JPH0742842Y2 - 燃料タンクの取付構造 - Google Patents

燃料タンクの取付構造

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JPH0742842Y2
JPH0742842Y2 JP1986036521U JP3652186U JPH0742842Y2 JP H0742842 Y2 JPH0742842 Y2 JP H0742842Y2 JP 1986036521 U JP1986036521 U JP 1986036521U JP 3652186 U JP3652186 U JP 3652186U JP H0742842 Y2 JPH0742842 Y2 JP H0742842Y2
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JP
Japan
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bolt
band
fuel tank
band body
support arm
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JP1986036521U
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JPS62148422U (ja
Inventor
智 村上
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日野自動車工業株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車載用燃料タンクの取付構造に関するもので
ある。
[従来の技術] この種の燃料タンクはシャシフレームに固着された支持
アームに載せた後、燃料タンクの上面に保持バンドを掛
け渡して支持アームと保持バンドにより挾持される。具
体的には支持アームの一端にはボルト孔が穿設され、保
持バンドの一端には上記ボルト孔に挿通するボルトがバ
ンド本体の長手方向に突設される。そして燃料タンクは
保持バンドのボルトを支持アームのボルト孔に挿通した
後、ナットで締付けることにより堅牢に固定される。
従来、上記ボルトはねじの形成されていない部分をバン
ド本体に重ね合せた後、この重合箇所をアーク溶接する
ことによりバンド本体に溶着されている。
一方、バンドの端末近傍に突起が設けられ、このバンド
が固定される舌片が時計ケースに設けられ、この舌片に
突起を圧接してプロジェクション溶接することによりバ
ンドが舌片に溶着された腕時計バンドの固定構造が開示
されている(特開昭57−93004)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来のアーク溶接によるボルトの取付け
は、溶接時間が比較的長く、生産性に劣り、加工コスト
が高い問題点があった。
また、上記腕時計バンドの固定構造では、バンドの端末
近傍にプロジェクション溶接のための突起を特別に設け
なければならず、バンドの加工コストを押上げる問題点
があった。
本考案の目的は、保持バンドに溶接するボルトの全長に
わたってねじを形成するだけでプロジェクション溶接に
より、簡便にボルトをバンド本体に突設して、保持バン
ドの加工コストを安価にし得る燃料タンクの取付構造を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、第1図及び第3図に示すように、シャシフレ
ーム13に基端が固着され先端にボルト孔17が穿設された
支持アーム11と、一端にボルト孔17に挿通するボルト20
がバンド本体12aの長手方向に突設された保持バンド12
とからなり、支持アーム11と保持バンド12により燃料タ
ンク10を挾持するように構成された燃料タンクの取付構
造の改良である。
その特徴ある構成は、ボルト20にその全長にわたってね
じが形成され、ボルト20の複数のねじ山の一部がバンド
本体12aに重合し重合した複数のねじ山を突起部20aとし
てプロジェクション溶接によりボルト20がバンド本体12
aに溶着されたことにある。
[作用] 第3図に示すようにボルト20のねじ山が突起部(プロジ
ェクション)20aとしてバンド本体12aに接触するため、
ボルト20とバンド本体12aとにフラット形電極23,24を加
圧して通電すれば、加圧と加熱は突起部20aに集中し、
突起部20aの数だけスポット溶接が同時に行われ、極め
て短時間のうちにボルト20をバンド本体12aに溶着する
ことができる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図に示すように、車載用の燃料タンク10はそれぞれ
2本の支持アーム11と保持バンド12とにより挾持され
る。支持アーム11は燃料タンク10の底部の形状に相応し
た略「L」字状に形成されてシャシフレーム13にボルト
14とナット15により固着される。この支持アーム11の先
端にはボルト孔17が穿設され、基端にはアンカ孔18が穿
設される。
保持バンド12は燃料タンク10の上部の形状に相応して折
曲げて形成され、その一端には上記ボルト孔17に挿通す
るボルト20がバンド本体12aの長手方向に突設される。
また保持バンド12の他端にはアンカ部21が形成される。
第2図はこの保持バンド12を折曲げる前の要部平面図で
ある。本考案の特徴ある点は、ボルト20にその全長にわ
たってねじが形成され、このボルト20の複数のねじ山の
一部がバンド本体12aに重合し、この重合した複数のね
じ山を突起部20aとしてプロジェクション溶接によりボ
ルト20がバンド本体12aに溶着されたところにある。ボ
ルトは転造加工法にて形成された定尺長さのねじ棒を所
定の長さに切断することにより、或いは所定の長さに切
断された丸棒材を転造加工法にてその全長にわたってね
じを形成することにより構成される。
ボルト20をバンド本体12aに重ね合せると、ボルト20の
ねじ山が突起部(プロジェクション)20aとしてバンド
本体12aに接触するため、第3図に示すようにボルト20
とバンド本体12aとをフラット形の固定電極23の上に載
せ、ボルト20の上から可動電極24を加圧して両電極23,2
4に溶接変圧器25により通電すれば、加圧と加熱は突起
部20aに集中し、突起部20aは加熱、軟化につれて徐々に
圧しつぶされ、ナゲットが形成される。この結果、突起
部20aの数だけスポット溶接が同時に行われ、極めて短
時間のうちにボルト20をバンド本体12aに溶着すること
ができる。
ここで、可動電極24は図示しないがフラットな2つの
面、即ち逆V字状の溝を有する電極であり、この溝がボ
ルト20に嵌入されることにより可動電極24がボルト20に
圧接される。このためボルト20が固定電極23上を転がる
のを防止できる。また可動電極24及びボルト20の突起部
20a間の接触面積が固定電極23及びボルト20の突起部20a
間の接触面積の2倍になるので、可動電極24及び突起部
20a間に流れる電流密度は固定電極23及び突起部20a間に
流れる電流密度より小さく、可動電極24と接触する突起
部20aが軟化することはない。
第1図に示すように、燃料タンク10の取付けは支持アー
ム11の上に燃料タンク10を載せ、保持バンド12のアンカ
部21を支持アーム11のアンカ孔18に挿入して係止した
後、保持バンド12のボルト20をボルト孔17に挿通し、ナ
ット26を螺着することにより行う。
[考案の効果] 以上述べたように、溶接時間が長く生産性に劣っていた
従来のアーク溶接によるボルトの取付けと比較して、本
考案によれば、迅速かつ簡便にボルトをバンド本体に溶
着でき、保持バンドの加工コストを安価にすることがで
きる。
またプロジェクション溶接のための突起がバンドの端末
近傍に設けられた従来の腕時計バンドの固定構造と比較
して、ボルトのねじ山がプロジェクション溶接の突起部
となるので、保持バンドの加工コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案一実施例燃料タンクの組立斜視図。 第2図はその保持バンドを折曲げる前の要部平面図。 第3図はそのボルトの溶接状況を示す図。 10:燃料タンク、11:支持アーム、12:保持バンド、12a:
バンド本体、13:シャシフレーム、17:ボルト孔、20:ボ
ルト、20a:突起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャシフレーム(13)に基端が固着され先
    端にボルト孔(17)が穿設された支持アーム(11)と、
    一端に上記ボルト孔(17)に挿通するボルト(20)がバ
    ンド本体(12a)の長手方向に突設された保持バンド(1
    2)とからなり、上記支持アーム(11)と上記保持バン
    ド(12)により燃料タンク(10)を挾持するように構成
    された燃料タンクの取付構造において、 上記ボルト(20)にその全長にわたってねじが形成さ
    れ、上記ボルト(20)の複数のねじ山の一部が上記バン
    ド本体(12a)に重合し上記重合した複数のねじ山を突
    起部(20a)としてプロジェクション溶接により上記ボ
    ルト(20)が上記バンド本体(12a)に溶着されたこと
    を特徴とする燃料タンクの取付構造。
JP1986036521U 1986-03-13 1986-03-13 燃料タンクの取付構造 Expired - Lifetime JPH0742842Y2 (ja)

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JPS62148422U JPS62148422U (ja) 1987-09-19
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JPS58113529U (ja) * 1982-01-29 1983-08-03 いすゞ自動車株式会社 燃料タンクの保持装置

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