JP2001086616A - ケーブルコア切削装置 - Google Patents

ケーブルコア切削装置

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JP2001086616A
JP2001086616A JP25642099A JP25642099A JP2001086616A JP 2001086616 A JP2001086616 A JP 2001086616A JP 25642099 A JP25642099 A JP 25642099A JP 25642099 A JP25642099 A JP 25642099A JP 2001086616 A JP2001086616 A JP 2001086616A
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frame
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roller
frames
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幹男 田村
Junichiro Sawada
純一郎 澤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外径が変化する扁平したケーブルコアに対し
ても把持力が安定し、切削後の表面精度が高いケーブル
コア切削装置を提供する。 【解決手段】 ケーブルコア2を挟持する第一フレーム
5・第二フレーム6と、ケーブルコア2を保持するロー
ラー3と、ケーブルコア2の外周面を切削する切削バイ
ト4とを具える。各ローラー3がケーブルコア2の外周
面に追従するように両フレーム5・6の間隔を調整する
圧縮バネ8と、第一フレーム5に連結したガイド7aと、
両フレーム5・6の間隔調整に応じてガイド7aに沿って
スライドし、第二フレーム6に連結されたスライダー7b
とを具える。切削バイト4は、その刃部とローラー3aの
軸とを第一フレーム5の長手方向に近接させて第一フレ
ーム5に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送・配電用CVケ
ーブルなどのプラスチック電力ケーブルの終端接続・中
間接続に際し、ケーブルコアの外周面を切削するケーブ
ルコア切削装置に関するものである。特に、外部半導電
層を切削するものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CVケーブルなどのケーブル
は、導体を中心として順に、内部半導電層・絶縁層・外
部半導電層・遮蔽層・シースを被覆して成り、このうち
導体から外部半導電層までをケーブルコアと呼ぶ。この
ケーブルを接続する場合、被覆物を削り取る必要があ
る。
【0003】このとき被覆物を切削する工具として、図
6に示す装置1がある。この装置1は、ケーブルコア2
を保持するためのローラー3を具えたフレーム61・62
と、フレーム61に取り付けた切削バイト4とを具える装
置である。両フレーム61・62は、ケーブルコア2を挟持
するために対向させており、その両端部にはボルト12を
貫通させて、両フレーム61・62の間をケーブルコア2径
に合わせて調節できるように構成している。この構成に
より、フレーム61・62の間隔Lをケーブルコアの一径
に合わせて固定することができる。なお作業中、間隔L
は一定に保持されて変動することが無い。また、切削
バイト4の刃部とローラー3の軸との距離eは、ケー
ブルコアの径(35mm〜110mm程度)によって変わるが25m
m〜45mm程度である。従って、切削バイト4の刃部がケ
ーブルコアに接する部分とローラー3がケーブルコアに
接する部分との距離も大きい。
【0004】別の工具としては、例えば特開平6−20552
0号公報開示の技術がある。この工具は、ケーブルコア
を保持するローラーを具える挟持体にL型形状の削成用
カッタを取り付けた構成である。この工具は、挟持体で
ケーブルコアを挟み、ケーブルコア端部を当接板部に接
させて固定し、工具をケーブルコア軸心廻り回転させる
と同時に、案内枠に沿ってケーブルコア軸心方向に挟持
体を移動(前進)させることケーブルコアの被覆物を削
成する。しかしこの工具では、カッタの刃がL型形状で
あるために、切削面に段差が生じやすく切削表面が粗く
なる。そのために、切削後サンドペーパーなどで仕上げ
が必要であり、作業工程が多くなる。更に、ケーブルコ
ア断面が楕円の場合、上記L型形状のカッタがケーブル
コア表面に追従できず、切削深さにバラツキが生じる。
従って、真円のケーブルコアでは問題無いが、扁平した
ケーブルコアには適用に難がある。
【0005】上記L型形状の削成用カッタによる表面粗
さを解決した工具として、特開平10-32909号公報開示の
技術がある。この工具は、ケーブルコア(絶縁コア)を
軸方向に送らせるのをガイドする鼓状のローラと送り用
のモータとを取り付けた固定枠体と、絶縁コアを周方向
に回転させる三方ローラと円錐状の切削バイトと回転用
のモータとを取り付けた回転枠体と、からなる装置であ
る。切削バイトに対して、三方ローラは固定位置に配置
されている。この装置による切削は、装置に絶縁コアを
挿入し、モータによって切削バイトを周方向に回転させ
ると共に、絶縁コア上を軸方向に自走させることによっ
て行う。
【0006】なお、ケーブルはドラム等に巻き付けて輸
送される間に、プラスチックなどの外部被覆が自重によ
り歪んでケーブル外形が偏平することがある。そこで、
上記の装置において、特に偏平したケーブルコアを真円
のケーブルコアに切削することが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示す従
来の装置において、以下の問題がある。 (1)偏平したケーブルコアの場合、把持力が一定でな
い。 (2)偏平したケーブルコアの外形に対する追従性が悪
い。上記の問題は、フレーム61・62の間隔Lが一定な
ため、ケーブルコアの扁平に対して回転にムラができ滑
らかな回転が得られない。従って、把持力が絶えず変動
してしまう。特に、フレーム61・62の間隔Lは、ケー
ブルコア2の一径にのみ対応するので、その径と異なる
ところでは、ローラー3が浮き上がり、ケーブルコア2
の外周に常に追従することができない。
【0008】(3)ケーブルコア2の扁平に対して切り込
み深さが変わる。ローラー3の間隔Wが広く、またロー
ラー3の軸と切削バイト4の刃部とのフレーム61の長手
方向における距離eが25mm以上と大きいため、ローラ
ー3がケーブルコア2と接する部分と切削バイト4の刃
部と距離も15mmよりも大きくなる。そのため、ローラー
3が接している部分と切削バイト4の刃部との間に浮き
が生じ把持力が小さくなって、ケーブルコア2の扁平に
対して切り込み深さが変わってしまう。すると、切り込
み深さを一定にするために深めに切り込むことになり、
絶縁層までも切削してしまい絶縁層厚さを満足できない
場合がある。また、上記の間隔Lと異なる径の部分に
おいても把持力が変化するため切り込み深さが変わる。
【0009】具体的には、図7(A)に示すようにフレー
ム61・62の間隔Lを偏平したケーブルコア2の短径に
固定した場合(扁平度合い0°、即ち、フレーム61の長
手方向にフレーム61と偏平したケーブルコア2との長径
が平行している状態)では、全体的にローラー3がケー
ブルコア2を把持力が弱く、切り込み深さが浅くなる。
偏平したケーブルコア2を90°回転させた図7(B)に示
す扁平度合い90°(フレーム61の長手方向にフレーム61
と偏平したケーブルコア2との長径が直交している状
態)では、間隔Lが適応していないため、0°と同様
に全体的な把持力が弱くなるが、間隔Lよりも大きい
長径を切削するため切削部分は押され、切り込み深さは
逆に深くなる。更に偏平したケーブルコアを45°回転さ
せた図7(C)に示す扁平度合い45°(フレーム61に対し
てフレーム61の長手方向に偏平したケーブルコア2の長
径が45°の傾きを持った状態)では、対角線上にあるロ
ーラー3によってのみ把持されるため、把持力が不安定
である。
【0010】従って、上記問題(1)〜(3)により、従来の
装置1では、ローラー3がその役割であるケーブルコア
の保持、及びケーブルコアの周方向に装置1を回転させ
ることが十分にできない。従って、切り込み深さのバラ
ツキが大きくなり、偏平したケーブルコアを真円のケー
ブルコアに切削することが困難である。
【0011】(4)ケーブルコアの軸方向への移動機構が
無い。図6に示す装置1は、ケーブルコアの軸方向へ移
動するための機構が無く、強制的に移動させるしかな
い。なお、ローラー3の軸は、ケーブルコアの軸方向と
平行に配置されているので、ケーブルコアの軸方向への
移動に対しては、ガイドの役割を果たさない。
【0012】一方、特開平10‐32909号公報開示の技術
では、モータなどの重量物が回転枠体に取り付けられて
いるため、ケーブルコア径が所定保持径よりも小さいケ
ーブルコアの場合、モータなどの重量によってケーブル
コアが撓んでしまい、やはり切り込み深さにバラツキが
生じる。また、三方ローラが固定されていることで、扁
平したケーブルコア外径に十分に対応できず、扁平なケ
ーブルコアの切削において、切り込み深さのバラツキが
顕著になる。
【0013】そこで本発明は、外径が変化する扁平した
ケーブルコアに対しても把持力が安定し、切削後の表面
精度が高いケーブルコア切削装置を提供することを目的
とする。また、別の目的は、ケーブルコアの軸方向に容
易に移動するケーブルコア切削装置を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、第一フレーム
と、第一フレームとの間にケーブルコアを挟持するため
対向させた第二フレームと、各フレームに少なくとも1
個具えられケーブルコアの外周面に接触するローラー
と、第一フレームに設置されてケーブルコアの外周面を
切削する切削バイトとを有するケーブルコア切削装置に
おいて以下の構成を特徴とする。
【0015】(1)両フレームをケーブルコアの周方向に
回転させたときに各ローラーがケーブルコアの外周面に
追従するように両フレームの間隔を調整する弾性体を具
える。また、第一フレームにはガイドを連結し、上記両
フレームの間隔の調整に応じてガイドに沿ってスライド
し、第二フレームに連結されたスライダーを具える。
【0016】弾性体は、第一・第二フレーム間を近接さ
せる方向に押圧できるよう設ければよい。例えば、ガイ
ドに並行し第一フレームを貫通する連結部材(図1のボ
ルト12a,12bに相当)を設ける。そして、この連結部材の
一端(第二フレーム側)にスライダを固定し、他端に圧
縮コイルばねを外嵌することが挙げられる。圧縮コイル
ばねの一端は第一フレームに当接し、他端は連結部材に
設けた止め具(図1の調節ねじ9に相当)などに当接す
るようにすれば良い。弾性体は、スライダーの移動によ
って伸縮できるものであれば特に限定されず、例えばゴ
ムでも良いが、圧縮コイルバネ・皿バネなどは耐久性が
あり好適である。その他、第一・第二フレーム間をつな
ぐ引張コイルばねでも良い。また、ガイドはスライダー
が円滑に移動できるものであれば特にその形状は問わな
い。スライダーはガイドに適合したものであれば良い。
上記の構成により、第二フレームは第一フレーム側に移
動でき、第一・第二フレームの間隔を自在に変化させら
れるため、ケーブルコアの外周面に応じて第二フレーム
を常に第一フレームに押し付けることが可能で、均一な
把持力が得られる。
【0017】(2)切削バイトは、その刃部と少なくとも
1個のローラー軸とを第一フレームの長手方向に近接さ
せて第一フレームに設置させる。この構成により、切削
バイトの刃部とローラーの軸との距離を狭められること
で、切削バイトの刃部とローラーがケーブルコアと接す
る部分との距離が小さくでき、ローラーが押える部分と
切削部分との差を微小にできる。従って、切削個所にお
いて刃部に対するケーブルコア表面の位置を安定でき、
ケーブルコアが歪んだりすることが少なく、切り込み深
さが安定する。
【0018】(3)スライダーを連結させた第二フレーム
には、折れ曲がり機構を具え、作業中、該フレームがケ
ーブルコアの中心方向に向かって自在に折れ曲がること
によりローラーをケーブルコアの外周面に適合させるよ
うに構成することが好ましい。折れ曲がり機構として
は、第二フレームの中央に軸を貫通させる方法や蝶番式
などがよい。また、この第二フレームに取り付けるロー
ラーは、折れ曲がり機構を中心として対称な位置に配置
することが望ましい。即ち、該フレームの両側に一個ず
つ具えるとよい。従って、本発明装置は、この折れ曲が
り機構を具えた構成と上記弾性体による両フレームの間
隔を調整させる構成とにより、ケーブルコアの周方向に
回転させた際、ケーブルコアの外周面にローラーを常時
追従でき、かつケーブルコアの把持力を安定させること
ができる。
【0019】(4)第一フレームに取り付けるローラー
は、ケーブルコアの偏平矯正機能を考慮する場合、即ち
ケーブルコアの偏平に対して切り込み深さを変化させる
場合は切削バイトの刃部の近傍に該刃部を挟むように2
個配置することが望ましい。このとき、少なくとも一方
のローラーとケーブルコアとの接触位置を切削バイトの
刃部と近接させることが望ましい。この構成より、ケー
ブルコア表面において、2個のローラーによって押えら
れる個所の間隔が小さくできるため、刃部に対するケー
ブルコア表面の位置を安定でき、ケーブルコアが歪んだ
りすることが少なく、把持力が安定する。 (5)一方、ケーブルコアに対して一定の切り込み深さを
得る場合には、1個のローラーの軸を切削バイトの刃部
に近接させて配置させることが機能上好適である。
【0020】ここで、ローラーの個数は、第一・第二各
フレームに少なくとも一つずつあればよいが、ケーブル
コアの外周を3点以上から支持できるよう3つ以上設け
ることが好ましい。さらに、ケーブルコアの保持をより
良くするために、ケーブルコアの軸方向にもローラーを
直列して設けることが好ましい。
【0021】(6)少なくとも1個のローラーの軸は、両
フレームが囲む平面に直交する軸に対して傾斜している
ように取り付けることが望ましい。この構成により、装
置をケーブルコアの周方向に回転させると、ケーブルコ
アの軸方向に容易に移動(前進)させられる。即ち、ロ
ーラーの傾きが、ケーブルコアの軸方向に前進するため
のガイドの役割を果たす。この傾斜は、ケーブルコアの
径に応じて適宜対応させると良いが、表面粗さの兼合い
から装置を1回転させたときにケーブルコアの軸方向に
1mm前進するよう設けると良い。1mmより大きいと、削
り残しが多くなって表面が粗くなる。
【0022】なお、各フレームは、回転の際ケーブルコ
アを把持でき、撓まない程度の剛性を有するものであれ
ば良い。例えば、鉄などが好ましい。ローラーは、フレ
ームをケーブルコアの周方向に円滑に回転でき、ケーブ
ルコアの外周面に傷をつけないような形状・材質のもの
であれば良く、例えば金属製、ゴム製などが好ましい。
各フレームには、装置をケーブルコアの周方向に回転さ
せるための取っ手を接続することが望ましい。
【0023】切削バイトは、切削面に段差が生じにくい
円錐形状または円錐と円筒とを軸方向に一体に組み合わ
せた形状のものが望ましい。刃部は円錐開口縁の全周に
形成される。このような形状の切削バイトによって、前
進ピッチを狭くでき、平滑な仕上がりが得られる。加え
て、削り屑が排出し易いように、内部に軸方向の貫通孔
を有しているものが好適である。また、刃部は、円錐内
周面と外周面との稜線で構成するよりも、円錐内周面と
外周面との間をつなぐ中間面を形成することが好まし
い。切削バイトを装置に装着した際、この中間面がケー
ブルコアの接線方向と平行であれば、ケーブルコアに深
く切り込むことが少なく、切削後の表面粗さを一層平滑
にできる。なお、切削バイトは、ケーブルコアに対して
刃部の切り込み深さを調節できることが望ましい。この
ような切削バイトは、耐久性のある超硬合金製が適す
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1〜図5は発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わして
いる。基本的な構成は、図6で説明した従来のものと同
様であるが、本発明の特徴は、図1に示すように第二フ
レーム6を移動させ、第一フレーム5と第二フレーム6
との間隔を調整できるように圧縮バネ8を具えた点、第
一フレーム5に取り付けたローラー3aの軸を切削バイト
4の刃部に近接させた点、また第二フレーム6に折り曲
げ機構11を具えた点にある。本発明は、偏平調整機能を
設けた準倣い型装置と一定の切り込み深さを得る倣い型
装置とがあり、準倣い型装置を先に説明する。
【0025】(実施例1) 準倣い削り型 図1(A)は、本発明ケーブルコア切削装置の左側面図で
あり、図1(B)は、その正面図である。基本的構成は、
図1(B)に示すように図6と同様である。即ち、装置1
は、2個のローラー3a・3bを具える第一フレーム5と2
個のローラー3c・3dを具える第二フレーム6と、第一フ
レーム5に取り付けた円錐と円筒とを組み合わせた形状
で内部に軸方向の貫通孔を有する切削バイト4とを有す
る。両フレーム5・6の間は、ケーブルコア径に合わせ
て調節できるように各フレーム5・6の両端部にボルト
12a・12bを貫通させ、このボルト12a・12bによって一定
の間隔(ケーブルコア径)を保持する。
【0026】ここで、図2に示す装置は、本発明装置に
おける真円のケーブルコア切削装置である。第一フレー
ム5に具えるローラー3aは、その軸を切削バイト4の刃
部に近接させて切削方向の後方に配置する。もう一方の
ローラー3bは、ローラー3aと切削バイト4の刃部を挟ん
で対向するように切削方向の前方に、かつ切削バイト4
の刃部の近傍に配置する。即ち、ローラー3bの軸と切削
バイト4の刃部との第一フレーム5の長手方向における
距離e1を極力小さくする。具体的には、ローラー3bが
ケーブルコアと接する部分と切削バイト4の刃部とが15
mm未満となるようにすることが望ましい。より好ましく
は、10mm以下である。なお、ローラー3bの軸と切削バイ
ト4の刃部とに距離e1分のズレがあるため、ケーブル
コアの偏平に対して切り込み深さが変わる偏平矯正機能
を有する。よって、本発明装置1は、偏平したケーブル
コアをほぼ真円にできるので、偏平したケーブルコアに
用いることが望ましい。また、切削バイト4の切削方向
の前後に2個のローラー3a・3bを配置しているので、安
定性が良く大径(φ70mm以上)のケーブルコアにおいて
の使用に適する。
【0027】第ニフレーム6は、分割された二個のフレ
ーム6a・6bからなり、各フレーム6a・6bの端部を重ね合
わせて、軸11によって連結し(折れ曲がり機構)、フレ
ーム6b・6bが折れ曲がる構成である。フレーム6b・6bが
折れ曲がる方向は、装置1の内側、即ちケーブルコア2
の外周に沿う方向である。また、第二フレーム6に具え
るローラー3c・3dは、軸11と重ならないように、かつ、
ケーブルコア2を保持し易いように軸11を中心として対
称な位置に固定する。
【0028】ボルト12bには、ガイド7aを並行させてい
る。このガイド7aの一端は、第一フレーム5に連結して
いる。一方、他端は、フレーム6bに連結されているスラ
イダー7bに固定している。ボルト12aは、一端を環状に
して軸17を通し、この軸17を回転軸として所定の角度範
囲内に回転自在に構成する。一方、ボルト12aの他端側
は、第一フレーム5の端部に設けた切り溝に嵌合して着
脱自在に構成する。従って、装置1をケーブルコアに装
着する際、ボルト12aを回転してフレーム5・6間を開
くことで、ケーブルコアの周方向から装置を装着するこ
とができ、ケーブルコアのあらゆる部分においての切削
が可能である。
【0029】更に、第一フレーム5の両端部に突出させ
たボルト12a・12bの端部には、圧縮バネ8を挿入し、第
一フレーム5と調節ねじ9との間で伸縮するよう構成し
ている。従って、切削作業中、圧縮バネ8が伸縮するこ
とで両フレーム5・6の間隔Lが変動でき、かつ偏平
なケーブルコアにおいても上記の折れ曲がり機構によ
り、ローラー3はケーブルコアの外周面に追従できる。
この構成により、絶えず一定の把持力が得られ、滑らか
な回転が可能である。
【0030】装置1を前進させるためにローラー3dは、
両フレーム5・6が囲む平面に直交する軸に対して傾斜
するように、ローラー3dの軸が角度を有するように取り
付けている。この構成により、ローラー3の傾きがケー
ブルコア2の軸方向への前進のガイドとなり、装置1全
体がケーブルコア2の周方向に回転すると同時に、装置
1はケーブルコア2の軸方向に前進できる。なお、この
傾斜は、装置を1回転でケーブルコアの軸方向に1mm前進
するよう設けている。
【0031】なお、各第一フレーム5・6には、装置1
を回転させるための取っ手13が一体接続されている。こ
の取っ手13は、回転させ易いように装置1において対角
に配置することが望ましい。このとき、フレーム6aの端
部と、この端部と対角位置にある第一フレーム5の端部
に取っ手13を取り付けると、装置1を回転した際、調節
ねじ9と第一フレーム5との間隔が広がる方向に力が作
用するため、圧縮ばね8の反発力を第一フレーム5に作
用させることが難しくなるからである。従って、フレー
ム6bとその対角にある第一フレーム5の端部(図1(B)
の左側)に取り付けると良い。
【0032】切削バイト4は、切削調節ねじ10によって
切り込み深さを可変でき、固定ねじ16によって切り込み
位置を固定される。フレーム5の中間部にはほぼL型の突
設部18が一体化され、このL型突設部18の長片にバイト
ホルダー15がスライド自在に装着されている。バイトホ
ルダー15は、L型金属片の端部に環状片19を一体化した
ものである。環状片19には切削バイト4が挿入され、止
めねじ14によって固定される。一方、L型金属片の短片
には切削調節ねじ10が貫通され、さらにこの切削調節ね
じ10がL型突設部18の短片にねじ込まれる。また、バイ
トホルダー15におけるL型金属片には長孔20が形成さ
れ、固定ねじ16がこの長孔20を貫通すると共にL型突設
部18の長片に固定される。従って、切削調節ねじ10を回
すと、長孔20の範囲でバイトホルダー15をスライドで
き、それに伴って切削バイト4の切り込み深さを調整で
きる。そして、切削バイト4は、固定ねじ16によってバ
イトホルダー15に固定されることで、切削中、刃部のブ
レが殆ど無い。
【0033】なお、ローラー3は、図1(B)では、各フ
レーム5・6に2個ずつ配置されているが、ケーブルコ
ア2を把持し易いように、図1(A)に示すように同軸方
向にもう1個ずつ設けることが好ましい。従って、各フ
レーム5・6に4個ずつ、合計8個を配置している。
【0034】この装置1によるケーブルコア2の切削
は、以下の手順で行う。 (1)調節ねじ9を弛めて、第一フレーム5をボルト12bに
沿って移動させ、ケーブルコア2が入るように第一フレ
ーム5・第二フレーム6の間隔を広げる。 (2)ボルト12aを第一フレーム5から外し、ケーブルコア
2を装置1に挿入して、ケーブルコア2径に適合するま
で第一フレーム5をボルト12a・12bに沿って移動させ調
節ねじ9を締めて第一フレーム5を固定し、ケーブルコ
ア2を保持する。 (3)切削調節ねじ10で切削バイト4の位置を調節して、
切り込み深さを決める。 (4)第一フレーム5・第二フレーム6bに取り付けている
取っ手13を握り、ケーブルコア2の周方向に装置1を回
転させることでケーブルコア2の被覆物を切削する。
【0035】なお、切削の際、ケーブルコア2の軸方向
に対して傾斜したローラー3によって、装置1はケーブ
ルコア2の軸方向に前進し、所定の長さを切削すること
ができる。このとき、本発明装置による切削後の表面粗
さRmaxは、50μm以下であるのに対し、図6に示す装置
によって同じ表面粗さを得るためには、サンドペーパー
などによって研磨する必要がある。実際の切削試験で
は、本発明装置による切削後の表面粗さRmaxを20μm以
下にできることが確認されている。
【0036】次に、本発明装置における偏平したケーブ
ルコアの切削工程を説明する。図3は、扁平したケーブ
ルコアにおいて、偏平度合いによる切り込み深さの違い
を説明する図である。まず、フレーム5・6の間隔L
を偏平したケーブルコア2の短径に固定する(扁平度合
い0°)。このとき、図3(A)に示すように、ローラー
3が把持するケーブルコア2が短径のため、圧縮バネ8
の縮みが小さく、ケーブルコア2を切り込み深さが浅く
なる。この装置1を90°回転させて、図3(B)に示すよ
うにフレーム5・6の間隔Lがケーブルコア2の長径
になった状態(扁平度合い90°)では、圧縮バネ8の縮
みが大きく、切り込み深さは深くなる。更に、装置1を
45°回転させて図3(C)に示すように、第一フレーム5
に対して第一フレーム5の長手方向に偏平したケーブル
コア2の長径が45°の傾きを持った状態(扁平度合い45
°)では、第二フレーム6がケーブルコア2の外周に沿
って折り曲がることにより、ほぼ真円と同様に安定した
切り込みとなる。上記一連の工程は、第二フレーム6が
スライダー7bと圧縮バネ8との介在によりケーブルコア
2の径に沿って装置1を可動させることにより行われ
る。従って、本発明装置では、上記の偏平矯正機能によ
り切り込み深さを偏平度合いによって変化させるため、
偏平したケーブルコアをほぼ真円にできる。
【0037】倣い削り型 図4は、本発明ケーブルコア切削装置において、真円の
ケーブルコアを倣い削りする装置1の正面図である。基
本的構造は、上記準倣い型装置で説明したものと同様で
ある。この装置1と準倣い型装置との相違点は、第一フ
レーム5に配置するローラー3aは1個で、かつ、その軸
と切削バイト4の刃部とがほぼ同位置になるように配置
した点である。即ち、ローラー3aの軸と切削バイト4の
刃部との距離eが微小に、好ましくはローラー3aがケ
ーブルコア2と接する部分と切削バイト4の刃部とが同
位置になるようにする。従って、ローラー3aが把持する
部分と切削バイト4が切削する部分との差が殆ど無いた
め、ケーブルコア2に浮きが生じることが無く、一定の
切り込み深さが得られる構成である。よって、真円のケ
ーブルコアは真円に、偏平したケーブルコアは偏平した
状態で切削されるので、本発明装置1は、真円のケーブ
ルコア又は偏平が軽微なケーブルコアに用いることが望
ましい。なお、この装置1は、準倣い削り型と同様、圧
縮バネ8を介することで、ケーブルコア径に合わせてフ
レーム5・6の間隔Lが自在に変化できる。なお、こ
のような装置1は、小径(φ35mm〜φ70mm程度)のケー
ブルコアを切削するのに適する。
【0038】次に、本発明装置における偏平したケーブ
ルコアの切削工程を説明する。図5は、扁平したケーブ
ルコアの切削工程を説明する図である。基本的な工程
は、図3で説明した準倣い型装置と同様である。まず、
図5(A)に示すようにフレーム5・6の間隔Lを偏平
したケーブルコア2の短径に固定する(扁平度合い0
°)。このとき、上記のようにローラー3aが把持する部
分と切削バイト4が切削する部分との差が殆ど無いた
め、ケーブルコア2に浮きが生じることが無く、図5
(B)に示す扁平度合い90°の状態及び図5(C)示す扁平度
合い45°の状態においても一定の切り込み深さが得られ
る。
【0039】なお、上記準倣い削り型装置・倣い削り型
装置は、切削バイトを交換することで、外部半導電層だ
けでなく、絶縁層も円錐状に切削できる。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように本発明ケーブルコ
ア切削装置によれば、ケーブルコアの扁平に対して、常
時、一定の把持力を保持することができ、滑らかな回転
が得られるため、切削後の表面精度が高いという優れた
効果を奏し得る。また、切削後の表面が高精度であるた
めに、切削後の加工が不要である。更に、安定した把持
力を保持しながら、ケーブルコアの扁平に対して切り込
み深さを変えることができる。従って、偏平したケーブ
ルコアをほぼ真円にすることができる。加えて、本発明
ケーブルコア切削装置は、ケーブルコアの端部に限らず
装着でき、かつケーブルコアへの着脱が容易で、軽量な
部材からなる装置であって、作業性がよい。また、前進
機能がローラーの傾斜によってされているため、装置を
前進させるための格別の機構を設ける必要も無く、経済
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明ケーブルコア切削装置の左側面
図であり、(B)はその正面図である。
【図2】本発明ケーブルコア切削装置において、倣い削
り型の装置の説明図である。
【図3】(A)は、扁平度合い0°における本発明倣い削
り型ケーブルコア切削装置の切削状態を示す説明図であ
り、(B)は扁平度合い90°における説明図、(C)は扁平
度合い45°における説明図である。
【図4】本発明ケーブルコア切削装置において、準倣い
削り型の装置の説明図である。
【図5】(A)は、扁平度合い0°における本発明準倣い
削り型ケーブルコア切削装置の切削状態を示す説明図で
あり、(B)は扁平度合い90°における説明図、(C)は扁
平度合い45°における説明図である。
【図6】従来のケーブルコア切削装置の説明図である。
【図7】(A)は、扁平度合い0°における従来のケーブ
ルコア切削装置の切削状態を示す説明図であり、(B)
は扁平度合い90°における説明図、(C)は扁平度合い45
°における説明図である。
【符号の説明】
1 装置 2 ケーブルコア 3・3a・3b・3c・3d ロ
ーラー 4 切削バイト 5 第一フレーム 6・6a・6b 第二
フレーム 7 スライダー 8 圧縮バネ 9 調節ねじ 10 切
削調節ねじ 11 軸 12a・12b・12 ボルト 13 取っ手 14 止めねじ 15
バイトホルダー 16 固定ねじ 17 軸 18 L型突設部 19 環状部 2
0 長孔 61・62 フレーム L・L・L フレームの間隔 W ローラーの軸
間の距離 e・e・e ローラーの軸と切削バイトの刃部と
の距離

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一フレームと、 ケーブルコアを挟持するため前記第一フレームと対向さ
    せた第二フレームと、 前記各フレームに少なくとも1個具えられ、ケーブルコ
    アの外周面に接触するローラーと、 第一フレームに設置されてケーブルコアの外周面を切削
    する切削バイトと、 両フレームをケーブルコアの周方向に回転させたときに
    各ローラーがケーブルコアの外周面に追従するように両
    フレームの間隔を調整する弾性体と、 前記第一フレームに固定したガイドと、 前記両フレームの間隔の調整に応じて前記ガイドに沿っ
    てスライドし、第二フレームに固定されたスライダーと
    を具え、 前記第一フレームに具えた少なくとも1個のローラーの
    軸と切削バイトの刃部とは、第一フレームの長手方向に
    近接させて配置されたことを特徴とするケーブルコア切
    削装置。
  2. 【請求項2】 第二フレームには、折れ曲がり機構を具
    えることを特徴とする請求項1記載のケーブルコア切削
    装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1個のローラーの軸は、両フ
    レームが囲む平面に直交する軸に対して傾斜しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のケーブルコア切削装置。
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