JPH071504Y2 - 出窓の下部構造 - Google Patents

出窓の下部構造

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JPH071504Y2
JPH071504Y2 JP1989056192U JP5619289U JPH071504Y2 JP H071504 Y2 JPH071504 Y2 JP H071504Y2 JP 1989056192 U JP1989056192 U JP 1989056192U JP 5619289 U JP5619289 U JP 5619289U JP H071504 Y2 JPH071504 Y2 JP H071504Y2
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JP
Japan
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sash
bay window
decorative member
supporting
support
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JP1989056192U
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JPH02147582U (ja
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経博 酒匂
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Tachikawa Corp
Original Assignee
Tachikawa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建築物に設けられる出窓の下部構造に関するも
のである。
[従来の技術] 従来から用いられている出窓の一種類として第5図に示
すものがある。この出窓においては、壁32の外方位置に
サッシ34が配設されており、このサッシ34が前記壁32に
取付けられた支持部材35の前端部(第5図左端部)で支
持されている。そして、前記出窓では、支持部材35の直
下に装飾部材36が取付けられ、この装飾部材36によって
支持部材35全体が覆い隠されている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前記したように従来の出窓においては、サッ
シ34を支持するための支持部材35、及び同支持部材35を
覆い隠すための装飾部材36が別々に必要となり、その
分、出窓の部品点数や組付け工数が多くなり、出窓の施
工作業が面倒なものになったり、施工コストが高くなっ
たりするという問題があった。
本考案の目的は、1つの部材で複数のサッシの支持及び
出窓下部の装飾を行うことができ、出窓の部品点数及び
組付工数を減少させることが可能となり、ひいては施工
作業性の向上及び施工コストの低減を図ることができる
出窓の下部構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] そこで、前記目的を達成するため本考案は、壁に基端側
が取付けられた装飾部材で出窓下部を覆うとともに、そ
の装飾部材の先端側には上方へ突出する支持部を一体形
成し、該支持部を、複数のサッシの下面を支持する下面
支持部と、該下面支持部の屋内側から連続して上方へ延
びて前記サッシの屋内側の側面下部を支持する側面支持
部とから構成し、これら下面支持部及び側面支持部によ
り複数のサッシを支持した出窓の下部構造をその要旨と
するものである。
[作用] 上記構成を採用したことにより、壁に取付けられた装飾
部材が出窓下部を覆い隠す機能、及びサッシを支持する
ための機能の両機能を発揮するので、支持部材及び装飾
部材を別体で構成した場合に比べて、部品点数及び組付
け工数が少なくてすむ。しかも、装飾部材に一体形成さ
れた支持部を、下面支持部と側面支持部とから構成した
ことにより、サッシを組付ける際には、該サッシを屋外
側から支持部へ組付けるだけでサッシの下面及び側面が
確実に支持されるので、サッシの位置決めが容易となっ
て組付作業が極めて容易となると共に、ネジのみでサッ
シを取付けるよりも遥かに組付後の位置ずれ等が生じに
くくなって信頼性が格段に向上する。
[実施例] 以下、本考案を具体化した一実施例を第1〜3図に従っ
て説明する。
建築物の壁1に設けられた木製の枠本体2及び補助枠4
には、アルミ鋳造体により形成された装飾部材5が前方
(第1図左方)へ突設されている。この装飾部材5は上
面を開口した浅い箱形状をなし、その底面前部は後側ほ
ど低くなる第一傾斜部6aに、また底面後端部は後側ほど
緩やかに高くなる第二傾斜部6bとなっており、両傾斜部
6a,6bの下面は装飾のための凹凸面となっている。前記
装飾部材5では第一及び第二傾斜部6a,6b間の折曲部6c
で水切りを行うようになっており、雨水が第一傾斜部6a
を伝って壁1側へ流れた場合、この折曲部6cで雫となっ
て落下することになる。
前記装飾部材5の後壁5aの上端部には後方へ延出する取
付フランジ7が、また同後壁5aの下端部には下方へ延出
する垂立部8がそれぞれ形成されている。そして、前記
取付フランジ7が枠本体2上に載置されるとともに、装
飾部材5の後壁5aが枠本体2の前面に当接され、さらに
垂立部8が補助枠4の前面に当接された状態で、これら
の取付フランジ7及び垂立部8が木ねじ9によって、前
記枠本体2及び補助枠4に対し上方又は前方からねじ止
めされている。
前記装飾部材5内には、複数の補強リブ10が左右に離間
した状態で一体に形成されている。各補強リブ10は前記
取付フランジ7の上面と同一高さに形成された補強部10
aと、その前端において取付フランジ7よりも低く形成
された支承部10bとからなり、その支承部10bのほぼ中央
部には、左右方向に延びる保持部10cが一体に形成され
ている。又、補強部10aの前端には前記保持部10cと平行
に延びる側面支持部10dが形成され、この側面支持部10d
によりサッシ17の屋内側の側面下部を支持するようにな
っている。
前記装飾部材5の前壁5bの上端部は前方へ折曲され、前
記支承部10bと同一高さの折曲部12となっている。そし
て、前記した補強リブ10と折曲部12とによってサッシ17
を支持するための支持部14が構成されている。又、支持
部14のうち、支承部10b,保持部10c及び折曲部12により
サッシ17下面を支持するための下面支持部が構成されて
いる。支持部14上には、後面に合成樹脂製の結露受けア
ングル15aを備えた下枠15が取着されており、同結露受
けアングル15aには、前記壁1の枠本体2上に載置され
た底板16の前端縁が取付けられている。
前記下枠15上には複数のサッシ17が組付けられ、各サッ
シ17の前半部にはペアガラス18が、また後半部には1枚
のガラス19が離間配置されており、これらのガラス18,1
9を介して採光が行われる。
前記のように構成された本実施例の出窓においては、装
飾部材5の前端部に形成された支持部14がサッシ17の荷
重を受け止めるための機能を発揮し、また装飾部材5の
第一及び第二傾斜部6a,6bが装飾機能を発揮する。特
に、本実施例では装飾部材5全体をアルミ鋳造体で構成
し、しかも同装飾部材5内に複数の補強リブ10を形成し
たので、全体として高い剛性を有し、前記サッシ17を受
け止めてもその荷重に十分耐え得る。
そのため、従来のサッシ34を支持するための支持部材35
と、これを覆い隠すための装飾部材36とを別部材により
構成した出窓の下部構造(第5図参照)とは異なり、本
実施例の装飾部材5は前記支持及び装飾の両機能を兼ね
備えていることになり、その分、部品点数及び組付工数
が減少する。その結果、本実施例の出窓では施工作業性
の向上、及び施工コストの低減を図ることが可能とな
る。
又、本実施例では、サッシ17を屋外側から組付けるだけ
で、支承部10b,保持部10c及び折曲部12からなる下面支
持部にてサッシ17下面を、側面支持部10dにてサッシ17
側面をそれぞれ確実に支持するため、サッシ17の位置決
めが容易となって組付作業が極めて容易となると共に、
サッシ17の組付後の位置ずれ等が生じにくくなって信頼
性が格段に向上する。
なお、本考案は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば第4図に示すように補強リブ10における保
持部10cの左右両端部を前方へ折曲して支持部14の剛性
を高める等、考案の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変
更して具体化してもよい。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の出窓の下部構造によれ
ば、装飾部材が複数のサッシの支持及び出窓下部の装飾
の2つの機能を発揮するので、出窓の部品点数及び組付
工数を減少させることが可能となり、ひいては施工作業
性の向上、及び施工コストの低減を図ることができる。
特に、本考案では、装飾部材に一体形成された支持部
を、下面支持部と側面支持部とから構成したことによ
り、サッシを組付ける際には、該サッシを屋外側から支
持部へ組付けるだけでサッシの下面及び側面が確実に支
持されるので、サッシの位置決めが容易となって組付作
業が極めて容易となると共に、ネジのみでサッシを取付
けるよりも遥かに組付後の位置ずれ等が生じにくくなっ
て信頼性が格段に向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案を具体化した一実施例を示し、第1
図は出窓の下部構造を示す部分断面図、第2図は装飾部
材の部分平面図、第3図は出窓の正面図、第4図は支持
部の別例を示す部分平面図、第5図は従来の出窓の下部
構造を示す部分断面図である。 1…壁、5…装飾部材、14…支持部、10b,10c,12…下面
支持部を構成する支承部,保持部及び折曲部、10d…側
面支持部、17…サッシ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁(1)に基端側が取付けられた装飾部材
    (5)で出窓下部を覆うとともに、その装飾部材(5)
    の先端側には上方へ突出する支持部(14)を一体形成
    し、該支持部(14)を、複数のサッシ(17)の下面を支
    持する下面支持部(10b,10c,12)と、該下面支持部(10
    b,10c,12)の屋内側から連続して上方へ延びて前記サッ
    シ(17)の屋内側の側面下部を支持する側面支持部(10
    d)とから構成し、これら下面支持部(10b,10c,12)及
    び側面支持部(10d)により複数のサッシ(17)を支持
    したことを特徴とする出窓の下部構造。
JP1989056192U 1989-05-16 1989-05-16 出窓の下部構造 Expired - Lifetime JPH071504Y2 (ja)

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JP1989056192U JPH071504Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 出窓の下部構造

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JP1989056192U JPH071504Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 出窓の下部構造

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JPH02147582U JPH02147582U (ja) 1990-12-14
JPH071504Y2 true JPH071504Y2 (ja) 1995-01-18

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JPH1088912A (ja) * 1996-09-19 1998-04-07 Tostem Corp 出 窓
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JP2001090438A (ja) * 2000-09-04 2001-04-03 Tostem Corp 出 窓

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