JPH07135913A - 多構造デザートゼリーの製造法 - Google Patents
多構造デザートゼリーの製造法Info
- Publication number
- JPH07135913A JPH07135913A JP5314450A JP31445093A JPH07135913A JP H07135913 A JPH07135913 A JP H07135913A JP 5314450 A JP5314450 A JP 5314450A JP 31445093 A JP31445093 A JP 31445093A JP H07135913 A JPH07135913 A JP H07135913A
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- JP
- Japan
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- jelly
- parts
- cream
- dessert
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- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホイップクリームなどをゼリーに封入した多
構造デザートゼリーを得る。 【構成】 ゲル化剤を含有するゼリー溶液のゲル化温度
が10〜30℃で、ホイップクリームなどの上から充填
しても内容物は融解しない。得られた多構造デザートゼ
リーは、30℃または35℃の温度条件下で混ざり合わ
ない。
構造デザートゼリーを得る。 【構成】 ゲル化剤を含有するゼリー溶液のゲル化温度
が10〜30℃で、ホイップクリームなどの上から充填
しても内容物は融解しない。得られた多構造デザートゼ
リーは、30℃または35℃の温度条件下で混ざり合わ
ない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多構造デザートゼリーの
製造に関し、更に詳しくはゼリー溶液の低温領域でゲル
化するゲル化剤を利用し、ホイップクリームを層状また
は一定の固形物としてゼリー中に封入した多構造デザー
トゼリーの製造法に関する。
製造に関し、更に詳しくはゼリー溶液の低温領域でゲル
化するゲル化剤を利用し、ホイップクリームを層状また
は一定の固形物としてゼリー中に封入した多構造デザー
トゼリーの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より層状デザートゼリーとして、異
なる色調、または異なるゼリー組織を有するものは既に
知られている。それらは、一つのゼリー液を充填し冷却
固化させてから次のゼリー液を充填した多層デザートゼ
リーや比重の異なる2種類のゲル化剤からなる多層デザ
ートである。またゼラチンとホイップクリームの積層な
どの多層食品も、すでに商品化され知られている。
なる色調、または異なるゼリー組織を有するものは既に
知られている。それらは、一つのゼリー液を充填し冷却
固化させてから次のゼリー液を充填した多層デザートゼ
リーや比重の異なる2種類のゲル化剤からなる多層デザ
ートである。またゼラチンとホイップクリームの積層な
どの多層食品も、すでに商品化され知られている。
【0003】このような従来の技術では、一つのゼリー
層が形成できてから次の層を充填し多層にする(特開昭
48ー72362)、つまりゼリー層を先に成型させな
いと層状食品はできない。また、異なるゼリー液の比重
に差をつけ比重差で分ける方法があるが、比重差を大き
くする必要がある。比重差は一般的に砂糖濃度で調整さ
れる。例えば、コーヒーゼリーとクリームは、一旦コー
ヒーゼリー液をゲル化させてからクリームを充填するた
め、ゲル化まで長時間を要する。また、比重差を利用し
た物として一般的にプリンとカラメルソースが知られて
いる。充填時の糖度差はプリン20度に対しカラメルソ
ース40〜50度と、その差が20〜30度で製造され
るが、糖度差が大きいため、経時的に双方の浸透圧で同
一になろうとするため離水を生じ、プリンとカラメルソ
ースの境界が明瞭にならない欠点がある。またゼラチン
とホイップクリームの層状デザートにおいては、ゼラチ
ンの特性であるゲル化温度が10〜20℃と低く、また
ホイップクリームが融解する温度が27〜30℃である
ため、ホイップクリームを融解すること無く組み合わせ
ることが可能であるが、ゼラチンで得られたゲルは、夏
期の温度25〜30℃で融解してしまい、ホイップクリ
ームと混ざり合い溶液となってしまう。従って、ゼラチ
ンのゲルは、厳重な温度管理を余儀なくされる欠点があ
る。
層が形成できてから次の層を充填し多層にする(特開昭
48ー72362)、つまりゼリー層を先に成型させな
いと層状食品はできない。また、異なるゼリー液の比重
に差をつけ比重差で分ける方法があるが、比重差を大き
くする必要がある。比重差は一般的に砂糖濃度で調整さ
れる。例えば、コーヒーゼリーとクリームは、一旦コー
ヒーゼリー液をゲル化させてからクリームを充填するた
め、ゲル化まで長時間を要する。また、比重差を利用し
た物として一般的にプリンとカラメルソースが知られて
いる。充填時の糖度差はプリン20度に対しカラメルソ
ース40〜50度と、その差が20〜30度で製造され
るが、糖度差が大きいため、経時的に双方の浸透圧で同
一になろうとするため離水を生じ、プリンとカラメルソ
ースの境界が明瞭にならない欠点がある。またゼラチン
とホイップクリームの層状デザートにおいては、ゼラチ
ンの特性であるゲル化温度が10〜20℃と低く、また
ホイップクリームが融解する温度が27〜30℃である
ため、ホイップクリームを融解すること無く組み合わせ
ることが可能であるが、ゼラチンで得られたゲルは、夏
期の温度25〜30℃で融解してしまい、ホイップクリ
ームと混ざり合い溶液となってしまう。従って、ゼラチ
ンのゲルは、厳重な温度管理を余儀なくされる欠点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した層状デザート
食品は、ゼリー溶液を一旦ゲル化させたり、ゼリー溶液
の比重に差をつけたり、またゼラチンゲルにおいては、
25〜30℃の気温で溶液になってしまうため厳重な温
度管理を必要とする問題がある。本発明はこのような事
情を鑑み短時間に、またデリケートな製法を必要とする
ことなく、層状デザートゼリーを製造する方法である。
食品は、ゼリー溶液を一旦ゲル化させたり、ゼリー溶液
の比重に差をつけたり、またゼラチンゲルにおいては、
25〜30℃の気温で溶液になってしまうため厳重な温
度管理を必要とする問題がある。本発明はこのような事
情を鑑み短時間に、またデリケートな製法を必要とする
ことなく、層状デザートゼリーを製造する方法である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、前述したよ
うに、従来のゼリー液をゲル化させたり、比重差の利用
や厳重な温度管理等の複雑な工程をとることなく、ただ
クリームをホイップさせて脂肪が凝集した状態で容器に
充填し、ホイップクリームが融解しない30℃以下に調
整した、ゲル化剤のゼリー溶液をホイップクリームの上
から充填し、層状デザートをつくることができる。この
ゲル化剤のゼリー液は、10〜30℃でゲル化する。こ
こで使用するゲル化剤とは、チキソトロピー性を有する
カラギナン主体の製剤が採用される。カラギナンにはカ
ッパータイプ、アイオタータイプ、ラムダタイプの3種
類があるが本発明に用いるカラギナンは、ゲル化性を有
するカッパー、アイオータの2タイプのカラギナンであ
る。カラギナンの添加量は、層状デザートゼリーに対し
5.0%(重量%・以下同じ)以下量で、より好ましく
は、0.1〜1.0%が適当である。さらに食感、物性
の改善(例えば弾力性をもたせたり、固く、さくいもの
にしたり、粘弾性、保水性その他をもたせるなど)、そ
の他の目的で寒天、ファーセレラン、ペクチンおよびロ
ーカストビーンガムから選ばれる1種または2種以上を
併用する。
うに、従来のゼリー液をゲル化させたり、比重差の利用
や厳重な温度管理等の複雑な工程をとることなく、ただ
クリームをホイップさせて脂肪が凝集した状態で容器に
充填し、ホイップクリームが融解しない30℃以下に調
整した、ゲル化剤のゼリー溶液をホイップクリームの上
から充填し、層状デザートをつくることができる。この
ゲル化剤のゼリー液は、10〜30℃でゲル化する。こ
こで使用するゲル化剤とは、チキソトロピー性を有する
カラギナン主体の製剤が採用される。カラギナンにはカ
ッパータイプ、アイオタータイプ、ラムダタイプの3種
類があるが本発明に用いるカラギナンは、ゲル化性を有
するカッパー、アイオータの2タイプのカラギナンであ
る。カラギナンの添加量は、層状デザートゼリーに対し
5.0%(重量%・以下同じ)以下量で、より好ましく
は、0.1〜1.0%が適当である。さらに食感、物性
の改善(例えば弾力性をもたせたり、固く、さくいもの
にしたり、粘弾性、保水性その他をもたせるなど)、そ
の他の目的で寒天、ファーセレラン、ペクチンおよびロ
ーカストビーンガムから選ばれる1種または2種以上を
併用する。
【0006】従来のゼラチンで得られたゼリーの融解温
度25〜30℃に対しゲル化剤のゼリー溶液で得られた
ゼリーは融解温度35〜45℃でゼラチンのゼリーより
10〜15℃高い温度を有しているため夏期での取扱い
の問題はなく、ホイップクリームとの混ざり合いも起き
ない。ゼリー液と組み合わせるホイップクリームのクリ
ームは通常の市販されている乳脂肪分45%の物でもい
いし、植物油脂分45%の物であってもかまわない。ま
た両者の併用物でもよい。すなわち45%高脂肪のクリ
ームで、ホイップによりクリームの保形成が出ればよ
い。またホイップクリームに限らずグミゼリー、チョコ
レートなど低温で溶ける物は何でも応用ができる。
度25〜30℃に対しゲル化剤のゼリー溶液で得られた
ゼリーは融解温度35〜45℃でゼラチンのゼリーより
10〜15℃高い温度を有しているため夏期での取扱い
の問題はなく、ホイップクリームとの混ざり合いも起き
ない。ゼリー液と組み合わせるホイップクリームのクリ
ームは通常の市販されている乳脂肪分45%の物でもい
いし、植物油脂分45%の物であってもかまわない。ま
た両者の併用物でもよい。すなわち45%高脂肪のクリ
ームで、ホイップによりクリームの保形成が出ればよ
い。またホイップクリームに限らずグミゼリー、チョコ
レートなど低温で溶ける物は何でも応用ができる。
【0007】ゼリー溶液のゲルとホイップクリームは水
の系と油脂の系であるため、経時的な両者の混ざり合は
なく、その境界面は明瞭であった。ゼリー溶液のゲル化
点が10〜30℃と低温のためグミゼリー、チョコレー
トの上から充填してもグミゼリーおよびチョコレートを
溶かすことなく多構造デザートゼリーを造ることができ
る。本発明に使用する容器は、ゼリー部とホイップクリ
ーム部、グミゼリー部、チョコレート部の色彩の変化を
明瞭にするためには、透明な容器が望ましいが特に透明
性を要求しなくてもかまわない。容器の形状は底面が狭
いものでもいいし、広いものでもかまわない。上面と底
面が同一でもよい。
の系と油脂の系であるため、経時的な両者の混ざり合は
なく、その境界面は明瞭であった。ゼリー溶液のゲル化
点が10〜30℃と低温のためグミゼリー、チョコレー
トの上から充填してもグミゼリーおよびチョコレートを
溶かすことなく多構造デザートゼリーを造ることができ
る。本発明に使用する容器は、ゼリー部とホイップクリ
ーム部、グミゼリー部、チョコレート部の色彩の変化を
明瞭にするためには、透明な容器が望ましいが特に透明
性を要求しなくてもかまわない。容器の形状は底面が狭
いものでもいいし、広いものでもかまわない。上面と底
面が同一でもよい。
【0008】
実施例1 クリーム部(a) 乳脂肪分45%及び無脂乳固形分4%を含む10℃のク
リーム90部(重量部、以下同じ)に砂糖10部を加
え、ハンドミキサー(松下電気産業株式会社品MK−H
1)を使用し、クリームに保形成がでるまでホイップを
行った。所要時間3分間でオーバーラン35%のホイッ
プクリームが得られた。
リーム90部(重量部、以下同じ)に砂糖10部を加
え、ハンドミキサー(松下電気産業株式会社品MK−H
1)を使用し、クリームに保形成がでるまでホイップを
行った。所要時間3分間でオーバーラン35%のホイッ
プクリームが得られた。
【0009】クリーム部(b) 乳脂肪分45%及び無脂乳固形分4%を含む10℃のク
リーム60部、植物脂肪分40%含むクリーム20部に
砂糖17部、ココア粉末3部を加え、ハンドミキサー
(松下電気産業株式会社品MK−H1)を使用しクリー
ムが保形成がでるまでホイップを行った。所要時間4分
間でオーバーラン40%のホイップクリームが得られ
た。予め準備した100ml入りの透明なプラスチック
の容器2個に保形成を有したホイップクリーム(a)、
(b)をそれぞれ絞り袋で形状を整え30gづつ分注し
た。
リーム60部、植物脂肪分40%含むクリーム20部に
砂糖17部、ココア粉末3部を加え、ハンドミキサー
(松下電気産業株式会社品MK−H1)を使用しクリー
ムが保形成がでるまでホイップを行った。所要時間4分
間でオーバーラン40%のホイップクリームが得られ
た。予め準備した100ml入りの透明なプラスチック
の容器2個に保形成を有したホイップクリーム(a)、
(b)をそれぞれ絞り袋で形状を整え30gづつ分注し
た。
【0010】ゼリー溶液部(c) 清水83部に砂糖15部、カラギナン0.3部、ローカ
ストビーンガム0.1部を加え、撹拌機(新東化学株式
会社品3000H)で撹拌しながら80℃10分間加熱
する。次ぎにクエン酸0.2部、クエン酸三ナトリウム
0.1部、1/5濃縮りんご果汁1部、ベニバナ黄色素
0.02部、クチナシ青色素0.008部、リンゴフレ
ーバー0.1部を加えた。次に5℃の冷水槽にゼリー溶
液を浸し、15分間撹拌しつつ25℃まで冷却した。予
め容器に分注したクリーム部(a)及びクリーム部
(b)の各々に25℃に冷却したゼリー溶液(c)を6
0gづつホイップクリームの上に分注し、8℃の冷蔵庫
に1時間静置しホイップクリーム入りの層状ゼリーが得
られた。
ストビーンガム0.1部を加え、撹拌機(新東化学株式
会社品3000H)で撹拌しながら80℃10分間加熱
する。次ぎにクエン酸0.2部、クエン酸三ナトリウム
0.1部、1/5濃縮りんご果汁1部、ベニバナ黄色素
0.02部、クチナシ青色素0.008部、リンゴフレ
ーバー0.1部を加えた。次に5℃の冷水槽にゼリー溶
液を浸し、15分間撹拌しつつ25℃まで冷却した。予
め容器に分注したクリーム部(a)及びクリーム部
(b)の各々に25℃に冷却したゼリー溶液(c)を6
0gづつホイップクリームの上に分注し、8℃の冷蔵庫
に1時間静置しホイップクリーム入りの層状ゼリーが得
られた。
【0011】実施例2 実験例1のクリーム部(a)とクリーム部(b)を予め
用意した120mlの透明なプラスチックの容器に40
gづつ同量に絞り袋で分注し、次に実施例1のゼリー溶
液部(c)80gをクリーム部(a)、(b)の総量6
0gに分注し8℃の冷蔵庫に1時間冷却した。得られた
緑色のゼリーの中に白色及びチョコレート色のホイップ
クリームが入った3色の層状ゼリーが得られた。実施例
1及び実施例2で得られた層状ゼリーを冷蔵庫で2週間
保存したが白色のホイップクリーム部(a)とゼリー部
及びチョコレート色のホイップクリーム部(b)とゼリ
ー部は相互に混ざることなく境界面は明瞭であった。ま
た30℃の恒温器で2時間保持したがゼリー部及びホイ
ップクリームは融解することはなかつた。
用意した120mlの透明なプラスチックの容器に40
gづつ同量に絞り袋で分注し、次に実施例1のゼリー溶
液部(c)80gをクリーム部(a)、(b)の総量6
0gに分注し8℃の冷蔵庫に1時間冷却した。得られた
緑色のゼリーの中に白色及びチョコレート色のホイップ
クリームが入った3色の層状ゼリーが得られた。実施例
1及び実施例2で得られた層状ゼリーを冷蔵庫で2週間
保存したが白色のホイップクリーム部(a)とゼリー部
及びチョコレート色のホイップクリーム部(b)とゼリ
ー部は相互に混ざることなく境界面は明瞭であった。ま
た30℃の恒温器で2時間保持したがゼリー部及びホイ
ップクリームは融解することはなかつた。
【0012】実施例3 グミゼリー部(d) 清水65.4部、水飴10重量部に砂糖10部、ゼラチ
ン7部を加え、撹拌機(新東化学株式会社品3000
H)で撹拌しながら70℃15分間加熱する。次ぎにク
エン酸0.1部、クエン酸三ナトリウム0.1部、1/
5濃縮オレンジ果汁7部、カロチン色素0.1部、オレ
ンジフレーバー0.1部を加えた。容量200ml入
り、高さ1cmの長方型のステンレス容器にグミゼリー
溶液を200ml充填し、5℃の冷蔵庫で3時間冷却し
た後、1cm角にカッティングし、サイコロ状のグミゼ
リーとした。次に100mlの透明な容器に、サイコロ
状のグミゼリーを3個投入した。
ン7部を加え、撹拌機(新東化学株式会社品3000
H)で撹拌しながら70℃15分間加熱する。次ぎにク
エン酸0.1部、クエン酸三ナトリウム0.1部、1/
5濃縮オレンジ果汁7部、カロチン色素0.1部、オレ
ンジフレーバー0.1部を加えた。容量200ml入
り、高さ1cmの長方型のステンレス容器にグミゼリー
溶液を200ml充填し、5℃の冷蔵庫で3時間冷却し
た後、1cm角にカッティングし、サイコロ状のグミゼ
リーとした。次に100mlの透明な容器に、サイコロ
状のグミゼリーを3個投入した。
【0013】ゼリー溶液部(e) 清水65.6部、果糖ぶどう糖液糖10部に砂糖10
部、粉末水飴10部、カラギナン0.2部、寒天0.1
部、ローカストビーンガム0.15部を加え、撹拌機
(新東化学株式会社品3000H)で撹拌しながら95
℃5分間加熱する。次ぎにクエン酸0.2部、クエン酸
三ナトリウム0.1部、1/5濃縮いちご果汁3.5
部、赤キャベツ色素0.15部、ストロベリーフレーバ
ー0.1部を加えた。次に5℃の冷水槽にゼリー溶液を
浸し、18分間撹拌しつつ23℃まで冷却した。予め容
器に投入したグミゼリー部(d)に23℃に冷却したゼ
リー溶液(e)を60gグミゼリーの上から分注し8℃
の冷蔵庫に1時間静置しグミゼリー入りの層状ゼリーが
得られた。
部、粉末水飴10部、カラギナン0.2部、寒天0.1
部、ローカストビーンガム0.15部を加え、撹拌機
(新東化学株式会社品3000H)で撹拌しながら95
℃5分間加熱する。次ぎにクエン酸0.2部、クエン酸
三ナトリウム0.1部、1/5濃縮いちご果汁3.5
部、赤キャベツ色素0.15部、ストロベリーフレーバ
ー0.1部を加えた。次に5℃の冷水槽にゼリー溶液を
浸し、18分間撹拌しつつ23℃まで冷却した。予め容
器に投入したグミゼリー部(d)に23℃に冷却したゼ
リー溶液(e)を60gグミゼリーの上から分注し8℃
の冷蔵庫に1時間静置しグミゼリー入りの層状ゼリーが
得られた。
【0014】実施例4 チョコレート(f) 市販のチョコレート(高さ 15mm、直径 15mm
の円錐型)
の円錐型)
【0015】ゼリー溶液部(g) 清水83.8部、に砂糖15部、カラギナン0.5部フ
ァーセレラン0.1部、ペクチン0.1部を加え、撹拌
機(新東化学株式会社品3000H)で撹拌しながら8
0℃10分間加熱する。次ぎにクエン酸0.3部、クエ
ン酸三ナトリウム0.1部、食用色素黄色5号0.00
2部、パイナップルフレーバー0.1部を加えた。次に
5℃の冷水槽にゼリー溶液を浸し、20分間撹拌しつつ
20℃まで冷却した。
ァーセレラン0.1部、ペクチン0.1部を加え、撹拌
機(新東化学株式会社品3000H)で撹拌しながら8
0℃10分間加熱する。次ぎにクエン酸0.3部、クエ
ン酸三ナトリウム0.1部、食用色素黄色5号0.00
2部、パイナップルフレーバー0.1部を加えた。次に
5℃の冷水槽にゼリー溶液を浸し、20分間撹拌しつつ
20℃まで冷却した。
【0016】予め100mlの透明容器に投入したチョ
コレート(f)5個に、20℃に冷却したゼリー溶液
(g)70gをチョコレート(f)の上から分注し8℃
の冷蔵庫に1時間静置しチョコレート入りの層状ゼリー
が得られた。実施例3及び実施例4で得られたグミゼリ
ー及びチョコレート入りの層状ゼリーを35℃の恒温器
で2時間保持したが上層部のゼリー部と下層部のグミゼ
リー、チョコレートは混ざり合うことはなかった。
コレート(f)5個に、20℃に冷却したゼリー溶液
(g)70gをチョコレート(f)の上から分注し8℃
の冷蔵庫に1時間静置しチョコレート入りの層状ゼリー
が得られた。実施例3及び実施例4で得られたグミゼリ
ー及びチョコレート入りの層状ゼリーを35℃の恒温器
で2時間保持したが上層部のゼリー部と下層部のグミゼ
リー、チョコレートは混ざり合うことはなかった。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゲル化剤を含有するゼリー溶液とホイッ
プクリームからなる多構造デザートゼリーの製造法。 - 【請求項2】 ゼリー溶液のゲル化温度が10〜30℃
である請求項1記載の多構造デザートゼリーの製造法。 - 【請求項3】 ゲル化剤としてカラギナンと、寒天、フ
ァーセレラン、ペクチンおよびローカストビーンガムか
ら選ばれる1種または2種以上とを併用することを特徴
とする請求項1記載の多構造デザートゼリーの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5314450A JPH07135913A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 多構造デザートゼリーの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5314450A JPH07135913A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 多構造デザートゼリーの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07135913A true JPH07135913A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=18053507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5314450A Pending JPH07135913A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 多構造デザートゼリーの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07135913A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007526210A (ja) * | 2003-04-14 | 2007-09-13 | エフ エム シー コーポレーション | 低粘度カラゲニンを含む均一な熱可逆性ゲル及びそれから製造される製品 |
WO2008111411A1 (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-18 | Osaka University | 咀嚼機能検査用色素含有食品及び咀嚼機能検査方法 |
CN112704208A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-04-27 | 陈锦辉 | 一种可变型果冻及其制备方法 |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP5314450A patent/JPH07135913A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007526210A (ja) * | 2003-04-14 | 2007-09-13 | エフ エム シー コーポレーション | 低粘度カラゲニンを含む均一な熱可逆性ゲル及びそれから製造される製品 |
WO2008111411A1 (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-18 | Osaka University | 咀嚼機能検査用色素含有食品及び咀嚼機能検査方法 |
JP2008220600A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Osaka Univ | 咀嚼機能検査用色素含有食品及び咀嚼機能検査方法 |
CN112704208A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-04-27 | 陈锦辉 | 一种可变型果冻及其制备方法 |
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