JPS6080928A - ドアガラス吸い出し防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はサツシュレス車に最適なドアガラス吸い出し
防止装置に関するものである。

従来技術 一般に、高速走行時に発生する負圧においてドア周辺部
回りの負圧領域では、ドアウェスト部を支点としてドア
ガラスが外側へ吸い出されるようになり、ドアと車体と
の間にシール不良が起こる。

シール不良が起こると車室内の空気が車外へ抜けるよう
になり、この時不快な吸い出し音が発生するところから
、ドアガラスが負圧で外側へ吸い出されるのを規制して
いる。ドアガラスの吸い出し移動を規制する装置として
は、例えば、実公昭５４−３８６５４号公報に示すもの
が知られており、該公報記載のものは、第１図に示す如
く、ルーフサイトレール１０１に、ドアガラス１０３の
開閉作動軌跡線（Ｗ）上に案内片１０５が臨むガイド装
置１０７が装着されている。案内片１０５は、ポル）１
０９の調節によってドアの開閉作動軌跡線（Ｗ）上に設
定され、かつ、ばね１１１によって下向きに付勢され、
該ばね１１１の作動範囲内において上下動可能となって
いる。

したがって、ドアガラス１０３に負圧が働いた場合、ド
アウェスト部を支点に外側へ移動（矢印Ｑ）するドアガ
ラス１０３は、案内片１０５と当接し、ドアガラス１０
３の移動（矢印Ｑ）が規制されるようになっている。

ところがドアガラス１０３は、ドアを急激に閉める時に
も、車中内の内圧の影響を受け負圧時と同じ作用、即ち
８通常の開閉作動軌跡線（Ｗ）と異なる負圧時の吸い出
し移動（矢印Ｑ）に泪って進入するようになる。このた
め、ドアガラス１０３は、案内片１０５と干渉する恐れ
があり、場合によっては案内片１０５又はドアガラス１
０３が破損する問題が起きる。特に、従来例の場合には
、ドアの閉扉状態において負圧に対するドアガラスの吸
い出し防止対策のみで、急激にドアを閉める時のドアガ
ラスとの干渉対策については何等なされていなかった。

発明の目的 そこで、この発明は、ドアガラスが負圧によって外へ吸
い出されるのを阻止する機能と、ドアガラスを急激に閉
めた場合でも破損等の事故を防ぐ機能が得られるドアガ
ラス吸い出し防止装置を提供するものである。

発明の構成 前記目的を達成するために、この発明にあっては、車体
側のドア開口周縁部に、ドアガラスと対面するドアガラ
ス規制体を配設し、このドアガラス規制体は、ドアガラ
スの吸い出し移動時に係合する保持位置からドアの閉扉
時にドアガラスとの干渉で閉扉方向へ逃げる退避回動と
元の保持位置へ復帰回動可能なストッパ一部を有するこ
とで、干渉時にストッパ一部が逃げるようにしである。

実施例 以下、第２図乃至第５図の図面を参照しながらこの発明
の一実施例を詳細に説明する。図中１はサツシュレス車
両４のドアを示しており、ドア１は、車体側のドア開口
周縁部３に対して開閉自在に支持されたドア本体５とド
ア本体５に対して昇降可能なドアガラス７とからなり、
ドア１の閉扉時においてドアガラス７は開閉作動軌跡線
（Ｗ）に沿って進入するようになっている。車体におけ
るドア開口周縁部３は、箱形断面で形成されており、前
側はフロントビラ９．上側はルーフサイトレール１１．
下側はサイドシル１３．後側はリヤビラ１５で構成され
ており、ドア１とドア開口周縁部３の間は、ウェザ−ス
トリップ１７によってシールされている。ウェザ−スト
リップ１７は、１１テーナ１９を介して上側はルーフサ
イトレール１１のアウタパネルｌｌ＆に、前側はフロン
トピラ９に、後側はリヤビラ１５にそれぞれ固着されて
いる。また、ドア開口周縁部３の上側のルーフサイトレ
ール１１には、ドアガラス規制体２１が配設されている
。

ドアガラス規制体２１は、断面り字状のブラケット２３
と、ブラケット２３にヒンジピン２５によってヒンジ結
合されたストパ一部２７とを有し、ブラケット２３は、
取付ねじ２９によってルーフサイトレール１１のアウタ
パネルｌｌ＆に装着されている。取付ねじ２９は、アウ
タパネルｌｌ＆に固着されたスクリコウグロメット３１
に螺合される。

取付ねじ２９を取外せばドアガラス規制体２７の取外し
が可能となり、また、ブラケット２３に穿設された調節
孔３３内において取付位置の上下調節が行なえるように
なっている。一方、ストッパ一部２７の主体部は、ゴム
又は樹脂等の材質で作られ、主体部より延長されたステ
ー３５は、前記ブラケット２３に設けられた開口孔３７
を抜けている。開口孔３７ｔ−抜けたステー３５の端末
には弾持片３９が螺合されている。これにより、ステー
３５に介装されたばね４１によってストッパ一部２７は
、ヒンジビン２５を支点に反時計方向。

即ち、ドアｌの閉扉方向には回動可能で、時計方向には
前記保持片３９によって拘束保持されるものである。保
持位置ＣＩ）にあるストッパ一部２７の当り面２７１１
からウェザ−ストリップ１７のリップ片１７ａまでの間
隙は、ドアガラス７の厚み゛より若干ｌトざく設定され
、ドアガラス７とのシールが確保されるようになってい
る。

なお、４１はヘッドライニング、４３はルーフサイトレ
ール１１のアウタパネルｌｌ＆とインナパネルｌｌｂの
止し合せ端末部１１０に嵌挿されたウェル）ｔ−示して
いる。

このように構成された吸い出し防止装置において、始め
に、ストッパ一部２７がドアガラス７の開閉作動軌跡線
（Ｗ）と干渉せず、しかも、吸い出し移動（Ｑ）時に当
り面２７ａと係合する位置にドアガラス規制体２１を固
定セットする。これにより１通常のドア１の開け、閉め
では、スト・ンパ一部２７とドアガラス７は干渉するこ
となく開閉が行なえるようになる。

次に、高速走行時において、ドア１回りに負圧が発生し
た場合、負圧によってドアガラス７にはドアウェスト部
金回動点とする外側への吸い出し力（Ｑ）が働くように
なるが、ドアガラス７の上端はストッパ一部２７に当接
し拘束保持される。

この時、ワエザーストリップ１７によってシールが確保
され不快な吸い出し音は発生しない。

次に、ドア１を急激に閉めた場合に、車室内の内圧によ
って、ドアガラス７は、軌跡線（Ｗ）に沿って進入しな
からＱ方向に押圧されてス）７パ一部２７と干渉するが
、ストッパ一部２７は退避回動（矢印イ）によって二点
鎖線で示す■位置へ逃げるようになる。と同時にストッ
パ一部２７は元の保持位置ＣＩ）へ復帰回動し、ドア閉
扉後は。

前記と同様にドアガラス７の吸い出し移動（Ｑ）を規制
するよう機能する。

発明の効果 以上、説明したように、この発明のドアガラス吸い出し
防止装置によれば、ドアガラスの吸い出し移動に対して
確実に外方への動きを規制することができるとともに、
干渉に対しては、退避回動して逃げるため破損等の事故
は起こることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の吸い出し防止装置の切断面図、第２図
はこの発明を実施した自動車の斜視図、第３図は第２図
のｍ−ｍ１ｓ断面図、第４図はスタビライザの斜視図、
編５図は説明図である。 主要な図面符号の説明 ３・・・・・・・・・ドア開口周縁部　７・・・・・・
・・・ドアガラス２１・・・・・・ドアガラス規制体 ■・・・・・・・・・ロック位置 ２７・・・・・・ストッパ一部 第３図 第４図 ３３過 １ ＼　２３ 特開昭ＧＯ−８０９２８（４） 第５図 ≦−○ノ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体側のドア開口周縁部に、ドアガラスと対面するドア
   ガラス規制体を配設し、ドアガラス規制体は、ドアガラ
   スの吸出し移動時に係合する保持位置からドアの閉扉時
   にドアガラスとの干渉で閉扉方向へ逃げる退避回動と元
   の保持位置へ復帰回動可能なストッパ一部を有すること
   を特徴とするドアガラス吸い出し防止装置。