JPH0456582B2 - - Google Patents

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JPH0456582B2
JPH0456582B2 JP59112270A JP11227084A JPH0456582B2 JP H0456582 B2 JPH0456582 B2 JP H0456582B2 JP 59112270 A JP59112270 A JP 59112270A JP 11227084 A JP11227084 A JP 11227084A JP H0456582 B2 JPH0456582 B2 JP H0456582B2
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JP
Japan
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sauce
container
layer
dessert
raw material
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59112270A
Other languages
English (en)
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JPS60256349A (ja
Inventor
Akira Sugisawa
Yasushi Matsumura
Hidefumi Okamoto
Takako Nakanishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
House Foods Corp
Original Assignee
House Food Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by House Food Industrial Co Ltd filed Critical House Food Industrial Co Ltd
Priority to JP59112270A priority Critical patent/JPS60256349A/ja
Publication of JPS60256349A publication Critical patent/JPS60256349A/ja
Publication of JPH0456582B2 publication Critical patent/JPH0456582B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、容器入り二層デザートの製造方法に
関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点) 従来、容器入りデザートの味、下触り、歯触
り、風味等に多様性を付与するために、容器入り
デザートに果肉等の固形物を含有させたものが知
られており、その一例として容器入り二層デザー
トの上層部分に固形物を含有させることについ
て、実開昭52−12147号に開示がある。
本発明は、上記容器入り二層デザートとは異な
り、下層部分に固形物を含有させた容器入り二層
デザートを得ようとした。
従来、こうした容器入り二層デザートの製造方
法としては、実開昭55−79892号、実開昭51−
110074号に開示がある。
しかしながら、これらの方法はいずれも固形物
を含有した状態の下層を形成する原料波を冷却し
ゲル化開始と同時又はゲル化(固化)後に、その
上に上層を形成する原料液を注加し、次いで、該
原料液を冷却して上層をゲル化させるものであつ
た。従つて、冷却処理を2度行わねばならず煩雑
であるばかりでなく、注加する段階においては、
上層を形成する原料液は高温であることが多く、
これにより下層の上面部分が溶され、得られる容
器入り二層デザートの上層と下層との境界部分が
不明瞭となるとの問題点がある。
こうした問題点のない方法として、特開昭57−
170153号、特開昭50−36652号に示された、容器
に、比重の小さい上層を形成する原料液を注加
し、次いで、比重の大きい下層を形成する原料液
を注加する方法を利用することが考えられるが、
この方法を利用し下層を形成する原料液に固形物
を含有させたところ、下層の固形物が上層に突出
し、得られる容器入り二層デザートの上層と下層
との境界部分が不明瞭となるとの問題点があつ
た。
本発明者等は、下層の固形物が上層に突出せ
ず、上層と下層との境界部分が不明瞭となる容器
入りの二層デザートの製造方法を得るべく鋭意研
究を行つた結果、下層を形成する原料液を、(イ)上
層を形成する源料液より比重が大きく且つ固形物
の含有しないソースと、(ロ)該ソースと同種のソー
スで上記ソースよりも比重が大きく且つ固形物を
含有するソースとに分け、容器にゲル状デザート
本体を形成する原料液を注加した後、該容器に上
記(イ)のソース、すわなち原料液より比重が大きく
且つ固形物を含有しないソースを注加し、次い
で、該容器に(ロ)のソース、すなわち上記(イ)のソー
スと同種のソースで該ソースよりも比重が大きく
且つ固形物を含有するソースを注加することによ
り、下層の固形物の上層への突出を確実に防止す
ることができ、得られる容器入り二層デザートの
上層と下層との境界部分が明瞭となるとの知見を
見た。
(課題を解決するための手段) 上記知見を基に完成された本発明の要旨は、(a)
容器にゲル状デザート本体を形成する原料液を注
加する工程、(b)該容器に上記原料液より比重が大
きく且つ固形物を含有しないソースを注加する工
程、(c)該容器に上記ソースと同種のソースで上記
ソースよりも比重が大きく且つ固形物を含有くる
ソースを注加する工程、(d)上記容器を冷却する工
程、を有する容器入り二層デザートの製造方法に
ある。
以下、本発明を具体的に説明する。
第1図は、本発明により得られる容器入り二層
デザートの断面図であり、第2図は本発明の各工
程の説明図である。
図中1は、容器を示す。該容器1の形状は、カ
ツプ状・碗状その他任意の形状で良く、また、そ
の材質も食品容器に適するものであれば特に制限
されない。ただし、内容物を見え得るようにする
場合には、透明或いは半透明なものを採用する。
該容器1には、ゲル状デザート本体層2と固形
物入りソース層3が積層されている。
以下、ゲル状デザート本体層2について述べ
る。
ゲル状デザート本体層2は、基本的にゲル化剤
と水とからなり、必要によりデザート用組成原料
を含有する。そして、上記ゲル化剤としては、ゼ
ラチン、ペクチン、カラギーナン、寒天等があ
る。また、デザート用組成原料としては、庶糖等
の甘味料、牛乳、脱脂乳、クリーム、クリームチ
ーズ等の乳製品、香料、着色料等があり、その他
にもチヨコレートや果汁等も使用できる。
上記したゲル状デザート本体層2に利用できる
デザートの例としては、レアチーズケーキ、ゼリ
ー、プリン、ババロア等がある。
次に、固形物入りソース層3について述べる。
固形物入りソース層3は、ソースと固形物4と
により形成されている。ソースは、例えばフルー
ツソース、カメラソース等のデザートに供される
ソースのすべてを使用することができる。また、
上記固形物4としては、果肉、野菜等がある。具
体的には、キーウイ、ブルーベリー、オレンジさ
のう、人参、コーン等がある。
そして、該固形物入りソース層3は、ゲル状態
を呈しても良いし、或いはゾル状態を呈しても良
く、特に制限されない。
次に、本発明の容器入り二層デザートの製造方
法を第2図に基づいて説明する。
第2図は、本発明の製造方法を説明するための
各工程の実施図である。
先ず、第2図のイに示すように、ゲル状デザー
ト本体層を形成する原料液Aを容器5に注加す
る。
次いで、第2図のロに示すように上記した原料
液Aより比重が大きく且つ固形物を含有しないソ
ースBに注加する。このソースBは、前述したよ
うにデザートの使用に供されるソースであればす
べて使用することができる。この場合の比重差と
しては、0.04〜0.13程度で充分である。比重差を
つける方法としては、例えば糖度を調節する方法
等が採用できる。この比重差により、ソースB
は、該原料液Aの下方に沈降することになる。こ
の場合、上記原料液Aは、できるだけその粘度が
低い方が良く、また、上記ソースBの粘度は、
100〜300cp程度であることが好ましい。これに
より、ソースBが上記原料液Aに混在することな
く、ソースBを該原料液Aの下方に沈降させるこ
とができる。
次いで、第2図のハに示すように該容器に上記
ソースと同種のソースで、且つ果肉・野菜等の固
形物Cを含有し、しかも上記ソースBより比重の
大きい固形物入りソースDを上記容器5に注加す
る。この場合の比重差としては、上記ソースBに
対して0.08〜0.065程度で充分である。これによ
り、該固形物入りソースDは、前述したソースB
の下方に位置することになる。これにより、上記
固形物Cは、そのほとんどが容器5の底部に溜
る。その結果、第2図のニ示すように原料液Aに
より形成されるゲル状デザート本体層6と、ソー
スB、固形物入りソースDにより形成されるソー
ス層7との境界面E部分には固形物Cが存在しな
い状態になる。その結果、ゲル状デザート本体層
6の固形物入りソース層7との境界面は、上記固
形物Cの突出に起因した境界面が不明瞭になると
いう問題点を完全に解決することができるように
なる。
その後、常法により原料液を冷却させ、ゲル状
デザート本体層と固形物入りソース層との境界面
の明瞭な容器入り二層デザートを得る。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明によれば、容器にゲ
ル状デザート本体を形成する原料液を注加した
後、該容器に上記原料液より比重が大きく且つ固
形物を含有しないソースを注加し、次いで、該容
器に上記ソースと同種のソースで上記ソースより
も比重が大きく且つ固形物を含有するソースを注
加することにより、固形物が下層から上層に突出
することがなく、上層と下層との境界面が不明瞭
となることを有効に防止することができる。
実施例 1 <原料液> 全脂粉乳 10.0重量部 グラニユー糖 10.重量部 ゼラチン 1.5重量部 植物性クリーム 20.5重量部 水 60.0重量部 <ソース> 果糖ブドウ糖液糖 130.0重量部 水 170.0重量部 ローカストビーンガム 1.5重量部 ゼラチン 1.0重量部 <固形物入りソース> 果糖ブドウ糖液糖 150.0重量部 水 90.0重量部 ローカストビーンガム 1.35重量部 ゼラチン 1.0重量部 キーウイ(5mm3) 60.0重量部 上記配合よりなる原料液75グラムをポリプロピ
レン製の容器(上部内径65mm、下部内径60mm、深
さ60mm)に注加した。この原料液の比重は、
1.092であつた。また、原料液の粘度は、20cpで
あつた。次いで、該容器に上記ソース15グラムを
注加した。このソースの比重は、1.153であり、
また、その粘度は200cpであつた。その後、上記
容器に固形物入りソース10グラムを注加した。該
固形物入りソースの比重は、1.179であり、また、
その粘度は、200cpであつた。次いで、10℃にて
冷却し、容器入り二層デザートを得た。得られた
容器入り二層デザートは、味、舌、歯触り、風味
が多様性に富んだものであつた。また、固形物に
入りソース層とゲル状デザート本体層との境界面
は明瞭なものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明により得られる容器入り二層
デザートの断面図であり、第2図は本発明の各工
程の説明図である。 1……容器、2……ゲル状デザート本体層、3
……固形物入りソース層、4……固形物、5……
容器、6……ゲル状デザート本体層、7……固形
物入りソース層、A……原料液、B……ソース、
C……固形物、D……固形物入りソース、E……
境界面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 容器にゲル状デザート本体を形成する原
    料液を注加する工程、 (b) 該容器に上記原料液より比重が大きく且つ固
    形物を含有しないソースを注加する工程、 (c) 該容器に上記ソースと同種のソースで上記ソ
    ースよりも比重が大きく且つ固形物を含有する
    ソースを注加する工程、 (d) 上記容器を冷却する工程、 を有する容器入り二層デザートの製造方法。
JP59112270A 1984-05-31 1984-05-31 容器入り二層デザートの製造方法 Granted JPS60256349A (ja)

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JP59112270A JPS60256349A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 容器入り二層デザートの製造方法

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JPS60256349A JPS60256349A (ja) 1985-12-18
JPH0456582B2 true JPH0456582B2 (ja) 1992-09-08

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JP59112270A Granted JPS60256349A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 容器入り二層デザートの製造方法

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Families Citing this family (2)

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DE29722965U1 (de) * 1997-12-30 1998-02-12 Nestle Sa Nahrungsmittel vom Typ gekühlter Fertigdesserts
CA2893528A1 (en) * 2012-12-19 2014-06-26 Nestec S.A. Composite dairy dessert and its process of preparation

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JPS57170153A (en) * 1981-04-13 1982-10-20 House Food Ind Co Ltd Multilayered dessert contained in container and its preparation

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JPS51110074U (ja) * 1975-03-04 1976-09-06
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JPS60256349A (ja) 1985-12-18

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