JPH0925770A - 板状建材及びその製造方法 - Google Patents
板状建材及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0925770A JPH0925770A JP19918595A JP19918595A JPH0925770A JP H0925770 A JPH0925770 A JP H0925770A JP 19918595 A JP19918595 A JP 19918595A JP 19918595 A JP19918595 A JP 19918595A JP H0925770 A JPH0925770 A JP H0925770A
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- JP
- Japan
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- face
- core material
- plate
- core
- frame
- Prior art date
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- Pending
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】工数及び材料費のあまりかからない板状建材を
提供することにある。 【解決手段】厚さ方向の断面視で両側に段差を有する凸
状の芯材2を、その凸部頂面を内側にして枠状に組んだ
後、その枠の両主面に面材3を配置するとともに、芯材
2の段差2aによって面材3の面方向の移動を規制した
状態で、芯材2及び面材3にて囲まれる空間に発泡性の
合成樹脂4を充填し、圧力下で合成樹脂4を発泡させて
芯材2と面材3とを固着することを特徴とする板状建材
1の製造方法である。
提供することにある。 【解決手段】厚さ方向の断面視で両側に段差を有する凸
状の芯材2を、その凸部頂面を内側にして枠状に組んだ
後、その枠の両主面に面材3を配置するとともに、芯材
2の段差2aによって面材3の面方向の移動を規制した
状態で、芯材2及び面材3にて囲まれる空間に発泡性の
合成樹脂4を充填し、圧力下で合成樹脂4を発泡させて
芯材2と面材3とを固着することを特徴とする板状建材
1の製造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板状建材とその
製造方法に属する。詳しくは、フラッシュドア等のフラ
ッシュ板、棚板、襖、靴箱に好適に利用される板状建材
に属する。
製造方法に属する。詳しくは、フラッシュドア等のフラ
ッシュ板、棚板、襖、靴箱に好適に利用される板状建材
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来のフラッシュ板は、所定寸法の棒状
の芯材を枠組みし、補強のために枠内にも芯材を組み、
枠の両面に化粧合板等の面材を圧締した後、面材を長さ
方向及び幅方向を所定寸法に切断し、切断面を化粧テー
プ等で縁張りすることによって、製造されていた。ま
た、補強用の内部芯材に代えて発泡ウレタンを充填させ
て、面材の反りを防止することも提案されている(特開
平7−18953)。
の芯材を枠組みし、補強のために枠内にも芯材を組み、
枠の両面に化粧合板等の面材を圧締した後、面材を長さ
方向及び幅方向を所定寸法に切断し、切断面を化粧テー
プ等で縁張りすることによって、製造されていた。ま
た、補強用の内部芯材に代えて発泡ウレタンを充填させ
て、面材の反りを防止することも提案されている(特開
平7−18953)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
圧締の際に面材の位置が芯材に対してずれることから、
完成品の面材の寸法よりも若干大きい面積の面材を準備
し、圧締後に余剰面積を切断して除去する必要があっ
た。しかも、切断面は見栄えが良くないので、化粧テー
プ等で縁張りせざるを得なかった。従って、工数は多
く、材料費も高かった。それ故、この発明の目的は、工
数及び材料費のあまりかからない板状建材を提供するこ
とにある。
圧締の際に面材の位置が芯材に対してずれることから、
完成品の面材の寸法よりも若干大きい面積の面材を準備
し、圧締後に余剰面積を切断して除去する必要があっ
た。しかも、切断面は見栄えが良くないので、化粧テー
プ等で縁張りせざるを得なかった。従って、工数は多
く、材料費も高かった。それ故、この発明の目的は、工
数及び材料費のあまりかからない板状建材を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
に、この発明の板状建材は、枠状に組まれた芯材と、そ
の枠の両主面に配置された面材と、芯材及び面材にて囲
まれる空間に充填されて、それらを接着した合成樹脂発
泡体とを備えた板状建材において、前記芯材は、厚さ方
向の断面視で両側に段差を有する凸状をなして、その凸
部頂面を内側にして組まれ、前記面材は、その端面が芯
材の段差と対向するように配置されていることを特徴と
する。
に、この発明の板状建材は、枠状に組まれた芯材と、そ
の枠の両主面に配置された面材と、芯材及び面材にて囲
まれる空間に充填されて、それらを接着した合成樹脂発
泡体とを備えた板状建材において、前記芯材は、厚さ方
向の断面視で両側に段差を有する凸状をなして、その凸
部頂面を内側にして組まれ、前記面材は、その端面が芯
材の段差と対向するように配置されていることを特徴と
する。
【0005】同じく、この発明の板状建材の製造方法
は、厚さ方向の断面視で両側に段差を有する凸状の芯材
を、その凸部頂面を内側にして枠状に組んだ後、その枠
の両主面に面材を配置するとともに、芯材の段差によっ
て面材の面方向の移動を規制した状態で、芯材及び面材
にて囲まれる空間に発泡性の合成樹脂を充填し、圧力下
で合成樹脂を発泡させて芯材と面材とを固着することを
特徴とする。
は、厚さ方向の断面視で両側に段差を有する凸状の芯材
を、その凸部頂面を内側にして枠状に組んだ後、その枠
の両主面に面材を配置するとともに、芯材の段差によっ
て面材の面方向の移動を規制した状態で、芯材及び面材
にて囲まれる空間に発泡性の合成樹脂を充填し、圧力下
で合成樹脂を発泡させて芯材と面材とを固着することを
特徴とする。
【0006】この発明の板状建材及びその製造方法によ
れば、芯材と面材との固着作業中、芯材の段差によって
面材の面方向の移動が規制されているので、両者の相対
位置が正確に決められる。従って、従来のように大きめ
の面材を準備して、後で設計寸法に切断するのではな
く、当初から設計寸法の面材を用いて固着することがで
きる。このため、面材の切断工程及び切断面の縁張り工
程を省略することができる。しかも面材の全てが使用さ
れるので、材料費に無駄がない。
れば、芯材と面材との固着作業中、芯材の段差によって
面材の面方向の移動が規制されているので、両者の相対
位置が正確に決められる。従って、従来のように大きめ
の面材を準備して、後で設計寸法に切断するのではな
く、当初から設計寸法の面材を用いて固着することがで
きる。このため、面材の切断工程及び切断面の縁張り工
程を省略することができる。しかも面材の全てが使用さ
れるので、材料費に無駄がない。
【0007】さらに、芯材及び面材にて囲まれる空間に
合成樹脂発泡体が充填されているので、防音性能に優れ
るほか、合成樹脂発泡体が面材を支持して、面材の反り
や窪みを防止する。その結果、内部に補強用芯材を組む
必要もない。
合成樹脂発泡体が充填されているので、防音性能に優れ
るほか、合成樹脂発泡体が面材を支持して、面材の反り
や窪みを防止する。その結果、内部に補強用芯材を組む
必要もない。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面とともに
説明する。図1は、実施例の板状建材を示し、(a)は
正面図、(b)は底面図、(c)は(a)のAA’断面
図、(d)は使用される芯材のみを透視した正面図であ
る。図2は、その板状建材の分解斜視図である。
説明する。図1は、実施例の板状建材を示し、(a)は
正面図、(b)は底面図、(c)は(a)のAA’断面
図、(d)は使用される芯材のみを透視した正面図であ
る。図2は、その板状建材の分解斜視図である。
【0009】板状建材1は、フラッシュドアとして使用
されるもので、方形枠状に組まれた縦横各1対の芯材
2,2,2,2と、その枠の両主面に配置された長方形
状のベニヤ板3,3と、芯材2及びベニヤ板3にて囲ま
れる空間に充填されて、それらを接着したウレタン樹脂
発泡体4とを備えている。
されるもので、方形枠状に組まれた縦横各1対の芯材
2,2,2,2と、その枠の両主面に配置された長方形
状のベニヤ板3,3と、芯材2及びベニヤ板3にて囲ま
れる空間に充填されて、それらを接着したウレタン樹脂
発泡体4とを備えている。
【0010】芯材2は、厚さ方向の断面視で両側に段差
2aを有する凸状をなして、その凸部頂面を内側にして
組まれており、底面2b及び底面に連なる両側面2c,
2cに予め化粧が施されている。また、各芯材2の一端
面は、長さ方向に対して45度、他端面は、135度の
角度を有し、枠組みされたときに、内外周の隅が直角に
なるように設計されている。
2aを有する凸状をなして、その凸部頂面を内側にして
組まれており、底面2b及び底面に連なる両側面2c,
2cに予め化粧が施されている。また、各芯材2の一端
面は、長さ方向に対して45度、他端面は、135度の
角度を有し、枠組みされたときに、内外周の隅が直角に
なるように設計されている。
【0011】ベニヤ板3は、一方の主面に予め化粧が施
されており、化粧面を外側にして、その端面が芯材2の
段差と対向するように配置されている。この板状建材1
は、次のようにして製造される。
されており、化粧面を外側にして、その端面が芯材2の
段差と対向するように配置されている。この板状建材1
は、次のようにして製造される。
【0012】予め、厚さ方向の断面視で凸状の化粧済み
の長い芯材2本、同じく短い芯材2本及び規定寸法の片
面化粧済みのベニヤ板3を準備する。芯材2の任意の1
本には、貫通孔2dを開けておく。先ず、4本の芯材2
をその凸部頂面が内側になるよう方形枠状に組み、ステ
ープル又は高周波接着により芯材2同士を固定する。枠
の内周長さがベニヤ板の外周と整合することを確認した
うえで、その枠の両主面にベニヤ板3を配置する。そし
て、芯材2の段差2aによってベニヤ板3の面方向の移
動を規制した状態で、貫通孔2dから芯材2及びベニヤ
板3にて囲まれる空間にウレタンを充填し、ベニヤ板を
加圧しながらウレタン樹脂を発泡させて硬化させるとと
もに、芯材2とベニヤ板3とをウレタン樹脂で固着す
る。貫通孔2dを塞いで板状建材1が完成する。
の長い芯材2本、同じく短い芯材2本及び規定寸法の片
面化粧済みのベニヤ板3を準備する。芯材2の任意の1
本には、貫通孔2dを開けておく。先ず、4本の芯材2
をその凸部頂面が内側になるよう方形枠状に組み、ステ
ープル又は高周波接着により芯材2同士を固定する。枠
の内周長さがベニヤ板の外周と整合することを確認した
うえで、その枠の両主面にベニヤ板3を配置する。そし
て、芯材2の段差2aによってベニヤ板3の面方向の移
動を規制した状態で、貫通孔2dから芯材2及びベニヤ
板3にて囲まれる空間にウレタンを充填し、ベニヤ板を
加圧しながらウレタン樹脂を発泡させて硬化させるとと
もに、芯材2とベニヤ板3とをウレタン樹脂で固着す
る。貫通孔2dを塞いで板状建材1が完成する。
【0013】この実施例の板状建材及びその製造方法に
よれば、芯材2とベニヤ板3との固着作業中、芯材2の
段差2aによってベニヤ板3の面方向の移動が規制され
ているので、両者の相対位置が正確に決められる。従っ
て、従来のように大きめのベニヤ板3を準備して、後で
設計寸法に切断するのではなく、当初から設計寸法のベ
ニヤ板3を用いて固着することができる。このため、ベ
ニヤ板3の切断工程及び切断面の縁張り工程を省略する
ことができる。しかもベニヤ板3の全てが使用されるの
で、材料費に無駄がない。
よれば、芯材2とベニヤ板3との固着作業中、芯材2の
段差2aによってベニヤ板3の面方向の移動が規制され
ているので、両者の相対位置が正確に決められる。従っ
て、従来のように大きめのベニヤ板3を準備して、後で
設計寸法に切断するのではなく、当初から設計寸法のベ
ニヤ板3を用いて固着することができる。このため、ベ
ニヤ板3の切断工程及び切断面の縁張り工程を省略する
ことができる。しかもベニヤ板3の全てが使用されるの
で、材料費に無駄がない。
【0014】さらに、芯材2及びベニヤ板3にて囲まれ
る空間にウレタン発泡体が充填されているので、防音性
能に優れるほか、ウレタン発泡体がベニヤ板3を支持し
て、ベニヤ板3の反りや窪みを防止する。その結果、内
部に補強用芯材を組む必要もない。
る空間にウレタン発泡体が充填されているので、防音性
能に優れるほか、ウレタン発泡体がベニヤ板3を支持し
て、ベニヤ板3の反りや窪みを防止する。その結果、内
部に補強用芯材を組む必要もない。
【0015】そのほか、この発明の板状建材は、全体の
厚さが一様なものに限らず、図3に示すように、中央が
比較的薄肉で、周辺が厚肉の形状のものにも適用可能で
ある。この場合、芯材は内側芯材12’と外側芯材12
の二重枠となり、内外の芯材12,12’で挟まれる空
間にウレタン樹脂発泡体14が充填される。そして、面
材13の面方向の移動は、外側芯材12だけでなく、内
側芯材12’にも規制されるので、芯材12,12’に
対して位置ずれを起こすことなく、正確に固着される。
厚さが一様なものに限らず、図3に示すように、中央が
比較的薄肉で、周辺が厚肉の形状のものにも適用可能で
ある。この場合、芯材は内側芯材12’と外側芯材12
の二重枠となり、内外の芯材12,12’で挟まれる空
間にウレタン樹脂発泡体14が充填される。そして、面
材13の面方向の移動は、外側芯材12だけでなく、内
側芯材12’にも規制されるので、芯材12,12’に
対して位置ずれを起こすことなく、正確に固着される。
【図1】実施例の板状建材を示し、(a)は正面図、
(b)は底面図、(c)は(a)のAA’断面図、
(d)は使用される芯材のみを透視した正面図である。
(b)は底面図、(c)は(a)のAA’断面図、
(d)は使用される芯材のみを透視した正面図である。
【図2】上記板状建材の分解斜視図である。
【図3】他の実施例の板状建材を半分に切断したところ
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
1,11 板状建材 2,12,12’ 芯材 2a 段差 3,13 ベニヤ板(面材) 4,14 ウレタン樹脂発泡体
Claims (2)
- 【請求項1】 枠状に組まれた芯材と、その枠の両主面
に配置された面材と、芯材及び面材にて囲まれる空間に
充填されて、それらを接着した合成樹脂発泡体とを備え
た板状建材において、前記芯材は、厚さ方向の断面視で
両側に段差を有する凸状をなして、その凸部頂面を内側
にして組まれ、前記面材は、その端面が芯材の段差と対
向するように配置されていることを特徴とする板状建
材。 - 【請求項2】 厚さ方向の断面視で両側に段差を有する
凸状の芯材を、その凸部頂面を内側にして枠状に組んだ
後、その枠の両主面に面材を配置するとともに、芯材の
段差によって面材の面方向の移動を規制した状態で、芯
材及び面材にて囲まれる空間に発泡性の合成樹脂を充填
し、圧力下で合成樹脂を発泡させて芯材と面材とを固着
することを特徴とする板状建材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19918595A JPH0925770A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 板状建材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19918595A JPH0925770A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 板状建材及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0925770A true JPH0925770A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16403558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19918595A Pending JPH0925770A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 板状建材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0925770A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112438B2 (ja) * | 1971-11-29 | 1976-04-19 |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP19918595A patent/JPH0925770A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112438B2 (ja) * | 1971-11-29 | 1976-04-19 |
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