JPH0714840B2 - エピタキシャル膜成長方法 - Google Patents

エピタキシャル膜成長方法

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JPH0714840B2
JPH0714840B2 JP1207101A JP20710189A JPH0714840B2 JP H0714840 B2 JPH0714840 B2 JP H0714840B2 JP 1207101 A JP1207101 A JP 1207101A JP 20710189 A JP20710189 A JP 20710189A JP H0714840 B2 JPH0714840 B2 JP H0714840B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、半導体装置におけるエピタキシヤルシリコン
層の堆積に関し、更に具体的には、半導体基板上に高温
エピタキシヤル膜を成長させる前に成長させた低温エピ
タキシヤル膜を用いてオートドーピングを最小限に抑え
たエピタキシヤルシリコン膜の成長方法に関する。
B.従来技術と本発明が解決しようとする課題 高性能集積回路素子の寸法を減少させるために絶えず努
力が続けられているが、特定のデバイスのパラメータ
は、これらパラメータを製造するために利用可能な方法
によつて制限されてきた。このような1つが、不純物添
加された基板上に成長したエピタキシヤル膜の厚さであ
る。基板から前記エピタキシヤル膜中へ不純物の蒸発に
よつてひきおこされたエピタキシヤル層のオートドーピ
ングのため、シリコンエピタキシヤルによつて成長され
たこれらの層の厚さは、蒸発したドーパントの影響を受
けないように、必要とされる膜厚よりも厚くならざるを
得なかつた。
この必要とされる厚さは、従来の成長条件(温度は1000
℃より高い)下で約1μである。蒸発したドーパントの
成長膜への混入によって成長膜と基板との間での急激な
ドーパントの濃度差が見られなくなつた。
これまで種々の解決策が、これらのオートドーピングの
問題を克服するために提案されたきた。例えば、1972年
5月2日にワジユダ(Wajda)に対して発行された米国
特許第3660180号において、オートドーピングは、従来
のエピタキシヤル膜の成長の前に、不純物添加された半
導体基板上の第1の層をスパツタ堆積すすることによつ
て最小にできることが示されている。しかしながら、ス
パツタ膜は、エピタキシヤル成長膜として使用すること
ができないことが知られている。例えば、スパツタ膜
は、スパツタによる堆積の間、無視できない表面損傷を
ひきおこす。この表面損傷は、後の結晶成長において繰
り返される。スパツタ層は、また、不整合及びくずれた
成長をひきおこす基板と異なつた結晶格子方位を有して
いた。更に、スパツタリングは、大面積エピタキシヤル
成長での使用にとつては、非常に不純物を多く含ませ、
とても使用できるものではない。
そのため、従来技術では、化学的気相成長法(CVD法)
が、好ましいエピタキシヤル成長法であるとされるほど
であつた。
このCVD法は、一般的に1000℃以上の温度で行なわれ
た。
CVD技術における改良として、技術者は研究し、低温シ
リコンエピタキシの開発を続けている。このような低温
範囲(1000℃より低い)における温度処理は、より高い
温度での処理を行なうことが知られているエピタキシヤ
ルシリコンにおける不純物添加やオートドーピングの問
題を解決することができる。例えば、次の文献を参照す
るとよい。それは、S.ナカムラによる「低温エピタキシ
ヤル成長例による高電圧感度を有するシリコン可変キヤ
パシタンスダイオード」(1965年カリフオルニア州サン
フランシスコで開かれた電気学会で発表された研究論
文)及びD.C.グプタによる「蒸発面ホモエピタキシヤル
シリコンの堆積方法の改良」(1971年10月発行のソリッ
ド・ステート・テクノロジー第33乃至39頁)、そしてR.
N.トーマス、M.H.フランコーブらによる「UHV昇華によ
るPN接合の低温エピタキシヤル成長」(1968年10月発行
のアプライドフイジツクスレターズ第13巻No.8第270乃
至272頁)である。
低温エピタキシヤル膜成長でもたらされた最近の効果の
例として、低温での高結晶質成長のホモエピタキシヤル
シリコン層成長についてB.S.メイアサンにより1986年発
行のアプライド・フイジツクス・レターズ(Applied Ph
ysics Letters)48(12)797頁乃至799頁に記述されて
いる。この論文は、700℃乃至850℃の範囲の温度での成
膜技術により、実験に基いてウエハ上へのエピタキシヤ
ルシリコン膜の成長を説明している。このような温度範
囲での処理は、4000乃至6000Åのエピタキシヤル成長層
のうち最初の層1000Åにおいて、ほう素のドーピングレ
ベルが1019B/cm3から1015B/cm3まで4桁落ちて急激なド
ーパント濃度の変化が起る。
更に、エピタキシヤル層のスペクトル分析は、バルク結
晶のエピタキシヤル層と同一であり、しかも隠れた結晶
欠陥のない成長膜を発見した。従つて、低温シリコンエ
ピタキシは、以前に実施された成長技術を越えて顕著な
進歩を提供すると思われる。
しかしながら、低温シリコンエピタキシ成長のための処
理時間は、比較的長い。低温エピタキシでの典型的な成
長速度は、約50Å乃至150Å/minである。これでは成長
速度があまりに遅いので効果的でなく、少くとも1μ以
上の厚さの膜を使用できなくさせる。
そのため、本発明の目的は、拡散のないシリコンウエハ
上へのエピタキシヤル膜成長方法を提供することにあ
る。そして/又はウエハからのオートドーピングの影響
を受ける領域を最小限に抑えることができる。
本発明の他の目的は、オートドーピングを含ませること
ができる比較的厚い堆積膜(μより厚い)が短い処理時
間内に得られることができるシリコンウエハ上へのエピ
タキシヤル成長方法を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、高温エピタキシヤル成長
の中間の第2の層の成長前に第1層である低温エピタキ
シヤル層を成長するための成長方法及び構造を提供する
ことにある。
本発明の目的、特徴及び効果は、添付図とともに以下の
より詳しい発明についての記述から明らかとなる。
C.課題を達成するための手段 基板表面界面でドーパント濃度に急激な差がある接合を
するエピタキシヤル膜(μより大きい)の成長方法が本
書において開示されている。当該方法は、エピタキシヤ
ル成長する前記第1の層を基板上に成長させることを含
んでいる。そして、前記第1の層は、約10-8Torrより低
い圧力及び800℃より低い温度で成長される。この第1
の層は、100Åよりも大きな膜厚を有している。
次に、前記第1の層上に、エピタキシヤル成長した第2
の層が成長される。当該第2の層は、800℃より高い温
度で従来から行なわれている成膜方法によつて成長され
る。前記第2の層の膜厚は、前記第1の層の膜厚より厚
いか、又は同じである。
D.実施例 第1図を参照すると、第1図は、それぞれP+型及びN
+型の埋込み層がそれぞれ2つ埋め込まれ、不純物添加
された領域32及び34を含んでいるドープされたN型半導
体基板30の横断面図である。
第1図に示すように、当該実施例において、基板30は、
従来の厚さを有する単結晶シリコン構造であり、少なく
とも約0.1ohm−cmの抵抗率を有する不純物添加されたN
型半導体基板である。従来技術によつて基板30に埋め込
まれるものは、N+型領域34及びP+型領域32である。
N+型領域34は、ドーパントとして例えば砒素又はリン
のようなN形不純物を使用することによつて周知のマス
キング技術も併せて使用して形成されてもよく、約1×
1020乃至約3×10-4atoms/cm3範囲内で正常に広がる高
ドーピング量を生じ、約8×10-4乃至約3×10-4ohm−c
mの範囲における比較的低い抵抗率を備える。
N+型領域34は、基板30と同じ導伝型を有している。
逆に、P/N接合を画定しているP+領域32は、さらにド
ーパントとして、例えば、ほう素のようなP型不純物を
使用することによつてマスキング技術も併せて使用して
形成されても良く、約2×1020atoms/cm2の範囲内にお
いて正常に広がる比較的高いドーピング量を生じ、約7
×10-4ohms−cmの範囲において、上記N+領域34と似た
低い抵抗領域を備える。
第1図に示すように、不純物添加されたP+型領域32
は、基板30の導伝型と正反対の導伝型を有している。承
知のように、前述のことは、採用される基板の導伝型や
形状に関係なく、本発明の一般的な適用可能性を説明し
ている。例えば、基板は、不純物添加された領域がなく
てもよく、従つて、P/N接合を画定するために基板上に
成長される第2の導伝型の半導体材料である1つの導伝
型で不純物添加領域を単に構成するだけでもよい。ま
た、不純物添加領域のいずれかの型だけが、他方の型を
除外して採用されてもよい。本発明は、このような広い
背景の下で、さらに、同導伝型の半導体基板上に不純物
添加された半導体材料の成長にも目を向けている。
次に第1図に示すように、Nを添加したシリコン36の薄
膜(約100Å)は、低温エピタキシヤル技術によつて成
長される。高品質、低温エピタキシヤル層が最近の技術
なので、この低温エピタキシヤル層の成長方法及び成長
装置が第2図に詳細に示されている。
第2図は、低温、低圧のCVDエピタキシヤル成長装置の
1つの型用の配置図である。
第2図において、UHV系10(成長室、又は反応室)及び
基板搬入室12は、前記UHV系10内に基板14を搬入するた
めに使用される。主バルブ16は、UHV系10及び基板搬入
室12間を分離する働きをする。
基板搬入室12の機能は、当該基板搬入室12が10-6Torr以
下の圧力に引かれた後、基板14をUHV系10へ搬送する低
圧力室にすることである。
基板搬入室12は、所望の真空度まで基板搬入室12内を排
気するためのポンプ手段20を備えている。さらに、基板
搬入室12に取り付けているのは、基板搬入室からUHV系
へ基板14を搬送するための搬送手段28である。
UHV系(反応室又は堆積室とも呼ばれる)は、基板上へ
の化学的気相成長が行なわれるホツトウオール炉、さら
に選択的に該炉内で不純物量を測定するための機器(室
量分析計)、そして炉内を少くとも10-8Torrの到達真空
にするためのポンプ手段を含んでいる。
ポンプ手段38は、成長管34内を少くとも10-8Torrの到達
真空を作るために使用される。CVD装置の成長管中にお
いて超高真空を作るための基板搬入室12及びポンプ手段
38の設置は、基板14上に高品質のエピタキシヤルシリコ
ン層を成長させるために不可欠である。このような堆積
をさせるために、ソースガス及び何かの不純物ガスが、
ガス供給口56を経由して成長管34内に導入される。
成長法における主要要な工程は、次の通りである。
1.UHV系は、全圧約10-8Torrより低い圧力までポンプで
排気される。
2.基板14は、その上でのエピタキシヤル成長のために、
基板搬入室12からUHV系10へ搬送される。
3.所望の処理温度及び圧力が作られる。
4.ソースガスは、基板14上にシリコン層の規則正しいエ
ピタキシヤル成長用の等温ガスふん囲気を形成するため
にガス供給口56を介して導入される。
本発明を実施する上で、成長温度は、800℃より低く、
しかも全圧は、通例200m Torrより低い。更に、装置はU
HV系10内で、全ての汚染物の分圧が常持すなわち、基板
14上への成長前及び成長中、10-8Torrより低く維持され
るように操作される。
当業者が低温エピタキシヤル法を実施するのに必要なそ
れ以上の詳細を知ることができるように、かかる記述と
ともに本発明の基礎的な処理工程が前段に記述されてい
る。
再び第1図を参照すると、低温エピタキシヤル層36上
へ、N−層38が成長される。
このN−層38のための特定のエピタキシヤル成長方法
は、これに限定されるものではなく、多くの従来技術の
方法が使用され得る。
高温エピタキシヤル層の成長手段のための工程は、従来
技術としてよく知られている(「SILICON PROCESSING F
OR VISI ERA」第1巻−プロセス技術124乃至160頁(198
7年)S.ウオルフ、R.N.トーバー共著、カリフオルニア
州サンセツトビーチのラテイスプレス発行)。
これらの工程のためのエピタキシヤル成長装置は、例え
ば、H2とともに、SiH4、SiH2Cl2、SiHCl3そしてSiCl4
ようなソースガスを使用する垂直及び平らな反応室を含
んでいる。成長工程を記述している最近の論文に上記成
長方法が記載されている(すなわち、1978年の「ソリツ
ドステートテクノロジー」103乃至106頁記載の「シリコ
ンエピタキシ」) 当該特定の実施例では、基板は、垂直反応室内で加熱さ
れ、成長は、35Torrの処理圧力及び860℃の温度で、反
応物質としてSiCl4とH2を採用して行なわれる。アルシ
ンが添加不純物として採用され、制御されたトレースガ
スとして50ppm導入される。ガスは、所望の膜厚が達成
されるまで基板上を40lpm通過させられる。実際上の目
的のために通常は、膜厚を約1乃至5μの範囲まで広げ
ることができる。
より速い成長速度を達成するために、高温エピタキシヤ
ル成長方法のいづれかの段階において、より高い温度
(800℃以上)が採用され得る。更に、異なるソースガ
スによつてより速い成長速度を達成することができる。
承知のように、不純物添加されないエピタキシヤル層が
望まれる場合、添加不純物は、供給ガスから除かれる。
そして、反対に、もしN型エピタキシヤル層が望まれる
ならば、それに対応する導電型を決める不純物、例えば
ホスフイン又はアルシン等が共給ガスに含有されてもよ
い。通常、種々の添加不純物の濃度は、成長されるエピ
タキシヤル層の所望の特性に依存して採用され得る。
本発明の方法を、現在実施されている方法と比較する
と、不純物添加された基板30とイオン注入された領域32
及び34を有する試料ウエハは、高温(850℃より高い)
までの中温で、基板表面上に従来の処理されたn−エピ
タキシヤル成長膜を必要としている。第3A図は、第1図
の破線によつて示されたと同じ横断面図に従つて、P+
型領域32の上方のN−エピタキシヤル成長層38(第1図
に示すような低温エピタキシヤル膜36は間に介在してい
ない)についてのSIMSによるプロフアイルを示してい
る。第3B図は、破線によつて示されたような横断面図に
従つてN+型領域34、N−エピタキシヤル成長層38(第
1図に示すような低温エピタキシヤル膜36は間に介在し
ていない)についてのSIMSによるプロフアイルを示して
いる。上記両領域は基板30上に存在する。
第3B図から、N+埋込層、34上のエピタキシヤル堆積膜
中にあつて表面から約6000Åの深さのところで、N+埋
込層34からの蒸発及び拡散がN−エピタキシヤル層38の
ボロンのドーピング濃度を実質的に増加させることが見
られ得る。N−層のボロン添加は、不純物添加の主要な
部分を構成している拡散及び脱ガスの結果であることが
当業者によつて認識されるだろう。
P+埋込層32上のエピタキシヤル成長層38のSIMSによる
プロフアイルの第3A図に示した結果がさらに重要であ
る。
第3A図に示したプロフアイルは、砒素が蒸発し、成長層
におけるほう素の濃度にほとんど等しい濃度までエピタ
キシ層38中に拡散することを示している。このことは、
デバイス形成にとつて全く容認できない。
従来のエピタキシヤル成長を示した第3A図及び第3B図と
比較して、第4A図及び第4B図は、同様に不純物添加され
た基板上の低温層上に成長された中温エピタキシヤル層
の実施例についてSIMS曲線を示している。
第4A図は、上記と同様な線に沿つてP+基板領域上のN
−ドープ層のエピタキシヤル成長を示している。
次に、第1図を参照しながら第3A図において、砒素の顕
著なオートドーピングは、P+型領域32(ほう素の添加
領域)上へのN−エピタキシヤル層の成長によつて起
る。この砒素のオートドーピングは、P+型領域を埋込
んだ基板のすぐ上のエピタキシヤル層が、その領域にお
いて砒素とほう素とほとんど等しい濃度を示した第3A図
のSIMSによる濃度プロフアイルにおいて観察された。
しかしながら、次に第4A図を参照すると、第3A図の同じ
ドーピング配置に関して、SIMS曲線は、変化し、基板上
への中温エピタキシヤル層38の成長の前に約400Åの厚
さの低温エピタキシヤル層36の層化を行うように改良し
た。
第4図から、中温N−エピタキシヤル層38の表面からの
深さは、約1×104Åである。
層36及び層32間の直接の境界面における砒素のオートド
ーピングは、第3A図における層38及び32の境界における
ほう素濃度より著しく小さいことが見られ得る。第4A図
から、砒素濃度が1017/cm2未満に制御されているけれど
も、表面からの深さが、1.25×104Åのところで、ほう
素濃度は1019/cm3であることを見ることができる。この
ことは、中温エピタキシヤル層を成長させる場合、第3A
図に示されたものと比べると、オートドーピングの制御
について著しい改善である。
同様な結果が、N+基板上へのN−添加層36の成長に関
して第4B図で見ることができる。第4B図では、線に沿つ
てN−添加層36が表面から約1.25×104Åまで広がつて
いるのを見ることができる。このエピタキシヤル層は、
約1.200×104Åの中温エピタキシヤル成長を含んでい
る。第4A図から、層36と層34間の境界でのほう素のオー
トドーピングは、低温エピタキシヤル層36内において生
じている。
実際のデバイスでは、かかる層の構成において、ほう素
のオートドーピングの低温層による取り込みは第3B図に
示されるように、中温層を使用して改善されるだろうと
いう仮設が成り立つ。このことは、第3A図及び第3B図に
関して形成された成長層は、第4A図及び第4B図のデバイ
スの製作には使用されていない、最初の高温加熱がなさ
れたということに基いている。
第1図の方法で、いまでは、容認可能な時間制限内に膜
成長が行なわれ得る。低温処理時間は、400Åだけの薄
膜が成長されるように最小限に保たれている。エピタキ
シヤル層の残りの厚さは、低温成長と比べると約20倍速
い中温成長膜から成り立つている。従来の中温から高温
成長までは、低温成長速度である100Å/min又は1μ/10
0minに比べて約1μ/5minの速度で行なう。
E.発明の効果 本発明によれば、エピタキシヤル成長膜中におけるオー
トドーピングを抑え、所望の導伝型のエピタキシヤル成
長膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、低温及び高温で、エピタキシヤル成長された
膜を上に有する半導体基板の横断面図である。 第2図は、低温、低圧エピタキシヤル成長装置の配置例
である。 第3A図及び第3B図は、不純物添加された基板上に成長さ
れた従来の高温エピタキシヤル膜に関するSIMS曲線を示
している。 第4A図及び第4B図は、第1図に示した基板上に成長した
エピタキシヤル層に関するSIMS曲線を示している。 30……基板、 32……P+埋込層、 34……N+埋込層、 36……低温エピタキシヤル層、 38……N−層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超高真空下でかつ800℃より低い温度で、
    化学的気相成長によって100Åよりも厚い第1シリコン
    層を成長させる工程と、 所望のエピタキシャル膜厚が成長されるまで、前記第1
    エピタキシャル膜の厚さに等しいか、それより厚い膜厚
    を有し、かつ、800℃よりも高い温度で化学的気相成長
    によって成長される第2シリコン層を前記第1シリコン
    層上に成長させる工程と、 を有する半導体基板表面上へのエピタキシャル膜成長方
    法。
JP1207101A 1988-10-18 1989-08-11 エピタキシャル膜成長方法 Expired - Lifetime JPH0714840B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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