JPS6025355Y2 - 溶接用治具 - Google Patents
溶接用治具Info
- Publication number
- JPS6025355Y2 JPS6025355Y2 JP2580781U JP2580781U JPS6025355Y2 JP S6025355 Y2 JPS6025355 Y2 JP S6025355Y2 JP 2580781 U JP2580781 U JP 2580781U JP 2580781 U JP2580781 U JP 2580781U JP S6025355 Y2 JPS6025355 Y2 JP S6025355Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- jig
- welding
- rod
- tab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、溶接用治具、例えば鉄骨等の比較的溶接長
の短い溶接のために使用される治具に関する。
の短い溶接のために使用される治具に関する。
例えば建築用鉄骨等の溶接を行なう場合、溶接の接点お
よび終点に発生し易い欠陥を避けるため、溶接線両端の
母材に母材と同板厚かつ同開先形状の鋼板エンドタブを
仮付けして、溶接の接点および終点がタブ内に含まれる
ようにするのが普通である。
よび終点に発生し易い欠陥を避けるため、溶接線両端の
母材に母材と同板厚かつ同開先形状の鋼板エンドタブを
仮付けして、溶接の接点および終点がタブ内に含まれる
ようにするのが普通である。
ところが、鋼板タブを使用すると、溶接前のタブの仮付
は溶接、ならびに溶接終了後のタブのガス切断および切
断箇所のグラインダ仕上等の処理が必要になり、溶接現
場にガス切断機やグラインダ等を持込む必要があり、と
くに比較的溶接長の短い柱と仕口の溶接等の場合には、
鋼板タブ処理時間の割合が大きく、非能率的である。
は溶接、ならびに溶接終了後のタブのガス切断および切
断箇所のグラインダ仕上等の処理が必要になり、溶接現
場にガス切断機やグラインダ等を持込む必要があり、と
くに比較的溶接長の短い柱と仕口の溶接等の場合には、
鋼板タブ処理時間の割合が大きく、非能率的である。
このため、最近では、耐火性固形フラックスよりなるタ
ブ(フラックスタブ)を溶接線両側の母材開先側面に当
てて、母材開先内のみを溶接する方法が考え出されてい
る。
ブ(フラックスタブ)を溶接線両側の母材開先側面に当
てて、母材開先内のみを溶接する方法が考え出されてい
る。
フラックスタブの場合、溶接終了後の取外しは非常に簡
単であるが、鋼板タブと違って母材に仮付は溶接できな
いため、母材に対する取付は固定が困難であり、現状で
はフラックスタブの利点が十分に活かされていない。
単であるが、鋼板タブと違って母材に仮付は溶接できな
いため、母材に対する取付は固定が困難であり、現状で
はフラックスタブの利点が十分に活かされていない。
この考案は、上記の実情に鑑みてなされたものであって
、取扱いが容易でフラックスタブを母材に確実に取付は
固定することができ、よってフラックスタブを使用した
健全で能率の良い溶接を可能にする溶接用治具を提供す
ることを目的とする。
、取扱いが容易でフラックスタブを母材に確実に取付は
固定することができ、よってフラックスタブを使用した
健全で能率の良い溶接を可能にする溶接用治具を提供す
ることを目的とする。
以下この考案の実施例を示す図面を参照して説明する。
図面は横倒しにしたH型鋼の柱1のフランジ2にH型鋼
の仕口3のフランジ4端面を溶接する場合を示しており
、2個のフラックスタブ5が、溶接部6の両端に当てら
れ、治具10により固定されている。
の仕口3のフランジ4端面を溶接する場合を示しており
、2個のフラックスタブ5が、溶接部6の両端に当てら
れ、治具10により固定されている。
治具10は中間部がコ字状に曲げられた鋼製丸棒(金属
棒)11よりなり、この棒11の両端に、互いに接近す
るように内側に曲げられたフラックスタブ支持部12が
設けられている。
棒)11よりなり、この棒11の両端に、互いに接近す
るように内側に曲げられたフラックスタブ支持部12が
設けられている。
各支持部12の先端は、フラックスタブ5との接触面積
を非常に小さくするために、先細に形成されている。
を非常に小さくするために、先細に形成されている。
棒11の長さの中央部には、1回ないし数回巻かれたコ
イル部13が形成されている。
イル部13が形成されている。
この治具10は、棒11の両端部を手で持って広げると
、支持部12の間隔が広がり、力を緩めると、棒11の
弾性力により元の間隔に復帰する。
、支持部12の間隔が広がり、力を緩めると、棒11の
弾性力により元の間隔に復帰する。
したがって、支持部12を手で広げて、フラックスタブ
5を溶接部6両端に当てるとともに、支持部12の先端
をフラックスタブ5に押当てることにより、フラックス
タブ5を確実に固定するとかできる。
5を溶接部6両端に当てるとともに、支持部12の先端
をフラックスタブ5に押当てることにより、フラックス
タブ5を確実に固定するとかできる。
そして、溶接が終了したならば、支打部12を手で広げ
ることにより、治具10およびフラックスタブ5を簡単
に取外すことができる。
ることにより、治具10およびフラックスタブ5を簡単
に取外すことができる。
また、棒11とフラックスタブ5の接触面積が極めて小
さいため、溶接時に発生する熱が棒11にほとんど伝わ
らず、治具10の温度上昇は極めて小さい。
さいため、溶接時に発生する熱が棒11にほとんど伝わ
らず、治具10の温度上昇は極めて小さい。
したがって、溶接終了後直ちに治具10を手で持って取
外すことができる。
外すことができる。
治具10の取付は方は任意であり、例えば図面に鎖線で
示すように取付けることもできる。
示すように取付けることもできる。
また、上記実施例では、棒11両端部の撓み量を大きく
するために棒11中央部にコイル部13が設けられ、棒
11とフラックスタブ5の接触面積を非常に小さくする
ために支持部12の先端が先細に形成されているが、こ
れらは必ずしも必要ではない。
するために棒11中央部にコイル部13が設けられ、棒
11とフラックスタブ5の接触面積を非常に小さくする
ために支持部12の先端が先細に形成されているが、こ
れらは必ずしも必要ではない。
支持棒11の先端が先細に形成されていない場合であっ
ても、棒11とフラックスタブ5の接触面積は小さいた
め、治具10の温度上昇は小さい。
ても、棒11とフラックスタブ5の接触面積は小さいた
め、治具10の温度上昇は小さい。
治具10の全体形状ならびに棒11の断面形状および材
質等は、実施例のものに限らず、適宜変更可能である。
質等は、実施例のものに限らず、適宜変更可能である。
例えば、治具の全体形状は、U字状、■字状、円弧状ま
たは台形状等であってもよい。
たは台形状等であってもよい。
そして、これらの材質、形状、寸法等は、手で持って容
易にフラックスタブ支持部の間隔を広げることができ、
かつ弾性力によってフラックスタブを確実に固定できる
ように、溶接長等を考慮して決められる。
易にフラックスタブ支持部の間隔を広げることができ、
かつ弾性力によってフラックスタブを確実に固定できる
ように、溶接長等を考慮して決められる。
この治具10は、柱1と仕口3の溶接だけでなく、他の
溶接にももちろん適用できる。
溶接にももちろん適用できる。
そして、フラックスタブ5の寸法、形状は溶接条件によ
って適宜変えられる。
って適宜変えられる。
以上のように、1この考案による溶接用治具は、中間部
が曲げられた金属棒よりなり、この金属棒の両端に、互
いに接近するように内側に曲げられたフラックスタブ支
持部が設けられているから、金属棒の両端を手で持って
開くだけの簡単な操作により、フラックスタブの取付け
、取外しを行なうことができ、かつ金属棒の弾性力によ
り、フラックスタブを支持部先端で挾んで母材に確実に
固定することができる。
が曲げられた金属棒よりなり、この金属棒の両端に、互
いに接近するように内側に曲げられたフラックスタブ支
持部が設けられているから、金属棒の両端を手で持って
開くだけの簡単な操作により、フラックスタブの取付け
、取外しを行なうことができ、かつ金属棒の弾性力によ
り、フラックスタブを支持部先端で挾んで母材に確実に
固定することができる。
また、金属棒とフラックスタブの接触面積が小さく、溶
接中の治具の温度上昇が小さいため、溶接後直ちに治具
を手で持って取外すことができる。
接中の治具の温度上昇が小さいため、溶接後直ちに治具
を手で持って取外すことができる。
したがって、この治具によれば、フラックスタブを使用
した健全で能率の良い溶接を容易に行なうことができる
。
した健全で能率の良い溶接を容易に行なうことができる
。
また、従来のフラックスタブ取付用の治具では、ねじ等
の締付手段が設けられているため、溶接中にスパッタが
ねじ部等に付着することによって動作不良となることが
あるが、この考案の治具の場合には、ねじ等の締付手段
が全く不要であり、金属棒にスパッタが付着しても何ら
支障がなく、スパッタを取除く必要がない。
の締付手段が設けられているため、溶接中にスパッタが
ねじ部等に付着することによって動作不良となることが
あるが、この考案の治具の場合には、ねじ等の締付手段
が全く不要であり、金属棒にスパッタが付着しても何ら
支障がなく、スパッタを取除く必要がない。
さらに、この治具は、金属棒を曲げただけの極めて簡単
な構成を有し、安価に製作することができる。
な構成を有し、安価に製作することができる。
図面はこの考案の実施例を示す斜視図である。
5・・・・・・フラックスタブ、10・・・・・・治具
、11・・・・・・丸棒(金属棒)、12・・・・・・
フラックスタブ支持部。
、11・・・・・・丸棒(金属棒)、12・・・・・・
フラックスタブ支持部。
Claims (1)
- 中間部が曲げられた金属棒よりなり、この金属棒の両端
に、互いに接近するように内側に曲げられたフラックス
タブ支持部が設けられている溶接用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2580781U JPS6025355Y2 (ja) | 1981-02-24 | 1981-02-24 | 溶接用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2580781U JPS6025355Y2 (ja) | 1981-02-24 | 1981-02-24 | 溶接用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57141875U JPS57141875U (ja) | 1982-09-06 |
JPS6025355Y2 true JPS6025355Y2 (ja) | 1985-07-30 |
Family
ID=29823500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2580781U Expired JPS6025355Y2 (ja) | 1981-02-24 | 1981-02-24 | 溶接用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025355Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-02-24 JP JP2580781U patent/JPS6025355Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57141875U (ja) | 1982-09-06 |
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