JP2000291349A - 扉 - Google Patents

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JP2000291349A
JP2000291349A JP11097442A JP9744299A JP2000291349A JP 2000291349 A JP2000291349 A JP 2000291349A JP 11097442 A JP11097442 A JP 11097442A JP 9744299 A JP9744299 A JP 9744299A JP 2000291349 A JP2000291349 A JP 2000291349A
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JP
Japan
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door
surface material
vertical core
vertical
wedge
Prior art date
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Pending
Application number
JP11097442A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Sakano
隆雄 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiha Corp
Original Assignee
Nichiha Corp
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Publication date
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Publication of JP2000291349A publication Critical patent/JP2000291349A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦方向の凸反りが生じ難い扉を提供するこ
と。 【解決手段】 縦芯材11と横芯材13と,これらの表
面側191及び裏面側192に配設した表面材181と
裏面材182とよりなり,フラッシュ構造である。上記
縦芯材11には,上記表面材181または裏面材182
のいずれかに対面する面111,112に,該縦芯材1
1の横方向に凹溝110を形成してなり,かつ該凹溝1
10にはくさび状部材12を嵌入してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,開き戸,引戸,折戸として用い
られる内装用または外装用の扉に関する。
【0002】
【従来技術】従来,内装用または外装用の扉として,後
述する図1,図2に示すごとき,縦芯材11と横芯材1
3とよりなる枠体10と,該枠体10の表面側191及
び裏面側192に配設された表面材181,裏面材18
2とからなるフラッシュ構造の扉1が採用されることが
ある。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,内外温度差,
湿度差等によって扉1に反りが発生することがある。こ
のような反りにおいて,図9に示すごとき,表面側19
1への縦方向の凸反り(または反対の裏面側192への
縦方向の凸反り)が発生することで,扉1が戸枠等に対
してがたついたり,開閉困難となったり,扉の美観が損
なわれる等の問題が発生する。
【0004】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,縦方向の凸反りが生じ難い扉を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,縦芯材と
横芯材と,これらの表面側及び裏面側に配設した表面材
と裏面材とよりなる,フラッシュ構造の扉において,上
記縦芯材には,上記表面材または裏面材のいずれかに対
面する面に,該縦芯材の横方向に凹溝を形成してなり,
かつ該凹溝にはくさび状部材を嵌入してなることを特徴
とする扉にある。
【0006】本発明の作用につき説明する。本発明にか
かる扉の縦芯材には横方向にくさび状部材を嵌入した凹
溝を設けてある。凹溝にくさび状部材を嵌入させること
で,凹溝の面に対する開口部を縦方向に広げることがで
きる(図4参照)。
【0007】よって,縦芯材の凹溝を設けた面の縦方向
の長さが,凹溝を設けていない面よりも長くなり,後述
の図6に示すごとく,縦芯材11全体に縦方向の反りを
付与することができる。従って,より凸反りが発生しや
すい側と反対側の面に上記凹溝とくさび状部材を設ける
ことで,縦方向の凸反りが生じ難い扉を得ることができ
る。このように本発明によれば,縦方向の凸反りが生じ
難い扉を提供することができる。
【0008】上記凹溝は表面材または裏面材のいずれか
に対面する面に開口部を有する。上記凹溝としては,後
述する図3に示すごとく縦断面が長方形,台形等である
といった各種形状をとることができる。また,上記くさ
び状部材も,縦断面が長方形,台形等の各種形状をとる
ことができる。いずれの形状であっても,凹溝の開口部
を広げることができる形状をくさび状部材が持つ必要が
ある。
【0009】また,上記縦芯材11の凹部とくさび状部
材による縦芯材における縦方向の反りは曲率半径に換算
して70〜90mとすることが好ましい。これにより,
本例の効果である扉の凸反りを確実に防止できる。曲率
半径が90mを越えた場合には,本例の効果を得ること
が難しく,70m未満である場合には,縦芯材の影響で
扉が反るおそれがある。
【0010】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記表面材,裏面材のいずれかは木質繊維のマットをプレ
ス成形した木質繊維板であることが好ましい。木質繊維
板は軽量であるため,扉の軽量化を図ることができる。
また,木質繊維板は伸縮しやすいため,それ以外の材質
の表面材,裏面材と組み合わせることで,伸縮の発生を
表面材か裏面材のいずれかに限定することができ,伸縮
の発生する側と反対の縦芯材の面に本発明にかかる凹溝
とくさび状部材を配置することで,扉の縦方向への凸反
りを確実に防止することができる。
【0011】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記木質繊維板は,框部と鏡板部と両者の間に形成した段
状の飾縁部を有していることが好ましい。これにより,
立体的に意匠性に優れた見栄えのよい扉を得ることがで
きる。また,上記框部,鏡板部,段状の飾縁部は木質繊
維板の成形の際に共に形成することができる。
【0012】次に,請求項4記載の発明のように,上記
木質繊維板は,上記鏡板部の折曲部の裏面側に凹所を設
けてあることが好ましい。これにより,鏡板部の折曲部
がシャープになるため,鏡板部やこれと隣接する飾縁部
の見栄えをよくすることができる。
【0013】次に,請求項5記載の発明のように,上記
木質繊維板で作製した表面材または裏面材のいずれかと
反対側の裏面材または表面材に対面した芯材の面に凹溝
が設けてあることが好ましい。木質繊維板は伸縮しやす
いため,それ以外の材質の表面材,裏面材と組み合わせ
た場合,木質繊維板の方に扉が凸反りを生じやすい。よ
って,反対側の裏面材や表面材に対面した縦芯材の面に
凹溝を設け,くさび状部材を配置することで,上記のよ
うな扉の凸反りを確実に防止することができる。
【0014】次に,請求項6記載の発明のように,上記
くさび状部材は上記凹溝に対して接着剤により接合して
あることが好ましい。これにより,くさび状部材の脱
落,ゆるみを防止することができる。また,酢酸ビニル
樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂,ビニルアルコ
ール樹脂,フェノール樹脂,エポキシ樹脂,ユリア樹脂
等よりなる接着剤を使用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる扉につき,図1〜図7を用
いて説明する。本例は,図1,図2(b)に示すごと
く,縦芯材11と横芯材13と,これらの表面側191
及び裏面側192に配設した表面材181と裏面材18
2とよりなる,フラッシュ構造の扉1である。上記縦芯
材11には,上記表面材181に対面する面112に,
該縦芯材11の横方向,即ち縦方向と直交する方向(図
2(a)参照)に凹溝110を形成してなり,かつ該凹
溝110にはくさび状部材12を嵌入してなる。
【0016】本例の扉1は,図1,図2に示すごとくフ
ラッシュ構造で,図2(b)に示すごとく,縦芯材1
1,横芯材13よりなる枠体10に対し,図1,図2
(a)に示すごとく,表面材181,裏面材182とを
配設して構成されている。図2(b)に示すごとく,図
示を略した枠体10は2本の縦芯材11と該縦芯材11
間の端部に配設した横芯材13とよりなる。2本の縦芯
材11間には枠体補強用の横桟130が配設されてい
る。更に,図1,図2(b)に示すごとく,横芯材13
と横桟130との間で,鏡板部17における表面材18
1,裏面材182間に,ペーパーハニカム170が配設
されている。
【0017】上記表面材181は木質繊維のマットをプ
レス成形した木質繊維板よりなる。また,上記表面材1
81は框部15と鏡板部17と両者の間に形成した段状
の飾縁部16を有している。この框部15,鏡板部1
7,段状の飾縁部16は木質繊維板の成形時に共に成形
するのである。また,図1に示すごとく,上記裏面材1
82は合板よりなる平板である。
【0018】上記縦芯材11は,図1に示すごとく,面
111の側が表面材181に当接し,面112は裏面材
182に当接している。図3に示すごとく,裏面材18
2の側に開口部115を有する凹溝110が面112に
設けてある。この凹溝110は図3に示すごとく,縦断
面が長方形でa=5mm,b=15mmである。また,
凹溝110は縦芯材11に550mm間隔で3箇所設け
てある。縦芯材11全体の長さは2m20cm,図3に
よればf=550mm,g=24mmである。また,上
記くさび状部材12は,図3に示すごとく縦断面が台形
で,d=14mm,c=4.5mm,e=5.5mmで
ある。
【0019】上記凹溝110に対するくさび状部材12
の嵌入について説明する。図3に示すごとく,くさび状
部材12の面120に対し酢酸ビニル樹脂よりなる接着
剤を塗布し,これを短辺側(符号cの部分)から凹溝1
10に挿入する(図3の矢線参照)。くさび状部材12
の長辺側(符号eの部分)は凹溝110(符号aの部
分)よりも大きいため,くさび状部材12によって凹溝
110の開口部115が図4,図5の矢線に示すごとく
広がる。
【0020】よって,図6に示すごとく,面112にか
かる縦芯材11の縦方向が長くなる。面111は特に加
工をしていないため,縦方向の長さは変わらない。この
結果,面112の側に縦方向に反りを持った縦芯材11
となる。なお,この反りにおいて,図6のhは9mm
で,縦芯材11の長さが2m20cmであることから,
曲率半径は80mとなる。この反りを持った縦芯材11
により枠体10を構成し,表面材181,裏面材182
を貼着して,本例の扉1となす。
【0021】また,本例にかかる扉1は図7に示すごと
き室内収納庫の戸枠20に配設される折戸2に対して使
用される。上記折戸2は本例にかかる扉1を図示を略し
た蝶番にて折り畳み可能となるように2枚毎接合構成さ
れている。
【0022】本例の作用効果について説明する。本例の
扉1は縦芯材11の横方向にくさび状部材12を嵌入し
た凹溝110を設けてある。これにより,凹溝110の
面112に対する開口部115を縦方向に広げ,縦芯材
11全体に縦方向の反りを生じせしめることができる。
【0023】ところで,本例の扉1は表面材181は木
質繊維板であり,裏面材182は通常の合板である。こ
のため,扉1の内外で温度差や湿度差が発生した場合,
前述した従来例の図9に示すごとき凸反りが発生する。
本例では縦芯材11が図6にかかる方向に反っており,
従って扉1に,図9にかかる凸反りが発生した場合は,
両者が打ち消しあうため,扉1に凸反りが発生しない。
このように,本例によれば,縦方向の凸反りが生じ難い
扉を提供することができる。
【0024】実施形態例2 本例は表面材181における鏡板部17の折曲部160
に凹所を設けた例について説明する。つまり,図8に示
すごとく,木質繊維のマットをプレス成形して木質繊維
板を作製するが,この時,框部15,飾縁部16,鏡板
部17となる部分を成形すると共に,折曲部160の裏
面側161に凹所を設けておく。その他の構成は実施形
態例1と同様である。本例にかかる木質繊維板を用いる
ことで,鏡板部17の折曲部160がシャープになるた
め,鏡板部17やこれと隣接する飾縁部16の見栄えを
よくすることができる。その他は実施形態例1と同様の
作用効果を有する。
【0025】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,縦方向
の凸反りが生じ難い扉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,扉の横断面図。
【図2】実施形態例1における,扉の(a)部分斜視
図,(b)枠体の部分正面図。
【図3】実施形態例1における,縦芯材の凹溝に対する
くさび状部材の嵌入説明図。
【図4】実施形態例1における,縦芯材の凹溝にくさび
状部材を嵌入した状態を示す部分斜視図。
【図5】実施形態例1における,縦芯材の凹溝にくさび
状部材を嵌入した状態を示す説明図。
【図6】実施形態例1における,縦芯材の面図。
【図7】実施形態例1における,折戸の斜視図。
【図8】実施形態例2における,鏡板部の折曲部の裏面
側に凹所を設けた表面材の斜視説明図。
【図9】従来例にかかる凸反りが発生した扉を示す斜視
図。
【符号の説明】
1...扉, 11...縦芯材, 110...凹溝, 111,112...面, 12...くさび状部材, 13...横芯材, 15...框部, 16...飾縁部, 17...鏡板部, 181...表面材, 182...裏面材, 191...表面側, 192...裏面側,

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦芯材と横芯材と,これらの表面側及び
    裏面側に配設した表面材と裏面材とよりなる,フラッシ
    ュ構造の扉において,上記縦芯材には,上記表面材また
    は裏面材のいずれかに対面する面に,該縦芯材の横方向
    に凹溝を形成してなり,かつ該凹溝にはくさび状部材を
    嵌入してなることを特徴とする扉。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記表面材,裏面材
    のいずれかは木質繊維のマットをプレス成形した木質繊
    維板であることを特徴とする扉。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記木質繊維板は,
    框部と鏡板部と両者の間に形成した段状の飾縁部を有し
    ていることを特徴とする扉。
  4. 【請求項4】 請求項3において,上記木質繊維板は,
    上記鏡板部の折曲部の裏面側に凹所を設けてあることを
    特徴とする扉。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記木質繊維板で作製した表面材または裏面材のいずれ
    かと反対側の裏面材または表面材に対面した芯材の面に
    凹溝が設けてあることを特徴とする扉。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記くさび状部材は上記凹溝に対して接着剤により接合
    してあることを特徴とする扉。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015178046A1 (ja) * 2014-05-21 2017-04-20 三菱樹脂アグリドリーム株式会社 植物栽培方法及び施設

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