JPH0672878U - 保冷用断熱箱 - Google Patents

保冷用断熱箱

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JPH0672878U
JPH0672878U JP1372193U JP1372193U JPH0672878U JP H0672878 U JPH0672878 U JP H0672878U JP 1372193 U JP1372193 U JP 1372193U JP 1372193 U JP1372193 U JP 1372193U JP H0672878 U JPH0672878 U JP H0672878U
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JP
Japan
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inner plate
plate
slit
box
mold member
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Application number
JP1372193U
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English (en)
Inventor
純弘 野口
浩次 樹下
Original Assignee
日本電装株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 差し込み工程のみで内板の組付を可能にし、
組付工数を大幅に低減する。 【構成】 保冷用断熱箱は、外板と、内板36、37
と、前記外板と内板36、37の間に設けられる発泡断
熱材としての硬質ウレタン26とからなる。内板36と
内板37とを連結する角部に、樹脂製の型部材44が設
けられる。この型部材44は、内板36の折曲部36a
を挿入固定する第1のスリット51と、内板37の折曲
部37aを挿入固定する第2のスリット52とを有す
る。組付け時、スリット51、52に折曲部36a、3
7aを差し込むという簡単な操作により各内板の組付が
可能である。組付後、スリット51、52の内壁と内板
の折曲部36a、37aとの間に隙間の迷路構造が形成
されるため、発砲断熱材の発泡に伴う加圧作用によって
スリット51、52の内壁と折曲部36a、37aとが
密着し、内板36、37の内側に形成される保冷室9の
密閉が保たれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品等の荷物を運搬する保冷用断熱箱に関するもので、特に硬質ウ レタンを注入発泡して製作する保冷用断熱箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内箱と外箱からなる二重箱を形成し、内箱と外箱の間の空洞部に断 熱用硬質ウレタンを注入発泡して製作される保冷用断熱箱が知られている。 この種の断熱箱の内箱の製造方法としては、例えば図4に示すように、内板1 の片側をフランジ状に曲げ、このフランジ部2を相手側の内板4に突き当て、リ ベット5により締め付け、箱状に組み立てる方法がある。このリベット5の代わ りにタッピングビス等で締め付けるものもある。この場合、リベットの締付ピッ チの間に形成される隙間から注入発泡時に内板1と内板4の外側のウレタンが内 板1のフランジ部2とこれに向い合う内板4の端部6との合わせ面との間から漏 れ出るのを防ぐため、フランジ部2と端部6との合わせ面の外側の全てをガムテ ープ7によりシールしている。ガムテープ装着後は、フランジ部2の付け根部と 端部6との間の隙間の不均一による見映えの悪さを隠すことおよび保冷室9内の 水分がウレタン10に侵入するのを防止すること等の目的を達成するため、内板 1と内板4の合わせ部Aの保冷室9側角部をシリコーン等でコーキングし、シリ コンシーラ12を形成する方法が取られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の保冷用断熱箱の内板の組付構造においては、リベッ ト締め付け時の内板1と内板4との位置決めが困難であり、リベットの締付、テ ープによる貼付、シリコンシーラの形成等の複雑な組付工程が必要となるばかり か、組付用部品点数が増大し、組付作業が煩雑になるという問題がある。
【0004】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、差し込み工程 のみで内板の組付が可能な組付工数の大幅に低減される保冷用断熱箱を提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題を解決する本考案の保冷用断熱箱は、 外板と、内板と、前記外板と前記内板の間に設けられる発泡断熱材とからなる 保冷用断熱箱であって、 一方の前記内板と他方の前記内板とを連結する角部に、前記内板に形成した折 曲部を挿入固定するスリットをもつ型部材を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成をもつ保冷用断熱箱によると、組付け時、各内板を連結するコーナジ ョイントに型部材を設け、この型部材に形成したスリットに内板の折曲部を差し 込むという簡単な操作により各内板の組付が可能である。組付後、スリット内壁 と内板の折曲部との間に隙間の迷路構造が形成される。このため、外板と内板の 間の空胴部に発泡断熱材を発砲させるとき、ウレタンの漏れ侵入が防止される。 このとき、発砲断熱材の発泡に伴う加圧作用によってスリット内壁と内板の折曲 部とが密着し、内板の内側に形成される保冷室の密閉が保たれる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 まず保冷庫の斜視図を図2に示す。図2は保冷庫の扉を組み付ける前の状態を 示し、図3は図2のIII-III 平面で切断した模式的断面図を示す。図2および図 3に示すように、保冷用断熱箱20は、外箱22と、内箱24と、外箱22と内 箱24の間の断熱用硬質ウレタン26とからなる。
【0008】 外箱22は、側面側の外板29と外板30とが連結板40により連結され、外 板30と外板31とが連結板41により連結されている。内箱24を構成する内 板35と内板36との連結部並びに内板36と内板37との連結部(角部)は、 コーナジョイントとしての樹脂の型部材43、44により内板35と36、36 と37が連結されている。
【0009】 型部材43と型部材44は、樹脂製で押出成形により形成される。図1に1個 の型部材44を代表的に示し、この構造について詳述する。一方の内板36の端 部にはL字状に折り曲げられた折曲部36aが形成される。他方の内板37の端 部にも同様にL字状に折り曲げられる折曲部37aが形成される。そして一方の 折曲部36aと他方の折曲部37aとを連結する型部材44は、L字状の第1の スリット51と同じくL字状の第2のスリット52とを有する。
【0010】 第1のスリット51は、横断面三角形状のリブ54によりL字状端部のスリッ ト入口51aが形成されている。断面三角形状のリブ54は、第1のスリット5 1に挿入される内板36の折曲部36aの抜けを防止する係止面54aを有する 。このリブ54は、内板36の第1のスリット51からの抜けを防止するととも に内板36の倒れを防止する補強の役割を果す。
【0011】 第2のスリット52は、壁体44aを介して第1のスリット51の奥部51b を回り込む位置にL字状に形成される。この第2のスリット52に内板37の折 曲部37aが挿入されている。内板36および内板37の外側には硬質ウレタン 26が充填されている。 本実施例では、型部材44と同様の型部材は、図2に示す各内板の連結部を構 成する底面の三辺56、57、58と、側部の二辺59、60と、上面の三辺6 1、62、63とに使用されている。
【0012】 組付方法としては、例えば図1において、まず、一方の内板37の折曲部37 aに型部材44の第2のスリット52を挿入し、次いで他方の内板36の折曲部 36aを第1のスリット51に挿入する。次いで、あらかじめ連結された外板2 7、28、29、30、31と内板35、36、37等とを組み付けて所定の間 隔を置き固定する。組付け後、外板27、28、29、30、31と内板35、 36、37等との間の空洞部に硬質ウレタン26の充填材と発泡材とを注入し、 充填材を発泡させ、この空洞部に硬質ウレタン26を充填させる。
【0013】 組付時、型部材44の第1のスリット51と第2のスリット52とにそれぞれ 挿入される内板36と内板37とが差し込まれることにより倒れたり抜けたりす るのが防止され組付が容易となる。また型部材44に一体に形成されるリブ54 が突起状になっていることから、保冷室9側への内板36の倒れが防止される。 また、発泡材を発泡させるとき、内板36と内板37の外側の発泡材による発 泡圧が図1に示すAおよびBの方向に作用するが、第1のスリット51の内壁と 折曲部36aおよび第2のスリット52の内壁と折曲部37aとの密着が良好に なる。このため、第1のスリット51の内壁と折曲部36aとの間の隙間および 第2のスリット52の内壁と折曲部37aとの隙間が小さくなるとともに、前記 隙間のラビリンス効果(迷路効果)により内板36、37の外側から保冷室9側 にウレタンが漏れ出るのが防止される。
【0014】 さらには、保冷用断熱箱の使用時、内板36と内板37との接合部にリブ54 が配置されることから、保冷室9側から見ると、内板36と内板37の連結部へ の隙間部分が隠されて見映えが良好となり精度が向上する。 さらにまた、ウレタン注入発泡時、発泡圧により内板36と内板37が型部材 44に押し付けられて密着された状態でウレタン注入発泡が完了するため、内板 36と内板37との密着性が良好となる。従って、保冷用断熱箱の使用時、保冷 室9内に発生する水分が内板36と内板37の隙間からウレタン26側に侵入す るのを防止する。
【0015】 なお、本考案の他の実施例としては、内板36と内板37の折曲部36a、3 7aに内板傷付き防止保護用のポリエチレンシートを正面貼付するものを使用す れば、第1のスリット51および第2のスリット52にポリエチレンシートがパ ッキングの役目をするので、保冷室9内から硬質ウレタン26側への水分侵入防 止効果が高められる。
【0016】 本実施例によると、内板同士の位置決めが不要となり、またリベット締付を省 略でき、コーキングという作業が廃止できるため、内板の組付工数が大幅に低減 される。また、樹脂製の型部材のスリットに内板を差し込むという簡単な作業で 、内板と内板との連結及び組立てを行うことができる。このため、大幅な組み付 け工程の削減と精度の向上並びに見映えの向上が図れる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の保冷用断熱箱によると、断熱箱の内箱の組付の 際に型部材のスリットに内板の折曲部を挿入する作業を行うことで、内板が組み 付けられるため、内板の組み付け工数の大幅低減並びに保冷室内から外側の発泡 断熱材への水の侵入防止が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による要部断面図である。
【図2】本考案の実施例による保冷用断熱箱の扉装着前
の状態を示す斜視図である。
【図3】図2に示すIII −III 線断面図である。
【図4】従来例の内板と内板間の連結部の取り付け状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
20 保冷用断熱箱 22 外箱 24 内箱 26 硬質ウレタン(発泡断熱材) 29、30、31 外板 35、36、37 内板 36a 折曲部 37a 折曲部 43、44 型部材 51 第1のスリット 52 第2のスリット 54 リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外板と、内板と、前記外板と前記内板の
    間に設けられる発泡断熱材とからなる保冷用断熱箱であ
    って、 一方の前記内板と他方の前記内板とを連結する角部に、
    前記内板に形成した折曲部を挿入固定するスリットをも
    つ型部材を設けたことを特徴とする保冷用断熱箱。
JP1372193U 1993-03-24 1993-03-24 保冷用断熱箱 Pending JPH0672878U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1372193U JPH0672878U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 保冷用断熱箱

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JP1372193U JPH0672878U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 保冷用断熱箱

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JPH0672878U true JPH0672878U (ja) 1994-10-11

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ID=11841113

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JP1372193U Pending JPH0672878U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 保冷用断熱箱

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