JPH0715079Y2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器

Info

Publication number
JPH0715079Y2
JPH0715079Y2 JP5832090U JP5832090U JPH0715079Y2 JP H0715079 Y2 JPH0715079 Y2 JP H0715079Y2 JP 5832090 U JP5832090 U JP 5832090U JP 5832090 U JP5832090 U JP 5832090U JP H0715079 Y2 JPH0715079 Y2 JP H0715079Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
packing
switch case
notch
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5832090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0416840U (ja
Inventor
勉 田端
敏彦 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Electric Corp
Original Assignee
Toko Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toko Electric Corp filed Critical Toko Electric Corp
Priority to JP5832090U priority Critical patent/JPH0715079Y2/ja
Publication of JPH0416840U publication Critical patent/JPH0416840U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0715079Y2 publication Critical patent/JPH0715079Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、配電線路の開閉を達成すべく、電柱上等に設
置される開閉器に関し、特にこの開閉器の密閉機構の構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
配電線路中に設置される開閉器は、開閉接点等の開閉機
能部を収納した有底筒形状の開閉器ケースと、この開閉
器ケースの上端開口部を開閉する蓋体とから構成されて
いる。
このように、内部に開閉機能部を収納した開閉器ケース
と蓋体とから構成される開閉器は、雨水等の不正な侵入
による開閉機能部の動作の劣化、およびこの開閉機能部
により安定した開閉動作を行わせるために開閉器内に封
入された不活性ガスの漏出による安全性の低下等の不都
合が発生しないように、蓋体による開閉器ケースの密閉
は極めて強力に達成されるように構成されている。
すなわち、従来の開閉器における開閉器ケースの蓋体に
よる密閉構造は、第4図および第5図に示すように、有
底筒形状をしたケース本体1aの上端に内鍔1bを周設し、
この内鍔1bの内周縁から短筒形状をした口筒1cを立設
し、ケース本体1aの外周面上端部に、内鍔1bを挟んで口
筒1cと対向する姿勢で押さえ板1eを溶接固定して構成さ
れた開閉器ケース1の上端開口部に、この開閉器ケース
1の口筒1cに外装して、内鍔1bが形成する段部上に搭載
し、口筒1cと押さえ板1eとの間に形成される溝内に嵌入
した状態で、口筒1cの高さよりも大きい太さのリング形
状をした軟質弾性材料製の主体リング2aで構成されたパ
ッキン(2)を組付け、このパッキン2の組付けた開閉
器ケース1の上端開口部に、平板状の本体板3aの周縁か
ら短筒形状の周壁3bを垂下設して構成された蓋体3を被
嵌状に組付けたものとなっている。
蓋体3は、図示省略した締付け機構により、開閉器ケー
ス1に締付けた状態で組付けられ、この蓋体3の開閉器
ケース1に対する締付けにより、パッキン2は、第5図
に示すように、開閉器ケース1および蓋体3に強固に密
に弾接し、もって開閉器ケース1の上端開口部を密閉す
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記したように、第4図および第5図に示した従来技術
は、パッキン2の作用により、蓋体3による開閉器ケー
ス1の密閉を強力を達成することができるのであるが、
ケース本体1aと内鍔1bと口筒1cとの一体物に別部材であ
る押さえ板1eを溶接固定しなければならないので、開閉
器ケース1の製造に面倒で熟練を要する溶接作業工程が
必要であり、このため部品管理が面倒となると共に、溶
接作業が手作業となるので、開閉器ケース1の製造の作
業効率の向上が望めず、工数削減を困難にしていると云
う問題があった。
また、押さえ板1eのケース本体1aに対する溶接は、スポ
ット溶接であるので、ケース本体1aと押さえ板1eとの間
に間隙が形成される場合があり、また押さえ板1eの溶接
により、パッキン2を組付けるための溝構造を形成する
ので、開閉器ケース1表面全域に防錆の目的で塗布成形
される保護塗膜が、ケース本体1aと押さえ板1eとの間に
形成された間隙部分に成形されず、またパッキン2組付
け用の溝構造部分への保護塗膜の塗布成形が不完全とな
り勝ちであると云う問題があった。
そこで、本考案は、上記した従来技術における問題点を
解消すべく考案されたもので、開閉器ケースに対するパ
ッキンの組付け構造を溝構造としないことを技術的課題
とし、もって開閉器ケースの表面全域に対する保護塗膜
の塗布成形を簡単にかつ確実にそして良好に達成できる
ようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を達成する本考案の手段は、有底筒形状
をしたケース本体の上端に内鍔を周設し、この内鍔の内
周縁から短筒形状の口筒を起立連設し、この口筒の上半
分に間隔をおいて複数の切欠きを形成した開閉接点等の
開閉器機能部を収納する開閉器ケースを有すること、 開閉器ケースの口筒に外装されて内鍔上に搭載され、口
筒の高さよりも大きい太さを有するリング形状をした主
体リングの内周に、口筒に設けられた切欠きに上方から
係合する係止突起を一体に突設した軟質弾性材料製のパ
ッキンを有すること、このパッキンに上方から密に弾接
して、開閉器ケースを密閉する蓋体を有すること、 にある。
パッキンの係止突起としては、口筒に成形された切欠き
に係合できる太さで、口筒の壁厚よりもわずかに小さい
長さの係合片の先端に、切欠きよりも充分に大きい幅の
係止片を一体に連設して構成とするのが良い。
〔作用〕
口筒に成形される切欠きは、ケース本体と内鍔と口筒と
の一体物のプレス成形完了後に、ケース本体に対する配
電線導入打ち抜き作業と並行して打ち抜き成形される。
すなわち、開閉器ケースに対するパッキンの組付け部分
として機能する切欠きは、パッキン組付け部分形成のた
めの専用の作業内容を持つ作業で成形されるのではな
く、開閉器ケースに対する他の必要な部分の形成と全く
同じ作業の内容の作業で成形されるのである。
また、この切欠きは、開閉器ケースに対する打ち抜き加
工により成形されるので、パッキンの組付け部分成形の
ための専用の部材を必要とすることがなく、部材の保管
・管理等の面倒な処理が不要となる。
パッキンが組付けられる開閉器ケースの上端部分は、切
欠きを有する口筒と、上方および外側に開放して内鍔に
より形成される段部とから構成されているので、保護塗
膜の塗布作業が簡単となると共に、開閉器ケース表面に
対する保護塗膜の強固な塗着が達成され、表面形状に起
因する保護塗膜の不良箇所の発生とか、保護塗膜が塗着
されない部分が発生するとかの不都合の発生はない。
パッキンは、保護塗膜を被覆成形した開閉器ケースに組
付けられる。このパッキンの開閉器ケースに対する組付
けは、パッキンの各係止突起を切欠きに上方から係合さ
せながら、主体リングを口筒に上方から外装嵌合させて
達成される。
開閉器ケースに対するパッキンの組付きは、主体リング
が口筒に外装すると共に、内鍔上面に搭載し、各係止突
起が切欠きに係合して、主体リングが内鍔上からずれる
ことがないように保持している。
パッキンの係合突起を、係合片と係止片とから構成した
場合には、係止片が切欠きよりも大きい幅を有し、かつ
係合片の長さが口筒の壁厚よりも大きいので、係合片の
切欠き内への係合により、主体リングと係止片との間で
口筒を強固に挟持することになり、これによりパッキン
の開閉器ケースに対する組付きをより安定したものとす
ることかできる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、第1図ないし第3図を参照
しながら説明する。
開閉器ケース1は、上端部を、縮径した有底長方形筒形
状をしたケース本体1aに上端に内鍔1bを連設し、この内
鍔1bの内周縁から、長手辺に二つそして短手辺に一つの
切欠き1dを成形した短長方形筒形状の口筒1cを起立連設
して構成され、内鍔1bの幅は、パッキン2の主体リング
2aの太さとほぼ同じである。
パッキン2は、断面円形の長方形リング形状をした主体
リング2aと、この主体リング2aの長手辺の内側に二つそ
して短手辺の内側に一つ設けられた係止突起2bとから構
成され、各係止突起2bは、第3図(a)および第3図
(b)に示すように、切欠き1dに係合できる太さでかつ
口筒1cの壁厚よりも小さい長さで主体リング2aに立設さ
れた係合片2cと、切欠き1dよりも大きい幅で係合片2cの
先端に一体設された係止片2dとから構成されている。
蓋体3は、開閉器ケース1の口筒1cが形成する開口部全
域を覆うことができる大きさの長方形平板形状をした本
体板3aの下面周縁から、短長方形筒形状をした周壁3bを
垂下設した構成となっている。
各係止突起2bを切欠き1dに係合させてパッキン2を口筒
1cに外装組付けして、パッキン2の開閉器ケース1への
組付けを達成した状態で、蓋体3を口筒1c全域を覆う形
態で開閉器ケース1上に搭載し、図示省略した締付け機
能部分で、蓋体3を開閉器ケース1に締付け固定する。
蓋体3の開閉器ケース1に対する締付け固定の達成され
た状態では、第2図に示しように、パッキン2の主体リ
ング2aは、係止突起2bの切欠き1dに対する係合により、
内鍔1b上への搭載姿勢を保持されながら、この内鍔1bと
蓋体3の本体板3aとの間で上下から押し潰され、もって
内鍔1b上面に下側面全域を、そして本体板3a下面に上側
面全域を密に弾接させ、蓋体3による開閉器ケース1の
強力な密閉を達成維持する。
〔考案の効果〕
本考案は、上記した構成となっているので、以下に示す
効果を奏する。
開閉器ケースの上端部に形成されるパッキン組付け部分
を、開閉器ケースの開口部を形成する口筒上部に打ち抜
き成形された切欠きで構成したので、開閉器ケースに対
するパッキン組付け部分の成形加工が極めて簡単である
と共に、パッキン組付け部分成形のための専用部材を必
要とせず、このため部品の保守・管理に要する労力を皆
無とすることができ、もって製造上および取扱上の経費
の大幅な削減を達成することができる。
開閉器ケースに形成されたパッキン組付け部分は、上方
および外側にその表面全域を完全に開放した構造となっ
ているので、保護塗膜の塗布成形が簡単でかつ確実なも
のとなり、もって開閉器ケースのパッキン取付け部にお
ける保護塗膜の不良による発錆を確実に防止することが
できる。
パッキンの係止突起を、係合片と係止片とにより構成し
た場合には、パッキンの弾力を利用した開閉器ケースに
対する組付き維持作用により、パッキンの開閉器ケース
に対する組付きを強固に安定したものとすることがで
き、もって開閉器ケースの蓋体による密閉達成および保
持を、確実にかつ安定して達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す分解斜視図である。 第2図は、第1図に示した実施例の、閉鎖状態時におけ
る要部縦断面図である。 第3図は、パッキンの係止突起の実施例を示す部分拡大
図で、第3図(a)は平面図、第3図(b)は縦断面図
である。 第4図は、従来例を示す分解斜視図である。 第5図は、第4図に示した従来例の閉鎖状態時における
要部縦断面図である。 符号の説明 1;開閉器ケース、1a;ケース本体、1b;内鍔、1c;口筒、1
d;切欠き、1e;押さえ板、2;パッキン、2a;主体リング、
2b;係止突起、2c;係合片、2d;係止片、3;蓋体、3a;本体
板、3b;周壁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底筒形状をしたケース本体(1a)の上端
    に内鍔(1b)を周設し、該内鍔(1b)の内周縁から短筒
    形状の口筒(1c)を起立連設し、該口筒(1c)の上半分
    に間隔をおいて複数の切欠き(1d)を形成した開閉接点
    等の開閉器機能部を収納する開閉器ケース(1)と、 前記口筒(1c)に外装されて前記内鍔(1b)上に搭載さ
    れ、前記口筒(1c)の高さよりも大きい太さを有するリ
    ング形状をした主体リング(2a)の内周に、前記切欠き
    (1d)に上方から係合する係止突起(2b)を一体に突設
    した軟質弾性材料製のパッキン(2)と、 該パッキン(2)に上方から密に弾接して、前記開閉器
    ケース(1)を密閉する蓋体(3)と、 から成る開閉器。
  2. 【請求項2】パッキン(2)の係止突起(2b)を、口筒
    (1c)の切欠き(1d)に係合できる太さで、前記口筒
    (1c)壁厚よりもわずかに小さい長さの係合片(2c)の
    先端に、前記切欠き(1d)よりも充分に大きい幅の係止
    片(2d)を一体に連設して構成した請求項1に記載の開
    閉器。
JP5832090U 1990-06-01 1990-06-01 開閉器 Expired - Fee Related JPH0715079Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5832090U JPH0715079Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5832090U JPH0715079Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 開閉器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0416840U JPH0416840U (ja) 1992-02-12
JPH0715079Y2 true JPH0715079Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31583822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5832090U Expired - Fee Related JPH0715079Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715079Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10255600A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Toko Electric Co Ltd 開閉器
JP2012013149A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Icom Inc パッキン構造

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3302562B2 (ja) * 1996-04-25 2002-07-15 東光電気株式会社 開閉器
JP4698138B2 (ja) * 2003-10-28 2011-06-08 三洋電機株式会社 電気かみそり

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10255600A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Toko Electric Co Ltd 開閉器
JP2012013149A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Icom Inc パッキン構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0416840U (ja) 1992-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5021305A (en) Battery terminal seal
US4920018A (en) Battery terminal seal
JPH02242752A (ja) 罐蓋閉鎖部材
JPH0419096B2 (ja)
JPH0715079Y2 (ja) 開閉器
JP2001072116A (ja) 電気接続箱
JPH07156955A (ja) 容器のキャップ装置
JPS6112717Y2 (ja)
JPH0243252U (ja)
JP3302562B2 (ja) 開閉器
JP2508977Y2 (ja) 端子保護キャップ
JPH0511651Y2 (ja)
JPH0647817Y2 (ja) 密封容器
JPH09151475A (ja) 防水防臭型フロアハッチ
JPH0539550Y2 (ja)
JP2598823Y2 (ja) 密封コンパクト容器
JP2553934Y2 (ja) 電気機器ケーブル引出し部の防水構造
JP2720940B2 (ja) 電気部品収納ケース
JP2604107Y2 (ja) 電装品収納装置
JPH0134154Y2 (ja)
JPH0348162U (ja)
JPH0352679Y2 (ja)
JPH0752357Y2 (ja) エンジンヘッドカバーのプラグチューブガスケット
JPH039550Y2 (ja)
JPS6243572Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees