JP2720940B2 - 電気部品収納ケース - Google Patents

電気部品収納ケース

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JP2720940B2
JP2720940B2 JP4094404A JP9440492A JP2720940B2 JP 2720940 B2 JP2720940 B2 JP 2720940B2 JP 4094404 A JP4094404 A JP 4094404A JP 9440492 A JP9440492 A JP 9440492A JP 2720940 B2 JP2720940 B2 JP 2720940B2
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JP
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修美 伊藤
博 土屋
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水構造の電気部品収
納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば屋外設置用の照明器具において
は、点灯装置等の電気部品を雨水等から保護するため
に、点灯装置等の電気部品を、防水構造を採用した電気
部品収納ケース内に収納して器具本体に取り付けるよう
にしている。
【0003】そして、従来の電気部品収納ケースとして
は、たとえば図6および図7に示す構成が採られてい
る。この図6および図7に示す構成は、筒状のケース本
体1と、このケース本体1の両端部に被着される一対の
キャップ体2と、ケース本体1を器具本体に取り付ける
ための取付板3とを備えている。
【0004】そして、ケース本体1内に電気部品を収納
し、ケース本体1の両端部に接着剤を塗布してキャップ
体2を嵌合し、接着剤が硬化した後、ケース本体1とキ
ャップ体2との間にシリコン封止剤を塗布してケース本
体1の両端部を密閉する。
【0005】また、リング状のワッシャ4を嵌合した複
数の取付ねじ5を、取付板3を通じてケース本体1の下
面に螺着することにより、取付板3をケース本体1に固
定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電気部
品収納ケースの構造では、ケース本体1とキャップ体2
との固定および封止のために用いる接着剤およびシリコ
ン封止剤をそれぞれ乾燥させる乾燥工程を必要とし、ケ
ース組立に長時間を要する。
【0007】また、シリコン封止剤の塗布不良やピンホ
ールの発生に起因し、防水性能の信頼性に問題がある。
しかも、取付ねじ5のねじ溝を通じてケース本体1の内
部に水が侵入するおそれがあり、防水性能の信頼性に問
題がある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ケース組立を比較的短時間に可能とし、防水性能の
信頼性の高い電気部品収納ケースを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電気部品収納ケ
ースは、両端に開口部が形成された筒状で、外周面に外
部に連通する連通部を有し前記開口部と交差する方向の
溝部が形成され、内部に電気部品を収納するケース本体
と、このケース本体の開口部に挿嵌されこの開口部を閉
塞する前記開口部の断面形状よりやや大きい形状の挿嵌
部を有するパッキングと、このパッキングを前記開口部
に閉塞状態に保持し、取付ねじ前記ケース本体の溝部
に螺着されて開口部に締付け固定される端板とを備えた
ものである。
【0010】
【作用】本発明は、ケース本体内に電気部品を収納し、
このケース本体の開口部にパッキングの挿嵌部を弾性変
形させて挿嵌し、パッキングがケース本体の開口部を閉
塞し、取付ねじをケース本体の外周面の外部に連通した
溝部に螺着することにより、ボルトおよびナットなどの
締め付け部品が不要になるとともに、溝部はケース本体
の外周面に形成されているのでシール性も低下せず、取
付ねじを溝部に螺着する際も連通部から削りかすなどが
排出されて溝部に詰まることなく、端板をケース本体の
開口部にそれぞれ締付け固定、パッキングの挿嵌部に
よりケース本体の開口部を水密に閉塞させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の電気部品収納ケースの一実施
例の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0012】図1において、10はケース本体で、このケ
ース本体10は内部が中空で両端に開口部11を有し、たと
えばアルミニウム等の金属材料または合成樹脂材料等に
より製作され、断面長方形枠の筒状に形成されていると
ともに、断面の底辺両端および上辺中央に長手方向に沿
って3本の溝部12が形成されている。これら各溝部12
は、筒内側に突出する円弧状の孔縁部13内に形成された
円筒部14と、この円筒部14と筒外面とに連通する連通部
15とから構成されている。また、ケース本体10は押出し
成形で製作すると、連通部15を形成したことにより、押
出し成形の型が、簡単かつ耐久性のよい構造にできる。
【0013】また、21は端板で、この端板21はケース本
体10の長手方向両端部の開口部11に一対取り付けられ
る。そして、この端板21は、たとえば金属製または合成
樹脂製で、ケース本体10の開口部11を覆う端板部22と、
この端板部22の周縁部から突出してケース本体10の端部
周面に嵌合されるとともに補強用のフランジ部23とから
略キャップ状に形成されている。また、この端板部22の
3箇所には、各溝部12の円筒部14と同軸となり連通する
取付孔24が貫通形成されている。そして、取付ねじ25を
端板部22の外面側から各取付孔24を通じてケース本体10
の溝部12の円筒部14に螺着することにより、端板21をケ
ース本体10の開口部11に閉塞状態にそれぞれ締付け固定
できるようになっている。
【0014】さらに、一方の端板21の端板部22には、リ
ード線26を複数挿通するリード線挿通孔27および1本挿
通するリード線挿通孔28が穿設されている。
【0015】また、端板21のフランジ部23の一辺には被
取付部へ取り付けるための取付部としての取付片29が突
設され、この取付片29に取付孔30が形成されている。
【0016】そして、31はパッキングで、このパッキン
グ31はたとえばクロロプレン製で、ケース本体10の開口
部11の断面形状よりやや大きめの相似形状で厚肉の挿嵌
部32と、この挿嵌部32の一端側に設けられケース本体10
の端部と端板21との間に介在される鍔状の鍔部33とにて
一体に形成されている。また、挿嵌部32の周囲には、孔
縁部13の形状に対応して内側に切り欠かれた凹部34が形
成されているとともに、この凹部34に対応する鍔部33に
は、各溝部12の円筒部14と同軸となり連通する挿通孔35
が形成されている。
【0017】また、リード線挿通孔27,28を有する一方
の端板21側のパッキング31には、リード線挿通孔27,28
の位置に対応してリード線26を1本ずつ挿通するリード
線挿通孔36が複数穿設され、鍔部33側のリード線挿通孔
36の周囲にはそれぞれ環状突部37が突出形成されるとと
もに、リード線挿通孔36の挿嵌部32側にはテーパ面が形
成されている。
【0018】さらに、41はコ字状に折曲形成された取付
具で、この取付具41の長手方向の長さは、ケース本体10
の長さから2つのパッキング31の挿嵌部32の厚さを引い
た長さよりやや長く形成されている。そして、取付具41
には、点灯装置などの電気部品42が装着されている。ま
た、ケース本体10に取付具41を装着させるとき、ケース
本体10の内面に挿嵌せしめて装着させるとよい。
【0019】次に、上記実施例の作用を説明する。
【0020】まず、電気部品収納ケースの組み立てにつ
いては、ケース本体10内に開口部11から電気部品42が装
着された取付具41を収納し、パッキング31のリード線挿
通孔35に、リード線26を挿通しておく。次に、パッキン
グ31の凹部34をケース本体10の孔縁部13に位置合わせ
し、ケース本体10の開口部11の部分にパッキング31の挿
嵌部32を圧縮して弾性変形させて挿入し、鍔部33をケー
ス本体10の端部に接触させる。また、両端の開口部11に
パッキング31を挿嵌することにより、取付具41を挿嵌部
32,32間に当接位置させて、図3に示すように、挿嵌部
32,32により取付具41の位置決め、固定を行なう。そし
て、端板21のリード線挿通孔27,28にそれぞれ対応する
リード線26を挿通させ、フランジ部23の内側にパッキン
グ31の鍔部33をそれぞれ嵌合し、端板21およびケース本
体10間に鍔部33を位置させて端板21およびケース本体10
にパッキング31の鍔部33を挟持する。
【0021】そして、図4に示すように、取付ねじ25を
端板21の各取付孔24およびパッキング31の挿通孔35を通
じてケース本体10の溝部12の円筒部14に螺着し、ケース
本体10の両端面に端板21を締付け固定する。このとき、
溝部12の筒外面と連通する連通部15を設けたので、取付
ねじ25を溝部12に螺着するときに出るアルミ片等が溝部
12に詰まることなく螺着できる。
【0022】この端板21の締付け固定により、パッキン
グ31が弾性変形しパッキング31の鍔部33を介在してケー
ス本体10の端面と端板21とに密着し、ケース本体10の開
口部11を密閉することができる。
【0023】以上のように、押出し成形された溝部12を
有するケース本体10を用い、このケース本体10の両端部
にパッキング31を介して端板21を締付け固定することに
より、パッキング31の挿嵌部32の復元力により、パッキ
ング31がケース本体10の内面に面接触し、かつ、パッキ
ング31の鍔部33が端板21とケース本体10の開口部11の端
部との間で密着して取り付けられるので、ケース本体10
とパッキング31とが水密になるため、従来の防水構造を
用いた収納ケースに比べて、ケース組立を比較的短時間
に行なうことができ、生産効率を向上できる。
【0024】また、パッキング31の挿通孔35の縁部が締
付け力により変形して取付ねじ25のねじ溝形状に沿って
圧着するため、ねじ溝を伝わってケース本体10内に水が
侵入するのを防止でき、しかも、取付ねじ25は、ケース
本体10の内側には連通開口していない溝部12に螺着され
るため、ケース本体10内に水が侵入するのを確実に防止
でき、防水性能の信頼性を高めることができる。
【0025】なお、図5は屋外設置用の照明器具への収
納ケースの適用例を示している。電気部品42を収納した
電気部品収納ケースを器具本体51の内側に嵌合配置し、
器具上面からねじ52を各取付片29の取付孔30に挿通し、
そのねじ52にナット53を螺着することにより、収納ケー
スを器具本体51に取り付けることができる。
【0026】また、収納ケースの器具本体51への取り付
けは、ねじ52等による他、締付けバンド等により収納ケ
ースを器具本体51に取り付ける方法でもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の電気部品収納ケースによれば、
ケース本体内に電気部品を収納し、このケース本体の開
口部にパッキングの挿嵌部を弾性変形させて挿嵌し、
ッキングがケース本体の開口部を閉塞し、取付ねじをケ
ース本体の外周面の外部に連通した溝部に螺着すること
により、ボルトおよびナットなどの締め付け部品が不要
になるとともに、溝部はケース本体の外周面に形成され
ているのでシール性も低下せず、取付ねじを溝部に螺着
する際も連通部から削りかすなどが排出されて溝部に詰
まることなく、端板をケース本体の開口部にそれぞれ締
付け固定するため、パッキングの挿嵌部によりケース本
体の開口部を水密に閉塞させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気部品収納ケースの一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】同上組立状態を示す斜視図である。
【図3】同上ケース本体の端部近傍を示す一部を切り欠
いた斜視図である。
【図4】同上ケース本体の端部近傍を示す断面図であ
る。
【図5】同上収納ケースを適用した照明器具の斜視図で
ある。
【図6】従来例の電気部品収納ケースを示す分解斜視図
である。
【図7】同上組立状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ケース本体 11 開口部 21 端板 31 パッキング 32 挿嵌部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に開口部が形成された筒状で、外周
    面に外部に連通する連通部を有し前記開口部と交差する
    方向の溝部が形成され、内部に電気部品を収納するケー
    ス本体と、 このケース本体の開口部に挿嵌されこの開口部を閉塞す
    る前記開口部の断面形状よりやや大きい形状の挿嵌部を
    有するパッキングと、 このパッキングを前記開口部に閉塞状態に保持し、取付
    ねじ前記ケース本体の溝部に螺着されて開口部に締付
    け固定される端板とを備えたことを特徴とする電気部品
    収納ケース。
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JPH0828585B2 (ja) * 1993-12-10 1996-03-21 日本電気株式会社 屋外用通信機器の取付け装置
CN103414051B (zh) * 2013-07-24 2015-09-02 苏州佳世达电通有限公司 一种移动终端

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