JPH059430Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH059430Y2
JPH059430Y2 JP6020688U JP6020688U JPH059430Y2 JP H059430 Y2 JPH059430 Y2 JP H059430Y2 JP 6020688 U JP6020688 U JP 6020688U JP 6020688 U JP6020688 U JP 6020688U JP H059430 Y2 JPH059430 Y2 JP H059430Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking member
window glass
locking
lock
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6020688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01163688U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6020688U priority Critical patent/JPH059430Y2/ja
Publication of JPH01163688U publication Critical patent/JPH01163688U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH059430Y2 publication Critical patent/JPH059430Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、自動車の窓を開閉すべく昇降する窓
ガラスに設けられた係合部と、窓側の固定部に設
けられ、前記係合部と係合して窓ガラスの下降を
所定の中間開度で停止させるロツク位置と前記係
合部を解放するアンロツク位置との間を移動する
ロツク部材とを備えた昇降式窓ガラスの開度規制
装置の改良に関する。
(2) 従来の技術 この種窓ガラスの開度規制装置は、例えば実開
昭59−181187号公報に開示されているように、既
に知られている。
(3) 考案が解決しようとする課題 上記公報に開示されている装置では、ロツク部
材がロツク及びアンロツクのいずれの位置でも保
持できるようになつているため、ロツク部材がア
ンロツク位置に保持されていることを失念して自
動車を運転した場合には、同乗の子供等が窓ガラ
スを必要以上に大きく開放してしまうことがあ
る。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもの
で、操作しない限りロツク部材を常にロツク位置
に保持し得るようにして、上記のような不都合を
解消し得る昇降式窓ガラスの開度規制装置を提供
することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、ロツク
部材に、それを常時ロツク位置へ付勢するロツク
スプリングと、それをアンロツク位置側へ操作す
るための操作ノブとを連結したことを第1の特徴
とする。
また本考案は、上記特徴に加えて、係合部及び
ロツク部材の少なくとも一方に、係合部がロツク
部材の下方から上昇するときは、他方との摺接に
よりロツク部材をアンロツク位置へ後退させる斜
面を設けたことを第2の特徴とする。
さらに本考案は、上記第1または第2の特徴に
加えて、操作ノブをドアの車室側に配設したこと
を第3の特徴とする。
(2) 作用 本考案の第1の特徴によれば、操作ノブをアン
ロツク位置側へ操作しない限りロツク部材は常に
ロツクスプリングによりロツク位置に保持される
ので、窓ガラスを所定の中間開度の範囲内で昇降
させることができる。そして、窓ガラスを大きく
下降させる必要がある場合には、操作ノブをロツ
クスプリングの力に抗して操作し続けることによ
りロツク部材をアンロツク位置に保持するアンロ
ツク操作と、窓ガラスを下降させる開放操作とを
同時に行わなければならないから、平時は窓ガラ
スが徒に大きく開かれることを防止できる。
また第2の特徴によれば、窓ガラスを大開度位
置から上昇させる場合には、窓ガラス側の係合部
がロツク位置のロツク部材に当接しても斜面の摺
接作用でロツク部材をアンロツク位置へ退去させ
ることができるので、その都度操作ノブを操作せ
ずとも窓ガラスを上昇させることができる。
さらに第3の特徴によれば、操作ノブの操作が
車室において可能となる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図及び第2図において、1は
ワゴン形自動車のスライド式ドアであつて、上半
部に大形の方形窓2を有し、この窓2を開閉する
窓ガラス3はウインドレギユレータ4によつて昇
降駆動される。
ドア1は外板5及び内板6の周縁を相互に接合
して構成され、窓2の下方で両板5,6間に画成
された空室7に上記ウインドレギユレータ4が収
容される。
ウインドレギユレータ4は、レギユレータハン
ドル8を内板6外、即ち車室R側に配置して内板
6の内側面に取付けられる駆動部9と、この駆動
部9の一側方で同じく内板6の内側面に上、下方
向に敷設されるガイドレール10と、このガイド
レール10と駆動部9との間に懸張されるワイヤ
11とから構成される。その際、ワイヤ11は、
ガイドレール10の一側に沿うべく、ガイドレー
ル10の上、下両端に付設されたワイヤガイド1
2,13に摺動自在に支承されており、レギユレ
ータハンドル8の回転操作によりワイヤ11のガ
イドレール10に沿つた部分が上下に移動するよ
うになつている。
このワイヤ11には、第7図に明示するよう
に、ガイドレール10に昇降自在に係合されたキ
ヤリヤプレート14がかしめ部材15を介して接
続され、またこのキヤリヤプレート14に前記窓
ガラス3の下端部がボルト16により固着され
る。
したがつて、レギユレータハンドル8を回転す
れば、その回転方向に応じてワイヤ11を介して
キヤリヤプレート14を昇降駆動し、これにより
窓ガラス3を全閉位置と全開位置との間で昇降す
ることができ、その全開位置では窓ガラス3は前
記空室7に格納される。
第3図及び第4図に示すように、ガイドレール
10の上下方向中間部には、ロツクハウジング1
7を保持する保持板18が溶接されており、ロツ
クハウジング17にはロツク部材19及びロツク
スプリング20が収容される。
ロツク部材19は上方へ屈曲した鉤形部19a
を先端部に有し、この鉤形部19aを前記キヤリ
ヤプレート14の昇降経路へ突出させるロツク位
置Lと該鉤形部19aをロツクハウジング17内
に退去させるアンロツク位置Uとの間を摺動する
ことができ、またロツクスプリング20はロツク
部材19をロツク位置Lの方向へ常時付勢するよ
うになつている。このようなロツク部材19のロ
ツク位置L及びアンロツク位置Uは、ロツク部材
19の側面に設けられた突起21がロツクハウジ
ング19の側壁に開口する長孔22の端壁に当接
することにより規制される。
ロツク部材19の鉤形部19a下面は該鉤形部
19aの根元に向つて下る斜面23に形成され
る。
他方、前記キヤリヤプレート14の下面には前
記鉤形部19aが係合し得る係止溝24が設けら
れ、またその上面には前記斜面23と摺接し得る
斜面25が形成される。
前記ロツク部材19には、ドア1の車室R側に
配置される操作ノブ26が次のようにして連結さ
れる。即ち、ロツク部材19には第5図に示すよ
うにU字溝27が設けられる一方、操作ノブ26
には、ドア1の内板6及び保持板18を貫通して
上記U字溝27に挿入可能な扁平欠円断面の連結
子28が連設され、これらU字溝27及び連結子
28の内、外周面に互いに係合し得る多数条の凹
溝29及び突条30がそれぞれ形成される。而し
て、操作ノブ26が内板6の外側面に当接するま
で連結子28をU字溝27に深く挿入してから
90°回転すると、相対応する凹溝29及び突条3
0が相互に噛合い、これによりロツク部材19に
操作ノブ26が連結される。したがつて、内板6
及びロツクハウジング17の間隔に多少の寸法誤
差があつても、操作ノブ26を内板6との適正な
関係位置を保ちつゝロツク部材19に連結するこ
とができる。
第6図に示すように、操作ノブ26は横断面が
長方形をなしており、そしてロツク部材19との
連結状態において該操作ノブ26の外周に遊嵌す
る合成樹脂製のノブガイド31が内板6の外側面
に被着された化粧板32に接合される。この場
合、ノブガイド31の裏面に突設された一対の弾
性爪33が内板6に穿設された係止孔34に弾力
的に係合することにより、ノブガイド31は化粧
板32に接合される。このようにしてノブガイド
31が固定されると、角形の操作ノブ26はノブ
ガイド31によつて連結子28の軸線周りの回転
を阻止されることになり、ロツク部材19との連
結状態が保持される。
また、ノブガイド31の表面には、操作ノブ2
6をその短辺側で挟んで対向する一対の突片35
が一体に成形され、これらによつて、他物の接触
による操作ノブ26の誤動作を防止するようにな
つている。
再び第2図において、ガイドレール10はドア
1や窓ガラス3の外側方へ湾曲した形状に倣つて
湾曲しており、したがつてキヤリヤプレート14
がガイドレール10上の上昇限または下降限に近
づくと、上下両ワイヤガイド12,13間に張ら
れたワイヤ11の中央部はガイドレール10から
内板6側へ遠ざかろうとするが、これを防止する
ために、上記ワイヤ11の中央部がガイドレール
10から内板6側へ一定距離離れるとこれを支承
するガイド片36(第4図及び第7図参照)が前
記ロツクハウジング17に一体に成形される。
以上において、ガイドレール10は本考案の固
定部に相当し、キヤリヤプレート14は係合部に
相当する。
次にこの実施例の作用について説明すると、ロ
ツク部材19はロツクスプリング20により常時
ロツク位置Lに向つて付勢されているので、通常
は鉤形部19aをキヤリヤプレート14の昇降経
路内に突出させている。そこで、レギユレータハ
ンドル8の前述のような回転操作により窓ガラス
3を全閉位置から下降させていき、窓2が所定の
中間開度に開かれると、キヤリヤプレート14の
係止溝24がロツク部材19の鉤形部19aに係
合して窓ガラス3の下降を停止させる。したがつ
て、通常は上記中間開度の範囲内でしか窓ガラス
3を昇降させることはできない。
窓ガラス3が上記中間開度位置を占めていると
きは、鉤形部19aと係止溝24との係合により
ロツク部材19のアンロツク位置Lへの移動が阻
止されるので、操作ノブ26を引いてもロツク部
材19を動かすことができず、ロツク部材19の
悪戯防止に有効である。
次に上記中間開度位置にある窓ガラス3を更に
下降させ、窓2を大きく開放する必要がある場合
には、レギユレータハンドル8の操作により窓ガ
ラス3を一旦僅かに上昇させて係止溝24を鉤形
部19aから離脱させる。
こうしてから操作ノブ26を車室R側へ引け
ば、ロツク部材19はロツクスプリング20の力
に抗してアンロツク位置Uまで移動し、鉤形部1
9aをロツクハウジング17内に退去させること
ができる。そして操作ノブ26を引き続けながら
レギユレータハンドル8を窓ガラス3の下降方向
へ回動すれば、キヤリヤプレート14はロツク部
材19に何等干渉されることなく鉤形部19aの
直前を通過し、窓ガラス3をその全開位置まで下
降させることができる。しかも操作ノブ26はレ
ギユレータハンドル8と同様にドア1の車室R側
に配置されているので、自動車の走行中でも車室
Rにおいて上記のような窓ガラス3の開度規制解
除を容易に行うことができる。
全開位置の窓ガラス3を上昇させる際には、操
作ノブ26の引張り操作は無用である。何故なら
ば、窓ガラス3の上昇に伴いキヤリヤプレート1
4の上面がロツク位置Lを占めるロツク部材19
の鉤形部19a下面に当ると、それらの斜面2
3,25が互いに摺接し、キヤリヤプレート14
がロツク部材19をロツクスプリング20の力に
抗してアンロツク位置Uの方向へ後退させるから
であり、かくしてロツク部材19に干渉されるこ
となくキヤリヤプレート14したがつて窓ガラス
3を全閉位置まで上昇させることができる。
C 考案の効果 以上のように本考案の第1の特徴によれば、ロ
ツク部材に、それを常時ロツク位置へ付勢するロ
ツクスプリングと、それをアンロツク位置側へ操
作するための操作ノブとを連結したので、操作ノ
ブを操作しない限り常にロツク部材をロツク位置
に保持して窓ガラスの開度に一定の規制を与える
ことができる。しかも、窓ガラスを大きく下降さ
せる場合には、操作ノブに対するアンロツク操作
と窓ガラスの開放操作とを同時に行わなければな
らないから、平時には窓ガラスが徒に大きく開か
れることを防止できる。
また第2の特徴によれば、係合部及びロツク部
材の少なくとも一方に、係合部がロツク部材の下
方から上昇するときは、他方との摺接によりロツ
ク部材をアンロツク位置へ後退させる斜面を設け
たので、窓ガラスを大開度位置から上昇させる場
合には操作ノブを何等操作しなくても、ロツク部
材を自動的にアンロツク位置へ退去させることが
でき、窓ガラスの閉じ操作が簡単となる。
さらに第3の特徴によれば、操作ノブをドアの
車室側に配設したので、操作ノブの操作が車室で
可能であり、車両の走行中でも窓ガラスの開度規
制解除を容易に行うことができて便利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案装置を備えた自動車用ドアを車室側から
見た斜視図、第2図及び第3図は第1図の−
線及び−線断面図、第4図及び第5図は第3
図の−線及び−線断面図、第6図は第3
図の−矢視図、第7図はキヤリヤプレートが
ロツク部材の上方位置を占めている状態で示す第
3図の−矢視図である。 L……ロツク位置、R……車室、U……アツロ
ツク位置、1……ドア、2……窓、3……窓ガラ
ス、4……ウインドレギユレータ、10……固定
部としてのガイドレール、14……係合部として
のキヤリヤプレート、19……ロツク部材、20
……ロツクスプリング、23,25……斜面、2
6……操作ノブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自動車の窓を開閉すべく昇降する窓ガラスに
    連動した係合部と、窓側の固定部に設けられ、
    前記係合部と係合して窓ガラスの下降を所定の
    中間開度で停止させるロツク位置と前記係合部
    を解放するアンロツク位置との間を移動するロ
    ツク部材とを備えた昇降式窓ガラスの開度規制
    装置において、ロツク部材に、それを常時ロツ
    ク位置へ付勢するロツクスプリングと、それを
    アンロツク位置側へ操作するための操作ノブと
    を連結したことを特徴とする、昇降式窓ガラス
    の開度規制装置。 (2) 第(1)項記載のものにおいて、係合部及びロツ
    ク部材の少なくとも一方に、係合部がロツク部
    材の下方から上昇するときは、他方との摺接に
    よりロツク部材をアンロツク位置へ後退させる
    斜面を設けたことを特徴とする、昇降式窓ガラ
    スの開度規制装置。 (3) 第(1)項または(2)項記載のものにおいて、操作
    ノブをドアの車室側に配設したことを特徴とす
    る、昇降式窓ガラスの開度規制装置。
JP6020688U 1988-05-06 1988-05-06 Expired - Lifetime JPH059430Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020688U JPH059430Y2 (ja) 1988-05-06 1988-05-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020688U JPH059430Y2 (ja) 1988-05-06 1988-05-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01163688U JPH01163688U (ja) 1989-11-15
JPH059430Y2 true JPH059430Y2 (ja) 1993-03-09

Family

ID=31285925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6020688U Expired - Lifetime JPH059430Y2 (ja) 1988-05-06 1988-05-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH059430Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01163688U (ja) 1989-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10995526B2 (en) Door latch system
JPH059430Y2 (ja)
EP0173336B1 (en) Roof door structure for vehicles
JP3294770B2 (ja) ポップアップルーフ車
JPS6237190B2 (ja)
JPH071491Y2 (ja) 操作ノブと被操作体との連結構造
JPH0315738Y2 (ja)
JPH0248604Y2 (ja)
KR20020016616A (ko) 로드 플로어 래치
JPH0714030Y2 (ja) ウインドガラスの開閉ロック装置
JP3718789B2 (ja) 車両用シャッタ−の施錠装置
JP2554661Y2 (ja) ウインドレギュレータ装置
JPH0547274U (ja) 車両用スライドドアの簡易ストッパ
JP3206231B2 (ja) 格納式リアシートのロック解除装置
JPH029024Y2 (ja)
JPH0138235Y2 (ja)
KR101583841B1 (ko) 차량용 도어 인사이드핸들의 2-모션 오버라이드 장치
JPS5830758Y2 (ja) リトラクタ
JPH0523720Y2 (ja)
JPH0330537Y2 (ja)
JPH0345488Y2 (ja)
JP4251381B2 (ja) 引戸錠
JPH032618Y2 (ja)
JPH0144694Y2 (ja)
JPH085078Y2 (ja) 自動車ドアのロック解除防止構造