JPH0737502U - 旋盤のセンタリング保持具 - Google Patents

旋盤のセンタリング保持具

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JPH0737502U
JPH0737502U JP6826293U JP6826293U JPH0737502U JP H0737502 U JPH0737502 U JP H0737502U JP 6826293 U JP6826293 U JP 6826293U JP 6826293 U JP6826293 U JP 6826293U JP H0737502 U JPH0737502 U JP H0737502U
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JP
Japan
Prior art keywords
lathe
holding
center
holding portion
fixing
Prior art date
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JP6826293U
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JPH0753841Y2 (ja
Inventor
繁 湯ノ口
守 須藤
Original Assignee
株式会社ムサシノキカイ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長い被切削物でも加工精度が高く、バランス
も崩れず、短時間加工を容易にすることが出来るセンタ
リング保持具を提供することを目的とする。 【構成】 旋盤のセンター保持部4に嵌合する環状の固
定部1と、被切削物6の端部からチャック寄りを保持す
る保持部2と、固定部1と保持部2を連結するアーム3
とよりなり、保持部はほぼ半円形の弧状で両端部及び中
央部に保持機構21が設けてあり、この保持機構には固
定部の環状の中心線に垂直な平面上で半径方向に移動可
能でかつ先端にローラ212を設けた摺動子211が設
けてあり、この摺動子は調整ねじ213及び固定ねじ2
14で被切削物を回転の中心位置に保持可能に構成して
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】
旋盤でロール等の長物を切削する場合、一端はチャックで固定して回転させる が、他端はセンター保持部4の尖った先端部41を被切削物6の先端側の中心部 に作られた円錐形の凹部に押し付けて中心を保持している。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の長物では他端(先端側)は先端部41で中心位置のみを保持し 、軸方向の押さえはないので、バイト7で押されて被切削物6が僅かに湾曲して 必要な切削精度が出ないことがある。
【0003】 薄いフィルムの圧延ロール等ではこの僅かな切削精度の誤差がフィルムの品質 に影響して不良品となってしまうことがある。例えば、全長が1200mm程度 の長いロールの場合、外径仕上げは所謂ビビリが生じるため3回位に分けて切削 加工していた。 それでも僅かなビビリのために加工精度が低く、バランスも崩れてしまうので 、旋盤の回転速度も上げられず、長い加工時間が必要である等の問題がある。
【0004】 本考案は上述の問題を解決して、加工精度が高く、しかも短時間加工を容易に することが可能な旋盤のセンタリング保持具を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、旋盤のセンター保持部4に嵌合する環状の固定 部1と、旋盤のチャック5と反対側の被切削物6の端部を保持する保持部2と、 この保持部2と固定部1とを連結する複数のアーム3とよりなる旋盤のセンタリ ング保持具を設けるものである。
【0006】 固定部1にはアーム3が環状の中心線に平行な方向に固定してあり、かつ旋盤 のセンター保持部4に嵌合した後にこのセンター保持部4に固定する複数の止め ねじ11とを具備し、保持部2はほぼ半円形の弧状で、弧状の両端部及び中央部 に被切削物6の保持機構21が設けてある。
【0007】 この保持機構21は固定部1の環状の中心線に垂直な平面上で半径方向に移動 可能でかつ先端に被切削物6を押圧可能なローラ212を設けた摺動子211が 設けてあり、この摺動子211は調整ねじ213及び固定ねじ214で被切削物 6を回転の中心位置に保持可能に構成してあり、アーム3は被切削物6の長さに 応じて長さの異なるアーム3を持った固定部1と交換可能な接続部31を具備し たものである。
【0008】
【作用】
上述のように、被切削物6を回転させてバイト7で切削する場合、被切削物6 はバイト7と反対側に強い力で押されているので、長物の場合は僅かに湾曲し易 いが、チャック5と反対側の端部は旋盤のセンター保持部4の先端部41で中心 位置が保持されるばかりでなく、上述の端部からチャック5寄りの位置でも中心 位置が保持されているので、被切削物6の湾曲は殆ど無く、高精度の切削加工が できる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の旋盤のセンタリング保持具構成図で、(イ)は旋盤のチャック 側から見た側面図、(ロ)は旋盤の回転軸と直角方向から見た側面図、図2はセ ンタリング保持具を旋盤に装着した状態の説明図である。
【0010】 このセンタリング保持具は旋盤のセンター保持部4に嵌合する環状の固定部1 と、旋盤のチャック5と反対側の被切削物6の端部の近傍を保持する保持部2と 、この保持部2と固定部1とを連結する複数(本実施例では2本)のアーム3と よりなる。
【0011】 固定部1にはアーム3が旋盤の回転軸、即ち環状の中心線に平行な方向に固定 してあり、かつ旋盤のセンター保持部4に嵌合した後にこのセンター保持部4に 固定する複数の止めねじ11とを具備している。
【0012】 保持部2はほぼ半円形の弧状で、弧状の両端部及び中央部に被切削物6の保持 機構21が設けてある。この保持機構21は環状の固定部1の中心線に垂直な平 面上で半径方向に移動可能で、かつ先端に被切削物6を押圧可能なローラ212 を設けた摺動子211が設けてあり、この摺動子211は調整ねじ213及び固 定ねじ214で被切削物6を回転の中心位置に保持可能に構成してある。
【0013】 アーム3は被切削物6の長さに応じて長さの異なるアーム3を持った固定部1 と交換可能な接続部31を具備したもので、1種類の保持部2に対してアーム3 の長さの異なる数種類の固定部1を用意しておくように構成されている。
【0014】
【考案の効果】
上述のように、被切削物6をチャック5は反対側の端部の中心位置を旋盤のセ ンター保持部4で保持するばかりでなく、端部からチャック側の位置も3方向か ら中心保持しているので、被切削物6の撓みやビビリが殆どなく。高精度の切削 加工が可能である。
【0015】 この結果、旋盤の回転数を上げることが可能で、又切削深さも深くすることが 可能であり、従来3回位に分けて加工していたものが1回の切削加工が可能とな り、全体としての加工時間の短縮が可能である。
【0016】 撓みや湾曲、ビビリが押さえられるので、更に長物の加工が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の旋盤のセンタリング保持具構成図で、
(イ)は旋盤のチャック側から見た側面図、(ロ)は旋
盤の回転軸と直角方向から見た側面図である。
【図2】センタリング保持具を旋盤に装着した旋盤に被
切削物を装着した状態の説明図である。
【図3】従来の旋盤に被切削物を装着した状態の説明図
である。
【符号の説明】
1 固定部 2 保持部 21 保持機構 211 摺動子 212 ローラ 213 調整ねじ 214 固定ねじ 3 アーム 31 接続部 4 センター保持部 5 チャック 6 被切削物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋盤のセンター保持部に嵌合する環状の
    固定部と、旋盤のチャックと反対側の被切削物の端部を
    保持する保持部と、この保持部と前記固定部とを連結す
    る複数のアームとよりなり、前記固定部には前記アーム
    が前記環状の中心線に平行な方向に固定してあり、かつ
    旋盤のセンター保持部に嵌合した後にこのセンター保持
    部に固定する複数の止めねじとを具備し、前記保持部は
    ほぼ半円形の弧状で、弧状の両端部及び中央部に前記被
    切削物の保持機構が設けてあり、この保持機構には旋盤
    の回転軸に垂直な平面上で半径方向に移動可能でかつ先
    端に被切削物を押圧可能なローラを設けた摺動子が設け
    てあり、この摺動子は調整ねじ及び固定ねじで被切削物
    を回転の中心位置に保持可能に構成してあり、前記アー
    ムは被切削物の長さに応じて長さの異なるアームを持っ
    た前記固定部と交換可能な接続部を具備したことを特徴
    とする旋盤のセンタリング保持具。
JP6826293U 1993-12-21 1993-12-21 旋盤のセンタリング保持具 Expired - Lifetime JPH0753841Y2 (ja)

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JP6826293U JPH0753841Y2 (ja) 1993-12-21 1993-12-21 旋盤のセンタリング保持具

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JPH0737502U true JPH0737502U (ja) 1995-07-11
JPH0753841Y2 JPH0753841Y2 (ja) 1995-12-13

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KR102265895B1 (ko) * 2021-03-22 2021-06-16 김기수 공작물을 가공하기 위한 선반용 가공 보조 장치 및 이를 이용한 선반 가공 장치

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KR101430675B1 (ko) * 2013-04-18 2014-08-14 주식회사 제이제이프로테크 로켓모터용 점화기 분리장치

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