JPH08121947A - 冷蔵庫の扉 - Google Patents

冷蔵庫の扉

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JPH08121947A
JPH08121947A JP6263726A JP26372694A JPH08121947A JP H08121947 A JPH08121947 A JP H08121947A JP 6263726 A JP6263726 A JP 6263726A JP 26372694 A JP26372694 A JP 26372694A JP H08121947 A JPH08121947 A JP H08121947A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/08Parts formed wholly or mainly of plastics materials
    • F25D23/082Strips
    • F25D23/087Sealing strips

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来に較べて扉構造が簡易で、部品点数、組
立工数、シール等も少ない低価格でしかも高品質・高品
位の冷蔵庫の扉を得る。 【構成】 扉前面部1aと扉枠体部1bを一体に形成し
た樹脂製扉本体1と、前記扉枠体部1bの少なくとも2
辺に取付けた補強体2と、前記樹脂製扉本体1の扉前面
部1aと対向して配置される扉背面材3とで囲繞形成さ
れる空間に発泡断熱材が充填されるとともに、前記扉背
面材3の周辺に設けられた当り壁ならびにパッキン挿入
溝にパッキン4が装着された冷蔵庫の扉1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫の扉に係り、特に
組立工程の簡易化のはかられた冷蔵庫の扉に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫は既に家具の一部の如く各家庭で
使用されており、それに伴なって、外観上の高品質感を
有し、しかも使い勝手の優れた高性能の商品が低価格で
供給されることが専ら要望されるところである。このよ
うな要望を満すための手段としては、組立工程の省略、
部品点数の削減などが考えられる。そこで、従来の冷蔵
庫の構成について、扉の構成を例に取って検討して見
る。
【0003】まず、特開平3−91683号公報には、
従来の冷蔵庫の扉構造の一例が示されており、上下枠体
部を扉本体に装着し、その裏面にサッシ部を取付けたの
ち、扉背面材で閉じることによって箱体を形成し、その
内部に発泡断熱材を充填してなるものである。図11は
上記従来例の構成を概略説明するための分解斜視図であ
る。同図において、25が扉本体、23が上枠体部、2
4が下枠体部であり、扉本体25の上下から上下枠体部
23,24により挟持して装着される。次に、26はサ
ッシ部、3は扉背面材であり、上下枠体部23,24の
設けられた扉本体25の裏面に扉背面材3をサッシ部2
6によって固定することにより、内部に閉空間を有する
箱体が形成されるので、この空間に発泡断熱材を充填す
れば、冷蔵庫の扉となる。
【0004】なお、図11において、4はパッキンであ
って、サッシ部26に装着され、冷気洩れを防止する手
段として使用される。また5はガードであって、扉背面
材3の所定の個所に嵌着され、このガード5によって仕
切られた扉背面材3のスペースがびん類などのストッカ
ーとして使用されるものである。
【0005】また、実開昭62−32990号公報に
は、従来の冷蔵庫の扉構造の他の例が示されている。こ
の従来例は、扉外板と、それに対向して配置される扉内
板すなわち扉背面材と、これら扉外板と扉背面材との間
に装着される扉枠体とで箱体空間を囲繞形成し、その空
間に発泡断熱材を充填する構成において内部に補強板を
装着するものである。図12はその裏面外観斜視図、図
13は図12のb−b断面図であり、図14は補強板取
付け説明用分解斜視図である。
【0006】これらの図12〜図14において、17は
扉外板すなわち扉前面部であり、18は扉内板すなわち
扉背面材、さらに19は扉枠体である。また20はコの
字状の補強材、21は補強板である。以上の構成におい
て扉本体を組立てるに際しては、図14に示すように、
扉枠体19の一方側を開き、扉前面板17を挿入したの
ち、補強材20ならびに補強板21を夫々装着し、最後
に扉枠体19の開放側を矢印のように閉じることによっ
てなされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
扉構造では、部品点数が多い上に、またその各々の接合
部にシールが必要であり、さらに組立工数も多くなるた
め、コスト的にも割高となる。たとえば、前記図11の
従来例においては、上下枠体部23,24を扉本体25
の上下から装着してまず扉の前面ならびに周辺に壁を形
成せしめたのち、裏面側に扉背面材3をサッシ部26で
挟持したのちビス止めなどの手段で固定し、形成された
空間内に発泡断熱材を装填する。
【0008】このように配置されたのち、パッキン4
を、サッシ部26周辺に装着する一方、扉背面材3にガ
ードを嵌着することによって、一連の扉の組立てが終了
するが、この他、上下枠体部23,24と扉本体25と
の間、扉本体25とサッシ部26との間、あるいはサッ
シ部26と上下枠体部23,24との間、などの夫々の
接合部にはシールが必要である。このようなわけで、組
立工数は自ら多くなり、コスト的に割高なものとなる。
【0009】一方、図12〜図14の従来例において
は、扉枠体19を樹脂の押出し等により成形してから、
V字カットなどの加工を施すことによって額縁状に成形
し、しかるのち、その一側を図14に示す如く開放し
て、ここに扉前面板17を挿入し、その後補強材20な
らびに補強板21を夫々装着したのち扉枠体19を閉
じ、扉前面板17と対向する位置に扉背面材18を配置
して、設けられた空間に発泡断熱材を充填することによ
って冷蔵庫扉として一体化するものである。
【0010】この場合、扉枠体19にV字カットなどを
施すための加工の工程を必要とすること、扉枠体19の
四隅にシールを施すこと、あるいは扉枠体19と扉前面
板17との嵌合部にシールを施すこと、などのシール工
程を必要とすること、など、組立工数の多数化はさけら
れず、また一方、形状面では扉枠体19の四隅の直角度
が必ずしも正確に得られないことに起因する扉形状寸法
の不安定さとそれに伴なう組立性の困難ならびに前記形
状寸法の矯正手段の必要等から、作業面のみならず、コ
ストの面にも影響を及ぼすところが見られた。
【0011】本発明は上記課題に鑑み、従来の冷蔵庫の
扉を構成する上下枠体部と扉本体を一体化する一方、扉
背面材にサッシ部の機能を備えるよう構成することによ
り、部品点数ならびにシール必要個所をともに削減さ
せ、これによって組立工数の減少を図り、しかも前面か
ら見て上下枠体部と扉本体との間に継目を有さず、また
扉枠体と扉前面板(扉本体)との間にも継目を有しな
い、デザイン的にすぐれた美観、一体感を有する冷蔵庫
の扉を高品質且つ安価に提供することを目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためなされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、扉前面部と扉枠体部を一体に形成した樹脂製扉本
体と、前記扉枠体部の少なくとも2辺に取付けた補強体
と、前記樹脂製扉本体の扉前面部と対向して配置される
扉背面材とで囲繞形成される空間に発泡断熱材が充填さ
れるとともに、前記扉背面材の周辺に設けられた当り壁
ならびにパッキン挿入溝にパッキンが装着された冷蔵庫
の扉である。
【0013】この場合、上記構成の冷蔵庫の扉につい
て、樹脂製扉本体の扉枠体部内壁における補強材と対向
する任意個所に1以上の抜け止め突起を設けるととも
に、前記突起に対応する補強体面に孔を設けたものとす
ることは有効である。また、樹脂製扉本体の扉枠体部内
壁において、補強体に沿って前記補強体の先端部の挿入
間隙を前記扉枠体部内壁に形成せしめ、前記挿入間隙を
発泡断熱材の洩れ止め手段とした構成とすることも有効
である。
【0014】さらに、前記構成の冷蔵庫の扉について、
樹脂製扉本体の扉枠体部端部において補強部の取付に際
して段差を設けること、また、扉背面材に設けられたパ
ッキン挿入溝の内壁面の一部に平行部分を形成せしめる
こと、さらには扉背面のパッキンとの当り壁において、
前記当り壁の側面付近を扉面に対してほぼ垂直もしくは
逆勾配に形成せしめるか、あるいは前記当り壁の底部付
近の曲率よりも当該個所に対向するパッキン隅部の曲率
の方を大に形成するか、いずれかに形成すること、はい
ずれも有効である。
【0015】
【作用】本発明においては、扉本体を樹脂成形すること
によって、扉前面部と扉枠体部を一体成形することが可
能となるので、部品点数ならびに組立工数の削減、組立
時のバラ付き等をなくすことによる寸法の安定化、また
デザイン的に見ても部品間の継ぎ目のない一体感のある
自然な曲面を有する、美観と完成度の向上がはかられた
製品が提供されるものである。さらに扉背面材の支持の
一部となる補強体を設けることにより、扉の変形を防止
し、且つ強化をはかり、さらに扉背面材周辺にパッキン
挿入溝を設けることにより、従来の如きサッシ部を必要
とすることなく、部品点数、組立工数、シール等を削減
することが可能となり、完成度の高い冷蔵庫の扉を安価
に得ることが可能となる。
【0016】また、前記扉枠体部内壁に抜け止め突起を
設けるとともに、前記補強体面の突起対向位置に孔を設
けることにより、扉の組立作業中、容易に外れる恐れが
なくなる。一方、前記扉枠体部内壁に前記補強体を挿入
するための挿入間隙を設けることにより、発泡断熱材充
填の際の洩れ止め手段とすることが可能である。さらに
前記補強体の取付けに際して、前記扉枠体部端部に近い
部分に段差を設けることにより、扉の冷蔵庫への取付け
後、指の係りが良くなり、使い勝手が向上する。
【0017】さらに、前記パッキン挿入溝の内壁面の一
部に平行部を形成せしめるが、これは、パッキンの仕上
り寸法が、一般に製法上からバラ付きが多く、寸法が小
さ目になった場合、パッキン挿入溝にセットされても、
中央部への縮まる力は、溝面に沿って滑り上方に抜ける
力となり、その結果、パッキンに浮きが生じることにな
るが、溝の内壁面の一部が平行部となっていると、パッ
キンが平行部で縮まり、上方への滑りを防止できるの
で、このような構成とするものである。
【0018】また、前記扉背面材のパッキンとの当り壁
において、当り壁の側面付近を扉面に対してほぼ垂直も
しくは逆勾配に形成することによって、前記の如きパッ
キンの寸法上の問題点に鑑み、パッキンの浮き上り方向
の滑りを規制することによって、パッキンの抜けを防止
するものである。また、当り壁の底部付近の曲率より
も、当該個所に対向するパッキン隅部の曲率の方を大に
形成せしめて、当り壁の底部近傍においてパッキン隅部
との間に空間が生じるように形成することによっても、
前記と同様にパッキンの浮き上りを防止することが可能
となる。
【0019】
【実施例】以下図面に基いて本発明について詳細に説明
する。まず、図1は、本発明の冷蔵庫の扉の構成を概略
説明するための分解斜視図である。同図において、1は
樹脂製扉本体であって、扉前面部1aおよび扉枠体部1
bによって一体に成形されており、扉枠体部1bは扉前
面部1aの周囲を4辺にわたって一体に壁を構成してい
るものである。また、2は補強体で、少なくとも前記枠
体部1bの2辺に設けられた図示しないスリットに取付
けられており、3は後述するパッキン挿入溝を有する扉
背面材であり、4がパッキンである。
【0020】この場合、一体成形された扉本体1は、補
強体2を取り付けたのち、扉背面材3を装着することに
よって箱体を形成し、その内部に囲繞形成された空間に
発泡断熱材を充填することによって、冷蔵庫の扉として
組立られる。なお、5はガードであって、扉背面材3の
所定の個所に嵌着され、このガード5によって仕切られ
た扉背面材3のスペースがびん類などのストッカーとし
て使用されるものである。これらの手段により組立て完
成後の冷蔵庫の扉は、一見したところ、前記図11なら
びに図12〜図14の従来例の扉と部材配置上、機能上
は概ね同様であるが、外観上継目部分がかなり少ないな
どの美観の点で、部品点数削減に関する利点などととも
に大いにすぐれているものである。
【0021】次に図2ならびに図3は、図1に示した冷
蔵庫の扉本体1における扉枠体部1bの横断面形状なら
びに縦断面形状を夫々概略説明するための部分拡大図で
ある。まず図2は補強体2を含む縦側の枠体部1bと背
面材3ならびにパッキン4の配置構成を示したものであ
る。まず枠体部1bには、高さ方向に適当な間隔でリブ
1dが設けられており、且つ枠体部1b側にスリット1
cを設けることによって、補強体2の一端をこのスリッ
ト1c内に装着し、扉本体1に固定することができる。
【0022】一方、扉背面材3はパッキン挿入溝6が設
けられており、パッキンの挿入部4b面との間に接着剤
を施すなどして固定する。この際、パッキン4の挿入部
4bの上方にくびれ部4aを設けて接着剤の液溜りとす
ることは有効である。なおこの場合、パッキン4の断面
形状として図示したものは一例であって、通常用いられ
る各種断面形状を有するパッキンを適宜選択して用いる
ことが可能である。また、扉背面材3と補強体2との固
着は、発泡断熱材の充填により行なうことができる。
【0023】次に、図3は補強体のない天地部分の枠体
部1bの縦断面図における枠体部1bと背面材3ならび
にパッキン4の配置構成を示したものである。同図に見
られる如く、天地部分については補強体を設けていない
ので、背面体3を受けるための枠体部1bの部分として
壁面7が設けられている。また1e,1fは図2の断面
に示したリブ1dと同様の補強用のリブである。
【0024】以上が本発明の冷蔵庫の扉の基本的な構成
であるが、さらに、各部材について以下のような配慮が
なされていることがさらに有効となる。まず図4は前記
扉枠体部1bと補強体2との装着部についての部分的な
概略説明図であって、扉枠体部1bの内壁に1個以上の
抜け止め突起8が設けられており、補強体2をスリット
1d内に装着するに際し、予め図5の概略説明図に示す
如き孔9を前記突起8と対応する位置に設けておき、こ
れら孔9と突起8との爪嵌合によって補強体2を固定す
る。このようにすることにより、扉組立に際して補強体
2と扉本体1との結合が強固なものとなり、組立作業が
確実となる上、扉本体1の変形防止にも役立つものであ
る。
【0025】また、本発明の冷蔵庫の扉は扉本体1、補
強体2ならびに扉背面材3により囲繞形成された空間内
に発泡断熱材を充填して製品とするものであるが、その
際、たとえば補強体2と扉枠体部1bとの接合部の間隙
などから断熱材が洩出する場合も予想される。そこで本
発明においては、図6に概略説明される部分拡大図に示
す如く、扉枠体部1bの内壁に、補強体2に沿って、そ
の先端部が挿入される挿入間隙10aを、扉枠体部1b
の内壁に平行にリブ10を形成するなどの手段により設
け、これによって発泡断熱材充填時の洩れを防止するも
のである。この場合、前記間隙におけるリブ10と補強
体2のクリアランスは、樹脂成形の精度の許容範囲内で
小さいほど望ましい。
【0026】また、本発明の一態様として、図7で概略
説明される部分拡大図に示す如く、扉枠体部1bの端部
における補強体2の取付け位置に段部11を設けること
もできる。このような構成であると扉組立後、冷蔵庫の
扉を開く際に指を係け易くなるので、使い勝手が向上す
る。この場合、段部11の形成手段としては、予めリブ
1dの補強体2パッキン側に当接する面を段部相当分後
退させるか、もしくは図7に例示する如く、補強体2の
パッキン側断面形状を図2〜図4などに例示した屈曲形
のものからストレート形状とするか、いずれを用いても
よい。後者を採用すれば、補強体2の折曲げ工数を削減
できるので生産コスト上はこの方が有利である。
【0027】一方、図8はパッキン挿入溝6の内壁面の
一部に平行部12を形成せしめた一態様を概略説明する
ための部分拡大図である。これは、先にも述べた通り、
パッキン4の仕上り寸法が、その製法上から一般にバラ
ツキが多く、寸法が小さ目になった場合には、パッキン
挿入部4bがその挿入溝6にセットされても、パッキン
4の縮まる力により接着剤による接着が安定する以前に
浮き上りが生じることになる。その結果、接着不良とな
る。そこで平行部12が形成されることによって、パッ
キン4の収縮が平行部12の部分で安定化され、パッキ
ン4が上方に滑るのを防止できる。そこでこのような構
成とするものである。
【0028】さらに、図9ならびに図10は、本発明の
他の態様例として、扉背面材3のパッキン4との当り壁
13近傍の形状を概略説明するための部分拡大図であ
る。まず図9においては、当り壁13の側面付近を扉面
に対してほぼ垂直もしくは逆勾配に形成したもので、こ
れによって、パッキン4が浮き上ろうとする抜け方向に
対して逆方向の力が働くので、パッキン4のこの部分で
の浮き上りを防止することが可能となる。
【0029】また、図10は、当り壁13の底部付近の
曲率よりも、この個所に対向するパッキン隅部14の曲
率の方を大に形成せしめたもので、このように形成する
ことにより、扉背面材3の当り壁13の底部とパッキン
隅部14との間に空間14aが形成される。そこで、パ
ッキン4の寸法が背面材3の寸法よりも小であっても、
この空間14aによって、パッキン4の浮き上りを防止
することが可能となるものである。
【0030】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかな如く、本発
明によれば従来に較べて、扉構造が簡易で、部品点数、
組立工数、シール等も少ない低価格でしかも高品質、高
品位の冷蔵庫の扉が得られる。すなわち、扉本体を樹脂
成形することにより、従来の上下枠体部と扉本体、ある
いは扉前面板と扉枠体部を一体に形成し、また扉背面材
にパッキン挿入溝を設けることにより、サッシ部を省略
して、なおかつ従来よりも寸法、形状の安定し、部品点
数、組立工数、シール個所等の削減された、前面側から
見て継目のない高品位、高品質の、美観に優れ且つ低価
格の冷蔵庫の扉が得られるものである。
【0031】また、扉背面材を受け、かつ扉を補強する
ために、補強体に孔を設ける一方、扉枠体部内壁の対応
個所に突起を設けることにより、両者の係止によってそ
れら部材の結合が組立作業において強固となり、作業性
と品質の向上が期待される。一方、扉枠体部内壁に補強
体の先端を挿入する間隙を形成するようリブなどを設け
ることにより、発泡断熱材の充填の際、外部への洩れを
防止できるので、扉の仕上りが美観の優れたものとな
る。
【0032】さらに、補強体の取付けに際して、扉枠体
部端部に近い部分に段差を設けることにより、扉を冷蔵
庫に取付けたのち、指の係りが良くなり、操作性が向上
し、使い勝手の優れたものとなる。一方、パッキン挿入
溝の内壁面の一部に平行部を形成せしめることによっ
て、パッキンの仕上寸法にバラツキがあっても、パッキ
ンの浮き上りを防止して、パッキンと扉背面材との接着
不良も避けることができる。
【0033】また、扉背面材のパッキン当り壁につい
て、当り壁の側面付近を扉面に対してほぼ垂直もしくは
逆勾配に形成することによって、前記の場合と同様、パ
ッキンの仕上寸法にバラツキがあっても、パッキンの浮
き上りを防止することが可能となる。また、当り壁の底
部付近の曲率よりも、同個所に対向するパッキン隅部の
曲率の方を大にすることにより、パッキン隅部との間に
空間が生じるように形成することによっても、上記と同
様、パッキンの浮き上りを防止することが可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の扉の構成を概略説明する分解
斜視図である。
【図2】扉枠体部の横断面形状を概略説明する部分拡大
図である。
【図3】扉枠体部の縦断面形状を概略説明する部分拡大
図である。
【図4】扉枠体部と補強体との装着部についての部分概
略説明図である。
【図5】補強体に設ける孔を示す概略説明図である。
【図6】補強体と扉枠体部との接合部について概略説明
する部分拡大図である。
【図7】扉枠体部の端部に設けられる段部について概略
説明する部分拡大図である。
【図8】パッキン挿入溝の一態様を概略説明する部分拡
大図である。
【図9】扉背面材のパッキンとの当り壁近傍の形状を概
略説明する部分拡大図である。
【図10】扉背面材のパッキンとの当り壁近傍の他の形
状を概略説明する部分拡大図である。
【図11】従来例の扉構成を概略説明する分解斜視図で
ある。
【図12】他の従来例の扉構成の裏面外観斜視図であ
る。
【図13】図12のb−b断面図である。
【図14】補強板取付け説明用分解斜視図である。
【符号の説明】
1 樹脂製扉本体 1a 扉前面部 1b 扉枠体部 1c スリット 1d,1e,1f,10 リブ 2 補強体 3 扉背面材 4 パッキン 4a くびれ部 4b パッキン挿入部 5 ガード 6 パッキン挿入溝 7 壁面 8 突起 9 孔 10a 挿入間隙 11 段部 12 平行部 13 当り壁 14 パッキン隅部 14a 空間 17 扉外板 18 扉内板 19 扉枠体 20 補強材 21 補強板 23 上枠体部 24 下枠体部 25 扉本体 26 サッシ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉前面部と扉枠体部を一体に形成した樹
    脂製扉本体と、前記扉枠体部の少なくとも2辺に取付け
    た補強体と、前記樹脂製扉本体の扉前面部と対向して配
    置される扉背面材とで囲繞形成される空間に発泡断熱材
    が充填されるとともに、前記扉背面材の周辺に設けられ
    た当り壁ならびにパッキン挿入溝にパッキンが装着され
    たことを特徴とする冷蔵庫の扉。
  2. 【請求項2】 樹脂製扉本体の扉枠体部内壁における補
    強体と対向する任意個所に1以上の抜け止め突起を設け
    るとともに、前記突起に対応する補強体面に孔を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の扉。
  3. 【請求項3】 樹脂製扉本体の扉枠体部内壁において、
    補強体に沿って前記補強体の先端部の挿入間隙を前記扉
    枠体部内壁に形成せしめ、前記挿入間隙を発泡断熱材の
    洩れ止め手段としたことを特徴とする請求項1記載の冷
    蔵庫の扉。
  4. 【請求項4】 樹脂製扉本体の扉枠体部端部において補
    強体の取付けに際して段差を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の冷蔵庫の扉。
  5. 【請求項5】 扉背面材に設けられたパッキン挿入溝の
    内壁面の一部に平行部分を形成せしめたことを特徴とす
    る請求項1記載の冷蔵庫の扉。
  6. 【請求項6】 扉背面材のパッキンとの当り壁におい
    て、前記当り壁の側面付近を扉面に対してほぼ垂直もし
    くは逆勾配に形成せしめるか、あるいは前記当り壁の底
    部付近の曲率よりも当該個所に対向するパッキン隅部の
    曲率の方を大に形成せしめるか、いずれかに形成されて
    なることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の扉。
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