JPH0531171Y2 - - Google Patents

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JPH0531171Y2
JPH0531171Y2 JP8929086U JP8929086U JPH0531171Y2 JP H0531171 Y2 JPH0531171 Y2 JP H0531171Y2 JP 8929086 U JP8929086 U JP 8929086U JP 8929086 U JP8929086 U JP 8929086U JP H0531171 Y2 JPH0531171 Y2 JP H0531171Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として自動車用に使用されるドア
ロツク装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 閉止時に互いに先端部が近接するようにした揺
動扉と、摺動扉とを使用するセンターピラーのな
い自動車の扉において、扉の近接部に設けたドア
ロツク装置は、いずれの扉側からもロツク解除す
ることが必要であり、このようなドアロツク装置
は、例えば、実公昭58−26286号公報に開示され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したドアロツク装置においては、揺動扉側
のドアロツク本体に、摺動扉側のストライカ本体
を進入させると、ドアロツク本体の凹部にストラ
イカ本体の嵌合突出部が嵌合するとともに、この
嵌合突出部に穿設された係合孔に、凹部内に突出
するように付勢されたラツチピンが嵌合すること
によつて、両扉はロツクされるようになつてい
る。
また、ロツク側の解除レバーあるいはストライ
カ側の解除レバーを操作した場合に、ラツチピン
が押圧降下されてロツクが解除されるが、このス
トライカ側の解除レバーを、オーバーストローク
の状態で、開扉装置を行うと、解除レバーとドア
ロツク本体が干渉し、引掛り音が発生したり、操
作が円滑でなくなつたりする問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のドアロツク装置は、上述した問題点を
解消するためになされたもので、閉止時に互いに
先端部が近接するようにした揺動扉と摺動扉との
いずれか一方に取付けられ、かつ正面がコ字状に
開口する凹部を備えるロツク本体と、先端部が前
記凹部内に出没可能で、前記ロツク本体のガイド
孔から突出するように付勢されているラツチピン
と、ロツク本体に枢着され、かつラツチピンに係
合して、ラツチピンを没入可能のロツク側解除レ
バーと、他方の扉に取付けられ、かつ両扉を閉じ
た際に、前記凹部に嵌合する尖先状の嵌合突出部
を有するストライカ本体と、前記ラツチピンと係
脱可能の前記係合突出部に穿設された係合孔と、
ストライカ本体に設けられ、かつ先端に、係合孔
上に位置してラツチピンを没入可能の突出部を有
するストライカ側解除レバーとからなるドアロツ
ク装置において、内端が前記ガイド孔の先端開口
と連通し、外端がロツク本体の開口縁に開口する
逃げ溝を、ロツク本体の壁部に切設したものであ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
第6図は、本案装置の平面概略図を示すもの
で、Aは、左端のドアヒンジCを回動中心とし
て、矢印X,Y方向へ水平揺動可能な揺動扉であ
り、Bは、横長のガイドレールDに沿つて、矢印
Z方向に摺動可能な摺動扉である。
第6図におけるイは閉扉状態、ロは揺動扉A及
び揺動扉Bを開いた状態を、それぞれ示してい
る。
第1図において、1は、揺動扉Aの自由端側に
固着されたドアロツクLのロツツク本体で、該ロ
ツク本体1は、上壁部2と、その一側より垂設さ
れた側壁部3、及び側壁部3の下端より上壁部2
と同方向へ平行に延出し、かつ中央に上下方向の
ガイド孔4を貫設した下壁部5とからなる。
上壁部2と下壁部5との間には、揺動扉Aの自
由端側へ開口するコ字形をなす嵌合用の凹所6が
形成されている。
7は、縦方向をなす棒状のラツチピンで、該ラ
ツチピン7には、上端部の噛合部8と、中間に形
成された鍔部9、及び下端側の横に貫通する連結
孔7aとが設けられ、かつラツチピン7は、上端
部の噛合部8がロツク本体1の下壁部5に貫設さ
れたガイド孔4に下方より摺動可能なように嵌合
するとともに、噛合部8の先端が、ロツク本体1
の凹所6内へ突出するようにしてある。
第1図及び第4図で明示されているように、ロ
ツク本体1の下壁部5の上面には、ガイド孔4か
ら、開口部に向かつて、開口の径と同じ幅で、後
述するような所定の深さhで、断面矩形状の逃げ
溝10が切設されている。
11は、ロツク本体1の下壁部5の下面にリベ
ツト12によつて固着された基板で、該基板11
には、水平な取付部13と、取付部13の一端か
ら垂下するフランジ部14と、取付部13から右
方に段差をもつて延出するとともに、ガイド孔4
の真下にくるように、右側端より切込まれた切欠
部15aのある保持部15とが、それぞれ設けら
れている。
16は、ラツチピン7の巻回され、ラツチピン
7の鍔部9と基板11の保持部15との間に介装
された圧縮スプリングで、ラツチピン7は、該圧
縮スプリング16によつて、常時上方へ付勢され
ている。
17は、中間を基板11のフランジ部14に、
軸18をもつて枢着されたL字形のロツク側解除
レバーである。
ロツク側解除レバー17の一端は、操作ハンド
ル(図示せず)に連結され、かつ他端はラツチピ
ン7の連結孔7aに嵌合しており、ロツク側解除
レバー17を軸18まわりに時計方向へ回動させ
ることによつて、ラツチピン7を下方へ押圧して
移動しうるようになつている。
また、ロツク側解除レバー17は、軸18に巻
回され、一端が保持部15に、他端がロツク側解
除レバー17にそれぞれ係止された捩りスプリン
グ19によつて、常時、軸18まわりに反時計方
向に付勢されている。
第2図において、20は、摺動扉Bにおける前
記揺動扉A側のドアロツクLと噛合可能な位置に
固着されたストライカSのストライカ本体で、該
ストライカ本体20は、摺動扉Bにボルト等によ
つて取付けられた取付部21と、取付部21より
左方へ突出し、前記ロツク本体1の嵌合用凹所6
内に進入可能な嵌合突出部22、及び取付部21
のほぼ中央から右方へ突出する支持部23とから
なつている。
嵌合突出部22は、ロツク本体1との嵌合が容
易に行えるように、その先端部が円弧状に形成さ
れ、かつ、その側面22aと上面22b、或い
は、下面22cとの間に先端部には、テーパー面
22d,22eが形成されている。
24は、取付部21から嵌合突出部22の先端
にわたつて切設された、横長で断面矩形状の呈す
る中空孔部で、該中空孔部24の先端と嵌合突出
部22の下面22cとの間には、ラツチピン7の
先端の噛合部8と係脱可能な係合孔25が穿設さ
れている。
26は、ストライカ本体20の支持部23に軸
27をもつて枢着された横長のストライカ側解除
レバーで、該ストライカ側解除レバー26の右端
26aは操作ハンドル(図示せず)に連結され、
かつその左側は中空孔部24に、左端の下向突出
部26bが係合孔25の上方に位置するように遊
挿されている。
ストライカ側解除レバー26は、軸27に巻回
され、一端が取付部21に、他端がストライカ側
解除レバー26にそれぞれ係止された捩りスプリ
ング28によつて、常時、軸27まわりに時計方
向に付勢されている。
つぎに、上述した構成の本考案装置の実施例の
作動について説明する。
第1図並びに第2図において、例えば揺動扉A
と摺動扉Bとを結合させるべく、ロツク本体1に
ストライカ本体20を相対的に進入させると、ス
トライカ本体20の嵌合突出部22が、ロツク本
体の嵌合用凹所6内に入り込み、嵌合突出部22
が嵌合凹所6の奥へ進行にするにつれて、嵌合突
出部22の先端下のテーパー面22eは、ラツチ
ピン7の上端を押圧し、ラツチピン7を圧縮スプ
リング16の付勢力に抗して、ロツク本体1の下
壁部5にあるガイド孔4に沿つて下降させる。
嵌合突出部22の係合孔25とラツチピン7の
軸心線が一致する位置まで、嵌合突出部22が進
むと、圧縮スプリング16の付勢力で、ラツチピ
ン7は上昇し、嵌合突出部22の係合孔25にラ
ツチピン7の上端の噛合部8が嵌合して、第3図
に示す噛合状態となり、摺動扉Bは閉扉Bは閉扉
位置に固定される。
この閉扉状態における揺動扉A側からの噛合解
除は、操作ハンドル(図示せず)の解放操作で、
ロツク本体1の解除レバー17を、軸18まわり
に時計方向へ回動させることによりなされる。
すなわち、この回動に伴い、解除レバー17の
他端が連結孔7aに嵌合しているラツチピン7
は、圧縮スプリング16の付勢力に抗して下降さ
せられ、ラツチピツン7上端の噛合部8は、スト
ライカ本体20の係合孔25から離脱し、ラツチ
ピン7とストライカ本体20の噛合関係が解かれ
て、揺動扉Aと摺動扉Bの開扉が可能となる。
また、摺動扉B側からの噛合解除は、操作ハン
ドル(図示せず)を解放操作して、ストライカ本
体20の解除レバー26を、軸27まわりに反時
計方向へ回動させることによりなされる。
すなわち、この回動に伴い、解除レバー26の
先端の下向突起部26bがラツチピン7の上端を
押圧しこれによつて、ラツチピン7は、圧縮スプ
リング16の付勢力に抗して下降させられ、ラツ
チピン7の上端の噛合部8をストライカ本体20
の係合孔25から離脱さるので、ラツチピン7と
ストライカ本体20の噛合が解かれ、揺動扉Aと
摺動扉Bの開扉が可能となる。
第5図に示すように、ロツク解除の際に、解除
レバー26の先端の下向突起部26bが、ガイド
孔4内に突出する、いわゆるオーバーストローク
状態で、ストライカ本体20が引出されても、下
向突起部26bは、予め、引出し方向に沿つて切
設された逃げ溝10内に位置するため、ロツク本
体1の下壁部5に引掛つたり、衝突音が発生する
ことはない。
このような効果を上げるために、逃げ溝10の
深さhは、ラツチピン7がガイド孔4内で沈む最
大の深さより大としてある。
なお、上述したラツチピン7とストライカ本体
20との噛合は、摺動扉A側のドアロツクLに摺
動扉B側のストライカSが嵌合する場合の構成に
ついて述べたが、このドアロツクLとストライカ
Sは、ほぼ180°の範囲ならば、どの方向からでも
噛合可能な構造であるため、ドアロツクL側か、
ストライカS側の何れの側からも噛合可能である
とともに、噛合を解除することができる。
また、実施例とは逆に、摺動扉Aにストライカ
Sを、摺動扉BにドアロツクLを取付けてもよ
い。
(考案の効果) 以上、詳述したように、本考案のドアロツク装
置では、ロツク本体の壁部に、ガイド孔と連通す
る逃げ溝を切設してあるため、ストライカ側の解
除レバーが、オーバーストローク状態で、ストラ
イカが引き出されても、解除レバーの先端が、ロ
ツク本体に、引掛ることはなく、衝突音が発生せ
ず、円滑な解除操作が行える。
また、本考案装置では、ドアロツクとストライ
カの噛合方向が一方向に限定されることなく、任
意の何れの方向からも噛合が可能であるため、こ
れらを、開閉方向の異る2つの扉間に取付ける
と、扉相互の組合せを、摺動扉と揺動扉、或は揺
動扉と揺動扉等の、従来できなかつた組合せでの
噛合が可能となり、出入口を広くする等、種々の
用途に合致する扉構造とすることができる。
さらに、何れの扉からも、噛合の解除が可能で
あるため、その実用的価値は、著しく高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の係るドアロツク本体を一部
切欠して示す正面図、第2図は、ストライカ本体
の正面図、第3図は、ロツク状態にあるドアロツ
ク装置の縦断面図、第4図は、ロツク解除状態の
ドアロツク本体とストライカ本体とを示す斜視
図、第5図は、ストライカ側の解除レバーか、オ
ーバーストローク状態にあるドアロツク装置の縦
断面図、第6図は、本考案に係るドアロツク装置
を取付けたドアを示し、イは閉扉状態を示す概略
平面図、ロは、同じくドアの開扉状態を示す概略
平面図である。 A……揺動扉、B……摺動扉、L……ドアロツ
ク、S……ストライカ、1……ドアロツク本体、
4……ガイド孔、5……下壁部、6……凹所、7
……ラツチピン、8……噛合部、9……鍔部、1
0……逃げ溝、17……ロツク側解除レバー、2
0……ストライカ本体、22……嵌合突出部、2
2e……テーパー面、25……係合孔、26……
ストライカ側解除レバー、26b……下向き突起
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 閉止時に互いに先端部が近接するようにした揺
    動扉と摺動扉とのいずれか一方に取付けられ、か
    つ正面がコ字状に開口する凹部を備えるロツク本
    体と、先端部が前記凹部内に出没可能として、前
    記ロツク本体のガイド孔から突出するように付勢
    されているラツチピンと、ロツク本体に枢着さ
    れ、かつラツチピンに係合して、ラツチピンを没
    入可能のロツク側解除レバーと、他方の扉に取付
    けられ、かつ両扉を閉じた際に、前記凹部に嵌合
    する尖先状の嵌合突出部を有するストライカ本体
    と、前記ラツチピンと係脱可能の前記係合突出部
    に穿設された係合孔と、ストライカ本体に設けら
    れ、かつ先端に、係合孔上に位置して、ラツチピ
    ンを没入可能の突出部を有するストライカ側解除
    レバーとからなるドアロツク装置において、内端
    が前記ガイド孔の先端開口と連通し、かつ外端が
    ロツク本体の開口縁に開口する逃げ溝を、ロツク
    本体の壁部に切設したことを特徴とするドアロツ
    ク装置。
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