JPH07155849A - 折り曲げ加工用原板及びそれを用いた裏面フランジ付パネルの製造方法 - Google Patents
折り曲げ加工用原板及びそれを用いた裏面フランジ付パネルの製造方法Info
- Publication number
- JPH07155849A JPH07155849A JP30265993A JP30265993A JPH07155849A JP H07155849 A JPH07155849 A JP H07155849A JP 30265993 A JP30265993 A JP 30265993A JP 30265993 A JP30265993 A JP 30265993A JP H07155849 A JPH07155849 A JP H07155849A
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- JP
- Japan
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- folding
- folding piece
- pieces
- bending
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- Pending
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- Refrigerator Housings (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 折り曲げ加工した重ね合せ部分に空隙や突出
部が生ずることなく、外観良好で発泡ガスによって変色
することのない裏面フランジ付パネルを製造し得る折り
曲げ加工用原板、及びそれを用いた裏面フランジ付パネ
ルの製造方法を提供する。 【構成】 化粧鋼板の正面部に該当する部分の周縁に、
折り曲げ加工によって側面部並びに裏面フランジ部とな
る折込み片を順次連接してなり、かつ前記側面部となる
折込み片の少くとも一端には、折り曲げ加工された場合
に重ね合せ部分を有する小折込み片を連接すると共に、
該小折込み片の前記側面部並びに裏面フランジ部となる
折込み片との重ね合せ境界部に相当する箇所には、両折
込み片の肉厚と略同程度の段差を設けたことを特徴とす
る折り曲げ加工用原板、及びそれを用いた裏面フランジ
付パネルの製造方法。
部が生ずることなく、外観良好で発泡ガスによって変色
することのない裏面フランジ付パネルを製造し得る折り
曲げ加工用原板、及びそれを用いた裏面フランジ付パネ
ルの製造方法を提供する。 【構成】 化粧鋼板の正面部に該当する部分の周縁に、
折り曲げ加工によって側面部並びに裏面フランジ部とな
る折込み片を順次連接してなり、かつ前記側面部となる
折込み片の少くとも一端には、折り曲げ加工された場合
に重ね合せ部分を有する小折込み片を連接すると共に、
該小折込み片の前記側面部並びに裏面フランジ部となる
折込み片との重ね合せ境界部に相当する箇所には、両折
込み片の肉厚と略同程度の段差を設けたことを特徴とす
る折り曲げ加工用原板、及びそれを用いた裏面フランジ
付パネルの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧パネル、特に冷蔵庫
等断熱効果を有し、軽量化を目的とした発泡注入成形加
工によって得られる鋼板からなる化粧パネルを得るため
の折り曲げ加工用原板、並びにそれを用いた裏面フラン
ジ付パネルの製造方法に関する。
等断熱効果を有し、軽量化を目的とした発泡注入成形加
工によって得られる鋼板からなる化粧パネルを得るため
の折り曲げ加工用原板、並びにそれを用いた裏面フラン
ジ付パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫の正面扉等に使用される断
熱用化粧パネルを製造する場合には、化粧用鋼板を図3
に示すように側面部並びに裏面フランジ部となる折込み
片3,4を有する所定の形状に打ち抜き、図4に示すよ
うに折り曲げ加工するか、裏面フランジ部をあらかじめ
残す設計をして絞り加工後折り曲げ加工を行い、密閉構
造にした上で断熱材としてウレタン発泡材を注入して発
泡させ、発泡完了後、プラスチックフィルム等で梱包す
る方法が採られている。
熱用化粧パネルを製造する場合には、化粧用鋼板を図3
に示すように側面部並びに裏面フランジ部となる折込み
片3,4を有する所定の形状に打ち抜き、図4に示すよ
うに折り曲げ加工するか、裏面フランジ部をあらかじめ
残す設計をして絞り加工後折り曲げ加工を行い、密閉構
造にした上で断熱材としてウレタン発泡材を注入して発
泡させ、発泡完了後、プラスチックフィルム等で梱包す
る方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡ガ
スは梱包後もわずかながらも発生し、その影響で化粧パ
ネルが変色するという問題があった。この原因は、折り
曲げ加工した重ね合せ部分の加工精度によって空隙が生
じ、そこから内部ガスが外部に流出することによるもの
である。
スは梱包後もわずかながらも発生し、その影響で化粧パ
ネルが変色するという問題があった。この原因は、折り
曲げ加工した重ね合せ部分の加工精度によって空隙が生
じ、そこから内部ガスが外部に流出することによるもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
せんとするもので、その要旨は化粧鋼板の正面部に該当
する部分の周縁に折り曲げ加工によって側面部並びに裏
面フランジ部となる折込み片を連接してなり、かつ前記
側面部となる折込み片の少くとも一端には、折り曲げ加
工された場合に重ね合せ部分となる小折込み片を連接す
ると共に、該折込み片の前記側面部並びに裏面フランジ
部となる折込み片との重ね合せ境界部に相当する箇所に
は、両折込み片の肉厚と同程度の段差を設けたことを特
徴とする折り曲げ加工用原板、並びに それを用いた裏
面フランジ付パネルの製造方法にある。
せんとするもので、その要旨は化粧鋼板の正面部に該当
する部分の周縁に折り曲げ加工によって側面部並びに裏
面フランジ部となる折込み片を連接してなり、かつ前記
側面部となる折込み片の少くとも一端には、折り曲げ加
工された場合に重ね合せ部分となる小折込み片を連接す
ると共に、該折込み片の前記側面部並びに裏面フランジ
部となる折込み片との重ね合せ境界部に相当する箇所に
は、両折込み片の肉厚と同程度の段差を設けたことを特
徴とする折り曲げ加工用原板、並びに それを用いた裏
面フランジ付パネルの製造方法にある。
【0005】
【実施例】以下、本発明を図面に基ずき更に詳細に説明
する。
する。
【0006】図1は本発明の折り曲げ加工用原板の一例
を示す正面部分図であり、図2は本発明の製造方法によ
って得られる裏面フランジ付パネルの部分斜視図であ
る。
を示す正面部分図であり、図2は本発明の製造方法によ
って得られる裏面フランジ付パネルの部分斜視図であ
る。
【0007】本発明は図1に示すように化粧鋼板からな
る折り曲げ加工用原板1の正面部2に該当する部分の周
縁に折り曲げ加工によって、側面部並びに裏面フランジ
部となる折込み片3,4を一体的に連接してなり、かつ
前記側面部となる折込み片3の少くとも一端には、重ね
合せ部分5を有する小折込み片6を連接すると共に、該
小折込み片6の前記側面部、並びに裏面フランジ部とな
る折込み片3,4との重ね合せ境界部7に相当する箇所
には両折込み片3,4の肉厚と略同程度の段差を設けて
ある。
る折り曲げ加工用原板1の正面部2に該当する部分の周
縁に折り曲げ加工によって、側面部並びに裏面フランジ
部となる折込み片3,4を一体的に連接してなり、かつ
前記側面部となる折込み片3の少くとも一端には、重ね
合せ部分5を有する小折込み片6を連接すると共に、該
小折込み片6の前記側面部、並びに裏面フランジ部とな
る折込み片3,4との重ね合せ境界部7に相当する箇所
には両折込み片3,4の肉厚と略同程度の段差を設けて
ある。
【0008】小折込み片6は、折込み片3の両端に設け
ても良いが、夫々の相対向する折込み片3の一端側にの
み設けてもよい。
ても良いが、夫々の相対向する折込み片3の一端側にの
み設けてもよい。
【0009】前記のような折り曲げ加工用原板1を得る
には、折り曲げ加工によって側面部並びに裏側フランジ
部となる折込み片3,4とを連接させた形状で、かつ折
り曲げ加工された場合に前記折込み片3の少くとも一端
に重ね合せ部分5を有する小折込み片6を連接させた形
状に、化粧鋼板を公知の金属打抜機により打抜き、しか
る後、小折込み片6の前記側面部並びに裏面フランジ部
となる折込み片3,4との重ね合せ境界部に相当する箇
所に、両折込み片3,4の肉厚と同程度の段差を公知の
段付け加工機を用いて段付け加工すればよい。
には、折り曲げ加工によって側面部並びに裏側フランジ
部となる折込み片3,4とを連接させた形状で、かつ折
り曲げ加工された場合に前記折込み片3の少くとも一端
に重ね合せ部分5を有する小折込み片6を連接させた形
状に、化粧鋼板を公知の金属打抜機により打抜き、しか
る後、小折込み片6の前記側面部並びに裏面フランジ部
となる折込み片3,4との重ね合せ境界部に相当する箇
所に、両折込み片3,4の肉厚と同程度の段差を公知の
段付け加工機を用いて段付け加工すればよい。
【0010】このようにして得られた折り曲げ用原板1
を、公知の折込み機により小折込み片6の重ね合せ境界
部7を折り曲げ、次いで裏面フランジ部となる折込み片
4、次いで側面部となる折込み片3を折り曲げ加工する
ことにより、図2に示すような密閉構造の裏面フランジ
付パネルを製造することができる。なお、各接合部の固
定は接着剤による接着、リベット止め、ボルト止め等の
適宜の公知の手段が適用できる。
を、公知の折込み機により小折込み片6の重ね合せ境界
部7を折り曲げ、次いで裏面フランジ部となる折込み片
4、次いで側面部となる折込み片3を折り曲げ加工する
ことにより、図2に示すような密閉構造の裏面フランジ
付パネルを製造することができる。なお、各接合部の固
定は接着剤による接着、リベット止め、ボルト止め等の
適宜の公知の手段が適用できる。
【0011】かくして得られる裏面フランジ付パネル
は、小折込み片6の重ね合せ境界部7に相当する箇所に
両折込み片3,4の肉厚と略同程度の段部を形成してあ
るので、側面部並びに裏面フランジ部の角部近傍の表面
は、重ね合せにより突出部を生ずることがなく面一に外
観良く形成することができる。
は、小折込み片6の重ね合せ境界部7に相当する箇所に
両折込み片3,4の肉厚と略同程度の段部を形成してあ
るので、側面部並びに裏面フランジ部の角部近傍の表面
は、重ね合せにより突出部を生ずることがなく面一に外
観良く形成することができる。
【0012】前記のようにして得られた密閉構造の裏面
フランジ付パネルの内部に、断熱材としてウレタン発泡
材を注入して発泡させることによって、軽量化された化
粧パネルが得られるものである。
フランジ付パネルの内部に、断熱材としてウレタン発泡
材を注入して発泡させることによって、軽量化された化
粧パネルが得られるものである。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、密閉
型の裏面フランジ付パネルを極めて外観よく製造するこ
とができ、かつ断熱材としてウレタン発泡材を充填した
場合も裏面フランジ付パネルの角部の接合部に空隙を生
ずることがないので、発泡ガスの発生によって裏面フラ
ンジ付パネルが変色するという不都合もないものであ
る。
型の裏面フランジ付パネルを極めて外観よく製造するこ
とができ、かつ断熱材としてウレタン発泡材を充填した
場合も裏面フランジ付パネルの角部の接合部に空隙を生
ずることがないので、発泡ガスの発生によって裏面フラ
ンジ付パネルが変色するという不都合もないものであ
る。
【図1】本発明の折り曲げ加工用原板の一例を示す正面
部分図。
部分図。
【図2】本発明の製造方法によって得られる裏面フラン
ジ付パネルの部分斜視図。
ジ付パネルの部分斜視図。
【図3】従来の曲げ加工用原板の正面部分図。
【図4】従来の裏面フランジ付パネルの部分斜視図。
1 折り曲げ加工用原板 2 正面部 3,4 折込み片 5 重ね合せ部分 6 小折込み片 7 重ね合せ境界部
Claims (2)
- 【請求項1】 化粧鋼板の正面部に該当する部分の周縁
に、折り曲げ加工によって側面部並びに裏面フランジ部
となる折込み片を連接してなり、かつ前記側面部となる
折込み片の少くとも一端には、折り曲げ加工された場合
に重ね合せ部分を有する小折込み片を連接すると共に、
該小折込み片の前記側面部並びに裏面フランジ部となる
折込み片との重ね合せ境界部に相当する箇所には、両折
込み片の肉厚と略同程度の段差を設けたことを特徴とす
る折り曲げ加工用原板。 - 【請求項2】 化粧鋼板の正面部に相当する部分の周縁
に、請求項1に記載の両折込み片と重ね合せ部分を含む
小折込み片の形状を打ち抜くと共に、重ね合せ部分を含
む小折込み片の前記両折込み片との重ね合せ境界部に相
当する箇所には、両折込み片の肉厚と同程度の段差を段
付け加工した後、各折込み片を折り曲げ加工することを
特徴とする裏面フランジ付パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30265993A JPH07155849A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 折り曲げ加工用原板及びそれを用いた裏面フランジ付パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30265993A JPH07155849A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 折り曲げ加工用原板及びそれを用いた裏面フランジ付パネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07155849A true JPH07155849A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17911648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30265993A Pending JPH07155849A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 折り曲げ加工用原板及びそれを用いた裏面フランジ付パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07155849A (ja) |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP30265993A patent/JPH07155849A/ja active Pending
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