JP2007057790A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 クリーニング手段で回収したトナーを再利用するように構成した画像形成装置であっても、装置の構成が複雑化したり、大型化することなく、コストの上昇を回避することが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニング手段によって回収し、当該クリーニング手段によって回収したトナーを再度現像手段へ供給して、画像形成に使用する画像形成装置において、前記クリーニング手段から現像手段へ回収トナーを搬送する搬送経路の途中に、搬送用筒状部材及び当該搬送用筒状部材の内部に配設された搬送部材の径を、前記クリーニング手段側よりも現像手段側を大きく設定した搬送量可変搬送部を設けるように構成して課題を解決した。
【選択図】 図1
【解決手段】 像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニング手段によって回収し、当該クリーニング手段によって回収したトナーを再度現像手段へ供給して、画像形成に使用する画像形成装置において、前記クリーニング手段から現像手段へ回収トナーを搬送する搬送経路の途中に、搬送用筒状部材及び当該搬送用筒状部材の内部に配設された搬送部材の径を、前記クリーニング手段側よりも現像手段側を大きく設定した搬送量可変搬送部を設けるように構成して課題を解決した。
【選択図】 図1
Description
この発明は、電子写真方式等を採用した複写機やプリンタ、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に関し、特にクリーニング手段によって回収されたトナーを画像形成に再度使用(リクレーム)する画像形成装置の改良に関するものである。
従来、この種の電子写真方式等を採用した複写機やプリンタ、あるいはファクシミリ等の画像形成装置としては、単一の感光体ドラムを備え、当該感光体ドラム上にイエロー (Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を順次形成し、この感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を、中間転写ベルト上に互いに重ね合わせた状態で一次転写した後、当該中間転写ベルト上から用紙に一括して二次転写することにより、カラー画像を形成するように構成した、所謂4サイクル方式のものがある。
また、上記画像形成装置としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像を形成する画像形成ユニットを備え、これらのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニットで形成されたトナー像を、中間転写ベルト上に互いに重ね合わせた状態で一次転写した後、当該中間転写ベルト上から用紙に一括して二次転写することにより、カラー画像を形成するように構成した、所謂タンデム方式のものがある。
このような画像形成装置においては、中間転写ベルト上に残留した二次転写残留トナーを、クリーニング手段によって回収した後、回収したトナーを現像器へ搬送して、新しいトナーとともに供給することにより、再利用(リクレーム)するように構成したものがある。
上記画像形成装置では、現像器への回収トナーの供給量を制御する方法として、現像剤の状態に応じてリクレームトナーの補給量を可変とする方式や、画質に問題が発生しないレベルで新しい補給トナー量に対する比率を固定する方式等が提案されている。
かかる技術としては、例えば、特開平9−6201号公報や、特開平9−96939号公報、あるいは特開平10−326069号公報等に開示されているものがある。
上記特開平9−6201号公報に係る画像形成装置は、画像書込データをデジタル信号により行ない、1つの感光体に対して同時に少なくとも2色以上の現像が可能な電子写真プロセスを用いた画像形成装置において、上記感光体上に設けられた複数の現像装置のうちの特定される1つの現像装置に、上記感光体上に設けられたクリーニング手段により回収される回収トナーを、リサイクルトナーとして搬送するための、該クリーニング手段と該現像装置とを結ぶリサイクルトナー搬送経路と、上記画像形成装置本体の適所に設置された廃トナー容器に、該クリーニング手段により回収された回収トナーを、廃トナーとして搬送するため、該リサイクルトナー搬送経路の途中に接続された廃トナー搬送経路と、上記の特定された現像装置側もしくは廃トナー容器側の何れかに回収トナーを導くように、該回収トナーの搬送経路を切り換えるための、該リサイクルトナー搬送経路と該廃トナー搬送経路との接続部に配設されたトナー搬送経路切換手段とを有し、画像書込データの色に関する情報(上記の特定される現像装置に収容されているトナーの色とその他の現像装置に収容されているトナーの色との混合比率)に応じて、該トナー搬送経路切換手段の制御を行なうとともに、該トナー搬送経路切換手段の切り換え状態を、現像装置側へ回収トナーを搬送する状態(条件A)、廃トナー容器側へ回収トナーを搬送する状態(条件B)、とした場合、それぞれの条件下での印字終了時における、該クリーニング手段からリサイクルトナー搬送経路と廃トナー搬送経路との接続部までのトナー搬送経路の動作時間が、条件Aの場合よりも条件Bの場合の方が長くなるように制御されるように構成したものである。
また、上記特開平9−96939号公報に係る画像形成装置は、各色毎に感光体上に形成される潜像を順次現像して多色重ね合わせ画像を得る手段、現像されたトナー像を一括して記録材に転写する手段、感光体上の転写残トナーをクリーニングする手段を有する画像形成装置に於いて、該多色重ね合わせ画像を得る手段においては、各色現像剤がキャリアとトナーよりなる2成分現像剤を用いた複数の現像器を有し、最初に画像を作る黒色画像用現像器は接触現像法で、以後のカラー画像用現像器は非接触現像法であり、該クリーニング手段により回収されたトナーは黒色画像用現像器に供給するように構成したものである。
さらに、上記特開平10−326069号公報に係る画像形成装置は、像担持体表面にトナー像を形成する現像装置と、そのトナー像を転写材に転写する転写装置と、トナー像転写後の像担持体表面に付着する転写残トナーを当該表面から除去するクリーニング装置とを具備し、該クリーニング装置は像担持体表面から除去したトナーをクリーニング装置外に搬送して排出させるトナー排出部材を有している画像形成装置において、前記クリーニング装置から排出されたトナーを前記現像装置において再使用すべく、当該トナーを現像装置へ搬送するトナー搬送手段と、クリーニング装置から排出されたトナーを廃トナー容器へ搬送するトナー搬送手段を設け、クリーニング装置から排出されたトナーを前記複数のトナー搬送手段のいずれかによって、現像装置へ搬送するか、又は廃トナー容器へ搬送するかを切換え可能となるように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来の画像形成装置の場合には、転写残トナーを回収するクリーニング装置、及び当該クリーニング装置の近傍に配設される搬送手段に、回収されたトナーが滞留して固着するのを防止するため、画像形成工程時、常に、転写残トナーを回収して搬送する必要がある。また、上記の如く回収されたリクレームトナーを供給する先の現像器では、安定した画質の画像を形成するため、リクレームトナーの供給量を制御する必要がある。そのため、上記画像形成装置では、回収したリクレームトナーの量と現像器へ供給するリクレームトナーの供給量との差を吸収するために、クリーニング装置と現像器とをつなぐ搬送経路上にリクレームトナーを一時的に貯蔵するスペースを設ける必要があるばかりか、回収側であるクリーニング装置と供給側である現像器とのトナーの流動量の差によるトナー詰まりやトナーの固着、あるいはトナーの噴出を防止する対策が必要となり、装置の構成が複雑となったり、大型化するという問題点を有していた。
また、上記一時的な貯蔵スペースには、リクレームトナーを現像器へ再度搬送するための異なる搬送部材や、滞留したトナーの固着を防止するための攪拌部材、更にこれらを駆動する駆動源を設ける必要があり、機構的に複雑化し、コストも上昇するという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、クリーニング手段で回収したトナーを再利用するように構成した画像形成装置であっても、装置の構成が複雑化したり、大型化することなく、コストの上昇を回避することが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニング手段によって回収し、当該クリーニング手段によって回収したトナーを再度現像手段へ供給して、画像形成に使用する画像形成装置において、
前記クリーニング手段から現像手段へ回収トナーを搬送する搬送経路の途中に、搬送用筒状部材及び当該搬送用筒状部材の内部に配設された搬送部材の径を、前記クリーニング手段側よりも現像手段側を大きく設定した搬送量可変搬送部を設けたことを特徴とする画像形成装置である。
前記クリーニング手段から現像手段へ回収トナーを搬送する搬送経路の途中に、搬送用筒状部材及び当該搬送用筒状部材の内部に配設された搬送部材の径を、前記クリーニング手段側よりも現像手段側を大きく設定した搬送量可変搬送部を設けたことを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記搬送量可変搬送部において、前記径の大きな現像手段側の搬送用筒状部材と、前記径の小さなクリーニング手段側の搬送用筒状部材とを、円錐状に径を変化させた中間部で連結したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記現像手段側の搬送部材と、前記クリーニング手段側の搬送部材とは、独立した駆動手段によって駆動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
又、請求項4に記載された発明は、前記クリーニング手段側の搬送部材の最大トナー搬送量を、前記現像手段側の搬送部材のトナー搬送量を越えない値に設定したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装置である。
更に、請求項5に記載された発明は、前記クリーニング手段側の搬送部材と、前記現像手段側の搬送部材のトナー搬送量の少なくとも一方を変更するトナー搬送量変更手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像形成装置である。
また、請求項6に記載された発明は、前記現像手段側の搬送用筒状部材の現像手段側の端部は、トナーを現像手段へ搬送する第三の搬送手段に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画像形成装置である。
さらに、請求項7に記載された発明は、前記現像手段側の搬送用筒状部材の現像手段側の端部と、第三の搬送手段との連結部には、トナーを攪拌する攪拌手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置である。
又、請求項8に記載された発明は、前記第三の搬送手段は、前記現像手段で必要とされる回収トナーの量に応じて、当該回収トナーの搬送量を制御可能に構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置である。
更に、請求項9に記載された発明は、前記第三の搬送手段は、前記現像手段に供給される新しいトナーの供給タイミングと同期して駆動されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置である。
また、請求項10に記載された発明は、前記第三の搬送手段は、前記現像手段側と反対側の端部に、オーバーフローした回収トナーを収容する収容部を備えていることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1つに記載の画像形成装置である。
この発明によれば、クリーニング手段で回収したトナーを再利用するように構成した画像形成装置であっても、装置の構成が複雑化したり、大型化することなく、コストの上昇を回避することが可能な画像形成装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのカラー複合機を示す構成図である。なお、このカラー複合機は、複写機やプリンタ、あるいはファクシミリとしての機能を兼ね備えている。
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのカラー複合機を示す構成図である。なお、このカラー複合機は、複写機やプリンタ、あるいはファクシミリとしての機能を兼ね備えている。
このカラー複合機1は、図2に示すように、その上部に画像読取装置としてのスキャナー2を備えているとともに、図示しないネットワークを介して図示しないパーソナルコンピュータ等を接続されている。
そして、上記カラー複合機は、スキャナーで読み取った文書の画像を複写したり、パーソナルコンピュータから送られてきた画像データに基づいてプリントしたり、電話回線を介して画像データを送受信するファックスとして機能するようになっている。
図2において、1はカラー複合機の本体を示すものであり、このカラー複合機本体1の上部には、図示しない原稿を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)2と、当該自動原稿搬送装置2によって搬送される原稿の画像を読み取る画像入力装置(IIT)3が配設されている。上記画像入力装置3は、プラテンガラス4上に載置された原稿を光源5によって照明し、原稿からの反射光像を、フルレートミラー6及びハーフレートミラー7、8及び結像レンズ9からなる縮小光学系11を介してCCD等からなる画像読取素子10上に走査露光して、この画像読取素子10によって原稿の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
上記画像入力装置3によって読み取られた原稿の反射光像は、例えば、赤(R)、緑 (G)、青(B)(各8bit)の3色の反射率データとして画像処理装置12(IPS)に送られ、この画像処理装置12では、原稿の画像データに対して、必要に応じて、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の処理を含め、後述するように所定の画像処理が施される。また、この画像処理装置12は、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行なうようになっている。
そして、上記画像処理装置12で所定の画像処理が施された画像データは、同じく画像処理装置12によって、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック (K)(各8ビット)の4色の階調データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通するROS(RaserOutputScanner)14に送られ、この画像露光装置としてのROS14では、所定の色の階調データに応じてレーザ光LBによる画像露光が行われる。なお、カラー画像に限らず、白黒の画像のみを形成しても勿論良い。
ところで、上記カラー複合機本体1の内部には、図2に示すように、画像形成手段Aが配設されており、この画像形成手段Aには、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されている。
これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されており、大別して、所定の速度で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール16と、当該感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像露光装置としてのROS14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器17と、感光体ドラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とから構成されている。これらの感光体ドラム15と周辺に配置される画像形成部材は、一体的にユニット化されており、カラ―複合機本体1から個別に交換可能に構成されている。
上記ROS14は、図2に示すように、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの半導体レーザを各色の階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じて出射するように構成されている。なお、上記ROS14は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf−θレンズを介してポリゴンミラー19に照射され、このポリゴンミラー19によって偏向走査される。上記ポリゴンミラー19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しない結像レンズ及び複数枚のミラーを介して、感光体ドラム15上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光される。
上記ROS14は、図2に示すように、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するものであるため、このROS14には、上方に位置する4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17などからトナー等が落下して、汚損される虞れを有している。そのため、ROS14は、その周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されているとともに、当該フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に露光するため、シールド部材としての透明なガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kが設けられている。
上記画像データ処理装置12からは、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通して設けられたROS14に、各色の画像データが順次出力され、このROS14から画像データに応じて出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成されたイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置された転写ユニット22の中間転写ベルト25上に、4つの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kによって多重に転写される。これらの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kは、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15に対応した中間転写ベルト25の裏面側に配設されている。この実施の形態における一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kの体積抵抗値は、105 〜108 Ωcmに抵抗調整されたものを使用している。そして、一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kには、転写バイアス電源(図示しない)が接続されており、所定のトナー極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の転写バイアスが所定のタイミングで印加されるようになっている。
また、上記中間転写ベルト25は、図2に示すように、ドライブロール27と、テンションロール24と、バックアップロール28との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25は、例えば、チャージアップを起こさないべルト素材(ゴムまたは樹脂)にて構成されている。
上記中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、バックアップロール28に圧接する二次転写ロール29によって、シート材としての用紙30上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された用紙30は、上方に位置する定着器40へと搬送される。上記二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に圧接しており、下方から上方に搬送される用紙30上に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。
上記用紙30は、カラー複合機本体1の下部に複数段配設された給紙トレイ31、32、33、34のいずれかから所定サイズのものが、フィードロール35及びリタードロール36等によって一枚ずつ分離された状態で、搬送ロール37を備えた用紙搬送路38を介して給紙される。そして、上記給紙トレイ31、32、33、34のいずれかから給紙された用紙30は、レジストロール39で一旦停止され、中間転写ベルト25上の画像と同期して、当該レジストロール29によって中間転写ベルト25の二次転写位置へと再度給紙される。
そして、上記各色のトナー像が転写された用紙30は、図2に示すように、定着器40によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、搬送ロール41によって、画像形成面を下にして第1の排出トレイとしてのフェイスダウントレイ42に排出するための第1の用紙搬送路43を介して、当該第1の用紙搬送路43の出口に設けられた排出ロール44によって、装置本体1の上部に設けられたフェイスダウントレイ42上に排出される。
また、上記の如く画像が形成された用紙30を、画像形成面を上にして排出する場合には、図2に示すように、画像形成面を上にして第2の排出トレイとしてのファイスアップトレイ45に排出するための第2の用紙搬送路46を介して、当該第2の用紙搬送路46の出口に設けられた排出ロール47によって、装置本体1の側部(図中、左側面)に設けられるフェイスアップトレイ45上に排出されるようになっている。
なお、上記カラー複合機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、図2に示すように、片面に画像が定着された用紙30を、排出ロール44によってフェイスダウントレイ42上にそのまま排出せずに、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替えるとともに、排出ロール44を一旦停止させた後に逆転して、当該排出ロール44によって両面用の用紙搬送路48へと搬送する。そして、この両面用の用紙搬送路48には、当該搬送路48に沿って設けられた搬送ローラ49により、用紙30の表裏が反転された状態で、再度レジストロール39へと搬送され、今度は、当該用紙30の裏面に画像が転写・定着された後、第1の用紙搬送路43又は第2の用紙搬送路46を介して、フェイスダウントレイ42又はフェイスアップトレイ45のいずれかに排出される。
図2中、50Y、50M、50C、50Kは、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像器17に、所定の色のトナーを供給するトナーカートリッジを、51は中間転写ベルト25の表面をクリーニングするクリーニング装置をそれぞれ示している。
図3は上記カラー複合機の各画像形成ユニットを示すものである。
上記イエロー色、マジェンタ色、シアン色及び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、図3に示すように、すべて同様に構成されており、これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kでは、上述したように、それぞれイエロー色、マジェンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が所定のタイミングで順次形成されるように構成されている。上記各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、上述したように、それぞれ感光体ドラム15を備えており、この感光体ドラム15の表面は、一次帯電用の帯電ロール16によって一様に帯電される。その後、上記感光体ドラム15の表面は、ROS14から画像データに応じて出射される画像形成用のレーザ光LBが走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に走査露光されるレーザ光LBは、当該感光体ドラム15の直下よりやや右側寄りの斜め下方から露光されるように設定されている。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17の現像ロール17aによってそれぞれイエロー色、マジェンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール26の帯電によって中間転写ベルト25上に順次多重に転写される。上記各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17は、トナーとキャリアとからなる二成分系の現像剤を使用するものであっても、トナーのみからなる一成分系の現像剤を使用するものであっても良い。また、上記トナーには、クリーニング性を向上させるため、ZnstやCeO2 等のクリーニング助剤が外添されており、当該クリーニング助剤は、トナーに比べて大幅に粒径が小さく(10nm〜200nm)、しかもトナーと逆極性の正極性に帯電するようになっている。
ところで、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム15の表面は、クリーニング手段としてのクリーニング装置18によって残留トナー等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。
この実施の形態1に係る画像形成装置は、像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニング手段によって回収し、当該クリーニング手段によって回収したトナーを再度現像手段へ供給して、画像形成に使用する画像形成装置において、前記クリーニング手段から現像手段へ回収トナーを搬送する搬送経路の途中に、搬送用筒状部材及び当該搬送用筒状部材の内部に配設された搬送部材の径を、前記クリーニング手段側よりも現像手段側を大きく設定した搬送量可変搬送部を設けるように構成されている。
さらに、この実施の形態では、前記現像手段側の搬送部材と、前記クリーニング手段側の搬送部材とは、独立した駆動手段によって駆動されるように構成されている。
又、この実施の形態では、前記クリーニング手段側の搬送部材の最大トナー搬送量を、前記現像手段側の搬送部材のトナー搬送量を越えない値に設定するように構成されている。
すなわち、上記画像形成装置は、図2及び図3に示すように、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kによって、感光体ドラム15Y、15M、15C、15K上に形成された各色のトナー像を、一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kによって中間転写ベルト25上に多重に転写し、当該中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を用紙30上に二次転写した後、この中間転写ベルト25上に残留した転写残トナーを回収するクリーニング装置51を備えている。
上記クリーニング装置51は、図2及び図4に示すように、中間転写ベルト25の移動方向上流側に接触配置され、当該中間転写ベルト25上に残留した転写残トナーを掻き取るクリーニングブレード52と、中間転写ベルト25の移動方向下流側に接触配置され、当該中間転写ベルト25上に残留した転写残トナーを静電的に回収する導電性ブラシ53とを備えている。上記導電性ブラシ53で回収したトナーは、回収ロール54に転移された後、当該回収ロール54からスクレーパー55によって除去される。
また、上記クリーニングブレード52及び導電性ブラシ53によって回収した転写残トナーは、図1及び図4に示すように、当該クリーニング装置51から黒色の現像器17Kへと搬送経路としてのリクレームトナー搬送ダクト56を介して搬送されるように構成されている。このリクレームトナー搬送ダクト56は、例えば、合成樹脂等からなる可撓性を有するチューブの内部に、螺旋状に形成された金属製の細い線材からなる搬送部材を回転自在に配設して構成されている。
このように、上記クリーニング装置51で回収される転写残トナー60は、イエロー (Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナーが混合されたものであるため、黒色の画像を形成する画像形成ユニット13Kの現像器17Kへと搬送されて、再度画像形成にリクレームトナー60として使用される。
この実施の形態では、図1に示すように、クリーニング装置51から現像器17Kへ回収トナーを搬送するリクレームトナー搬送ダクト56の途中に、搬送用筒状部材及び当該搬送用筒状部材の内部に配設された搬送部材の径を、前記クリーニング装置51側よりも現像器17K側を大きく設定した搬送量可変搬送部61が設けられている。
上記搬送量可変搬送部61は、図1(b)に示すように、クリーニング装置51側の第1の搬送手段62と、現像器17K側の第2の搬送手段63とから構成されている。上記第1の搬送手段62は、第1の搬送用筒状部材としての円筒形状の第1のダクト64と、この第1の搬送用筒状部材64の内部に配設された第1の搬送部材としての第1のアジテーター65とを備えている。この第1のアジテーター65は、回転軸66の外周に、金属製の細い線材67を螺旋状に巻き付けて構成されている。
また、上記第2の搬送手段63は、第2の搬送用筒状部材としての円筒形状の第2のダクト68と、この第2の搬送用筒状部材68の内部に配設された第2の搬送部材としての第2のアジテーター69とを備えている。この第2のアジテーター69は、回転軸70の外周に、金属製の細い線材71を螺旋状に巻き付けて構成されている。
さらに、上記第1搬送用筒状部材64のクリーニング装置51側の端部には、その上部に、クリーニング装置51からリクレームトナー搬送ダクト56を介して搬送されるリクレームトナー60を導入する導入口72が開口されている。また、この第1搬送用筒状部材64の現像器17K側の端部には、その下部に、当該第1搬送用筒状部材64の内部を搬送されたリクレームトナー60を第2の搬送手段63へ供給する供給口73が開口されている。
また、上記第2搬送用筒状部材68のクリーニング装置51側の端部には、その上部に、第1搬送用筒状部材64内を搬送されたリクレームトナー60を導入する導入口74が、供給口73と連通するように開口されている。また、この第2搬送用筒状部材68の現像器17K側の端部には、その側面に、当該第2搬送用筒状部材68の内部を搬送されたリクレームトナー60を、第3の搬送手段75に供給する供給口76が開口されている。
さらに、上記現像器側の第2の搬送用筒状部材68及び第2の搬送部材69の径は、クリーニング装置51側の第1の搬送用筒状部材64及び第1の搬送部材65の径よりも大きく設定されている。
なお、この実施の形態では、現像器側の第2の搬送用筒状部材68及び第2の搬送部材69の径が、クリーニング装置51側の第1の搬送用筒状部材64及び第1の搬送部材65の径の約2倍程度に設定されているが、これに限定されるものではない。
また、上記現像器側の第2の搬送用筒状部材68は、その長さが、クリーニング装置51側の第1の搬送用筒状部材64よりも短く設定されているが、これに限定されるものではない。
さらに、上記第1の搬送部材65及び第2の搬送部材69は、図示しない駆動モータによって、互いに独立して回転駆動されるように構成されているとともに、これら第1の搬送部材65及び第2の搬送部材69の少なくとも一方、この実施の形態では、第1の搬送部材65及び第2の搬送部材69の双方は、その回転速度や回転タイミングが、操作パネル等からなる変更手段77によって変更することが可能となっている。
ただし、上記第1の搬送手段62の最大トナー搬送量は、第2の搬送手段63のトナー搬送量を越えない値に設定されている。その結果、第1の搬送手段62によってリクレームトナー60を最大限搬送した場合であっても、第2の搬送手段63のトナー搬送量の方が多いため、第1の搬送手段62の内部でリクレームトナー60が詰まることがないように構成されている。
また、上記第3の搬送手段75は、図5に示すように、第2の搬送用筒状部材68の側面に連結されており、当該第3の搬送手段75は、第3の搬送用筒状部材としての円筒形状の第3のダクト78と、この第3の搬送用筒状部材78の内部に配設された搬送部材としての第3のアジテーター79とから構成されている。この第3のアジテーター79は、回転軸80の外周に、金属製の細い線材81を螺旋状に巻き付けて構成されている。
さらに、上記第2の搬送部材69の回転軸70には、半径方向に沿ってマイラーフィルム等からなる薄い板状の掻き取り部材82が突設されており、当該掻き取り部材82によって第2の搬送用筒状部材68内のリクレームトナー60を掻き取って、第3の搬送手段75へ供給するようになっている。
また、上記第3の搬送手段75の上端部には、図5に示すように、万が一、第3の搬送用筒状部材78内でオーバーフローしたリクレームトナー60を収容する収容部83が設けられている。
この第3の搬送手段75は、図1及び図5に示すように、第2の搬送用筒状部材68の後端から現像器17Kに向けて略垂直に配設されており、第2の搬送用筒状部材68から供給されるリクレームトナー60を、所定のタイミングで現像器17Kに供給するように構成されている。
なお、上記第3の搬送手段75は、必ずしも必要ではなく、第2の搬送用筒状部材68から現像器17Kに直接又はリクレームトナー搬送ダクト56を介してリクレームトナー60を供給するように構成しても良い。
以上の構成において、この実施の形態に係る画像形成装置では、次のようにして、クリーニング手段で回収したトナーを再利用するように構成した画像形成装置であっても、装置の構成が複雑化したり、大型化することなく、コストの上昇を回避することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態1に係るカラー複合機では、図2及び図3に示すように、フルカラーやモノクロの画像を形成する際に、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kや、黒(K)色の画像形成ユニット13Kによって、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン (C)、黒(K)の各色のトナー像や黒(K)色単独のトナー像が形成され、これらのトナー像が中間転写ベルト上に多重に転写された後、当該中間転写ベルト上から用紙30上に一括して二次転写されることによって、フルカラーやモノクロの画像が形成される。
その際、上記カラー複合機では、特に、フルカラーの画像形成時に、中間転写ベルト25上に多重に転写されるトナー量も多く、当該中間転写ベルト25上から用紙30上に多重色のトナー像を一括して二次転写するときに、中間転写ベルト25上に残留する転写残トナー60も比較的多く存在する。
上記中間転写ベルト25上に残留する転写残トナー60は、図4に示すように、当該中間転写ベルト25上に所定のタイミングで当接するクリーニング装置51によって除去・回収され、図1に示すように、リクレームトナー搬送ダクト56を介して、黒色の現像器17Kへと搬送されて、当該黒色の現像器17Kに新しい黒色トナーと混合して供給され、再度現像工程に使用される。
ところで、上記リクレームトナー搬送ダクト56の途中には、図1(a)に示すように、搬送用筒状部材及び当該搬送用筒状部材の内部に配設された搬送部材の径を、前記クリーニング装置51側よりも現像器17K側を大きく設定した搬送量可変搬送部61が設けられている。
そのため、上記搬送量可変搬送部61に搬送されたリクレームトナー60は、まず、クリーニング装置51側の第1の搬送手段62に導入された後、当該第1の搬送手段62を介して第2の搬送手段63へ搬送され、当該第2の搬送手段63から第3の搬送手段75を介して、現像器17Kへと供給される。
その際、上記カラー複合機では、図6に示すように、画像形成動作時に、クリーニング装置51及びリクレームトナー搬送ダクト56、並びに第1の搬送量可変搬送部が同期して継続的に駆動されるとともに、第2の搬送量可変搬送部が間欠的に駆動され、更に第3の搬送手段75が現像器17Kへの新しいトナーの供給と同期した所定のタイミングで駆動され、リクレームトナー60が現像器17へと供給されるようになっている。上記第3の搬送手段75の駆動量は、現像器17Kへ供給するリクレームトナー60の量に応じて制御される。
そのため、上記カラー複合機では、図1に示すように、画像形成動作時に、クリーニング装置51で回収したリクレームトナー60を一時貯蔵するスペースを設けることなく、クリーニング装置51と同期して駆動される第1の搬送手段62によって搬送しつつ、当該第1の搬送手段62よりも、搬送用筒状部材及び当該搬送用筒状部材の内部に配設された搬送部材の径が大きな第2の搬送手段63へと搬送することによって、これら第1の搬送手段62及び第2の搬送手段63、特に第2の搬送手段63にリクレームトナー60を一時貯蔵しながら徐々に現像器17Kへと、第3の搬送手段75によって供給することができ、装置の構成が複雑化したり、大型化することなく、しかもコストの上昇を回避することができる。また、上記一時貯蔵するスペースに設ける満杯検知手段なども不要となるため、この点からもコストの上昇を回避することが可能となる。
上記第1の搬送手段62及び第2の搬送手段63は、搬送用筒状部材及び搬送部材を備えているので、これらの第1及び第2の搬送手段62、63内で、リクレームトナー60が滞留したり、凝集することはなく、例えば、搬送用筒状部材68の径を2倍に設定すれば、同じ長さの搬送用筒状部材64、68であれば、体積を4倍に設定することができ、その分だけ多くの量のリクレームトナー60を第2の搬送手段63に収容しつつ、現像器17Kへと供給することが可能となる。
また、上記第1の搬送手段62及び第2の搬送手段63は、各搬送部材65、69を独立して駆動することによって、下流側に搬送するリクレームトナー60の量を制御することが可能となり、現像器17Kで必要とされる量のリクレームトナー60を、適宜供給することができ、画質を良好に維持することが可能となっている。
なお、上記第1の搬送手段62及び第2の搬送手段63によって、現像器17Kへと供給されるリクレームトナー60の量は、図7に示すように、新しいトナーに対する割合を、25%以下に設定することにより、リクレームトナー60と新しいトナーが混合された黒色トナーの黒色再現性を、図中に×印で示される通常の新しい黒色トナーと同程度に維持することができるため望ましい。
実施の形態2
図8はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、前記搬送量可変搬送部において、前記径の大きな現像手段側の搬送用筒状部材と、前記径の小さなクリーニング手段側の搬送用筒状部材とを、円錐状に径を変化させた中間部で連結するように構成されている。
図8はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、前記搬送量可変搬送部において、前記径の大きな現像手段側の搬送用筒状部材と、前記径の小さなクリーニング手段側の搬送用筒状部材とを、円錐状に径を変化させた中間部で連結するように構成されている。
すなわち、この実施の形態2では、図8に示すように、第1の搬送手段62と第2の搬送手段63とが同軸状に配設されており、第1の搬送手段62の搬送用筒状部材64と、第2の搬送手段63の搬送用筒状部材68とが、円錐状に径を変化させた中間部90で連結されている。また、上記第1の搬送手段62の搬送部材66と、第2の搬送手段63の搬送部材70は、その端部で互いに回転自在に嵌合されており、これら搬送部材66と搬送部材70は、互いに独立して回転駆動されるように構成されている。
上記実施の形態2では、第1の搬送手段62と第2の搬送手段63とが同軸状に配設されているため、搬送量可変搬送部61をより一層小型化することができるとともに、リクレームトナー60の搬送をもよりスムースに行うことができる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
17K:黒色の現像器、51:クリーニング装置、60:リクレームトナー、61:搬送量可変搬送部、62:第1の搬送手段、63:第2の搬送手段、75:第3の搬送手段。
Claims (10)
- 像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニング手段によって回収し、当該クリーニング手段によって回収したトナーを再度現像手段へ供給して、画像形成に使用する画像形成装置において、
前記クリーニング手段から現像手段へ回収トナーを搬送する搬送経路の途中に、搬送用筒状部材及び当該搬送用筒状部材の内部に配設された搬送部材の径を、前記クリーニング手段側よりも現像手段側を大きく設定した搬送量可変搬送部を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記搬送量可変搬送部において、前記径の大きな現像手段側の搬送用筒状部材と、前記径の小さなクリーニング手段側の搬送用筒状部材とを、円錐状に径を変化させた中間部で連結したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記現像手段側の搬送部材と、前記クリーニング手段側の搬送部材とは、独立した駆動手段によって駆動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング手段側の搬送部材の最大トナー搬送量を、前記現像手段側の搬送部材のトナー搬送量を越えない値に設定したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング手段側の搬送部材と、前記現像手段側の搬送部材のトナー搬送量の少なくとも一方を変更するトナー搬送量変更手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記現像手段側の搬送用筒状部材の現像手段側の端部は、トナーを現像手段へ搬送する第三の搬送手段に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記現像手段側の搬送用筒状部材の現像手段側の端部と、第三の搬送手段との連結部には、トナーを攪拌する攪拌手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記第三の搬送手段は、前記現像手段で必要とされる回収トナーの量に応じて、当該回収トナーの搬送量を制御可能に構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
- 前記第三の搬送手段は、前記現像手段に供給される新しいトナーの供給タイミングと同期して駆動されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記第三の搬送手段は、前記現像手段側と反対側の端部に、オーバーフローした回収トナーを収容する収容部を備えていることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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-
2005
- 2005-08-24 JP JP2005242666A patent/JP2007057790A/ja not_active Withdrawn
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