JPH0539550Y2 - - Google Patents

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JPH0539550Y2
JPH0539550Y2 JP1647088U JP1647088U JPH0539550Y2 JP H0539550 Y2 JPH0539550 Y2 JP H0539550Y2 JP 1647088 U JP1647088 U JP 1647088U JP 1647088 U JP1647088 U JP 1647088U JP H0539550 Y2 JPH0539550 Y2 JP H0539550Y2
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fuse tube
prevention plate
insulator
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fuse
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は本体碍子に蓋体碍子が開閉自在に取付
けられ、前記蓋体碍子の内側にヒユーズ筒が着脱
可能に装着され、前記蓋体碍子の回動中心近傍に
可撓性材料からなる雨水侵入防止板が蓋体碍子の
開放時に前記ヒユーズ筒の基端と当接する状態に
固定されたカツトアウトスイツチに関するもので
ある。
(従来の技術) 従来この種のカツトアウトスイツチにおいて
は、雨水侵入防止板はゴム製で平板状に形成され
ていた(例えば、実開昭53−84036号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) この種のカツトアウトスイツチにおいては、ヒ
ユーズ筒に内装されたヒユーズの取替え作業に際
し、第7図bに示すように蓋体碍子71を開放
し、操作棒(図示せず)にてヒユーズ筒72を一
旦矢印P方向に押し上げ、ヒユーズ筒72の上部
電極74と蓋体碍子側の挾持金具75との係合を
外した後、A位置へ持ち上げ、蓋体碍子71より
ヒユーズ筒を抜き取り、ヒユーズ交換後再び前記
動作の逆手順にて装着するようにしている。
ところが、従来の雨水侵入防止板73はこのヒ
ユーズ筒72との接触部分が平面状に形成されて
いるため、ヒユーズ筒72の端部と雨水侵入防止
板73との接触面積が大きくなりその摩擦抵抗も
大きくなるため、前記ヒユーズ筒72の上部電極
74と挾持金具75との係脱時におけるヒユーズ
筒72の上下動に伴い第7図bに示すように下動
に際し、雨水侵入防止板73が追従して撓み、蓋
体碍子71の装着動作を妨げる方向に作用する力
が大きくなり、ヒユーズ筒72の装着作業がやり
にくいという問題がある。又、雨水侵入防止板7
3とヒユーズ筒72との摩擦抵抗が大きいため雨
水侵入防止板73が傷付きやすいという問題もあ
る。
本考案は前記問題点に鑑みてなされたものであ
つて、その目的はヒユーズ筒の着脱作業時にヒユ
ーズ筒と雨水侵入防止板との摩擦抵抗を小さくし
て作業性を向上させるとともに、雨水侵入防止板
に傷がつくのを防止することができるカツトアウ
トスイツチを提供することである。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため本考案においては、
蓋体碍子の回動中心近傍に蓋体碍子の開放時にヒ
ユーズ筒の基端と当接する状態に固定された可撓
性材料からなる雨水侵入防止板の内面に多数の凸
部を設けた。
(作用) 前記のように構成されたカツトアウトスイツチ
では、ヒユーズ筒の着脱作業時に、ヒユーズ筒の
端部と雨水侵入防止板との摩擦抵抗が小さくな
り、作業性が向上するばかりでなく、雨水侵入防
止板が傷付くことが防止される。
(実施例) 以下、本考案を具体化した一実施例を図面に従
つて説明する。磁器製の本体碍子1には隔壁2で
区画された電極室3,4が形成され、両電極室
3,4内にはそれぞれ固定電極5,6及び消弧室
7,8が設けられている。本体碍子1の開放側に
は、蓋体碍子9がその基端に突設された取付部1
0において支軸11を介して開閉自在に取付けら
れている。蓋体碍子9の内側先端部寄りには挾持
金具12及び係止金具13が固定され、前記固定
電極5,6にそれぞれ挾入可能な一対の接触刃1
4a,14bを備えたヒユーズ筒15が両金具1
2,13を介して蓋体碍子9に対して着脱可能に
装着されている。
ヒユーズ筒15は第4図に示すように、エポキ
シ樹脂製の絶縁筒16の先端(第4図の右側)に
上部電極金具17が、中央から基端寄りに下部電
極金具18がそれぞれ嵌挿されるとともにエポキ
シ系接着剤により固着されている。又、両電極金
具17,18間にはポリエステル樹脂製の絶縁筒
19が嵌挿されるとともに、その両端部が前記各
電極17,18の一端外周部に嵌挿されるととも
にエポキシ系接着剤により固着されている。上部
電極金具17には一方の接触刃14aが突設され
るとともに、ヒユーズ筒キヤツプ20が螺着され
ている。下部電極金具18は前記絶縁筒19寄り
に接触刃14bが突設され、他端外周面に雄ねじ
部21が形成されるとともに同雄ねじ部21と直
交する状態にヒユーズ素子Fのリード線Lの通過
を許容する溝22が形成されている。又、下部電
極金具18の接触刃14bと前記雄ねじ部21の
ほぼ中間位置には蓋体碍子9の閉成時に前記一方
の消弧室8の外壁と当接するフランジ部23が膨
出形成され、同フランジ部23の接触刃14b寄
りと反対側にはゴム製の侵入防止板24が嵌合固
定されている。第5図に示すように侵入防止板2
4はその両側部及び第5図における下部が蓋体碍
子9の内周面に当接するようになつている。
絶縁筒16の基端外周面と、下部電極金具18
の内面との間に設けられた収容部25内には圧縮
ばね26が収容されるとともに、表示筒27の一
端が遊嵌されている。表示筒27は、一端が上部
電極17に止着され他端が表示筒27と係合する
状態で折曲られるとともに前記溝22を通つて下
部電極金具18の外側に導出されヒユーズ締付ね
じ28により締付固定されたヒユーズ素子Fの張
力により、圧縮ばね26の弾性力に抗して表示部
27aが前記雄ねじ部21に螺着された絶縁筒2
9内に収容される状態に保持されている。下部電
極金具18には前記溝22の端部と連続する収容
凹部30が形成され、同収容凹部30内にはヒユ
ーズ素子Fのリード線Lが嵌合される嵌合溝31
aを備えたゴム製のガスバツク防止部材31が嵌
着固定されている。
本体碍子1には蓋体碍子9の回動中心すなわち
前記支軸11の近傍にL字形に屈曲形成されたゴ
ム製の雨水侵入防止板32が、蓋体碍子9の開放
時に前記ヒユーズ筒15の基端すなわち絶縁筒2
9の端部と当接する状態に固定されている。雨水
侵入防止板32はその外面屈曲部付近に一対の嵌
合突起33が突設され、同嵌合突起33が本体碍
子1に形成された嵌合孔34に嵌合固着されてい
る。雨水侵入防止板32の内面には多数の凸部と
しての凸条35がヒユーズ筒15の軸線方向に対
して45度の角度をなす状態で多数形成されてい
る。又、雨水侵入防止板32には前記凸条35が
形成された部分と反対側端部に円弧状の係合凹部
36が形成され、同係合凹部36が前記ガスバツ
ク防止部材31の上面に当接されている。
次に前記のように構成されたカツトアウトスイ
ツチの作用を説明する。第1図に示すように蓋体
碍子9が閉じた状態では、雨水侵入防止板32が
蓋体碍子9の基端取付部10及び絶縁筒29の突
出端を覆う状態に配置され、雨水の侵入が防止さ
れる。
ヒユーズ筒15の交換作業は第7図aに示すよ
うに蓋体碍子9が開放された状態で行われる。ヒ
ユーズ筒15を取外す場合には上部電極金具17
の両側に突設された係合凸部17aと挾持金具1
2との係合を解除するためヒユーズ筒15をまず
矢印P方向に移動し、次いで第7図aにCで示す
位置へと回動させて取外す。一方、装着作業時は
前記とは逆に第7図aのCからDへと回動操作し
た後、矢印Q方向へ力を加えて上部電極金具17
が挾持金具12及び係止金具13の所定位置と係
合する状態に移動させる。このヒユーズ筒15の
交換作業時にヒユーズ筒15の端部すなわち絶縁
筒29の端部が雨水侵入防止板32の内面と当接
した状態で移動される。従来の雨水侵入防止板は
内面が平坦であつたため、前記のようにヒユーズ
筒端部と雨水侵入防止板との摩擦抵抗が大きく特
にヒユーズ筒の装置作業時に雨水侵入防止板が湾
曲し、そのためヒユーズ筒の装着方向への移動を
妨げる力が大きく作用した。ところが、この考案
の雨水侵入防止板32ではその内面に多数の凸条
35が形成されているため絶縁筒29と雨水侵入
防止板32との接触面が小さく摩擦抵抗が小さく
なり、雨水侵入防止板32はヒユーズ筒15の移
動に伴い取付部10から離間する方向に移動され
ヒユーズ筒15に対する反力は小さく作業が容易
となる。
蓋体碍子9が閉じた状態では、下部電極金具1
8に形成されたフランジ部23の端面が消弧室8
の端部と当接し、フランジ部23より基端側と先
端側とをほぼ確実に隔絶した状態に保持する。こ
の状態で過電流によりヒユーズ素子Fが溶断する
と、ヒユーズ素子Fの張力により圧縮ばね26の
弾性力に抗して所定位置に保持されていた表示筒
27が圧縮ばね26の弾性力により表示部27a
が絶縁筒29外に突出する位置に移動される。
又、ヒユーズ素子Fが溶断すると、ヒユーズ筒1
5内には大きなガス圧が生じるとともに、遮断時
のガスの逆流が生じる。ガスの逆流はヒユーズ筒
15内のみならず、ヒユーズ筒15の外側を迂回
してヒユーズ筒15と蓋体碍子9との〓間S1及
び本体碍子1とヒユーズ筒15との〓間から侵入
しようとする。ヒユーズ筒15内に逆流したガス
流の一部が溝22を通つてヒユーズ筒15の外面
に侵入しようとするが、ガスバツク防止部材31
によりその侵入が阻止される。すなわち、この実
施例のヒユーズ筒15を使用した場合には遮断時
のガス流の逆流による各部の損傷、汚損及び遮断
不能を確実に防止することができる。
又、蓋体碍子9とヒユーズ筒15との〓間から
侵入しようとする塩、塵埃は侵入防止板24によ
りその侵入が阻止される。さらに、本体碍子1と
ヒユーズ筒15との〓間から侵入しようとする
塩、塵埃は雨水侵入防止板32の折曲部32aに
より侵入が防止される。
さらに、下部電極金具18側に設けられた接触
刃14bの先端が斜状に形成されているため、蓋
体碍子9の回動中心すなわち支軸11からの距離
を短かくできカツトアウトスイツチ全体のコンパ
クト化が可能となる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、雨水侵入防止板32の内面に凸
条35に変えて多数の突起を設けてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によればヒユーズ
筒の着脱作業時におけるヒユーズ筒端部と雨水侵
入防止板との摩擦抵抗が小さくなり着脱作業が容
易となるとともに、雨水防止板が傷付くことが防
止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はカツトアウトスイツチの断面図、第2
図は雨水侵入防止板の斜視図、第3図は第2図の
A−A線拡大断面図、第4図はヒユーズ筒の断面
図、第5図は同じく側面図、第6図はヒユーズ筒
の部分分解斜視図、第7図aはヒユーズ筒装着時
の作用を示す側面図、第7図bは従来装置におけ
るヒユーズ筒装着時の作用を示す側面図である。 本体碍子……1、蓋体碍子……9、ヒユーズ筒
……15、雨水侵入防止板……32、凸部として
の凸条……35。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体碍子1に蓋体碍子9が開閉自在に取付けら
    れ、前記蓋体碍子9の内側にヒユーズ筒15が着
    脱可能に装着され、前記蓋体碍子9の回動中心近
    傍に可撓性材料からなる雨水侵入防止板32が蓋
    体碍子9の開放時に前記ヒユーズ筒15の基端と
    当接する状態に固定されたカツトアウトスイツチ
    において、前記雨水侵入防止板32の内面に多数
    の凸部35を設けたことを特徴とするカツトアウ
    トスイツチ。
JP1647088U 1988-02-10 1988-02-10 Expired - Lifetime JPH0539550Y2 (ja)

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JP1647088U JPH0539550Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JP1647088U JPH0539550Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JPH01121241U JPH01121241U (ja) 1989-08-17
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JP2510353Y2 (ja) * 1989-12-14 1996-09-11 エナジーサポート株式会社 箱形カットアウト
JP2538832Y2 (ja) * 1990-10-29 1997-06-18 日本高圧電気株式会社 耐塩用高圧カットアウト

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