JPH0714030Y2 - ウインドガラスの開閉ロック装置 - Google Patents

ウインドガラスの開閉ロック装置

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JPH0714030Y2
JPH0714030Y2 JP1988095706U JP9570688U JPH0714030Y2 JP H0714030 Y2 JPH0714030 Y2 JP H0714030Y2 JP 1988095706 U JP1988095706 U JP 1988095706U JP 9570688 U JP9570688 U JP 9570688U JP H0714030 Y2 JPH0714030 Y2 JP H0714030Y2
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JP
Japan
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stopper
window glass
state
windshield
lock
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JP1988095706U
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JPH0217416U (ja
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健一 元谷
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、車両などのドアウインドガラスを半開状態
にロックするためのロック機構の改良に関する。
《従来の技術》 例えば、ワンボックスカーなどは座席位置が高いところ
にあるので、例えばリアドアのウインドガラスが全開の
時に子供などが立上がったり、飛び跳ねたりした場合、
あるいは急ブレーキ,急な加減速によって外に落下する
惧れがある。
そこで従来では、例えば実開昭62−96476号公報に示す
ように、ウインドガラスの半開状態でウインドガラスの
下部に当接してウインドガラスの下降動作をロックする
構造が開発されている。この構造では、ドアガラスの解
放時の下死点位置を上下複数に切り替える下死点位置切
替手段を設けるとともに、この下死点位置切替手段を切
替操作する操作手段を設けた点が特徴となっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながらこの構造にあっては、ウインドガラスの全
開状態から半開状態にロックする場合には、一旦ウイン
ドガラスを締め切った後にウインドガラスの下死点ロツ
ク操作をしなければならないので、操作が煩わしかっ
た。
また、誤ってウインドガラスを締め切る前にロツク操作
を行ってしまうと、ガラスがロック装置に当接した状態
で上昇を続けようとする結果、ロック装置そのものを壊
す危険性があった。
この考案は、以上の問題を解決するものであって、ウイ
ンドガラスが全開状態から上昇動作によりロック装置に
当接した状態で、ロック装置側が自動的に後退できるよ
うにしたウインドガラスのロック装置を提供することを
目的とするものである。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、ドアのウインド
部にあって、ウインドレギュレータによって上下動する
ウインドガラスを設け、前記ウインドガラスを半開状態
にロックする開閉ロック装置において、 室内側からウインドガラス側に向けて前後進可能に突出
し、かつウインドガラスの下縁に当接することによって
その下降動作を規制するストッパと、室内側に突出した
前記ストッパのロックおよびロック解除用の操作ノブを
備え、かつ前記ストッパの前記ウインドガラスに対する
当接部は下面に向けてテーパ状をなし、ウインドガラス
の上昇時にウインドガラスの上縁側がテーパ面に当接す
ることによってストッパが自動的に後退するようにした
ものである。
《作用》 ウインドガラスが全閉状態でロック用のストッパが前進
し、ロックを掛ければ、その後ウインドガラスを下降さ
せることにより、ウインドガラスの下部がストッパに当
接して、ウインドガラスを半開位置にロックする。
操作用ノブの操作によって、ストッパを後退させれば、
ロックが解除され、ウインドガラスは全開状態まで下降
できる。
ウインドガラスの全開状態で、前記ストッパがアンロッ
ク状態の場合には障害なしにウインドガラスを上昇させ
ることができる。
また、ストッパが飛び出しロック状態の場合であって、
ウインドガラスが全開状態の場合には、ウインドガラス
がストッパの当接部であるテーパ面に当接して上昇動作
に伴いストッパを後退させることになり、ロック状態で
あってもウインドガラスの上昇の妨げとはならず、また
これによってストッパが破損することもない。
《実施例》 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図ないし第4図はこの考案の実施例を示している。
図において、1はドアインナーパネル、2はこのインナ
ーパネル1の外側部に昇降可能に配置されたウインドガ
ラス、3はインナーパネル1の室内側に添設されたドア
トリムである。
ウインドガラス2の下縁にはジョイント4が一体化さ
れ、このジョイント4はインナーパネル1の内部に垂直
方向に立設されたガイドレール5に沿って昇降可能に保
持されている。
ガイドレール5の上下には滑車部6,6が設けられ、この
滑車部6,6とレギュレータハウジング8との間にワイヤ
9をループ状に掛け渡し、このワイヤ9の両端を前記ジ
ョイント4に結合することによって、レギュレータハウ
ジング8に回転可能に設けたレギュレータハンドル8aを
回すことでワイヤ9が移動し、ジョイント4を回転方向
に応じて昇降させ、ウインドガラス2を開閉するように
なっている。
以上の構成のドアの上下方向中央部において、前記ガイ
ドレール5には開口部5aが形成され、ここにロック装置
10の先端に設けたストッパ11が進退可能に配置され、ロ
ック状態で前記ジョイント4の下縁に当接し、それ以上
の下降を規制するようにしている。
このロック装置10は、前記ドアトリム3にフランジ状に
結合した状態でインナーパネル1を貫通して固定された
ケース12と、ケース12に進退可能に挿通され、かつ室内
R側に突出するロック,アンロック操作用のノブ14と、
ケース12の先端外周に摺動可能に突出した前述のストッ
パ11と、前記ガイドレール5の背面に設けたブラケット
部15に嵌合固定され、かつ前記ストッパ11を摺動可能に
挿通したガイドブロック16と、前記ノブ14を室内側に突
出付勢する圧縮コイルスプリング17と、ストッパ11を常
時前進側に突出付勢する小スプリング18とから概略構成
されている。
前記ケース12は、ドアトリム3に形成した開口周縁に結
合するフランジ部12−1と、フランジ部12−1の先端に
突出する偏平形の筒状部12−2と、筒状部12−2の両側
に突出して筒状部をインナーパネル1に係止固定するた
めの係止爪部12−3と、筒状部12−2の先端に一段小径
化された小径筒部12−4とからなっている。
前記ノブ14の先端側には前記筒状部12−2の内部に挿通
されるラッチ14−1が一体化され、このラッチ14−1の
上面にはハートカム溝14−2が刻設され、このラッチ14
−1を筒状部12−2に挿通し、筒状部12−2の上面に揺
動可能に軸支されたカムピン19の揺動端を前記カム溝14
−2に係合することで、ノブ14のワンプッシュで、挿通
状態にロックされ、ツウプッシュでアンロックされ、ス
プリング17のバネ圧によって筒状部12−2より後退する
ようになっている。
前記ストッパ11は内部中空であって、小径筒部12−4の
外周に摺動可能に嵌合されるとともに、その中空内部に
はガイド溝を設けたガイドピン11−1およびこのガイド
ピン11−1の後端に係止爪部11−2を突出形成してい
る。
そして、このガイドピン11−1に前記ラッチ14−1の先
端中空部に突出した係止爪14−3に摺動可能に係合する
ことによって、ラッチ14−1の先端にガイドピン11−1
を摺動可能に連結するとともに、ガイドピン11−1の外
周に介在された小スプリング18のバネ圧によって常時前
進側に付勢される。
また、このストッパ11の先端当接部11−3の面形状は下
面側に向けてテーパ状に形成され、上昇状態にあるジョ
イント4の上部に当接した場合にはこのテーパ面に沿っ
てジョイント4が上昇することで小スプリング18のバネ
圧に抗して後退するようになっている。
前記ガイドブロック16の上下にはノッチ16aが形成され
ている一方、ブラケット部15に形成された開口15aの上
下に設けたフランジ15−1には小孔15−2が形成されて
いる。
したがって、ガイドブロック16を開口15aに圧入した状
態で前記ノッチ16aが小孔15−2に嵌合し、ガイドブロ
ック16を開口15aに固定する。
以上の構成において、前記ウインドガラス2が全閉状態
の時にノブ14をプッシュしてロックオン状態とすると、
ストッパ11は前進し、この状態に保持される。
その後ウインドガラス2を下降させることにより、ウイ
ンドガラスの下部のジョイント4の下縁がストッパ11に
当接して、ウインドガラスを半開位置にロックする。
ノブ14のロックオフ操作によってスプリング17のバネ圧
によりラッチ14−1は後退し、これとともにストッパ11
も後退することで、ロックが解除され、ウインドガラス
2は全開状態まで下降できる。
ウインドガラス2の全開状態で、前記ストッパ11がアン
ロック状態の場合には障害なしにウインドガラス2を上
昇させることができる。
また、ロック状態の場合であって、ウインドガラス2が
全開状態の場合には、ウインドガラス2を上昇させるに
伴いストッパ11の当接部11−3にジョイント4の上縁が
当接するが、この状態でさらにレギュレータハンドル8a
を回転操作すると、ジョイント4は上昇動作しつつ当接
部11−3のテーパ面を押圧し、小スプリング18のバネ圧
に抗してストッパ11を後退させることになり、ロック状
態であってもウインドガラス2の上昇の妨げとはなら
ず、またこれによってストッパ11が破損することもな
い。
なお、この場合にはストッパのみが後退し、ジョイント
4がストッパ11から外れると小スプリング18のバネ圧に
よって再度ストッパ11は前進して、ロック状態を維持す
ることになる。
なお、以上の実施例では、ロック装置10をドアの上下方
向中央の一ケ所に設けた場合を説明したが、さらにウイ
ンドガラスのロック位置を複数の高さにしたい場合には
その位置に応じた箇所にロック装置10を配置すれば良
い。
また、この実施例ではラッチを設けることによって、ロ
ックオン状態とロックオフ状態のいずれかの状態に自己
保持するようにしてあるが、常時突出側に付勢する構造
としても良い。またこの場合において、ウインドガラス
を全閉する場合にはノブを引いてロックオフ状態を保ち
ながらレギュレータハンドルを回してウインドガラスを
下降させるようにすれば良く、いずれにあってもロック
オン状態でウインドガラスを全閉から引き上げたとして
もストッパは自動的に後退して上昇操作の妨げとなった
り、ストッパ自体を破損することがない。
《考案の効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案に
よるウインドガラスの開閉ロック装置にあっては、ウイ
ンドガラスが全開状態から一部開き状態にロックする
際、ウインドガラスの全閉操作が不要となり、またロッ
ク装置のロックオフ操作を忘れた場合における破損等を
未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用したドアの全体構成を示す斜視
説明図、第2図はロック装置の分解斜視図、第3図はロ
ックオフ状態を示す要部断面図、第4図はロックオン状
態におけるウインドガラスの上昇時の作用を示す要部断
面図である。 1……ドアインナーパネル 2……ウインドガラス 3……ドアトリム 8……レギュレータハウジング 8a……レギュレータハンドル 10……ロック装置 11……ストッパ 11−3……当接部 14……操作用ノブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアのウインド部にあって、ウインドレギ
    ュレータによって上下動するウインドガラスを設け、前
    記ウインドガラスを半開状態にロックする開閉ロック装
    置において、 室内側からウインドガラス側に向けて前後進可能に突出
    し、かつウインドガラスの下縁に当接することによって
    その下降動作を規制するストッパと、室内側に突出した
    前記ストッパのロックおよびロック解除用の操作ノブを
    備え、かつ前記ストッパの前記ウインドガラスに対する
    当接部は下面に向けてテーパ状をなし、ウインドガラス
    の上昇時にウインドガラスの上縁側がテーパ面に当接す
    ることによってストッパが自動的に後退するようにした
    ことを特徴とするウインドガラスの開閉ロック装置。
JP1988095706U 1988-07-21 1988-07-21 ウインドガラスの開閉ロック装置 Expired - Lifetime JPH0714030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988095706U JPH0714030Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 ウインドガラスの開閉ロック装置

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JP1988095706U JPH0714030Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 ウインドガラスの開閉ロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0217416U JPH0217416U (ja) 1990-02-05
JPH0714030Y2 true JPH0714030Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=31320408

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JP1988095706U Expired - Lifetime JPH0714030Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 ウインドガラスの開閉ロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937375Y2 (ja) * 1979-05-17 1984-10-17 川崎重工業株式会社 車両落し窓懸留具
JPS6243012U (ja) * 1985-09-05 1987-03-14

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Publication number Publication date
JPH0217416U (ja) 1990-02-05

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