JPS646745B2 - - Google Patents
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- JPS646745B2 JPS646745B2 JP61093129A JP9312986A JPS646745B2 JP S646745 B2 JPS646745 B2 JP S646745B2 JP 61093129 A JP61093129 A JP 61093129A JP 9312986 A JP9312986 A JP 9312986A JP S646745 B2 JPS646745 B2 JP S646745B2
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Landscapes
- Confectionery (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、シロツプのような液相を、ゼリー体
の内芯部に包含した構造のゼリー体の製造法に関
する。
の内芯部に包含した構造のゼリー体の製造法に関
する。
技術的背景
従来のゼリー体は、ゼリー層体の上層にクリー
ムやババロア等の他の食品層を積層させたもの、
もしくは種々の色に着色したゼリー体を積層させ
たもの、或はゼリー体の内部に種々の固形状食品
(例えば果肉、豆、乾菓子等)を包含させたもの
が主なものであつて、ゼリー体の内部にシロツプ
のような液相部分を包含させた形態のゼリー体は
未だ知られていない。
ムやババロア等の他の食品層を積層させたもの、
もしくは種々の色に着色したゼリー体を積層させ
たもの、或はゼリー体の内部に種々の固形状食品
(例えば果肉、豆、乾菓子等)を包含させたもの
が主なものであつて、ゼリー体の内部にシロツプ
のような液相部分を包含させた形態のゼリー体は
未だ知られていない。
ところで、近年、飲食品についてもフアツシヨ
ン性を有する新しい形態の製品に対する消費者の
嗜好性が高くなつていることに伴い、種々の新し
い形態の飲食品が市場に出まわつてきている。
ン性を有する新しい形態の製品に対する消費者の
嗜好性が高くなつていることに伴い、種々の新し
い形態の飲食品が市場に出まわつてきている。
発明が解決しようとする課題
本発明は、上述したような新しい形態の飲食品
に対する高い嗜好性に鑑みなされたものであつ
て、液相を、ゼリー体層で一体的に被覆した形態
でゼリー体の内部に包含させた構造を有する新し
い形態のゼリー体から成る食品の製造法を提供す
ることを課題とする。
に対する高い嗜好性に鑑みなされたものであつ
て、液相を、ゼリー体層で一体的に被覆した形態
でゼリー体の内部に包含させた構造を有する新し
い形態のゼリー体から成る食品の製造法を提供す
ることを課題とする。
以下本発明を詳しく説明する。
発明の構成
本発明の特徴は、食用可能な液体を所望の模様
形状に凍結したものを容器に収容し、これにゼリ
ー形成能を有する溶液を該凍結物を被覆するよう
に充填してゲル化させると共に凍結物を溶解する
ことから成る上記ゼリー体の製造法にある。
形状に凍結したものを容器に収容し、これにゼリ
ー形成能を有する溶液を該凍結物を被覆するよう
に充填してゲル化させると共に凍結物を溶解する
ことから成る上記ゼリー体の製造法にある。
課題を解決するための手段
本発明に係るゼリー体の内部に包含させる液相
は、食用可能であれば広範囲な種類のものを用い
ることができるが、必ずしも溶液状でなくともよ
く、例えばクリームのような流動性を有するもの
であつてもよい。
は、食用可能であれば広範囲な種類のものを用い
ることができるが、必ずしも溶液状でなくともよ
く、例えばクリームのような流動性を有するもの
であつてもよい。
したがつて、ここでいう“液相”とは流動性を
有する物質を意味すると解することができる。
有する物質を意味すると解することができる。
一方、本発明でゼリー体を構成する物質は、食
用可能なゲル形成能を有する溶液であればよく、
それ自体ゲル化能を有するもののみならず、ゲル
化剤を添加した溶液も包含する。
用可能なゲル形成能を有する溶液であればよく、
それ自体ゲル化能を有するもののみならず、ゲル
化剤を添加した溶液も包含する。
本発明に係るゼリー体は下記のようにして調製
し得る。
し得る。
まず、液相を形成する物質、例えば着色したシ
ロツプを特定の模様形状、例えば花形の形状に凍
結する。このような形状の凍結は、予め用意した
模様型を用いることにより任意の模様形状に形成
できる。
ロツプを特定の模様形状、例えば花形の形状に凍
結する。このような形状の凍結は、予め用意した
模様型を用いることにより任意の模様形状に形成
できる。
次いで、得られた凍結物を容器に収容し、これ
にゼリー形成能溶液、例えばゲル化剤(カラギナ
ン、低メトキシルペクチン等)を添加した糖液を
注入して上記凍結物を被覆するように充填する。
このゼリー形成能溶液の上記容器への充填によ
り、該溶液は凍結物との接触により急激に温度が
低下するため、その接触部分から直ちにゲル化し
始めて凍結物の周囲を一体に被覆するようにして
固定すると共に、凍結物も上記接触部分から解け
て溶解するに至る。したがつて、溶解した液相部
分は、凍結物のときの形状を保持してゼリー体層
で一体的に被覆された形態に形成される。
にゼリー形成能溶液、例えばゲル化剤(カラギナ
ン、低メトキシルペクチン等)を添加した糖液を
注入して上記凍結物を被覆するように充填する。
このゼリー形成能溶液の上記容器への充填によ
り、該溶液は凍結物との接触により急激に温度が
低下するため、その接触部分から直ちにゲル化し
始めて凍結物の周囲を一体に被覆するようにして
固定すると共に、凍結物も上記接触部分から解け
て溶解するに至る。したがつて、溶解した液相部
分は、凍結物のときの形状を保持してゼリー体層
で一体的に被覆された形態に形成される。
なお、上述したゲル化と凍結物の溶解に際して
は、ゼリー形成能溶液と凍結物の比重差により、
液相がゼリー体内部に包含される位置を変えるこ
とができる。
は、ゼリー形成能溶液と凍結物の比重差により、
液相がゼリー体内部に包含される位置を変えるこ
とができる。
すなわち、凍結物の比重がゼリー形成能溶液よ
りも高い場合には、凍結物は容器底部まで沈み、
一方低い場合には凍結物は溶液の上部に浮上し、
また両者の比重が同一である場合には凍結物は溶
液の中間に浮遊する。
りも高い場合には、凍結物は容器底部まで沈み、
一方低い場合には凍結物は溶液の上部に浮上し、
また両者の比重が同一である場合には凍結物は溶
液の中間に浮遊する。
したがつて、凍結物の比重が高い場合には、ゲ
ル形成能溶液の一部を予め容器へ充填した後、そ
の表要に冷風を吹きつけて表面部のみを冷却して
ゲル化させて固定し、その上に、凍結物を載置
し、次いで残部のゲル形成能溶液を容器へ充填し
てゲル化させると共に凍結物を溶解して、液相を
ゼリー内部の上記位置(凍結物をゲル化固定層上
に載置した場所)に固定するとよい。
ル形成能溶液の一部を予め容器へ充填した後、そ
の表要に冷風を吹きつけて表面部のみを冷却して
ゲル化させて固定し、その上に、凍結物を載置
し、次いで残部のゲル形成能溶液を容器へ充填し
てゲル化させると共に凍結物を溶解して、液相を
ゼリー内部の上記位置(凍結物をゲル化固定層上
に載置した場所)に固定するとよい。
また、本発明によると、上記液相内に、所望に
より、種々の形状のゼリー体を浮遊させることも
できる。例えば、金魚のような形状のゼリー体を
予め調製するとともにその比重をゲル形成能溶液
のそれと同一に調製したものを、ゲル形成能溶液
と共に、例えば球形状の型に入れて凍結しておい
たものを上記凍結物として用いると、液相中に恰
み金魚が浮遊した状態のゼリー体を得ることもで
きる。
より、種々の形状のゼリー体を浮遊させることも
できる。例えば、金魚のような形状のゼリー体を
予め調製するとともにその比重をゲル形成能溶液
のそれと同一に調製したものを、ゲル形成能溶液
と共に、例えば球形状の型に入れて凍結しておい
たものを上記凍結物として用いると、液相中に恰
み金魚が浮遊した状態のゼリー体を得ることもで
きる。
発明の効果
叙上のように、本発明によると、液相の冷凍に
際して製氷皿の型を種々の模様形状に形成したも
のを用いることにより、ゼリー体内部に包含させ
る液相を花形、動物形、果物形及びその他の任意
の形状にすることができ、かつそれに着色するこ
とにより一層趣向をそえることがきるので、フア
ツシヨン性に富んだ楽しんで食べられるゼリー食
品を提供することが可能となる。
際して製氷皿の型を種々の模様形状に形成したも
のを用いることにより、ゼリー体内部に包含させ
る液相を花形、動物形、果物形及びその他の任意
の形状にすることができ、かつそれに着色するこ
とにより一層趣向をそえることがきるので、フア
ツシヨン性に富んだ楽しんで食べられるゼリー食
品を提供することが可能となる。
なお、本発明によるゼリー体を食用に供するに
当つては、外側のゼリー部分をスプーンですくつ
てカツトすることにより、内部の液相が流れ出て
自然にゼリーの上にかけられるので、液相にシロ
ツプやクリーム等を用いれば、これらを別個に用
意してゼリーに加える必要がなくなる。
当つては、外側のゼリー部分をスプーンですくつ
てカツトすることにより、内部の液相が流れ出て
自然にゼリーの上にかけられるので、液相にシロ
ツプやクリーム等を用いれば、これらを別個に用
意してゼリーに加える必要がなくなる。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例
ゼリー形成能溶液の調製原材料
配合比(重量部)
濃縮果汁(1/4濃縮) 5.00
異性化糖 14.78
粉末水飴 4.74
ブドウ糖 5.29
ゲル化剤(カラギーナン、ローカストビンガム
及びグアガムの混合物) 0.67 フレーバー 0.10 色 素 0.07 クエン酸 0.32 上記配合の原料材を混合して70℃に加熱して
ゼリー形成能溶液(Brix22、比重1.080)を調
製した。
及びグアガムの混合物) 0.67 フレーバー 0.10 色 素 0.07 クエン酸 0.32 上記配合の原料材を混合して70℃に加熱して
ゼリー形成能溶液(Brix22、比重1.080)を調
製した。
液相形成液の調製原材料
配合比(重量部)
異性化糖 35.0
水 65.0
香 料 0.10
上記配合で混合しシロツプを調製した。
液相の凍結
上記シロツプを殺菌、冷却後花模様形状の製
水形皿に分注して冷凍した。
水形皿に分注して冷凍した。
ゼリー体の形成
上記冷凍で得られた花模様形状の凍結物(比
重1.089)をゼリー用容器へ収容し、これに上
述により調製したゼリー形成能溶液を100℃で
2秒間殺菌した後、52〜54℃の温度の品温にな
つた時点で充填して凍結物を全体的に被覆させ
た。上記溶液の凍結物に接触する部分から急激
にゲル化が起り、凍結物の周囲を包囲するよう
にして固定する一方、凍結物もその接触面から
解け始め、間もなくその形状を保持した状態で
液状に溶解した。
重1.089)をゼリー用容器へ収容し、これに上
述により調製したゼリー形成能溶液を100℃で
2秒間殺菌した後、52〜54℃の温度の品温にな
つた時点で充填して凍結物を全体的に被覆させ
た。上記溶液の凍結物に接触する部分から急激
にゲル化が起り、凍結物の周囲を包囲するよう
にして固定する一方、凍結物もその接触面から
解け始め、間もなくその形状を保持した状態で
液状に溶解した。
得られたゼリー体は、その内部の略中央部に花
模様の形状の液相部分を包含していた。
模様の形状の液相部分を包含していた。
このゼリー体の外側のゼリー部分をスプーンで
すくつてカツトすることにより、内部のシロツプ
が流出して自然にゼリーの上にかけられるように
なるので、そのまま食用に供することができる。
すくつてカツトすることにより、内部のシロツプ
が流出して自然にゼリーの上にかけられるように
なるので、そのまま食用に供することができる。
Claims (1)
- 1 食用可能な液体を所望の模様形状に凍結した
ものを容器に収容し、これにゼリー形成能溶液を
該凍結物を被覆するように充填してゲル化させる
と共に凍結物を溶解することを特徴とする液相を
内部に包含したゼリー体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61093129A JPS62248463A (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 液相を内部に包含したゼリー体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61093129A JPS62248463A (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 液相を内部に包含したゼリー体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62248463A JPS62248463A (ja) | 1987-10-29 |
JPS646745B2 true JPS646745B2 (ja) | 1989-02-06 |
Family
ID=14073908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61093129A Granted JPS62248463A (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 液相を内部に包含したゼリー体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62248463A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63133953A (ja) * | 1986-11-26 | 1988-06-06 | Sugimotoya Seika Kk | 液入り寒天ゼリ−菓子及びその製造方法 |
JPS63279758A (ja) * | 1987-05-12 | 1988-11-16 | Kikuya:Kk | クリーム状物又はジャム状物を内蔵させたゼリー状物菓子の製造方法 |
JPS6449092U (ja) * | 1987-09-19 | 1989-03-27 | ||
JPH02186951A (ja) * | 1989-01-12 | 1990-07-23 | San Ei Chem Ind Ltd | ゾル水性液含有ゲル状食品の製造法 |
JPH0310645A (ja) * | 1989-06-06 | 1991-01-18 | Nitta Gelatin Inc | 流動物封入ゲル状食品の製造方法 |
JP4927034B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2012-05-09 | グリコ乳業株式会社 | 容器入食品 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58150989U (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-08 | 味の素株式会社 | 即席デザ−トカプセル |
-
1986
- 1986-04-22 JP JP61093129A patent/JPS62248463A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62248463A (ja) | 1987-10-29 |
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