JPH01273632A - 搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、各種ワークの移送に適用することができる
搬送装置に関するものである。

従来の技術 例えば、プレスライン等において、前段工程にてブラン
キングされたワークを次段の曲げ加工工程へと移送する
ような場合に前段装置と次段装置との間に以下に述べる
ような搬送装置が用いられることがある。

この搬送装置は第１４．１５図に示すように図示しない
フレームに支持されたハウジング１に駆動モータ２が取
り付けられると共に、このハウジング【の下部に搬送方
向に沿って長尺のフィードバー３が上記駆動モータ２を
介してスライド自在に設けられたものである。

上記フィードバー３の一端側には前段装置４からワーク
５を取り入れる搬入キャリア６が、他端側には次段装置
７に上記ワーク５を受は渡す搬出キャリア８が各々ボル
ト等により固定されている。

上記搬送装置によって前段装置４の加工済ワーク５を次
段装置７に移載する場合には、先づ駆動モータ２により
フィードバー３を搬入側にスライドさ仕上記搬入キャリ
ア６によってワーク５を把持し、この状態で上記フィー
ドバー３を搬出方向にスライドさせて、前段装置４と次
段装置７との間に設けられたワーク載置ベース９にワー
ク５を載ｊｕする。

次いで、駆動モータ２により搬出キャリア８が上記ワー
クｉ［Ｊベース９に至るまでフィードバー３をスライド
させて、この搬出キャリア８によりワーク５を把持し、
フィードバー３を再度搬出側にスライドさせてワーク５
を次段装置７上に移載する。

発明が解決しようとする課題 上記搬送装置によれば前段装置４から次段装置７へとフ
ィードバー３の往復動によりタクトタイムに合わせてワ
ーク５を搬送できるものではあるが、ワーク載置ベース
９を必要とするため搬送装置の搬入キャリア６、搬出キ
ャリア８を前段装置４及び次段装置７のみならずワーク
載置ベース９に対しても位置決めする必要があるため段
取り作業が困難なものとなってしまう。

とりわけ、自動車の生産ラインのように、ニーズの多様
化に対処するため受注に応じて生産を行う生産形態を採
用する現状では、−度に多くの製品を生産して在庫して
いた従来に比較して型交換等の頻度が必然的に高くなり
、搬入キャリア６、搬出キャリア８とワーク載置ベース
９との段取り替えを行わなければならないこともあって
、段取り時間が長くなってしまい、その結果、生産効率
をとしく低下させてしまうという結果となる。

また、段取り作業の際に前記ワーク載置ベース９が邪魔
になり作業に支障をきたすという問題らある。

そして、上記搬送装置はワーク５を搬送する場合に一担
ワーク装置ベース９上に載置するものであるため、次段
装置７へ移載するまでに２アクシヨン必要となり搬送時
間が長くかかると共にワーク載置ベース９上に載置され
ているワーク５が実質的に在庫となり、無在庫化に逆行
するという問題らある。

そこで、この発明は、段取り作業時間を短縮することが
できると共に搬送時間を短縮でき、生産効率の向上に寄
与することができる搬送装置を提供するものである。

課題を解決するための手段 ハウジングに設けられた駆動装置を介してフィードバー
が搬送方向に沿ってスライド自在に設けられ、このフィ
ードバーにワークを支持し、かつフィードバーに沿って
移動するキャリアが設けられ、上記キャリアとフィード
バーとの間にフィードバーの作動に追従してキャリアを
フィードバーのスライド方向に移動させる連動装置が設
けられている。

この連動装置には、フィードバーの長手方向に配設され
た無端体であって、この無端体の一側がハウジング側に
固定され、かつ他側にキャリアが固定されたもの、ある
いは、フィードバーの長手方向に設けられたスクリュー
シャフトとこのスクリューシャフトを回転さける伝達装
置とスクリューシャフトに噛合されたナツト部材であっ
て、このナツト部材にキャリアが取付けられたものが採
用できる。

作用 駆動装置を介してフィードバーが搬送方向にスライドす
ると、このフィードバーのスライド作動により連動装置
を介してフィードバーのスライド方向にキャリアが移動
してワークを搬送する。

」二足連動装置が一側がハウジング側に固定され、他側
にキャリアが固定される無端体である場合にはフィード
バーのスライド作動により一側が固定された無端体がフ
ィードバーに対して周回運動しキャリアをフィードバー
のスライド方向に移動させワークを搬送する。

一方、上記連動装置がフィードバーの長手方向に設けら
れたスクリューシャフトとこのスクリュ−シャフトを回
転させる伝達装置とスクリューシャ７１・に噛合し、か
つキャリアが取付けられるナラ）・部材である場合には
、フィードバーのスライド作動により伝達装置を介して
スクリューシャフトが回転すると、ナツト部材がスクリ
ューシャフトに沿って、即ちフィードバーに沿ってキャ
リアを移動させ、ワークをフィードバーのスライド方向
に搬送する。

実施例 以下、この発明の実施例を前記従来の構成と同一　７３
様部分に同一符号を付して詳述する。

第１〜４図においてハウジングｌには駆動装置としての
サーボタイプの駆動モータ２が設けられる一方、ハウジ
ングｌの前後壁にベアリングＩＯを介し搬送方向に沿っ
て断面略Ｃ字状のフィードバー３がスライド自在に設け
られている。

上記駆動モータ２には歯付きプーリ１１，１２とタイミ
ングベルトＩ３を介して、歯付きプーリ１４が取り付（
Ｊられている。

一方、上記フィードバー３の上壁には両端部がフィード
バー３の端部に取り付けられたタイミングベルト１５が
配設され、このタイミングベルト１５の略中央部分を立
ち上げてｎｑ記歯付きプーリ１４に噛合わＵである。な
お、上記歯付きプーリ１４の両側にはタイミングベルト
１５の押えローラ１６が設けられている。

また、フィードバー３の両端部には水平方向を袖として
回転する歯付きプーリ１７が取付けられ、この南付きプ
ーリＩ７には無端体としてのタイミングベルト１８が巻
装されている。

このタイミングベルト１８の上側部の一部は０り記押え
ローラ１６間配設されたブラケット１つを介してハウジ
ング１に固定され、一方タイミングベルト１８の下側部
には取付ブラケット２ｏ及びブラケット２１を介してバ
キュームカップタイプのキャリア２２が取付けられてい
る。

尚、上記タイミングベルト！８の上側部は上記フィード
バー３上に露出していて、その略中央部分がブラケット
Ｉ９を介してハウジング１に固定されている。上記タイ
ミングベルト１８及びブラケット１９が連動装置を構成
している。

また、上記ブラケット２１にはベアリング２３が取付け
られていて、上記フィードバー３の下面に取付けられて
たレール２４に対しキャリア２２がスムーズに移動でき
るようになっている。

したがって、フィードバー３がハウジングｌに対してス
ライドすると、その上側部がブラケット１９によりハウ
ジングｌに固定されたタイミングベルト１８は周回運動
を行い、したがってこのタイミングベルト！８の下側部
に取付けられたギヤリア２２はフィードバー３の移動量
と同じ分だけフィードバー３に沿って同方向に移動する
。その結果、フィードバー３がその全長分移動するとこ
のフィードバー３に沿って同方向に移動するキャリア２
２はフィードバー３の全長の２倍の距離を移動すること
となる。

以上の実施例構造によれば、第４図に示すように、前段
装置４にあるワーク５を次段装置７上に移載する際には
、先づ、フィードバー３を駆動モータ２により搬入側の
ストロークエンドに移動させろとキャリア２２はフィー
ドバー３の搬入端側に移動し、ワーク５を把持する。次
いで、駆動モータ２によりフィードバー３を搬出側のス
トロークエンドに移動させると上記キャリア２２はフィ
ードバー３に沿いフィードバー３の搬出端側のストロー
クエンドまで移動して、次段装置７上にワーク５を載置
する。

したがって、ワーク５はフィードバー３の１回のスライ
ド作動により前段装置４から次段装置７に移載されるた
め、前段装置４と次段装置７に対しキャリア２２を位置
決めするだけて良く、ワーク城ＩＷベースとの位置決め
も行わなければならない従来に比較し大幅な段取り時間
の短縮が可能となる。その結果、頻繁に型交換等が必要
な受注生産を採用しつつある自動車の生産ライン等に採
用すれば、生産効率を大幅に向上させろことができる。

また、ワーク１Ｉｉｌ！置ベースを廃止できるため費用
の大巾削減が可能となる上、型交換の際の産業車両の作
業スペースが広がり、作業がスムーズかっ迅速に行える
と共に、ワーク載置ベース上のワーク５が必要なくなる
ため、その分だけ実質的に在庫をなくすことができる無
在庫化に寄与することができる。

また、搬送装置はフィードバー３のスライド作動により
キャリア２２がフィードバー３に沿って移動するため、
キャリア２２にフィードバー３の長さの２倍の距離へワ
ーク５を搬送することができ、搬送距離の拡大及び搬送
速度の増大化が図れる。

次に、この発明の第２実施例について説明する。

第５〜７図において、ハウジング１はフレーム２５にス
プライン２６及びガイドバー２７を介して上下動自在に
支持されている。

上記スプライン２６はフレーム２５に取り付けられたフ
ィードバー３の駆動モータ２に連係され、」二足スプラ
イン２６に嵌合されたベベルギヤ２８がハウジング１に
支持されたベベルギヤ２９に噛合されている。

一方、上記フレーム２５にはハウジング１を上下させる
上下駆動モータ３０が取り付けられ、この上下駆動モー
タ３０に連係されたスクリューシャフト３１に、ハウジ
ング１に取り付けられたナツト部材３２を噛合しである
。

そして上記ハウジング１に支持されたベベルギヤ２つが
歯付きプーリ１１．＋２及びタイミングベルト１３を介
して歯付きプーリ１４に連係され、フィードバー３に取
り付けられたタイミングベル）・１５を駆動するように
なっている。

したがって、この実施例においてはハウジング１を上下
駆動モータ３０により上下動自在に構成しであるため、
搬入側、搬出側の各加工装置等に上下動機能が設けられ
ていない場合でもワーク５の受は渡しスムーズに行うこ
とができる。

尚、他の構成及び作用については前述した実施例と同様
であるので同一部分に同一符号を付して説明を省略する
。

次に、この発明の第３実施例について説明する。

第８〜ｌＯ図において、ハウジングｌには駆動装置とし
てのサーボタイプの駆動モータ２が設けられる一方、ハ
ウジングｌの前後壁にベアリング１０を介し搬送方向に
沿って断面略Ｃ字状のフィードバー３がスライド自在に
設けられ、上記駆動モータ２には歯付きプーリ１１．１
２とタイミングベルト＋３を介して、歯付きプーリ１４
が取り付けられている点、及び上記フィードバー３の土
壁には両端部がフィードバー３の端部に取り付けられた
タイミングベルト１５が配設され、このタイミングベル
ト１５の略中央部分を立ち上げて前記歯付きプーリ１４
に噛合わせである点等の基本的構造は前記第１実施例と
同様である。

ここで、上記フィードバー３の長平方向には、フィード
バー３の両端部に駆動スクリューシャフト３３が回転自
在に支持されている。

この駆動スクリューシャフト３３はフィードバー３の土
壁に設けられた段差部３４に受容され、ハウジング１に
取り付けられた固定ナツト部材３５に噛合しているもの
であり、上記フィードバー３がスライドすることにより
、回転するようになっている。

上記フィードバー３の内部には両端部が回転自在に支持
されたスクリューシャフトとしての従動スクリューシャ
フト３６が配設され、この従動スクリューシャフト３６
と駆動スクリューシャフト３３とは、各々の一端側に設
けられた歯付きプーリ３７，３Ｂ及びタイミングベルト
３９を介して連係されている。

上記固定ナツト部材３５、駆動スクリューシャフト３３
、歯付きプーリ３７，３８及びタイミングベルト３９に
より伝達装置が構成されている。

そして、上記従動スクリューシャフト３Ｇには、ナツト
部材としての移動ナツト部材４０が噛合し、この移動ナ
ツト部材４０には、ブラケット２１を介してバキューム
カップタイプのキャリア２２が取り付けられている。上
記ブラケット２１にはベアリング２３が取り付けられて
いて、」−記フイードバー３の下面に取り付けられたレ
ール２・１に対しキャリア２２がスムーズに移動できる
ようになっている。尚、従動スクリューシャフト３６と
移動ナツト部材４０とで連動装置が構成されている。

ところで、上記駆動スクリューシャフト３３と従動スク
リューシャフト３６は、駆動スクリューシャフト３３が
フィードバー３のスライド作動により回転した場合に上
記フィードバー３のスライド方向へ移動ナツト部材４０
を移動させることができるようネジ加工され、フィード
バー３がその全株分だけ移動すると移動ナツト部材４０
がフィードバー３の一端から他端まで移動するようにピ
ッチ等の設定がなされている。例えば、固定ナツト部材
３５と移動ナツト部材４０とが同方向ネジで同ピツチと
した場合には駆動スクリューシャフト３３と従動スクリ
ューシャフト３Ｇとは同ピツチで互いに逆ネジ加工を施
せば良い。

したがって、フィードバー３がハウジングｌに対して全
株分スライドすると、このフィードバー３に沿って移動
する移動ナツト部材４０、即ちキャリア２２がハウジン
グｌに対してフィードバー３の全長の２倍の距離を移動
できることとなる。

したがって、この実施例においても、ワーク載置ベース
が廃止でき、無在庫化に寄与することができると共に搬
送距離の拡大化等を図ることができる。

次に、この発明の第４実施例を第１１〜１３図によって
説明する。

この実施例は、前記第３実施例に第２実施例に示した上
下駆動機構を組合わせたものである。

ハウジング１はフレーム２５にスプライン２６及びガイ
ドバー２７を介して上下動自在に支持され、スプライン
２６はフレームに取付けられたフィードバー３の駆動モ
ータ２に連係され、上記スプライン２６に嵌合されたベ
ベルギア２８がハウジングｌに支持されたベベルギア２
つに噛合されている。

一方、上記フレーム２５にはハウジング！を上下させる
上下駆動モータ３０が取付けられ、この上下駆動モータ
３０に連係されたスクリューシャフト３１に、ハウジン
グ１に取付けられたナツト部材３２を噛合しである。

そして、ハウジングｌに支持されたベベルギア２９が歯
付きプーリＩＩ、＋２及びタイミングベルト１３を介し
て歯付きプーリｉ４に連係され、フィードバー３に取付
けられたタイミングベルト１５を駆動するものである。

尚、他の構成については、第３実施例と同様であるので
、同一部分に同一符号を付して説明を省略し、また作用
については上下駆動部分については第２実施例と同様で
あり、キャリア２２の移動については第３実施例と同様
であるので説明を省略する。

尚、この発明は上記実施例に限られるものではなく、フ
ィードバーのスライド作動をラック＆ビニオン等により
行ったり、伝達装置には種々の機構が採用できる。

発明の詳細 な説明してきたように、この発明によれば、駆動モータ
によりスライドするフィードバーの動きに追従してキャ
リアをフィードバーのスライド方向に沿って移動させる
ことができるため例えば、前段装置にある加工済のワー
クを１アクシヨンで次段装置へと搬送することができ、
搬送時間の短縮化を実現することができるという効果が
ある。

また、単一のキャリアによって搬送を行うため段取り作
業の際に行われるワークに対する位置決めが迅速になさ
れ、かつ搬送工程の中間にワークを一担載置するための
ワーク記載配置ベースが必要ないため、このワーク載置
ベースの位置決めが必要なくなり、大幅に段取り作業時
間の短縮を図ることができるという効果がある。

そして、上記ワーク載置ベースが不要となるためその分
作業スペースの拡大が図れると共に、このワーク載置ベ
ース上にワークを載置しなくても良い分だけ無在庫化に
寄与することができるという効果がある。

したがって、受注に応じてワークを加工する生産形態を
採用し、型交換等が頻繁になされ段取り作業が生産効率
に大きな影響を与えるような搬送ラインに用いられた場
合に好適である。

【図面の簡単な説明】

第１〜４図はこの発明の第１実施例を示し、第１図は第
３図のＩ−１線に沿う断面図、第２図は要部分解斜視図
、第３図は全体斜視図、第４図は作業状況説明図、第５
〜７図は第２実施例を示し、第５図は第７図の■−■線
に沿う断面図、第６図は同要部分解斜視図、第７図は同
全体斜視図、第８図〜１０図は第３実施例を示し、第８
図は第１Ｏ図のｎ　ｘ−ｎ　Ｘ線に沿う断面図、第９図
は要部分解斜視図、第１０図は全体斜視図、第１１図〜
１３図は第４実施例を示し、第１１図は第１３図のＸＩ
−ＸＩ線に沿う断面図、第１２図は要部分解斜視図、第
１３図は全体斜視図、第１４図は従来技術の全体斜視図
、第１５図は従来の作業状況説明図である。 １・・・ハウジング、２・・・駆動モータ（駆動装置）
、３・・フィードバー、５・・ワーク、３３・・・駆動
スクリューシャフト（伝達装置）、１８・・・タイミン
グベルト（無端体）、２２・・・キャリア、３５・・・
固定ナツト部材（伝達装置）、３Ｇ・・・従動スクリュ
ーシャフト（スクリューシャフト）、３７．３８・・・
歯付きプーリ（伝達装置）、３９・・・タイミングベル
ト（伝達装置）。 １　・ハウジング ２　・駆動モータ（駆動装置） ３　・フィートバー ５・・・ワーク １８・・タイミングヘルド ２２　・キャリア 第７図 第１３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハウジングに設けられた駆動装置を介してフィー
   ドバーが搬送方向に沿ってスライド自在に設けられ、こ
   のフィードバーにワークを支持し、かつフィードバーに
   沿って移動するキャリアが設けられ、上記キャリアとフ
   ィードバーとの間にフィードバーの作動に追従してキャ
   リアをフィードバーのスライド方向に移動させる連動装
   置が設けられていることを特徴とする搬送装置。
2. （２）上記連動装置がフィードバーの長手方向に配設さ
   れた無端体であってこの無端体の一側がハウジング側に
   固定され、かつ他側にキャリアが固定されたものである
   ことを特徴とする請求項１記載の搬送装置。
3. （３）上記連動装置がフィードバーの長手方向に設けら
   れたスクリューシャフトとこのスクリューシャフトを回
   転させる伝達装置と上記スクリューシャフトに噛合され
   たナット部材であって、このナット部材にキャリアが取
   付けられるものであることを特徴とする請求項１記載の
   搬送装置。