JP2552149Y2 - 機器収納用箱体の扉止め構造 - Google Patents

機器収納用箱体の扉止め構造

Info

Publication number
JP2552149Y2
JP2552149Y2 JP10237691U JP10237691U JP2552149Y2 JP 2552149 Y2 JP2552149 Y2 JP 2552149Y2 JP 10237691 U JP10237691 U JP 10237691U JP 10237691 U JP10237691 U JP 10237691U JP 2552149 Y2 JP2552149 Y2 JP 2552149Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
guide member
box
auxiliary guide
locking rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10237691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0542552U (ja
Inventor
健二 信田
Original Assignee
河村電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 河村電器産業株式会社 filed Critical 河村電器産業株式会社
Priority to JP10237691U priority Critical patent/JP2552149Y2/ja
Publication of JPH0542552U publication Critical patent/JPH0542552U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2552149Y2 publication Critical patent/JP2552149Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、扉鎖錠用ロッドのガイ
ド部材に補助ガイド部材を嵌着した機器収納用箱体の扉
止め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機器収納用箱体の扉止め構造とし
ては各種タイプのものがあり、例えば、図7のように、
扉2の内側に、ハンドル2aでリンク3aを介して昇降
動する扉鎖錠用ロッド3を設け、その扉鎖錠用ロッド3
をガイド金具10でガイドしながら昇降動させて、箱体
本体1の上,下部開口縁部1a,1bの枠体5に遊嵌す
るものが一般的であった。又、実開昭62ー61866
号公報には、扉ロック装置として、図8(a)及び
(b)のように、かんぬき棒11に突起ピン12を設け
ると共に、長穴を設けたロック金物13を突起座14に
摺動自在に取り付け、扉開時にはハンドル回動を阻止
し、扉閉時にはハンドル回動を可能に構成した技術が開
示されていた。因みに、15は箱体、16は扉、17は
バネで、図8(b)は図8(a)のCーC矢示図であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、前者は、金属製の扉鎖錠用ロッド3がガイド金具1
0に嵌脱する際に金属きしり音を発するという問題があ
り、又、扉2の片下がりや箱体本体1及び扉2の枠の擦
り傷防止のためには特別のパーツが必要で、例えば、図
9のように、箱体本体1の下部枠体5に合成樹脂製の扉
スペーサ20を取り付けること等が行なわれていた。
【0004】実開昭62ー61866号公報の装置は、
長穴を設けたロック金物13を摺動自在となしてハンド
ル回動を制御するものであり、前者と同様に、かんぬき
棒11とロック金物及び箱体15の枠との金属きしり音
が発生し、又、扉16の片下がり防止機能が無いので、
箱体15の枠や扉16の枠に擦り傷が付くことが避けら
れず、別のパーツを必要とする等の問題があった。
【0005】そこで、本考案の課題は、箱体本体と扉と
の金属きしり音の発生、扉の片下がり及び擦り傷の発生
を防止する機器収納用箱体の扉止め構造を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案の機器収納用箱体の扉止め構造は、扉の内側
に、ハンドル操作により昇降動自在な扉鎖錠用ロッド
と、その扉鎖錠用ロッドをガイドするガイド部材とを備
え、前記扉鎖錠用ロッドが箱体本体の上,下部開口縁部
の枠体に遊嵌して、扉を鎖錠する機器収納用箱体の扉止
め構造において、前記枠体を内方へ断面L字状に二段折
曲してその先端に隅角部を夫々形成すると共に、扉閉鎖
時、その隅角部に係止部が係止される合成樹脂製の補助
ガイド部材を、前記ガイド部材に嵌着して構成されてい
る。
【0007】
【作用】扉を閉鎖して把手を廻すと、扉鎖錠用ロッドの
先端部がガイド部材と補助ガイド部材にガイドされて、
扉が箱体本体の上,下部開口縁部の枠体にスムースに遊
嵌してロックされる。同時に、補助ガイド部材の係止部
が箱体本体の下部開口縁部の枠体の隅角部に係止され
て、扉の片下がりが防止される。把手を逆に廻すと前述
の動作が逆になり、扉のロックが解除されて扉を開放す
ることが出来る。この動作の間、補助ガイド部材が合成
樹脂製で成形されているため、補助ガイド部材と扉鎖錠
用ロッドの金属きしり音及び補助ガイド部材の係止部と
箱体本体の枠体との金属きしり音が発生せず、又、扉の
片下がりが無いので、扉は箱体本体の枠体に接触するこ
とが無くスムースに開閉出来、擦り傷が付いて塗装が剥
れることが防止される。
【0008】
【実施例】本考案に係る機器収納用箱体の扉止め構造の
一実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は本考案
の扉止め構造を具備した電気機器収納用箱体の斜視図、
図2は図1の扉を閉鎖してロックした状態のA部及びB
部の縦断面図である。1は電気機器収納用箱体の本体、
2は観音開き扉、3は右扉2(図1において右を指し、
以下同様の意である。)の内側に設けられた扉鎖錠用ロ
ッドで、この扉鎖錠用ロッド3は、ハンドル2aの操作
により昇降動自在に構成されている。又、右扉2の内側
には、その扉鎖錠用ロッド3を挿通孔4a,4aに挿通
してガイドするガイド部材としての断面コ字状のガイド
板4,4が溶接されている。
【0009】そして、その扉鎖錠用ロッド3側端面が接
する箱体本体1の上部開口縁部1a及び下部開口縁部1
bには、枠体5を断面L字状に二段折曲して隅角部5
a,5aが夫々形成され、又、一段折曲部には挿通孔5
b,5bが穿設されている。更に、補助ガイド部材とし
ての補助ガイド板6は、図3示のように、合成樹脂製の
平板から成り、その前部に深い切り込み溝6aが刻切さ
れ、その後部には係止部としての切り欠き段部6bが欠
切され、平板中央部に挿通孔6cが穿設されており、そ
の切り込み溝6aをガイド板4に嵌着して、ガイド板4
と一体化されている。
【0010】上記のように構成された機器収納用箱体の
扉止め構造は、次のように動作し、使用される。即ち、
左右の扉2を閉じ、把手2aを廻すと、扉鎖錠用ロッド
3の先端部がガイド板4の挿通孔4aと補助ガイド板6
の挿通孔6aとに挿通してガイドされながら、扉2の挿
通孔2bを経て枠体5の挿通孔5bにスムースに遊嵌
し、扉2が箱体本体1にロックされる。同時に、補助ガ
イド板6の切り欠き段部6bが、下部開口縁部1bの枠
体5の隅角部5aに係止されて、扉2の片下がりが確実
に防止される。
【0011】把手2aを逆に廻すと前述の動作が逆にな
り、扉2のロックが解除されて扉2を開放することが出
来る。このように、扉2を開閉する間、補助ガイド板6
が合成樹脂製で成形されているため、補助ガイド板6と
扉鎖錠用ロッド3の金属きしり音及び補助ガイド板6と
枠体5の隅角部5aとの金属きしり音が発生せず、又、
扉2の片下がりが無いので、扉2は箱体本体1の枠体5
に接触することが無くスムースに開閉出来、金属音の発
生や、擦り傷が付いて塗装が剥れることが防止される。
更に、補助ガイド板6の取り付け,取り外しはワンタッ
チで出来るので、作業が楽である。
【0012】尚、上記実施例においては、補助ガイド板
6の後部に係止部としての切り欠き段部6bを欠切して
いるが、係止部としては、特に切り欠き段部でなく、図
4示のように、補助ガイド板6の後端を二段折曲の板面
5cに当接させて、上記と同様の効果を奏することも出
来る。
【0013】図5及び図6は本考案に係る変更実施例を
示したもので、扉2の縁部を断面L字状に折曲してガイ
ド部材としてのガイド板4を形成し、その先端部に補助
ガイド部材としての補助ガイド板6を嵌着して成るもの
である。補助ガイド板6は、合成樹脂製で前部に当接片
6dを設け、後部に係止部としての切り欠き段部6bを
欠切し、更に、下部に舌片を垂設しその舌片に深い切り
込み溝6eを刻切している。
【0014】この切り込み溝6eをガイド板4の先端に
嵌着し、当接片6dを扉2内側に当接させ、この状態で
扉2を閉じると、切り欠き段部6bが枠体5の隅角部5
aに係止されて、扉2の片下がりが防止される。そし
て、金属きしり音や擦り傷の防止、取り付けの容易性及
びその他の効果は、図2の場合と全く同様である。
【0015】尚、上記実施例は、左右の観音開き扉の場
合について説明しているが、本考案は、扉が片開きの機
器収納用箱体にも適用するものである。そして、又、上
記実施例におけるガイド部材、枠体及び補助ガイド部材
の形状は、上記実施例に限定されるものでは無く、本考
案の目的及び趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更す
ることが出来る。
【0016】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案に係る機器
収納用箱体の扉止め構造は、箱体本体の枠体を内方へ二
段折曲してその先端に隅角部を形成し、その隅角部に係
止される合成樹脂製の補助ガイド部材をガイド部材に嵌
着して成るものであるから、扉の片下がりを確実に防止
すると共に、扉開閉時及び扉ロック時の箱体本体と扉と
の金属きしり音の発生を防止し、更に、扉をスムースに
開閉出来るので擦り傷が付いて塗装が剥れることがな
く、しかも、補助ガイド部材を溶接等によることなくワ
ンタッチで取り付けられる等、その実用価値は大なるも
のがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の扉止め構造を具備した電気機器収納用
箱体の斜視図である。
【図2】図1の扉を閉鎖してロックした状態のA部及び
B部の縦断面図である。
【図3】補助ガイド板の斜視図である。
【図4】補助ガイド板の変更例の使用状態の縦断面図で
ある。
【図5】本考案の変更実施例の使用状態の縦断面図であ
る。
【図6】図5の補助ガイド板の使用状態の斜視図であ
る。
【図7】従来の扉止め構造の一例の斜視図である。
【図8】従来の扉ロック装置の説明図とその要部断面図
である。
【図9】従来の扉止め構造に扉スペーサを係着した分解
斜視図である。
【符号の説明】
1・・箱体の本体、1a・・上部開口縁部、1b・・下
部開口縁部、2・・扉、2a・・ハンドル、3・・扉鎖
錠用ロッド、4・・ガイド板、5・・枠体、5a・・隅
角部、6・・補助ガイド板、6b・・切り欠き段部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の内側に、ハンドル操作により昇降動
    自在な扉鎖錠用ロッドと、その扉鎖錠用ロッドをガイド
    するガイド部材とを備え、前記扉鎖錠用ロッドが箱体本
    体の上,下部開口縁部の枠体に遊嵌して、扉を鎖錠する
    機器収納用箱体の扉止め構造において、前記枠体を内方
    へ断面L字状に二段折曲してその先端に隅角部を夫々形
    成すると共に、扉閉鎖時、その隅角部に係止部が係止さ
    れる合成樹脂製の補助ガイド部材を、前記ガイド部材に
    嵌着して成ることを特徴とする機器収納用箱体の扉止め
    構造。
JP10237691U 1991-11-16 1991-11-16 機器収納用箱体の扉止め構造 Expired - Fee Related JP2552149Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10237691U JP2552149Y2 (ja) 1991-11-16 1991-11-16 機器収納用箱体の扉止め構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10237691U JP2552149Y2 (ja) 1991-11-16 1991-11-16 機器収納用箱体の扉止め構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0542552U JPH0542552U (ja) 1993-06-08
JP2552149Y2 true JP2552149Y2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=14325747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10237691U Expired - Fee Related JP2552149Y2 (ja) 1991-11-16 1991-11-16 機器収納用箱体の扉止め構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2552149Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0542552U (ja) 1993-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5732986A (en) Door lock
JPS63197780A (ja) ドア,窓,その他のロック装置
JPS6158629B2 (ja)
JP2552149Y2 (ja) 機器収納用箱体の扉止め構造
US4330145A (en) Double-latch mechanism
JPH08232528A (ja) スライド扉用ラッチ装置
US4412695A (en) Slide bolt latch assembly
JP2520300B2 (ja) 左右両開扉装置
JP2586118Y2 (ja) リッドロック装置
JP2700219B2 (ja) スライド扉用ラッチ装置
JP2543186Y2 (ja) 蓋体などのロック装置
JP2556910Y2 (ja) 扉の係止鎖錠装置
JP2556916Y2 (ja) 扉の係止鎖錠装置
JP2000352227A (ja) ドア用レバーハンドル
JPH0546606Y2 (ja)
JPH0625579Y2 (ja) シリンダ錠
JPS6145074A (ja) グロ−ブボツクスロツク
JPH0339580Y2 (ja)
JP2561028Y2 (ja) 鋸栓錠
JP2509695Y2 (ja) ドアロック装置
JP3851298B2 (ja) ドア用レバーハンドル
JPH0531171Y2 (ja)
JP2623229B2 (ja) 扉係止装置
JPH0423170Y2 (ja)
JPH0531186Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees