JP2002148889A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002148889A
JP2002148889A JP2000346817A JP2000346817A JP2002148889A JP 2002148889 A JP2002148889 A JP 2002148889A JP 2000346817 A JP2000346817 A JP 2000346817A JP 2000346817 A JP2000346817 A JP 2000346817A JP 2002148889 A JP2002148889 A JP 2002148889A
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JP2000346817A
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Takashi Sakamoto
孝 坂本
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 装置の大型化やコストアップを招くこと
なく、感光体ドラム等の像担持体や現像手段等の寿命を
向上させることが可能な画像形成装置を提供することを
課題とする。 【解決手段】 各々色の異なるカラートナー像と黒色の
トナー像を形成する複数の画像形成ユニットを並列的に
配置するとともに、前記複数の画像形成ユニットの上部
にわたって、当該複数の画像形成ユニットで形成された
各色のトナー像が転写されるベルト状の中間転写体を配
置し、更に前記複数の画像形成ユニットの下方に、各画
像形成ユニットの像担持体に画像の書き込みを行なう画
像書込手段を配置した画像形成装置において、前記各画
像形成ユニットは、像担持体上に形成された静電潜像を
現像する現像手段を備え、カラーのトナー像を現像する
現像手段を、白黒のトナー像を現像する現像手段と異な
る駆動手段によって駆動するように構成して課題を解決
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式な
どを採用したフルカラーや白黒の画像等を形成すること
が可能な複写機やプリンター、あるいはファクシミリ等
の画像形成装置に関し、更に詳しくは各々色の異なるト
ナー像を形成する複数の画像形成ユニットを備え、これ
ら複数の画像形成ユニットの上部に、当該複数の画像形
成ユニットから色の異なる複数のトナー像を順次転写す
るベルト状の中間転写体を配設した新規な構成の画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真方式などを採用した
フルカラーや白黒の画像等を形成することが可能な複写
機やプリンター等の画像形成装置において、カラー画像
を高速かつ高画質に形成可能とした装置としては、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、黒等の各々色の異なるトナー
像を形成する4つの画像形成ユニットを、互いに並列的
に配置し、これらの各画像形成ユニットで順次形成され
るイエロー、マゼンタ、シアン、黒等の各色のトナー像
を、中間転写ベルト上に一旦多重に一次転写した後、こ
の中間転写ベルトから転写用紙上に一括して二次転写
し、転写用紙上にトナー像を定着することによって、カ
ラー画像を形成するように構成した所謂フルカラータン
デム機が、種々提案されており、実際に製品化されてき
てもいる。
【0003】かかるフルカラータンデム機としては、例
えば、図16に示すようなものがある。このフルカラー
タンデム機は、図16に示すように、イエロー、マゼン
タ、シアン、黒等の各々色の異なるトナー像を形成する
4つの画像形成ユニット100Y、100M、100
C、100Kを備え、これらの画像形成ユニット100
Y、100M、100C、100Kは、水平方向に沿っ
て一定の間隔を隔てて、並列的に配置されている。上記
4つの画像形成ユニット100Y、100M、100
C、100Kは、形成するトナー像の色が異なるほか
は、すべて同様に構成されており、感光体ドラム101
の表面を接触型の帯電装置102によって一様に帯電し
た後、当該感光体ドラム101の表面に露光装置103
によって画像露光を施して、各色の画像情報に応じた静
電潜像を形成する。上記感光体ドラム101の表面に形
成された静電潜像は、対応する色の現像装置104によ
り顕像化されてトナー像となり、当該トナー像は、一次
転写用の帯電器105によって中間転写ベルト106上
に順次多重に転写される。尚、上記感光体ドラム101
の表面に残留したトナーは、クリーニング装置107に
よって除去され、次の画像形成工程に備える。
【0004】上記中間転写ベルト106は、4つの画像
形成ユニット100Y、100M、100C、100K
にわたってその下方に配設されているとともに、駆動ロ
ーラを含む複数本のローラ108〜112によって感光
体ドラム101の回転速度と等しい速度で循環駆動され
るようになっている。上記中間転写ベルト106上に順
次多重に転写されたイエロー、マゼンタ、シアン、黒の
各色のトナー像は、当該中間転写ベルト106の下方に
設けられた二次転写位置において、中間転写ベルト10
6の表面と接触する二次転写ロール113によって、所
定のタイミングで給紙される転写用紙114上に一括し
て転写される。その後、上記転写用紙114は、図示し
ない定着装置まで搬送され、当該定着装置によって熱及
び圧力で定着処理を受け、装置の外部に排出され、フル
カラーや白黒の画像が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記従来の画像形成装置の場合には、図16に
示すように、複数個の画像形成部100Y、100M、
100C、100Kによって順次形成されたトナー像
を、中間転写ベルト106上に多重に転写する方式であ
るため、大幅に高速化が可能であるが、4色すべてを使
用しない画像、特に白黒の画像が記録される場合でも、
すべての色の画像形成部100Y、100M、100
C、100Kが作動されるため、使用されなかった色の
感光体ドラム101の寿命を不本意に早めてしまうとい
う問題点を有していた。
【0006】さらに、最近では、装置の小型化、オゾン
レスという観点から、接触型の帯電装置(帯電ロール)
が主流となっている。上記帯電ロールを使用するタンデ
ム型のカラー画像形成装置においては、感光体ドラム1
01の表面を所定の電位に均一に帯電するため、帯電ロ
ール102に交流電圧が重畳された直流電圧を印加する
ように構成されている。しかし、上記帯電ロール102
に交流電圧が重畳された直流電圧を印加すると、交流電
圧の重畳により帯電ロール102と感光体ドラム101
との間に生じる微細な振動によって、感光体ドラム10
1表面の磨耗が促進されることが知られている。従っ
て、上記タンデム型のカラー画像形成装置は、4色すべ
てを使用しない画像、特に白黒の画像が記録される場合
でも、すべての色の画像形成部100Y、100M、1
00C、100Kにバイアスが印加されてしまうため、
使用されなかった色の感光体ドラム101の寿命を不本
意に早めてしまうという問題点を有していた。
【0007】また、上記タンデム型のカラー画像形成装
置では、画像を形成する画像形成部100Y、100
M、100C、100Kであっても、画像領域の前後に
おいて、帯電ロール102に交流電圧が重畳された直流
電圧を印加すると、上述したように、その分だけ感光体
ドラム表面の磨耗が促進され、感光体ドラム101の寿
命を不本意に早めてしまうという問題点を有していた。
【0008】さらに、上記タンデム型のカラー画像形成
装置では、すべての色の画像形成部100Y、100
M、100C、100Kの現像装置が、同一の駆動源に
よって駆動されるように構成されているため、白黒の画
像を形成する際に、画像の形成を行なわないカラーの現
像装置であっても、現像ロール等が回転駆動されてしま
い、現像剤の劣化や現像装置の寿命を不本意に短くして
しまうという問題点を有していた。また、白黒の画像を
形成する際に、画像の形成を行なわないカラーの現像ロ
ール等が回転駆動されると、当該現像ロールから感光体
ドラム上にトナーが付着するかぶりが発生し、当該かぶ
りの発生を防止するために、画像の形成を行なわないカ
ラーの画像形成部および現像装置に現像バイアス電圧を
印加する必要があり、感光体ドラムに印加される交流バ
イアスの影響で当該感光体ドラムの磨耗が促進されてし
まうという問題点を有していた。
【0009】そこで、上記感光体ドラム102の寿命を
不本意に早めてしまうという問題点を解決するために
は、各画像形成部100Y、100M、100C、10
0Kの感光体ドラムと現像装置を個別に回転駆動し、白
黒の画像を形成する場合には、カラーの画像形成部10
0Y、100M、100Cの感光体ドラム101と現像
装置104を停止させ、当該感光体ドラムの表面を帯電
ロールによって帯電しないように構成することも考えら
れる。
【0010】しかし、この場合には、各感光体ドラムと
現像装置を個別に回転駆動する駆動源が必要となり、コ
スト高を招くという問題点が新たに生じるとともに、停
止している感光体ドラムが中間転写ベルトと摺擦するこ
とになるため、当該感光体ドラムの表面を損傷するとい
う新たな問題点が生じる。
【0011】かかる問題点のうち、感光体ドラムの表面
を損傷するという問題点が生じるのを防止するには、白
黒の画像形成時に、中間転写ベルトがカラー用の感光体
ドラムと接触しないように、当該中間転写ベルトをリト
ラクト(接離)させることも考えられるが、この場合に
は、リトラクト機構が必要となって、装置の大型化及び
コストアップを招くことは避けられない。
【0012】また、従来のカラー画像形成装置において
は、画像履歴等を防止しして、高画質な画像を形成する
ため、感光体ドラムの残留電位を除去するイレーズラン
プが設けられるが、こうしたイレーズランプを設けた場
合には、部品点数が増加し、コストアップを招く一方、
イレーズランプを設けないと、画像履歴等を確実に防止
することができず、画像の高画質化が困難となるという
新たな問題点が生じる。
【0013】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、装置の大型化やコストアップを招くことな
く、感光体ドラム等の像担持体や現像手段等の寿命を向
上させることが可能な画像形成装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、各々色の異なるカラ
ートナー像と黒色のトナー像を形成する複数の画像形成
ユニットを並列的に配置するとともに、前記複数の画像
形成ユニットの上部にわたって、当該複数の画像形成ユ
ニットで形成された各色のトナー像が転写されるベルト
状の中間転写体を配置し、更に前記複数の画像形成ユニ
ットの下方に、各画像形成ユニットの像担持体に画像の
書き込みを行なう画像書込手段を配置した画像形成装置
において、前記各画像形成ユニットは、像担持体上に形
成された静電潜像を現像する現像手段を備え、カラーの
トナー像を現像する現像手段を、白黒のトナー像を現像
する現像手段と異なる駆動手段によって駆動するように
構成したものである。なお、上記白黒のトナー像を現像
する現像手段は、カラーのトナー像を現像する現像手段
に対して独立して駆動可能に構成しても良い。
【0015】さらに、請求項2に記載された発明は、白
黒の画像を形成する場合には、すべての画像形成ユニッ
トの像担持体を駆動するとともに、黒色のトナー像を現
像する現像手段のみを駆動するように構成したものであ
る。
【0016】また更に、請求項3に記載された発明は、
白黒の画像を形成する場合には、すべての画像形成ユニ
ットの像担持体を駆動するとともに、カラーのトナー像
を形成する像担持体を、黒色のトナー像を現像する現像
手段よりも遅い速度で駆動するように構成したものであ
る。
【0017】さらに、請求項4に記載された発明は、各
々色の異なるカラートナー像と黒色のトナー像を形成す
る複数の画像形成ユニットを並列的に配置するととも
に、前記複数の画像形成ユニットの上部にわたって、当
該複数の画像形成ユニットで形成された各色のトナー像
が転写されるベルト状の中間転写体を配置し、更に前記
複数の画像形成ユニットの下方に、各画像形成ユニット
の像担持体に画像の書き込みを行なう画像書込手段を配
置した画像形成装置において、前記各画像形成ユニット
は、像担持体の表面を所定の電位に帯電する帯電手段
と、当該像担持体の表面に画像露光を施して静電潜像を
形成する画像露光手段と、前記像担持体上に形成された
静電潜像を現像する現像手段を備え、非画像領域では画
像領域よりも像担持体の帯電手段による帯電量を低下さ
せるとともに、前記現像手段に印加する現像バイアスを
変化させるように構成したものである。
【0018】又、請求項5に記載された発明は、前記像
担持体の表面を帯電手段で帯電した状態で、当該像担持
体の画像領域よりも前の領域に、前記画像露光手段によ
って前露光を施して、像担持体の表面を除電するように
構成したものである。
【0019】更に、請求項6に記載された発明は、前記
像担持体の非画像領域では、帯電手段に直流電圧のみを
印加して、当該像担持体の帯電手段による帯電量を低下
させるとともに、前記現像手段に画像形成時よりも低い
現像バイアス電圧を印加するように構成したものであ
る。
【0020】また、請求項7に記載された発明は、前記
像担持体の表面が、画像の書き込みに先立って画像領域
電位になってから1回転目は、前記現像手段に画像形成
時よりも若干低い現像バイアス電圧を印加するように構
成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0022】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置とし
てのタンデム型のデジタルカラープリンターを示すもの
である。また、図3はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置としてのタンデム型のデジタルカラー複写機
を示すものである。
【0023】図2及び図3において、1はタンデム型の
デジタルカラープリンター及び複写機の本体を示すもの
であり、デジタルカラー複写機の場合には、図3に示す
ように、本体1の上部に、原稿2を一枚ずつ分離した状
態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3
と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2
の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。こ
の原稿読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された
原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像
を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9
及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD
等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画
像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定の
ドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るよ
うになっている。
【0024】上記原稿読取装置4によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率デ
ータとしてIPS(Image Processing
System)12に送られ、このIPS12では、
原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、
位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消
し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。ま
た、IPS12は、パーソナルコンピュータ等から送ら
れてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行な
うようになっている。
【0025】そして、上記の如くIPS12で所定の画
像処理が施された画像データは、同じくIPS12によ
って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材
階調データに変換され、次に述べるように、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13K
のROS(Raser Output Scanne
r)14に送られ、この画像露光装置としてのROS1
4では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じてレ
ーザ光LBによる画像露光が行われる。
【0026】ところで、この実施の形態に係る画像形成
装置では、各々色の異なるトナー像を形成する複数の画
像形成ユニットを並列的に配置するとともに、前記複数
の画像形成ユニットの上部にわたって、当該複数の画像
形成ユニットで形成された各色のトナー像が転写される
ベルト状の中間転写体を配置し、更に前記複数の画像形
成ユニットの下方に、各画像形成ユニットの像担持体に
画像の書き込みを行なう画像書込手段を配置するように
構成されている。
【0027】また、この実施の形態では、前記ベルト状
の中間転写体からトナー像が転写される転写媒体を、鉛
直方向の下方から上方に向けて搬送し、前記ベルト状の
中間転写体から転写媒体上にトナー像を転写する二次転
写手段を、当該中間転写ベルトの側方に設けるように構
成されている。
【0028】さらに、この実施の形態では、前記複数の
画像形成ユニットのうち、前記ベルト状の中間転写体の
移動方向の最下流側に、黒色のトナー像を形成する画像
形成ユニットを配置するように構成されている。
【0029】すなわち、上記タンデム型のデジタルカラ
ープリンター及び複写機本体1の内部には、図1及び図
2、図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニ
ット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一
定の間隔をおいて並列的に配置されている。
【0030】これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、所定の速度(例えば、200mm/se
c)で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム1
5と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する帯
電用の帯電ロール16と、当該感光体ドラム15の表面
に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成す
る画像露光手段としてのROS14と、感光体ドラム1
5上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像す
る現像器17と、感光体ドラム15の表面を清掃するク
リーニング装置18とから構成されている。これらの感
光体ドラム15と周辺に配置される画像形成部材は、一
体的にユニット化されており、プリンター及び複写機本
体1から個別に交換可能に構成されている。
【0031】上記ROS14は、図2及び図3に示すよ
うに、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの
半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて
変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−
Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じ
て出射するように構成されている。なお、上記ROS1
4は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿
論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf
−θレンズを介してポリゴンミラー19に照射され、こ
のポリゴンミラー19によって偏向走査される。上記ポ
リゴンミラー19によって偏向走査されたレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しない結
像レンズ及び複数枚のミラーを介して、感光体ドラム1
5上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光される。
【0032】上記ROS14は、図2に示すように、下
方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するもので
あるため、このROS14には、上方に位置する4つの
画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現
像器17などからトナー等が落下して、汚損される虞れ
を有している。そのため、ROS14は、その周囲が直
方体状のフレーム20によって密閉されているととも
に、当該フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画像形成ユ
ニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム
15上に露光するため、シールド部材としての透明なガ
ラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kが
設けられている。
【0033】上記IPS12からは、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像
形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通し
て設けられたROS14に、各色の画像データが順次出
力され、このROS14から画像データに応じて出射さ
れたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−K
は、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、
静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成
された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、1
7Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像とし
て現像される。
【0034】上記各画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成され
たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置され
た転写ユニット22の中間転写ベルト(ベルト状の中間
転写体)25上に、4つの一次転写ロール26Y、26
M、26C、26Kによって多重に転写される。これら
の一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kは、
各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの
感光体ドラム15に対応した中間転写ベルト25の裏面
側に配設されている。この実施の形態では、所望の体積
抵抗値に調整されたロールを使用している。そして、一
次転写ロール26Y、26M、26C、26Kには、転
写バイアス電源(図示しない)が接続されており、所定
のトナー極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の
転写バイアスが所定のタイミングで印加されるようにな
っている。
【0035】また、上記中間転写ベルト25は、図2に
示すように、ドライブロール27と、テンションロール
24と、バックアップロール28との間に一定のテンシ
ョンで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専
用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロー
ル27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動される
ようになっている。尚、図1においては、中間転写ベル
ト25が、ドライブロール27と、テンションロール2
4aと、バックアップロール28の他に、アイドラロー
ル24bを含む4本のロールによって支持された場合を
示している。上記中間転写ベルト25は、例えば、チャ
ージアップを起こさないべルト素材(ゴムまたは樹脂)
にて抵抗調整されたものが使用されている。
【0036】上記中間転写ベルト25上に多重に転写さ
れたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、当該
中間転写ベルト25の側面に配置されたバックアップロ
ール28に圧接する二次転写ロール29によって、圧接
力及び電界で記録媒体としての記録用紙30上に二次転
写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙
30は、上方に位置する定着器31へと搬送される。上
記二次転写ロール29は、バックアップロール28の側
方に圧接しており、鉛直方向の下方から上方に搬送され
る記録用紙30上に、各色のトナー像を二次転写するよ
うになっている。そして、上記各色のトナー像が転写さ
れた記録用紙30は、定着器31によって熱及び圧力で
定着処理を受けた後、排出ロール32によって本体1の
上部に設けられた排出トレイ33上に排出される。
【0037】上記記録用紙30は、図2及び図3に示す
ように、装置本体1の内部に配設された給紙装置34か
ら、所定のサイズのものが、ナジャーロール35及び用
紙分離搬送用のフィードロール36により、1枚ずつ分
離された状態で用紙搬送路37に設けられたレジストロ
ール38まで一旦搬送され、停止される。給紙された記
録用紙30の搬送経路37は、鉛直方向上向きとなって
いる。上記給紙装置34から供給された記録用紙30
は、所定のタイミングで回転するレジストロール38に
よって中間転写ベルト35の二次転写位置へ送出され
る。
【0038】なお、上記デジタルカラープリンター及び
複写機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合
には、片面に画像が定着された記録用紙30を、排出ロ
ール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せず
に、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替
え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニ
ット40へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニッ
ト40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しな
い搬送用のローラ対により、記録用紙30の表裏が反転
された状態で、再度レジストロール38へと搬送され、
今度は、当該記録用紙30の裏面に画像が転写・定着さ
れた後、排出トレイ33上に排出される。
【0039】図2及び図3中、44Y、44M、44
C,44Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、黒(K)の各色の現像器17に、所定の色の
トナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示して
いる。
【0040】図4は上記デジタルカラープリンター及び
複写機の各画像形成ユニットを示すものである。
【0041】上記イエロー色、マゼンタ色、シアン色及
び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kは、図4に示すように、すべてが同様に構成
されており、これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kでは、上述したように、それぞ
れイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色のトナー
像が所定のタイミングで順次形成されるように構成され
ている。上記各色の画像形成ユニット13Y、13M,
13C、13Kは、上述したように、感光体ドラム15
を備えており、これらの感光体ドラム15の表面は、帯
電用の帯電ロール16によって一様に帯電される。その
後、上記感光体ドラム15の表面は、ROS14から画
像データに応じて出射される画像形成用のレーザ光LB
が走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成され
る。上記感光体ドラム15上に走査露光されるレーザ光
LBは、当該感光体ドラム15の直下よりやや右側寄り
の斜め下方から露光されるように設定されている。上記
感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形
成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器1
7の現像ロール17aによってそれぞれイエロー色、マ
ゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像さ
れて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一
次転写ロール26の帯電によって中間転写ベルト25上
に順次多重に転写される。
【0042】なお、トナー像の転写工程が終了した後の
感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によ
って残留トナー等が除去されて、次の画像形成プロセス
に備える。上記クリーニング装置18は、クリーニング
ブレード42を備えており、このクリーニングブレード
42によって、感光体ドラム15上の残留トナー等を除
去するようになっている。また、トナー像の転写工程が
終了した後の中間転写ベルト25の表面は、図2及び図
3に示すように、クリーニング装置43によって残留ト
ナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備
える。上記クリーニング装置43は、クリーニングブラ
シ43a及びクリーニングブレード43bを備えてお
り、これらのクリーニングブラシ43a及びブレード4
2によって、中間転写ベルト25上の残留トナーや紙粉
等を除去するようになっている。
【0043】又、この実施の形態では、前記複数の画像
形成ユニットの各像担持体を、同一の駆動手段によって
駆動し、前記複数の画像形成ユニットの各像担持体上に
形成された静電潜像に現像する現像手段のうち、カラー
のトナー像を現像する複数の現像手段を同一の駆動手段
によって駆動するとともに、黒色のトナー像を現像する
現像手段は、異なる駆動手段によって駆動するするよう
に構成されている。
【0044】すなわち、この実施の形態では、図5及び
図6に示すように、画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kの各感光体ドラム15Y、15M、15
C、15Kを、共通の感光体駆動モーター51によって
駆動するように構成されており、この感光体駆動モータ
ー51は、CPU等からなる制御回路50によって制御
されるように構成されている。
【0045】また、この実施の形態では、図5及び図6
に示すように、画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kのうち、カラーのイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色の現像機17Y、17M、
17Cが、共通の現像機駆動モーター52によって駆動
するように構成されており、この現像機駆動モーター5
2は、CPU等からなる制御回路50によって制御され
る。
【0046】さらに、黒色の現像機17Kは、紙送り系
などを駆動するメインモーター53によって、クラッチ
54を介して回転駆動されるように構成されている。こ
のメインモーター53は、クラッチ55を介してレジス
トロール38や、フィードロール36或いはナジャーロ
ール35等からなる紙送り系・搬送系56を駆動すると
もに、定着器31や二次転写ロール29を直接駆動する
ように構成されている。このメインモーター53は、C
PU等からなる制御回路50によって制御される。
【0047】また、中間転写ベルト25は、独自に設け
られた中間転写体駆動モーター57によって回転駆動さ
れるように構成されており、この中間転写体駆動モータ
ー57も、CPU等からなる制御回路50によって制御
されるようになっている。
【0048】さらに、この実施の形態では、各画像形成
ユニットの現像手段に対して、黒色用の現像手段と当該
黒色用の現像手段に隣接して配置されるカラー用の現像
手段に、同一の高圧電源によって現像バイアス電圧を印
加するとともに、他のカラー用の現像手段に、同一の高
圧電源によって現像バイアス電圧を印加するように構成
されている。
【0049】図7及び図8はこの実施の形態に係るデジ
タルカラープリンター及び複写機の各現像装置に現像バ
イアス電圧を印加する電源回路をそれぞれ示すものであ
る。
【0050】この実施の形態では、図7及び図8に示す
ように、イエロー色の現像機17Yと、マゼンタ色の現
像機17Yに、バイアス印加用のコンデンサC1、C2
を介して、同一の高圧電源としての高圧ユニット61に
よって、交流(AC)の現像バイアス電圧(所定のP−
P電圧及び周波数)を印加するとともに、黒色用の現像
機17Kと当該黒色用の現像機17Kに隣接して配置さ
れるシアン用の現像機17Cに、バイアス印加用のコン
デンサC3、C4を介して、同一の高圧電源としての高
圧ユニット62によって交流(AC)の現像バイアス電
圧(所定のP−P電圧及び周波数)を印加するように構
成されている。また、上記イエロー、マゼンタ、シア
ン、黒色の各現像機17Y、17M、17C、17Kに
は、それぞれ異なる高圧電源としての高圧ユニット63
Y、63M、63C、63Kによって、直流(DC)の
現像バイアス電圧を印加するように構成されている。
【0051】また、上記イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニ
ット13Y、13M、13C、13Kの帯電ロール16
Y、16M、16C、16Kには、図8に示すように、
それぞれ異なる高圧電源としての高圧ユニット64Y、
64M、64C、64Kによって、帯電バイアス電圧が
個別に印加されるようになっている。
【0052】更に、上記イエロー色の現像装置とマゼン
タ色の現像装置に、現像バイアス電圧を印加する高圧ユ
ニット、及び黒色用の現像装置とシアン用の現像装置
に、現像バイアス電圧を印加する高圧ユニット、並びに
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各帯電ロール16に帯電バイアス電圧を印加す
る高圧ユニット13Y、13M、13C、13Kは、制
御回路50によって、印加電圧及び電圧のタイミングが
制御されるようになっている。
【0053】以上の構成において、この実施の形態に係
るプリンター及び複写機においては、次のようにして、
装置の大型化やコストアップを招くことなく、感光体ド
ラム等の像担持体や現像手段等の寿命を向上させること
が可能となっている。
【0054】まず、この実施の形態に係るデジタルカラ
ープリンター及び複写機は、上述したように、各画像形
成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ド
ラム15を同一の感光体駆動モーター51で駆動し、各
画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kのう
ち、カラーのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色の現像機17Y、17M、17Cを、共通
の現像機駆動モーター52で駆動するとともに、黒色の
現像機17Kを別個のメインモーター53で駆動するよ
うに構成されている。
【0055】ここでは、このような構成のデジタルカラ
ープリンター及び複写機を前提として、最初に、フルカ
ラーの画像形成動作を説明した後、白黒の画像形成動作
について説明する。
【0056】上記デジタルカラープリンター及び複写機
において、フルカラーの画像を形成する場合には、図9
及び図10に示すように、画像形成動作の開始に伴っ
て、感光体ドラム15の回転駆動が開始されるととも
に、当該感光体ドラム15の回転速度が所定の速度に達
する前に、各画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kの帯電ロール16に、図9及び図11に示す
ように、高圧ユニット64Y、64M、64C、64K
によって直流電圧のみからなる第1の帯電バイアス電圧
Vmid1が、帯電開始から所定の時間だけ印加され
る。この第1の帯電バイアス電圧Vmid1は、例え
ば、Vmid1=−900Vに設定され、各感光体ドラ
ム15の表面は、Vmid1=−250Vに帯電され
る。このとき、上記帯電ロール16には、図9に示すよ
うに、交流の帯電バイアス電圧は印加されていない。
【0057】次に、上記感光体ドラム15の帯電電位が
Vmid1となった領域が現像位置に達した時点で、各
画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現
像ロール17aには、図11に示すように、高圧ユニッ
ト61及び62によって、交流電圧が重畳された直流電
圧(例えば、Vmid1=−100V)からなる第1の
現像バイアス電圧が、現像開始までの間印加される。
【0058】その後、第1色目の画像形成ユニットであ
る、イエロー色の画像形成ユニット13Yの帯電ロール
16には、図11に示すように、通常の画像形成時と同
様に、高圧ユニット64Yによって、直流電圧Vhと交
流電圧からなる第2の帯電バイアス電圧Vmid3が、
画像形成の開始前に感光体ドラム15の約1回転分だけ
印加される。この第2の帯電バイアス電圧Vmid3
は、例えば、Vmid3=−700Vに設定され、各感
光体ドラム15の表面は、Vh=−700Vに帯電され
るが、同時にROS14によって前露光が施されて除電
され、結果的に各感光体ドラム15の表面は、それ以前
の電位と同じVmid3=−250Vとなる。なお、こ
こで、感光体ドラム15の表面電位として、Vmid1
とVmid3は、必ずしも等しく設定する必要はない
が、両者を等しい電位に設定することにより、当該感光
体ドラム15の表面電位が変化することに伴う帯状のか
ぶり等が発生するのを防止することができる。
【0059】このとき、各画像形成ユニット13Y、1
3M、13C、13Kの現像ロール17aには、図9及
び図10に示すように、高圧ユニット61及び62によ
って、交流電圧が重畳された直流電圧(例えば、Vmi
d1=−100V)からなる第2の現像バイアス電圧V
mid3が、画像形成の開始までの間印加される。
【0060】次に、上記ROS14による前露光が終了
すると、各感光体ドラム15の表面は、本来であれば所
定の帯電電位Vh=−700Vとなるが、当該感光体ド
ラム15の表面を長時間帯電しない状態で放置した場合
には、図11に示すように、帯電ロール16に画像形成
時と同じ第2の帯電バイアス電圧Vmid3を印加して
も、感光体ドラム15に一度帯電と露光を実施しない
と、露光の履歴が残ってしまい、感光体ドラム15の表
面電位が所定の帯電電位Vh=−700Vまで上昇せず
に、それより低い帯電電位Vh=−670V程度までし
か帯電しない、露光履歴の現象が現れる場合がある。
【0061】したがって、このときには、図11に示す
ように、現像ロール17aに印加する現像バイアス電圧
を、通常の画像形成時よりも若干低いVmid5=−5
60V程度に設定し、感光体ドラム15の表面にかぶり
が発生するのを防止するようになっている。
【0062】上記帯電ロール16には、図9及び図10
に示すように、交流電圧Iac1が重畳された直流電圧
Vhからなる第2の帯電バイアス電圧が、画像の形成工
程が終了するまで印加される。この第2の帯電バイアス
電圧は、例えば、直流電圧VhがVh=−730V、交
流電圧Iac1がIac1=2kV、周波数=819H
zに設定され、各感光体ドラム15の表面は、Vh=−
700Vに帯電される。
【0063】その際、上記帯電ロール16へのバイアス
電圧印加に所定時間だけ遅れて、イエロー色の現像器1
7の現像ロール17aには、図11に示すように、高圧
ユニット61の出力電圧が切り替えられ、所定の現像バ
イアス電圧VB=−590Vが、画像の形成工程が終了
するまで印加される。
【0064】さらに、上記イエロー色の画像形成ユニッ
ト13Yの感光体ドラム15の表面には、ROS14に
よってイエロー色の画像露光LB−Yが施され、イエロ
ー色に対応した静電潜像が形成される。この感光体ドラ
ム15の表面に形成されたイエロー色の静電潜像は、図
9及び図10に示すように、所定の現像バイアス電圧が
印加されるイエロー色の現像器17の現像ロール17a
によって現像され、イエロー色のトナー像となる。
【0065】次に、上記の如くイエロー色の画像形成ユ
ニット13Yにおける画像の形成工程が終了すると、図
11に示すように、高圧ユニット64Yの印加電圧が切
り替えられ、イエロー色の画像形成ユニット13Yの帯
電ロール16には、交流電圧が重畳された直流電圧から
なる第3の帯電バイアス電圧Vmid4が所定時間だけ
印加された後、初期の帯電バイアス電圧と等しい電圧V
mid1が所定時間だけ印加されて、OFFされる。こ
の第3の帯電バイアス電圧Vmid4は、例えば、Vm
id4=−280Vに設定され、各感光体ドラム15の
表面は、Vmid4=−250Vに帯電される。
【0066】その際、上記帯電ロール16への第3のバ
イアス電圧印加に所定時間だけ遅れて、イエロー色の現
像器17の現像ロール17aには、図11に示すよう
に、高圧ユニット61の出力電圧が再度切り替えられ、
例えば、初期の現像バイアス電圧と等しい電圧Vmid
1が所定時間だけ印加されて、OFFされる。このと
き、上記帯電ロール16に印加される電圧がVmid1
に切り替えられると同時に、交流電圧の印加がOFFさ
れるが、感光体ドラム15の表面電位は、Vmid4=
Vmid1=−250Vを維持するようになっている。
この感光体ドラム15の表面電位とともに、現像バイア
ス電圧Vmid1も、一定の電圧を維持するように設定
されている。なお、上記帯電ロール16には、クリーニ
ング動作時に再度交流電圧が印加される。
【0067】以下、同様に、図9及び図10に示す如
く、マゼンタ、シアン色及び黒色の画像形成ユニット1
3M、13C、13Kにおいて、帯電ロール16による
感光体ドラム15表面の帯電、ROS14による画像露
光、及び所定の色の現像器17の現像ロール17aによ
る静電潜像の現像工程が、順次行なわれる。
【0068】なお、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の
各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに
おいては、それぞれ各画像形成工程が終了するまで、各
現像器17の現像ロール17aに、高圧ユニット61、
62によって交流電圧が印加されるようになっている。
【0069】また、図示の実施の形態では、シアンの画
像形成工程が終了すると、図10に示すように、カラー
現像機の現像バイアス電圧(Vmid1)がOFFさ
れ、それとほぼ同期して、共通の現像機駆動モーター5
2の駆動が停止される。
【0070】なお、シアンの画像形成工程が終了した後
であっても、次の画像形成動作のために、カラーの現像
機が駆動される場合には、カラーの画像形成ユニット1
3M、13C、13Kの帯電ロール16に印加される帯
電バイアス電圧Vmid2を、Vmid1の出力値(直
流はOFF)に設定して印加するとともに、カラーの現
像機に印加される現像バイアス電圧Vmid2も、Vm
id1=−100Vに設定して、感光体ドラム15のク
リーニング電位を確保し、かぶり等の発生を防止すると
ともに、次の画像形成動作に備えるようになっている。
【0071】また、この実施の形態では、二次転写が終
了した後に、白黒の現像機用のクラッチをOFFし、当
該白黒の現像機と同一の駆動源で駆動される二次転写ロ
ール29に回転変動が現れるのを防止するようになって
いる。
【0072】一方、この実施の形態に係るデジタルカラ
ープリンター及び複写機において、白黒の画像を形成す
る場合には、図12及び図13に示すように、画像形成
動作の開始に伴って、感光体ドラム15の回転駆動が開
始されるとともに、当該感光体ドラム15の回転速度が
所定の速度に達する前に、黒の画像形成ユニット13K
の帯電ロール16にのみ、図12及び図13に示すよう
に、高圧ユニット64Kによって直流電圧のみからなる
第1の帯電バイアス電圧が、帯電開始から画像形成開始
までの間印加される。この第1の帯電バイアス電圧は、
例えば、Vdc1=−900Vに設定され、各感光体ド
ラム15の表面は、Vh=−250Vに帯電される。
【0073】次に、上記感光体ドラム15の帯電電位が
Vmid1となった領域が現像位置に達した時点で、黒
の画像形成ユニット13Kの現像ロール17aには、図
12及び図13に示すように、高圧ユニット62及び高
圧ユニット63Kによって、交流電圧が重畳された直流
電圧からなる第1の現像バイアス電圧Vmid1が、カ
ラーの画像形成時と同様に印加される。
【0074】その後、白黒の画像を形成するため、黒色
の画像形成ユニット13kの帯電ロール16には、図1
2及び図13に示すように、画像形成の開始に伴って、
高圧ユニット64Kの印加電圧が切り替えられ、交流電
圧が重畳された直流電圧からなる第2の帯電バイアス電
圧が、画像の形成工程が終了するまで印加される。この
第2の帯電バイアス電圧は、例えば、直流電圧がVdc
2=−730V、交流電圧がVac=2kV、周波数=
819Hzに設定され、各感光体ドラム15の表面は、
Vh=−700Vに帯電される。
【0075】その際、上記帯電ロール16へのバイアス
電圧印加に所定時間だけ遅れて、黒色の現像器17の現
像ロール17aには、図12及び図13に示すように、
高圧ユニット64Kの出力電圧が切り替えられ、第2の
現像バイアス電圧VBが、画像の形成工程が終了するま
で印加される。
【0076】また、イエロー、マゼンタ、シアンの各画
像形成ユニット13Y、13M、13Cの帯電ロール1
6には、図12及び図13に示すように、これらの各画
像形成ユニット13Y、13M、13CにはVmid2
の帯電バイアスが印加されている。上記帯電ロール16
へのバイアス電圧印加に所定時間だけ遅れて、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの現像ロール17aにVmid2
の現像バイアスが印加される。本実施の形態では、カラ
ーの現像機の駆動が停止しているので、上記帯電ロール
16と現像ロール17aに印加されるVmid2は0V
とされている。
【0077】さらに、上記黒色の画像形成ユニット13
Kの感光体ドラム15の表面には、ROS14によって
黒色の画像露光LB−Bが施され、黒色に対応した静電
潜像が形成される。この感光体ドラム15の表面に形成
された黒色の静電潜像は、図12及び図13に示すよう
に、所定の現像バイアス電圧が印加される黒色の現像器
17の現像ロール17aによって現像され、黒色のトナ
ー像となる。
【0078】次に、上記の如く黒色の画像形成ユニット
13Kにおける画像の形成工程が終了すると、図12及
び図13に示すように、高圧ユニット64Kの印加電圧
が切り替えられ、黒色の画像形成ユニット13Kの帯電
ロール16には、交流電圧が重畳された直流電圧からな
る第3の帯電バイアス電圧Vmid4が所定時間だけ印
加された後、初期の帯電バイアス電圧と等しい電圧Vm
id1が所定時間だけ印加されて、OFFされる。この
第3の帯電バイアス電圧Vmid4は、例えば、Vmi
d4=−280Vに設定され、各感光体ドラム15の表
面は、Vmid4=−250Vに帯電される。
【0079】なお、シアン及び黒の各画像形成ユニット
13C、13Kにおいては、少なくとも画像形成工程が
終了するまで、各現像器17の現像ロール17aに、高
圧ユニット62によって交流電圧が印加されるようにな
っている。
【0080】このように、上記実施の形態に係るデジタ
ルカラープリンター及び複写機においては、フルカラー
の画像形成時において、各画像形成ユニットの13Y、
13M、13Cの帯電ロール16に、画像領域のみ交流
電圧を重畳した直流電圧を印加し、非画像領域には、直
流電圧のみを印加するように構成したので、非画像領域
においても、帯電ロール16に交流電圧を常時に印加す
る場合に比べて、交流電圧印加に伴う感光体ドラム15
表面の劣化を抑制することができ、当該感光体ドラム1
5表面の劣化に起因する磨耗を抑制することができる。
【0081】また、上記実施の形態に係るデジタルカラ
ープリンター及び複写機においては、帯電ロールによっ
て感光体ドラム15表面の帯電を開始してから、画像の
形成を開始するまでの間、及び画像の形成動作を終了し
てから以降、帯電ロールには、第1の帯電バイアス電圧
及び第3の帯電バイアス電圧(この実施の形態では、第
1の帯電バイアス電圧と等しい)であるVdc3=−9
00Vが印加され、各感光体ドラム15の表面は、Vh
=−250Vに帯電されている。その際、各画像形成ユ
ニットの13Y、13M、13Cの現像ロール17aに
は、交流電圧を重畳した直流電圧、Vdev=−100
Vが印加されるようになっている。
【0082】そのため、上記各感光体ドラム15の表面
は、クリーニング電位がVh−Vdev=−250V−
(−100V)=−150Vとなり、バックグラウンド
におけるかぶりトナーの発生や、BCOと呼ばれるキャ
リアの付着が発生するのを確実に防止することができ
る。しかも、バックグラウンドにおけるかぶりトナーの
発生を確実に防止することができるので、その分だけ無
断トナーの消費を解消することができ、かぶりトナーに
よる機内汚れも防止できる。
【0083】また、上記の実施の形態では、白黒とカラ
ーの異なるプリント時においても、画像形成部や転写ベ
ルト等をリトラクトさせる機構を使わないことで、省ス
ペース化やコストダウンが図れる上、転写、レジに影響
を与えないため、高画質化が可能となる。また、単色/
多色画像が混在したジョブを連続して作像する際でも、
画像形成部や転写ベルト等をリトラクトさせる必要がな
いため、プリントスピードを損なわず、常に一定の生産
性を維持することが可能となる。
【0084】さらに、上記の実施の形態では、タンデム
方式の場合、一つの画像作成部が画像領域を作成してい
る場合でも、かならずしも全ての画像形成部が画像領域
にある訳ではない。したがって、上記の効果により、各
画像形成部は、他の画像形成部が画像領域作像中である
かないかに関わらず、画像領域作像になって初めて帯電
量を上げればよいし、非画像領域になればすぐに帯電量
を下げることが可能になる。したがって、実際の作像に
使われない非作像サイクルが多くなりがちなタンデム方
式において、大幅なライフ向上が図れる。
【0085】また、上記の実施の形態では、白黒時のカ
ラー用画像形成部に全くACバイアスをかけないことに
もつながり、プリントシステムとしてのトータルコスト
(TCO)の削減にも繋がる。
【0086】更にこのとき、帯電ロールに適切なDC帯
電(例えば、−800V印加で、感光体ドラムの表面電
位がVh=−150V)の設定をすることにより、クリ
ーニング電位をVcln=−150Vとすることがで
き、感光体ドラムに対向する現像器の現像ロールを停止
させ、同時に現像バイアスを切る(0V)ように構成し
ても良く、このように構成した場合には、現像システム
へのストレス低減にも役立つ。
【0087】また、この実施の形態に係るプリンター及
び複写機では、図1及び図2に示すように、黒色のトナ
ー像を形成する画像形成ユニット13Kを、中間転写ベ
ルト25の移動方向に沿った最終段に配置しているた
め、白黒の画像を形成する場合には、当該黒色の画像形
成ユニット13Kで形成されたトナー像を、中間転写ベ
ルト25上に一次転写した後、当該中間転写ベルト25
上から記録用紙30上に直ちに二次転写することができ
るので、白黒の画像を形成する際のトナー像の移動距離
が、従来の白黒専用機とほとんど変わらず、白黒の画像
の1枚目を短時間にアウトプットすることができるとと
もに、白黒の画像の連続した生産性も、従来の白黒専用
機に対して、劣ることのない高い生産性を得ることが可
能となっている。
【0088】さらに、この実施の形態に係るプリンター
及び複写機では、図1及び図2に示すように、黒色の画
像形成ユニット13Kの現像機17Kが、他のカラー画
像を形成するイエロー、マゼンタ、シアンの各画像形成
ユニット13Y、13M、13Cの現像機17Y、17
M、17Cと異なる現像機駆動モーター52によって駆
動するように構成されているため、白黒の画像を形成す
る場合には、カラーの現像機17Y、17M、17Cを
駆動させる必要がないので、カラーの現像機17Y、1
7M、17Cの現像剤の劣化を防止することができる。
【0089】また更に、この実施の形態に係るプリンタ
ー及び複写機では、図5及び図6に示すように、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の
各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの
各感光体ドラム15Y、15M、15C、15Kが、共
通の感光体駆動モーター51によって駆動されるように
構成されているので、各画像形成ユニット毎に感光体駆
動モーターを設ける必要がなく、装置のコストダウンが
可能なことは勿論のこと、白黒の画像を形成する場合で
も、すべての各感光体ドラム15Y、15M、15C、
15Kを駆動することにより、白黒の画像形成時に、カ
ラーの感光体ドラム15Y、15M、15Cを停止させ
るように構成した場合のように、当該カラーの感光体ド
ラム15Y、15M、15Cと中間転写ベルト25とが
摺擦されて、カラーの感光体ドラム15Y、15M、1
5Cの表面が偏磨耗するのを確実に防止することができ
るという効果も得られる。
【0090】実施の形態2 図14はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態2では、カラーの画像形成ユ
ニット13Y、13M、13Cの現像機17Y、17
M、17Cを共通の駆動モータ70によって駆動すると
ともに、黒の画像形成ユニット13Kの現像機17K
を、異なる駆動モータ71によって駆動するように構成
したものである。
【0091】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0092】実施の形態3 図15はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態3では、黒の画像形成ユニッ
ト13Kの現像機17Kとカラーの画像形成ユニット1
3Y、13M、13Cの現像機17Y、17M、17C
を、共通の駆動モータ80によって駆動するとともに、
黒の画像形成ユニット13Kの現像機17Kとカラーの
画像形成ユニット13Y、13M、13Cの現像機17
Y、17M、17Cとの間にクラッチ81を設け、当該
クラッチ81をON/OFFすることによって、すべて
の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの
現像機17Y、17M、17C、17Kを、共通の駆動
モータ80によって駆動するか、あるいは黒の画像形成
ユニット13Kの現像機17Kのみを、共通の駆動モー
タ80によって駆動することが選択的に切り替え可能と
なっている。
【0093】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0094】実施の形態4 この実施の形態4では、白黒の画像を形成する場合に
は、すべての画像形成ユニットの像担持体を駆動すると
ともに、カラーのトナー像を形成する像担持体を、黒色
のトナー像を現像する現像手段よりも遅い速度で駆動す
るように構成したものである。このような構成は、図5
に示すように、すべての画像形成ユニットの像担持体を
同一の駆動手段で駆動するものであっても、例えば、画
像形成ユニットの像担持体を、黒色の画像形成ユニット
側から駆動し、しかも黒色の画像形成ユニットとカラー
の画像形成ユニットとの間に、駆動速度を通常の速度
と、通常の速度よりも遅い速度に切り替え可能なクラッ
チ等を配設することによって、実現可能である。
【0095】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
装置の大型化やコストアップを招くことなく、感光体ド
ラム等の像担持体や現像手段等の寿命を向上させること
が可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラープリンターを示す構成図
である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラープリンターを示す構成図
である。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態1に係る給紙装
置を適用した画像形成装置としてのデジタルカラー複写
機を示す構成図である。
【図4】 図4はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の画像形成部を示す構成図である。
【図5】 図5はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の駆動系を示す構成図である。
【図6】 図6はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の駆動系を示すブロック図である。
【図7】 図7はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の現像バイアス電源を示す構成図である。
【図8】 図8はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置のバイアス電源を示すブロック図である。
【図9】 図9はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の画像形成動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図10】 図10はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の画像形成動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図11】 図11はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置における感光体ドラムの帯電電位と帯電ロー
ルの印加電圧と現像バイアス電位との関係を示すタイミ
ングチャートである。
【図12】 図12はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の画像形成動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図13】 図13はこの発明の実施の形態1に係る画
像形成装置の画像形成動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図14】 図14はこの発明の実施の形態2に係る画
像形成装置の駆動系を示す構成図である。
【図15】 図15はこの発明の実施の形態3に係る画
像形成装置の駆動系を示す構成図である。
【図16】 図16は従来の画像形成装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1:デジタルカラープリンター本体、13Y、13M、
13C、13K:イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット、1
4:ROS、15:感光体ドラム、17:現像器、2
5:中間転写ベルト(ベルト状の中間転写体)、29:
二次転写ロール、30:記録用紙、31:定着器。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA17 DE07 DE09 EA01 EA05 EC06 EC14 ED03 ED07 ED08 ED09 ED15 EE02 EE04 EE07 EF02 EF09 2H030 AA07 AB02 AD02 AD17 BB02 BB23 BB33 BB34 BB42 BB63 2H077 AD02 AD06 AD36 BA03 BA09 DB08 DB12 GA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々色の異なるカラートナー像と黒色の
    トナー像を形成する複数の画像形成ユニットを並列的に
    配置するとともに、前記複数の画像形成ユニットの上部
    にわたって、当該複数の画像形成ユニットで形成された
    各色のトナー像が転写されるベルト状の中間転写体を配
    置し、更に前記複数の画像形成ユニットの下方に、各画
    像形成ユニットの像担持体に画像の書き込みを行なう画
    像書込手段を配置した画像形成装置において、前記各画
    像形成ユニットは、像担持体上に形成された静電潜像を
    現像する現像手段を備え、カラーのトナー像を現像する
    現像手段を、白黒のトナー像を現像する現像手段と異な
    る駆動手段によって駆動するように構成したことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 白黒の画像を形成する場合には、すべて
    の画像形成ユニットの像担持体を駆動するとともに、黒
    色のトナー像を現像する現像手段のみを駆動するように
    構成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 白黒の画像を形成する場合には、すべて
    の画像形成ユニットの像担持体を駆動するとともに、カ
    ラーのトナー像を形成する像担持体を、黒色のトナー像
    を現像する現像手段よりも遅い速度で駆動するように構
    成したことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 各々色の異なるカラートナー像と黒色の
    トナー像を形成する複数の画像形成ユニットを並列的に
    配置するとともに、前記複数の画像形成ユニットの上部
    にわたって、当該複数の画像形成ユニットで形成された
    各色のトナー像が転写されるベルト状の中間転写体を配
    置し、更に前記複数の画像形成ユニットの下方に、各画
    像形成ユニットの像担持体に画像の書き込みを行なう画
    像書込手段を配置した画像形成装置において、前記各画
    像形成ユニットは、像担持体の表面を所定の電位に帯電
    する帯電手段と、当該像担持体の表面に画像露光を施し
    て静電潜像を形成する画像露光手段と、前記像担持体上
    に形成された静電潜像を現像する現像手段を備え、非画
    像領域では画像領域よりも像担持体の帯電手段による帯
    電量を低下させるとともに、前記現像手段に印加する現
    像バイアスを変化させたことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体の表面を帯電手段で帯電し
    た状態で、当該像担持体の画像領域よりも前の領域に、
    前記画像露光手段によって前露光を施して、像担持体の
    表面を除電するように構成したことを特徴とする請求項
    4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体の非画像領域では、帯電手
    段に直流電圧のみを印加して、当該像担持体の帯電手段
    による帯電量を低下させるとともに、前記現像手段に画
    像形成時よりも低い現像バイアス電圧を印加するように
    構成したことを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体の表面が、画像の書き込み
    に先立って画像領域電位になってから1回転目は、前記
    現像手段に画像形成時よりも若干低い現像バイアス電圧
    を印加するように構成したことを特徴とする請求項4記
    載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019053181A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2020056867A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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