JP3263508B2 - 掘削作業機のキャビン取付構造 - Google Patents

掘削作業機のキャビン取付構造

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JP3263508B2 JP33119493A JP33119493A JP3263508B2 JP 3263508 B2 JP3263508 B2 JP 3263508B2 JP 33119493 A JP33119493 A JP 33119493A JP 33119493 A JP33119493 A JP 33119493A JP 3263508 B2 JP3263508 B2 JP 3263508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削作業機のキャビン
取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、掘削作業機は、昇降・回動自在な
掘削部を取付けた略半円状の旋回台上に原動機等を収納
するボンネットを設けると共に、操縦部や運転座席を配
設している。そして、かかる操縦部や運転座席を開放状
態にしながら、屋根部のみを取付けたキャノピ仕様のも
のと、操縦部や運転座席を収納するキャビンを配設した
キャビン仕様のものとに大別される。
【0003】一般に、ボンネットは角形に形成されてお
り、かかるボンネットに端部を接触させて取付けられる
キャビンも角形に形成されている。
【0004】従って、従来のキャビン取付構造では、キ
ャビンとボンネットとの接触部は略線状となり、同キャ
ビンとボンネット間のシール部材の配設は比較的に容易
であった。
【0005】しかし、近年、市場のニーズにより、小旋
回型の掘削作業機が開発され、かかる掘削作業機は、湾
曲状に形成したボンネットとキャビンとを具備してお
り、しかも、同ボンネットとキャビンとを旋回台から側
方へ突出しないように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のキャビン取付構造では、小旋回型の掘削作業機に対
応することが難しかった。
【0007】即ち、キャビンとボンネットとの接触面が
湾曲状となるために、単にシール部材を取付けるだけで
は、組付け作業時における組付誤差等でボンネットとキ
ャビン間に隙間を生じたりすることがあり、キャビンの
気密性が悪くなり、防水・防音性能の面で大きなマイナ
ス要因となっていた。
【0008】また、キャビン仕様からキャノピ仕様との
互換性に劣り、それぞれの仕様に変えるための面倒な作
業が必要となっていた。
【0009】本発明は、上記課題を解決することのでき
る掘削作業機のキャビン取付構造を提供することを目的
としている。
【0010】
【発明が解決するための手段】本発明は、昇降・回動自
在な掘削部を取付けた略半円状の旋回台上に、湾曲状に
形成したボンネットとキャビンとを取付けると共に、同
ボンネットとキャビンとを、平面視で前記旋回台の外周
から突出しないように構成し、しかも、前記ボンネット
の上部に形成した開口部にキャノピ支持台を臨ませると
共に、同キャノピ支持台に、キャビンと、同キャビンに
設けた後部ロックの一部を構成するロックピン取付用ス
テーを取付け、さらに、前記開口部とキャビン本体間と
を保護カバーで覆ったことを特徴とする掘削作業機のキ
ャビン取付構造に係るものである。
【0011】また、本発明は、上記ボンネットの湾曲面
に沿うようにキャビンの取付縁部を形成すると共に、同
縁部に一定の剛性を有するシール部材と、柔軟性を有す
るシール部材とを重合状態に取付け、柔軟性を有するシ
ール部材をボンネットに当接するようにしたことにも特
徴を有する。
【0012】
【実施例】以下、添付図に基づいて、本発明の実施例を
具体的に説明する。
【0013】図1は本発明に係るキャビン構造を有する
掘削作業機の側面図、図2は同平面図、図3は同背面
図、図4はキャビン取付構造を示す要部の説明図、図5
は同断面視による説明図である。
【0014】図1及び図2に示すように、掘削作業機A
は、クローラ式の走行装置1の中央部に、旋回軸受3を
介して略半円状の旋回台2を取付け、同旋回台2の上
に、原動機eや燃料タンク(図示せず)等を収納した湾
曲形成面を有するボンネットBを配設している。
【0015】また、旋回台2の前部中央には、掘削部連
結具8を突設し、同連結具8に、掘削作業を行うための
バケット10やブーム11、アーム12等を支持するためのブ
ームブラケット9を取付け、同ブラケット9を介して、
掘削部Eを昇降・回動自在に連結している。
【0016】なお、図1中、10a はバケットシリンダ、
11a はブームシリンダ、12a はアームシリンダ、13は排
土作業及びスタビライザ機能を有するブレード、14は同
ブレード13を昇降するための作動シリンダである。
【0017】また、図2に示すように、進行方向に対し
て左側部にキャビンCを設けており、同キャビンC内に
操縦部及び運転席等を収納配設している。
【0018】キャビンCは、フロントガラス7やサイド
ガラス15、リアガラス15a 等を具備するキャビン本体6
と乗降用扉16とから構成しており、しかも、キャビン本
体6は、キャビンCが前記旋回台2の外周から突出しな
いように、平面視で略円弧状の周壁により構成してい
る。
【0019】本実施例における掘削作業機Aの構成は上
記した通りであり、本発明の要旨となるのは、前記ボン
ネットBの上部に形成した開口部B1にキャノピ支持台4
を臨ませると共に、同キャノピ支持台4に、キャビンC
と同キャビンCに設けた後部ロック22の一部を構成する
ロックピン取付用ステー24を取付け、さらに、前記開口
部B1とキャビン本体6間とを保護カバー5で覆ったこと
にある。
【0020】即ち、旋回台2の右前部から左後部にかけ
て、略門形状に形成したキャノピ支持台4を固設してお
り、そして、図4及び図5に示すように、ボンネットB
の左側上部位置に取付開口部B1を形成し(図3参照)、
同開口部B1に前記キャノピ支持台4を臨ませている。
【0021】また、上記開口部B1には、キャビン取付面
を形成する取付板54をシール部材55を介して取付てお
り、さらに、同取付板54を介して、キャビンCをキャノ
ピ支持台4に取付固定している。52はキャビン取付ボル
ト、53はキャビン本体6に連設した取付ステーである。
【0022】また、同様に、キャノピ支持台4には上記
取付板54を介してロックピン取付用ステー24を取付けて
おり、上記取付板54の後端側に、一対の取付ボルト51に
より連結固定されている。なお、ロックピン取付用ステ
ー24は、乗降用扉16に設けた開閉ロック機構Gの後部ロ
ック22を構成するものであり、後に詳述する。
【0023】さらに、前記開口部B1とキャビン本体6と
の間には、保護カバー5を着脱自在に取付けており、キ
ャビン本体6の端部やキャビンC及びロックピン取付用
ステー24の取付部を保護すると共に、外観上の見栄えを
良好に保っている。
【0024】上記構成としたことにより、原動機eから
の騒音や、熱がキャビンC内に洩れることを防止してい
る。
【0025】また、ロックピン取付用ステー24を強固に
固定することが可能となり、乗降用扉16の開閉時の安定
性、特に、開放位置における扉ロックが確実で正確に行
えるようになる。
【0026】さらに、ボンネットBの開口部B1にキャノ
ピ支持台4を臨ませているので、キャビンCを取付ける
代わりにキャノピを取付けるだけで容易にキャノピ仕様
に組付けることができる。従って、機体を共通化できる
ので合理的な生産が可能となり、しかも、製造コストを
抑えることができる。
【0027】また、本発明は、上記ボンネットBの湾曲
面に沿うようにキャビンCの取付縁部を形成すると共
に、同縁部に一定の剛性を有するシール部材と、柔軟性
を有するシール部材とを重合状態に取付け、柔軟性を有
するシール部材をボンネットBに当接するようにしたこ
とにも特徴がある。
【0028】即ち、本発明に係る掘削作業機Aは、所
謂、小旋回型のものであり、キャビンCが前記旋回台2
の外周から突出しないように平面視で略円弧状の周壁に
より構成すると共に、ボンネットBも湾曲形成し、旋回
台2の外周から突出しないよう構成している。
【0029】従って、ボンネットBの湾曲面にキャビン
Cの取付縁部を接触させる場合、組付け作業時に不均等
な間隙が発生することが多く、その場合、気密保持がで
きないので、防音機能、防水機能を著しく阻害してしま
うおそれがある。
【0030】そこで、図6に示すように、ボンネットB
と接触するキャビンCの取付縁部に通常のシール部材と
してゴムシール61を取付け、さらに、同ゴムシール61に
断面視略ハート形状の柔軟なシール部材62を取付けてい
る。
【0031】上記シール部材62は断面視略ハート形状と
しているので上側が広くゴムシール61に取付けやすく、
しかも、柔軟で弾性を有しているので、キャビンCの取
付縁部とボンネットBとの間の間隙が組付時に不均等に
なったとしても、かかる不均等な間隙にシール部材62が
追従でき、確実にシールすることができる。
【0032】間隙が狭い場合は、図6の二点鎖線で示す
ように弾性変形することによりシールが可能となり、一
方、間隙が広い場合はの実線で示すような状態となって
シールが可能となるものである。
【0033】このように、断面視略ハート形状の柔軟な
シール部材62によって、組付時に不均等な隙間が生じて
も追従することが可能となって確実にシールを行え、気
密性を良好に保つことができる。
【0034】また、一定の剛性を有するゴムシール61は
キャビンCの取付縁部に確実に取付けることができ、し
かも、同縁部を保護することができるものである。
【0035】ここで、本発明に係るキャビン取付構造を
具備する掘削作業機Aのその他の構成について以下に説
明する。
【0036】先ず、乗降用扉16について説明する。
【0037】図7に示すように、本掘削作業機Aが具備
する乗降用扉16は、前記キャビン本体6と同乗降用扉16
の前後部に、前部開閉リンク17及び後部開閉リンク18を
それぞれ設け、開扉位置から閉扉位置まで平行移動させ
て開閉可能な構成である。
【0038】そして、同乗降用扉16に開閉時の扉ロック
を行う開閉ロック機構Gを設け、同開閉ロック機構G
は、閉扉位置では乗降用扉16の前部でロック可能に、開
扉位置では乗降用扉16の後部でロック可能に構成し、し
かも、同一のロック解除装置で開閉両扉位置でのロック
解除を可能としている。
【0039】なお、上記前部開閉リンク17は、キャビン
本体6に設けた扉取付開口6aの上縁部と乗降用扉16の前
側上部とを連結する上部リンク17a と、前記扉取付開口
6aの下縁部と乗降用扉16の前側下部とを連結する下部リ
ンク17b とで構成している。
【0040】20a は同開閉ボタン20を設けた扉把手、25
は各リンク17a,17b の扉側支点、26はキャビン側支点で
ある。
【0041】また、後部開閉リンク18は、キャビン本体
6の後側部と乗降用扉16の後端とをキャビンCの全高の
中程の位置で連結している。
【0042】かかる前部開閉リンク17と後部開閉リンク
18とにより、乗降用扉16は開扉位置から閉扉位置まで平
行移動させて開閉動作を行うようにしている。
【0043】また、開閉ロック機構Gは、乗降用扉16の
裏側に配設しており、閉扉位置では乗降用扉16の前部で
ロック可能に、開扉位置では乗降用扉16の後部でロック
可能なように、乗降用扉16を横切るように連結ロッド23
で前部ロック21と後部ロック22とを連動連結している。
【0044】さらに、ロック解除装置として、乗降用扉
16の前部の外側に設けた開閉レバー19と内側(運転席
側)に設けた開閉ボタン(図示せず)とを、リンク機構
を介してそれぞれ上記開閉ロック機構Gに連動連結して
いる。
【0045】前部ロック21は、キャビン本体6側に設け
た前部ロックピン21a と乗降用扉16側に設けた前部フッ
ク21b とが係合するように構成すると共に、後部ロック
22は図5に示すように、前部ロック21と同様にキャビン
本体側6に設けた後部ロックピン22a と後部フック22b
とが係合するように構成している。
【0046】また、前記開閉レバー19、及び、開閉ボタ
ン20の操作によって、前部フック21b と後部フック22b
とが連結ロッド23介して係合方向及び係合解除方向に同
時に回動可能としている。
【0047】上記構成により、作業者は乗車する場合は
開閉レバー19を操作し、下車する場合は開閉ボタンを操
作して乗降用扉16の開閉を行うことができ、しかも、開
扉位置では、同乗降用扉16を容易にロックすることが可
能となる。
【0048】従って、作業者は一度の開扉操作で乗降用
扉16の開扉位置でのロックが可能となると共に、開扉状
態の乗降用扉16を、キャビンC内からも容易に閉扉する
ことが可能となり、利便性が著しく向上する。
【0049】ところで、上記後部ロックピン22a は、乗
降用扉16の閉扉位置において、後部フック22b に確実に
係合可能な位置となるように、キャビン本体6に突設し
たロックピン取付用ステー24に取付けている(図4及び
図5)。
【0050】また、図7において27は弾性を有するスト
ッパーであり、前部開閉リンク17の扉側支点25の近傍に
設け、開扉位置では、同ストッパー27をキャビン本体6
の周壁に当接させて乗降用扉16を支持させながら、上記
開閉ロック機構Gにより、乗降用扉16の後部でロックす
るように構成している。
【0051】同ストッパー27は、先端側を弾性体で形成
しており、開扉位置では、同ストッパー27,27 がキャビ
ン本体6の周壁に当接するようにしている。
【0052】従って、上記した後部ロック22でロックさ
れるときに、同ストッパー27,27 の弾性体は収縮方向に
変形した状態となって反発力が蓄えられ、ロック解除を
行って乗降用扉16を閉じようとする際には、かかる反発
力により閉動作に要する力が軽減され、乗降用扉16の閉
動作がスムーズとなる。従って、狭い場所等で手の動き
に制限があったとしても、乗降用扉16を容易に閉じるこ
とができる。
【0053】また、上記乗降用扉16は透明な一枚のガラ
スで形成しており、同乗降用扉16の内側面に、上下にそ
れぞれ透明部を残してコーティングを施して上下窓部3
1,32とコート部33とを形成し、両窓部31,32 の境界をな
す帯状コート部34には、任意な文字形状に形成した透明
文字部35を設けると共に、内側から色彩板を取付け、外
部からは着色文字のように見えるようにしている。
【0054】従って、文字が読み易く、しかも、例え
ば、ステッカーやシール等のようなものを乗降用扉16の
外側に貼付する必要がないので、剥がれたりすることが
ないので美観を恒久的に保つことができる。
【0055】また、かかる帯状コート部34で前記した開
閉ロック機構Gを外部から見えないように目隠し可能と
なり、また、他のコート部33によって、例えば、前部開
閉リンク17の扉側支点25,25 等も外部から見えないよう
にできるので、外観状の見栄えを良くすることができ
る。
【0056】ところで、本実施例においては、上記のよ
うに構成した乗降用扉16の全周にシールを施し、防水・
防音性を高めている。
【0057】次に、フロントガラス7について説明す
る。
【0058】フロントガラス7は、図8に示すように、
上下2分割式に構成され、上部・下部ガラス7a,7b のラ
ップ個所に、それぞれ、ブラシ付縁ゴム37を取付けてい
る。
【0059】しかも、同ブラシ付縁ゴム37を透明な素材
で形成している。
【0060】一般に、かかるブラシ付縁ゴム37は黒色等
のものであり、運転する作業者にとっては視界を遮るこ
とになり、しかも、目障りであったが、ブラシ縁付ゴム
37を透明な素材で形成したこにより、前方視界を確保し
て視認性を高めると共に、目障り感をなくし、安全な運
転、作業を行えるようにしている。
【0061】また、上記フロントガラス7は平板状に形
成されており、しかも、上下スライド自在に構成されて
いる。
【0062】そして、同フロントガラス7を、平明視で
湾曲状に形成したキャビン本体6の前部左右側壁61,62
に、キャビン本体6の内方へ一定の段差を設けて嵌装
し、掘削部Eを旋回させたりする場合、油圧配管等がフ
ロントガラス7と干渉することを防止でき。
【0063】また、上記前部左右側壁61,62 がサンバイ
ザーの機能を果たし、斜め方向からの光を遮って、運転
者の視界を良好に保つことができる。
【0064】なお、図8中、Wはワイパー機構、38はワ
イパー機構Wのワイパーブレード、39は同ブレード38の
ブレード保持部であり、キャビン本体6の前部左側壁61
の上部に設けられている。
【0065】同ブレード保持部39は、例えば、運転者が
換気等のためにフロントガラス7の上部ガラス7aを下げ
て下方へ収納してキャビン6の前部を開放した場合に、
ワイパーブレード38は上部ガラス7a側に付勢されている
ので同上部ガラス7aがなければワイパーブレード38はキ
ャビン6内へ入り込んだ状態となる。
【0066】かかる状態では運転者にとって邪魔になる
ので、前部左側壁61の上部にブレード保持部39を取付
け、同係合部39にワイパーブレード38を係合させて支え
るようにしている。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下の効果を奏する。
【0068】昇降・回動自在な掘削部を取付けた略半
円状の旋回台上に、湾曲状に形成したボンネットとキャ
ビンとを取付けると共に、同ボンネットとキャビンと
を、平面視で前記旋回台の外周から突出しないように構
成し、しかも、前記ボンネットの上部に形成した開口部
にキャノピ支持台を臨ませると共に、同キャノピ支持台
に、キャビンと、同キャビンに設けた後部ロックの一部
を構成するロックピン取付用ステーを取付け、さらに、
前記開口部とキャビン本体間とを保護カバーで覆ったこ
とにより、原動機からの騒音や、熱がキャビン内に洩れ
ることを防止できる。
【0069】また、ロックピン取付用ステーを強固に
固定することが可能となり、乗降用扉の開閉時の安定
性、特に、開放位置における扉ロックが確実で正確に行
えるようになる。
【0070】さらに、ボンネットの開口部にキャノピ
支持台を臨ませているので、キャビンを取付ける代わり
にキャノピを取付けるだけで容易にキャノピ仕様に組付
けることができる。従って、機体を共通化できるので合
理的な生産が可能となり、しかも、製造コストを抑える
ことができる。
【0071】上記ボンネットの湾曲面に沿うようにキ
ャビンの取付縁部を形成すると共に、同縁部に一定の剛
性を有するシール部材と、柔軟性を有するシール部材と
を重合状態に取付け、柔軟性を有するシール部材をボン
ネットに当接するようにしたことにより、キャビンの組
付時にボンネットとの間に不均等な隙間が生じても追従
することが可能となって確実にシールを行え、気密性を
良好に保つことができる。従って、原動機からの騒音や
熱のキャビンへの洩れ防止性能をさらに向上させること
がきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャビン構造を有する掘削作業機
の側面図である。
【図2】同掘削作業機の平面図である。
【図3】同掘削作業機の背面図である。
【図4】本発明に係るキャビンの取付構造の要部を示す
説明図である。
【図5】同側面断面視による説明図である。
【図6】シール部材の説明図である。
【図7】乗降用扉の説明図である。
【図8】フロントガラスの説明図である。
【符号の説明】
A 掘削作業機 B ボンネット B1 開口部 C キャビン E 掘削部 2 旋回台 4 キャノピ支持台 5 保護カバー 6 キャビン本体 22 後部ロック 24 ロックピン取付用ステー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 健史 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工 業株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−68314(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降・回動自在な掘削部(E) を取付けた
    略半円状の旋回台(2) 上に、湾曲状に形成したボンネッ
    ト(B) とキャビン(C) とを取付けると共に、同ボンネッ
    ト(B) とキャビン(C) とを、平面視で前記旋回台(2) の
    外周から突出しないように構成し、しかも、前記ボンネ
    ット(B) の上部に形成した開口部(B1)にキャノピ支持台
    (4) を臨ませると共に、同キャノピ支持台(4) に、キャ
    ビン(C) と、同キャビン(C) に設けた後部ロック(22)の
    一部を構成するロックピン取付用ステー(24)を取付け、
    さらに、前記開口部(B1)とキャビン本体(6) 間とを保護
    カバー(5) で覆ったことを特徴とする掘削作業機のキャ
    ビン取付構造。
  2. 【請求項2】 上記ボンネット(B) の湾曲面に沿うよう
    にキャビン(C) の取付縁部を形成すると共に、同縁部に
    一定の剛性を有するシール部材と、柔軟性を有するシー
    ル部材とを重合状態に取付け、柔軟性を有するシール部
    材をボンネット(B) に当接するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の掘削作業機のキャビン取付構造。
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