JPH079551Y2 - ケーブル口出機 - Google Patents

ケーブル口出機

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JPH079551Y2
JPH079551Y2 JP1989099910U JP9991089U JPH079551Y2 JP H079551 Y2 JPH079551 Y2 JP H079551Y2 JP 1989099910 U JP1989099910 U JP 1989099910U JP 9991089 U JP9991089 U JP 9991089U JP H079551 Y2 JPH079551 Y2 JP H079551Y2
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JP
Japan
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cable
cutter
support plate
end mill
holding member
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Application number
JP1989099910U
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JPH0340814U (ja
Inventor
周作 宮川
孝夫 南井
Original Assignee
三英電業株式会社
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、CVケーブルをはじめとする、種々のケーブ
ルの口出機に関するものである。
(従来の技術) 例えば、CVケーブルについていうと、第5図、第6図に
示したようにCVケーブル101を接続する場合には、ケー
ブルの接続端を50〜150mm位、導体をむき出し、即ちシ
ース102を剥き取った後の外部導電層103、絶縁層104、
内部導電層105を剥ぎ取り、導体106を露出させて、所謂
「口出」を行なわなければならない。
この場合、実質的な作業としては、絶縁層を剥ぎ取るこ
とであり、現在では殆どナイフ等によって、手作業で行
なっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、そのような作業方法では、冬期において
絶縁層が硬い時などは、非常に作業がやりずらい。しか
も手作業にて行なうので時間がかかる。
(課題を解決するための手段) この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、従来
手作業で行なってきたのを機械的に行なうケーブル口出
機を提供するものである。
而してこの考案の具体的な構成についていうと、ケーブ
ルを把持自在な把持機構と、この把持機構で把持された
ケーブルの軸方向に沿って移動自在かつ当該ケーブル周
りに沿って回転自在に構成された支持板とを備えてお
り、さらに適宜の駆動源によって回転するエンドミルカ
ッターの先端を当該ケーブルの軸心に向けて保持するカ
ッター保持部材が、前記支持板に固定されている。そし
てこの支持板における前記エンドミルカッターの先端と
当該ケーブルを挟んで対向する位置には、当該ケーブル
外周と当接するガイド体を設け、前記エンドミルカッタ
ー及びガイド体はそれぞれ当該ケーブルの軸心に向けて
スライド自在に構成したことを特徴とするものである。
(作用) 把持機構によって目的ケーブルを把持し、さらにケーブ
ルの端面を見ながらエンドミルカッターの先端を内部導
電層に接する程度に軸心を向けて出入り調整し、エンド
ミルカッターを回転させながら、支持板を当該ケーブル
の軸方向に沿って端面から移動させていくと、ケーブル
外周にはエンドミルカッターによって軸方向に沿った溝
が形成されていく。このときガイド体はエンドミルカッ
ターの先端とケーブルを挟んで対向した位置にあるの
で、エンドミルカッターがケーブルの絶縁層を削り取っ
ていく間、常に反力を与え、かつケーブルがブレないよ
うに保持している。
そして所望の口出長さに達した時点で、支持板をケーブ
ル周りに例えば1回転半させると、その位置でエンドミ
ルカッターはケーブルの外周に環状溝を形成し、またエ
ンドミルカッターの先端は、上記既形成の軸方向の溝と
対向する場所に位置する。その後支持板をそのままケー
ブルの端面側に移動させていくと、今度はエンドミルカ
ッターによって上記既形成の軸方向の溝と対向する溝が
ケーブル外周に形成される。
あとは、ナイフなどによって、これら各溝、環状溝の底
部に残った薄い絶縁層を切断すれば、剥ぎ取るべき口出
長の絶縁層は半割の筒状となるので、これらを簡単にケ
ーブルから除去することができるのである。
(実施例) 以下、この考案の1実施例を図について説明する。
第1図は実施例の一部断面平面図であり、1は把持機構
を示しており、本実施例では、略筒状のクランプリング
2の内周に螺合した内側テーパ溝部を有する押圧部材
3、該押圧部材3のテーパ形状に合致した外周を有する
把持部材4からなり、また押圧部材3は筒状のホルダー
5の中に納められている。なおこれら押圧部材3の内側
テーパ溝部、把持部材4は軸心を中心として120°おき
に、計3ヵ所に設けられている。
押圧部材3の内側テーパ溝部には長孔6が穿たれ、この
長孔6内を外方からボルト材7が遊貫し、その先端部は
把持部材4と螺着している。そしてボルト材7他端部に
はナット材8が螺着され、さらに長孔6の外方周縁と前
記ナット材8の内面には夫々スプリング受部材9、10が
夫々係止され、両者間におけるボルト材7外周にはコイ
ルスプリング11が巻きつけられている。従って、把持部
材4は常時外方へと付勢されているものである。またホ
ルダー5はネジ12によって基台13に固定されている。
なお説明の都合上、第1図は中心線Aより右上の部分と
右下の部分は夫々外径の異なったケーブル、即ち適用で
きる最大径と最小径のケーブルを把持した様子を合成し
て示している。
ホルダー5の外周には、自体の外周に環状溝20を有する
環状のカッター回転保持部材21が回転自在に装着されて
おり、回り止め押ネジ14を適宜回転させるとことによっ
て該カッター保持部材21は、ホルダー5の外周を回転自
在、回転不可となるものである。
カッター回転保持部材21の外周には送りネジ棒22が回転
自在に保持される支持部材23が貫通固着され、さらに該
支持部材23に挿入された送りネジ棒22の一端部にマイタ
ギア24が固着され、該マイタギア24と噛合するマイタギ
ア25を一端に有するシャフト26をシャフト支持体27に回
転自在に支持させ、さらに前記シャフト26の他端に操作
用のハンドル28を設けてある。
またカッター回転保持部材21における前記支持部材23の
対向位置、即ち180°反対側の位置には、他の送りネジ
棒(図外)と連動する歯車29が、カッター回転保持部材
21の環状溝20内で回転自在に設けられている。そして当
該歯車29と前出他側にある送りネジ棒22に固着したスプ
ロケットホイル30にはチェーン31が渡されている。
カッター回転保持部材21にはさらに、その軸心を中心と
して90°おき且つ送りネジ棒22が装着された同心円上の
4ヵ所で、各支持棒32の一端部が固着されており、(な
お図面を簡素化するために他の3本の支持棒は省略して
ある)、また環状溝20内における該送りネジ棒22の外周
には、夫々チェーン歯車33が回転自在に設けられてお
り、このチェーン歯車33にも前出チェーン31が掛け渡さ
れている(なお図面上、チェーン歯車29、31との相対関
係は位置をずらせている)。
これら4本の各支持棒32の他端部は環状のフレーム34に
ネジ部材35によって固着されている。また各支持棒32に
はその外周を摺動自在なスライド部材36が夫々設けられ
ており、このスライド部材36に、中心孔37を有する支持
板38が固着され、さらに該支持板38にはその適宜箇所に
て、前出2本の送りネジ棒22が螺着されているのであ
る。
従って、ハンドル28を回して送りネジ棒22を回転させれ
ば、この支持板38は軸方向にスライドするものである。
なお支持棒32の外周には、ネジ部材39によって固定自在
なストッパー40が設けられており、支持板38のスライド
範囲は該ストッパー40によって任意に設定できるもので
ある。
而してカッターはこの支持板38に支持されるものであ
る。即ち、エンドミルカッター42を回転自在に保持する
カッター保持部材43の一側にスライド支持体44を固着
し、さらにこのスライド支持体44の突部45を、支持板38
に穿った孔46から突出させ、一方当該孔46の周縁には支
持金具47を固着し、該支持金具47には外周にネジ部48を
有するシャフト49を回転自在に保持させ、前出支持体44
の突部45とシャフト49のネジ部48とを螺合させたもので
ある。なおシャフト49の外方端部にはカッター調節ハン
ドル50が固着されている。
従って、このカッター調節ハンドル50を回転させると、
シャフト49が回転し、それに伴ってスライド支持体44は
孔46の範囲内で支持板38の中心孔37、即ち軸心に向かっ
てスライドするのである。即ち、エンドミルカッター42
はカッター保持部材43ごと軸心に向かって出入り調節自
在である。
カッター保持部材43内におけるエンドミルカッター42の
外周にはマイタギア51が固着され、さらにこのマイタギ
ア51と噛合するマイタギア52を一端部に有する回転軸53
がカッター保持部材43内に回転自在に保持されている。
そし外部からの回転力を伝えるフレキシブルシャフト54
が、ジョイント部材55によって当該回転軸53の他端に接
続されて、エンドミルカッター42は回転するものであ
る。
支持板38におけるカッター保持部材43と対向する位置に
は、ガイド部材61が設けられる。本実施例では、ガイド
支持体62をネジ63によって支持板38に固着し、さらに外
周にネジを切ったガイドシャフト64をガイド支持体62に
遊貫させてその先端部にガイド体65を固着し、適宜の調
節リング66をガイドシャフト64に装着したものである。
従ってこの調節リング66を回転させるこによってガイド
体65は、丁度対向するエンドミルカッター42に向かって
スライド自在である。また本実施例においては第2図に
示したように、ガイド体65の中央に凹部67を設け、エン
ドミルカッター42がケーブル68を削って溝69を形成して
いく過程で該溝69周縁に生じた削り山によってガイド部
材61の動きが阻害されるのを防止している。
本実施例は以上のような構成を有しており、その使用方
法について説明すると、ハンドル28を回してカッター保
持部材43をホルダー5の反対側に移動させる。その後支
持棒32のストッパー40を適当に調節して、口出し長さ
(導体露出長さ+カッター半径)位置にセットし、さら
に回り止め押しネジ14を締め付けてカッター回転保持部
材21の回転を止める。
そしてクランプリング2を弛め同側からシースの剥ぎ終
わったケーブル68に挿入するのであるが、このとき第1
図に示したように、エンドミルカッター42の側面がケー
ブル68の端面に接触するまで挿入する。この後クランプ
リング2を締め付ければ押圧部材3がケーブル68端面側
に移動して、その楔効果によって各把持部材4が該ケー
ブル68を強固に把持し、ケーブル68に口出し機が固定さ
れるのである。
その後ケーブル68の端面を見ながらカッター調節ハンド
ル50を回転させて切り込み深さを調節する。この場合具
体的には、エンドミルカッター42の先端がケーブル68の
内部導電層外周に接する程度にする。また調節リング66
を回して、ケーブル68外径とガイド体65の間に「遊び」
がないようにする。以上でケーブル68へセットが完了す
る。
而してこのあと外部駆動源(図外)によってエンドミル
カッター42を回転させながら、ハンドル28を回してカッ
ター保持部材43を支持板38ごと軸方向ホルダー55側(図
中の右側)に移動させていくと、エンドミルカッター42
はケーブル68の外周軸方向に溝69を穿設していく。そし
てストッパー40によって支持板38が係止されるまでその
ような作業を行ない、ストッパー40によって係止された
時点で回り止め押しネジ14を弛め、カッター保持部材43
をカッター回転保持部材21共、手によって1回転半させ
る。そうするとケーブル68外周には第4図に示したよう
な環状溝71が形成され、またエンドミルカッター42は、
既に形成した溝70の反対側に位置する。
この後再び回り止め押しネジ14を締め付けてカッター回
転保持部材21を固定し、今度はハンドル28を逆に回して
カッター保持部材43をケーブル68端面側へと移動させる
と、ケーブル68外周には既設の溝70と対向する位置に同
形の溝72が形成される。以上で口出し機での作業は終了
する。
その後クランプリング2を弛めてケーブル68から口出し
機を取外し、その外周に形成されたこれらの溝69、72、
及び環状溝71の底部の剥り残した薄い絶縁層をナイフ等
で切断すれば、剥ぎ取るべき絶縁層は半割の筒状となっ
て簡単に剥ぎ取ることができるのである。
(考案の効果) この考案の係るケーブル口出機を用いれば、把持機構に
よって目的ケーブルを把持し、エンドミルカッターを回
転させながら支持板をケーブル端面から軸方向に沿って
移動させ、所望の口出長に達した時点でそのまま支持板
を例えば1回転半させ、その後ケーブル端面側へと戻す
という作業を実施するだけで、剥ぎ取るべき絶縁層が、
殆ど半割状の筒体に2分される。
従って、あとはナイフ等によって、これら溝の底部を切
断するだけで、剥ぎ取るべき絶縁層を簡単に剥ぎ取るこ
とができる。それゆえ、迅速な口出作業が行なえ、作業
性が向上する。しかも安全であり、均一な仕上りも実現
されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る口出機の一部断面平面説明図、第
2図はガイド体の正面説明図、第3図は実施例によって
絶縁層が削り採られたケーブルの軸方向正面図、第4図
は同側面図、第5図は絶縁層を剥ぎ取るべきCVケーブル
の軸方向正面図、第6図は同側面図である。 なお図中、1把持機構、2はクランプリング、3は押圧
部材、4は把持部材、5はホルダー、6は長孔、13は基
台、14は回り止め押ネジ、21はカッター回転保持部材、
22は送りネジ棒、23は支持部材、28はハンドル、29、33
は夫々チェーン歯車、30はスプロケットホイル、31はチ
ェーン、32は支持棒、36はスライド部材、37は中心孔、
38は支持板、41はカッター部材、42はエンドミルカッタ
ー、43はカッター保持部材、44はスライド支持体、45は
突部、47は支持金具、48はネジ部、49はシャフト、50は
カッター調節ハンドル、53は回転軸、54はフレキシブル
シャフト、55はジョイント部材、61はガイド部材、62は
ガイド支持体、64はガイドシャフト、65はガイド体、66
は調節リング、67は凹部、68はケーブル、69、72は夫々
溝、71は環状溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルを把持自在な把持機構と、この把
    持機構で把持されたケーブルの軸方向に沿って移動自在
    かつ当該ケーブル周りに沿って回転自在に構成された支
    持板とを有し、さらに適宜の駆動源によって回転するエ
    ンドミルカッターの先端を当該ケーブルの軸心に向けて
    保持するカッター保持部材を、前記支持板に固定すると
    共に、この支持板における前記エンドミルカッターの先
    端と当該ケーブルを挟んで対向する位置には、当該ケー
    ブル外周と当接するガイド体を設け、前記エンドミルカ
    ッター及びガイド体はそれぞれ当該ケーブルの軸心に向
    けてスライド自在に構成してなる、ケーブル口出機。
JP1989099910U 1989-08-29 1989-08-29 ケーブル口出機 Expired - Lifetime JPH079551Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989099910U JPH079551Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 ケーブル口出機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989099910U JPH079551Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 ケーブル口出機

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Publication Number Publication Date
JPH0340814U JPH0340814U (ja) 1991-04-19
JPH079551Y2 true JPH079551Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31648942

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989099910U Expired - Lifetime JPH079551Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 ケーブル口出機

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JP (1) JPH079551Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623371Y2 (ja) * 1987-04-09 1994-06-22 旭電機株式会社 ひれ付電線のひれ部削取工具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0340814U (ja) 1991-04-19

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