JP2577533B2 - 曲面出隅付き板 - Google Patents
曲面出隅付き板Info
- Publication number
- JP2577533B2 JP2577533B2 JP13279194A JP13279194A JP2577533B2 JP 2577533 B2 JP2577533 B2 JP 2577533B2 JP 13279194 A JP13279194 A JP 13279194A JP 13279194 A JP13279194 A JP 13279194A JP 2577533 B2 JP2577533 B2 JP 2577533B2
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- JP
- Japan
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- plate
- groove
- positioning member
- section
- curved
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納棚の棚板、机やカ
ウンタの天板、或いは壁面に突出した柱の角部の内装材
などとして好適に利用できる曲面出隅付き板に関する。
ウンタの天板、或いは壁面に突出した柱の角部の内装材
などとして好適に利用できる曲面出隅付き板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、収納棚の棚板、机やカウンタ
の天板などに用いられる板材として、角部の外表面が曲
面に形成された曲面出隅付き板が知られている。
の天板などに用いられる板材として、角部の外表面が曲
面に形成された曲面出隅付き板が知られている。
【0003】この種曲面出隅付き板は、板材の裏面側の
側端縁から適当距離の位置に、角部外表面を形成する薄
板部を残して断面矩形の凹溝部を全長にわたって切削加
工にて形成し、この凹溝部に発泡樹脂を充填した後、板
材を凹溝部で裏面側に直角に折曲して凹溝部の両側裏面
を直角に突き合わせ、この直角に突き合わされた両側裏
面に矩形断面の結合材を当接配置して接着材または釘な
どの結合手段にて結合固定して製造されており、凹溝部
に充填された発泡樹脂が発泡・硬化することにより薄板
部が外側に円弧状に突出されるとともにその状態で支持
され、滑らかな曲面の角部が形成されるのである。
側端縁から適当距離の位置に、角部外表面を形成する薄
板部を残して断面矩形の凹溝部を全長にわたって切削加
工にて形成し、この凹溝部に発泡樹脂を充填した後、板
材を凹溝部で裏面側に直角に折曲して凹溝部の両側裏面
を直角に突き合わせ、この直角に突き合わされた両側裏
面に矩形断面の結合材を当接配置して接着材または釘な
どの結合手段にて結合固定して製造されており、凹溝部
に充填された発泡樹脂が発泡・硬化することにより薄板
部が外側に円弧状に突出されるとともにその状態で支持
され、滑らかな曲面の角部が形成されるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では板材を凹溝部で折曲して結合材にて結合固
定する際に、特殊な治具を用いて板材の凹溝部の両側部
分を正確に位置決めする必要があり、設備コストが高く
なるとともに治具にセットする作業に手間がかかるとい
う問題があり、そのような治具を用いないと寸法精度が
悪くなり、角部の外観形状がいびつに見えたりするなど
の問題があった。
来の構成では板材を凹溝部で折曲して結合材にて結合固
定する際に、特殊な治具を用いて板材の凹溝部の両側部
分を正確に位置決めする必要があり、設備コストが高く
なるとともに治具にセットする作業に手間がかかるとい
う問題があり、そのような治具を用いないと寸法精度が
悪くなり、角部の外観形状がいびつに見えたりするなど
の問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、特殊
な治具を用いずに低コストで作業性よく製造できる寸法
精度の高い曲面出隅付き板を提案することを目的とす
る。
な治具を用いずに低コストで作業性よく製造できる寸法
精度の高い曲面出隅付き板を提案することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、後述の実施例における参照符号を参考まで
に括弧書きして示すならば、板材(1) と、位置決め部材
(2) と、充填発泡樹脂(3) とから成り、板材(1) は、裏
面側に全長にわたって形成された断面矩形の凹溝部(4)
と、当該凹溝部(4) の底を形成する曲げ可能な薄板部
(5) と、当該凹溝部(4) の左右両側の裏面側に形成され
た2つの係止溝(6a,6b) とを有するもので、当該凹溝部
(4) において裏面側へ所定角度に折曲されて凹溝部(4)
が断面形状において閉じられ、位置決め部材(2) は、凹
溝部(4) 両側の板材裏面に当接状態で固定された2つの
当接面(7a,7b) と、凹溝部(4) 両側の各係止溝(6a,6b)
に嵌合する2つの突条(8a,8b) とを有し、充填発泡樹脂
(3) は、断面形状において閉じられた凹溝部(4) 内に充
填されて、外側へ円弧状に突出する薄板部(5) を支持し
ている構成を採用するものである。
に本発明は、後述の実施例における参照符号を参考まで
に括弧書きして示すならば、板材(1) と、位置決め部材
(2) と、充填発泡樹脂(3) とから成り、板材(1) は、裏
面側に全長にわたって形成された断面矩形の凹溝部(4)
と、当該凹溝部(4) の底を形成する曲げ可能な薄板部
(5) と、当該凹溝部(4) の左右両側の裏面側に形成され
た2つの係止溝(6a,6b) とを有するもので、当該凹溝部
(4) において裏面側へ所定角度に折曲されて凹溝部(4)
が断面形状において閉じられ、位置決め部材(2) は、凹
溝部(4) 両側の板材裏面に当接状態で固定された2つの
当接面(7a,7b) と、凹溝部(4) 両側の各係止溝(6a,6b)
に嵌合する2つの突条(8a,8b) とを有し、充填発泡樹脂
(3) は、断面形状において閉じられた凹溝部(4) 内に充
填されて、外側へ円弧状に突出する薄板部(5) を支持し
ている構成を採用するものである。
【0007】位置決め部材(2) としては、矩形断面の棒
状木材から成り、その対角方向の2つの角部から一体に
連設された矩形断面の突条(8a,8b) を備えたものや、ア
ルミニウムまたは合成樹脂製の型材(12)から成り、夫々
当接面(7a,7b) を形成するとともに突条(8a,8b) を備え
た2つの張り出し板部(13a,13b) に取付け孔(14)が設け
られているものなどが好適である。
状木材から成り、その対角方向の2つの角部から一体に
連設された矩形断面の突条(8a,8b) を備えたものや、ア
ルミニウムまたは合成樹脂製の型材(12)から成り、夫々
当接面(7a,7b) を形成するとともに突条(8a,8b) を備え
た2つの張り出し板部(13a,13b) に取付け孔(14)が設け
られているものなどが好適である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例の曲面出隅付き板に
ついて、図1、図2を参照しながら説明する。
ついて、図1、図2を参照しながら説明する。
【0009】図2において、10は収納棚の棚板やカウ
ンタや机の天板として用いられる曲面出隅付き板であ
り、一側端部1aを直角に折曲された板材1と、その折
曲部の内側に当接させて固定された位置決め部材2と、
折曲部の内側の扇状空間に充填された充填発泡樹脂3に
て構成されている。
ンタや机の天板として用いられる曲面出隅付き板であ
り、一側端部1aを直角に折曲された板材1と、その折
曲部の内側に当接させて固定された位置決め部材2と、
折曲部の内側の扇状空間に充填された充填発泡樹脂3に
て構成されている。
【0010】図1を参照しながらその製造工程とともに
詳細に説明する。図1(a)に示すように、板材1に
は、側端から適当距離の位置の裏面側に全長にわたって
底を形成する薄板部5を残して断面矩形の凹溝部4が形
成され、板材1の側端から凹溝部4までの部分が板材1
の側端部1aを構成している。凹溝部4は板材1の裏面
を切削加工することによって形成されている。薄板部5
は曲げ可能な板材1の表面材から成っており、この薄板
部5が断面円弧状に曲がることによって板材1を凹溝部
4で裏面側に所定角度折曲することができ、その状態で
凹溝部4は図1(b)に示すように断面形状において閉
じた扇状空間を形成する。また、凹溝部4の左右両側の
裏面側には2つの係止溝6a,6bが形成されている。
この係止溝6a,6bは、凹溝部4の切削加工時に同時
に加工することによって容易にかつ低コストにて形成で
きる。
詳細に説明する。図1(a)に示すように、板材1に
は、側端から適当距離の位置の裏面側に全長にわたって
底を形成する薄板部5を残して断面矩形の凹溝部4が形
成され、板材1の側端から凹溝部4までの部分が板材1
の側端部1aを構成している。凹溝部4は板材1の裏面
を切削加工することによって形成されている。薄板部5
は曲げ可能な板材1の表面材から成っており、この薄板
部5が断面円弧状に曲がることによって板材1を凹溝部
4で裏面側に所定角度折曲することができ、その状態で
凹溝部4は図1(b)に示すように断面形状において閉
じた扇状空間を形成する。また、凹溝部4の左右両側の
裏面側には2つの係止溝6a,6bが形成されている。
この係止溝6a,6bは、凹溝部4の切削加工時に同時
に加工することによって容易にかつ低コストにて形成で
きる。
【0011】位置決め部材2は矩形断面の棒状木材から
成り、互いに隣接する2つの側面が、凹溝部4両側の板
材1裏面に当接して固定される2つの当接面7a,7b
を構成している。また、当接面7a,7bにおける対角
方向の2つの角部に、板材1裏面の係止溝6a,6bに
嵌合する矩形断面の突条8a,8bが一体的に突設され
ている。この突条8a,8bも棒状木材の削り出し時に
同時に形成することができる。
成り、互いに隣接する2つの側面が、凹溝部4両側の板
材1裏面に当接して固定される2つの当接面7a,7b
を構成している。また、当接面7a,7bにおける対角
方向の2つの角部に、板材1裏面の係止溝6a,6bに
嵌合する矩形断面の突条8a,8bが一体的に突設され
ている。この突条8a,8bも棒状木材の削り出し時に
同時に形成することができる。
【0012】そして、図1(a)に示すように、凹溝部
4一側の板材1裏面に位置決め部材2の一方の当接面7
aを当接させ、突条8aを係止溝6aに嵌合させて固定
し、その状態で凹溝部4内にウレタン発泡樹脂などの発
泡樹脂を充填した後、図1(b)に矢印で示すように、
板材1の側端部1aを凹溝部4で裏面側に直角に折曲
し、その裏面を位置決め部材2の他方の当接面7bに当
接させるとともに突条8bを係止溝6bに嵌合させて固
定することにより、板材1とその側端部1aとが正確に
位置決めされ、凹溝部4が断面形状において閉じた扇状
空間を形成する。そして、この扇状空間の内部に充填さ
れている発泡樹脂が1.2〜1.5倍に発泡して硬化す
ることによって薄板部5が外側に向けて押圧され、硬化
した充填発泡樹脂3にて薄板部5が断面円弧状に突出し
た状態で支持され、寸法精度の高い曲面出隅付き板10
が形成される。
4一側の板材1裏面に位置決め部材2の一方の当接面7
aを当接させ、突条8aを係止溝6aに嵌合させて固定
し、その状態で凹溝部4内にウレタン発泡樹脂などの発
泡樹脂を充填した後、図1(b)に矢印で示すように、
板材1の側端部1aを凹溝部4で裏面側に直角に折曲
し、その裏面を位置決め部材2の他方の当接面7bに当
接させるとともに突条8bを係止溝6bに嵌合させて固
定することにより、板材1とその側端部1aとが正確に
位置決めされ、凹溝部4が断面形状において閉じた扇状
空間を形成する。そして、この扇状空間の内部に充填さ
れている発泡樹脂が1.2〜1.5倍に発泡して硬化す
ることによって薄板部5が外側に向けて押圧され、硬化
した充填発泡樹脂3にて薄板部5が断面円弧状に突出し
た状態で支持され、寸法精度の高い曲面出隅付き板10
が形成される。
【0013】なお、板材1と位置決め部材2の固定手段
としては、板材1裏面または当接面7a,7bや、係止
溝6a,6b内に接着材を塗布することによって接着材
にて固定してもよく、釘や木ねじなどで固定してもよ
い。
としては、板材1裏面または当接面7a,7bや、係止
溝6a,6b内に接着材を塗布することによって接着材
にて固定してもよく、釘や木ねじなどで固定してもよ
い。
【0014】また、発泡樹脂の充填は、上記のように板
材1を凹溝部4で折曲する直前に凹溝部4内に行っても
よいが、板材1を折曲した後扇状空間内に充填ノズルを
挿入して充填してもよい。
材1を凹溝部4で折曲する直前に凹溝部4内に行っても
よいが、板材1を折曲した後扇状空間内に充填ノズルを
挿入して充填してもよい。
【0015】本実施例の曲面出隅付き板10によると、
位置決め部材2の当接面7a,7bに板材1の裏面を当
接させ、位置決め部材2の突条8a,8bを係止溝6
a,6bに嵌合させているので、板材1の凹溝部4両側
部分を正確に所定角度に折曲しかつ正確に位置決めする
ことができ、寸法精度の高い曲面出隅付き板10を得る
ことができる。
位置決め部材2の当接面7a,7bに板材1の裏面を当
接させ、位置決め部材2の突条8a,8bを係止溝6
a,6bに嵌合させているので、板材1の凹溝部4両側
部分を正確に所定角度に折曲しかつ正確に位置決めする
ことができ、寸法精度の高い曲面出隅付き板10を得る
ことができる。
【0016】また、このように板材1の折曲部を位置決
め部材2で位置決めするようにしているので特殊な位置
決め用の治具を用いる必要がなく、設備コストが低下す
るとともに治具のセット作業も簡単にできて生産性良く
製造できる。
め部材2で位置決めするようにしているので特殊な位置
決め用の治具を用いる必要がなく、設備コストが低下す
るとともに治具のセット作業も簡単にできて生産性良く
製造できる。
【0017】次に、本発明の曲面出隅付き板の他の実施
例について、図3、図4を参照しながら説明する。
例について、図3、図4を参照しながら説明する。
【0018】上記実施例では位置決め部材2として矩形
断面でその対角方向の2つの角部に矩形断面の突条8
a,8bを形成した棒状木材を用いた例を示したが、本
実施例では、アルミニウムまたは合成樹脂製の型材12
から成る位置決め部材2を用いている。型材12は、全
体形状が当接面7a,7bを底辺とする略三角形状でか
つ両側に張り出し板部13a,13bが突出された形状
であり、材料を節約するために三角形の角部と角部から
斜辺に向けて下ろした垂直壁部を除いて当接面7a,7
bにそれぞれ凹部15が凹入形成されている。張り出し
板部13a,13bには突条8a,8b及び複数の取付
け孔14が設けられている。そして、この取付け孔14
に通した釘16または木ねじにて位置決め部材2が板材
1裏面に固定されている。
断面でその対角方向の2つの角部に矩形断面の突条8
a,8bを形成した棒状木材を用いた例を示したが、本
実施例では、アルミニウムまたは合成樹脂製の型材12
から成る位置決め部材2を用いている。型材12は、全
体形状が当接面7a,7bを底辺とする略三角形状でか
つ両側に張り出し板部13a,13bが突出された形状
であり、材料を節約するために三角形の角部と角部から
斜辺に向けて下ろした垂直壁部を除いて当接面7a,7
bにそれぞれ凹部15が凹入形成されている。張り出し
板部13a,13bには突条8a,8b及び複数の取付
け孔14が設けられている。そして、この取付け孔14
に通した釘16または木ねじにて位置決め部材2が板材
1裏面に固定されている。
【0019】この実施例によると、位置決め部材2を型
材12にて構成しているので、量産する場合にコスト低
下を図ることができるとともに、張り出し板部13a,
13bに取付け孔14を設けているので、釘や木ねじな
どにて簡単な作業で固定することができる。
材12にて構成しているので、量産する場合にコスト低
下を図ることができるとともに、張り出し板部13a,
13bに取付け孔14を設けているので、釘や木ねじな
どにて簡単な作業で固定することができる。
【0020】以上の実施例では、棚板や天板として用い
るために、板材1の側端部1aを直角に折曲げた例を示
したが、板材1の中央部を折曲して壁面に突出した柱の
角部の内装材などに用いるようにすることもできる。ま
た、板材1を直角に折曲する例を示したが、任意の所定
角度に折曲げることもできる。
るために、板材1の側端部1aを直角に折曲げた例を示
したが、板材1の中央部を折曲して壁面に突出した柱の
角部の内装材などに用いるようにすることもできる。ま
た、板材1を直角に折曲する例を示したが、任意の所定
角度に折曲げることもできる。
【0021】
【発明の作用及び効果】本発明の曲面出隅付き板は以上
のように実施し得るものであって、板材を裏面の凹溝部
で折曲してその裏面に位置決め部材の当接面を当接さ
せ、位置決め部材の突条を凹溝部両側の係止溝に嵌合さ
せているので、板材の凹溝部両側部分を正確に所定角度
に折曲しかつ正確に位置決めでき、寸法精度の高い出隅
を形成することができる。また、このように板材の折曲
部を位置決め部材で位置決めするようにしているので特
殊な位置決め用の治具を用いる必要がなく、設備コスト
が低下するとともに治具のセット作業も簡単にできて生
産性を向上できる。しかも、板材の係止溝は凹溝部を切
削加工する際に同時に加工することができ、位置決め部
材の突条も位置決め部材の作製時に同時に形成できるた
め加工コストの増加も大きくなく、総体的にコスト低下
を図ることができる。かくして、本発明によれば、特殊
な治具を用いずに低コストで作業性よく寸法精度の高い
曲面出隅付き板が得られる。
のように実施し得るものであって、板材を裏面の凹溝部
で折曲してその裏面に位置決め部材の当接面を当接さ
せ、位置決め部材の突条を凹溝部両側の係止溝に嵌合さ
せているので、板材の凹溝部両側部分を正確に所定角度
に折曲しかつ正確に位置決めでき、寸法精度の高い出隅
を形成することができる。また、このように板材の折曲
部を位置決め部材で位置決めするようにしているので特
殊な位置決め用の治具を用いる必要がなく、設備コスト
が低下するとともに治具のセット作業も簡単にできて生
産性を向上できる。しかも、板材の係止溝は凹溝部を切
削加工する際に同時に加工することができ、位置決め部
材の突条も位置決め部材の作製時に同時に形成できるた
め加工コストの増加も大きくなく、総体的にコスト低下
を図ることができる。かくして、本発明によれば、特殊
な治具を用いずに低コストで作業性よく寸法精度の高い
曲面出隅付き板が得られる。
【0022】また、請求項2に記載のように位置決め部
材として矩形断面でその対角方向の2つの角部に矩形断
面の突条を形成した棒状木材を用いると、突条付きの位
置決め部材を容易にかつ低コストで作製できるととも
に、接着材、釘、木ねじなどの任意の固定手段にて板材
に固定することができる。
材として矩形断面でその対角方向の2つの角部に矩形断
面の突条を形成した棒状木材を用いると、突条付きの位
置決め部材を容易にかつ低コストで作製できるととも
に、接着材、釘、木ねじなどの任意の固定手段にて板材
に固定することができる。
【0023】また、請求項3に記載のように位置決め部
材としてアルミニウムまたは合成樹脂製の型材を用いる
と、量産する場合にコスト低下を図ることができるとと
もに、当接面及び突条を形成した2つの張り出し板部に
取付け孔を設けておくことにより、釘や木ねじなどにて
簡単な作業で固定することができる。
材としてアルミニウムまたは合成樹脂製の型材を用いる
と、量産する場合にコスト低下を図ることができるとと
もに、当接面及び突条を形成した2つの張り出し板部に
取付け孔を設けておくことにより、釘や木ねじなどにて
簡単な作業で固定することができる。
【図1】 本発明の一実施例の曲面出隅付き板の製造工
程を示す斜視図である。
程を示す斜視図である。
【図2】 同実施例の曲面出隅付き板の断面斜視図であ
る。
る。
【図3】 本発明の他の実施例の曲面出隅付き板の断面
図である。
図である。
【図4】 同実施例の位置決め部材の斜視図である。
1 板材 2 位置決め部材 3 充填発泡樹脂 4 凹溝部 5 薄板部 6a 係止溝 6b 係止溝 7a 当接面 7b 当接面 8a 突条 8b 突条 10 曲面出隅付き板 12 型材 13a 張り出し板部 13b 張り出し板部 14 取付け孔
Claims (3)
- 【請求項1】 板材(1) と、位置決め部材(2) と、充填
発泡樹脂(3) とから成り、 板材(1) は、裏面側に全長にわたって形成された断面矩
形の凹溝部(4) と、当該凹溝部(4) の底を形成する曲げ
可能な薄板部(5) と、当該凹溝部(4) の左右両側の裏面
側に形成された2つの係止溝(6a,6b) とを有するもの
で、当該凹溝部(4) において裏面側へ所定角度に折曲さ
れて凹溝部(4) が断面形状において閉じられ、 位置決め部材(2) は、凹溝部(4) 両側の板材裏面に当接
状態で固定された2つの当接面(7a,7b) と、凹溝部(4)
両側の各係止溝(6a,6b) に嵌合する2 つの突条(8a,8b)
とを有し、 充填発泡樹脂(3) は、断面形状において閉じられた凹溝
部(4) 内に充填されて、外側へ円弧状に突出する薄板部
(5) を支持している曲面出隅付き板。 - 【請求項2】 位置決め部材(2) が矩形断面の棒状木材
から成り、その対角方向の2つの角部から一体に連設さ
れた矩形断面の突条(8a,8b) を備えている請求項1に記
載の曲面出隅付き板。 - 【請求項3】 位置決め部材(2) がアルミニウムまたは
合成樹脂製の型材(12)から成り、夫々当接面(7a,7b) を
形成するとともに突条(8a,8b) を備えた2つの張り出し
板部(13a,13b) に取付け孔(14)が設けられている請求項
1に記載の曲面出隅付き板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13279194A JP2577533B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 曲面出隅付き板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13279194A JP2577533B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 曲面出隅付き板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07327764A JPH07327764A (ja) | 1995-12-19 |
JP2577533B2 true JP2577533B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=15089641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13279194A Expired - Fee Related JP2577533B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 曲面出隅付き板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577533B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105484456B (zh) * | 2015-12-30 | 2017-11-10 | 广州市致盛建筑材料有限公司 | 一种建筑装饰用的抗倍特板弯曲板的制作方法 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP13279194A patent/JP2577533B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07327764A (ja) | 1995-12-19 |
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