JPH0715965Y2 - 巾木の構造 - Google Patents

巾木の構造

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JPH0715965Y2
JPH0715965Y2 JP1989026339U JP2633989U JPH0715965Y2 JP H0715965 Y2 JPH0715965 Y2 JP H0715965Y2 JP 1989026339 U JP1989026339 U JP 1989026339U JP 2633989 U JP2633989 U JP 2633989U JP H0715965 Y2 JPH0715965 Y2 JP H0715965Y2
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JP
Japan
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wall material
wall
water
mounting
draining
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989026339U
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English (en)
Other versions
JPH02118040U (ja
Inventor
良一 松島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、浴室などの水を使う部屋における巾木に関す
る。
[従来の技術] 近年浴室などの水を使う部屋においては壁材が合成樹脂
製、金属製などであり、このため巾木も合成樹脂製、金
属製のものが使用されていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、壁材として合成樹脂製、金属製のものを使用
した浴室はどうしても安っぽく、また冷たい感じがする
という問題がある。そこで、木質系の壁材を使うことで
高級感を出し、また暖かい感じを出すようにすることが
考えられている。そして、これに伴って巾木も木質系の
ものを使用することが考えられるが、木質系の巾木は特
に水が直接かかる部分であるため、水で腐食しやすく、
また浴室から外に水が浸出しやすかった。
本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したもので
あって、その目的とするところは、木質としての高級感
や暖か味を出し、しかも水によって腐食したりせず、さ
らに、壁材との接続部分からの水の浸出を防止すること
ができる巾木の構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の巾木の構造は、WPC処理された木質材よりなる
巾木1であって、上面が前端側程下位置となるように傾
斜した水切り用傾斜面2となり且つこの水切り用傾斜面
2の後部に上方に向けて壁材4の下面後部を載設支持す
るための壁材載置用突部3を突設し、この壁材載置用突
部3の巾を壁材4の厚みよりも巾狭として成るものであ
って、このような構成を採用することで、上記した本考
案の目的を達成したものである。
[作用] しかして、巾木1がWPC処理された木質材により形成し
てあるから高級感や暖か味を出し、また水により腐食し
たりすることを防止するようになっており、更に、上面
が前端側程下位置となるように傾斜した水切り用傾斜面
2となり且つこの水切り用傾斜面2の後部に上方に向け
て壁材載置用突部3を突設してあることで、壁材4の下
面後部が壁材載置用突部3の上に載置され、壁材4の下
面前部と水切り用傾斜面2との間に隙間が形成されるこ
とになり、前面側から水がかかっても水は壁材載置用突
部3により壁材4の下面と壁材載置用突部3との間から
水が浸入しようとするのが阻止され、水切り用傾斜面2
により排水されるようになっている。
[実施例] 以下本考案を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
巾木1は木質材をWPC処理したものであり、この巾木1
の上面は前端側程下位置となるように傾斜した水切り用
傾斜面2となっている。そして、この水切り用傾斜面2
の後部に上方に向けて壁材4の下面後部を載設支持する
ための壁材載置用突部3が突設してある。このような構
成の巾木1は例えば浴室、台所のような水回り部分にお
いて使用されるものである。第2図には本考案の巾木1
の一使用例が示してある。巾木1は壁下地材5に釘6打
ちや接着剤により固着されるものである。ここで、釘6
で固着する場合には巾木1の下面側から壁下地材5側に
向けて斜め上方に釘打ちするようになっている。釘6打
ちと接着剤とを併用してもよい。巾木1の上面後部に上
方に向けて突設した壁材載置用突部3の上には壁材4の
下面後部が載設支持されるものである。壁材4は木質系
の外観を呈する材料のものが使用してあり、例えば第3
図に示すように合成木材よりなる基材4aの表面にWPC処
理された突板4bを貼り合わせて構成したものであり、表
面がWPC処理された突板4bのため耐水性が向上し、しか
も木質系の高級感のある外観とすることができる。な
お、基材4aの裏面にはWPC処理したまたはWPC処理してい
ない突板4cが貼着してあり、壁材4の表裏の反り等に対
するバランスを取るためにこのように裏面にも突板4cを
貼着してある。このような構成の壁材4は壁下地材5に
対して壁材4の側端部の嵌合突部7を釘で固着し、隣り
の壁材4の側端部の嵌合凹部8を上記嵌合突部7に嵌合
することで壁下地材5に取り付けるとともに壁材4同士
を連結するものである。壁材4の下面後部を吊木1の壁
材載置用突部3の上に載設支持させると壁材4の下面前
部と水切り用傾斜面2との間に隙間9が形成されるよう
になっている。巾木1の下面側にはモルタルを塗布して
モルタル層10を形成し、このモルタル層10の前面にタイ
ル11が貼られる。図中、12は表面が不質素となった天井
材であり、例えば壁材4と同じ構成となっている。また
13は木質材にWPC処理して形成した回り縁、14はコーキ
ング材である。
しかして、巾木1に水がかかった場合、水切り用傾斜面
2に沿って水が上昇しても壁材4の下面前部との間に隙
間9があるので壁材4の下面前部を水から守るようにな
っており、また壁材載置用突部3により水がそれ以上進
むのが阻止され、阻止された水は水切り用傾斜面2に沿
って流下排水されるものである。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のようにWPC処理された木質材
よりなる巾木であるため、浴室や台所などの水回り部分
に使用しても木を素材とした高級感や暖か味が出るのは
もちろん水に対しても腐食するおそれがなく、しかも上
面が前端側程下位置となるように傾斜した水切り用傾斜
面となり且つこの水切り用傾斜面の後部に上方に向けて
壁材の下面後部を載設支持するための壁材載置用突部を
突設し、この壁材載置用突部の巾を壁材の厚みよりも巾
狭としてあるので、壁材の下面後部が壁材載置用突部の
上に載置され、壁材の下面前部と水切り用傾斜面との間
に隙間が形成されることになり、前面側から水がかかっ
ても水は壁材載置用突部により壁材の下面と壁材載置用
突部との間から水が浸入しようとするのが阻止され、水
切り用傾斜面により排水されるものであり、また、上記
のように壁材の下面前部と水切り傾斜面との間に隙間が
形成されるので、壁材の表面に沿って流れた水は壁材の
前面下端からそのまま下方に滴下し、毛細管現象などで
壁材の下面と壁材載置用突部との間に浸入しないもので
あり、また、水切り傾斜面に流れた水も壁材の下面前部
を浸すことがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の巾木の破断斜視図、第2図は同上の施
工状態を示す断面図、第3図は壁材の断面図であって、
1は巾木、2は水切り用傾斜面、3は壁材載置用突部、
4は壁材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】WPC処理された木質材よりなる巾木であっ
    て、上面が前端側程下位置となるように傾斜した水切り
    用傾斜面となり且つこの水切り用傾斜面の後部に上方に
    向けて壁材の下面後部を載設支持するための壁材載置用
    突部を突設し、この壁材載置用突部の巾を壁材の厚みよ
    りも巾狭として成る巾木の構造。
JP1989026339U 1989-03-07 1989-03-07 巾木の構造 Expired - Lifetime JPH0715965Y2 (ja)

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JPH02118040U JPH02118040U (ja) 1990-09-21
JPH0715965Y2 true JPH0715965Y2 (ja) 1995-04-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60137029U (ja) * 1984-04-25 1985-09-11 松下電工株式会社 浴室床材と壁パネルの水切り構造

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JPH02118040U (ja) 1990-09-21

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