JPH07148778A - 空調用吹出口装置の二段射出成形法 - Google Patents

空調用吹出口装置の二段射出成形法

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JPH07148778A
JPH07148778A JP5299425A JP29942593A JPH07148778A JP H07148778 A JPH07148778 A JP H07148778A JP 5299425 A JP5299425 A JP 5299425A JP 29942593 A JP29942593 A JP 29942593A JP H07148778 A JPH07148778 A JP H07148778A
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレードの回転が円滑な空調用合成樹脂製吹
出口装置を得る。 【構成】 1次射出工程で、両対向壁部9に複数対の軸
孔10を持つハウジング3を成形し、2次射出工程で、
ブレード本体4両端面に、両軸孔10に回転可能に嵌合
すると共に各先端部が各対向壁部9外面より突出する一
対の支軸15を持つ複数のブレード5を成形する。2次
射出工程では、各凸部55を両対向壁部9の各凹部12
に嵌合して盲孔56と軸孔10により支軸用キャビティ
71を形成する。キャビティ71において、凸部55端
面および凹部12底面よりなる両合せ面と盲孔56底面
の間隔aは、凹部12の無い従来法のそれをbとする
と、凹部12の深さがcのとき、a=b+cとなる。2
次射出工程では、両合せ面に作用する溶融合成樹脂圧
は、従来法よりも低いので、支軸15外周面のばり発生
が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメ
ントパネル等に取付けられる空調用吹出口装置の二段射
出成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種吹出口装置としては、周壁
の両対向壁部に、その対向壁部を貫通して同軸に並ぶ複
数対の軸孔を設けたハウジングと、そのハウジング内に
配設されるブレード本体の両端面に同軸上に突設されて
両軸孔に回転可能に嵌合すると共に各先端部が各対向壁
部外面より突出する一対の支軸を備えた複数のブレード
とを有するものが知られている。各支軸の先端部を各対
向壁部外面より突出させる理由は、その支軸を十分に長
くして、ハウジングからのブレードの外れを確実に防止
するためである。前記空調用吹出口装置は、合成樹脂を
用い、1次射出工程でハウジングを成形し、2次射出工
程では、ハウジングの各軸孔と、スライド型に在って各
軸孔に連通する各盲孔とにより各支軸成形用キャビティ
を形成して各ブレードを成形する、といった二段射出成
形法により製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来法に
よると、各支軸成形用キャビティにおいて、盲孔の底面
に近接してスライド型とハウジングの両合せ面が存在す
るため、2次射出工程では盲孔の底面側が高圧となる関
係から、両合せ面の間隙に溶融合成樹脂がはみ出し易
く、その結果、各支軸外周面にばりが形成されてブレー
ドの回転に円滑さを欠く、という問題があった。
【0004】本発明は前記に鑑み、簡単な手段を採用す
ることにより各支軸外周面におけるばりの発生を抑制し
得る前記二段射出成形法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、周壁の両対向
壁部に、その対向壁部を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸
孔を設けたハウジングと、そのハウジング内に配設され
るブレード本体の両端面に同軸上に突設されて両軸孔に
回転可能に嵌合すると共に各先端部が各対向壁部外面よ
り突出する一対の支軸を備えた複数のブレードとを有す
る空調用吹出口装置を合成樹脂を用いて二段射出成形す
るに当り、相対向する第1および第2の開閉型を閉じる
と共に複数の軸孔成形用中子およびその中子を端面の一
部に突設させた複数の凸型部を備えて相対向する複数の
第1スライド型を両開閉型間で挟着することにより、前
記軸孔成形用中子および凸型部を含むように、前記ハウ
ジングを成形するキャビティを形成する工程と、前記キ
ャビティに合成樹脂を1次射出して、各凸型部により各
対向壁部外面に開口するように成形されて各軸孔の一方
の開口部を囲繞する複数の凹部を備えた前記ハウジング
を成形する工程と、第3の開閉型と第4の開閉型を閉じ
ることにより、両開閉型によって前記ハウジングを挟持
し、また前記各凹部に各凸部を嵌合させると共に各凸部
端面に開口する各盲孔を前記各軸孔に連通させて相対向
する複数の第2スライド型を両開閉型間で挟着して、各
盲孔およびその盲孔と連通する軸孔によって各支軸を成
形する複数のキャビティを形成すると共に相対向する前
記両キャビティ間に前記ブレード本体を成形する複数の
キャビティを形成する工程と、前記各キャビティに合成
樹脂を2次射出して各ブレードを成形する工程と、を順
次行うことを特徴とする。
【0006】
【作用】各支軸を成形する各キャビティにおいて、第2
スライド型とハウジングの両合せ面は第2スライド型の
凸部端面とハウジングの凹部底面となり、したがって両
合せ面と盲孔底面との間隔aは、凹部を持たない従来法
のそれをbとすると、凹部の深さがcのとき、a=b+
cとなる。その結果、2次射出工程では、両合せ面に作
用する溶融合成樹脂圧は、従来法におけるそれよりも低
いので、各支軸外周面におけるばりの発生が抑制され
る。
【0007】
【実施例】図1〜図5は空調用吹出口装置1の一例を示
す。その装置1は、図1,図2に明示するように略長方
形の吹出口2を有する合成樹脂製ハウジング3と、ブレ
ード本体4をハウジング3内に配設されて上下方向の風
向を調節する複数の合成樹脂製ブレード5とより構成さ
れる。ハウジング3は、その周壁6の前端に前部フラン
ジ7を有し、前部フランジ7の前面を自動車のインスト
ルメントパネル8表面に合致させてそのインストルメン
トパネル8内に埋込まれる。
【0008】図2,図3に明示するように、ハウジング
3の周壁6において、その相対向する左右の両対向壁部
9に、その対向壁部9を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸
孔10と、各軸孔10と同軸上に在ってその軸孔10の
対向壁部9内面側の開口を形成する複数対の断面円形の
ボス11とが設けられる。両対向壁部9外面に開口する
各円形凹部12は、各軸孔10と同軸上に在って各軸孔
10の一方の開口部を囲繞する。この円形凹部12は、
2次射出工程で支軸10外周面にばりが発生するのを抑
制するために用いられたものである。
【0009】各ブレード5において、そのブレード本体
4の前縁部13両端に、一対のボス11に当接すると共
にそのボス11の外径と同一外径を有する一対の突出部
14と、両突出部14端面に同軸上に突設されて両軸孔
10に回転可能に嵌合すると共に両先端部が両対向壁部
9外面、したがって両円形凹部12の開口より外方へ突
出する一対の支軸15とが設けられる。また各ブレード
本体4の前縁部13は、図4に明示するように突出部1
4の半径と同一半径を有するように形成され、これによ
りその前縁部13と両突出部14とが段差を生じること
なく連続する。
【0010】このように各ブレード5の取付部周りを構
成すると、各ブレード5を何れの風向調節位置に回転さ
せても各突出部14と各ボス11とが食違うことがない
ので、前記取付部周りの外観を良好にすることができ
る。
【0011】各ブレード5は連動して回転するようにな
っており、そのために連動リンク16の枢着部17を有
する。その枢着部17は、図3,図5に明示するよう
に、各ブレード本体4の切欠き状共通端部18に支軸1
5と平行に突設されて連動リンク16の枢支孔19を貫
通する枢支軸20と、その枢支軸20の突出端に在って
枢支孔19の口縁に係合する抜止め突起21とより形成
される。抜止め突起21は、ブレード本体4の後縁部2
2外方へ突出しており、連動リンク16の枢支孔19
に、その環状部23の弾性を利用して強制的に挿通され
る。図1,図2に明示するように、1枚のブレード本体
4に操作つまみ24がブレード本体4の長手方向に摺動
自在に取付けられており、その操作つまみ24を上下方
向に回動させると、各ブレード5が連動リンク16を介
して上、下に回転する。
【0012】前記のように構成すると、各ブレード5の
厚さ範囲内に枢着部17、したがって枢支軸20および
抜止め突起21を収めてブレード間隔を狭めることが可
能であり、これによりブレード5の取付枚数を増加させ
て、風向調節を期待通りに行うことができる。またブレ
ード5の何れの回転位置でも枢着部17がブレード5の
一面に出っ張って見えることがないので外観が良好とな
る。
【0013】図1,図2において、ハウジング3の後端
に別の合成樹脂製ハウジング25が接合されており、そ
のハウジング25に左右方向の風向を調節する複数の合
成樹脂製ブレード26が設けられる。各ブレード26両
端の支軸27は、ハウジング25の周壁28を構成する
上、下の対向壁部29にそれぞれ回転可能に支持され、
各ブレード26に連動リンク30が枢支される。また中
央のブレード26に歯形部31が形成され、その歯形部
31は操作つまみ24の歯形部32と噛合する。これに
より、操作つまみ24を左右方向に摺動させると、各ブ
レード26がその方向へ風向を変えるべく回転する。
【0014】次に、前記空調用吹出口装置1の二段射出
成形法について説明する。この成形法においては、1次
射出工程でハウジング3を成形し、2次射出工程ではハ
ウジング3の各軸孔10を各支軸成形用キャビティの一
部に使用して各ブレード5を成形する、といった手段が
採用される。
【0015】図6〜図11は、ハウジング3の1次射出
工程および1次射出成形装置33を示す。その装置33
は、可動の第1の開閉型34と、その第1の開閉型34
に対向する固定の第2の開閉型35と、両開閉型34,
35間に挟着される複数、図示例では一対の第1スライ
ド型36とを備えている。両第1スライド型36は複数
の軸孔成形用中子37と、その中子37を端面の一部に
突設させると共に中子37と同軸の複数の円形凸型部3
8を備え、相対向して第2の開閉型35に摺動自在に設
けられる。 〔第1工程〕図6,図7に示すように、第1の開閉型3
4を下降させて両開閉型34,35を閉じると共に両開
閉型34,35間で一対の第1スライド型36を挟着す
る。
【0016】これにより両第1スライド型36の各軸孔
成形用中子37の軸線が両開閉型34,35の合せ面3
9,40に合致し、各中子37および各凸型部38を含
む一対の対向壁部対応領域41と、それら対応領域41
と略直交する一対の対向壁部対応領域42とが形成され
る。両領域41,42はハウジング3の周壁6および前
部フランジ7を成形する第1のキャビティ43を構成す
る。
【0017】また第1の開閉型34は、その合せ面39
に開口して両端部が第1のキャビティ43に連通する複
数の断面半円形第1凹部44を有する。各第1凹部44
両端側はボス対応領域45であって、ハウジング3にお
けるボス11の半部を成形するために用いられ、また各
ボス対応領域45の内側に存する部分は突出部対応領域
46であって、各ブレード5における突出部14の半部
を成形するために用いられ、さらに両ボス対応領域46
間は前縁部対応領域47であって、各ブレード5の前縁
部13を成形するために用いられる。
【0018】図6,図7,図8に示すように、第1のキ
ャビティ43の形成と同時に、各第1凹部44の各突出
部対応領域46に、第2の開閉型35の合せ面40に突
設された複数、図示例では各第1凹部44について一対
宛の断面半円形堰止め突起48が嵌合する。
【0019】これにより、図6,図7,図9に示すよう
に各堰止め突起48端面に当接する各軸孔成形用中子3
7の先端部回りに、第2の開閉型35の合せ面40に開
口する各一対の断面半円形凹部49および各第1凹部4
4のボス対応領域45の協働でボス11を成形する複数
の第2のキャビティ50が形成される。各第2のキャビ
ティ50は第1のキャビティ43に連通するが、各第1
凹部44の前縁部対応領域47に対しては堰止め突起4
8により遮断されている。 〔第2工程〕図10に示すように、第1のキャビティ4
3および各第2のキャビティ50に、図示しないゲート
より合成樹脂としてのポリプロピレン(PP)系樹脂を
1次射出してハウジング3を成形する。ハウジング3の
両対向壁部9外面には、各凸型部38によって、各軸孔
10の一方の開口部を囲繞する複数の円形凹部12が成
形される。この場合、各第1凹部44の突出部対応領域
46が堰止め突起48により閉鎖されているので、ボス
11が明確に成形される。 〔第3工程〕両第1スライド型36を後退させてその各
軸孔成形用中子37および各凸型部38を各軸孔10お
よび各円形凹部12から抜いた後、第1の開閉型34を
上昇させて両開閉型34,35を開くと共に、図11に
示すようにハウジング3を第1の開閉型34に付着させ
ておく。
【0020】以上の各工程を経てハウジング3の成形を
終了する。
【0021】図12〜図17は、各ブレード5の2次射
出工程および2次射出成形装置51を示す。その装置5
1は、第3の開閉型として共用される第1の開閉型34
と、その第1の開閉型34に対向する固定の第4の開閉
型52と、両開閉型34,52間に挟着される、複数、
図示例では一対の第2スライド型53,54とを備えて
いる。両第2スライド型53,54は、ハウジング3の
各対向壁部9外面に開口した複数の円形凹部12に対応
する複数の円形凸部55を備え、相対向して第4の開閉
型52に摺動自在に設けられる。各円形凸部55には、
その端面に開口して、各支軸15をその先端部が各対向
壁部9外面に突出するように成形するための複数の盲孔
56が形成される。一方の第2スライド型54は、各ブ
レード5の切欠状共通端部18を成形する複数の突起状
成形部57を有する。 〔第4工程〕図12〜図15に示すように、第1の開閉
型34を下降させて両開閉型34,52を閉じると共に
両開閉型34,52間で一対の第2スライド型53,5
4を挟着する。
【0022】これにより、両開閉型34,52および各
第2スライド型53,54間でハウジング3の周壁6お
よび前部フランジ7が挟着され、また図12に明示する
ように第2スライド型53,54の各円形凸部55がハ
ウジング3の各円形凹部12に嵌合して各盲孔56が各
軸孔10に連通すると共に各軸孔10と同軸上に配設さ
れる。さらに図12,図14に明示するように一方の第
2スライド型54の各成形部57が第4の開閉型52の
各摺動孔58を貫通する。
【0023】第4の開閉型52は、第1の開閉型34の
各第1凹部44に対向する複数の断面半円形の第2凹部
59を有し、各第1および各第2凹部44,59の両ボ
ス対応領域45,60間に各ボス11が挟着される。ま
た各第1凹部44および各第2凹部59の両突出部対応
領域46,61間に突出部14を成形する第3のキャビ
ティ62が形成され、各第3のキャビティ62は、各軸
孔10に連通すると共に各軸孔10および各ボス11と
同軸上に配設される。
【0024】さらに両第2スライド型53,54の各盲
孔56およびその盲孔56と連通する軸孔10によって
各支軸15を成形する第4のキャビティ71が形成され
る。
【0025】さらにまた第1の開閉型34における各第
1凹部44の前縁部対応領域47と、第4の開閉型52
の両第2凹部59間において合せ面401 に開口する各
深い凹部63との間にブレード本体4を成形する第5の
キャビティ64が形成され、各第5のキャビティ64は
両第3のキャビティ62に連通する。
【0026】また一方の第2スライド型54における各
成形部57および第4の開閉型52の摺動面間に枢支軸
20を成形する第6のキャビティ65が形成され、各第
6のキャビティ65に第4の開閉型52に形成されて抜
止め突起21を成形するための第7のキャビティ66が
開口している。このように、枢着部17の構造に対応し
て第6,第7のキャビティ65,66の構造は単純化さ
れている。
【0027】第4の開閉型52に、複数のエジェクタピ
ン67が設けられ、各一対のエジェクタピン67の当接
面68は、各第5のキャビティ64において、ブレード
本体4の後縁部22を成形する後縁部対応領域69に臨
んでいる。 〔第5工程〕図15に示すように、第3〜第7のキャビ
ティ62,71,64,65,66に、図示しないゲー
トより、合成樹脂としてのポリブチレンテレフタレート
(PBT)系樹脂を2次射出して各ブレード5を成形
し、これにより吹出口装置1を得る。
【0028】この場合、各支軸15を成形する各第4の
キャビティ71において、第2スライド型53,54と
ハウジング3との両合せ面は、第2スライド型53,5
4の円形凸部55端面とハウジング3の円形凹部12底
面となり、したがって両合せ面と盲孔56底面との間隔
aは、円形凹部12を持たない従来法のそれをbとする
と、円形凹部12の深さがcのとき、a=b+cとな
る。その結果、2次射出工程では、両合せ面に作用する
溶融合成樹脂圧は、従来法におけるそれよりも低いの
で、各支軸15外周面におけるばりの発生が抑制され
る。
【0029】また各ブレード5の突出部14を成形する
第3のキャビティ62と各ボス11とが同軸上に配列さ
れるので、各突出部14と各ボス11とが同軸に成形さ
れる。さらに第1の開閉型34を共用して1次および2
次射出工程を行うので、開閉型コストを低減すると共
に、型交換に要するコストおよび作業時間を省いて吹出
口装置1の量産性を向上させることが可能である。 〔第6工程〕第1の開閉型34を上昇させて両開閉型3
4,52を開き、図16に示すように、吹出口装置1
を、ハウジング3の各円形凹部12と各第2スライド型
53,54の各円形凸部55との嵌合によって第4の開
閉型52に残置する。
【0030】次いで各第2スライド型53,54を後退
させて、その各円形凸部55をハウジング3の各円形凹
部12から離脱させると共に、各盲孔56を各支軸15
の先端部から離脱させた後、各エジェクタピン67を各
ブレード本体4の後縁部22に当接させて吹出口装置1
を第4の開閉型52から突出す。
【0031】このように装置離型時においては、各ブレ
ード5をエジェクタピン67により突き出すので、各支
軸15には、ハウジング3を支持する力が作用する程度
であり、この程度の力では各支軸15の損傷は生じな
い。また成形面に密着している各ブレード5に直接突き
出し力を与えるので、各ブレード5の離型性が良く、し
たがって各ブレード本体4を損傷することがない。
【0032】さらに、ハウジング3の各円形凹部12は
各対向壁部9外面に在り、それら対向壁部9はインスト
ルメントパネル8の内部に配設されることから、吹出口
装置1の外観を損うことがない。一方、各ブレード5の
エジェクタピン当接部は、装置1前面から見えないブレ
ード5の後縁部22に設定されているので、前記同様に
吹出口装置1の外観を損うことがない。
【0033】図17は空調用吹出口装置70の他例を示
す。この装置70は前記吹出口装置1を横方向に2台並
べたものと同様の構造を有し、前記二段射出成形法はこ
のような吹出口装置70の成形にも適用される。この場
合、連動リンク16の枢着部17は、右側の吹出口構造
部71においては各ブレード5の右端側に、左側の吹出
口構造部72においては各ブレード5の左端側にそれぞ
れ設けられる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように、各支軸
を成形するキャビティにおいて、その両合せ面を盲孔底
面より遠去ける、という簡単な手段を用いることによっ
て、各支軸外周面におけるばりの発生を抑制し、これに
より各ブレードの回転を円滑にした空調用吹出口装置を
量産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調用吹出口装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図2の3矢示部の拡大図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】各ブレードと連動リンクとの関係を示す斜視図
である。
【図6】1次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図7の6−6線断面図に相当する。
【図7】図6の7−7線示図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】図6の9−9線断面図である。
【図10】ハウジングを成形した状態を示す1次射出成
形装置の縦断面図である。
【図11】ハウジングを付着した第1の開閉型の縦断面
図である。
【図12】2次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図13の12−12線断面図に相当する。
【図13】図12の13−13線示図である。
【図14】図12の14−14線断面図である。
【図15】吹出口装置を成形した状態を示す2次射出成
形装置の縦断面図である。
【図16】第4の開閉型に吹出口装置を残置した状態を
示す縦断面図である。
【図17】空調用吹出口装置の他例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 空調用吹出口装置 3 ハウジング 4 ブレード本体 5 ブレード 6 周壁 9 対向壁部 10 軸孔 12 円形凹部 15 支軸 34 第1の開閉型(第3の開閉型) 35 第2の開閉型 36 第1スライド型 37 軸孔成形用中子 38 凸型部 43 キャビティ 52 第4の開閉型 53,54 第2スライド型 55 円形凸部 56 盲孔 71 キャビティ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁(6)の両対向壁部(9)に、その
    対向壁部(9)を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸孔(1
    0)を設けたハウジング(3)と、そのハウジング
    (3)内に配設されるブレード本体(4)の両端面に同
    軸上に突設されて両軸孔(10)に回転可能に嵌合する
    と共に各先端部が各対向壁部(9)外面より突出する一
    対の支軸(15)を備えた複数のブレード(5)とを有
    する空調用吹出口装置を合成樹脂を用いて二段射出成形
    するに当り、 相対向する第1および第2の開閉型(34,35)を閉
    じると共に複数の軸孔成形用中子(37)およびその中
    子(37)を端面の一部に突設させた複数の凸型部(3
    8)を備えて相対向する複数の第1スライド型(36)
    を両開閉型(34,35)間で挟着することにより、前
    記軸孔成形用中子(37)および凸型部(38)を含む
    ように、前記ハウジング(3)を成形するキャビティ
    (43)を形成する工程と、 前記キャビティ(43)に合成樹脂を1次射出して、各
    凸型部(38)により各対向壁部(9)外面に開口する
    ように成形されて各軸孔(10)の一方の開口部を囲繞
    する複数の凹部(12)を備えた前記ハウジング(3)
    を成形する工程と、 第3の開閉型(34)と第4の開閉型(52)を閉じる
    ことにより、両開閉型(34,52)によって前記ハウ
    ジング(3)を挟持し、また前記各凹部(12)に各凸
    部(55)を嵌合させると共に各凸部(55)端面に開
    口する各盲孔(56)を前記各軸孔(10)に連通させ
    て相対向する複数の第2スライド型(53,54)を両
    開閉型(34,52)間で挟着して、各盲孔(56)お
    よびその盲孔(56)と連通する軸孔(10)によって
    各支軸(15)を成形する複数のキャビティ(71)を
    形成すると共に相対向する前記両キャビティ(71)間
    に前記ブレード本体(4)を成形する複数のキャビティ
    (64)を形成する工程と、 前記各キャビティ(7
    1,64)に合成樹脂を2次射出して各ブレード(5)
    を成形する工程と、を順次行うことを特徴とする空調用
    吹出口装置の二段射出成形法。
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