腕部3
としては図示する如くネジ軸構造としても良い。
尚、5は先端面、6は突起である。
上記構成によれば、溶接ガンのチヤツク15に
スタツドボルト1をセツトするに際して、細いボ
ルト腕部3をチヤツク片16,16の外部間隙1
7に位置させてボルト軸部2をチヤツク空間にセ
ツトする。上記セツト状態で、ボルト腕部3はチ
ヤツク片外部間隙17を拡開することなくチヤツ
ク外方へ逃がされているので、チヤツク片16,
16のチヤツク中心空間内奥部までボルト軸部2
が正確に保持されることとなつて、位置狂いなく
母材に位置決めされてスタツド溶接できる。
上記一実施例によれば、ボルト腕部が溶接ガン
のチヤツク片外部間隙を拡開しない程度の細さに
形成されているので、外部間隙から逃がした状態
でセツトすることができた。
(考案の他の実施例) 上記一実施例において、ボルト腕部3が外部間
隙17を挿通する程度の細さであることを説明し
たが、チヤツク片16,16を大幅に偏寄させな
い程度であつても所期に近い効果を達成可能であ
る。
又、ボルト腕部3のネジ軸構造及び溶接一体化
は一例であつて、予じめ一体成形したものや他の
L字形腕構造を包含するものである。
さらに、ボルト腕部3がボルト軸部2よりも細
ければ、側方基端部に直交する構造以外に取付構
造のアンカーボルトにも適用可能である。
さらに又、ボルトとしてパーカツシヨンタイプ
を説明したが、L字形であれば他のアークスタツ
ドタイプや抵抗スタツドタイプ等も包含するもの
であり、ボルト以外のピン等の類似部材にも実施
可能である。
(考案の効果) 以上説明した通り本考案に係るL字形スタツド
ボルトよれば、以下の効果を奏する。
ボルト軸部側方の腕部を軸部よりも細くした
ので、チヤツク片間を径方向へ偏奇させること
がなくチヤツク片外部間隙から腕部を突出させ
た状態でスタツド溶接ガンにセツトでき、従来
の如きスタツド溶接ガンのチヤツク片の損傷を
解消することができた。
上記の理由によつて、スタツド溶接ガンチ
ヤツク片のチヤツク中心空間にL字形スタツド
ボルトを常に正確にセツトすることができ、従
来の如きスタツド溶接作業現場におけるセツト
位置確認作業とセツトし直し作業とを不要にで
きた。このことは、母材へのスタツドボルトの
溶接位置がズレ防止ともなる利点がある。
腕部をチヤツク片から逃がすことができるの
で、従来に比べてボルト軸部を長くすることが
でき、L字形スタツドボルトの用途拡大を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は本考案に係るL字形スタツドボル
トの一実施例を示す正面図、第2図は溶接ガンの
チヤツクへの把持状態を示す同斜視図、第3図は
同側面図、第4図は従来のL字形スタツドボルト
の正面図、第5図は従来における溶接ガンのチヤ
ツクへの把持状態を示す同斜視図である。 1…L字形スタツドボルト、2…ボルト軸部、
3…ボルト腕部、15…溶接ガンのチヤツク、1
6…チヤツク片、17…チヤツク片の外部空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スタツド溶接用の溶接ガンのチヤツクに把持
    されて母材に溶接されるものであつて、溶接さ
    れるべき所定太さのボルト軸部側方に、ボルト
    軸部よりも細いボルト腕部が一体延長されて成
    ることを特徴とするL字形スタツドボルト。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のものに
    おいて、ボルト腕部はボルト軸部を把持した溶
    接ガンのチヤツク片外部間隙を拡開しない程度
    の細さであることを特徴とするL字形スタツド
    ボルト。
JP16419485U 1985-10-28 1985-10-28 Expired JPH0217747Y2 (ja)

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JP16419485U JPH0217747Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

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Publication Number Publication Date
JPS6272771U JPS6272771U (ja) 1987-05-09
JPH0217747Y2 true JPH0217747Y2 (ja) 1990-05-17

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