JP2000035737A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000035737A
JP2000035737A JP21966598A JP21966598A JP2000035737A JP 2000035737 A JP2000035737 A JP 2000035737A JP 21966598 A JP21966598 A JP 21966598A JP 21966598 A JP21966598 A JP 21966598A JP 2000035737 A JP2000035737 A JP 2000035737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
image forming
color
forming apparatus
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21966598A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Kurotori
恒夫 黒鳥
Takeo Tsukamoto
武雄 塚本
Makoto Kobu
真 小夫
Yuusuke Takeda
有介 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP21966598A priority Critical patent/JP2000035737A/ja
Publication of JP2000035737A publication Critical patent/JP2000035737A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像形成プロセスにより複数の色の現
像剤が混色した回収現像剤を再利用することができる画
像形成装置を提供すること。 【解決手段】 クリーニングブレード11、12、1
3、14、15により各感光体上から除去されて混色し
た残留現像液を、回収現像液として現像液回収管44を
通しー箇所に集めて回収して、あえて積極的に混色させ
ることにより、この混色した回収現像剤をー箇所に回収
された後、上記現像液調整装置46によってカラー画像
形成プロセスで用いられる現像剤とは異なった色の再生
現像剤65としてリサイクル現像器Kに供給して再利用
する。これにより、該再生現像液を、例えば、使用済み
の封筒の裏面をメモ用紙として再利用するように、内部
的あるいは個人的な連絡メモや書類などをコピーする際
の現像剤として充分に活用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
カラー画像形成プロセスにより、異なった色の現像剤が
個別に収容された複数の現像器で、潜像担持体上に形成
された複数の異なった色の潜像を個々に顕像化してカラ
ー画像を形成する画像形成装置に関するものである。
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、カ
ラー画像形成プロセスによりカラー画像を形成する画像
形成ユニットとして、潜像担持体としての感光体上に複
数の色に対応した潜像を個別に形成することが可能な潜
像形成手段と、該感光体上の各潜像を個々に顕像化する
ための複数の色の現像剤が個別に収容された複数の現像
器と、該現像器により顕像化された各色潜像上の顕像体
(以下、これを「トナー像」という)を被転写材として
の記録紙に転写する転写手段と、該記録紙へのトナー像
転写後の感光体上に残留した現像剤(以下、これを「残
留現像剤、又は残留トナー」という)を該感光体上から
除去するクリーニング手段とを備えたものが知られてい
る。
【0002】また、単色の現像剤を用いて単色画像(通
常はモノクロ画像)を形成するー般的な複写機などの画
像形成装置では、記録紙にトナー像が転写された後の感
光体上に残留した残留トナーを、クリーニング手段とし
てのクリーニングローラやクりーニングブレードで感光
体上から除去してクリーニングュニツト内に回収し、こ
の回収した残留トナーをトナー回収手段としてのオーガ
やパイプなどを通して現像器に戻して、該残留トナーを
現像器内で混合再分散させることにより再利用すること
が可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記カラー
画像形成プロセスによりカラー画像を形成する画像形成
装置では、該クリーニングユニツトこより感光体上から
回収された残留現像剤が、複数の色の現像剤が混ざり合
って混色された状態になっているため、この現像剤(以
下、「回収現像剤」ともいう)が再利用されることがな
かった。
【0004】なお、上記現像剤としてトナーと現像剤溶
媒とからなる液体現像剤を使用する液式カラー画像形成
装置の中には、上記回収現像剤を現像剤分離装置により
トナーと現像剤溶媒とに分離して再利用するものがあ
る。しかし、この種の液式カラー画像形成装置において
も、該現像剤分離装置により分離された現像剤溶媒は現
像器に戻されて再利用されているが、トナーは上述と同
様に複数の色のトナーが混色した状態になるため、現状
では凝固剤などを使用して固化処理を施した後、廃棄処
分されている。
【0005】このように回収現像剤をそのまま廃棄処分
することは、現像剤の消費を早めることになるため、現
像剤補給などのメンテナンスサイクルが短くなったり、
記録紙1枚当たりのコピー単価が高くなるなど、ユーザ
ーの負担増加を招くばかりでなく、環境保護や資源利用
などの観点からも好ましいこととはいえない。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、カラー画像形成プロ
セスにより複数の色の現像剤が混色した回収現像剤を再
利用することができる画像形成装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、潜像担持体上に複数の色に対応
した潜像を個別に形成することが可能な潜像形成手段
と、該潜像担持体上の各潜像を個々に顕像化するための
複数の色の現像剤が個別に収容される複数の現像器と、
該現像器により頭像化された各色潜像上の頭像体を被転
写材に転写する転写手段と、該被転写材への現像剤転写
後の該潜像担持体上に残留した残留現像剤を該潜像担侍
体上から除去するクリーニング手段とを備え、カラー画
像形成プロセスによりカラー画像を形成する画像形成装
置において、上記クリーニング手段により潜像担持体上
から除去された残留現像剤をー箇所に回収し、該残留現
像剤を上記カラー画像形成プロセスで用いられる現像剤
とは異なった色の再生現像剤として現像器に供給する現
像剤回収供給手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】この画像形成装置においては、クリーニン
グ手段により潜像担持体上から除去された残留現像剤
(回収現像剤)が、一箇所に回収された後上記現像剤回
収供給手段によってカラー画像形成プロセスで用いられ
る現像剤とは異なった色の再生現像剤として現像器に供
給される。前記の回収現像剤は、前述したように複数の
色の現像剤が混色された状態となっているため、該回収
現像剤をそのままカラー画像形成プロセスにおける純正
な現像剤として使用したり、正式な書類等をコピーする
際の現像剤として再利用することは難しい。そこで、こ
の画像形成装置では、該回収現像剤をー箇所にまとめて
回収し、各色の現像剤をあえて積極的に混色させること
により、この混色した回収現像剤を新たな色の再生現像
剤として再利用することが可能となる。これにより、該
再生現像剤を、例えば、使用済みの封筒の裏面をメモ用
紙として再利用するように、内部的あるいは個人的な連
絡メモや書類などをコピーする際の現像剤として充分に
活用することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記現像剤回収供給手段により再生現像剤
が供給される現像器は、上記カラー画像形成プロセスに
関与しない独立した現像器であることを特徴とするもの
である。
【0010】この画像形成装置においては、上記現像剤
回収供給手段の再生現像剤の供給先となる現像器が、カ
ラー画像形成プロセスに関与しない独立した現像器(以
下、これを「リサイクル現像器」という)であるので、
該再生現像剤を再利用したことによる該カラー画像形成
プロセスにより形成されるカラー画像の画像品質低下等
の悪影響が回避される。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記カラー画像形成プロセスに関与しない
独立した現像器、及び、該カラー画像形成プロセスで用
いられる現像器の何れかー方の現像器の画像形成動作時
に、他方の現像器が非画像形成状態におかれることを特
徴とするものである。
【0012】この画像形成装置においては、上記リサイ
クル現像器の画像形成動作時に、少なくとも該カラー画
像形成プロセスで用いられる現像器(以下、これを「カ
ラー現像器」という)が非画像形成状態、すなわち、該
カラー現像器の画像形成動作が停止した状態、または、
該カラー現像器や転写手段としての転写ローラが感光体
から離隔した状態におかれる。これにより、該リサイク
ル現像器で使用されている再生現像剤の該プロセス現像
器内への混入が防止される。
【0013】請求項4の発明は、請求項1、2、または
3の画像形成装置において、上記現像剤回収供給手段に
より回収された再生現像剤の現像剤特性を検知する現像
剤特性検知手段と、該現像剤特性検知手段の検知結果に
基づいて該再生現像剤の現像剤特性を調整する現像剤特
性調整手段とを備えていることを特徴とするものであ
る。
【0014】この画像形成装置においては、上記現像剤
特性検知手段により再生現像剤の現像剤特性が検知さ
れ、且つ、該現像剤特性検知手段の検知結果に基づい
て、上記現像剤特性調整手段によって、該再生現像剤の
現像剤特性が調整される。これにより、例えば、再生現
像剤として再利用される液体現像剤の粘度や濃度などの
現像剤特性が最適な状態に再生される。
【0015】請求項5の発明は、請求項1、2、または
3の画像形成装置において、上記現像剤回収供給手段
は、上記クリーニング手段により潜像担持体上から除去
された残留現像剤を各色毎の残留現像剤に分別して回収
する分別回収手段と、該分別回収手段により分別回収さ
れた各色毎の現像剤をー箇所に所定量ずつ供給する現像
剤定量供給手段とを備えていることを特徴とするもので
ある。
【0016】この画像形成装置においては、クリーニン
グ手段により感光体上から除去された残留現像剤が、上
記分別回収手段により各色毎の残留現像剤に分別されて
回収されるとともに、該分別回収手段により分別回収さ
れた各色毎の現像剤が、上記現像剤定量供給手段により
ー箇所に所定量ずつ供給される。これにより、各色の残
留現像剤の混合比の調整が可能となるので、再生現像剤
の色合いや特性などを純正な現像剤に近い状態に調整す
ることが可能となる。
【0017】請求項6の発明は、請求項1、2、3、
4、または5の画像形成装置において、上記現像剤回収
供給手段によりー箇所に回収された現像剤に、上記再生
現像剤が供給される現像器の純正な現像剤の色に最も近
づけることができる着色現像剤を補給する着色現像剤補
給手段を備えていることを特徴とするものである。
【0018】この画像形成装置においては、上記現像剤
回収供給手段によりー箇所に回収された回収現像剤中
に、上記再生現像剤が供給される現像器において使用さ
れる純正な現像剤の色に最も近づけることができる着色
現像剤が、上記着色現像剤補給手段により補給される。
これにより、該回収現像剤の色合いや特性などを純正な
現像剤により近い状態に再生することが可能となる。
【0019】請求項7の発明は、請求項1、4、5、ま
たは6の画像形成装置において、上記再生現像剤が供給
される現像器は、カラー画像形成プロセスで黒色画像を
形成するための黒色画像形成ユニットこ搭載される現像
器であるものである。
【0020】この画像形成装置においては、上記再生現
像剤が供給されるリサイクル現像器が、カラー画像形成
プロセスで黒色画像を形成するための黒色画像形成ユニ
ットに搭載されているので、該再生現像剤を再利用する
ためだけの画像形成ユニットを新たに設置する必要がな
く、既存の画像形成ユニットの機構や動作制御プログラ
ムをそのまま利用することが可能となる。
【0021】請求項8の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、または7の画像形成装置において、上記現
像器は、液体現像剤を用いる液体現像方式の現像器であ
ることを特徴とするものである。
【0022】この画像形成装置においては、現像器とし
て液体現像方式の現像器が使用されているので、感光体
上から回収した現像剤の粒径分布の特性に変化がない。
これにより、回収現像剤を再生現像剤として再利用した
際の画像の解像力や切れ(シヤープネス)、地汚れなど
の画像品質の低下が解消される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る湿式カラー画像形成装置(以下、画像形成装置とい
う)に適用したー実施形態について説明する。まず、図
1を用いて装置全体の概略について説明する。この装置
には、電子写真方式によるカラー画像形成プロセスでカ
ラー画像を形成するための画像形成ユニツトA、B、
C、D、Eが設けられている。各画像形成ユニットま、
後述するような感光体、転写ローラ、露光装置、帯電ロ
ーラ、現像ユニット、クリーニング装置、除電ランプ、
などをそれぞれ備えている。各画像形成ユニツトA、
B、C、D、Eは、その感光体1、2、3、4、5上
に、それぞれ印字色の異なる画像を形成するように構成
されている。ここでは、感光体1はイエロー(Y)用、
感光体2はマゼンタ(M)用、感光体3はシアン(C)
用、感光体4はブラック(Bk)用、感光体5は再生現
像剤(K)用である。これらの感光体は、例えば、アモ
ルファスシリコン、セレン等の高硬度の材料によって表
面が被覆されている。また、各感光体は、それぞれの周
面のー部が、各画像形成ユニットA、B、C、D、Eの
篤体の開口部から露出し、且つ、それぞれの露出部が、
ほぼ鉛直方向の同一平面に対して、下方から感光体1、
2、3、4、5の順に位置するようにそれぞれ回転自在
に配置されている。
【0024】一方、各画像形成ユニットA、B、C、
D、Eの側方には、各感光体の露出部の周面に接触する
ように、駆動ローラ6aと従動ローラ6bとによって回
転自在に張架された転写ベルト7が配設されている。こ
の転写ベルト7は、例えば、ポリエチレンテレフタレー
トなどの誘電体により形成され、転写手段としての転写
ローラ8によって分極されて転写材としての転写紙を静
電作用により吸引するエンドレスのベルトで構成されて
いる。前記転写ローラ8は各感光体に1つずつ対応する
ように設けられ、それぞれ転写ベルト7を挟んで感光体
に対向配置されている。
【0025】また、各感光体の右側には、図示を省略し
た露光装置が設けられている。この露光装置としては、
例えば、スキャナなどによって色分解された画像情報に
対応する光信号を半導体レーザから出射させ、回転駆動
されるポリゴンミラーにより該レーザ光を走査し、該レ
ーザ光の走査光路中に配設された収束用及びポリゴンミ
ラーの面倒れ補正用のレンズやしーザ光を偏向するミラ
ーなどを通して、感光体上に色分解された画像情報に対
応する光信号9を書き込むものを用いることができる。
更に、各感光体のそれぞれの外周には、光信号9の書き
込みに先立って感光体表面をー様に帯電させるための転
写ローラ10、各感光体上から残留トナーを除去するた
めのクリーニングブレード11,12,13,14,1
5、該転写ローラ10による帯電に先立って感光体表面
の残留電荷を除電するための除電ランプ16、及び、現
像手段としての湿式の現像ユニットY,M,C,Bk,
K、などが配設されている。
【0026】更に、転写ベルト7の回転方向上流側(最
下位に位置する感光体1の下部側)には、給紙カセット
17に収納された転写材としての転写紙18をー枚ずつ
分離給送するための給紙ローラ19と、該給紙ローラ1
9により給送された転写紙18を、転写ベルト7の手前
でー旦待機させた後、感光体1上に形成された黄色画像
の先端と該転写紙18の先端とが、感光体1と転写ロー
ラ8とのニツプ部にほぼ同時に到達するタイミングで、
該感光体1の回転に同期させて該転写紙18を再給送さ
せるためのレジストローラ20とが設けられている。ま
た、前記従動ローラ6bの近傍には、洗浄液が供給され
る容器21が設けられており、この容器21には、転写
ベルト7に接触するフオームローラ22及びクリーニン
グブレード23が設けられている。更に、転写ベルト7
の回転方向下流側の駆動ローラ6aの上部には、互いに
圧接回転する定着ローラ24とプレスローラ25とを備
えた定着装置26が設けられている。また、該定着装置
26の転写紙搬送方向の下流側には、定着ローラ24と
プレスローラ25とのニツプを通過した転写紙18を排
紙トレイ27に排出するための互いに圧接回転するー対
の排紙ローラ28が設けられている。
【0027】上述の現像ユニットYには感光体1上に黄
色画像を形成するためのイエロー現像剤が、現像ユニツ
トMには感光体2上に赤色画像を形成するためのマゼン
タ現像剤が、また、現像ユニツトCには感光体3上に青
色画像を形成するためのシアン現像剤が、更に、現像ユ
ニツトBkには感光体4上に黒色画像を形成するための
ブラック現像剤が、それぞれ供給される。そして、現像
ユニツトKには、感光体上に後述する回収現像剤による
再生色画像を形成するための再生現像剤が供給される。
ここで、本実施形態に係る湿式カラー画像形成装置のカ
ラー画像形成プロセスにおいて使用されるイエロー現像
剤、マゼンタ現像剤、シアン現像剤、ブラック現像剤
は、トナーが液体キャリアとしての溶剤(キャリア液)
に分散されてなる液状の現像剤であるので、以下、これ
らの現像剤を、それぞれ「イエロー現像液、マゼンタ現
像液、シアン現像液、ブラック現像液」、又は、単に
「カラー現像液」あるいは「現像液」といい、上記再生
現像剤に限って「・・・現像剤」と呼称することとす
る。また、以後、該再生現像剤が供給される現像ユニッ
トKを「リサイクル現像器K」と呼称し、その他のカラ
ー画像形成プロセスに関わる現像ユニットを「カラー現
像器Y,M、C、Bk」と呼称することとする。
【0028】各カラー現像器Y,M,C,Bk、及び、
リサイクル現像器Kは、それぞれほぼ同様に構成されて
おり、図2に示すように、感光体表面に対向した上面が
閉口されたカラー現像液29の受け皿30と、この受け
皿30内に該感光体表面に接するように設けられた現像
ローラ31及びリバースローラ32と、該受け皿30内
に供給されるカラー現像液29を貯溜するための現像液
タンク33と、該受け皿30内にカラー現像液29を供
給するための現像液汲み上げポンプ34とを備えてい
る。また、各カラー現像器Y,M,.C,Bkには、キ
ャリア液タンク35(図1参照)内に貯留されたキャリ
ア液36が、キャリア液供給管37を通して、該現像液
タンク33内に供給するための給液ポンプ38、及び、
該給液ポンプ38によって供給されるキャリア液36の
供給量を調節するための給液バルブ39を介して、各カ
ラー現像器の現像液タンク33内に供給されるように構
成されている。更に、該キャリア液36には、補給トナ
ータンク40内に貯留された補給トナー41が、該キャ
リア液供給管37の適所に設けられた液濃度調整バルブ
42を介して適時補給されるようになっている。これに
よって、該カラー現像液29の現像液濃度が、常時、安
定した適正濃度に維持される。
【0029】このような構成において、各感光体1乃至
4には、周知のカラー画像形成プロセスによって、それ
ぞれ印字色が異なる画像が形成される。なお、各カラー
現像器及びリサイクル現像器は、それぞれ同様の原理に
基づいて画像形成が行われるので、ここでは、図1にお
いて最下位に位置する感光体1に対する画像形成プロセ
スについてのみ説明し、他の感光体2、3、4に対する
画像形成プロセスの説明を省略する。
【0030】まず、感光体1は回転中に転写ローラ10
からの電荷によりー様に帯電される。次いで、イエロー
(黄色)の印字色に色分解された画像情報に基づいて前
記露光装置が駆動され、これにより、この感光体1の帯
電部分に静電潜像としてのイエロー潜像が形成される。
このイエロー潜像はイエロー現像器Yのイエロー現像液
により現像されて黄色トナー像となる。
【0031】一方、給紙ローラ19により給紙カセット
17から引き出された転写紙18は、その先端がレジス
トローラ20のニツプ部に当接した状態で待機状態に維
持され、感光体1の回転に同期して回転するレジストロ
ーラ20と転写ベルト7により感光体1と対向する転写
位置に搬送され、該転写位置で感光体1上の黄色トナー
像が転写紙18に転写される。同様の原理により、次に
マゼンタの印字色に色分解された赤色トナー像が感光体
2に形成されて転写紙18に重ね転写され、次にシアン
の印字色に色分解された青色トナー像が感光体3に形成
されて転写紙18に重ね転写され、最後にブラックの印
字色に色分解された黒色トナー像が感光体4に形成され
転写紙18に重ね転写されてカラー画像が得られる。こ
のようにして各色画像が順次重ねて転写された転写紙1
8は、転写ベルト7から分離され、定着装置26の定着
ローラ24とプレスローラ25とにより搬送される過程
で転写画像が定着され、排紙ローラ28により排紙トレ
イ27上に排紙される。また、該転写後の感光体との接
触回転によって転写ベルト7に付着したカラー現像液は
フオームローラ22及びクリーニングブレード23によ
り除去されて容器21内に回収される。
【0032】更に、該転写後の各感光体1、2、3、
4、上に残留した各カラー現像液(以下、これを「残留
現像液」という)は、各クリーニングブレード11、1
2、13、14によって各感光体上から除去される。各
感光体上から除去された残留現像液は、現像液回収ポン
プ43により現像液回収管44を通してー箇所に集めら
れ、図3に示すように、現像液中のトナーを通過させる
ことのできる比較的目の粗いフィルタ45により該現像
液中に混入している紙粉等のごみが除去された後、回収
現像液として、まず、現像剤回収供給手段としての現像
液調整装置46の第1貯留槽47内に回収される。次い
で、第1貯留槽47に回収された回収現像液は、第1境
洋器48によりー様な濃度になるように境拝され、その
濃度が第1濃度センサ49によって検知される。
【0033】ここで、第1濃度センサ49によって回収
現像液の濃度が予め規定された適正値よりも低いと判断
された場合には、図4に示すように、第1バルブ50が
閉じられるとともに、第2バルブ51が開放されて、該
回収現像液が、給送ポンプ52により第3貯留槽54に
給送される。第3貯留槽54に給送された回収現像液
は、現像液中のトナーのみを静電吸着するー対の雷着ロ
ーラ55によって、トナー(厳密には高濃度な液状トナ
ー)と、該トナーの溶剤としてのキャリア液(厳密には
極めて低濃度な現像液)とに分離される。そして、トナ
ーから分離されたキャリア液は、スクレーパ56により
第4貯留槽57内に給送され、徴量のトナー粒子をトラ
ツプすることのできる極めて目の細かなフイルタ58に
より濾過されて、純正な溶剤に還元された後、正逆回転
可能なポンプ59の正回転により、前述のキャリア液タ
ンク36内に送られる。
【0034】一方、電着ローラ55に吸着された高濃度
なトナーは、ブレード60により電着ローラ55上から
掻き取られて、第2貯留槽53内に給送される。該第2
貯留槽53内に給送された高濃度トナーは、該ポンプ5
9の逆回転により該キャリア液タンク36から液補給管
63を通して第2貯留槽53内に補給されるキャリア液
36によって薄められ、第2攪拌器61によりー様な濃
度になるように攪拌されることによって、再生現像剤6
5として生成される。この第2貯留槽53内の再生現像
剤65はの濃度は、第2濃度センサ62の濃度検知結果
に基づいて、該キャリア液36の補給量を制御すること
によって、常時、適正な濃度を維持するように管理され
る。このようにして生成された再生現像剤65は、その
濃度が適正化された時点で第3バルブ64が開放される
ことにより、再生現像剤供給管66を通して、供給ポン
プ67によってリサイクル現像器K内に供給されて再利
用される。該第1及び第2濃度センサとしては、例え
ば、現像液の光透過率を検知する光透過型センサを用い
ることができる。
【0035】また、該第1濃度センサ49によって回収
現像液の濃度が予め規定された適正値よりも高いと判断
された場合には、図5に示すように、第1バルブ50が
開放されるとともに、第2バルブ51が閉じられて、該
回収現像液が、給送ポンプ52により第2貯留槽53に
給送される。第2貯留槽53に給送された回収現像液
は、前述の場合と同様に、該ポンプ59の逆回転により
該キャリア液タンク36から液補給管63を通して第2
貯留槽53内に補給されるキャリア液36によって薄め
られ、第2攪拌器61によりー様な濃度になるように攪
拌されることによって、再生現像剤65として生成され
る。この第2貯留槽53内の再生現像剤65はの濃度
は、第2濃度センサ62の濃度検知結果に基づいて、該
キャリア液36の補給量を制御することによって、常
時、適正な濃度を維持するように管理される。このよう
にして生成された再生現像剤65は、その濃度が適正化
された時点で第3バルブ64が開放されることにより、
再生現像剤供給管66を通して、供給ポンプ67によっ
てリサイクル現像器K内に供給されて再利用される。
【0036】ところで、前述したように、従来のカラー
画像形成装置における回収現像液は、前述したように複
数の色の現像液が混色された状態となっているため、こ
の回収現像液をそのままカラー画像形成プロセスにおけ
る純正な現像液として使用したり、正式な書類等をコピ
ーする際の現像液として再利用することは難しかった
が、本実施形態に係る画像形成装置においては、上述の
ように、クリーニングブレード11、12、13、1
4、15により各感光体上から除去されて混色した残留
現像液を、回収現像液として現像液回収管44を通しー
箇所に集めて回収して、あえて積極的に混色させること
により、この混色した回収現像剤をー箇所に回収された
後、上記現像液調整装置46によってカラー画像形成プ
ロセスで用いられる現像剤とは異なった色の再生現像剤
65としてリサイクル現像器Kに供給して再利用するこ
とが可能となる。これにより、該再生現像液を、例え
ば、使用済みの封筒の裏面をメモ用紙として再利用する
ように、内部的あるいは個人的な連絡メモや書類などを
コピーする際の現像剤として充分に活用することができ
る。また、上記現像液調整装置46により再生現像剤6
5が供給される現像ユニツトを、上記カラー画像形成プ
ロセスに関与しない独立したりサイクル現像器Kとする
ことにより、該再生現像剤65を再利用したことで、カ
ラー画像形成プロセスにより形成されるカラー画像の画
像品質が低下するようなこともない。
【0037】ここで、上記リサイクル現像器Kの画像形
成動作時、すなわち、再生現像剤65の使用時には、少
なくとも該カラー画像形成プロセスで用いられる各カラ
ー現像器を、非画像形成状態、例えば、各カラー現像器
の画像形成動作を停止させた状態、または、該カラー現
像器や転写手段としての転写ローラ8を感光体から離隔
した状態にすることが望ましい。つまり、このようにす
ることで、該リサイクル現像器Kで使用されている再生
現像剤65の該カラー現像器内への混入を防止できる。
【0038】更に、上述のように、各カラー現像器から
回収された回収現像液の濃度(粘度でもよい)などの現
像剤特性を、現像剤特性検知手段としての濃度センサ4
9、62で検知し、該濃度センサ49、62の検知結果
に基づいて、現像剤特性調整手段としての上記現像液調
整装置46により該回収現像剤の現像剤特性を調整する
ことで、再生現像剤65として再利用される液体現像剤
の粘度や濃度などの現像剤特性を最適な状態に生成する
ことができる。
【0039】ところで、カラー画像形成装置のー般的な
現像剤として用いられている、イエロー、マゼンタ、シ
アンの3色のカラー現像剤(または液)は、3原色であ
るので、周知のように、これらを適量ずつ混合すること
により、黒色の現像剤を生成することができる。しかし
ながら、実際のカラー画像形成装置のクリーニングブレ
ードこより各感光体から除去される残留現像剤は、感光
体上に形成される画像の配色や色合いによって、例え
ば、イエロー現像剤が他のカラー現像剤よりも極端に多
くなることがある。このため、各色の回収現像剤を単に
ー箇所にまとめて回収しただけでは、再生現像剤として
使用できなくなる場合も想定される。
【0040】そこで、例えば、図1に波線で示すよう
に、少なくとも感光体1、2、3上から除去された残留
現像液を、各バルブ71、72、73を介して、現像剤
回収管44に合流させるように構成するとともに、該バ
ルブ71、72、73の開放時間を制御することで、各
色毎の回収現像液を上記現像液調整装置46の第1貯留
槽47内に、所定量ずつ供給するように構成する。これ
により、クリーニングブレード11、12、13により
感光体1、2、3から除去された残留現像液を、各色毎
の残留現像液に分別して回収できるとともに、この分別
回収した各色毎の回収現像液を、該バルブ71、72、
73の開放時間の制御によって、上記現像液調整装置4
6の第1貯留槽47内に、所定量ずつ定量供給すること
ができる。従って、この画像形成装置においては、各色
の残留現像液の混合比の調整が可能となり、再生現像剤
65の色合いや特性などを、例えば、純正な黒色現像剤
(他の色でもよい)に近い状態に調整することが可能と
なる。
【0041】ここで、上記再生現像剤65をより純黒な
ブラック現像液に生成するには、上記のー箇所に回収さ
れた回収現像剤に、該再生現像剤が供給されるリサイク
ル現像器Kの純正な現像剤の色に最も近づけることがで
きる着色現像剤を補給することが好ましい。このような
着色現像剤の補給手段としては、例えば、図6に示すよ
うに、上記現像液調整装置46に、該着色現像剤として
のブラツクトナーを収容したブラツクトナータンク74
を設け、該ブラツクトナータンク74のバルブ75を開
閉して、該現像液調整装置46の第2貯留槽53内に、
該着色現像剤としてのブラックトナーを所定量ずつ供給
するように構成する。これにより、該第1貯留槽47内
に回収された回収現像剤の色合いや特性などを純正な現
像剤により近い状態に調整することが可能となる。
【0042】また、図6に示したブラツクトナータンク
74は、図7に示すように、カラー画像形成プロセスで
用いられるブラック現像ユニットBkにブラツクトナー
を補給するための補給トナータンクとして利用してもよ
い。
【0043】次に、図8に示す本発明の他の実施形に係
る湿式カラー画像形成装置について説明する。この画像
形成装置は、上記再生現像剤65が供給されるリサイク
ル現像器Kを、カラー画像形成プロセスで黒色画像を形
成するための黒色画像形成ユニットD内に、ブラック現
像器Bkと併設させて構成したものである。これによ
り、リサイクル画像形成のためだけの独立した画像形成
ユニツトEを設ける必要がなくなるので、装置の低コス
ト化及び小型化を図ることができる。なお、この画像形
成装置では、上記リサイクル現像器Kまたはブラック現
像器Bkのうちの何れかー方が作動している間は、他方
の現像器が作動を停止もしくは感光体4から離隔するよ
うに構成されている。また、この画像形成装置において
も、図7に示した画像形成装置と同様に、図9に示すよ
うに、図6に示したブラツクトナータンク74を、該ブ
ラック現像ユニットBkにブラツクトナーを補給するた
めの補給トナータンクとして利用するように構成しても
よい。
【0044】更に、本発明の他の実施形に係る湿式カラ
ー画像形成装置としては、図10に示すように、カラー
画像形成プロセスで黒色画像を形成するための黒色画像
形成ユニットDに搭載されている該ブラック現像ユニツ
トBkを、上記再生現像剤65が供給されるリサイクル
現像器Kとしてそまま使用するようにしてもよい。この
場合、該ブラック現像ユニットBkで、ブラック現像液
と再生現像剤65との両方を同時に使用してもよいが、
それらの何れかー方の現像剤のみを使用するようにする
ことも可能である。例えば、カラー画像形成プロセスで
黒色画像を形成するためにブラック現像液のみを使用す
る場合には、バルブ76を閉じて、上記現像液調整装置
46の第2貯留槽53からの再生現像剤65の供給を停
止させ、給液バルブ39を開いて給液ポンプ38により
キャリア液タンク36内のキャリア液36を該ブラック
現像ユニットBkに給送すると共に、現像液濃度に応じ
て液濃度調整バルブ42を制御して、補給トナータンク
40内のブラツクトナーを適時補給する。一方、再生現
像剤65のみを使用する場合には、給液バルブ39を閉
じて、キャリア液タンク36内のキャリア液36の再生
現像剤65への直接的な供給を止めると共に、バルブ5
0、51、64、76を開放(図3乃至図6参照)し
て、給液ポンプ38により上記現像液調整装置46の第
2貯留槽53から再生現像剤65を該ブラック現像ユニ
ットBkに給送するように構成される。この画像形成装
置では、該再生現像剤65を再利用するためだけの画像
形成ユニツト及び現像ユニツトを新たに設置する必要が
なく、既存の画像形成ユニット及び現像ユニットの機構
や動作制御プログラムをそのまま利用することが可能と
なる。
【0045】また、本実施形態に係るカラー画像形成装
置の現像器は、液体現像剤を用いる液体現像方式の現像
器であるので、感光体上から回収した現像剤の粒径分布
の特性に変化がない。これにより、回収現像剤を再生現
像剤として再利用した際の画像の解像力や切れ(シャー
プネス)、地汚れなどの画像品質の低下を解消できる。
更に、本実施形態に係る画像形成装置を電子写真方式の
湿式カラー画像形成装置とすることにより、残留現像剤
の回収及び再生をより容易に行えるようになる。
【0046】
【発明の効果】請求項1乃至8の発明によれば、クリー
ニング手段により潜像担持体上から除去した残留現像剤
(回収現像剤)を、一箇所に回収し、現像剤回収供給手
段によってカラー画像形成プロセスで用いられる現像剤
とは異なった色の再生現像剤として現像器に供給して活
用することができるので、該回収現像剤を廃棄処分する
必要がなく、現像剤の消費が少なくて済み、現像剤補給
などのメンテナンスサイクルを長くできるとともに、記
録紙1枚当たりのコピー単価も安くなるなど、ユーザー
の負担やランニングコストの低減を図れるエコノミーな
画像形成装置を提供でき、また、環境保護や資源の有効
利用のー助ともなるという優れた効果がある。
【0047】特に、請求項2の発明によれば、上記現像
剤回収供給手段の再生現像剤の供給先となる現像器を、
カラー画像形成プロセスに関与しない独立した現像器
(リサイクル現像器)としたので、該カラー画像形成プ
ロセスにより形成されるカラー画像に、該再生現像剤を
再利用したことによる画像品質低下等の悪影響を与える
ことがなく、経済的で且つ画質の安定したカラー画像を
得ることができるという優れた効果がある。
【0048】また、請求項3の発明によれば、上記カラ
ー画像形成プロセスに関与しない独立した現像器、及
び、該カラー画像形成プロセスで用いられる現像器の何
れか一方の現像器の画像形成動作時に、他方の現像器が
非画像形成状態におかれるので一方の現像器で使用され
ている現像剤の他方の現像器内への混入を防止できると
ともに、機能していない現像器が機械的負荷や電荷の影
響を受けることがないという優れた効果がある。
【0049】また、請求項4の発明によれば、現像剤特
性検知手段により上記再生現像剤の現像剤特性を検知
し、且つ、該現像剤特性検知手段の検知結果に基づい
て、現像剤特性調整手段によって、再生現像剤の現像剤
特性を調整できるので、例えば、再生現像剤として再利
用される液体現像剤の粘度や濃度などの現像剤特性を最
適な状態に再生でき、再生現像剤を使用した際の画像品
質を向上できるという優れた効果がある。
【0050】請求項5の発明によれば、クリーニング手
段により感光体上から除去した残留現像剤を、上記分別
回収手段により各色毎の残留現像剤に分別して回収する
とともに、該分別回収手段により分別回収した各色毎の
現像剤を、現像剤定量供給手段によりー箇所に所定量ず
つ供給するので、各色の残留現像剤の混合比を調整で
き、再生現像剤の色合いや特性などを純正な現像剤に近
い状態に調整することができる。例えば、3原色からな
るカラー現像剤を所定量ずつ混合させることにより、限
りなく純黒色に近い再生現像剤を生成することができる
という優れた効果がある。
【0051】請求項6の発明によれば、上記現像剤回収
供給手段によりー箇所に回収した回収現像剤中に、再生
現像剤が供給される現像器で使用される純正な現像剤の
色に最も近づけることができる着色現像剤を、着色現像
剤補給手段により補給することができるので、該回収現
像剤の色合いや特性などを純正な現像剤により近い状態
に再生することができる。例えば、3原色からなるカラ
ー現像剤を所定量ずつ混合させ、且つ、この混合された
現像剤中に、上記着色現像剤としてのプラツクトナーを
補給することにより、極めて純黒色に近い再生現像剤を
生成することができるという優れた効果がある。
【0052】請求項7の発明によれば、再生現像剤が供
給されるリサイクル現像器を、カラー画像形成プロセス
で黒色画像を形成するための黒色画像形成ユニットこ搭
載したので、該再生現像剤を再利用するためだけの画像
形成ユニツトを新たに設置する必要がなく、既存の画像
形成ユニットの機構や動作制御プログラムをそのまま利
用することができ、安価な画像形成装置を提供できると
いう優れた効果がある。
【0053】請求項8の発明によれば、現像器として液
体現像方式の現像器を使用しているので、感光体上から
回収した現像剤の粒径分布の特性に変化がなく、回収現
像剤を再生現像剤として再利用した際の画像の解像力や
切れ(シャープネス)、地汚れなどの画像品質の低下を
解消できる。また、使用される現像剤が液体であるの
で、その回収装置や供給装置を、既存の配管経路をポン
プやバルブを用いて変更するだけで構成でき、極めて経
済的な画像形成装置を提供できるという優れた効果があ
る。 (以下、余白)
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る湿式カラー画像形成装置の概略
構成図。
【図2】上記湿式カラー画像形成装置の1つの現像ユニ
ットの概略構成図。
【図3】上記湿式カラー画像形成装置の感光体上から回
収した回収現像液を再生現像剤として生成するための現
像液調整装置の概略構成図。
【図4】上記回収現像液が低濃度な場合の上記現像液調
整装置の動作態様を示す概略構成図。
【図5】上記回収現像液が高濃度な場合の上記現像液調
整装置の動作態様を示す概略構成図。
【図6】上記現像液調整装置の他の構成例を示す概略構
成図。
【図7】上記湿式カラー画像形成装置の他の構成例を示
す概略構成図。
【図8】他の実施形態に係る湿式カラー画像形成装置の
概略構成図。
【図9】該湿式カラー画像形成装置の他の構成例を示す
概略構成図。
【図10】該湿式カラー画像形成装置の更に他の構成例
を示す概略構成図。
【符号の説明】
1、2、3、4、5 感光体 7 転写ベルト 8 転写ローラ 10 帯電ローラ 11、12、13、14、15 クリーニングブレード A、B、C、D、E 画像形成ユニット Y イエロー現像ユニット M マゼンタ現像ユニット C シアン現像ユニット Bk ブラック現像ユニツト K リサイクル現像ユニツト 17 給紙カセット 18 転写紙 29 カラー現像液 35 キャリア液 36 キャリア液タンク 37 キャリア液供給管 38 給液ポンプ 39 給液バルブ 40 補給トナータンク 41 補給トナー 42 液濃度調整バルブ 43 現像液回収ポンプ 44 現像液回収管 46 現像液調整装置 65 再生現像剤 66 再生現像剤供給管 67 供給ポンプ 74 ブラツクトナータンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小夫 真 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 武田 有介 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H030 AD03 AD06 2H034 CA04 CA08 CB00 EA03 2H074 BB54 BB72

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体上に複数の色に対応した潜像を
    個別に形成することが可能な潜像形成手段と、該潜像担
    持体上の各潜像を個々に顕像化するための複数の色の現
    像剤が個別に収容される複数の現像器と、該現像器によ
    り顕像化された各色潜像上の顕像体を被転写材に転写す
    る転写手段と、該被転写材への現像剤転写後の該潜像担
    持体上に残留した残留現像剤を該潜像担持体上から除去
    するクリーニング手段とを備えたカラー画像形成プロセ
    スによりカラー画像を形成する画像形成装置において、 上記クリーニング手段により潜像担持体上から除去され
    た残留現像剤をー箇所に回収し、該残留現像剤を上記カ
    ラー画像形成プロセスで用いられる現像剤とは異なった
    色の再生現像剤として現像器に供給する現像剤回収供給
    手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記現像剤回収供給手段により再生現像剤が供給される
    現像器は、上記カラー画像形成プロセスに関与しない独
    立した現像器であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、 上記カラー画像形成プロセスに関与しない独立した現像
    器、及び、該カラー画像形成プロセスで用いられる現像
    器の何れかー方の現像器の画像形成動作時に、他方の現
    像器が非画像形成状態におかれることを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、または3の画像形成装置に
    おいて、 上記現像剤回収供給手段により回収された回収現像剤の
    現像剤特性を検知する現像剤特性検知手段と、該現像剤
    特性検知手段の検知結果に基づいて該回収現像剤の現像
    剤特性を調整する現像剤特性調整手段とを備えているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、または3の画像形成装置に
    おいて、 上記現像剤回収供給手段は、上記クリーニング手段によ
    り潜像担侍体上から除去された残留現像剤を各色毎の残
    留現像剤に分別して回収する分別回収手段と、該分別回
    収手段により分別回収された各色毎の現像剤をー箇所に
    所定量ずつ供給する現像剤定量供給手段とを備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4、または5の画像形
    成装置において、 上記現像剤回収供給手段によりー箇所に回収された現像
    剤に、上記再生現像剤が供給される現像器の純正な現像
    剤の色に最も近づけることができる着色現像剤を補給す
    る着色現像剤補給手段を備えていることを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1、4、5、または6の画像形成装
    置において、 上記再生現像剤が供給される現像器は、カラー画像形成
    プロセスで黒色画像を形成するための黒色画像形成ユニ
    ットこ搭載される現像器であることを特徴とする画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6、または7
    の画像形成装置において、 上記現像剤は、液体現像剤であることを特徴とする画像
    形成装置。
JP21966598A 1998-07-17 1998-07-17 画像形成装置 Withdrawn JP2000035737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21966598A JP2000035737A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21966598A JP2000035737A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000035737A true JP2000035737A (ja) 2000-02-02

Family

ID=16739071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21966598A Withdrawn JP2000035737A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000035737A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1315049A2 (en) 2001-11-21 2003-05-28 Xerox Corporation Hybrid electrophotographic apparatus for custom color printing
JP2006085076A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006106701A (ja) * 2004-09-09 2006-04-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2006243129A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2006251669A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2006251670A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2008020495A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Kyocera Mita Corp 湿式画像形成装置
JP2008020494A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Kyocera Mita Corp 湿式画像形成装置
JP2008134539A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kyocera Mita Corp 湿式画像形成装置
JP2008170510A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011083712A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Toshiba Corp 吸着材及びその製造方法
JP2011095421A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Kyocera Mita Corp 抽出装置及びこれが適用された画像形成装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1315049A2 (en) 2001-11-21 2003-05-28 Xerox Corporation Hybrid electrophotographic apparatus for custom color printing
EP1315049A3 (en) * 2001-11-21 2004-10-13 Xerox Corporation Hybrid electrophotographic apparatus for custom color printing
JP2006106701A (ja) * 2004-09-09 2006-04-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2006085076A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4589066B2 (ja) * 2004-09-17 2010-12-01 株式会社リコー 画像形成装置
JP2006243129A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2006251670A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2006251669A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2008020495A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Kyocera Mita Corp 湿式画像形成装置
JP2008020494A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Kyocera Mita Corp 湿式画像形成装置
JP2008134539A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kyocera Mita Corp 湿式画像形成装置
JP2008170510A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011083712A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Toshiba Corp 吸着材及びその製造方法
JP2011095421A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Kyocera Mita Corp 抽出装置及びこれが適用された画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4569327B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2000035703A (ja) 画像形成装置
JP2000035737A (ja) 画像形成装置
JP3441587B2 (ja) 画像形成装置
EP0549575B1 (en) Liquid developer systems for imaging on transparent and opaque substrates
JP2004302037A (ja) 画像形成装置
CN101458481B (zh) 显影单元、处理盒和成像设备
JP2002268397A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP2006251137A (ja) 画像形成装置
JP3616238B2 (ja) 画像形成装置
JP2007057790A (ja) 画像形成装置
US6032014A (en) Method of using an image forming apparatus
JP2004219510A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2003173118A (ja) 画像形成装置用のプロセスカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置
JP2005031404A (ja) 画像形成装置
JP3541568B2 (ja) 画像形成装置
JP2001175139A (ja) 画像形成装置
JP4062696B2 (ja) 画像形成装置
JP3536167B2 (ja) 画像形成装置
JP2016173542A (ja) 画像形成装置
JP2002258613A (ja) 画像形成装置
JP2000321934A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP4512335B2 (ja) 画像形成装置及びクリーニング方法
JPH11338262A (ja) 湿式画像形成装置
JP3376150B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051004