JPH07153123A - 多面付けスタンパーの作成方法 - Google Patents
多面付けスタンパーの作成方法Info
- Publication number
- JPH07153123A JPH07153123A JP32331093A JP32331093A JPH07153123A JP H07153123 A JPH07153123 A JP H07153123A JP 32331093 A JP32331093 A JP 32331093A JP 32331093 A JP32331093 A JP 32331093A JP H07153123 A JPH07153123 A JP H07153123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curable resin
- stamper
- sided
- ultraviolet curable
- cover sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 継目が目立たずしかもパターンの間隔を短く
できる多面付けスタンパーを得る。 【構成】 樹脂でできた複数の単面マザースタンパーを
繋ぎ合わせて多面マザースタンパーを形成し、この多面
マザースタンパーを複製して多面付けスタンパーを作成
するに際して、単面マザースタンパー6の継目10に窪
みを備えた中間体13を一旦作成し、この中間体13か
ら複製するカバーシートにおけるパターンの継目となる
部位に紫外線硬化型樹脂の未硬化部分を残した状態とす
る。そして、この未硬化部分を均した状態で継目の平坦
な多面マザースタンパーを複製し、この多面マザースタ
ンパーを複製して多面付けスタンパーを作成する。
できる多面付けスタンパーを得る。 【構成】 樹脂でできた複数の単面マザースタンパーを
繋ぎ合わせて多面マザースタンパーを形成し、この多面
マザースタンパーを複製して多面付けスタンパーを作成
するに際して、単面マザースタンパー6の継目10に窪
みを備えた中間体13を一旦作成し、この中間体13か
ら複製するカバーシートにおけるパターンの継目となる
部位に紫外線硬化型樹脂の未硬化部分を残した状態とす
る。そして、この未硬化部分を均した状態で継目の平坦
な多面マザースタンパーを複製し、この多面マザースタ
ンパーを複製して多面付けスタンパーを作成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凹凸状情報トラックを
有する光カード等の光情報記録媒体を複製するための原
版として使用されるスタンパーに関するものである。
有する光カード等の光情報記録媒体を複製するための原
版として使用されるスタンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に光カード等の光情報記録媒体は高
密度記録を達成するために、光情報記録媒体用の基材の
上に微細な凹凸状光学的情報パターンを形成する必要が
ある。このため従来から幾つかの成型法が提案されてい
るが、現在では微細パターンの複製精度が極めて高く設
備投資も少なくて済むいわゆる2P法が主に採用されて
いる。この2P法は、表面に凹凸を有するスタンパーと
光情報記録媒体用基材との間に液状の紫外線硬化型樹脂
を充填し、該樹脂に紫外線を照射して硬化させた後、ス
タンパーを剥すことによって光情報記録媒体を作成する
ものである。
密度記録を達成するために、光情報記録媒体用の基材の
上に微細な凹凸状光学的情報パターンを形成する必要が
ある。このため従来から幾つかの成型法が提案されてい
るが、現在では微細パターンの複製精度が極めて高く設
備投資も少なくて済むいわゆる2P法が主に採用されて
いる。この2P法は、表面に凹凸を有するスタンパーと
光情報記録媒体用基材との間に液状の紫外線硬化型樹脂
を充填し、該樹脂に紫外線を照射して硬化させた後、ス
タンパーを剥すことによって光情報記録媒体を作成する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた2
P法で使用するスタンパーは、マスクの関係から光カー
ドの場合でもせいぜい2〜3面程度しか入らないもので
あり、大量生産には向かないという問題点がある。この
ため、複数枚のスタンパーを繋いでパターンを多くした
多面付けスタンパーを使用して一度に大量複製をするこ
とが考えられる。この場合、例えば複数枚のスタンパー
を貼り込み、隙間を紫外線硬化型樹脂で埋める方式があ
るが、この方式だとパターンの間隔を広く取らなければ
ならず、また各パターンの間に継目ができ、この継目に
よって複製時に剥離しにくくなると言った問題点が残
る。
P法で使用するスタンパーは、マスクの関係から光カー
ドの場合でもせいぜい2〜3面程度しか入らないもので
あり、大量生産には向かないという問題点がある。この
ため、複数枚のスタンパーを繋いでパターンを多くした
多面付けスタンパーを使用して一度に大量複製をするこ
とが考えられる。この場合、例えば複数枚のスタンパー
を貼り込み、隙間を紫外線硬化型樹脂で埋める方式があ
るが、この方式だとパターンの間隔を広く取らなければ
ならず、また各パターンの間に継目ができ、この継目に
よって複製時に剥離しにくくなると言った問題点が残
る。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、継目が目
立たずしかもパターンの間隔を短くできる多面付けスタ
ンパーの作成方法を提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、継目が目
立たずしかもパターンの間隔を短くできる多面付けスタ
ンパーの作成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、樹脂でできた複数の単面マザースタンパ
ーを繋ぎ合わせた多面マザースタンパーを形成し、この
多面マザースタンパーを複製して多面付けスタンパーを
作成する方法であって、次の工程からなることを特徴と
している。 (1)繋ぎ合わせる単面マザースタンパーの突き合わせ
端面が下広がりで向かい合うように斜めに切断加工する
工程。 (2)突き合わせ端面の上部に微小な隙間を空けた状態
で単面マザースタンパーを基板の上に並べてセットする
工程。 (3)単面マザースタンパーのパターン及び前記隙間の
溝内に液状の紫外線硬化型樹脂を塗布及び充填し、その
上に透明なカバーシートを載せて紫外線硬化型樹脂を延
ばした後、隙間に相当する部分にのみ遮光領域を設けた
マスク材をカバーシートの上に重ね、紫外線を照射して
紫外線硬化型樹脂を半硬化させてからカバーシートを除
去して中間体を作成する工程。 (4)この中間体の上に紫外線硬化型樹脂を塗布し、そ
の上に透明なカバーシートを載せて紫外線硬化型樹脂を
延ばした後、前記隙間に相当する部分にのみ遮光領域を
設けたマスク材をその上に載せ、紫外線を照射して紫外
線硬化型樹脂を半硬化させる工程。 (5)パターンが複製されたカバーシートを剥がし、当
該カバーシート上における帯状をした紫外線硬化型樹脂
の未硬化部分を覆うように透明シートを載せて紫外線硬
化型樹脂を均した後、紫外線を照射して紫外線硬化型樹
脂を完全硬化させてカバーシートを基材とする多面マザ
ースタンパーを作成する工程。 (6)この多面マザースタンパーを基台に固定して紫外
線硬化型樹脂を塗布し、その上に透明な基材シートを載
せて紫外線硬化型樹脂を延ばした後、紫外線を照射して
紫外線硬化型樹脂を硬化させて基材シート上に多面付け
スタンパーを作成する工程。
に、本発明は、樹脂でできた複数の単面マザースタンパ
ーを繋ぎ合わせた多面マザースタンパーを形成し、この
多面マザースタンパーを複製して多面付けスタンパーを
作成する方法であって、次の工程からなることを特徴と
している。 (1)繋ぎ合わせる単面マザースタンパーの突き合わせ
端面が下広がりで向かい合うように斜めに切断加工する
工程。 (2)突き合わせ端面の上部に微小な隙間を空けた状態
で単面マザースタンパーを基板の上に並べてセットする
工程。 (3)単面マザースタンパーのパターン及び前記隙間の
溝内に液状の紫外線硬化型樹脂を塗布及び充填し、その
上に透明なカバーシートを載せて紫外線硬化型樹脂を延
ばした後、隙間に相当する部分にのみ遮光領域を設けた
マスク材をカバーシートの上に重ね、紫外線を照射して
紫外線硬化型樹脂を半硬化させてからカバーシートを除
去して中間体を作成する工程。 (4)この中間体の上に紫外線硬化型樹脂を塗布し、そ
の上に透明なカバーシートを載せて紫外線硬化型樹脂を
延ばした後、前記隙間に相当する部分にのみ遮光領域を
設けたマスク材をその上に載せ、紫外線を照射して紫外
線硬化型樹脂を半硬化させる工程。 (5)パターンが複製されたカバーシートを剥がし、当
該カバーシート上における帯状をした紫外線硬化型樹脂
の未硬化部分を覆うように透明シートを載せて紫外線硬
化型樹脂を均した後、紫外線を照射して紫外線硬化型樹
脂を完全硬化させてカバーシートを基材とする多面マザ
ースタンパーを作成する工程。 (6)この多面マザースタンパーを基台に固定して紫外
線硬化型樹脂を塗布し、その上に透明な基材シートを載
せて紫外線硬化型樹脂を延ばした後、紫外線を照射して
紫外線硬化型樹脂を硬化させて基材シート上に多面付け
スタンパーを作成する工程。
【0006】
【作用】本発明の方法によれば、中間体における各単面
マザースタンパーの隙間に窪みが形成され、この中間体
から複製されたカバーシートはパターンの継目となる部
分の紫外線硬化型樹脂が未硬化状態になり、この未硬化
部分が均された状態で多面マザースタンパーが形成され
る。そして、この多面マザースタンパーを複製すること
により継目が平坦になった多面付けスタンパーが形成さ
れる。また、継目の部分が僅かで済むのでパターンの間
隔を短くできる。
マザースタンパーの隙間に窪みが形成され、この中間体
から複製されたカバーシートはパターンの継目となる部
分の紫外線硬化型樹脂が未硬化状態になり、この未硬化
部分が均された状態で多面マザースタンパーが形成され
る。そして、この多面マザースタンパーを複製すること
により継目が平坦になった多面付けスタンパーが形成さ
れる。また、継目の部分が僅かで済むのでパターンの間
隔を短くできる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明を具体的に説
明する。
明する。
【0008】まず最初に、樹脂でできた単面マザースタ
ンパーを作成する。具体的には図1に示すように、裏面
に両面テープを貼付した2パターンの単面マザースタン
パー1をピンステージ2に貼り込み、この単面マザース
タンパー1の上に紫外線硬化型樹脂を滴下してから図示
の如く一対の孔3を設けたポリカーボネート(PC)製
の樹脂板4をピン5に合わせてセットした状態とし、ロ
ーラーでニップ若しくはプレスして紫外線硬化型樹脂を
延ばした後、紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬化
させることにより樹脂板4にパターンを複製して図2に
示す単面マザースタンパー6を作成する。
ンパーを作成する。具体的には図1に示すように、裏面
に両面テープを貼付した2パターンの単面マザースタン
パー1をピンステージ2に貼り込み、この単面マザース
タンパー1の上に紫外線硬化型樹脂を滴下してから図示
の如く一対の孔3を設けたポリカーボネート(PC)製
の樹脂板4をピン5に合わせてセットした状態とし、ロ
ーラーでニップ若しくはプレスして紫外線硬化型樹脂を
延ばした後、紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬化
させることにより樹脂板4にパターンを複製して図2に
示す単面マザースタンパー6を作成する。
【0009】そして、以下の手順によりこの単面マザー
スタンパー6を横に2つ繋ぎ合わせた多面マザースタン
パーを作成する。
スタンパー6を横に2つ繋ぎ合わせた多面マザースタン
パーを作成する。
【0010】まず、裏面に両面テープを貼付した単面マ
ザースタンパー6を2枚用意し、図3に示すように、各
単面マザースタンパー6における突き合わせ端面6aが
下広がりで向かい合うように治具によりそれぞれ斜めに
切断加工する。次いで、図4(a)に示すように、4本
のピン7を設けた基台8の上にガラス板からなる基板9
を載置し、その上に2枚の単面マザースタンパー6を並
べてセットする。この場合、突き合わせ端面6a,6a
の上部に微小な隙間10を空けた状態で各単面マザース
タンパー6を貼り込む。そして、基台8から基板9を取
り外すことにより、図4(b)に示す如く2枚の単面マ
ザースタンパー6が基板9上に並んでセットされたもの
が得られる。
ザースタンパー6を2枚用意し、図3に示すように、各
単面マザースタンパー6における突き合わせ端面6aが
下広がりで向かい合うように治具によりそれぞれ斜めに
切断加工する。次いで、図4(a)に示すように、4本
のピン7を設けた基台8の上にガラス板からなる基板9
を載置し、その上に2枚の単面マザースタンパー6を並
べてセットする。この場合、突き合わせ端面6a,6a
の上部に微小な隙間10を空けた状態で各単面マザース
タンパー6を貼り込む。そして、基台8から基板9を取
り外すことにより、図4(b)に示す如く2枚の単面マ
ザースタンパー6が基板9上に並んでセットされたもの
が得られる。
【0011】次に、基板9上にセットされた各単面マザ
ースタンパー6のパターン及び隙間10の溝内に液状の
紫外線硬化型樹脂Rを滴下し、図5(a)に示す如くそ
の上にPC製の透明なカバーシート11を載せて当該カ
バーシート11の上からローラーでニップ又はプレスし
て樹脂Rを延ばした後、隙間10に相当する部分にのみ
遮光テープを貼って遮光領域12aを設けたフィルム又
はガラスからなるマスク材12をカバーシート11の上
に重ね、紫外線を照射して樹脂Rを半硬化させる。すな
わち、遮光領域12a以外の部分では完全に硬化し遮光
領域12aの部分では未硬化状態になるが、突き合わせ
端面6aが下広がりで向かい合っており、しかも紫外線
が回り込むことによって溝の下側では硬化が進むので、
溝の上部付近でのみ未硬化状態になる。そして、露光後
にカバーシート11を除去することにより、図5(c)
に示す如き中間体13が得られる。この場合、未硬化状
態の紫外線硬化型樹脂Rはパターンを複製した部分とと
もにカバーシート11に付着して除去され、溝内には図
示の如く若干窪んだ状態で硬化した硬化部分14が残る
ことになる。
ースタンパー6のパターン及び隙間10の溝内に液状の
紫外線硬化型樹脂Rを滴下し、図5(a)に示す如くそ
の上にPC製の透明なカバーシート11を載せて当該カ
バーシート11の上からローラーでニップ又はプレスし
て樹脂Rを延ばした後、隙間10に相当する部分にのみ
遮光テープを貼って遮光領域12aを設けたフィルム又
はガラスからなるマスク材12をカバーシート11の上
に重ね、紫外線を照射して樹脂Rを半硬化させる。すな
わち、遮光領域12a以外の部分では完全に硬化し遮光
領域12aの部分では未硬化状態になるが、突き合わせ
端面6aが下広がりで向かい合っており、しかも紫外線
が回り込むことによって溝の下側では硬化が進むので、
溝の上部付近でのみ未硬化状態になる。そして、露光後
にカバーシート11を除去することにより、図5(c)
に示す如き中間体13が得られる。この場合、未硬化状
態の紫外線硬化型樹脂Rはパターンを複製した部分とと
もにカバーシート11に付着して除去され、溝内には図
示の如く若干窪んだ状態で硬化した硬化部分14が残る
ことになる。
【0012】続いて、この中間体13の上に紫外線硬化
型樹脂Rを滴下し、図6(a)に示す如くその上にPC
製の透明なカバーシート15を載せて当該カバーシート
15の上からローラーでニップ又はプレスして紫外線硬
化型樹脂Rを延ばした後、図6(b)に示す如く隙間1
0に相当する部分にのみ遮光テープを貼って遮光領域1
6aを設けた透明な基材シート16をその上に載せて紫
外線を照射して紫外線硬化型樹脂Rを半硬化させる。
型樹脂Rを滴下し、図6(a)に示す如くその上にPC
製の透明なカバーシート15を載せて当該カバーシート
15の上からローラーでニップ又はプレスして紫外線硬
化型樹脂Rを延ばした後、図6(b)に示す如く隙間1
0に相当する部分にのみ遮光テープを貼って遮光領域1
6aを設けた透明な基材シート16をその上に載せて紫
外線を照射して紫外線硬化型樹脂Rを半硬化させる。
【0013】このように露光した後、カバーシート15
を剥がすと、図7(a)に示すように、カバーシート1
5にパターンが複製されるとともに、パターンの継目と
なる部位に帯状をした紫外線硬化型樹脂Rの未硬化部分
17が転移する。この未硬化部分17を覆うようにカバ
ーシート15の上に紫外線硬化型樹脂が密着しない透明
シート18を載せ、その上からローラーで未硬化部分1
7の紫外線硬化型樹脂を均した後、紫外線を照射して紫
外線硬化型樹脂を完全硬化させる。そして、透明シート
18を剥がすことにより図7(b)に示す如くカバーシ
ート15を基材とする4パターンの多面マザースタンパ
ー19を作成する。
を剥がすと、図7(a)に示すように、カバーシート1
5にパターンが複製されるとともに、パターンの継目と
なる部位に帯状をした紫外線硬化型樹脂Rの未硬化部分
17が転移する。この未硬化部分17を覆うようにカバ
ーシート15の上に紫外線硬化型樹脂が密着しない透明
シート18を載せ、その上からローラーで未硬化部分1
7の紫外線硬化型樹脂を均した後、紫外線を照射して紫
外線硬化型樹脂を完全硬化させる。そして、透明シート
18を剥がすことにより図7(b)に示す如くカバーシ
ート15を基材とする4パターンの多面マザースタンパ
ー19を作成する。
【0014】以上の手順で多面マザースタンパー19を
作成し、この多面マザースタンパー19を複製して図8
に示す多面付けスタンパーを作成する。具体的には、多
面マザースタンパー19を基台に固定して紫外線硬化型
樹脂を塗布し、その上に透明な基材シートを載せて当該
基材シートの上からローラーでニップ又はプレスして紫
外線硬化型樹脂を延ばした後、紫外線を照射して紫外線
硬化型樹脂を硬化させることにより基材シート上に多面
付けスタンパーを作成する。
作成し、この多面マザースタンパー19を複製して図8
に示す多面付けスタンパーを作成する。具体的には、多
面マザースタンパー19を基台に固定して紫外線硬化型
樹脂を塗布し、その上に透明な基材シートを載せて当該
基材シートの上からローラーでニップ又はプレスして紫
外線硬化型樹脂を延ばした後、紫外線を照射して紫外線
硬化型樹脂を硬化させることにより基材シート上に多面
付けスタンパーを作成する。
【0015】このようにして作成した多面マザースタン
パーを前記の単面マザースタンパーとして同じ工程を繰
り返すことによりさらにパターン数の多い多面付けスタ
ンパーを作成することができる。なお、単面マザースタ
ンパーを縦に繋ぐようにしても構わない。また、3つ以
上を同時に繋ぐようにすることも可能である。
パーを前記の単面マザースタンパーとして同じ工程を繰
り返すことによりさらにパターン数の多い多面付けスタ
ンパーを作成することができる。なお、単面マザースタ
ンパーを縦に繋ぐようにしても構わない。また、3つ以
上を同時に繋ぐようにすることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
樹脂でできた複数の単面マザースタンパーを繋ぎ合わせ
た多面マザースタンパーを形成し、この多面マザースタ
ンパーを複製して多面付けスタンパーを作成するに際し
て、単面マザースタンパーの継目に窪みを備えた中間体
を一旦形成することにより、この中間体から複製したカ
バーシートにおけるパターンの継目となる部位に紫外線
硬化型樹脂の未硬化部分を残した状態にし、この未硬化
部分を均した状態で継目の平坦な多面マザースタンパー
を複製するようにし、この多面マザースタンパーを複製
するようにしたので、継目が目立たずしかもパターンの
間隔を短くした多面付けスタンパーを作成することがで
きる。
樹脂でできた複数の単面マザースタンパーを繋ぎ合わせ
た多面マザースタンパーを形成し、この多面マザースタ
ンパーを複製して多面付けスタンパーを作成するに際し
て、単面マザースタンパーの継目に窪みを備えた中間体
を一旦形成することにより、この中間体から複製したカ
バーシートにおけるパターンの継目となる部位に紫外線
硬化型樹脂の未硬化部分を残した状態にし、この未硬化
部分を均した状態で継目の平坦な多面マザースタンパー
を複製するようにし、この多面マザースタンパーを複製
するようにしたので、継目が目立たずしかもパターンの
間隔を短くした多面付けスタンパーを作成することがで
きる。
【図1】単面マザースタンパーを作成する工程の説明図
である。
である。
【図2】作成された単面マザースタンパーを示す斜視図
である。
である。
【図3】突き合わせ端面を斜めに切断加工した単面マザ
ースタンパーを示す斜視図である。
ースタンパーを示す斜視図である。
【図4】2つの単面マザースタンパーを基板の上に並べ
てセットする工程の説明図である。
てセットする工程の説明図である。
【図5】中間体を作成する工程の説明図である。
【図6】中間体にカバーシートを重ねて露光する工程の
説明図である。
説明図である。
【図7】カバーシート上における未硬化部分を均して多
面マザースタンパーを作成する工程の説明図である。
面マザースタンパーを作成する工程の説明図である。
【図8】多面付けスタンパーを示す斜視図である。
6 単面マザースタンパー 6a 突き合わせ端面 9 基板 10 隙間 11 カバーシート 12 マスク材 12a 遮光領域 13 中間体 15 カバーシート 16 マスク材 16a 遮光領域 17 未硬化部分 18 透明シート 19 多面マザースタンパー 20 多面付けスタンパー R 紫外線硬化型樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂でできた複数の単面マザースタンパ
ーを繋ぎ合わせた多面マザースタンパーを形成し、この
多面マザースタンパーを複製して多面付けスタンパーを
作成する方法であって、次の工程からなることを特徴と
する多面付けスタンパーの作成方法。 (1)繋ぎ合わせる単面マザースタンパーの突き合わせ
端面が下広がりで向かい合うように斜めに切断加工する
工程。 (2)突き合わせ端面の上部に微小な隙間を空けた状態
で単面マザースタンパーを基板の上に並べてセットする
工程。 (3)単面マザースタンパーのパターン及び前記隙間の
溝内に液状の紫外線硬化型樹脂を塗布及び充填し、その
上に透明なカバーシートを載せて紫外線硬化型樹脂を延
ばした後、隙間に相当する部分にのみ遮光領域を設けた
マスク材をカバーシートの上に重ね、紫外線を照射して
紫外線硬化型樹脂を半硬化させてからカバーシートを除
去して中間体を作成する工程。 (4)この中間体の上に紫外線硬化型樹脂を塗布し、そ
の上に透明なカバーシートを載せて紫外線硬化型樹脂を
延ばした後、前記隙間に相当する部分にのみ遮光領域を
設けたマスク材をその上に載せ、紫外線を照射して紫外
線硬化型樹脂を半硬化させる工程。 (5)パターンが複製されたカバーシートを剥がし、当
該カバーシート上における帯状をした紫外線硬化型樹脂
の未硬化部分を覆うように透明シートを載せて紫外線硬
化型樹脂を均した後、紫外線を照射して紫外線硬化型樹
脂を完全硬化させてカバーシートを基材とする多面マザ
ースタンパーを作成する工程。 (6)この多面マザースタンパーを基台に固定して紫外
線硬化型樹脂を塗布し、その上に透明な基材シートを載
せて紫外線硬化型樹脂を延ばした後、紫外線を照射して
紫外線硬化型樹脂を硬化させて基材シート上に多面付け
スタンパーを作成する工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32331093A JPH07153123A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 多面付けスタンパーの作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32331093A JPH07153123A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 多面付けスタンパーの作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07153123A true JPH07153123A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=18153364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32331093A Pending JPH07153123A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 多面付けスタンパーの作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07153123A (ja) |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP32331093A patent/JPH07153123A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0840926B1 (en) | Method and apparatus for making an optical information record | |
JPH05297225A (ja) | 両面レリーフパターン複製方法及び装置 | |
JPS59114031A (ja) | 光デイスク用スタンパの作製方法 | |
JPH07153123A (ja) | 多面付けスタンパーの作成方法 | |
JP4046202B2 (ja) | 多面付けスタンパーの作製方法 | |
JPH07153124A (ja) | 多面付けスタンパーの作成方法 | |
JPH0254447A (ja) | 光学的記録媒体用基板の製造方法 | |
JPS6157400A (ja) | 転写印刷部分と同調した凹凸部を有する印刷化粧材及びその製造方法 | |
JP3367985B2 (ja) | レリーフパターンの複製方法 | |
JPS59111820A (ja) | 光情報担体デイスクの製造方法 | |
JPH04339335A (ja) | 光ディスク基板の製造方法及び光ディスク基板 | |
JPH03141052A (ja) | 光学的記録担体の複製方法および複製装置 | |
JPH01320136A (ja) | パターン複製方法 | |
JPH0469296A (ja) | 光カード基板の製造方法 | |
JP2002251798A (ja) | 多面付けスタンパーの作製方法 | |
JP2005049753A (ja) | 微細形状の画像合成方法及びそれを用いた画像形成体 | |
JPS59166823A (ja) | パターン状回折格子部を有する回折格子体の複製方法及び複製用型 | |
JPH04293076A (ja) | ホログラム複製方法 | |
JPS60151851A (ja) | 光デイスク基板の複製法 | |
JPH11120630A (ja) | 光ディスクの製造方法 | |
JPH08180473A (ja) | 光記録媒体用スタンパー原盤の製造方法 | |
JPH01236439A (ja) | 光学的記録媒体用基板の製造方法 | |
JPH01251451A (ja) | 光ディスク基板の製造法 | |
JPS6218635A (ja) | 光記録媒体の複製方法 | |
JPH0482035A (ja) | 光ディスクの製造方法 |