JP2802069B2 - 冷凍カスタードプリン - Google Patents
冷凍カスタードプリンInfo
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- JP2802069B2 JP2802069B2 JP63063205A JP6320588A JP2802069B2 JP 2802069 B2 JP2802069 B2 JP 2802069B2 JP 63063205 A JP63063205 A JP 63063205A JP 6320588 A JP6320588 A JP 6320588A JP 2802069 B2 JP2802069 B2 JP 2802069B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pudding
- frozen
- milk
- gelatin
- custard pudding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷凍変性の生じない冷凍カスタードプリン
に関する。
に関する。
従来より、牛乳にゼリー化剤としてカラギーナンを加
配しゼリー状に成形したミルクプリンが市販されてい
る。
配しゼリー状に成形したミルクプリンが市販されてい
る。
そして、消費者の嗜好の変化により、最近では、ミル
クプリンに代わりカスタードプリンの需要が増大しつつ
ある。
クプリンに代わりカスタードプリンの需要が増大しつつ
ある。
ところで、冷凍機器の発達により、ミルクプリンやカ
スタードプリンは、冷凍保管できる製品であることが望
まれている。
スタードプリンは、冷凍保管できる製品であることが望
まれている。
しかしながら、ミルクプリンは冷凍しても冷凍変性し
ないのに対し、カスタードプリンは冷凍すると卵黄分が
変性し、離水やスポンジ化現象が生じ、食味が低下して
しまうという問題がある。
ないのに対し、カスタードプリンは冷凍すると卵黄分が
変性し、離水やスポンジ化現象が生じ、食味が低下して
しまうという問題がある。
本発明は、冷凍変性の生じない冷凍カスタードプリン
を提供することを目的としてなされたものである。
を提供することを目的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は冷凍変性の生じない冷凍カスタードプリンに
関し、乳原料、卵液、甘味料、ゼラチン、その他好みに
応じ、香料・着色料からなり、凍結してなることを特徴
とするものである。
関し、乳原料、卵液、甘味料、ゼラチン、その他好みに
応じ、香料・着色料からなり、凍結してなることを特徴
とするものである。
ここでカスタードプリンとは、牛乳・粉乳等の乳原
料、全卵・卵黄及び卵黄と卵白の混合液等卵黄を含む卵
液、砂糖・水あめ等の甘味料、その他好みに応じ、香料
・着色料等を原料とし、これらの原料を混合して加熱し
た後冷却し、ゼリー状に固化させた食品をいう。
料、全卵・卵黄及び卵黄と卵白の混合液等卵黄を含む卵
液、砂糖・水あめ等の甘味料、その他好みに応じ、香料
・着色料等を原料とし、これらの原料を混合して加熱し
た後冷却し、ゼリー状に固化させた食品をいう。
本発明の冷凍カスタードプリンを得るには、まず、乳
原料、卵液、甘味料等のほかゼラチンを用意する。
原料、卵液、甘味料等のほかゼラチンを用意する。
次に、清水又は牛乳にゼラチンを加えて加熱し、ゼラ
チン溶液を得る。また、これとは別に乳原料、卵液及び
甘味料等を混合しプリンベースを得る。
チン溶液を得る。また、これとは別に乳原料、卵液及び
甘味料等を混合しプリンベースを得る。
次に、このプリンベースにゼラチン溶液を加え80〜90
℃になるまで加熱した後、容器に分注して冷却すればカ
スタードプリンを得ることができる。
℃になるまで加熱した後、容器に分注して冷却すればカ
スタードプリンを得ることができる。
原料の配合割合については特に制限はないが、乳原料
として牛乳を使用する場合、牛乳55〜62%(重量%をい
う、以下同じ)、卵液20〜30%、砂糖10〜15%を用いる
ことが望ましい。
として牛乳を使用する場合、牛乳55〜62%(重量%をい
う、以下同じ)、卵液20〜30%、砂糖10〜15%を用いる
ことが望ましい。
ところで、本発明において、ゼラチンは必須原料であ
り、後の試験例にも示すように、全原料に対して1.0〜
2.0%使用することが望ましい。
り、後の試験例にも示すように、全原料に対して1.0〜
2.0%使用することが望ましい。
最後に、上記のようにして得られたカスタードプリン
を凍結すれば、冷凍カスタードプリンを得ることができ
る。凍結は急速凍結法によっても、緩慢凍結法によって
も差し支えない。
を凍結すれば、冷凍カスタードプリンを得ることができ
る。凍結は急速凍結法によっても、緩慢凍結法によって
も差し支えない。
清水80ccにゼラチン20gを加え、70℃で5分間加熱し
てゼラチン溶液を得た。
てゼラチン溶液を得た。
これとは別に、牛乳580g、全卵280g及び砂糖140gを混
合してプリンベースを得、このプリンベースを6等分し
た。
合してプリンベースを得、このプリンベースを6等分し
た。
そして、6等分したベースに上記ゼラチン溶液を加
え、全原料に対してゼラチン含量が0%、0.5%、1.0
%、1.5%、2.0%及び2.5%の6種類のサンプルを得
た。
え、全原料に対してゼラチン含量が0%、0.5%、1.0
%、1.5%、2.0%及び2.5%の6種類のサンプルを得
た。
得られた各サンプルを100cc容の合成樹脂に約110gず
つ充填・満杯シールした後、85℃の熱水中で30分間加熱
した。そして、この容器詰プリンを冷水(15℃)中で30
分間冷却した後急速凍結し、−20℃の冷蔵庫内に保管し
た。
つ充填・満杯シールした後、85℃の熱水中で30分間加熱
した。そして、この容器詰プリンを冷水(15℃)中で30
分間冷却した後急速凍結し、−20℃の冷蔵庫内に保管し
た。
上記サンプルについて、冷凍10日後、30日後、60日後
における離水の状態、スポンジ化の進行状況及び食感を
観察したところ、表−1の結果が得られた。
における離水の状態、スポンジ化の進行状況及び食感を
観察したところ、表−1の結果が得られた。
〔実施例〕 実施例1 牛乳1にゼラチン130gを加え、70℃で5分間加熱し
てゼラチン溶液を得た。
てゼラチン溶液を得た。
これとは別に、牛乳4.87、全卵2.3Kg、卵黄0.5Kg及
び砂糖1.2Kgを混合してプリンベースを得た。
び砂糖1.2Kgを混合してプリンベースを得た。
次に、得られたプリンベース全量に上記ゼラチン溶液
全量を混合し、ゼラチン濃度1.3%のベースを得た。
全量を混合し、ゼラチン濃度1.3%のベースを得た。
次に、150cc容合成樹脂製容器にカラメルタブレット2
gと上記ベース120mlを充填した後150℃のオーブン中で3
0分間湯煎焼きを行ない、而る後、空冷、容器の密封を
し、急速凍結(−20℃)して容器詰め冷凍カスタードプ
リン78個を得た。
gと上記ベース120mlを充填した後150℃のオーブン中で3
0分間湯煎焼きを行ない、而る後、空冷、容器の密封を
し、急速凍結(−20℃)して容器詰め冷凍カスタードプ
リン78個を得た。
実施例2 清水10にゼラチン1.5Kgを加え、70℃で5分間加熱
してゼラチン溶液を得た。
してゼラチン溶液を得た。
これとは別に、清水41.7に全粉乳7.4Kg、全卵20K
g、卵白5Kg、砂糖14Kg、ブランディー200g及びバニラフ
レーバー200gを混合してプリンベースを得た。
g、卵白5Kg、砂糖14Kg、ブランディー200g及びバニラフ
レーバー200gを混合してプリンベースを得た。
次に、得られたプリンベース全量に上記ゼラチン溶液
全量を混合し、ゼラチン濃度1.5%のベースを得た。
全量を混合し、ゼラチン濃度1.5%のベースを得た。
次に、8号缶にカラメル3gと上記ベース160mlを充填
・密封した後85℃の熱水中で30分間加熱し、而る後、水
冷・緩慢凍結(−20℃)して缶詰め冷凍カスタードプリ
ン600缶を得た。
・密封した後85℃の熱水中で30分間加熱し、而る後、水
冷・緩慢凍結(−20℃)して缶詰め冷凍カスタードプリ
ン600缶を得た。
以上述べたように、本発明の冷凍カスタードプリンは
ゼラチンを含有してなるので、冷凍変性がなく、したが
って冷凍中に離水やスポンジ化の現象が生せず、製造直
後の食感のまま保管することができる。
ゼラチンを含有してなるので、冷凍変性がなく、したが
って冷凍中に離水やスポンジ化の現象が生せず、製造直
後の食感のまま保管することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/187
Claims (2)
- 【請求項1】乳原料、卵液、甘味料、ゼラチン、その他
好みに応じ、香料・着色料からなり、凍結してなること
を特徴とする冷凍変性の生じない冷凍カスタードプリ
ン。 - 【請求項2】全原料に対して、1.0〜2.0%のゼラチンを
含有した特許請求の範囲第1項記載の冷凍カスタードプ
リン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63063205A JP2802069B2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 冷凍カスタードプリン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63063205A JP2802069B2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 冷凍カスタードプリン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01240163A JPH01240163A (ja) | 1989-09-25 |
JP2802069B2 true JP2802069B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13222471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63063205A Expired - Lifetime JP2802069B2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 冷凍カスタードプリン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802069B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2166318B2 (es) * | 2000-03-02 | 2003-08-16 | Marbrone S L | Flan helado y procedimiento de obtencion del mismo. |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638107A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-13 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | Liquid processing device |
JPS58152456A (ja) * | 1982-03-04 | 1983-09-10 | Masao Suzuki | プデイングおよびその製造方法 |
JPS6243655A (ja) * | 1985-08-21 | 1987-02-25 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPH0691800B2 (ja) * | 1986-05-22 | 1994-11-16 | キユーピー株式会社 | 冷凍ゲル状食品 |
JPS639815A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-16 | Tokyo Keiki Co Ltd | 路面計測装置 |
-
1988
- 1988-03-18 JP JP63063205A patent/JP2802069B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01240163A (ja) | 1989-09-25 |
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