JP2006259458A - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 新しいトナーと再利用(リクレーム)トナーを供給する経路を切り替える機構が不要で、コストアップを招いたり、動作の信頼性が劣ることがなく、しかも再利用(リクレーム)トナーが偏って供給されるのを防止して、色の再現性低下やかぶり等が発生することないカラー画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 中間転写体25上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段51と、前記クリーニング手段51で回収された転写残トナーを一時的に収納する収納部55と、前記収納部55に収納された転写残トナーを、新しい黒色トナーと補給タイミングを同期させて別々の補給経路60、62から前記黒色現像手段17Kの補給部に補給する補給手段とを備えるように構成して課題を解決した。
【選択図】 図1
【解決手段】 中間転写体25上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段51と、前記クリーニング手段51で回収された転写残トナーを一時的に収納する収納部55と、前記収納部55に収納された転写残トナーを、新しい黒色トナーと補給タイミングを同期させて別々の補給経路60、62から前記黒色現像手段17Kの補給部に補給する補給手段とを備えるように構成して課題を解決した。
【選択図】 図1
Description
この発明は、電子写真方式等を採用したカラー複写機やカラープリンタ、あるいはカラーファクシミリ等のカラー画像形成装置に関し、特にクリーニング手段によって回収されたトナーを画像形成に再使用(リクレーム)するカラー画像形成装置の改良に関するものである。
従来、この種の電子写真方式等を採用したカラー複写機やカラープリンタ、あるいはカラーファクシミリ等のカラー画像形成装置としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色に対応した4つの画像形成部を直列に配置し、これら各色の画像形成部によって形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を、中間転写ベルト上に互いに重ね合わせた状態で一次転写した後、当該中間転写ベルト上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を、記録媒体上に一括して二次転写し、定着することにより、フルカラーの画像を形成するように構成した、所謂タンデム方式のカラー画像形成装置が種々提案されており、既に製品化されてきている。
また、上記カラー画像形成装置と同構成の装置においては、中間転写ベルトや感光体ドラム上に残留したトナーを、クリーニング装置によって回収し、当該クリーニング装置で回収したトナーを、新しいトナーとともに黒色の現像器へ供給して、再利用(リクレーム)する技術が提案されている。
かかる技術において、再利用(リクレーム)されるトナーは、現像器やクリーニング装置でストレスを受けて帯電特性等が劣化しているため、新しく供給されるトナーに対して、再利用(リクレーム)されるトナーの比率が多すぎると、かぶりやトナークラウドが発生するという問題点を有していた。
また、上記カラー画像形成装置において、混色した二次転写残トナーを黒色の現像器へ戻して、再利用(リクレーム)する方式の場合には、同様に、新しく供給されるトナーに対して、再利用(リクレーム)されるトナーの比率が多すぎると、黒色の画像が色づいて見えてしまうという問題点を有していた。
そこで、これらの問題点を解決する技術としては、画像種や現像剤の状態に応じて、再利用(リクレーム)するトナーの補給量を可変にする方式と、かぶりやトナークラウド、あるいは黒色画像の色づき等の問題が発生しないレベルに、新しい補給トナーに対する再利用(リクレーム)トナーの比率を固定する方式とが、既に提案されている。
前者の技術としては、特開平9−50163号公報や特開2002−62712号公報等に開示されているように、画像のピクセル数やカバレッジ等の画像情報に基づいて、クリーニング装置で回収されたトナーを、現像器へ戻す経路と廃棄する経路とに切り替える方式と、現像器への搬送量そのものを制御する方式とがある。
更に説明すると、上記特開平9−50163号公報に係る電子写真装置は、帯電・書込み・現像を行ない、複数種類のトナーを用いて感光体上に画像を形成し、その画像を転写して用紙に記録を行なう一方、転写後の感光体上の残留トナーをクリーニング器で除去して回収する電子写真装置において、回収されたトナーの混合割合を検出する検出手段を設けてなるように構成したものである。
また、この特開平9−50163号公報に係る電子写真装置は、前記検出手段の検出結果に基づき回収トナーの搬送方向を決定する判断手段と、その判断手段の決定に基づき回収トナーを振り分けるトナー振分手段と、を備える構成をも含んでいる。
さらに、上記特開2002−62712号公報に係るカラー画像形成装置は、シアン現像器、マゼンタ現像器、イエロー現像器、ブラック現像器及びリサイクル現像器からなる現像手段と、クリーニング手段と、前記クリーニング手段から回収されたトナーを前記リサイクル現像器に補給するリサイクルトナー補給手段とを有し、リサイクル現像器で現像したパッチ画像の色味をセンサで読み取り、その色味に応じて原稿の色味に補正を加える色味補正手段を有するように構成したものである。
一方、上述した後者の現像器への搬送量そのものを制御する技術としては、例えば、特開平9−969393号公報に開示されているものがある。この特開平9−969393号公報に係る画像形成方法は、各色毎に感光体上に形成される潜像を順次現像して多色重ね合わせ画像を得る工程、現像されたトナー像を一括して記録材に転写する工程、感光体上の転写残トナーをクリーニングする工程を有する画像形成方法に於いて、該多色重ね合わせ画像を得る工程においては、各色現像剤がキャリアとトナーよりなる2成分現像剤を用い、最初に接触現像法で黒色画像を作り、以後は非接触現像法にてカラー画像を重ね合わせて作成し、該クリーニング工程により回収されたトナーを黒色画像用現像器に供給するように構成したものである。
また、この特開平9−969393号公報に係る画像形成方法は、上記クリーニング工程により回収されたトナーが黒色画像用現像器に供給される全トナーの60重量%以下となるように黒色画像用現像器に供給するようにした構成をも含んでいる。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記前者の特開平9−50163号公報や特開2002−62712号公報等に開示された技術の場合には、クリーニング装置で回収されたトナーを、現像器へ戻す経路と廃棄する経路とに切り替える必要があるため、経路を切り替える機構が必要となり、構成が複雑となってコストアップを招くばかりか、経路切り替え機構の動作の信頼性が劣るという問題点を有していた。
一方、後者の特開平9−969393号公報に係る画像形成方法の場合には、かぶりやトナークラウド、あるいは黒色画像の色づき等の問題が発生しないレベルに、新しい補給トナーに対する再利用(リクレーム)トナーの比率を固定するものであり、好ましい構成として、黒色のトナーと再利用(リクレーム)トナーとを一旦混合容器で混合した後、現像器へ供給する構成について開示されているが、新しい黒色トナーと再利用(リクレーム)トナーとでは、流動性に差があるため、トナー同士を混合容器内で混合しても均一に混合することが困難であり、再利用(リクレーム)トナーが偏って現像器に供給されてしまい、色再現性の低下やかぶり等が発生するという問題点を有していた。
かかる問題点に関して、本出願人は、特公平2−59992号公報に開示されている技術を既に提案している。
この特公平2−59992号公報に係るトナー濃度制御装置は、トナーを再びデベロッパー容器内に戻すためトナーを回収し搬送する回収搬送系と、上記デベロッパー容器へ新たなトナーを供給するためのトナー供給機構と、上記回収搬送系の動作タイミングを上記トナー供給機構によるトナー供給のタイミングと同一にするべく、トナー濃度に応じて上記トナー供給機構と連動して上記回収搬送系が動作するよう制御する手段とを有するように構成したものである。
しかし、上記特公平2−59992号公報に係るトナー濃度制御装置の場合には、回収搬送系の動作タイミングをトナー供給機構によるトナー供給のタイミングと同一にするように構成したものであるため、新しいトナーが供給されるときしか、回収搬送系が駆動されないので、回収搬送系内のトナー量分布が不均一となってしまう。その結果、上記特公平2−59992号公報に係るトナー濃度制御装置の場合には、補給トナー内の再利用 (リクレーム)トナーの比率がばらついてしまい、かぶり等が発生するという問題点が未解決のままであった。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、新しいトナーと再利用(リクレーム)トナーを供給する経路を切り替える機構が不要で、コストアップを招いたり、動作の信頼性が劣ることがなく、しかも再利用(リクレーム)トナーが偏って供給されるのを防止して、色の再現性低下やかぶり等が発生することないカラー画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、黒色を含んだ互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部で形成された各色のトナー像を、中間転写体上に多重に一次転写した後、記録媒体上に二次転写することによりカラー画像を形成するとともに、前記中間転写体上に残留した転写残トナーを回収して、当該回収された転写残トナーを新しい黒色トナーに対して所定の比率で、黒色の画像形成部の現像手段に補給するように構成したカラー画像形成装置において、
前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段と、前記クリーニング手段で回収された転写残トナーを一時的に収納する収納部と、前記収納部に収納された転写残トナーを、新しい黒色トナーと補給タイミングを同期させて別々の補給経路から前記黒色現像手段の補給部に補給する補給手段とを備えたことを特徴とするカラー画像形成装置である。
前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段と、前記クリーニング手段で回収された転写残トナーを一時的に収納する収納部と、前記収納部に収納された転写残トナーを、新しい黒色トナーと補給タイミングを同期させて別々の補給経路から前記黒色現像手段の補給部に補給する補給手段とを備えたことを特徴とするカラー画像形成装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記記黒色現像手段に補給する新しい黒色トナーに対する転写残トナーの比率を調整する調整手段を備え、当該調整手段によって外部から新しい黒色トナーに対する転写残トナーの比率を変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記新しい黒色トナーに対する転写残トナーの比率を、25%以下に設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置である。
又、請求項4に記載された発明は、前記転写残トナーの前記黒色現像手段の補給部は、当該現像手段内の現像スリーブに対して、現像剤攪拌手段の搬送方向の最上流に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカラー画像形成装置である。
この発明によれば、新しいトナーと再利用(リクレーム)トナーを供給する経路を切り替える機構が不要で、コストアップを招いたり、動作の信頼性が劣ることがなく、しかも再利用(リクレーム)トナーが偏って供給されるのを防止して、色の再現性低下やかぶり等が発生することないカラー画像形成装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのカラー複合機を示す構成図である。なお、このカラー複合機は、複写機やプリンタ、あるいはファクシミリとしての機能を兼ね備えている。
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのカラー複合機を示す構成図である。なお、このカラー複合機は、複写機やプリンタ、あるいはファクシミリとしての機能を兼ね備えている。
このカラー複合機1は、図2に示すように、その上部に画像読取装置としてのスキャナー2を備えているとともに、図示しないネットワークを介して図示しないパーソナルコンピュータ等を接続されている。
そして、上記カラー複合機は、スキャナーで読み取った文書の画像を複写したり、パーソナルコンピュータから送られてきた画像データに基づいてプリントしたり、電話回線を介して画像データを送受信するファックスとして機能するようになっている。
図2において、1はカラー複合機の本体を示すものであり、このカラー複合機本体1の上部には、図示しない原稿を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)2と、当該自動原稿搬送装置2によって搬送される原稿の画像を読み取る画像入力装置(IIT)3が配設されている。上記画像入力装置3は、プラテンガラス4上に載置された原稿を光源5によって照明し、原稿からの反射光像を、フルレートミラー6及びハーフレートミラー7、8及び結像レンズ9からなる縮小光学系11を介してCCD等からなる画像読取素子10上に走査露光して、この画像読取素子10によって原稿の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
上記画像入力装置3によって読み取られた原稿の反射光像は、例えば、赤(R)、緑 (G)、青(B)(各8bit)の3色の反射率データとして画像処理装置12(IPS)に送られ、この画像処理装置12では、原稿の画像データに対して、必要に応じて、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の処理を含め、後述するように所定の画像処理が施される。また、この画像処理装置12は、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行なうようになっている。
そして、上記画像処理装置12で所定の画像処理が施された画像データは、同じく画像処理装置12によって、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック (K)(各8ビット)の4色の階調データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通するROS(RaserOutputScanner)14に送られ、この画像露光装置としてのROS14では、所定の色の階調データに応じてレーザ光LBによる画像露光が行われる。なお、カラー画像に限らず、白黒の画像のみを形成しても勿論良い。
ところで、上記カラー複合機本体1の内部には、図2に示すように、画像形成手段Aが配設されており、この画像形成手段Aには、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されている。
これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されており、大別して、所定の速度で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール16と、当該感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像露光装置としてのROS14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器17と、感光体ドラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とから構成されている。これらの感光体ドラム15と周辺に配置される画像形成部材は、一体的にユニット化されており、カラ―複合機本体1から個別に交換可能に構成されている。
上記ROS14は、図2に示すように、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの半導体レーザを各色の階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じて出射するように構成されている。なお、上記ROS14は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf−θレンズを介してポリゴンミラー19に照射され、このポリゴンミラー19によって偏向走査される。上記ポリゴンミラー19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しない結像レンズ及び複数枚のミラーを介して、感光体ドラム15上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光される。
上記ROS14は、図2に示すように、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するものであるため、このROS14には、上方に位置する4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17などからトナー等が落下して、汚損される虞れを有している。そのため、ROS14は、その周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されているとともに、当該フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に露光するため、シールド部材としての透明なガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kが設けられている。
上記画像データ処理装置12からは、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通して設けられたROS14に、各色の画像データが順次出力され、このROS14から画像データに応じて出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成されたイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置された転写ユニット22の中間転写ベルト25上に、4つの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kによって多重に転写される。これらの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kは、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15に対応した中間転写ベルト25の裏面側に配設されている。この実施の形態における一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kの体積抵抗値は、105 〜108 Ωcmに抵抗調整されたものを使用している。そして、一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kには、転写バイアス電源(図示しない)が接続されており、所定のトナー極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の転写バイアスが所定のタイミングで印加されるようになっている。
また、上記中間転写ベルト25は、図2に示すように、ドライブロール27と、テンションロール24と、バックアップロール28との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25は、例えば、チャージアップを起こさないべルト素材(ゴムまたは樹脂)にて構成されている。
上記中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、バックアップロール28に圧接する二次転写ロール29によって、シート材としての用紙30上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された用紙30は、上方に位置する定着器40へと搬送される。上記二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に圧接しており、下方から上方に搬送される用紙30上に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。
上記用紙30は、カラー複合機本体1の下部に複数段配設された給紙トレイ31、32、33、34のいずれかから所定サイズのものが、フィードロール35及びリタードロール36等によって一枚ずつ分離された状態で、搬送ロール37を備えた用紙搬送路38を介して給紙される。そして、上記給紙トレイ31、32、33、34のいずれかから給紙された用紙30は、レジストロール39で一旦停止され、中間転写ベルト25上の画像と同期して、当該レジストロール29によって中間転写ベルト25の二次転写位置へと再度給紙される。
そして、上記各色のトナー像が転写された用紙30は、図2に示すように、定着器40によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、搬送ロール41によって、画像形成面を下にして第1の排出トレイとしてのフェイスダウントレイ42に排出するための第1の用紙搬送路43を介して、当該第1の用紙搬送路43の出口に設けられた排出ロール44によって、装置本体1の上部に設けられたフェイスダウントレイ42上に排出される。
また、上記の如く画像が形成された用紙30を、画像形成面を上にして排出する場合には、図2に示すように、画像形成面を上にして第2の排出トレイとしてのファイスアップトレイ45に排出するための第2の用紙搬送路46を介して、当該第2の用紙搬送路46の出口に設けられた排出ロール47によって、装置本体1の側部(図中、左側面)に設けられるフェイスアップトレイ45上に排出されるようになっている。
なお、上記カラー複合機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、図2に示すように、片面に画像が定着された用紙30を、排出ロール44によってフェイスダウントレイ42上にそのまま排出せずに、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替えるとともに、排出ロール44を一旦停止させた後に逆転して、当該排出ロール44によって両面用の用紙搬送路48へと搬送する。そして、この両面用の用紙搬送路48には、当該搬送路48に沿って設けられた搬送ローラ49により、用紙30の表裏が反転された状態で、再度レジストロール39へと搬送され、今度は、当該用紙30の裏面に画像が転写・定着された後、第1の用紙搬送路43又は第2の用紙搬送路46を介して、フェイスダウントレイ42又はフェイスアップトレイ45のいずれかに排出される。
図2中、50Y、50M、50C、50Kは、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像器17に、所定の色のトナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示している。
図3は上記カラー複合機の各画像形成ユニットを示すものである。
上記イエロー色、マジェンタ色、シアン色及び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、図3に示すように、すべて同様に構成されており、これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kでは、上述したように、それぞれイエロー色、マジェンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が所定のタイミングで順次形成されるように構成されている。上記各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、上述したように、それぞれ感光体ドラム15を備えており、この感光体ドラム15の表面は、一次帯電用の帯電ロール16によって一様に帯電される。その後、上記感光体ドラム15の表面は、ROS14から画像データに応じて出射される画像形成用のレーザ光LBが走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に走査露光されるレーザ光LBは、当該感光体ドラム15の直下よりやや右側寄りの斜め下方から露光されるように設定されている。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17の現像ロール17aによってそれぞれイエロー色、マジェンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール26の帯電によって中間転写ベルト25上に順次多重に転写される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記クリーニング装置18は、クリーニングブレード18aを備えており、このクリーニングブレード18aによって、感光体ドラム15上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。
ところで、この実施の形態1に係るカラー画像形成装置は、黒色を含んだ互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部で形成された各色のトナー像を、中間転写体上に多重に一次転写した後、記録媒体上に二次転写することによりカラー画像を形成するとともに、前記中間転写体上に残留した転写残トナーを回収して、当該回収された転写残トナーを新しい黒色トナーに対して所定の比率で、黒色の画像形成部の現像手段に補給するように構成したカラー画像形成装置において、
前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段と、前記クリーニング手段で回収された転写残トナーを一時的に収納する収納部と、前記収納部に収納された転写残トナーを、新しい黒色トナーと補給タイミングを同期させて別々の補給経路から前記黒色現像手段の共通の補給部に補給する補給手段とを備えるように構成されている。
前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段と、前記クリーニング手段で回収された転写残トナーを一時的に収納する収納部と、前記収納部に収納された転写残トナーを、新しい黒色トナーと補給タイミングを同期させて別々の補給経路から前記黒色現像手段の共通の補給部に補給する補給手段とを備えるように構成されている。
また、この実施の形態では、前記記黒色現像手段に補給する新しい黒色トナーに対する転写残トナーの比率を調整する調整手段を備え、当該調整手段によって外部から新しい黒色トナーに対する転写残トナーの比率を変更可能とするように構成されている。
さらに、この実施の形態では、前記新しい黒色トナーに対する転写残トナーの比率を、25%以下に設定するように構成されている。
又、この実施の形態では、前記転写残トナーの前記黒色現像手段の補給部は、当該現像手段内の現像スリーブに対して、現像剤攪拌手段の搬送方向の最上流となるように構成されている。
すなわち、上記カラー画像形成装置は、図2に示すように、中間転写体としての中間転写ベルト25上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング装置51を備えており、このクリーニング装置51には、導電性ブラシ52と、クリーニングブレード53が配設されている。
上記クリーニング装置51は、図1に示すように、中間転写ベルト25の移動方向の上流側に、第1のクリーニング手段として導電性ブラシ52が、当該中間転写ベルト25の移動方向と逆方向に所定の回転速度で回転するように配設されている。この導電性ブラシ52は、円筒状の基材の表面に、例えば、太さ2デニールの毛足が細くて長い導電性繊維を、20万本/inch2 程度の密度で密に植毛して構成されており、当該導電性ブラシ52は、その表面が0〜2.5mm程度、中間転写ベルト25の表面に食い込むように当接されている。また、上記導電性ブラシ52の回転速度は、例えば、中間転写ベルト25の周速に対して、0.1〜3倍の周速に設定されている。
また、上記導電性ブラシ52には、例えば、中間転写ベルト25を介して対向する駆動ロール27と同電位(例えば、接地電位)に保持されるか、又はトナーの正規の帯電極性と逆極性の正極性の電圧が印加されている。
一方、上記クリーニングブレード53は、例えば、所定の厚さを有するウレタンゴム等の合成樹脂によって形成されており、中間転写ベルト25の移動方向と逆方向から、当該中間転写ベルト25の表面に圧接するように、所謂”ドクターブレード”として機能するように配設されている。また、上記クリーニングブレード53によって回収されたトナーは、画像の形成に再利用(リクレーム)するため、長尺なオーガ等の搬送部材を備えた搬送経路54を介して黒色の現像器17Kへと搬送されて、当該黒色の現像器17の内部に新たなトナーとともに、又は新たなトナーと異なるタイミングで供給される。なお、上記第2のクリーニング手段としては、クリーニングブレード53の代わりに、金属製の薄板からなるスクレーパや、回転ブラシあるいは導電性ブラシを用いても良い。
また、この実施の形態では、図1に示すように、黒色の現像器17Kの上流側に、クリーニング装置51によって回収された転写残トナーを一時的に収納する収納部としての収納容器55を備えている。この収納容器55の内部には、図4に示すように、搬送経路54を介してクリーニング装置51から回収トナー56が搬送されるようになっている。また、上記収納容器55の内部には、回収トナー56を攪拌するアジテータ等からなる攪拌手段57が配設されており、当該攪拌手段57は、所定のタイミング、例えば、黒色の現像器17Kへ回収トナー56を供給するタイミングに合わせて回転駆動されるように構成されている。さらに、上記収納容器55の上部には、余剰な回収トナー56を図示しない廃棄ボックスへ廃棄するための廃棄経路58が開口されている。
また、上記収納容器55の下部側面には、当該収納容器55内に収納された回収トナー56を、黒色の現像器17Kへと補給する補給経路59が設けられており、この補給経路59の内部には、回収トナー56を黒色の現像器17Kへ搬送するオーガ等の搬送手段60が設けられている。
さらに、上記収納容器55から補給される回収トナー56は、図5に示すように、補給経路59を介して黒色の現像器17Kの補給部61に補給されるように構成されており、この補給部61は、黒色の現像器17Kの現像剤を攪拌しつつ搬送する経路において、現像スリーブ17aに対して、現像剤搬送方向の最上流部に設けられている。
また、上記黒色の現像器17Kには、図1に示すように、黒色のトナーカートリッジ50Kからオーガ等の搬送手段69によって補給経路62を介して新しい黒色のトナーが補給されるように構成されている。上記黒色のトナーカートリッジ50Kから補給される新しい黒色のトナーは、図5に示すように、補給経路62を介して黒色の現像器17Kの共通の補給部61に補給されるように構成されている。
さらに、上記収納容器55に収納された転写残トナー56は、黒色のトナーカートリッジ50Kから補給される新しい黒色のトナーと、補給タイミングを同期させて別々の補給経路59、62から黒色の現像器17Kの補給部61に補給されるようになっている。
また、この実施の形態では、図6に示すように、黒色の現像器17Kに補給する新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率を調整する調整手段としてのMCU63を備えている。
このMCU63には、図3に示すように、現像器17内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサー64から検知信号が入力されているとともに、カラー画像形成装置本体1内の湿度を検知する湿度センサー65から検知信号が入力されるように構成されている。
さらに、上記MCU63には、図6に示すように、黒色の現像器17Kに補給する新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率を設定する設定手段としても機能するユーザーインターフェース66から、新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率が数値として入力されたり、黒色の再現性を重視するか、黒色トナーを節約するかを選択する信号が入力されるようになっている。上記新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率は、例えば、初期値として25%又は25%以下の値に設定されている。
また、上記MCU63には、画像処理装置12から出力する画像の色データが入力されており、MCU63は、画像の色データに応じて、新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率を調整するように構成されている。
さらに、上記MCU63には、回収トナー56を黒色の現像器17Kへ搬送する搬送手段60を駆動する駆動モータ67が接続されているとともに、黒色のトナーカートリッジ50Kから新しい黒色の現像器17Kへ搬送する搬送手段69を駆動する駆動モータ68が接続されている。
そして、上記MCU63は、駆動モータ67と駆動モータ68とをタイミングを同期させて駆動するとともに、当該駆動モータ67と駆動モータ68との駆動時間を個別に制御することによって、新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率を調整することが可能となっている。
以上の構成において、この実施の形態に係るカラー画像形成装置では、次のようにして、新しいトナーと再利用(リクレーム)トナーを供給する経路を切り替える機構が不要で、コストアップを招いたり、動作の信頼性が劣ることがなく、しかも再利用(リクレーム)トナーが偏って供給されるのを防止して、色の再現性低下やかぶり等が発生するのを防止可能となっている。
すなわち、この実施の形態では、図2に示すように、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M、13C、13Kによって、所定の色のトナー像を形成した後、これら各色の画像形成部13Y、13M、13C、13Kによって形成された所定の色のトナー像を、中間転写ベルト25上に多重に転写し、当該中間転写ベルト25上に多重に転写された所定の色のトナー像を、二次転写位置において用紙30上に一括して二次転写するとともに、定着器40によって定着することにより、フルカラーの画像を形成するようになっている。
その際、上記イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像の二次転写が終了した後の中間転写ベルト25上には、図1に示すように、用紙30上に転写されなかった転写残トナー56が残留して付着した状態となっている。
ところで、上記中間転写ベルト25の表面に付着した転写残トナー56は、図1に示すように、当該中間転写ベルト25の移動に伴って、クリーニング装置51へと搬送される。このクリーニング装置51には、中間転写ベルト25の移動方向の上流側に、導電性ブラシ52が中間転写ベルト25の移動方向と逆方向に回転駆動されるように配設されているため、当該中間転写ベルト25の表面に付着した転写残トナー56は、まず、導電性ブラシ52によって除去され回収される。
また、上記中間転写ベルト25の表面は、図1に示すように、下流側のクリーニングブレード53へと移動して、当該クリーニングブレード53によって、中間転写ベルト25上に付着した転写残トナー56が除去回収され、長尺なオーガ等の搬送部材を備えた搬送経路54を介して、収納容器55へ搬送されて一時収納されるようになっている。
この収納容器55へ一時収納された転写残トナー56は、図5に示すように、黒色のトナーカートリッジ50Kに収容された新しい黒色トナーとともに、補給部61から黒色の現像器17Kへ補給タイミングを同期させて別々の補給経路59、62から補給されるようになっている。
その際、上記黒色の現像器17Kに補給される新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率は、MCU63によって調整することが可能となっている。上記新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率は、例えば、初期状態では25%に設定されているが、当該比率を適宜変更することができるように構成されている。
上記MCU63は、図7に示すように、トナー濃度センサー64によって黒色現像器17K内のトナー濃度を検知し(ステップ101)、当該黒色現像器17K内のトナー濃度がたとえば所定の10%以上である場合には、転写残トナー56の補給比率を25%よりも下げるように制御を行う(ステップ102)。
また、上記MCU63は、湿度センサー65によってカラー画像形成装置本体1内の湿度を検知し(ステップ103)、当該湿度がたとえば所定の70%以上である場合には、転写残トナー56の補給比率を25%よりも下げるように制御を行う(ステップ102)。
さらに、上記MCU63は、画像処理装置12によって、出力される画像の色データに基づいて、黒色の画素数に対する黒色以外の色の画素数の割合がたとえば75%以上か否かを検知し(ステップ104)、当該割合が所定の75%以上である場合には、転写残トナー56の補給比率を25%よりも下げるように制御を行う(ステップ102)。
また、上記MCU63は、ユーザーインターフェース66によって、黒色の再現性を重視するのか又は黒色のトナーを節約するかが設定されると、黒色の再現性を重視することが設定された場合には、転写残トナー56の補給比率を25%よりも下げるように制御を行う(ステップ102)。
一方、黒色のトナーを節約することが設定された場合には、転写残トナー56の補給比率を25%よりも上げるように制御を行う(ステップ105)。
このように、上記実施の形態では、新しい黒色のトナーに対する転写残トナー56の比率を、MCU63によって設定された設定値で安定して補給することが可能となる。
また、上記実施の形態では、2成分現像方式を用いており、現像器内の攪拌搬送部剤により、キャリアとトナーが攪拌され、現像スリーブへ供給されるまでに、トンーは十分に帯電させる必要がある。
一方、転写残トナー56は、現像器17やクリーニング装置51によってストレスを受けており、流動性や帯電性能が劣化している。
しかし、図5に示すように、転写残トナー56を現像器17Kの現像剤搬送方向最上流(現像ロールへの搬送距離が最も遠いところ)に新しい黒色トナーと一緒あるいは別々に供給することにより、キャリアとの攪拌時間を十分稼ぐことができるので、かぶりを問題のないレベルに抑えることができる。
また、従来技術のように補給前に新しい黒色トナーと転写残トナー56を事前に混合する場合に比べて、キャリアと攪拌効果によって転写残トナーと新しい黒色トナーとを効率良く混合することができ、色むらが発生するのを防ぐことができる。
また、上記実施の形態では、ユーザーインターフェース66などにより、黒色トナーに対する転写残トナー56の比率の設定値を変更可能とすることにより、ユーザーの要求や使用状況に応じた対応が可能となる。
たとえば、黒色の再現性を重視するユーザーや、カラープリントの比率が非常に高く、転写残トナー56をほとんどカラートナーのみが占める場合には、転写残トナーの比率が小さくなるようにする。
一方、色再現性よりも黒色トナーの消費量を下げてトナーカートリッジ50をできるだけ、長く使用したいユーザーに対しては、転写残トナー56の比率を大きく設定することで、黒色トナーの消費量を下げることが可能となる。
実験例
次に、本発明者らは、図2に示すようなカラー画像形成装置を試作し、転写残トナーの混合比率が何%程度であれば、黒色の再現性を許容範囲内とすることができるかを確認する実験を行った。
次に、本発明者らは、図2に示すようなカラー画像形成装置を試作し、転写残トナーの混合比率が何%程度であれば、黒色の再現性を許容範囲内とすることができるかを確認する実験を行った。
図8は通常の白黒の画像形成装置で使用される多数の黒色トナーの明度L*と彩度C*を測定し、新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率を、25%、20%、15%、10%、5%と変化させたものの明度L*と彩度C*を測定したものと比較した結果を示すものである。
この図8から明らかなように、新しい黒色トナーに対する転写残トナー56の比率が25%以下であれば、望ましくは15%以下であれば、黒色トナーの明度L*及び彩度C*と略近い値を示し、黒色の再現性を許容範囲内とすることができることがわかる。
25:中間転写ベルト、51:クリーニング装置、52:導電性ブラシ、53:クリーニングブレード、55:収納容器、60:搬送経路、62:搬送経路。
Claims (4)
- 黒色を含んだ互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部で形成された各色のトナー像を、中間転写体上に多重に一次転写した後、記録媒体上に二次転写することによりカラー画像を形成するとともに、前記中間転写体上に残留した転写残トナーを回収して、当該回収された転写残トナーを新しい黒色トナーに対して所定の比率で、黒色の画像形成部の現像手段に補給するように構成したカラー画像形成装置において、
前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段と、前記クリーニング手段で回収された転写残トナーを一時的に収納する収納部と、前記収納部に収納された転写残トナーを、新しい黒色トナーと補給タイミングを同期させて別々の補給経路から前記黒色現像手段の補給部に補給する補給手段とを備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 前記記黒色現像手段に補給する新しい黒色トナーに対する転写残トナーの比率を調整する調整手段を備え、当該調整手段によって外部から新しい黒色トナーに対する転写残トナーの比率を変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
- 前記新しい黒色トナーに対する転写残トナーの比率を、25%以下に設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
- 前記転写残トナーの前記黒色現像手段の補給部は、当該現像手段内の現像スリーブに対して、現像剤攪拌手段の搬送方向の最上流に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005078913A JP2006259458A (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008139420A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2008170510A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-07-24 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US9063512B2 (en) | 2012-12-25 | 2015-06-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having detachable belt unit |
-
2005
- 2005-03-18 JP JP2005078913A patent/JP2006259458A/ja not_active Withdrawn
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