JPH07150593A - 油圧ショベルの保護装置 - Google Patents

油圧ショベルの保護装置

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JPH07150593A
JPH07150593A JP33005993A JP33005993A JPH07150593A JP H07150593 A JPH07150593 A JP H07150593A JP 33005993 A JP33005993 A JP 33005993A JP 33005993 A JP33005993 A JP 33005993A JP H07150593 A JPH07150593 A JP H07150593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
convex member
hydraulic excavator
protection device
opening window
illuminating lamps
Prior art date
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Pending
Application number
JP33005993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Eda
賢次 枝
Katsuyuki Nishida
勝幸 西田
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術の油圧ショベルでは旋回時や後退時
に、上部旋回体の後面側の左右角部に設けた照明灯を他
の障害物に衝突させて破損することが多かった。またプ
ロテクタを設けた油圧ショベルでは、そのプロテクタを
構築物等に干渉させて傷つけることがあった。また上記
プロテクタを上部旋回体のフレームなどに取付けている
ので、その取付強度が弱かった。これを解決する。 【構成】 本発明の油圧ショベルの保護装置では、上部
旋回体後部に装着しているカウンタウエイトの側面から
後面にわたって、その外周面より外側へ突出する合成樹
脂材又はゴム材の凸部材を設けるとともに、カウンタウ
エイトに設けている照明灯の位置に対応する凸部材の部
分に、開口窓穴を開穿せしめて構成した。また上記凸部
材の開口窓穴に、照射光穴を開穿したレンズガード板、
又は透明な硬質合成樹脂材のレンズガード板を取付ける
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として上部旋回式油
圧ショベルなど建設機械,作業車両の後面側の左右角部
に設けられる保護装置。
【0002】
【従来の技術】図6は、実開平3−99065号公報に
記載されている油圧ショベルの上部旋回体1の背面斜視
図である。図6における油圧ショベルでは、ボンネット
2の後部側の下縁部にカウンタウエイト3を設け、上記
ボンネット2の両側縁部にカウンタウエイトを兼用した
プロテクタ4を配置している。
【0003】図7は、実開平4−16065号公報に記
載された油圧ショベルの後面図である。図において、5
は油圧ショベルの下部走行体、6は上部旋回体、7は上
部旋回体6のエンジンフード、8,8は左右一対のプロ
テクタである。図7における油圧ショベルでは、エンジ
ンフード7の側面から後面のコーナを含む下側に切欠き
部を設け、その切欠き部に湾曲状のプロテクタ8,8を
設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来より油圧ショベル
の後面側の左右角部には、旋回フラッシャと呼ばれてい
る旋回警報用照明装置や後部作業灯などが設けられてい
る。しかし油圧ショベルの旋回時や後退時に、上部旋回
フラッシャや後部作業灯を他の障害物に衝突させて破損
することが多かった。また上部旋回体の後面側の左右角
部にプロテクタを設けているが、そのプロテクタを外部
の構築物に衝突させて、その構築物を損傷させることが
あった。また従来技術の油圧ショベルでは上記プロテク
タを上部旋回体のフレームや、外周面部のガード板に取
付けているので、その取付強度とプロテクタ自体の強度
が弱かった。本発明は、上記の問題点を解決できる保護
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の保護装置では、
上部旋回体の後部の左右に照明灯をそなえている油圧シ
ョベルにおいて、上部旋回体の側面から後面にわたって
その車体外周面より外側へ突出する凸部材を設けるとと
もに、上部旋回体に設けている照明灯の位置に対応する
凸部材の部分に、開口窓穴を開穿せしめて構成した。ま
た、上記凸部材の材料に合成樹脂材又はゴム材を用い
た。また上記凸部材を、上部旋回体の後部に装備したカ
ウンタウエイトに取付けた。また上記凸部材の開口窓穴
に、照明灯の照射光穴を開穿したレンズガード板、又は
透明な硬質の合成樹脂材で形成したレンズガード板を取
付けるようにした。
【0006】
【作用】本発明の保護装置では、凸部材を、上部旋回体
の側面から後面にわたって車体外周面より寸法lだけ外
側へ突出させたので、上記凸部材の中央外周面部付近は
上部旋回体の後端旋回半径よりも若干大径になる。しか
も凸部材に照明灯用の開口窓穴を形成したので、照明灯
の部分の周囲を覆うことができた。したがって油圧ショ
ベルの旋回時または後退時に照明灯の部分付近を他の障
害物に衝突させたとき、照明灯の損傷を防止することが
できる。また上記凸部材を非金属の合成樹脂材又はゴム
材で形成したので、その凸部材を外部の構築物などに干
渉させたとき、その構築物の損傷を最小限に抑えること
ができる。また上記凸部材を強固なカウンタウエイトに
対して取付けたので、取付強度が大であるとともに合成
樹脂材である凸部材の強度もたかめることができる。ま
た凸部材の開口窓穴に複数個の照射光穴を開穿したレン
ズガード板、又は透明な硬質の合成樹脂材で形成したレ
ンズガード板を取付けたので、たとえば棒状の他の障害
物が上記開口窓穴の部分に当接しても、レンズガード板
の存在により照明灯の損傷を防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明の保護装置を装備した油圧シ
ョベルの要部側面図である。図において、9は油圧ショ
ベルの上部旋回体、11,12はそれぞれ照明灯(詳し
くは照明灯11が旋回警報用照明灯で、照明灯12が後
部作業灯である)、13は凸部材、14,15は凸部1
3に開穿した開口窓穴、16は凸部材13をカウンタウ
エイト10に締付固定しているボルト、17は凸部材1
3に形成したボルト16用のざぐり穴部である。図2
は,本発明の保護装置を装備した油圧ショベルの要部斜
視図である。図において、18は油圧ショベルの下部走
行体、19は上部旋回体9の外周面部のガード、13は
凸部材(凸部材13は左右両側に対称に設けられている
が、図2では右側の凸部材13が見えない)である。図
3は、図1のA−Aより見た要部断面図である。図4
は、本発明における凸部材13の開口窓穴14及び15
にレンズガード板20を取付けた状態を示す要部側面図
である。図において、21はレンズガード板20に開穿
した複数個の照射光穴である。図5は、図4のB−Bよ
り見た要部断面図である。図において、22は凸部材1
3の開口窓穴14に対してレンズガード板20を取付け
るための取付具、23は取付具22を凸部材13に締付
固定するためのボルトである。
【0008】次に、本発明の保護装置の構成を図1〜図
5について述べる。本発明では、上部旋回体9の側面か
ら後面にわたってその車体外周面イ(図3に示す)より
外側へ寸法lだけ突出する凸部材13を設けるととも
に、上部旋回体9に設けている照明灯11,12の位置
に対応する凸部材13の部分に、開口窓穴14,15を
開穿せしめて構成した。また、上記凸部材13の材料を
ジシクロペンタジエン樹脂,ウレタン樹脂等の合成樹脂
材又はゴム材を用いた。また上記凸部材13を、上部旋
回体9の後部に装備したカウンタウエイト10に取付け
た。また上記凸部材13の開口窓穴14,15に、照明
灯11,12の照射光穴21を開穿したレンズガード板
20、又は透明な硬質のポリカーボネート等合成樹脂材
で形成したレンズガード板(この合成樹脂材のレンズガ
ード板は図示していない)を取付けるようにした。
【0009】次に、本発明の保護装置の作用について述
べる。本発明では、凸部材13を上部旋回体9の側面か
ら後面にわたって車体外周面より寸法l(図3に示す)
だけ外側へ突出させたので、上記凸部材13の中央外周
面部付近は上部旋回体9の後端旋回半径(図示していな
い)よりも若干大径になる。しかも凸部材13に照明等
11,12用の開口窓穴14,15を形成したので、照
明灯11,12の部分の周囲を覆うことができた。した
がって油圧ショベルの旋回時または後退時に照明灯1
1,12の部分付近を他の障害物に衝突させたとき、照
明灯11,12の損傷を防止することができる。
【0010】また上記凸部材13を非金属の合成樹脂材
又はゴム材で形成したので、油圧ショベルの旋回時また
は後退時に上記凸部材13を塀(構築物)等に干渉させ
たとき、その干渉相手を傷付けることが少なくなる。ま
た、凸部材13の重量が軽いので、工場又は現地取付工
事が容易であるし、また1人の作業者によって取付けを
行うことができる。また凸部材13が可撓性を有するの
で、車体外周面部の取付面形状が三次元曲面であって
も、ボルト締付調整により取付合せ面の隙間管理を容易
に行うことができる。
【0011】また上記凸部材13をカウンタウエイト1
0に取付けたので、カウンタウエイト10の後面側左右
の後端旋回半径付近の部分を充分に保護することができ
る。また凸部材13をカウンタウエイト10に対し、取
付けの隙間をなくするか又は隙間を微小にして取付ける
ことにより、その取付強度が大であるとともに、合成樹
脂材である凸部材13の強度もたかめることができる。
なお凸部材13の厚さはその機能及び性質上、平均15
mm以上の厚肉部材にすればより十分の効果を得ること
ができる。また凸部材13の材料の合成樹脂材は先に述
べたものに限らず、ナイロン樹脂,ポリプロピレン樹
脂,ポリエチレン樹脂等種々のものが考えられる。
【0012】また上記凸部材13の開口窓穴14,15
にレンズガード板20を取付けたので、たとえば棒状の
他の障害物が上記開口窓穴14,15の部分に当接して
も、レンズガード板20の存在により照明灯11,12
の損傷を防止することができる。またレンズガード板2
0には複数個の照射光穴21を開穿しているので、照明
灯11,12を点灯したときに上記複数個の照射光穴2
1を通して照射を行うことができる。また透明な硬質の
レンズガード板を取付けた保護装置では照明灯11,1
2の照射光を妨げることなく、他の障害物に対してガー
ドのはたらきをすることができる。
【0013】
【発明の効果】従来技術の油圧ショベルでは旋回時や後
退時に、上部旋回体の後面側の左右角部に設けた照明灯
を他の障害物に衝突させて破損することが多かった。ま
たプロテクタを設けた油圧ショベルでは、そのプロテク
タを構築物等に干渉させて傷つけることがあった。また
上記プロテクタを上部旋回体のフレームやガード板に取
付けているので、その取付強度が弱かった。しかし本発
明の保護装置では、凸部材を、上部旋回体の側面から後
面にわたって車体外周面より寸法lだけ外側へ突出させ
たので、上記凸部材の中央外周面部付近は上部旋回体の
後端旋回半径よりも若干大径になる。しかも凸部材に照
明灯用の開口窓穴を形成したので、照明灯の部分の周囲
を覆うことができた。したがって油圧ショベルの旋回時
または後退時に照明灯の部分付近を他の障害物に衝突さ
せたとき、照明灯の損傷を防止することができる。また
上記凸部材を非金属の合成樹脂材又はゴム材で形成した
ので、その凸部材を外部の塀(構築物)等に干渉させた
とき、その干渉相手を傷付けることが少なくなる。また
凸部材の重量が軽いので、工場又は現地取付工事が容易
であるし、また1人の作業者によって取付けを行うこと
ができる。また凸部材が可撓性を有するので、車体外周
面部の取付面形状が三次元曲面であっても、ボルト締付
調整により取付合せ面の隙間管理を容易に行うことがで
きる。また上記凸部材をカウンタウエイトに取付けたの
で、カウンタウエイトの後面側左右の後端旋回半径付近
の部分を充分に保護することができる。また凸部材をカ
ウンタウエイトに対し、取付けの隙間をなくするか又は
隙間を微小にして取付けることにより、その取付強度が
大であるとともに、合成樹脂材である凸部材の強度もた
かめることができる。また上記凸部材の開口窓穴にレン
ズガード板を取付けたので、たとえば棒状の他の障害物
が上記開口窓穴の部分に当接しても、レンズガード板の
存在により照明灯の損傷を防止することができる。また
レンズガード板に複数個の照射光穴を開穿しているの
で、照明灯を点灯したときに上記複数個の照射光穴を通
して照射を行うことができる。また透明な硬質のレンズ
ガード板を取付けた保護装置では照明灯の照射光を妨げ
ることなく、他の障害物に対してガードのはたらきをす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護装置を装備した油圧ショベルの要
部側面図である。
【図2】本発明の保護装置を装備した油圧ショベルの要
部斜視図である。
【図3】図1のA−Aより見た要部断面図である。
【図4】本発明におけるレンズガード板の取付状態を示
す要部側面図である。
【図5】図4のB−Bより見た要部断面図である。
【図6】従来技術の油圧ショベルの上部旋回体の背面斜
視図である。
【図7】従来技術の他の油圧ショベルの後面図である。
【符号の説明】
1,6,9 上部旋回体 2 ボンネット 3,10 カウンタウエイト 4,8 プロテクタ 5,18 下部走行体 7 エンジンフード 11,12 照明灯 13 凸部材 14,15 開口窓穴 16,23 ボルト 20 レンズガード 21 照射光穴 22 取付具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の後部の左右に照明灯をそな
    えている油圧ショベルにおいて、上部旋回体の側面から
    後面にわたってその車体外周面より外側へ突出する凸部
    材を設けるとともに、上部旋回体に設けている照明灯の
    位置に対応する凸部材の部分に、開口窓穴を開穿せしめ
    たことを特徴とする油圧ショベルの保護装置。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の油圧ショ
    ベルの保護装置において、凸部材の材料に非金属材を用
    いたことを特徴とする油圧ショベルの保護装置。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲請求項2記載の油圧ショ
    ベルの保護装置において、凸部材の非金属材料が合成樹
    脂材であることを特徴とする油圧ショベルの保護装置。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲請求項2記載の油圧ショ
    ベルの保護装置において、凸部材の非金属材料がゴム材
    であることを特徴とする油圧ショベルの保護装置。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲請求項1記載の油圧ショ
    ベルの保護装置において、凸部材を、上部旋回体の後部
    に装備したカウンタウエイトに取付けたことを特徴とす
    る油圧ショベルの保護装置。
  6. 【請求項6】 特許請求の範囲請求項1記載の油圧ショ
    ベルの保護装置において、凸部材の開口窓穴に、照明灯
    の照射光穴を開穿したレンズガード板を取付けたことを
    特徴とする油圧ショベルの保護装置。
  7. 【請求項7】 特許請求の範囲請求項1記載の油圧ショ
    ベルの保護装置において、凸部材の開口窓穴に、透明な
    硬質の合成樹脂材で形成したレンズガード板を取付けた
    ことを特徴とする油圧ショベルの保護装置。
JP33005993A 1993-11-30 1993-11-30 油圧ショベルの保護装置 Pending JPH07150593A (ja)

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