JPH07157074A - 型鋼製作設備 - Google Patents

型鋼製作設備

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JPH07157074A
JPH07157074A JP30072593A JP30072593A JPH07157074A JP H07157074 A JPH07157074 A JP H07157074A JP 30072593 A JP30072593 A JP 30072593A JP 30072593 A JP30072593 A JP 30072593A JP H07157074 A JPH07157074 A JP H07157074A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 反転装置29は、処理機10側に位置する定置保
持装置30と、処理機10から離れて位置しかつ定置保持装
置30に対し接近離間動自在な可動保持装置60からなり、
両保持装置30,60は、本体31,61に対して昇降自在な昇
降体35,65と、昇降体35,65に取り付けられかつ前後軸
心44,74の周りで回動自在なクランプ装置45,75とによ
り構成した。 【効果】 型鋼の両端をクランプし、持ち上げて反転さ
せることで、反転を自動的に容易にかつ確実に行え、可
動保持装置でのみ型鋼をクランプした状態で、この可動
保持装置を処理機側に移動させることで、反転した型鋼
の処理機入口への搬入を自動的に容易にかつ確実に行え
る。持ち上げて反転させたT型鋼の下側へ、別なフラン
ジ板の挿入を容易に確実に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フランジ材とウエブ材
とを溶接することで得られるH型鋼やT型鋼など各種型
鋼の製作設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の設備としては、処理機に
一方向から通した型鋼を、反転装置により反転したのち
処理機に他方向から通す形式がある。そして処理機とし
ては、溶接を行う仮組み立て機や、溶接後の歪み取りを
行う矯正機などがある。また反転装置としては、たとえ
ば吊下げ式反転装置やアーム式反転装置が提供されてい
る。
【0003】ここで吊下げ式反転装置は、処理機からの
搬送経路を形成するコンベヤ上の型鋼を、吊下げワイヤ
ーを介して吊上げ、そして吊下げワイヤーの送り量を調
整することで型鋼の反転を行ったのちコンベヤに戻して
いる。またアーム式反転装置は、コンベヤ上の型鋼に対
してV字状のアームを90度に亘って往復回転させること
で型鋼の反転を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の両反転装置によると、H型鋼の場合には一対のフラン
ジ板の天地が変わるだけであることから支障なく行える
が、T型鋼の場合には、反転させることでウエブ板の遊
縁が下向きとなって、この遊縁とフランジ板の一側縁と
がコンベヤに受け止められた状態になることから、処理
機の入口に搬入して他方向から通すことはできない。
【0005】さらに処理機が溶接を行う仮組み立て機の
場合、ウエブ板の遊縁の下側に別なフランジ板を位置さ
せて仮組み立て機に通すが、前述したようにウエブ板の
遊縁とフランジ板の一側縁とがコンベヤに受け止められ
る状態であることから、ウエブ板の遊縁の下側に別なフ
ランジ板を挿入することもできない。
【0006】本発明の目的とするところは、型鋼の反転
と、反転した型鋼の処理機入口への搬入、ならびに別な
フランジ板の挿入とを、自動的に容易にかつ確実に行え
る型鋼製作設備を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の型鋼製作設備における反転装置は、処理機側に位
置する定置保持装置と、処理機から離れた側に位置しか
つ定置保持装置に対して接近離間動自在な可動保持装置
とからなり、両保持装置は、本体と、この本体に対して
昇降自在な昇降体と、この昇降体に取り付けられかつ前
後軸心の周りで回動自在なクランプ装置とにより構成し
ている。
【0008】
【作用】かかる本発明の構成によると、長さ方向に移動
される型鋼は、処理機においてフランジ材に対する挟圧
矯正や、フランジ材とウエブ材との溶接結合など、種々
な処理を受ける。そして処理された型鋼は処理機を通過
して行くのであるが、このとき反転装置では、可動保持
装置が定置保持装置に対して最も離間した位置(後退位
置)にあり、さらに定置保持装置では、上昇位置にある
昇降体と一体のクランプ装置がクランプ開放動になって
いる。また可動保持装置では、下降位置にある昇降体と
一体のクランプ装置がクランプ開放動になっている。し
たがって処理機を通した型鋼は、定置保持装置における
クランプ装置の下方を通過させて、可動保持装置のクラ
ンプ装置に接近させ得る。
【0009】型鋼が処理機側から送り出されたとき、ま
ず可動保持装置を定置保持装置に対して接近動させ、そ
のクランプ装置にウエブ材の前端を位置させることで、
クランプ装置によりウエブ材の前端を挟持し得る。次い
で可動保持装置を定置保持装置に対して離間動させるこ
とで、挟持している型鋼を引き出し移動させて、型鋼の
後端を定置保持装置のクランプ装置の下方を通過させ得
る。
【0010】そして定置保持装置の昇降体を下降させて
クランプ装置を型鋼の後端に対向させたのち、可動保持
装置を定置保持装置に対して接近動させることで、挟持
している型鋼を押し込み移動させ得、そのクランプ装置
にウエブ材の後端を位置させることで、クランプ装置に
よりウエブ材の後端を挟持し得る。
【0011】このようにして、ウエブ材の両端部をそれ
ぞれクランプ装置により挟持したのち、両昇降体を同期
状に上昇させて型鋼を持ち上げたのち、両クランプ装置
を前後軸心の周りに回転させることで、型鋼を前後軸心
の周りに反転し得る。所期の反転を行ったのち、両昇降
体を同期状に下降させて型鋼を戻すことで、定置保持装
置のクランプ装置によるウエブ材の後端に対するクラン
プを開放し得る。
【0012】次いで可動保持装置を定置保持装置に対し
て離間動させ、挟持している型鋼を引き出し移動させた
のち、定置保持装置の昇降体を上昇させることで、その
クランプ装置を型鋼の後端に対して上方に位置させ得
る。この状態で可動保持装置を定置保持装置に対して接
近動させることで、型鋼の後端を処理機に押し込み得、
そして可動保持装置のクランプ装置によるウエブ材の前
端に対するクランプを開放することで、型鋼を処理機に
対して前述とは逆に通し得、同様にして挟圧矯正や溶接
結合など、種々な処理を行える。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1、図2において、処理機の一例である仮組立
機10の前後にそれぞれコンベヤ1、6が配設され、これ
らコンベヤ1,6は、フレーム2,7と、多数の遊転ロ
ーラ3,8などにより構成されている。なお両コンベヤ
1,6ならびに仮組立機10は、共通のベース体9上に配
設され、また両コンベヤ1,6によって、仮組立機10を
通る直線状の搬送経路を形成している。
【0014】そして、この実施例においては、フランジ
材91とウエブ材93を、コンベヤ1から仮組立機10に通し
て逆T型に仮組み立てしたのちコンベヤ6に移し、次い
で逆T型仮組立材を反転し、この反転したT型仮組立材
とフランジ材92をコンベヤ6から仮組立機10に通して各
材をH型鋼に仮組み立てしたのちコンベヤ1に戻すよう
に構成してある。
【0015】前記仮組立機10は、本体フレーム11の前後
に下位のフランジ材91または92の両側面を案内する位置
変更自在かつ変更位置を固定自在な幅決めローラ15と、
変速つまみを有する回転駆動装置5に連動している送り
ローラ4とを有し、さらにウエブ材93の下部を両側から
挟む一対の挟みローラ16が配置されている。ここで一方
の挟みローラ16は調整ハンドル17により位置調整自在で
あり、また他方の挟みローラ16は横シリンダー18により
挟み方向に移動自在である。
【0016】また、前記本体フレーム11の上部には門型
枠体20が設けられ、この門型枠体20に設けた下向きシリ
ンダー21の下端には押えローラ22が遊転自在に設けられ
る。ここで押えローラ22は溝付き形式であって、その溝
23によりウエブ材93の遊縁を押え、また溝23の両側の部
分により上位のフランジ材92または91を押えるように構
成してある。以上の11〜23により仮組立機10を構成す
る。
【0017】他方のコンベヤ6側には反転装置29が設け
られ、この反転装置29は、仮組立機10側に位置する定置
保持装置30と、仮組立機10から離れた側に位置しかつ定
置保持装置30に対して接近離間動自在な可動保持装置60
とからなる。
【0018】図1、図3、図5に示すように前記定置保
持装置30の本体31は、左右一対の側板部32と天枠部33と
により門形枠体状に形成され、他方のコンベヤ6を跨ぐ
状態でベース体9から立設されている。前記両側板部32
には、その相対向した内面に上下方向のガイドレール34
が取り付けられ、これらガイドレール34に案内されて昇
降自在な昇降体35が設けられる。
【0019】前記天枠部33には、昇降体35に連動する昇
降動装置36が設けられ、この昇降動装置36は、左右方向
の中間軸37と、この中間軸37に巻掛け伝動装置38を介し
て連動する減速機付きの第1駆動モータ39と、前記中間
軸37に設けた左右一対のスプロケット40と、これらスプ
ロケット40に掛けられたチェーン41とからなり、これら
チェーン41の一端を、前記昇降体35上に設けたフック42
に連結している。
【0020】前記昇降体35には、前後軸心44の周りで回
動自在なクランプ装置45が取り付けられる。すなわち昇
降体35の上下方向ならびに左右方向の中央部には、軸受
け装置46を介して前後軸心44の周りで回動自在な回転軸
47が設けられ、この回転軸47の外端は、昇降体35上に設
けた減速機付きの第2駆動モータ48に巻掛け伝動装置49
を介して連動している。
【0021】そして回転軸47の内端には、平面視で門形
状の案内部材50が取り付けられ、この案内部材50の遊端
には、ウエブ材93の案内を行う傾斜面51が形成されてい
る。前記案内部材50の一側部内面には固定金具52が設け
られ、また他側部の内面側には可動金具53が設けられ
る。この可動金具53を固定金具52に対して接近離間動さ
せるための締付け用シリンダー54が、案内部材50の他側
部に設けられる。以上の31〜54により、クランプ装置45
を有する定置保持装置30を構成する。
【0022】前記可動保持装置60は前記定置保持装置30
に対して、その本体が固定か可動かを除いて対称状に形
成されており、以下に番号と部品名を列記して、その詳
細は省略する。すなわち図1、図4において61は本体、
62は側板部、63は天枠部、64はガイドレール、65は昇降
体、66は昇降動装置、67は中間軸、68は巻掛け伝動装
置、69は第1駆動モータ、70はスプロケット、71はチェ
ーン41、72はフック、74は前後軸心、75はクランプ装
置、76は軸受け装置、77は回転軸、78は第2駆動モー
タ、79は巻掛け伝動装置、80は案内部材、81は傾斜面、
82は固定金具、83は可動金具、84は締付け用シリンダー
をそれぞれ示す。
【0023】そして前記本体61の両側板部62には、それ
ぞれブラケット85を介して前後一対の車輪86が取り付け
られ、これら車輪86を、フレーム7側の下部側面に取り
付けたチャンネル状のレール87に嵌合させることで、可
動保持装置60を定置保持装置30に対して接近離間動自在
としている。さらに可動保持装置60を接近離間動させる
ために、一側のブラケット85に減速機付きの走行駆動モ
ータ88を設け、その出力軸と前記車輪86とを巻掛け伝動
装置89を介して連動している。
【0024】以上の61〜89により、クランプ装置75を有
する定置保持装置60を構成する。なお上記した実施例に
おいて各巻掛け伝動装置38,49,68,79,89は、たとえ
ば一対のスプロケットとチェーンとにより構成される。
【0025】以下に、上記実施例における作用を説明す
る。一方のコンベヤ1に支持されているフランジ材91と
ウエブ材93は、回転駆動装置5により送りローラ4を回
転させることで長さ方向に移動され、その前端が仮組立
機10に入れられる。この仮組立機10においてフランジ材
91は、両側面が幅決めローラ15に案内された状態で、下
面が送りローラ4に支持され、ウエブ材93の下部両面が
挟みローラ16に挟まれるとともに、押えローラ22でウエ
ブ材93をフランジ材91に押し付けて、押えローラ22の溝
23によりウエブ材93の遊縁を押さえている。
【0026】その際に挟みローラ16は、一方を調整ハン
ドル17により変位させ、かつ他方を横シリンダー18で移
動させることで、ウエブ材93の板厚などに対処してい
る。このようにフランジ材91とウエブ材93が位置決めさ
れた状態で、タップ溶接が行われ逆T型仮組立材の組立
がされる。
【0027】このような仮組み立ては、送りローラ4に
よりフランジ材91とウエブ材93を長さ方向に移動させな
がら順次行われる。そして仮組み立てが行われた逆T型
仮組立材は、コンベヤ6に入って行くのであるが、この
とき反転装置29では、可動保持装置60が定置保持装置30
に対して最も離間した位置(後退位置)にある。さらに
定置保持装置30では、昇降動装置36の作動によって昇降
体35が上昇位置にあるとともに、この昇降体35と一体に
上昇したクランプ装置45はクランプ開放動になってい
る。
【0028】また可動保持装置60では、昇降動装置66の
逆作動によって昇降体65が下降位置にあるとともに、こ
の昇降体65と一体に下降したクランプ装置75はクランプ
開放動になっている。したがって仮組立機10を通った逆
T型仮組立材は、定置保持装置30におけるクランプ装置
45の下方を通過して、可動保持装置60におけるクランプ
装置75に接近することになる。
【0029】逆T型仮組立材が仮組立機10側から送り出
されたとき、まず走行駆動モータ88により車輪86が駆動
され、レール87の案内により可動保持装置60を定置保持
装置30に対して接近動させる。この接近動は、クランプ
装置75における両金具82,83間にウエブ材93の前端が位
置することで停止される。次いで締付け用シリンダー84
の作動で可動金具83を固定金具82に接近させ、以て両金
具83,82でウエブ材93の前端を挟持する。
【0030】そして走行駆動モータ88により車輪86を逆
駆動し、可動保持装置60を定置保持装置30に対して離間
動させることにより、挟持している逆T型仮組立材をコ
ンベヤ6上で引き出し移動させる。この引き出し移動
は、逆T型仮組立材の後端が定置保持装置30のクランプ
装置45の下方を通過することで停止される。
【0031】次いで昇降動装置36の逆作動によって昇降
体35を下降させ、この昇降体35と一体のクランプ装置45
を逆T型仮組立材の後端に対向させた状態で下降を停止
させる。そして走行駆動モータ88により車輪86を駆動
し、可動保持装置60を定置保持装置30に対して接近動さ
せ、挟持している逆T型仮組立材をコンベヤ6上で押し
込み移動させる。この押し込み移動は、クランプ装置45
における両金具52,53間にウエブ材93の後端が位置する
ことで停止される。次いで締付け用シリンダー54の作動
により、両金具52,53でウエブ材93の前端を挟持する。
【0032】このようにして、図1の実線で示すように
ウエブ材93の両端部をそれぞれクランプ装置45,75によ
り挟持したのち、両昇降動装置36,66の作動によって両
昇降体35,65を同期状に上昇させ、以て図1の仮想線で
示すように逆T型仮組立材をコンベヤ6上から持ち上げ
る。この持ち上げが所定のレベルまで行われたのち、両
クランプ装置45,75の第2駆動モータ48,78を作動さ
せ、案内部材50,80を前後軸心44,74の周りに回転させ
る。この回転は180 度に亘って行われ、以て逆T型仮組
立材を前後軸心44,74の周りに反転して、T型仮組立材
とし得る。
【0033】そして所期の反転を行ったのち、まずコン
ベヤ6にフランジ材92を挿入し、次いで両昇降動装置3
6,66の逆作動によって両昇降体35,65を同期状に下降
させてコンベヤ6の上のフランジ材92に着地させること
で、T型仮組立材をコンベヤ6上に戻す。次いで定置保
持装置30における締付け用シリンダー54を逆作動して可
動金具53を固定金具52に対して離間動させ、以てクラン
プ装置45によるウエブ材93の後端に対するクランプを開
放する。
【0034】そして可動保持装置60を定置保持装置30に
対して離間動させることにより、挟持しているT型仮組
立材をコンベヤ6上で引き出し移動させる。この引き出
し移動は、T型仮組立材の後端が定置保持装置30のクラ
ンプ装置45における案内部材50から外れることで停止さ
れる。次いで昇降動装置36の作動によって昇降体35を上
昇させ、クランプ装置45をT型仮組立材の後端に対して
上方に位置させる。
【0035】この状態で可動保持装置60を定置保持装置
30に対して接近動させることにより、T型仮組立材とフ
ランジ材92の後端を仮組立機10に押し込み得る。このよ
うに押し込まれたT型仮組立材とフランジ材92の後端を
挟みローラ16や押えローラ22により挟圧したのち、可動
保持装置60における締付け用シリンダー84を逆作動し
て、クランプ装置75によるウエブ材93の前端に対するク
ランプを開放する。そして可動保持装置60を定置保持装
置30に対して離間動させる。その後にT型仮組立材は、
仮組立機10に対して前述とは逆に通され、下位となった
フランジ材92とT型仮組立材との溶接を行ったのちコン
ベヤ1に戻される。
【0036】上記実施例では、仮組立機10に対して一往
復移動させることによりH型鋼90の仮組み立てを行って
いるが、処理機が矯正機の場合には、一往復でH型鋼90
の矯正を行える。
【0037】処理機である仮組立機10や矯正機は、並設
したり一体的に構成してもよい。そして矯正の時には、
往行移動時にフランジ材91側の矯正を行い、そして復行
移動時にフランジ材92側の矯正を行える。或は仮組み立
ての時には、一回目の往行移動時にフランジ材91とウエ
ブ材93との溶接を行ってT型鋼にするとともに、一回目
の復行移動時にフランジ材92とウエブ材93との溶接を行
ってH型鋼とし、そして二回目の往行移動時にフランジ
材92側の矯正を行うとともに、二回目の復行移動時にフ
ランジ材91側の矯正を行うこともできる。
【0038】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、型鋼の両端
をクランプし、持ち上げて反転させることで、その反転
を自動的に容易にかつ確実に行うことができ、しかも可
動保持装置でのみ型鋼をクランプした状態で、この可動
保持装置を処理機側に移動させることで、反転した型鋼
の処理機入口への搬入を自動的に容易にかつ確実に行う
ことができる。さらに持ち上げて反転させたT型鋼の下
側へ、別なフランジ板の挿入を容易に確実に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、型鋼製作設備の側面
図である。
【図2】同仮組立機部分の正面図である。
【図3】同定置保持装置の斜視図である。
【図4】同可動保持装置の斜視図である。
【図5】同クランプ装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 コンベヤ 4 送りローラ 6 コンベヤ 10 仮組立機(処理機) 15 幅決めローラ 16 挟みローラ 22 押えローラ 29 反転装置 30 定置保持装置 31 本体 35 昇降体 36 昇降動装置 44 前後軸心 45 クランプ装置 52 固定金具 53 可動金具 54 締付け用シリンダー 60 可動保持装置 61 本体 65 昇降体 66 昇降動装置 74 前後軸心 75 クランプ装置 82 固定金具 83 可動金具 84 締付け用シリンダー 88 走行駆動モータ 90 H型鋼(型鋼) 91 フランジ材 92 フランジ材 93 ウエブ材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】以上の61〜89により、クランプ装置75を有
する可動保持装置60を構成する。なお上記した実施例に
おいて各巻掛け伝動装置38,49,68,79,89は、たとえ
ば一対のスプロケットとチェーンとにより構成される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】また可動保持装置60では、昇降動装置66の
逆作動によって昇降体65がH或はT型鋼の断面中心位置
にあるとともに、この昇降体65と一体に下降したクラン
プ装置75はクランプ開放動になっている。したがって仮
組立機10を通った逆T型仮組立材は、定置保持装置30に
おけるクランプ装置45の下方を通過して、可動保持装置
60におけるクランプ装置75に接近することになる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理機に一方向から通した型鋼を、反転
    装置により反転したのち処理機に他方向から通す型鋼製
    作設備であって、前記反転装置は、処理機側に位置する
    定置保持装置と、処理機から離れた側に位置しかつ定置
    保持装置に対して接近離間動自在な可動保持装置とから
    なり、両保持装置は、本体と、この本体に対して昇降自
    在な昇降体と、この昇降体に取り付けられかつ前後軸心
    の周りで回動自在なクランプ装置とにより構成したこと
    を特徴とする型鋼製作設備。
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Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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