JPH0715285Y2 - ケーブル外部導電層切削機 - Google Patents

ケーブル外部導電層切削機

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JPH0715285Y2
JPH0715285Y2 JP1989099909U JP9990989U JPH0715285Y2 JP H0715285 Y2 JPH0715285 Y2 JP H0715285Y2 JP 1989099909 U JP1989099909 U JP 1989099909U JP 9990989 U JP9990989 U JP 9990989U JP H0715285 Y2 JPH0715285 Y2 JP H0715285Y2
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JP
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cable
insertion hole
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cable insertion
cutter
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周作 宮川
孝夫 南井
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三英電業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、CVケーブルをはじめとする各種ケーブルの
外部導電層を剥ぎ取るのに用いる、ケーブル外部導電層
切削機に関するものである。
(従来の技術) 例えばCVケーブルを接続する場合には、第5図、第6図
に示したように、最外層のシース101を剥ぎ取った後
で、図中のlの部分の外部導電層(厚さ約1mm程度)102
を剥ぎ取らなければならない。なお図中、103は絶縁
層、104は内部導電層、105は導体である。
而して従来は、ガラス破片のエッジ部を使って手作業で
行なったり、バイトをケーブルの周りで回転させる手動
工具を用いてそのような剥ぎ取り作業を行なっていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらガラス破片を用いる方法は如何にも原始的
であり、手間がかかるばかりか、真円に仕上がらないと
いう問題がある。また作業の安全の面からみても好まし
くない。
一方後者によれば、バイトは切削幅を大きくできないの
で、ケーブル周りのバイト回転数が多くなり能率が悪い
上に、バイト1回転毎の境界に筋目ができてしまい平滑
な切削面が得られなかったのである。
(課題を解決するための手段) この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、極め
て簡単に外部導電層を剥ぎ取る機械を提供して、問題の
解決を図るものである。
而してこの考案の具体的な構成を添付図面に基づいて説
明すると、中心にケーブル挿入孔2を有する保持板3、
4を枠体1の両端部に回転自在に設け、これら両保持板
3、4は適宜の連結体で一体化させる。さらに適宜の駆
動源によって回転するプレインカッター41を両保持板
3、4間でケーブル挿入孔中心線と平行にして設けると
共に、該プレインカッター41は保持板3、4のケーブル
挿入孔中心線側へと移動自在に構成する。そして前記プ
レインカッター41と平行にして3つの押えローラ11、1
2、13を両保持板間ケーブル挿入孔中心線周りに設け、
各押えローラ11、12、13の回転中心はケーブル挿入孔中
心線と平行にすると共に、各押えローラ11、12、13の長
さは前記プレインカッター41の長さと同程度の長さに設
定し、これら各押えローラ11、12、13を、ケーブル挿入
孔中心線を中心として120おきになるように配する。さ
らにこれら各押えローラ11、12、13はケーブル挿入孔中
心線へと移動自在に構成し、また各押えローラ11、12、
13のうちケーブルを挟んでプレインカッター41と対向す
る位置の押えローラ13は、ケーブル挿入孔中心線側に付
勢される如く構成したものである。
なおここでいうケーブル挿入孔中心線とは、各保持板
3、4間に穿たれたケーブル挿入孔2、2の中心間を結
ぶ直線をいう。
(作用) 外部導電層を剥ぎ取ろうとする目的ケーブルを外部の適
宜の把持装置で把持、固定し、一側の保持板3のケーブ
ル挿入孔2から挿入して他側の保持板4のケーブル挿入
孔2から突出させて、両保持板3、4間に外部導電層を
剥ぎ取る部分を位置させる。その後各押えローラ11、1
2、13の出入りを適宜調節することにより、これら3つ
の押さえローラ11、12、13によってケーブルが支持され
る。
このとき各押えローラ11、12、13は、ケーブル挿入孔中
心線を中心として120°おきになるように配置されてい
るから、該ケーブルは安定して支持されるものである。
その後プレインカッター41をケーブルに当接させてこれ
を回転させるとともに、保持板3、4も回転させる。
そうするとプレインカッター41はケーブル周りに回転し
ながら該ケーブルの外部導電層を削り取っていくのであ
る。このときプレインカッター41と対向する位置の押え
ローラ13は、ケーブル挿入孔中心線へと付勢されている
から、外部導電層が削り取られることによるケーブルの
外径の変化にも追随、対処できるものである。
またプレインカッター41及び押えローラ11、12、13は、
適宜ケーブル挿入孔中心線側へと移動調節自在であるか
ら、ケーブルの外径の大きさや外部導電層の厚さが異な
るものに対しても、適応できる。
(実施例) 以下、この考案の1実施例を図について説明する。第1
図は実施例の一部断面正面図、第2図は同左側面図、第
3図は同右側面図、第4図は同平面図を示しており、1
は枠体であり、その長手方向両側端部には、中心にケー
ブル挿入孔2を穿たれた略ドーナツ盤形状の保持板3、
4が夫々回転自在に保持されている。また各保持板3、
4間には、連結杆5が複数本渡されており、各保持板
3、4は相互に一体となって回転する。
そして第1図中の右側に位置する保持板3の外側にはチ
ェーン歯車6が固着されており、枠体1を載置する基台
7上に設置したモータ8の回転が、両者間に渡したチェ
ーン9によって伝達されて、保持板3、4は枠体1に対
して回転するものである。
而して各保持板3、4のケーブル挿入孔2の中心を結ぶ
線、即ちケーブル挿入孔中心線を軸心として120°おき
に、押えローラ11、12及び付勢押えローラ13が各保持板
3、4間に設置されるのであるが、本実施例では、まず
各保持板3、4の一側(左側)に夫々押えローラ支持部
材14、15、14、15を固着し、その先端部間に押えローラ
用シャフト16、17を夫々支持させ、当該押えローラ用シ
ャフト16、17に押えローラ11、12を夫々回転自在に装着
した。(なお第1図及び第4図においては、図を複雑化
しないために、ローラ支持部材14、15の図示を省略して
ある。) ローラ支持部材14、15は各々同一の構成であり、これを
保持板4側のローラ支持部材14について説明すると、保
持板4に固着される筒体21、22内を摺動自在な支持体23
の外周にネジを切り、さらにこれと螺合するネジ溝を内
周に切ったリング状の調節部材24によって構成され、支
持体23の先端に押えローラ用シャフト16を支持させてい
る。
従って調節部材24を適宜回転させることによって、支持
体23はケーブル挿入孔中心線に向かって出入りするもの
である。このとき筒体22には、長手方向に長孔25が穿っ
てあり、さらに当該長孔25の周縁には、目盛りが刻印し
てあるので、支持体23の後端部と当該目盛との照合によ
り、押えローラ11の出入り状態が確認できるものであ
る。
一方付勢押えローラ13については保持板4に設けた付勢
押えローラ支持部材26によって支持されているものであ
る。この付勢押えローラ支持部材26は、リンク材27の一
端部に設けた回動部材28を螺貫した調節ハンドル29の先
端部を、保持板4に固着した止め金具30と螺着させ、さ
らにリンク材27の略中央部に、保持板3側に配された他
のリンク材31へと渡される連結シャフト32を枢着し、さ
らにリンク材27の他端部には前記リンク材31との間で回
転自在に渡された付勢押えローラ用シャフト33を枢着し
て構成され、この付勢押えローラ用シャフト33の外周に
付勢押えローラ13を回転自在に設けたものである。
そしてリンク材27における連結シャフト32の枢着部に
は、回動金具34の一端部が枢着され、この回動金具34の
他端部には、保持板4に一端部を固定したバネ35の他端
部が係止され、回動金具34は常時図中の矢印A方向に付
勢されている。
従って、付勢押えローラ支持部材26によって支持されて
いる付勢押えローラ13は、調節ハンドル29を適宜回転さ
せることにより、図中の往復矢印B方向に出入り自在で
あり、連結シャフト32によって、保持板3、4側のリン
ク材27、31とも同矢印のように移動する。そして、バネ
35によって付勢押えローラ13は常時ケーブル挿入孔中心
線に向かって付勢されているものである。
ケーブルの外部導電層を削り取るのは保持板3、4間で
回転自在に設けたプレインカッター41に拠っている。即
ち、外周に切削刃を螺旋状に有するプレインカッター41
のカッター軸42を保持板3、4に設けたカッター支持部
材43、44に回転自在に支持させ、外部からの回転力をフ
レキシブルシャフト45によって保持板4側からプレイン
カッター41に伝達する。またカッター支持部材43、44は
保持板3、4上をケーブル挿入孔中心線に向かってスラ
イド自在であり、保持板3、4間に渡した連結杆5に設
けたカッター調節ハンドル46の一端部と螺合してあるの
で、カッター調節ハンドル46の回転によってスライドす
るようになっている。
なおカッター支持部材43、44の当該スライドを与えるカ
ッター調節ハンドル46の回転はベルト47によって同期化
され、カッター支持部材43、44は夫々同一長、同一速度
でスライドする。
本実施例は、以上のように構成されており、その作業手
順について説明すると、まず最外層のシースを除去した
目的のケーブル51を適宜のケーブル把持装置(図外)で
把持、固定する。そして該ケーブル51の先端部を保持板
3側のケーブル挿入孔2から挿入し、他側の保持板4の
ケーブル挿入孔2から突出させて、剥ぎ取ろうとする外
部導電層とプレインカッター41の長さとを合わせる。
その後各調節部材24を適宜調節して、ケーブル51がほぼ
保持板3、4の中心に位置させるようにし、さら調節ハ
ンドル29によってケーブル51外径に付勢押えローラ13を
押し付ける。このとき各筒体22の長孔25には、適宜目盛
が刻印してあり、支持体23の端部との照合によって、各
支持体23の出入りの程度を確認できるから、ケーブル51
を簡単にセンターに位置させることができる。
そしてカッター調節ハンドル46を適宜調節してプレイン
カッター41をケーブル51の外径に接触させる。
これでセットが完了し、後はまず外部の駆動源(図外)
によってプレインカッター41を回転させ、再びカッター
調節ハンドル46によって、プレインカッター41を外部導
電層に約1mm程度食い込ませ、そのままの状態でモータ
8を作動させて、保持板3、4を回転させてプレインカ
ッター41をケーブル51周りに回転させればよい。そのよ
うにしてケーブル51の外部導電層がなくなるまで、かか
る作業を行なえばよいのである。
作業完了後はモータ8の回転を停止するとともにプレイ
ンカッター41回転も停止させ、まずカッター調節ハンド
ル46を操作してプレインカッター41をケーブル51から離
し、その後調節ハンドル29を操作して付勢押えローラ13
もケーブル51から離し、以後切削機全体をケール51から
外せばよいのである。
(考案の効果) この考案によれば、外部導電層を剥ぎ取る部分を切削機
内に差し込んで、該ケーブルを外部で適当に固定し、保
持板を回転させながら、プレインカッターに回転を与え
るだけで、ケーブルの外部導電層を簡単に削り取ること
ができる。しかもプレインカッターはケーブル周りを回
転しながら、削り取っていくので、仕上りは真円となっ
て、好ましいものである。
また各押えローラのうち、ケーブルを挟んでプレインカ
ッターと対向する位置の押えローラは、ケーブル挿入孔
中心線側に付勢されているから、外部の導電層が削り取
られていくにつれてケーブルの外径が、変化しても、押
えローラの作用に支障はきたさないものである。
またプレインカッターもケーブル挿入孔中心線へと適宜
移動自在であるから、ケーブルの外径が異なるものにつ
いても対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図にはこの考案の実施例に関するもので
あり、第1図は実施例の一部断面正面図、第2図は同左
側面図、第3図は同右側面図、第4図は同平面図、第5
図はCVケーブルの正面図、第6図は最外層のシースを剥
ぎ取った状態のCVケーブルの側面図である。 なお図中、1は枠体、2はケーブル挿入孔、3、4は夫
々保持板、5は連結杆、6はチェーン歯車、7は基台、
8はモータ、9はチェーン、11、12は夫々押えローラ、
13は付勢押えローラ、14、15は夫々ローラ支持部材、1
6、17は夫々ローラ用シャフト、21、22は夫々筒体、23
は支持体、24は調節部材、25は長孔、26はローラ支持部
材、27はリンク材、28は回転部材、29は調節ハンドル、
30は止め金具、31はリンク材、32は連結シャフト、33は
付勢押えローラ用シャフト、34は回動金具、35はバネ、
41はプレインカッター、42はカッター軸、43、44は夫々
カッター支持部材、45はフレキシブルシャフト、46はカ
ッター調節ハンドル、47はベルト、51はケーブルであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心にケーブル挿入孔2を有する保持板
    3、4を枠体1の両端部に回転自在に設け、これら両保
    持板3、4は適宜の連結体で一体化させ、さらに適宜の
    駆動源によって回転するプレインカッター41を両保持板
    3、4間でケーブル挿入孔中心線と平行にして設けると
    共に、該プレインカッター41は保持板3、4のケーブル
    挿入孔中心線側へと移動自在に構成し、さらに前記プレ
    インカッター41と平行にして3つの押えローラ11、12、
    13を両保持板間ケーブル挿入孔中心線周りに設け、各押
    えローラ11、12、13の回転中心はケーブル挿入孔中心線
    と平行にすると共に、各押えローラ11、12、13の長さは
    前記プレインカッター41の長さと同程度の長さに設定
    し、これら各押えローラ11、12、13を、ケーブル挿入孔
    中心線を中心として120゜おきになるように配し、さら
    にこれら各押えローラ11、12、13はケーブル挿入孔中心
    線へと移動自在に構成し、また各押えローラ11、12、13
    のうちケーブルを挟んでプレインカッター41と対向する
    位置の押えローラ13は、ケーブル挿入孔中心線側に付勢
    される如く構成したケーブル外部導電層切削機。
JP1989099909U 1989-08-29 1989-08-29 ケーブル外部導電層切削機 Expired - Fee Related JPH0715285Y2 (ja)

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JPH0340813U JPH0340813U (ja) 1991-04-19
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