JPH0547274U - 車両用スライドドアの簡易ストッパ - Google Patents
車両用スライドドアの簡易ストッパInfo
- Publication number
- JPH0547274U JPH0547274U JP10870091U JP10870091U JPH0547274U JP H0547274 U JPH0547274 U JP H0547274U JP 10870091 U JP10870091 U JP 10870091U JP 10870091 U JP10870091 U JP 10870091U JP H0547274 U JPH0547274 U JP H0547274U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide door
- locking member
- locking
- stopper
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ストッパを引っ張る等することなく女性乗務
員でも容易にドアを開放保持可能とする。 【構成】 車両の運転室と荷物室の間の一部を区画壁4
により区画して出入り口を開閉可能に建付けたスライド
ドア6の簡易ストッパであって、前記スライドドアの所
定の位置に係止部材15を設けるとともに、該係止部材
と対応する前記区画壁の所定の位置には対をなすロック
素子21a,21bを設け、かつ該ロック素子は前記ス
ライドドアの開方向のみ前記係止部材を移動可能に係止
する。
員でも容易にドアを開放保持可能とする。 【構成】 車両の運転室と荷物室の間の一部を区画壁4
により区画して出入り口を開閉可能に建付けたスライド
ドア6の簡易ストッパであって、前記スライドドアの所
定の位置に係止部材15を設けるとともに、該係止部材
と対応する前記区画壁の所定の位置には対をなすロック
素子21a,21bを設け、かつ該ロック素子は前記ス
ライドドアの開方向のみ前記係止部材を移動可能に係止
する。
Description
【0001】
この考案は、車両の運転室と荷物室との間に設けられるスライドドアの簡易ス トッパに関する。
【0002】
従来、この種の車両例えば宅配車両1においては図5ないし図7に示すように 運転室2と荷物室3との間には区画するため、そのスペースを少なくするため車 幅の一部に区画壁4が設けられて出入り口5を設け、この出入り口5を開閉可能 にスライドドア6が採用されるとともに、このスライドドア6には同ドア6を開 放するための例えばゴム等の弾性部材からなるストッパ7が取付けられ、同スト ッパ7を伸長してその一端を壁4側に設けたフック8に掛着して開放保持して運 転者が荷物室3への出入りを行っていた。
【0003】
しかしながら、スライドドア6の開放保持はストッパ7のゴム特性の弾性を利 用して相当強く引っ張ってフック8に掛着しなければならないので女性乗務員で は困難な面があり、また、宅配車両1ではその作業性からストッパ7の使用頻度 が多く、耐久性の面で問題点があり、とくに、斜面路のストッパ7の使用時には 、ストッパ7に相当の引っ張り力が作用するため経年的に切断する恐れのある問 題点があった。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点を解消すべくなされたもので、ストッパを引っ張 る等することなく女性乗務員でも容易にドアを開放保持することのできる簡易ス トッパを提供することを目的とするものである。
【0005】
本考案は、上記技術課題を解決するため、車両の運転室と荷物室の間の一部を 区画壁により区画して出入り口を開閉可能に建付けたスライドドアの簡易ストッ パであって、前記スライドドアの所定の位置に係止部材を設けるとともに、該係 止部材と対応する前記区画壁の所定の位置には対をなすロック素子を設け、かつ 該ロック素子は前記スライドドアの開方向のみ前記係止部材を移動可能に係止す る構成とした車両用スライドドアの簡易ストッパに存する。
【0006】
上記構成としたことにより係止部材と対をなすロック素子との係合状態でスラ イドドアの閉止方向への移動を阻止するようの機能する。
【0007】
次に、本考案の第1実施例を図1ないし図3にしたがって説明すると、この簡 易ストッパ10はスライドドア6に取付けられる係止部11と区画壁4に取付け られて係止部11をロックするロック部20とより構成されている。
【0008】 この係止部11はスライドドア6の中空部6a内の所定の位置に納められてそ の係止部材15を側方へ出没可能に設けられるもので、対をなすガイド枠12と 係止部材15とからなり、このガイド枠12はスライドドア6の幅内(厚さ)に 納め可能に断面略コ字形状のガイド片13と取付片14とから形成されている。 また、係止部材15は上下面に対称に複数の山形歯16を形成したブロック形状 に形成され、その一方の面には対をなすガイド枠12のガイド片13間に沿って スライド可能な略方形状のスライド片17が取付けられ、他方の面のほぼ中央に は取手18が螺着されて突出形成されている。このように形成された係止部11 を取付けるスライドドア6には図示のように同ドア6の区画壁4側のドア板6b の所定の位置に係止部材15とほぼ同形状の挿通孔6cが貫設されている。この ように挿通孔6cを貫設してドア6の中空部6a内に対をなすガイド枠12が同 挿通孔6cの両側に対設状に取付片14を介して取付けられるとともに、ガイド 片14間にスライド片17を介して係止部材15が納められて、同係止部材15 は挿通孔6cより出没可能に設けられている。
【0009】 また、ロック部20は区画壁4のスライドドア6に取付けた係止部11と対応 する位置に開設された切り欠き溝4aに取付けられるもので、この切り欠き溝4 aは係止部11の係止部材15を通過可能な幅で所定の長さ例えば係止部材15 のほぼ同程度か、若干長い長さに形成され、この切り欠き溝4aの開口側の上下 には係止部材15の山形歯16と係合可能な歯22を有する対をなす山形歯車2 1a,21b(ロック素子ともいう)が軸ピン23を介して枢着され、この両歯 車21a,21bにはそれぞれ区画壁4の取付けたピン24に枢着された押え爪 25が図示はしないがばね手段により歯車21a,21b側の矢印a方向に付勢 されて歯22に係合されて、両歯車21a,21bはそれぞれが図示矢印b方向 へのみの回動が許容され手、この噛合いした状態で係止部材15をスライドドア 6の開方向へのみ移動可能に設けられている。
【0010】 この第一実施例は上記のように構成したものであるから、スライドドア6を移 動して出入り口5を開放する場合には、取手18により係止部材15を挿通孔6 cより引き出す。この引き出し状態でスライドドア6を開方向へ移動していくと 同係止部材15の端部は切り欠き溝4aへ挿入されていき、同係止部材15の上 下に形成した山形歯16は切り欠き溝4aの上下に枢着した対をなす山形歯車2 1a,21bと噛み合い係合され所定の位置で停止する。
【0011】 また、開状態より閉止するには取手18を押すと係止部材15は容易にスライ ドドア6内に没入されて山形歯車21a,21bとの噛合いが解かれ、取手18 は切り欠き溝4aの中央に位置して閉じ方向へ移動して出入り口5を閉止するこ とができる。
【0012】 上記したように、この係止部材15の開方向への移動方向と対を成す山形歯車 21a,21bとの回動を許容する方向とが同一方向であるから、両山形歯車2 1a,21bへの噛合い係合が容易に行うことができるので、女子乗務員でも係 止部材15を引き出すのみでスライドドアを容易に開放保持することができ、例 えば車両1が傾斜路に停止した状態でスライドドア6が閉じ方向へ移動しようと としても押え爪25により山形歯車21a,21bの回動が阻止されるので開状 態を保持することができる。
【0013】 次に、本考案の第2実施例を図4にしたがって説明する。この簡易ストッパ3 0はスライドドア6側に取付けられる係止部31と区画壁4側に付設されるロッ ク部35とから構成され、この係止部31はロープ等からなる係止部材32を主 体とし、同係止部材32の一端は取付金具33を介してスライドドア6の所定の 位置に取付けられ、同係止部材32の他端はリング状の取手部34が形成されて いる。
【0014】 また、ロック部35はスライドドア6に取付けた係止部31と対応する区画壁 4に取付けられるもので、同ロック部35は上下に対をなす係止レバー36a, 36b(ロック素子ともいう)とからなるもので,この両係止レバー36a,3 6bはロープ状の係止部材32を径方向より把持可能な厚さを有する板状で図示 平面略卵形状に形成され、所定の間隔で大径基部側が軸ピン37により枢着され るとともに、両係止レバー36a,36bはスライドドア6の開方向へ対称に傾 斜され、先端小径側の縁にはロレット掛けあるいは複数の小爪が施され、この両 係止レバー36a,36bは所定のばね圧を有するばね部材38により図示矢印 a方向へ付勢されて係止部材32を挾持可能に設けられ、この挾持した状態で係 止部材32をスライドドア6を閉じ方向へ移動しようとしても係止レバー36a ,36bが食い込み状に作用して移動を阻止し、開方向へのみ移動可能に設けら れている。
【0015】 このように設けられた第2実施例の簡易ストッパ30は第1実施例の簡易スト ッパ10とほぼ同等の作用効果を奏するものである。
【0016】
本考案は、上記のように構成したものであるから、スライドドアに取付けた係 止部材の開方向への移動方向と対を成すロック阻止との回動を許容する方向とが 同一方向であるから、両ロック阻止との係合が容易に行うことができるので、女 子乗務員でも係止部材を係合することのみでスライドドアを容易に開放保持する ことができ、また、車両が傾斜路に停止した状態でスライドドアが閉じ方向へ移 動しようととしてもロック阻止の回動が阻止されるので開状態を保持することが できる。
【図1】本考案の第1実施例の簡易ストッパの斜視図で
ある。
ある。
【図2】同じく係止部の斜視図である。
【図3】同じく係止部の取付け状態の断面図である。
【図4】本考案の第2実施例の簡易ストッパの斜視図で
ある。
ある。
【図5】宅配車両の略体断面図である。
【図6】従来のスライドドアをストッパにより掛け止め
した斜視図である。
した斜視図である。
【図7】従来のストッパの拡大図である。
1 宅配車両 2 運転室 3 荷物室 4 区画壁 5 出入り口 10,30 簡易ストッパ 11,31 係止部 15,32 係止部材 20,35 ロック部 21a,21b 山形歯車(ロック素子) 36a,36b 係止レバー(ロック素子)
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の運転室と荷物室の間の一部を区画
壁により区画して出入り口を開閉可能に建付けたスライ
ドドアの簡易ストッパであって、前記スライドドアの所
定の位置に係止部材を設けるとともに、該係止部材と対
応する前記区画壁の所定の位置には対をなすロック素子
を設け、かつ該ロック素子は前記スライドドアの開方向
のみ前記係止部材を移動可能に係止する構成とした車両
用スライドドアの簡易ストッパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10870091U JPH0547274U (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 車両用スライドドアの簡易ストッパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10870091U JPH0547274U (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 車両用スライドドアの簡易ストッパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547274U true JPH0547274U (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=14491416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10870091U Pending JPH0547274U (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 車両用スライドドアの簡易ストッパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0547274U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013249615A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Skb:Kk | 戸パネルのロック装置 |
JP2014101656A (ja) * | 2012-11-19 | 2014-06-05 | Senyo Shokai:Kk | 引戸開閉装置 |
KR101500865B1 (ko) * | 2012-11-05 | 2015-03-09 | 가부시키가이샤 니프코 | 회전이동 보조기구 |
JP2018193720A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 立川ブラインド工業株式会社 | 間仕切り |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP10870091U patent/JPH0547274U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013249615A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Skb:Kk | 戸パネルのロック装置 |
KR101500865B1 (ko) * | 2012-11-05 | 2015-03-09 | 가부시키가이샤 니프코 | 회전이동 보조기구 |
JP2014101656A (ja) * | 2012-11-19 | 2014-06-05 | Senyo Shokai:Kk | 引戸開閉装置 |
JP2018193720A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 立川ブラインド工業株式会社 | 間仕切り |
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