JP2002148915A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2002148915A
JP2002148915A JP2000345727A JP2000345727A JP2002148915A JP 2002148915 A JP2002148915 A JP 2002148915A JP 2000345727 A JP2000345727 A JP 2000345727A JP 2000345727 A JP2000345727 A JP 2000345727A JP 2002148915 A JP2002148915 A JP 2002148915A
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developer transport
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JP2000345727A
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English (en)
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Masanori Kato
正則 加藤
Teruaki Koizumi
輝昭 小泉
Kaneyoshi Miura
兼能 三浦
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より確実に供給トナーのソフトブロッキング
を解消することができる現像装置を提供する。 【解決手段】 内部に現像剤が充填されるとともに回転
する現像剤搬送部材が設けられる現像剤搬送領域と、内
部に回転するトナー供給部材が設けられ当該搬送領域に
新たなトナーを供給するトナー供給領域とを備える現像
装置において、当該現像剤搬送部材の回転軸とトナー供
給部材の回転軸とが同一軸上に設けられるとともに、当
該同一軸上に周囲の現像剤又はトナーを撹拌する撹拌部
材を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を
用いた画像形成装置の現像装置に関し、より詳しくは、
現像装置中の現像剤と新たに現像装置内に供給されるト
ナーとのミキシング性を向上される技術に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、トナー供給装置から供給され
るトナーと現像装置中の現像剤とのミキシング性を向上
させ、供給トナーのソフトブロッキング(比較的結合力
の弱い凝集体、凝集状態)を防止することを目的とし
て、様々な技術が提案されている。例えば、特開200
0−98715号公報においては、現像剤循環・搬送オ
ーガの循環領域外方突出部に撹拌能力の大きな撹拌部材
を設ける技術が提案されている。また、特開平5−19
621号公報においては、オーガーの軸心に現像剤の流
れを加速させる方向に傾斜した撹拌補助部材を設ける技
術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
技術では必ずしも供給トナーのソフトブロッキングの防
止効果が十分ではない。そして、ソフトブロッキングト
ナーを完全には崩せない状態で現像剤が現像ロールに供
給されてしまうと、結果的に記録媒体上に形成されるト
ナー画像にトナーの色筋などの画像欠陥が生じてしま
う。
【0004】本発明はこのような技術的な課題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、より確実に供給トナ
ーのソフトブロッキングを解消することができる現像装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、内部
に現像剤が充填されるとともに回転する現像剤搬送部材
が設けられる現像剤搬送領域と、内部に回転するトナー
供給部材が設けられ当該搬送領域に新たなトナーを供給
するトナー供給領域とを備える現像装置において、当該
現像剤搬送部材の回転軸とトナー供給部材の回転軸とが
同一軸上に設けられるとともに、当該同一軸上に周囲の
現像剤又はトナーを撹拌する撹拌部材を設けるものであ
る。
【0006】現像装置をこのように構成することで、撹
拌部材により撹拌され内部に多くの空気を含んで流動性
が高くなっている状態の現像剤に対して、撹拌部材によ
りソフトブロッキングが解消された状態の新たなトナー
を混ぜることができる。また、新たなトナーは現像剤に
対して現像剤撹拌部材の軸方向から供給されるため、例
えば現像剤上面から供給される場合などに比べて、新た
なトナーと現像剤とが混ざりやすくなる。
【0007】ここで、撹拌部材は当該同一軸上に設けら
れるものであるが、現像剤搬送部材の回転軸上に設けら
れるよりもトナー供給部材の回転軸上に設けられる方が
好ましい。また、トナー供給部材の回転軸を二等分した
より現像剤搬送部材側の回転軸上に設けられることがよ
り好ましい。さらに、トナー供給部材の回転軸と現像剤
搬送部材の回転軸との境界部分、すなわち現像剤搬送領
域とトナー供給領域との境界領域に設けられることがよ
り一層好ましい。このような境界領域に搬送部材を設け
ることにより、新たに供給されるトナーと現像剤搬送領
域内の現像剤とが初めて混ざり合う部分に撹拌部材が設
けられることになり、両者の混合をより円滑かつ確実に
行うことができる。
【0008】また、前記現像剤搬送領域は、現像ロール
に対峙する第一現像剤搬送部材が設けられる第一現像剤
搬送領域と、現像ロールに対して当該第一現像剤搬送部
材よりも離れて第二現像剤搬送部材が設けられる第二現
像剤搬送領域とを備え、これら第一及び第二現像剤搬送
領域内で現像剤が循環されるように現像装置が形成され
る場合がある。かかる場合には、前記撹拌部材は、当該
第二現像剤搬送部材と同一軸上であり、かつ第一現像剤
搬送領域から第二現像剤搬送領域へと現像剤が搬送され
る領域に設けられることが好ましい。
【0009】現像装置をこのように構成することによ
り、新たなトナーは第二現像剤撹拌部材の軸方向から供
給されるのに対し、現像剤はその軸方向側面から搬送さ
れるため、新たなトナーと現像剤との混合が一層容易な
ものとなる。なお、一般にこのような現像装置において
は、第一現像剤搬送部材と第二現像剤搬送部材との回転
軸はいずれも現像ロールの回転軸と平行に設けられ、第
一現像剤搬送領域と第二現像剤搬送領域とは互いに隣り
合わせに接して形成される。そして、第一現像剤搬送領
域及び第二現像剤搬送領域の両端部分にそれぞれ開口部
を備え、内部の現像剤は第二現像剤搬送領域から第一現
像剤搬送領域へ、また第一現像剤搬送領域から第二現像
剤搬送領域へと循環される。
【0010】また、前記撹拌部材の作用としては、前記
現像剤搬送部材による現像剤の搬送方向又は前記トナー
供給部材による新たなトナーの搬送方向と逆方向に周囲
の現像剤又はトナーを搬送するものがトナーと現像剤と
の混合を円滑かつ確実に行う上で好ましい。さらに、新
たなトナーの供給量が一時的に過多な状態となっても、
その供給量の変動を抑えることができる。このような作
用を奏する撹拌部材の具体的な形態としては、例えば、
現像剤搬送部材やトナー供給部材が回転軸に形成される
らせん形状である場合には、そのらせん形状のスパイラ
ル面に対して略直角のはね形状とすることができる。さ
らに混合を円滑かつ確実に行うためには、前記撹拌部材
は、前記同一軸上の軸方向に複数設けられることが好ま
しい。
【0011】なお、ここで現像剤とはトナーのみ、ある
いはトナーとキャリアとを所定割合で混ぜ合わせたも
の、それらに添加剤を混ぜ合わせたものなどをいう。ま
たここで、新たなトナーとは、トナーのみ、あるいはト
ナーとキャリアとを上記所定割合よりもトナーの割合を
多くして混ぜ合わせたもの(トナーリッチ現像剤)など
をいう。
【0012】
【発明の実施による形態】図1はこの発明の実施の形態
に係る現像装置を適用した画像形成装置としてのタンデ
ム型のデジタルカラープリンターを示すものである。ま
た、図2はこの発明の実施の形態1に係る現像装置を適
用した画像形成装置としてのタンデム型のデジタルカラ
ー複写機を示すものである。
【0013】図1及び図2において、1はタンデム型の
デジタルカラープリンター及び複写機の本体を示すもの
であり、デジタルカラー複写機の場合には、図2に示す
ように、本体1の上部に、原稿2を一枚ずつ分離した状
態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3
と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2
の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。こ
の原稿読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された
原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像
を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9
及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD
等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画
像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定の
ドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るよ
うになっている。
【0014】上記原稿読取装置4によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率デ
ータとしてIPS(Image Processing
System)12に送られ、このIPS12では、
原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、
位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消
し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。ま
た、IPS12は、パーソナルコンピュータ等から送ら
れてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行な
うようになっている。
【0015】そして、上記の如くIPS12で所定の画
像処理が施された画像データは、同じくIPS12によ
って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材
階調データに変換され、次に述べるように、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13K
のROS(Raster Output Scanne
r)14に送られ、この画像露光装置としてのROS1
4では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じてレ
ーザ光LBによる画像露光が行われる。
【0016】ところで、上記タンデム型のデジタルカラ
ープリンター及び複写機本体1の内部には、図1及び図
2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔
をおいて並列的に配置されている。
【0017】これらの4つの画像形成ユニット13Y、
13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、所定の速度で回転駆動される像担持体と
しての感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表
面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール16と、当
該感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を
露光して静電潜像を形成する画像露光装置としてのRO
S14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を
所定の色のトナーで現像する現像装置17と、感光体ド
ラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とから
構成されている。
【0018】上記ROS14は、図1及び図2に示すよ
うに、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの
半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて
変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−
Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じ
て出射するように構成されている。なお、上記ROS1
4は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿
論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB
−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf
−θレンズを介して回転多面鏡19に照射され、この回
転多面鏡19によって偏向走査される。上記回転多面鏡
19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−
M、LB−C、LB−Kは、図示しない複数枚の反射ミ
ラーを介して感光体ドラム15上に、斜め下方から走査
露光される。
【0019】上記ROS14は、図1及び図2に示すよ
うに、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光す
るものであるため、このROS14には、上方に位置す
る4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、1
3Kの現像装置17などからトナー等が落下して、汚損
される虞れを有している。そのため、ROS14は、そ
の周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されてい
るとともに、当該フレーム20の上部には、4本のレー
ザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画
像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光
体ドラム15上に露光するため、シールド部材としての
透明なガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、
21Kが設けられている。そして、これらのガラス製の
ウインドウ21Y、21M、21C、21Kは、画像露
光装置としてのROS14のレーザ光LBに沿った光路
上において、最も上方に位置する部材となっている。
【0020】上記IPS12からは、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像
形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通し
て設けられたROS14に、各色の画像データが順次出
力され、このROS14から画像データに応じて出射さ
れたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−K
は、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、
静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成
された静電潜像は、現像装置17Y、17M、17C、
17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像とし
て現像される。
【0021】上記各画像形成ユニット13Y、13M、
13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成され
たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置され
た中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26によっ
て多重に転写される。この中間転写ベルト25は、ドラ
イブロール27と、バックアップロール28との間に一
定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性
に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるド
ライブロール27により、矢印方向に所定の速度で循環
駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25
としては、例えば、可撓性を有するPET等の合成樹脂
フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹
脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続すること
により、無端ベルト状に形成したものが用いられる。
【0022】上記中間転写ベルト25上に多重に転写さ
れたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール28
に圧接する二次転写ロール29によって、圧接力及び静
電気力で転写用紙30上に二次転写され、これらの各色
のトナー像が転写された転写用紙30は、上方に位置す
る定着器31へと搬送される。上記二次転写ロール29
は、バックアップロール28の側方に圧接しており、下
方から上方に搬送される転写用紙30上に、各色のトナ
ー像を二次転写するようになっている。そして、上記各
色のトナー像が転写された転写用紙30は、定着器31
によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール
32によって本体1の上部に設けられた排出トレイ33
上に排出される。
【0023】上記転写用紙30は、図1及び図2に示す
ように、給紙カセット34から所定のサイズのものが、
給紙ローラ35及び用紙分離搬送用のローラ対36によ
り用紙搬送路37を介して、レジストロール38まで一
旦搬送され、停止される。上記給紙カセット34から供
給された転写用紙30は、所定のタイミングで回転する
レジストロール38によって中間転写ベルト35の二次
転写位置へ送出される。
【0024】なお、上記デジタルカラープリンター及び
複写機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合
には、片面に画像が定着された転写用紙30を、排出ロ
ール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せず
に、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替
え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニ
ット40へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニッ
ト40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しな
い搬送用のローラ対により、転写用紙30の表裏が反転
された状態で、再度レジストロール38へと搬送され、
今度は、当該転写用紙30の裏面に画像が転写・定着さ
れた後、排出トレイ33上に排出される。
【0025】図1及び図2中、44Y、44M、44
C,44Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、黒(K)の各色の現像装置17に、所定の色
のトナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示し
ている。
【0026】図3は上記デジタルカラープリンター及び
複写機の各画像形成ユニットを示すものである。
【0027】上記イエロー色、マゼンタ色、シアン色及
び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13
C、13Kは、図1及び図2に示すように、すべてが同
様に構成されており、これらの4つの画像形成ユニット
13Y、13M、13C、13Kでは、上述したよう
に、それぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒
色のトナー像が所定のタイミングで順次形成されるよう
に構成されている。上記各色の画像形成ユニット13
Y、13M,13C、13Kは、上述したように、感光
体ドラム15を備えており、これらの感光体ドラム15
の表面は、一次帯電用の帯電ロール16によって一様に
帯電される。その後、上記感光体ドラム15の表面は、
ROS14から画像データに応じて出射される画像形成
用のレーザ光LBが走査露光されて、各色に対応した静
電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に走査露
光されるレーザ光LBは、当該感光体ドラム15の直下
よりやや右側寄りの斜め下方から、所定の傾斜角度αで
露光されるように設定されている。上記感光体ドラム1
5上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット13
Y、13M、13C、13Kの現像装置17の現像ロー
ル17aによってそれぞれイエロー色、マゼンタ色、シ
アン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナ
ー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール
26の帯電によって中間転写ベルト25上に順次多重に
転写される。
【0028】なお、トナー像の転写工程が終了した後の
感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によ
って残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プ
ロセスに備える。上記クリーニング装置18は、クリー
ニングブレード42を備えており、このクリーニングブ
レード42によって、感光体ドラム15上の残留トナー
や紙粉等を除去するようになっている。また、トナー像
の転写工程が終了した後の中間転写ベルト25の表面
は、図1及び図2に示すように、クリーニング装置43
によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形
成プロセスに備える。上記クリーニング装置43は、ク
リーニングブラシ43a及びクリーニングブレード43
bを備えており、これらのクリーニングブラシ43a及
びブレード42によって、中間転写ベルト25上の残留
トナーや紙粉等を除去するようになっている。
【0029】図4及び図5は上記各画像形成ユニット1
3Y、13M,13C、13Kに使用される現像装置1
7を示すものである。
【0030】この現像装置17は、図4及び図5に示す
ように、対応する画像形成ユニット13Y、13M,1
3C、13Kの色のトナーとキャリアとからなる二成分
系の現像剤46を有する現像装置にて形成されており、
その構造は、現像装置ハウジング47の感光体ドラム1
5側に配設される現像剤担持体としての現像ロール48
と、現像剤搬送部材としての第一オーガ(第一現像剤搬
送部材)50、第二オーガ(第二現像剤搬送部材)51
と、現像ロール48により搬送される現像剤46を層厚
規制するトリマーバー52とを備えている。また、第一
及び第二オーガ50、51は、現像剤搬送領域Bとして
の第一現像剤搬送路(第一現像剤搬送領域)60、第二
現像剤搬送路(第二現像剤搬送領域)61内に配置され
ており、これら第一現像剤搬送路60と第二現像剤搬送
路61とは、仕切り板53によって互いに仕切られてい
とともに、その端部における通路53A、Bにおいて繋が
っている。
【0031】なお、上記現像ロール48は、例えば、ア
ルミニウムやステンレス鋼等の非磁性導電性部材からな
る図示しない現像スリーブと、その内部に固定状態に配
置された図示しないマグネットロールとから構成されて
いる。
【0032】また、上記現像装置17の内部には、当該
現像装置17とは別体に構成されたトナーカートリッジ
44から、トナー補給用のモータを回転駆動することに
より、図示しない補給用のオーガによって、所定の色の
トナー中にキャリアを混合した現像剤(新たなトナー)
がトナー供給領域A内の一部に形成される開口部54に
供給されるようになっている。このトナー供給領域A内
には、開口部54から供給される現像剤を第二現像剤搬
送路61内に搬送する供給オーガー55が配置されてい
る。
【0033】この現像装置17の内部に供給されたトナ
ーを多く含む現像剤は、供給オーガ55、第二オーガ5
1によって、当該現像装置17の長手方向に沿って搬送
されつつ現像剤46と攪拌混合され、仕切り板53の端
部に設けられた通路53Bを通して、第一オーガ50に
受け渡される。この第一オーガ50に受け渡された現像
剤46は、当該第一オーガ50の軸方向に沿って搬送さ
れつつ現像剤46と攪拌混合され、仕切り板53の他方
の端部に設けられた通路53Aを通して、一方の第二オ
ーガ51に再度供給される。このように、上記現像装置
17の内部に供給された現像剤は、現像装置17内の現
像剤46と共に、第一及び第二オーガ50、51によっ
て搬送され攪拌混合されるとともに、キャリアによって
所定の極性の帯電量に摩擦帯電され、現像ロール48へ
と搬送され、感光体ドラム15上の静電潜像の現像に使
用される。
【0034】なお、上記現像装置17では、第一オーガ
50の軸方向の端部に設けられた排出口62から、劣化
した現像剤46の一部を所定のタイミングで排出するこ
とにより、現像剤の寿命を延ばすことが可能な、所謂ト
リクル現像方式を採用している。しかし、この発明は、
トリクル現像方式を採用した現像装置に限定されるもの
ではなく、通常の現像方式を採用した現像装置にも適用
できることは勿論である。
【0035】◎実施例 ところで、このような現像装置17においてトナーカー
トリッジ44から供給された現像剤46のソフトブロッ
キングを防止するために、次のような構成を採用してい
る。以下、かかる構成を本発明の実施例として説明す
る。
【0036】図6は、図5に示した現像装置17の供給
オーガ55及び第二オーガ51の構成を示す斜視図であ
る。同図に示すように、この供給オーガ55と第二オー
ガ51とはそれらの回転軸を同一とており、さらにそれ
らの境界部分には撹拌部材としての撹拌はね群100を
備えている。この撹拌はね群100は、供給オーガ55
及び第二オーガ51が現像装置17に配置された状態
で、トナー供給領域Aと第二現像剤搬送経路61との境
界領域であり、かつ、通路53Aの近傍、すなわち第一
現像剤搬送経路60から現像剤46が搬送される領域に
設けられる。
【0037】図7は、図6の点線Kで示す範囲を拡大し
たものである。この撹拌はね群100は、回転軸の長手
方向に二段に渡って構成されており、一段目の撹拌はね
群101a〜cは回転軸の回転方向の90度ごとに設け
られる3枚のはねであり、二段目のはね群102a〜c
は同じく回転軸の回転方向の90度ごとに設けられる3
枚のはねであり、回転軸の長手方向から眺めると図8
(a)に示すように、一段目のはねと二段目のはねとが
重なるように設けられている。そして、これらの各はね
は、供給オーガ55や第二オーガ51のスパイラル面に
対して略直角の角度となるように構成されている。
【0038】また、この撹拌はね群100は供給オーガ
55や第二オーガ51と一体的に成型されており、その
材質はこれらのオーガと同様に樹脂で構成される。撹拌
はね群100の高さは、それぞれ供給オーガ55や第二
オーガ51のらせん形状部分の高さと略同様に構成され
る。なお、この実施例では、供給オーガ55の軸径は6
mm、そのらせん形状部分の外径は14mmであり、第
二オーガ51の軸径は8mm、そのらせん形状部分の外
形は17mmである。
【0039】そして、これら供給オーガ55、第二オー
ガ51、撹拌はね群100が回転することにより、現像
剤46はそれぞれ図6の矢印V1〜V3に示すように搬送
される。矢印V1は、供給オーガ55による現像剤46
の搬送の速度(速さ及びその方向)を示している。同様
に、矢印V3は、撹拌はね群100による現像剤46の
搬送の速度(速さ及びその方向)を、矢印V2は、第二
オーガ51による現像剤46の搬送の速度(速さ及びそ
の方向)をそれぞれ示している。これらの矢印から明ら
かなように、撹拌はね群100による現像剤46の搬送
方向は、供給オーガ55や第二オーガ51による現像剤
46の搬送方向とは逆向きであり、供給オーガ55、第
二オーガ51、撹拌はね群100による現像剤46の搬
送の速さ|V1|、|V2|、|V3|の大きさの関係
は、|V3|<|V1|<|V2|である。
【0040】現像装置17をこのように構成することに
より、トナーカートリッジ44から開口部54を介して
供給された現像剤46にソフトブロッキング現象が生じ
ていても、撹拌はね群100により撹拌、粉砕され、ソ
フトブロッキングを解消することができる。特に、供
給オーガ55と第二オーガ51とを同軸に構成している
ため新たな現像剤46が第二現像剤搬送路61に対して
軸方向から供給され、(例えば上方から供給される場合
に比べて)現像剤46の混合がより効果的に行われる。
また、撹拌はね群100がトナー供給領域Aと第二現
像剤搬送路61との境界領域に設けられているため現像
剤46の混合及びソフトブロッキングの解消がより効果
的に行われる。また、撹拌はね群100が通路53A
の近傍、すなわち第一現像剤搬送経路60から第二現像
剤搬送路61へ現像剤46が搬送される領域に設けられ
るため現像剤46の混合及びソフトブロッキングの解消
がより効果的に行われる。さらに、撹拌はね群100
による現像剤46の搬送方向は、供給オーガ55や第二
オーガ51による現像剤46の搬送方向とは逆向きであ
るため現像剤46の混合及びソフトブロッキングの解消
がより効果的に行われる。
【0041】なお、撹拌部材の具体的な構成としては、
この実施例の構成に限られるものではない。例えば、実
施例では撹拌部材の形状ははね状のものであったが、例
えば棒状のものを採用することもできる。実施例では回
転軸の長手方向に複数段(二段)にわたって撹拌部材を
設けたが、一段だけでもよい。実施例では、各段のはね
は3枚であったが、それより多くてもよいし、それより
少なくてもよい。実施例では各段の3枚のはねを回転軸
の回転方向に90度ずつずらして構成したが、
【0042】図8(b)に示すような等間隔となるよう
に、すなわち120度ずつずらして構成してもよい。実
施例では、一段目のはねと二段目のはねとは同様の構成
を採用したが、複数段目においてそれぞれ異なる構成を
採用することもできる。例えば、図8(c)に示すよう
に、一段目のはねが回転軸の回転方向に0度、120
度、240度の位置に設けられる場合には、二段目のは
ねはそれぞれ60度、180度、300度の位置に設け
られるように構成することもできる。その他にも、n段
目とn+1段目のはねの形状やはねの大きさをそれぞれ
異なるものとすることもできる(nは自然数)。さらに
n段目のはねのなかで、各はねの形状やはねの大きさを
それぞれ異なるものとすることもできる。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、より確実に供給トナーのソフトブロッキングを解
消することができる現像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施態様に係る現像装置を適用した画
像形成装置(フルカラープリンタ)の断面概略図であ
る。
【図2】図2は、実施態様に係る現像装置を適用した画
像形成装置(フルカラー複写機)の断面概略図である。
【図3】図3は、図1、図2に示した画像形成装置の画
像形成ユニットの断面概略図である。
【図4】図4は、実施態様に係る現像装置の断面概略図
である。
【図5】図5は、実施態様に係る現像装置の斜視図であ
る。
【図6】図6は、図5に示した現像装置の供給オーガ及
び第二オーガの斜視図である。
【図7】図7は、図6の一部を拡大した図である。
【図8】図8は、撹拌はね群の態様を説明するものであ
る。
【符号の説明】
17…現像装置、48…現像ロール、50…第一オーガ
(第一現像剤搬送部材)、51…第二オーガ(第二現像
剤搬送部材)、55…供給オーガ(トナー供給部材)、
60…第一現像剤搬送路(第一現像剤搬送領域)、61
…第二現像剤搬送路(第二現像剤搬送領域)、A…トナ
ー供給領域、B…現像剤搬送領域、100…撹拌はね群
(撹拌部材)、101a〜c…一段目の撹拌はね群、1
02a〜c…二段目の撹拌はね群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 兼能 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2H077 AB02 AC02 AC12 AD06 AD13 AE06 BA08 EA03 FA13 FA26 GA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に現像剤が充填されるとともに回転
    する現像剤搬送部材が設けられる現像剤搬送領域と、内
    部に回転するトナー供給部材が設けられ当該搬送領域に
    新たなトナーを供給するトナー供給領域とを備える現像
    装置において、 当該現像剤搬送部材の回転軸とトナー供給部材の回転軸
    とが同一軸上に設けられるとともに、 当該同一軸上に周囲の現像剤又はトナーを撹拌する撹拌
    部材を設けることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記撹拌部材は、前記現像剤搬送領域と
    トナー供給領域との境界領域に設けられる請求項1に記
    載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記撹拌部材は、前記現像剤搬送部材に
    よる現像剤の搬送方向又は前記トナー供給部材によるト
    ナーの搬送方向と逆方向に周囲の現像剤又はトナーを搬
    送する請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記撹拌部材は、前記同一軸上の軸方向
    に複数設けられる請求項1〜3のいずれかに記載の現像
    装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤搬送領域は、現像ロールに対
    峙する第一現像剤搬送部材が設けられる第一現像剤搬送
    領域と、現像ロールに対して当該第一現像剤搬送部材よ
    りも離れて第二現像剤搬送部材が設けられる第二現像剤
    搬送領域とを備え、これら第一及び第二現像剤搬送領域
    内で現像剤が循環されるとともに、 前記撹拌部材は、当該第二現像剤搬送部材と同一軸上で
    あり、かつ第一現像剤搬送領域から第二現像剤搬送領域
    へと現像剤が搬送される領域に設けられる請求項1〜4
    のいずれかに記載の現像装置。
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