JPH06266213A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06266213A
JPH06266213A JP5057322A JP5732293A JPH06266213A JP H06266213 A JPH06266213 A JP H06266213A JP 5057322 A JP5057322 A JP 5057322A JP 5732293 A JP5732293 A JP 5732293A JP H06266213 A JPH06266213 A JP H06266213A
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JP
Japan
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image forming
image
linear velocity
development
forming mode
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Application number
JP5057322A
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English (en)
Inventor
Makoto Takeda
誠 竹田
Kimio Nishizawa
公夫 西沢
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH06266213A publication Critical patent/JPH06266213A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置内の感光体ドラムの線速度が、
画像形成モードの切換えによって遅い線速度となったと
きに生ずる現像かぶりを防止する。 【構成】 画像形成装置には通常の画像形成モードと、
厚紙の定着や、光沢画像を形成するために定着速度や感
光体ドラム線速度を遅くする減速画像形成モードとの2
つを有している。通常の画像形成モードから減速画像形
成モードにセットされると、CPUの制御によって現像
スリーブに印加する現像バイアス電圧を切換えて現像を
阻止する。具体的には交流バイアス電圧をOFFにする
と共に、直流バイアス電圧を0〜−400Vの範囲に落
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機やプリンタ等の画
像形成装置に設けられる像担持体の線速度が、通常の画
像形成モードの線速度に対し遅い線速度となったときに
生ずる現像かぶりの防止に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に複写機等の電子写真式カラー画像
形成装置は原稿を載置するプラテンと、その下方に往復
動する原稿照射ランプと反射ミラー及び固定された投影
レンズと反射ミラーとで構成される走査光学系と、帯電
極によって所定の電位がチャージされて回転する感光体
ドラムと、前記走査光学系によって前記感光体ドラム面
上に形成された静電潜像に複数のカラートナーを重ね合
わせて多色像を現像する現像器と、該感光体ドラム面の
下方に向けて搬送される転写材である記録用紙面上にト
ナー画像を転写する転写極と、分離極及び除電極と、前
記記録用紙面上に転写されたトナー画像を定着する定着
装置と、転写材の排出装置と、転写したのちの前記感光
体面上に残留するトナーや紙粉などを除去するクリーニ
ング装置とによって構成されている。
【0003】また、カラープリンタは例えば前述の走査
光学系の代わりにプリンタとは別体の画像読取装置から
出力される色信号がプリンタ内のレーザ書込み系に入力
されると、半導体レーザによって感光体ドラム上に露光
して静電潜像が形成され、以下前述の複写機と同様にし
て転写材に多色像が記録されるようになっている。
【0004】そして所定の搬送経路に従って間欠的に搬
送される転写材上に所要のカラー画像がつぎつぎに記録
されるようになっている。
【0005】そして、感光体ドラムは通常の画像形成モ
ード時の線速度の外に、転写材の種類や、例えばOHP
用の転写材に光沢画像を形成するような場合、定着速度
を減速するのに伴って感光体ドラムの線速度も遅くす
る、少くとも2つの線速度を有してそれぞれの画像形成
に対応している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に感光体ドラムに
帯電した帯電電位は時間の経過と共にその電位が低下す
る暗減衰を有している。そして例えば厚紙の転写材を定
着するときは通常の画像形成モード時よりも1/2程度
遅くしたり、OHP用の転写材に透過性の優れた画像や
光沢画像を形成する場合は1/6に遅くして対応させて
いる。従って定着ローラの線速度の減速に伴って機能上
感光体ドラムの線速度も遅くすることになるが、前述し
た帯電電位の暗減衰によって電位が低下し現像時点で現
像バイアス電圧よりも低くなる。現像時に帯電電位が現
像バイアス電圧(DCバイアス電圧)より低くなると、
感光体ドラムの潜像以外の非露光部分にもトナーが付着
しいわゆる現像かぶりの現象が発生し、転写材に記録さ
れる画像品質を著しく劣化させてしまう問題点を有して
いる。
【0007】本発明はこのような問題点を解決して、感
光体ドラムの線速度が通常の画像形成モード時よりも遅
い線速度となる他の画像形成モードのときでも、前述の
ような現像かぶりが生ずることのない画像形成装置の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は下記のa,
b,c,dの何れかの手段によって達成される。
【0009】(a)静電潜像を有する像担持体の線速度
が通常の画像形成モードと、線速度を遅くする画像形成
モードとの少くとも2つを持つ画像形成装置において、
該画像形成装置内で帯電,露光,現像を行うときの前記
像担持体の線速度より遅い線速度となるシーケンスが行
われるとき、現像剤担持体に印加する現像バイアス電圧
を切換えて現像を阻止するようにしたことを特徴とする
画像形成装置。
【0010】(b)静電潜像を有する像担持体の線速度
が通常の画像形成モードと、線速度を遅くする画像形成
モードとの少くとも2つを持つ画像形成装置において、
該画像形成装置内で帯電,露光,現像を行うときの前記
像担持体の線速度より遅い線速度となるシーケンスが行
われるとき、現像手段を像担持体より離反して現像を阻
止するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
【0011】(c)静電潜像を有する像担持体の線速度
が通常の画像形成モードと、線速度を遅くする画像形成
モードとの少くとも2つを持つ画像形成装置において、
該画像形成装置内で帯電,露光,現像を行うときの前記
像担持体の線速度より遅い線速度となるシーケンスが行
われるとき、現像剤担持体の動きを止めると共に転写材
に転写される画像領域が該現像剤担持体を通過する前に
像担持体と対向する現像剤担持体上のトナーを枯渇して
現像を阻止するようにしたことを特徴とする画像形成装
置。
【0012】(d)静電潜像を有する像担持体の線速度
が通常の画像形成モードと、線速度を遅くする画像形成
モードとの少くとも2つを持つ画像形成装置において、
該画像形成装置内で帯電,露光,現像を行うときの前記
像担持体の線速度より遅い線速度となるシーケンスが行
われるとき、像担持体の帯電電位を切換えて現像するよ
うにしたことを特徴とする画像形成装置。
【0013】
【実施例】本発明の1実施例を図1の現像バイアス電圧
の切換えを示すブロック図と、図2の現像バイアス電源
の接続を示す側面図と、図3の現像器の移動手段の構成
を示す側断面図と、図4の現像スリーブ上のトナーを枯
渇させる手段を示す側面図と、図5の帯電電位の補正を
示すグラフと、図6のカラー画像形成装置の構成を示す
側断面図と、図7の画像形成システムを示すブロック図
と、図8の感光体ドラムに帯電される帯電電位の暗減衰
を示すグラフとによって説明する。
【0014】しかし本発明は本実施例に限定されるもの
ではない。
【0015】本発明の画像形成装置をカラープリンタを
例にして説明する。
【0016】図6に示すようにカラー画像形成装置1は
レーザ書込み系ユニットB、画像形成部C、および給紙
部Dから構成されていて次のプロセスによりカラー画像
が記録されるようになっている。まず本実施例による多
色像の形成は図7の画像形成システムに従って遂行され
る。即ちオリジナル画像を撮像素子が走査するカラー画
像データ入力部(図7(イ))で得られたデータを、画
像データ処理部(図7(ロ))で演算処理して画像デー
タを作成し、これは一旦画像メモリ(図7(ハ))に格
納される。次いで該画像メモリは記録時に取り出されて
記録部(図7(ニ))である例えば図6で示したカラー
画像形成装置1へ入力される。即ち前記プリンタとは別
体の画像読取装置から出力される色信号がレーザ書込み
系ユニットBに入力されるとこのレーザ書込み系ユニッ
トBにおいては、半導体レーザ(図示せず)で発生され
たレーザビームは、駆動モータ51により回転されるポリ
ゴンミラー52により回転走査され、fθレンズ53を経て
ミラー54により光路を曲げられて、予め帯電手段たる帯
電器55によって所定の電荷に一様帯電させられた像担持
体である感光体ドラム30の周面上に投射され輝線を形成
する。
【0017】一方、副走査方向に関して感光体ドラム30
の特定位置に設けられたインデックスをフォトセンサ
(いずれも図示せず)で検出して、この検出信号を基準
にして画像信号による半導体レーザの変調が開始されて
主走査方向が決定される。走査が開始されると主走査方
向に関して、レーザビームがインデックスセンサ(いず
れも図示せず)によって検出され、変調されたレーザビ
ームが感光体ドラム30の周面上を走査する。従って、レ
ーザビームによる主走査と感光体ドラム30の回転による
副走査とにより感光体ドラム30の周面上に第1の色に対
応する潜像が形成される。この潜像は、本実施例では複
数の並列して設けられた現像手段の内、例えばイエロー
(Y)トナー(顕像媒体)が収容された現像器31Yによ
り現像されて、感光体ドラム30表面にYトナー像が形成
される。得られたトナー像は、感光体ドラム30上に保持
されたまま、感光体ドラム30の周面上より離間している
清掃手段たるクリーニング装置59を通過し、引き続き第
2の色のコピーサイクルに入る。
【0018】すなわち、Yトナー像が形成された感光体
ドラム30は、前記帯電器55により再び帯電され、次いで
画像読取装置から出力された第2の色信号が前記書込み
系ユニットBに入力され、上述した第1の色信号の場合
と同様にして感光体ドラム30の表面への書込みが行なわ
れ、潜像が形成される。潜像は、第2の色として例えば
マゼンタ(M)トナーを収容した現像器31Mによって現
像される。このMトナー像はすでに形成されている前述
のYトナー像の現像下に形成される。
【0019】同様にして、第3の画像信号により形成さ
れた潜像をシアン(C)トナーを収容した現像器31Cで
現像し再帯電後第4の画像信号により形成された潜像を
黒(B)トナーを収容し現像器31Bで現像し、感光体ド
ラム30周面上にCトナー像およびBトナー像を重ね合わ
せて、カラートナー像が感光体ドラム30の表面上に形成
される。
【0020】これら各現像器31Y,31M,31C,31Bの
スリーブには交流あるいはさらに直流のバイアスが印加
され、基体が接地された感光体ドラム30には非接触で反
転現像(ジャンピング現像)が行われるようになってい
る。なお、現像に関係しない現像器は、現像スリーブの
回転を止め、印加するバイアスをカットするなどして、
感光体ドラム30に形成されたトナー像の損傷を防ぎ、ま
た、不要なトナーを潜像に供給しないようにする。
【0021】上述の如く感光体ドラム30の周面上に形成
されたカラートナー像は、転写手段として設けられた転
写極56において、前記給紙部Dより給紙ベルトにより供
給されタイミングローラにより前記カラートナー像とタ
イミングを合わせた記録媒体たる転写材に転写される。
この転写は、転写極56によってトナーと逆極性の高圧電
源を印加して行う。
【0022】かくして、カラートナー像が転写された転
写材は、分離極57により感光体ドラム30表面から分離さ
れて、搬送ベルトを介して定着装置70に搬入されてカラ
ートナー像の定着が行われた後、排紙装置80に搬送され
トレー1Aに排紙される。
【0023】一方、転写材へカラートナー像の転写、分
離を終えた感光体ドラム30は、さらに時計方向に回転し
て、クリーニング装置59のブレード59Aを圧接状態とし
て残留したトナーの除去、清掃が行われる。クリーニン
グ終了後は、再びブレード59Aが感光体ドラム30から離
間して、新たなカラー画像形成のプロセスに入る。
【0024】このようにして転写材上に所要のカラー画
像が記録される。
【0025】次に本発明の感光体ドラム30が通常の画像
形成モード時より遅い線速度になったときに現像バイア
ス電圧を切換えて現像かぶりを防止する手段について説
明する。
【0026】一般に感光体ドラム30に帯電される帯電電
位は、縦軸に帯電電位VHと横軸に時間tを取った図8
に示すように帯電直後から時間の経過と共にその電位が
低下する暗減衰の現像が生じ、この暗減衰の低下状態は
曲線Aによって表わされる。そして、前述したように時
間軸に取った現像時点t1において帯電電位VHが仮に現
像バイアス電圧VDCより低下し電位差ΔVが生ずると現
像時に感光体ドラム30の潜像以外の非露光部にもトナー
が付着し現像かぶりが発生する。
【0027】図2に示すように各現像器31Y,31M,31
C,31Bにはそれぞれ現像剤担持体である現像スリーブ
31Sが感光体ドラム30の周面と例えば0.5mmの間隔を有
して回転可能に設けられている。そして各現像スリーブ
31Sには図に示すように現像バイアス32が接続され接地
されている。
【0028】なお図2は例えば現像器31Yの現像スリー
ブ31Sについてだけ現像バイアス32の接続を示してお
り、図示は省略するが他の各現像器31M,31C,31B
にも全く同じ現像バイアス32が接続,接地されている。
【0029】そして、現像バイアス32の33は交流バイア
ス電源で、安全抵抗35を介し現像スリーブ31Sに交流バ
イアス電圧を印加して基体部が接地されている感光体ド
ラム30との間に振動電界を発生させ、これによって現像
域における現像剤層から感光体ドラム30に対してトナー
の移行制御を行うようにしている。そして、34は直流バ
イアス電源で交流バイアス電圧に重畳して直流バイアス
電圧を印加し、感光体ドラム30の周面に形成される静電
潜像に現像スリーブ31Sの周面上のトナーが付着される
ようになっている。図に示すように感光体ドラム30の周
面と現像スリーブ31Sの周面とには前述したように約0.
5mmの間隙が設けられ非接触によって現像が行われてい
る。
【0030】そして、通常の画像形成モード時の交流バ
イアス電圧は約2.8KVに、直流バイアス電圧は−500V
近傍に、周波数は約5〜10KHzの範囲にそれぞれ設定さ
れている。そして、図1に示すようにカラー画像形成装
置1が通常の画像形成モード時の感光体ドラム30の線速
度より遅い線速度の画像形成モード(以下減速画像形成
モードと呼ぶ)にセットされると、あらかじめ記憶され
ているCPUの制御によって現像スリーブ31Sには自動
的に交流バイアス電圧の印加をOFFすると共に直流バ
イアス電圧の電圧値を0〜−400Vの範囲に切換える。
実際には交流バイアス電圧,直流バイアス電圧の両方共
現像スリーブ31Sには印加せずにクランドにアースさせ
ている。このように減速画像形成モード時には各現像バ
イアス電圧値を切換えることによって現像を阻止し、感
光体ドラムの帯電電位VHが暗減衰によって低下しても
該感光体ドラム30の潜像形成部以外の非露光部にトナー
が付着することがないため、現像かぶりが防止される。
そして、減速画像形成モードによる転写材の定着が終了
すると、終了したことを検知したセンサ情報がCPU
(図示せず)にインプットされると、該CPUの制御に
よって自動的に通常の画像形成モードに切換えられ、同
時に感光体ドラム30の線速度も通常の画像形成モード時
の線速度に復帰する。
【0031】次に減速画像形成モード時に各現像器31
Y,31M,31C,31Bを感光体ドラム30より離反して現
像を阻止する手段について説明する。
【0032】図3に示すように各現像器31Y〜31Bは現
像ケース31内に重積して収容されている。そして、現像
ケース31はカラー画像形成装置1のフレームに設けられ
る複数のレール(図示せず)に沿って感光体ドラム30の
軸方向と直交する左右方向に移動可能に取付けられてい
る。
【0033】現像ケース31の下面部長手方向(紙面垂直
方向)の両側端部には長溝31bを有する適宜な厚さの突
起部31aが設けられている。そして、両側端部の各突起
部31aの長溝31bにはカラー画像形成装置1の軸受部
(図示せず)に回転自在に軸支され、前記レールと干渉
しない位置に設けられる支軸36に、一体的に取付けられ
る円板状の偏心カム37が回転可能に嵌め合わされてい
る。
【0034】この偏心カム37の偏心量は1〜2mmの範囲
に設定され、例えば1回転すると現像ケース31が偏心量
に見合って左右方向に移動するようになっている。但し
この偏心量は現像器の特性によって適宜に設定されてよ
く、通常、感光体ドラム30の周面から各現像スリーブ31
Sの周面が少くとも1mm以上離れると該現像スリーブ31
S面上にトナーは感光体ドラム30に向かって飛翔しな
い。
【0035】そして、図に示すように支軸36の一端には
モータ38が接続されると共に該モータ38の回転を制御す
るCPUが接続されている。
【0036】そして、通常の画像形成モード時には前述
したように感光体ドラム30の周面と各現像スリーブ31S
との間隙は0.5mm前後に設定されている。そして例えば
OHP用の転写材に光沢画像を形成するためにカラー画
像形成装置1が減速画像形成モードに切換えられると、
あらかじめ記憶されたCPUの制御によってモータ38を
駆動し偏心カム37を介して現像ケース31は通常の画像形
成モード時の位置から右方の減速画像形成モード時の定
められた位置に移動する。従って各現像スリーブ31Sは
偏心カム37の偏心量に見合って感光体ドラム30の周面か
ら1mm以上離反するため該現像スリーブ31S面上にトナ
ーの感光体ドラム30に付着しなくなって現像を阻止する
ことができる。そして、減速画像形成モード時の定着が
終了すると前述と同様にCPUの制御によって通常の画
像形成モード時の感光体ドラム30の線速度に復帰すると
共に、現像ケース31もモータ38の回転により偏心カム37
を介して左方に移動し感光体ドラム30と各現像スリーブ
31Sとは通常の画像形成モード時の定められた0.5mm間
隙に復帰する。
【0037】次に感光体ドラム30の線速度が遅くなった
ときに現像スリーブ31S上のトナーを枯渇して現像を阻
止する手段について説明する。
【0038】通常の画像形成モードから減速画像形成モ
ードに切換えられると、あらかじめ記憶されたCPUの
制御によって各現像スリーブ31Sの回転を停止する。そ
して図4に示す矢印方向に回転する感光体ドラム30の周
面に形成する潜像領域より前(図の下方)に、レーザ書
込み系ユニットBのレーザ光を用いて感光体ドラム30の
長手方向(紙面垂直方向)にパッチ露光してパッチ露光
部Pの静電潜像を形成する。このパッチ露光部Pの長手
方向は少くとも現像スリーブ31Sの長さと同等以上を有
すると共に、その幅Dは感光体ドラム30と対向する現像
スリーブ31S上のトナーをすべてパッチ露光部Pに付着
することのできる寸法に設定されている。そして図に示
す矢印方向から回転する感光体ドラム30上にパッチ露光
部Pが停止している各現像スリーブ31Sと対向する位置
に達し、つぎつぎに該パッチ露光部Pにトナーを付着さ
せることにより各現像スリーブ31S上のトナーを枯渇さ
せる。そして、引続き回転して静電潜像領域が現像スリ
ーブ31Sに達しても該現像スリーブ31面上のトナーは使
い切っているのでもはや潜像にはトナーが付着しない。
このようにして減速画像形成モード時の現像が阻止され
る。そして減速画像形成モード時の定着終了後は前述と
同様の手順によって定着ローラや感光体ドラム30は通常
の画像形成モード時の線速度に復帰する。
【0039】次に暗減衰によって感光体ドラム30の帯電
電位VHが低下しても現像かぶりを防止することのでき
る帯電電位VHの補正について説明する。図5は点線で
示す従来の帯電電位VHにおける暗減衰曲線Aと、実線
で示す補正された帯電電位VHでの補正暗減衰曲線Bと
を表したものである。図8と同じく縦軸に帯電電位
H、横軸に時間tを取って示した従来の暗減衰曲線A
では、前述したように現像時点で帯電電位VHが現像バ
イアス電圧VDCより低下しているために現像かぶりが発
生するので、あらかじめ電位の低下を見込んで感光体ド
ラム30にチャージする帯電電位VHを10%前後高い電圧
値に補正する。即ち、従来例えば−650Vの帯電電位VH
となるように印加していたが、補正した帯電電位VH
−700V近傍に設定する。従って図に示すように実線で
示す補正暗減衰曲線Bが従来の暗減衰曲線Aの上方に補
正した電圧値を有してほぼ相似して表わされる。図から
明らかなように帯電電位VHを従来より高い電圧値に補
正することにより同じ現像時点t1における帯電電位VH
は現像バイアス電圧VDCより高く保たれているため、所
定の潜像以外にトナーが付着することがなく、従って現
像かぶりが防止される。この帯電電位VHの電圧値の切
換えは通常の画像形成モードから減速画像形成モードに
セットされると、あらかじめ記憶されているCPUの制
御によって補正した帯電電位VHに切換えられる。そし
て減速画像形成モードにおける転写材の定着が終了する
と同述と同様にCPUの制御によって通常の画像形成モ
ードにおける感光体ドラム30の線速度と、帯電電位VH
(−650V)とに戻される。
【0040】なお、上述した各種の本発明はカラー画像
形成装置を例にして説明したがモノ黒の画像形成装置に
も勿論適用されるものである。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなように
画像形成装置が通常の画像形成モードから減速された画
像形成モードに切換えられて感光体ドラムの線速度が遅
くなると、自動的に現像を阻止するようにしたり、帯電
電位を補正するようにしたので、感光体ドラムに帯電さ
れる帯電電位に暗減衰があっても現像時の感光体ドラム
には現像かぶりが発生することなく、従って転写材には
常に良好な画像が記録されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による現像バイアス電圧の切
換えを示すブロック図。
【図2】現像バイアス電源の接続を示す側面図。
【図3】本発明の1実施例による現像器の移動手段の構
成を示す側断面図。
【図4】本発明の1実施例による現像スリーブ上のトナ
ーを枯渇させる手段を示す側面図。
【図5】本発明の1実施例による帯電電位の補正を示す
グラフ。
【図6】カラー画像形成装置の構成を示す側断面図。
【図7】画像形成システムを示すブロック図。
【図8】感光体ドラムに帯電される帯電電位の暗減衰を
示すグラフ。
【符号の説明】
1 画像形成装置 30 感光体ドラム 31 現像ケース 31a 突起部 31b 長溝 31S 現像スリーブ 31Y、31M、31C、31B 現像器 32 現像バイアス 33 交流バイアス電源 34 直流バイアス電源 36 支軸 37 偏心カム 38 モータ P パッチ露光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 303 15/08 8004−2H 15/20 102 15/22 103 Z 6830−2H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を有する像担持体の線速度が通
    常の画像形成モードと、線速度を遅くする画像形成モー
    ドとの少くとも2つを持つ画像形成装置において、該画
    像形成装置内で帯電,露光,現像を行うときの前記像担
    持体の線速度より遅い線速度となるシーケンスが行われ
    るとき、現像剤担持体に印加する現像バイアス電圧を切
    換えて現像を阻止するようにしたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像を有する像担持体の線速度が通
    常の画像形成モードと、線速度を遅くする画像形成モー
    ドとの少くとも2つを持つ画像形成装置において、該画
    像形成装置内で帯電,露光,現像を行うときの前記像担
    持体の線速度より遅い線速度となるシーケンスが行われ
    るとき、現像手段を像担持体より離反して現像を阻止す
    るようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像を有する像担持体の線速度が通
    常の画像形成モードと、線速度を遅くする画像形成モー
    ドとの少くとも2つを持つ画像形成装置において、該画
    像形成装置内で帯電,露光,現像を行うときの前記像担
    持体の線速度より遅い線速度となるシーケンスが行われ
    るとき、現像剤担持体の動きを止めると共に転写材に転
    写される画像領域が該現像剤担持体を通過する前に像担
    持体と対向する現像剤担持体上のトナーを枯渇して現像
    を阻止するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 静電潜像を有する像担持体の線速度が通
    常の画像形成モードと、線速度を遅くする画像形成モー
    ドとの少くとも2つを持つ画像形成装置において、該画
    像形成装置内で帯電,露光,現像を行うときの前記像担
    持体の線速度より遅い線速度となるシーケンスが行われ
    るとき、像担持体の帯電電位を切換えて現像するように
    したことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1199611A2 (en) 2000-10-18 2002-04-24 Oki Data Systems, Co., Ltd. Image forming apparatus
JP2008225390A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2010079286A (ja) * 2008-08-29 2010-04-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2011150216A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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