JPH0713406A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH0713406A JPH0713406A JP5147688A JP14768893A JPH0713406A JP H0713406 A JPH0713406 A JP H0713406A JP 5147688 A JP5147688 A JP 5147688A JP 14768893 A JP14768893 A JP 14768893A JP H0713406 A JPH0713406 A JP H0713406A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photoconductor
- image forming
- linear density
- image
- switching
- Prior art date
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザビームの主走査による記録線密度の切
換のため感光体線速度を変化させても単位面積当りの帯
電電位を一定に保つことを目的とする。 【構成】 帯電器31に帯電用の電極ワイヤWと、その前
面の感光体ドラム32の周面に面する部分にグリッドGと
を有するスコロトロン帯電装置を使用し、記録線密度の
切換信号を入力した帯電制御部の作用によりグリッドG
に対する電圧値を一定に保った状態で電極ワイヤWに対
する電流値を変化することにより感光体ドラム32の感光
体に印加される帯電電位を一定のレベルに維持するよう
に構成したことを特徴としている。
換のため感光体線速度を変化させても単位面積当りの帯
電電位を一定に保つことを目的とする。 【構成】 帯電器31に帯電用の電極ワイヤWと、その前
面の感光体ドラム32の周面に面する部分にグリッドGと
を有するスコロトロン帯電装置を使用し、記録線密度の
切換信号を入力した帯電制御部の作用によりグリッドG
に対する電圧値を一定に保った状態で電極ワイヤWに対
する電流値を変化することにより感光体ドラム32の感光
体に印加される帯電電位を一定のレベルに維持するよう
に構成したことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スコロトロン帯電装置
とレーザビームによる露光装置を備える画像形成装置に
関する。
とレーザビームによる露光装置を備える画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームによる露光装置を備える静
電方式の画像形成装置においては、感光体上に形成され
る静電潜像の画面はレーザビームによる主走査と感光体
の移動に伴う副走査との合成によって形成される。
電方式の画像形成装置においては、感光体上に形成され
る静電潜像の画面はレーザビームによる主走査と感光体
の移動に伴う副走査との合成によって形成される。
【0003】この静電潜像は、前記の副走査のスピード
の低下すなわち感光体がドラム状の場合その回転速度を
低下させることにより、主走査(ポリゴンミラーやガル
バノミラーの線速度を下げる)による記録線密度を密に
記録することが出来る。従って感光体の移動速度とポリ
ゴンミラーやガルバノミラーの線速度を低速度側に切換
可能とすれば、さらに画素密度の高い良質の画像を得る
ことが出来る。
の低下すなわち感光体がドラム状の場合その回転速度を
低下させることにより、主走査(ポリゴンミラーやガル
バノミラーの線速度を下げる)による記録線密度を密に
記録することが出来る。従って感光体の移動速度とポリ
ゴンミラーやガルバノミラーの線速度を低速度側に切換
可能とすれば、さらに画素密度の高い良質の画像を得る
ことが出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来は移動速度
が切換られても感光体は一定の帯電電圧によって電位を
与えられているため、帯電電位を感光体の低速度時に最
適の条件となる値に設定すると感光体の高速度時には感
光体表面の単位面積当りの電流値の減少により帯電電位
が低下することとなり、その結果現像バイアス電圧が一
定であると反転現像がなされた画像には「かぶり」を生
じる。
が切換られても感光体は一定の帯電電圧によって電位を
与えられているため、帯電電位を感光体の低速度時に最
適の条件となる値に設定すると感光体の高速度時には感
光体表面の単位面積当りの電流値の減少により帯電電位
が低下することとなり、その結果現像バイアス電圧が一
定であると反転現像がなされた画像には「かぶり」を生
じる。
【0005】また帯電電位を感光体の高速度時に最適の
条件となる値に設定すると感光体の低速度時には感光体
表面の単位面積当りの電流値の増大により帯電電位が過
度に高くなって同じく現像バイアス電圧が一定である場
合に現像剤中のキャリアが感光体に付着してクリーニン
グ時に感光面を傷付けるおそれが生ずる。
条件となる値に設定すると感光体の低速度時には感光体
表面の単位面積当りの電流値の増大により帯電電位が過
度に高くなって同じく現像バイアス電圧が一定である場
合に現像剤中のキャリアが感光体に付着してクリーニン
グ時に感光面を傷付けるおそれが生ずる。
【0006】本発明は、この点を解決して改良した結
果、感光体の移動速度が変化してもその単位面積当りの
帯電電位を常に一定に保つことの出来る画像形成装置の
提供を目的としたものである。
果、感光体の移動速度が変化してもその単位面積当りの
帯電電位を常に一定に保つことの出来る画像形成装置の
提供を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、スコロトロ
ン帯電装置により帯電された感光体上にレーザ光の露光
により形成される静電潜像の記録線密度を前記感光体の
線速度の切換によって変化させる画像形成装置におい
て、前記スコロトロン帯電装置のトータル電流を前記感
光体の線速度の切換に応じて変化させることを特徴とす
る画像形成装置(第1発明)、および、スコロトロン帯
電装置により帯電された感光体上にレーザ光の露光によ
り形成される静電潜像の記録線密度を前記感光体の線速
度の切換によって変化させる画像形成装置において、前
記スコロトロン帯電装置のトータル電流およびグリッド
電圧を前記感光体の線速度の切換に応じて変化させるこ
とを特徴とする画像形成装置(第2発明)によって達成
される。
ン帯電装置により帯電された感光体上にレーザ光の露光
により形成される静電潜像の記録線密度を前記感光体の
線速度の切換によって変化させる画像形成装置におい
て、前記スコロトロン帯電装置のトータル電流を前記感
光体の線速度の切換に応じて変化させることを特徴とす
る画像形成装置(第1発明)、および、スコロトロン帯
電装置により帯電された感光体上にレーザ光の露光によ
り形成される静電潜像の記録線密度を前記感光体の線速
度の切換によって変化させる画像形成装置において、前
記スコロトロン帯電装置のトータル電流およびグリッド
電圧を前記感光体の線速度の切換に応じて変化させるこ
とを特徴とする画像形成装置(第2発明)によって達成
される。
【0008】
【実施例】本発明の各画像形成装置に共通する装置の構
造とその作用を図1によって説明する。
造とその作用を図1によって説明する。
【0009】前記画像形成装置は画像読取り部10、レー
ザ書込み部20、画像形成部30と給紙部40とから構成され
る。
ザ書込み部20、画像形成部30と給紙部40とから構成され
る。
【0010】原稿台に載置される原稿Dの画像は、画像
読取り部10の照明ランプ11Aとミラー11Bを備える第1
ミラーユニット11の実線から破線にて示す位置への平行
移動と、対向する一対のミラー12Aを備える第2ミラー
ユニット12の前記第1ミラーユニット11に対する1/2の
速度の追従移動とにより露光走査されて、その画像は投
影レンズ13を介して撮像素子14に結像され、撮像素子14
によって光電変換された電気信号は画像処理を経て画像
信号としてメモリに一旦格納される。
読取り部10の照明ランプ11Aとミラー11Bを備える第1
ミラーユニット11の実線から破線にて示す位置への平行
移動と、対向する一対のミラー12Aを備える第2ミラー
ユニット12の前記第1ミラーユニット11に対する1/2の
速度の追従移動とにより露光走査されて、その画像は投
影レンズ13を介して撮像素子14に結像され、撮像素子14
によって光電変換された電気信号は画像処理を経て画像
信号としてメモリに一旦格納される。
【0011】次いで前記の画像信号がレーザ書込み部20
に入力されると、半導体レーザで発生されたレーザビー
ムは駆動モータ21により回転されるポリゴンミラー22に
より回転走査される。図2は前記レーザ書込み部20の走
査光学系を平面図にて示したもので、光軸を直交するよ
う配置された一組のレーザユニットU1とU2から発生
される半導体レーザの2本のビームは、調整プリズムP
1とP2によりそれぞれ主走査と副走査の各方向の位置
合わせを行い、合成プリズムP3により方向を一致させ
た上でシリンドリカルレンズ27を経て矢示方向に回転す
るポリゴンミラー22の回転面に投射される。
に入力されると、半導体レーザで発生されたレーザビー
ムは駆動モータ21により回転されるポリゴンミラー22に
より回転走査される。図2は前記レーザ書込み部20の走
査光学系を平面図にて示したもので、光軸を直交するよ
う配置された一組のレーザユニットU1とU2から発生
される半導体レーザの2本のビームは、調整プリズムP
1とP2によりそれぞれ主走査と副走査の各方向の位置
合わせを行い、合成プリズムP3により方向を一致させ
た上でシリンドリカルレンズ27を経て矢示方向に回転す
るポリゴンミラー22の回転面に投射される。
【0012】投射された2本のレーザビームはポリゴン
ミラー22の回転面の移動により反射し走査されて、fθ
レンズならびにシリンドリカルレンズ28を経て予め帯電
器31により電荷を印加されている感光体ドラム32の感光
面を走査露光することによって原稿画像の静電潜像が感
光体ドラム32上に形成される。従ってレーザビームによ
る主走査と感光体ドラム32の回転に伴う副走査とにより
感光体ドラム32の周面上に原稿画像の静電潜像が形成さ
れて行く。この潜像は現像器33の現像バイアスが印加さ
れた現像スリーブ33Aの担持するトナーによって反転現
像されてトナー画像とされる。
ミラー22の回転面の移動により反射し走査されて、fθ
レンズならびにシリンドリカルレンズ28を経て予め帯電
器31により電荷を印加されている感光体ドラム32の感光
面を走査露光することによって原稿画像の静電潜像が感
光体ドラム32上に形成される。従ってレーザビームによ
る主走査と感光体ドラム32の回転に伴う副走査とにより
感光体ドラム32の周面上に原稿画像の静電潜像が形成さ
れて行く。この潜像は現像器33の現像バイアスが印加さ
れた現像スリーブ33Aの担持するトナーによって反転現
像されてトナー画像とされる。
【0013】一方給紙部40に装填される各給紙カセット
41からは指定のサイズの転写紙Pが、収納する給紙カセ
ット41の搬出ローラ41Aの作動により搬出され、搬送ロ
ーラ43を介して画像の転写部に向け給紙される。
41からは指定のサイズの転写紙Pが、収納する給紙カセ
ット41の搬出ローラ41Aの作動により搬出され、搬送ロ
ーラ43を介して画像の転写部に向け給紙される。
【0014】給紙された転写紙Pはレジストローラ44に
より前述した感光体ドラム32の周面上のトナー画像にタ
イミングを調整された上で同期して転写部へと給送さ
れ、転写器34により帯電されてトナー像は転写紙P上に
転写される。
より前述した感光体ドラム32の周面上のトナー画像にタ
イミングを調整された上で同期して転写部へと給送さ
れ、転写器34により帯電されてトナー像は転写紙P上に
転写される。
【0015】次いで転写紙Pは分離器35の除電作用によ
り感光体ドラム32の周面より分離し、搬送ベルト36を経
て定着器37に搬送され、上ローラ37Aと下ローラ37Bと
の挟着と加熱によりトナーを溶着したのち搬送ローラ38
を介して定着器37より排出され、排出された転写紙Pは
排紙ローラ45を経てトレイ50の上に排紙される。
り感光体ドラム32の周面より分離し、搬送ベルト36を経
て定着器37に搬送され、上ローラ37Aと下ローラ37Bと
の挟着と加熱によりトナーを溶着したのち搬送ローラ38
を介して定着器37より排出され、排出された転写紙Pは
排紙ローラ45を経てトレイ50の上に排紙される。
【0016】一方転写紙Pを分離した感光体ドラム32
は、クリーニング装置39において圧接するブレード39A
により残留トナーを除去、清掃したのち再び帯電器31に
より電荷の付与を受けて次なる画像形成のプロセスに入
る。
は、クリーニング装置39において圧接するブレード39A
により残留トナーを除去、清掃したのち再び帯電器31に
より電荷の付与を受けて次なる画像形成のプロセスに入
る。
【0017】前記装置は操作部に設けられる切換手段等
により感光体ドラム32上に形成される静電潜像の記録線
密度を例えば通常の400dpi(長さ1インチ当り400ドッ
ト)から600dpiの密度に切換てさらに高画質の画像を記
録する機能を備えている。
により感光体ドラム32上に形成される静電潜像の記録線
密度を例えば通常の400dpi(長さ1インチ当り400ドッ
ト)から600dpiの密度に切換てさらに高画質の画像を記
録する機能を備えている。
【0018】上記の記録線密度の高密度への切換は、切
換手段からの信号にもとづく図3に示す制御系からの指
令により感光体ドラム32とポリゴンミラー22の線速度を
低下し、またそれに関連する画像形成部材の画像形成条
件を適宜変更することによって実現される。
換手段からの信号にもとづく図3に示す制御系からの指
令により感光体ドラム32とポリゴンミラー22の線速度を
低下し、またそれに関連する画像形成部材の画像形成条
件を適宜変更することによって実現される。
【0019】(実施例1)ここで本発明の第1発明の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0020】記録線密度が切換ることなく400dpiに設定
されている場合には感光体ドラムの線速度とそれに関連
する画像形成条件は表1の「400dpi」の欄に示す各特性
値に設定されているものとする。
されている場合には感光体ドラムの線速度とそれに関連
する画像形成条件は表1の「400dpi」の欄に示す各特性
値に設定されているものとする。
【0021】
【表1】
【0022】記録線密度を400dpiから600dpiに切換るこ
とにより、表1の「600dpi」の欄に示すように感光体ド
ラム32の線速度が280mm/secから125mm/secに、ポリゴン
ミラー22の回転数が16535rpmから11023rpmに、また現像
スリーブ33Aの回転数が400rpmから180rpmに低下され、
さらにそれに対応して転写紙Pの搬送速度、定着器39の
駆動速度も同期するよう低下される。
とにより、表1の「600dpi」の欄に示すように感光体ド
ラム32の線速度が280mm/secから125mm/secに、ポリゴン
ミラー22の回転数が16535rpmから11023rpmに、また現像
スリーブ33Aの回転数が400rpmから180rpmに低下され、
さらにそれに対応して転写紙Pの搬送速度、定着器39の
駆動速度も同期するよう低下される。
【0023】一方感光体ドラム32の帯電電位は後に説明
するように帯電トータル電流を変化させることによって
線速度の低下によっても変化することなく記録線密度の
切換前すなわち400dpiの場合と同レベルである−700V
に維持される。
するように帯電トータル電流を変化させることによって
線速度の低下によっても変化することなく記録線密度の
切換前すなわち400dpiの場合と同レベルである−700V
に維持される。
【0024】前記の帯電器31は図3に示すような帯電用
の電極ワイヤWの前方の感光体ドラム32の周面に沿った
位置にグリッドGを備えるスコロトロン帯電器であっ
て、異なる感光体線速度に対し感光体帯電電位と電極ワ
イヤWに供給されるトータル電流は図4に示すような関
係にある。
の電極ワイヤWの前方の感光体ドラム32の周面に沿った
位置にグリッドGを備えるスコロトロン帯電器であっ
て、異なる感光体線速度に対し感光体帯電電位と電極ワ
イヤWに供給されるトータル電流は図4に示すような関
係にある。
【0025】本発明者は前記のトータル電流を切換るこ
とによって感光体の帯電電位を精度良く制御出来ること
に着目し、記録線密度を600dpiに切換る場合、グリッド
Gに印加する電圧を一定の−650Vに保った状態で、帯
電用定電流電源のトータル電流を900μA(It1)から4
00μA(It2)に低減するよう制御することにより感光
体ドラム32の帯電電位を記録線密度の切換前すなわち40
0dpiの場合と同じレベルの−700V±20Vの範囲に維持
出来ることを確認した。
とによって感光体の帯電電位を精度良く制御出来ること
に着目し、記録線密度を600dpiに切換る場合、グリッド
Gに印加する電圧を一定の−650Vに保った状態で、帯
電用定電流電源のトータル電流を900μA(It1)から4
00μA(It2)に低減するよう制御することにより感光
体ドラム32の帯電電位を記録線密度の切換前すなわち40
0dpiの場合と同じレベルの−700V±20Vの範囲に維持
出来ることを確認した。
【0026】さらに実験によれば、記録線密度を600dpi
に切換ても帯電用定電流電源のトータル電流を900μA
に固定して置いた場合感光体帯電電位が異常に上昇して
その結果感光体にキャリアの付着が認められたが、トー
タル電流を前記のように低減するよう制御することによ
り帯電電位の異常な上昇が抑えられてグリッド電圧ある
いは現像バイアス電圧の補正を要せずにキャリアの付着
あるいは画像のかぶり等の弊害を回避出来ることが確認
された。
に切換ても帯電用定電流電源のトータル電流を900μA
に固定して置いた場合感光体帯電電位が異常に上昇して
その結果感光体にキャリアの付着が認められたが、トー
タル電流を前記のように低減するよう制御することによ
り帯電電位の異常な上昇が抑えられてグリッド電圧ある
いは現像バイアス電圧の補正を要せずにキャリアの付着
あるいは画像のかぶり等の弊害を回避出来ることが確認
された。
【0027】(実施例2)次に本発明の第2発明の実施
例について説明する。
例について説明する。
【0028】記録線密度が切換ることなく400dpiに設定
されている場合には感光体ドラムの線速度とそれに関連
する画像形成条件は表2の「400dpi」の欄に示す各特性
値に設定されているものとする。
されている場合には感光体ドラムの線速度とそれに関連
する画像形成条件は表2の「400dpi」の欄に示す各特性
値に設定されているものとする。
【0029】
【表2】
【0030】記録線密度を400dpiから600dpiに切換るこ
とにより、表2の「600dpi」の欄に示すように感光体ド
ラム32の線速度が280mm/secから125mm/secに、ポリゴン
ミラー22の回転数が16535rpmから11023rpmに、また現像
スリーブ33Aの回転数が250rpmから110rpmに低下され、
さらにそれに対応して転写紙Pの搬送速度、定着器39の
駆動速度も同期するよう低下される。
とにより、表2の「600dpi」の欄に示すように感光体ド
ラム32の線速度が280mm/secから125mm/secに、ポリゴン
ミラー22の回転数が16535rpmから11023rpmに、また現像
スリーブ33Aの回転数が250rpmから110rpmに低下され、
さらにそれに対応して転写紙Pの搬送速度、定着器39の
駆動速度も同期するよう低下される。
【0031】一方感光体ドラム32の帯電電位は後に説明
するようにグリッド電圧と帯電トータル電流を変化させ
ることによって、線速度の低下によっても変化すること
なく記録線密度の切換前すなわち400dpiの場合と同レベ
ルである−700Vに維持される。
するようにグリッド電圧と帯電トータル電流を変化させ
ることによって、線速度の低下によっても変化すること
なく記録線密度の切換前すなわち400dpiの場合と同レベ
ルである−700Vに維持される。
【0032】前記の帯電器31は図6に示すような帯電用
の電極ワイヤWの前方の感光体ドラム32の周面に沿った
位置にグリッドGを備えるスコロトロン帯電器であっ
て、異なる感光体線速度に対し同じ帯電電位VHを得る
ための電極ワイヤWに供給されるトータル電流Itとグリ
ッドGに印加されるグリッド電圧VGが図7に示すよう
な関係にある。
の電極ワイヤWの前方の感光体ドラム32の周面に沿った
位置にグリッドGを備えるスコロトロン帯電器であっ
て、異なる感光体線速度に対し同じ帯電電位VHを得る
ための電極ワイヤWに供給されるトータル電流Itとグリ
ッドGに印加されるグリッド電圧VGが図7に示すよう
な関係にある。
【0033】本発明は前記のトータル電流とグリッド電
圧を共に極く僅か切換ることにより感光体の帯電電位を
大きく制御出来ることに着目し、記録線密度を600dpiに
切換る場合、帯電用定電流電源のトータル電流を900μ
A(It1)から750μA(It2)に、同時にグリッド電
圧を−650V(VG1)から−600V(VG2)に共に僅か低
減することにより感光体ドラム32の帯電電位を記録線密
度の切換前すなわち400dpiの場合と同じレベルの−700
V±20Vの範囲に維持出来ることを確認した。
圧を共に極く僅か切換ることにより感光体の帯電電位を
大きく制御出来ることに着目し、記録線密度を600dpiに
切換る場合、帯電用定電流電源のトータル電流を900μ
A(It1)から750μA(It2)に、同時にグリッド電
圧を−650V(VG1)から−600V(VG2)に共に僅か低
減することにより感光体ドラム32の帯電電位を記録線密
度の切換前すなわち400dpiの場合と同じレベルの−700
V±20Vの範囲に維持出来ることを確認した。
【0034】さらに実験によれば、記録線密度を600dpi
に切換てもなおトータル電流を900μA、グリッド電圧
を−650Vに固定して置いた場合感光体帯電電位が異常
に上昇してその結果感光体にキャリアの付着が認められ
たが、トータル電流とグリッド電圧を共に前記のように
低減することにより帯電電位の異常な上昇が抑えられて
現像バイアス電圧の補正を要せずにキャリアの付着ある
いは画像のかぶり等の弊害を回避出来ることが確認され
た。
に切換てもなおトータル電流を900μA、グリッド電圧
を−650Vに固定して置いた場合感光体帯電電位が異常
に上昇してその結果感光体にキャリアの付着が認められ
たが、トータル電流とグリッド電圧を共に前記のように
低減することにより帯電電位の異常な上昇が抑えられて
現像バイアス電圧の補正を要せずにキャリアの付着ある
いは画像のかぶり等の弊害を回避出来ることが確認され
た。
【0035】なお前述の各実験に使用した定着器37の仕
様ならびに現像器33に用いられる現像側には次の仕様の
ものが使用される。
様ならびに現像器33に用いられる現像側には次の仕様の
ものが使用される。
【0036】定着器 上ローラ:長さ324mm,径φ50mm 芯金材質 A5056TD(PFAコート20μm) 下ローラ:長さ310mm,径φ50mm 芯金材質 STKM(LTVゴム5mm・・・ゴム硬度30
°+PFAチューブ) 圧着荷重:3.7kgf/cmヒ ー タ:上ローラ 1100W 下ローラ 200W 設定温度:200℃(上ローラ) 現像剤 ト ナ ー:ポリエステル系 平均粒径8.5μm キャリア:樹脂コーティングを施したフェライト 平均
粒径60μm トナー濃度:4%
°+PFAチューブ) 圧着荷重:3.7kgf/cmヒ ー タ:上ローラ 1100W 下ローラ 200W 設定温度:200℃(上ローラ) 現像剤 ト ナ ー:ポリエステル系 平均粒径8.5μm キャリア:樹脂コーティングを施したフェライト 平均
粒径60μm トナー濃度:4%
【0037】
【発明の効果】本発明により、記録線密度の切換により
感光体線速度が変化しても常に一定した感光体帯電電位
が得られることとなり、その結果かぶりやキャリアの付
着がなく高品位の画像を記録出来る画像形成装置が提供
されることとなった。
感光体線速度が変化しても常に一定した感光体帯電電位
が得られることとなり、その結果かぶりやキャリアの付
着がなく高品位の画像を記録出来る画像形成装置が提供
されることとなった。
【図1】本発明の画像形成装置の断面構成図。
【図2】レーザ書込み部の平面図。
【図3】感光体ドラムの帯電回路図。
【図4】感光体帯電電位とトータル電流の関係を示す説
明図。
明図。
【図5】記録線密度の切換にかかわる制御回路図。
【図6】感光体ドラムの帯電回路図。
【図7】感光体帯電電位とトータル電流の関係を示す説
明図。
明図。
【図8】記録線密度の切換にかかわる制御回路図。
10 画像読取り部 20 レーザ書込み部 30 画像形成部 31 帯電器 32 感光体ドラム 33 現像器 34 転写器 35 分離器 36 搬送ベルト 37 定着器 37A 上ローラ 37B 下ローラ 40 給紙部 41 給紙カセット W 電極ワイヤ G グリッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 晃 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 スコロトロン帯電装置により帯電された
感光体上にレーザ光の露光により形成される静電潜像の
記録線密度を前記感光体の線速度の切換によって変化さ
せる画像形成装置において、前記スコロトロン帯電装置
のトータル電流を前記感光体の線速度の切換に応じて変
化させることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 スコロトロン帯電装置により帯電された
感光体上にレーザ光の露光により形成される静電潜像の
記録線密度を前記感光体の線速度の切換によって変化さ
せる画像形成装置において、前記スコロトロン帯電装置
のトータル電流およびグリッド電圧を前記感光体の線速
度の切換に応じて変化させることを特徴とする画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5147688A JPH0713406A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5147688A JPH0713406A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713406A true JPH0713406A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15436038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5147688A Pending JPH0713406A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713406A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09292743A (ja) * | 1996-04-26 | 1997-11-11 | Konica Corp | 画像形成装置及び画像形成方法並びに画像形成装置制御方法 |
JPH11305500A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2001117298A (ja) * | 1999-10-20 | 2001-04-27 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
JP2001350385A (ja) * | 2000-06-02 | 2001-12-21 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
EP1940142A3 (en) * | 1998-04-20 | 2009-04-15 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus capable of changing process line speed |
JP2018063359A (ja) * | 2016-10-13 | 2018-04-19 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置および画像形成方法 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP5147688A patent/JPH0713406A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09292743A (ja) * | 1996-04-26 | 1997-11-11 | Konica Corp | 画像形成装置及び画像形成方法並びに画像形成装置制御方法 |
JPH11305500A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
EP1940142A3 (en) * | 1998-04-20 | 2009-04-15 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus capable of changing process line speed |
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JP2001350385A (ja) * | 2000-06-02 | 2001-12-21 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
JP2018063359A (ja) * | 2016-10-13 | 2018-04-19 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置および画像形成方法 |
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